JP2848210B2 - 作業機の走行装置 - Google Patents

作業機の走行装置

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JP2848210B2
JP2848210B2 JP24863893A JP24863893A JP2848210B2 JP 2848210 B2 JP2848210 B2 JP 2848210B2 JP 24863893 A JP24863893 A JP 24863893A JP 24863893 A JP24863893 A JP 24863893A JP 2848210 B2 JP2848210 B2 JP 2848210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等の作業機
の走行装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知ではないが、先願の特願平4−2
48654号の明細書および図面には、機体フレームの
下方位置に設けた左右一対の走行フレームと、下端部は
前記走行フレームに軸着し中間部は前側支持軸により前
記機体フレームに軸支し上端部にはロッドの前端を軸着
した前側リンク機構と、下端部は前記走行フレームに軸
着し上部には前記ロッドの後端を軸着し上端部には基部
をアームを介して機体フレームに取付けたローリング用
シリンダを軸着した後側リンク機構と、該後側リンク機
構の中間部を軸支する後側支持軸と、該後側支持軸を支
持する左右リンク機構支持部材と、該左右リンク機構支
持部材を上下させるピッチング機構と、該ピッチング機
構のピッチングアームが不動状態のとき前記アームの回
動を規制する規制部材とからなり、前記左右リンク機構
支持部材の上部は前記ピッチングアームの中間部に軸着
し、前記規制部材は前記左右リンク機構支持部材の前端
と前記ローリング用シリンダの基部との間に設け、前記
ピッチングアームは機体フレームの中央部に後向きに伸
縮するように設けたピッチング用シリンダにより作動す
るようにした作業機の走行装置について記載され、提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術のもの
は、機体フレームと走行フレ−ムとの間に中間フレ−ム
が存在っしないので、軽量構造簡単、また、泥土の付着
がないので走行安定性を向上させるが、機体フレームの
中央部に後向きに伸縮するようにピッチング用シリンダ
を設けたので、脱穀装置の一番排出コンベアに干渉する
恐れがあり、後上げのストロークの範囲を広くできない
課題がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、ピッチング用シリンダのスト
ロークの確保および機構の簡素軽量化を図ったものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、機体フ
レーム1の下方位置に設けた左右一対の走行フレーム
5、5と、下端部は前記走行フレーム5、5に軸着し中
間部は前側支持軸13、13により前記機体フレーム1
に軸支し上端部にはロッド21、21の前端を軸着した
前側リンク機構11、11と、下端部は前記走行フレー
ム5、5に軸着し上部には前記ロッド21、21の後端
を軸着し上端部には基部をアーム24、24を介して機
体フレーム1に取付けたローリング用シリンダ22、2
2を軸着した後側リンク機構17、17と、該後側リン
ク機構17、17の中間部を軸支する後側支持軸19、
19と、該後側支持軸19、19を支持する左右リンク
機構支持部材31と、該左右リンク機構支持部材31を
上下させるピッチング機構26と、該ピッチング機構2
6のピッチングアーム29が不動状態のとき前記アーム
24、24の回動を規制する規制部材40、40とから
なり、前記左右リンク機構支持部材31の上部は前記ピ
ッチングアーム29のピッチング前側アーム30、30
の中間部に軸着し、前記規制部材40、40は前記ピッ
チング前側アーム30、30の前端と前記ローリング用
シリンダ22、22の基部との間に設け、前記ピッチン
グ前側アーム30、30は前向きに伸縮するピッチング
用シリンダ36により作動するようにした作業機の走行
装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例をコンバインの例にて図によ
り説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機
体フレーム1の下方位置に設けた走行装置であり、図示
は省略するが、前記機体フレーム1の上方位置には脱穀
