JP2605154Y2 - シートのクッション構造 - Google Patents
シートのクッション構造Info
- Publication number
- JP2605154Y2 JP2605154Y2 JP1993060036U JP6003693U JP2605154Y2 JP 2605154 Y2 JP2605154 Y2 JP 2605154Y2 JP 1993060036 U JP1993060036 U JP 1993060036U JP 6003693 U JP6003693 U JP 6003693U JP 2605154 Y2 JP2605154 Y2 JP 2605154Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torsion bar
- bracket
- attached
- pad
- seat cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、トーションバを主ばね
体とするシートのクッション構造に関するものである。
体とするシートのクッション構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ワンピースタイプのシートフレー
ムは、中央部を抜いた形状となっており、この抜いた部
分にＳばね等を配して、このＳばね等によりパッド受け
を支持している。
ムは、中央部を抜いた形状となっており、この抜いた部
分にＳばね等を配して、このＳばね等によりパッド受け
を支持している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のバッド受けの支持構造では、シートクッションに負
荷が入った場合、低荷重域ではパッド、Ｓばね共に撓む
が、高荷重域では撓みが減少し、底つき感が生じるとい
う問題がある。
来のバッド受けの支持構造では、シートクッションに負
荷が入った場合、低荷重域ではパッド、Ｓばね共に撓む
が、高荷重域では撓みが減少し、底つき感が生じるとい
う問題がある。
【０００４】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ワンピースタイプのシートフレームであっても
高荷重域でも充分な撓みが得られて底つき感のないシー
トのクッション構造を提供することを目的とするもので
ある。
であり、ワンピースタイプのシートフレームであっても
高荷重域でも充分な撓みが得られて底つき感のないシー
トのクッション構造を提供することを目的とするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ワンピースタイプのシートフレームに取
り付けられたブラケットと、アーム部の端部にフック部
が連設されており前記ブラケットに回転可能に取り付け
られたトーションバと、前記フック部が挿入される位置
に設けられた複数の切欠部及び各切欠部に連設すると共
に前記トーションバの回転軌跡を拘束しない形状に形成
された長穴部を有したパッド受けとを備え、該長穴部に
前記トーションバを初期モーメントが負荷した状態で係
合させることにより該トーションバにて前記パッド受け
を支持するようにしたことを特徴とするものである。
め、本考案は、ワンピースタイプのシートフレームに取
り付けられたブラケットと、アーム部の端部にフック部
が連設されており前記ブラケットに回転可能に取り付け
られたトーションバと、前記フック部が挿入される位置
に設けられた複数の切欠部及び各切欠部に連設すると共
に前記トーションバの回転軌跡を拘束しない形状に形成
された長穴部を有したパッド受けとを備え、該長穴部に
前記トーションバを初期モーメントが負荷した状態で係
合させることにより該トーションバにて前記パッド受け
を支持するようにしたことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】上記構成とすることにより、パッド受けはその
長穴部を介してトーションバに直接取り付けられると共
に、この取り付け状態においてはトーションバは初期モ
ーメントが負荷された状態となるので、高荷重域でも充
分な撓みが得られると共に組付け作業も極めて簡素化さ
れることとなる。
長穴部を介してトーションバに直接取り付けられると共
に、この取り付け状態においてはトーションバは初期モ
ーメントが負荷された状態となるので、高荷重域でも充
分な撓みが得られると共に組付け作業も極めて簡素化さ
れることとなる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案に係る一実施例を図に基づいて
説明する。図において、パッド受け１には、トーション
バ２のアーム部２ａ側の端部であるフック部２ｂの回転
軌道に対応した長穴部１ａが設けられていると共に、こ
の長穴部１ａに連設してトーションバ２が設定位置で入
り込むような切欠部１ｂが設けられている。したがっ
て、長穴部１ａと切欠部１ｂは連続した切欠き長穴とな
るが、長穴部１ａのアウタ側は、トーションバ２に設定
初期モーメントが負荷されるように精度が管理されてい
る。
説明する。図において、パッド受け１には、トーション
バ２のアーム部２ａ側の端部であるフック部２ｂの回転
軌道に対応した長穴部１ａが設けられていると共に、こ
の長穴部１ａに連設してトーションバ２が設定位置で入
り込むような切欠部１ｂが設けられている。したがっ
て、長穴部１ａと切欠部１ｂは連続した切欠き長穴とな
るが、長穴部１ａのアウタ側は、トーションバ２に設定
初期モーメントが負荷されるように精度が管理されてい
る。
【０００８】上記のようなパッド受け１を、フリー状態
のトーションバ２（図の２点鎖線Ａで示す）のアーム部
２ａ側の端部であるフック部２ｂの上部に載せ、この状
態で負荷することにより、トーションバ２を２点鎖線Ｂ
で示す位置まで回転させる。この状態で切欠部１ｂを介
してパッド受け１とトーションバ２とを結合させ、後は
負荷を解除すれば、トーションバ２が実線Ｃで示す位置
で長穴部１ａに係合して停止する。即ち、初期モーメン
トが負荷された状態でシートクッションが構成される。
のトーションバ２（図の２点鎖線Ａで示す）のアーム部
２ａ側の端部であるフック部２ｂの上部に載せ、この状
態で負荷することにより、トーションバ２を２点鎖線Ｂ
