JP2605131B2 - 繊維材料又はこれと類似のものをガス状又は液状の処理媒体によつて処理するための装置 - Google Patents

繊維材料又はこれと類似のものをガス状又は液状の処理媒体によつて処理するための装置

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JP2605131B2 JP63282652A JP28265288A JP2605131B2 JP 2605131 B2 JP2605131 B2 JP 2605131B2 JP 63282652 A JP63282652 A JP 63282652A JP 28265288 A JP28265288 A JP 28265288A JP 2605131 B2 JP2605131 B2 JP 2605131B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/18Drying webs by hot air