装置を、前記走行装置2の前方位置には刈取部をそれぞ
れ設けている。前記機体フレーム1は、前後方向の縦フ
レーム3、3および縦フレーム3、3を連結する左右方
向の横フレーム4により構成される。機体フレーム1の
下方には、前記縦フレーム3、3と平行の前記走行装置
2の走行フレーム5、5を左右に所定間隔を有して設け
る。前記走行フレーム5、5の外側面には前後に所定間
隔を置いて転輪6、6を設け、該転輪6、6の外周には
クローラー7、7を掛け回す。8は駆動輪、9はアイド
ルローラーである。しかして、前記機体フレーム1と前
記走行フレーム5、5との間には、圃場の左右傾斜に対
して機体フレーム1を水平にするローリング装置及び前
後傾斜に対して機体フレーム1を水平状態にさせるピッ
チング装置を設けるが、従来のような中間フレームは省
略して構成している。前記走行フレーム5、5の前部に
は左右方向の前部横取付軸10、10を設ける。前記走
行フレーム5、5よりも内側に突き出した前部横取付軸
10、10には、前側リンク機構11、11の前側下部
アーム12、12の先部を軸着し、前側下部アーム1
2、12の基部は左右方向の前側支持軸13、13に固
定状態に取付ける。前側支持軸13、13は前記機体フ
レーム1側に設けた前側支持メタル14、14に回転の
み自在に軸着する。前側支持メタル14、14よりも内
側に突き出した前側支持軸13、13には、前側リンク
機構11、11の前側上部アーム15、15の基部を固
定状態に取付ける。したがって、前記前側リンク機構1
1、11は前記機体フレーム1に対してその中間部を前
側支持軸13、13により軸支される。
【0007】前記走行フレーム5、5の後部には、左右
方向の後部横取付軸16、16を設け、前記走行フレー
ム5、5より内側に突き出た後部横取付軸16、16に
は後側リンク機構17、17の後側下部アーム18、1
8の先部を軸着する。後側下部アーム18、18の基部
は左右方向の後側支持軸19、19に固定状態に取付け
る。後側支持軸19、19には後側リンク機構17、1
7の後側上部アーム20、20の基部を固定する。前記
後側上部アーム20、20の上部および前記前側上部ア
ーム15、15の先端部は、前記走行フレーム5、5と
並行なロッド21、21により連結し、後側上部アーム
20、20および前記前側上部アーム15、15が同時
に回動するようにする。後側上部アーム20、20に
は、ローリング用シリンダ22、22のロッド23、2
3の先端を軸着し、ローリング用シリンダ22、22の
基部はアーム24、24の先端に軸25、25により軸
着し、アーム24、24の基部は前記機体フレーム1の
横フレーム4に軸着する。
【0008】しかして、前記機体フレーム1の後部には
ピッチングリンク機構26を設ける。ピッチングリンク
機構26は、機体フレーム1の後側所定位置に左右一対
のピッチング支持メタル27、27を設け、該ピッチン
グ支持メタル27、27間には左右方向のピッチング横
軸28の両端を回転のみ自由に軸装する。前記ピッチン
グ横軸28には、ピッチングアーム29のピッチング前
側アーム30、30の基部を固定し、ピッチング前側ア
ーム30、30の中間部に左右リンク機構支持部材31
のアーム32、32の上部を軸33、33により軸着す
る。左右リンク機構支持部材31は左右一対の前記アー
ム32、32を有し、左右の逆L型のアーム32、32
の中間部を横杆34により連結して形成しており、アー
ム32、32の下部にはそれぞれ前記後側支持軸19、
19を軸着する。前記ピッチングアーム29のピッチン
グ前側アーム30、30のうち一方には後方に突き出る
ようにピッチング後側アーム35を一体的に形成し、ピ
ッチング後側アーム35の後端にはピッチング用シリン
ダ36のピッチングロッド37を軸着する。ピッチング
用シリンダ36の基部は前記機体フレーム1の後部に設
けた横角部材38の側部に軸着し、横角部材38の下面
は該軸着部より下方に位置して前記ピッチング用シリン
ダ36を保護している。
【0009】しかして、前記走行フレーム5、5と前記
前側リンク機構11、11と前記後側リンク機構17、
17とロッド21、21とは、それぞれが平行リンクを
構成する要素となるので、ローリング用シリンダ22、
22が伸縮しないと、前記平行リンクは固定状態とな
り、この状態で前記後側支持軸19、19の部分を上下
させると、前記平行リンクは前記前側支持メタル14、
14に軸支っされた前側支持軸13、13を中心に後側
を上下させることになる。そのため、前記ピッチング装
置を構成するに当たり、前記機体フレーム1と前記走行
フレーム5との間に設けられる所謂中間フレーム(ピッ
チングフレーム)は不要となり、直接走行フレーム5、
5の後部を上下させて、相対的に機体フレーム1の後部
を上下させて、圃場の前後方向の傾斜に対応させること
ができる。しかして、前記ローリング用シリンダ22、
22の基部のアーム24、24を軸着した軸25、25
には、前後方向の規制部材40、40の基部を軸着し、
規制部材40、40の先端は、ピッチング前側アーム3
0、30の先端に軸41、41により軸着し、ピッチン
グ用シリンダ36が伸長または縮小して機体フレーム1
の後部を上げても下げても、軸41、41が後側に移動
して規制部材40、40によりローリング用シリンダ2
2、22全体を後方に移動させ、後側リンク機構17、
17とロッド21、21および前側リンク機構11、1
1とを作動させ、前記走行フレーム5、5を下降させて
相対的に機体フレーム1は上昇して機体フレーム1と走
行フレーム5、5の間の間隔を大にするように構成して
いる。即ち、前記軸41、41はピッチング横軸28の
略側部に配置し、ピッチング前側アーム30、30がピ
ッチング横軸28を中心に回動すると、軸41、41を
後側に移動させるようにしている。この場合、軸41、
41とピッチング横軸28とは「略」側部に配置してい
るので、機体フレーム1の基準位置より上下させるピッ
チングの初期段階では軸41、41が前側に移動するこ
とも考えられるので、規制部材40、40の基部にはス
トッパー42を設け、ピッチングの際に規制部材40、
40が前側移動するのを防止している。すなわち、スト
ッパー42がないと、図5の実線のようにローリング用
シリンダ22、22全体が後方に移動するが、ストッパ
ー42の存在により鎖線位置にとどまる。このことのよ
り図6の斜線部分の機体フレーム1と走行フレーム5、
5の間の間隔が狭くなる状態を排除している。
【0010】43は機体フレーム1の上方に設けた脱穀
装置の一番穀物排出コンベア、44は同二番穀物排出コ
ンベアである。図8およ図9は他の実施例であり、前記
ローリング用シリンダ22、22の基部の軸25、25
と前側支持軸13、13とをロッド45により連結し、
ロッド45には一体的にロッド46を形成し、ロッド4
6の先端は後側支持軸19、19に軸着する。したがっ
て、前記ローリング用シリンダ22、22の基部はロッ
ド45およびロッド46により形成される取付部材47
に取付けられ、ピッチングさせたとき、走行フレーム
5、5と連結ロッド21、21と取付部材47およびロ
ーリング用シリンダ22、22が一体的に上下するの
で、ローリング用シリンダ22、22の取付構造部分の
破損がない。また、前後方向の取付部材47にローリン
グ用シリンダ22、22を取付けたので、泥抜けがよ
く、走行性能を向上させる。
【0011】
【作用】次に作用を述べる。 (ローリング装置の作用)本発明は前記の構成であり、
機体を前進させて作業を行なうが、圃場の傾斜により機
体フレーム1が左右に傾斜すると、機体左右傾斜感知セ
ンサが機体フレーム1の左右傾斜を検知し、これにより
左右ローリング用シリンダ22、22の一方の例えば左
ローリング用シリンダ22を伸縮させ、左ローリング用
シリンダ22の伸縮はロッド21を介して前側上部アー
ム15および後側上部アーム20を回動させ、前側上部
アーム15は前側支持軸13を回転させ、前側支持軸1
3の回転により前側下部アーム12を前側支持軸13を
中心に回動させ、また、同時に、前記後側上部アーム2
0の回動により後側支持軸19を回転させ、後側支持軸
19の回転により後側下部アーム18を回動させ、機体
フレーム1の左側を上下させて左右傾斜を修正するよう
にローリングさせる。この場合、左右ローリング用シリ
ンダ22、22の両方を伸縮させて機体フレーム1の左
右側を相互反対に上下させて左右傾斜を修正させること
もある。 また、後述するが、後側支持軸19、19は
左右リンク機構支持部材31を介して固定状態に支持さ
れているから、中間フレームがなくとも円滑に行なえ
る。
【0012】(ピッチング装置の作用)機体フレーム1
の所望位置に設けた機体前後傾斜感知センサが前後傾斜
を検知すると、ピッチング用シリンダ36のピッチング
ロッド37を例えば伸長させると、ピッチングアーム2
9のピッチング後側アーム35を前側に押してピッチン
グ横軸28中心に回動させ、ピッチング前側アーム3
0、30は左右リンク機構支持部材31の各アーム3
2、32の上部をピッチング横軸28中心に下方回動さ
せ、その結果、左右リンク機構支持部材31の各アーム
32、32の下部は後側支持軸19、19を下方に押
す。そして、左右のローリング装置は、走行フレーム
5、5と前側リンク機構11、11と後側リンク機構1
7、17とロッド21、21とにより平行リンクを構成
し、ローリング用シリンダ22、22が伸縮しないと、
前記平行リンクは固定状態となるから、この状態で前記
ピッチング用シリンダ36の伸長によって前記のように
後側支持軸19の部分を下動させると、前側リンク機構
11、11の前側支持軸13を中心に、前記平行リンク
の後側を下動させ、相対的に機体フレーム1の後部は上
動して、機体フレーム1の前後傾斜を修正する。
【0013】しかして、説明の都合上前記したように、
ローリング用シリンダ22、22が伸縮しないと、前記
走行フレーム5、5と前側リンク機構11、11と後側
リンク機構17、17とロッド21、21からなる平行
リンクは固定状態となるとしたが、ローリング用シリン
ダ22、22は、アーム24、24を介して基部が機体
フレーム1側に取付けられているから、ローリング用シ
リンダ22、22が伸縮しても直ちに後側上部アーム2
0を回動させることはできず、規制部材40、40の存
在により軸25、25と軸41、41の間の距離が変更
せず、ローリング用シリンダ22、22の基部が固定状
態となって作用する。したがって、ローリング用シリン
ダ22、22を伸縮させずに、ピッチング用シリンダ3
6が伸縮してピッチングアーム29をいずれの方向に回
動させると、軸41、41がピッチング横軸28中心に
回動して、規制部材40、40の基部がローリング用シ
リンダ22、22の基部を後側に押すように作用するの
で、結果的にローリング用シリンダ22、22のロッド
23、23が伸長したことになって、前側リンク機構1
1、11および後側リンク機構17、17を下方回動さ
せ、それゆえ、前記走行フレーム5、5は下降し、相対
的に機体フレーム1は上昇して機体フレーム1と走行フ
レーム5、5の間の間隔を大にする。
【0014】そのため、機体フレーム1の後下げのピッ
チングを行うと、自動的に車高が高くなるので、機体フ
レーム1と走行装置2との干渉を防止して機体フレーム
1と走行装置2とが干渉する範囲を狭くするだけでな
く、このことにより、従来のような、左右のローリング
用シリンダ22、22により車高を上げてからピッチン
グさせるという2段階の制御が不要となって、制御が簡
単容易となり、後下げのピッチングだけ行うので、傾斜
制御の対応時間が短くなって、正確な制御を行える。ま
た、後上げのピッチングを行っても、機体フレーム1の
前側に設けたミッションケース(図示省略)と地面との
間隔を広くでき、湿田走行性能を向上させる。この場
合、規制部材40、40の基部にはストッパー42を設
けているから、基準位置より上下にピッチングさせる初
期段階の軸41、41の前側移動を防止するので、基準
位置から上下いずれにピッチングさせても機体フレーム
1と走行フレーム5、5の間の間隔を大にする。
【0015】しかして、ピッチングシリンダ36はピッ
チングロッド37を前方に伸縮する向きに設け、油圧力
の大きい押し方向が機体フレーム1の上げピッチングに
使用でき、シリンダの径の小径のものを使用できる。ま
た、ピッチングアーム29のピッチング前側アーム3
0、30の長さTと、ピッチング後側アーム35の長さ
tの比率を小さくでき、計量鋳物アームを使用すること
も可能である。また、ピッチングシリンダ36はピッチ
ングロッド37を前方に伸縮する向きに設けているの
で、機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置の一番穀物
排出コンベア43および二番穀物排出コンベア44に干
渉しない。
【0016】
【効果】本発明は、機体フレーム1の下方位置に設けた
左右一対の走行フレーム5、5と、下端部は前記走行フ
レーム5、5に軸着し中間部は前側支持軸13、13に
より前記機体フレーム1に軸支し上端部にはロッド2
1、21の前端を軸着した前側リンク機構11、11
と、下端部は前記走行フレーム5、5に軸着し上部には
前記ロッド21、21の後端を軸着し上端部には基部を
アーム24、24を介して機体フレーム1に取付けたロ
ーリング用シリンダ22、22を軸着した後側リンク機
構17、17と、該後側リンク機構17、17の中間部
を軸支する後側支持軸19、19と、該後側支持軸1
9、19を支持する左右リンク機構支持部材31と、該
左右リンク機構支持部材31を上下させるピッチング機
構26と、該ピッチング機構26のピッチングアーム2
9が不動状態のとき前記アーム24、24の回動を規制
する規制部材40、40とからなり、前記左右リンク機
構支持部材31の上部は前記ピッチングアーム29のピ
ッチング前側アーム30、30の中間部に軸着し、前記
規制部材40、40は前記ピッチング前側アーム30、
30の前端と前記ローリング用シリンダ22、22の基
部との間に設け、前記ピッチング前側アーム30、30
は前向きに伸縮するピッチング用シリンダ36により作
動するようにした作業機の走行装置としたものであるか
ら、ローリングおよびピッチング可能でありながら、従
来例では存在した機体フレーム1と走行フレーム5との
間の中間フレームを省略したので、構造が簡単になって
軽量化が図れ、特に湿田作業において作業したようなと
きでも泥土の付着が少ないので、走行性能を著しく向上
させ、また、ローリング用シリンダ22、22の基部を
アーム24、24を介して前記機体フレーム1に軸着
し、前記ローリング用シリンダ22、22の基部と前記
左右リンク機構支持部材31との間に規制部材40、4
0を設けているので、ピッチング用シリンダ36により
機体をピッチングさせると、走行フレーム5は下降する
ので、ピッチングのできる範囲を広げるだけでなく、走
行性能を向上させる。また、ピッチングシリンダ36は
ピッチングロッド37を前方に伸縮する向きに設けてい
るので、油圧力の大きい押し方向が機体フレーム1の上
げピッチングに使用でき、シリンダの径の小径のものを
使用でき、また、ピッチングアーム29のピッチング前
側アーム30、30の長さTと、ピッチング後側アーム
35の長さtの比率を小さくでき、また、機体フレーム
1の上方に設けた脱穀装置の一番穀物排出コンベア43
および二番穀物排出コンベア44に干渉せず、後上げの
ストロークの範囲を大きくできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走行装置の側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 同要部側面図。
【図4】 同要部側面図。
【図5】 同要部側面図。
【図6】 図5のピッチング状態の説明図。
【図7】 ピッチング状態の側面図。
【図8】 平面図。
【図9】 側面図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…縦フレーム、4
…横フレーム、5…走行フレーム、6…転輪、7…クロ
ーラー、8…駆動輪、9…アイドルローラー、10…後
部横取付軸、11…前側リンク機構、12…前側下部ア
ーム、13…前側支持軸、14…前側支持メタル、15
…前側上部アーム、16…後部横取付軸、17…後側リ
ンク機構、18…後側下部アーム、19…後側支持軸、
20…後側上部アーム、21…ロッド、22…ローリン
グ用シリンダ、23…ロッド、24…アーム、25…
軸、26…ピッチングリンク機構、27…ピッチング支
持メタル、28…ピッチング横軸、29…ピッチングア
ーム、30…ピッチング前側アーム、31…左右リンク
機構支持部材、32…アーム、33…軸、34…横杆、
35…ピッチング後側アーム、36…ピッチング用シリ
ンダ、37…ピッチングロッド、38…横角部材、40
…規制部材、41…軸、42…ストッパー、43…一番
穀物排出コンベア、44…二番穀物排出コンベア、4
5、46…ロッド、47…取付部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム1の下方位置に設けた左右
    一対の走行フレーム5、5と、下端部は前記走行フレー
    ム5、5に軸着し中間部は前側支持軸13、13により
    前記機体フレーム1に軸支し上端部にはロッド21、2
    1の前端を軸着した前側リンク機構11、11と、下端
    部は前記走行フレーム5、5に軸着し上部には前記ロッ
    ド21、21の後端を軸着し上端部には基部をアーム2
    4、24を介して機体フレーム1に取付けたローリング
    用シリンダ22、22を軸着した後側リンク機構17、
    17と、該後側リンク機構17、17の中間部を軸支す
    る後側支持軸19、19と、該後側支持軸19、19を
    支持する左右リンク機構支持部材31と、該左右リンク
    機構支持部材31を上下させるピッチング機構26と、
    該ピッチング機構26のピッチングアーム29が不動状
    態のとき前記アーム24、24の回動を規制する規制部
    材40、40とからなり、前記左右リンク機構支持部材
    31の上部は前記ピッチングアーム29のピッチング前
    側アーム30、30の中間部に軸着し、前記規制部材4
    0、40は前記ピッチング前側アーム30、30の前端
    と前記ローリング用シリンダ22、22の基部との間に
    設け、前記ピッチング前側アーム30、30は前向きに
    伸縮するピッチング用シリンダ36により作動するよう
    にした作業機の走行装置。
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