で示す位置まで回転させる。この状態で切欠部１ｂを介
してパッド受け１とトーションバ２とを結合させ、後は
負荷を解除すれば、トーションバ２が実線Ｃで示す位置
で長穴部１ａに係合して停止する。即ち、初期モーメン
トが負荷された状態でシートクッションが構成される。
【０００９】尚、図において３はワンピースタイプのシ
ートフレームを示しており、４はトーションバ２のばね
部２ｃを固定部２ｄを係止しつつ取り付けて該トーショ
ンバ２と共にフレームアッセンブリを構成すると共に、
シートフレーム３に溶接等で固定されるブラケットを示
している。
ートフレームを示しており、４はトーションバ２のばね
部２ｃを固定部２ｄを係止しつつ取り付けて該トーショ
ンバ２と共にフレームアッセンブリを構成すると共に、
シートフレーム３に溶接等で固定されるブラケットを示
している。
【００１０】このような本実施例においては、リンク等
の結合部材やトーションバ２へ初期モーメントを負荷す
るためのプリセットピース等は必要とせずに初期荷重及
び撓み量を設定することができる。そして、組付け作業
は極めて簡単であると共に部品点数が削減でき、さらに
は荷重特性をリニアに設定することができる。また、ト
ーションバ２及びブラケット４のユニット化により、類
似のワンピースタイプのシートフレーム３へ横展開が容
易である。即ち、組付性、汎用性が拡大できる。
の結合部材やトーションバ２へ初期モーメントを負荷す
るためのプリセットピース等は必要とせずに初期荷重及
び撓み量を設定することができる。そして、組付け作業
は極めて簡単であると共に部品点数が削減でき、さらに
は荷重特性をリニアに設定することができる。また、ト
ーションバ２及びブラケット４のユニット化により、類
似のワンピースタイプのシートフレーム３へ横展開が容
易である。即ち、組付性、汎用性が拡大できる。
【００１１】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案によれば、パッ
ド受けはトーションバに直接取り付けられると共に、こ
の取り付け状態においてはトーションバは初期モーメン
トが負荷された状態となるようにしたので、組付け作業
における作業性を大幅に向上させることができると共
に、部品点数の大幅な削減が可能となる。また、シート
クッションにおける荷重特性をリニアに設定できて極め
て座り心地の好いものとすることができる。また、トー
ションバとブラケットとの組み付けによる構成部品のユ
ニット化により、多種類のワンピースタイプのシートフ
レームにおいても高荷重域でも充分な撓みを得ることが
可能となって極めて有用なものとすることができる。
ド受けはトーションバに直接取り付けられると共に、こ
の取り付け状態においてはトーションバは初期モーメン
トが負荷された状態となるようにしたので、組付け作業
における作業性を大幅に向上させることができると共
に、部品点数の大幅な削減が可能となる。また、シート
クッションにおける荷重特性をリニアに設定できて極め
て座り心地の好いものとすることができる。また、トー
ションバとブラケットとの組み付けによる構成部品のユ
ニット化により、多種類のワンピースタイプのシートフ
レームにおいても高荷重域でも充分な撓みを得ることが
可能となって極めて有用なものとすることができる。
【図１】本考案に係る一実施例の分解斜視図である。
【図２】本考案に係る一実施例の正面説明図である。
１ パッド受け １ａ 長穴部 ２ トーションバ ３ シートフレーム ４ ブラケット
Claims (1)
- 【請求項１】 ワンピースタイプのシートフレームに取
り付けられたブラケットと、アーム部の端部にフック部
が連設されており前記ブラケットに回転可能に取り付け
られたトーションバと、前記フック部が挿入される位置
に設けられた複数の切欠部及び各切欠部に連設すると共
に前記トーションバの回転軌跡を拘束しない形状に形成
された長穴部を有したパッド受けとを備え、該長穴部に
前記トーションバを初期モーメントが負荷した状態で係
合させることにより該トーションバにて前記パッド受け
を支持するようにしたことを特徴とするシートのクッシ
ョン構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993060036U JP2605154Y2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | シートのクッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993060036U JP2605154Y2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | シートのクッション構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723453U JPH0723453U (ja) | 1995-05-02 |
| JP2605154Y2 true JP2605154Y2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=13130450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993060036U Expired - Fee Related JP2605154Y2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | シートのクッション構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605154Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6776991B2 (ja) * | 2017-04-13 | 2020-10-28 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP1993060036U patent/JP2605154Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0723453U (ja) | 1995-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |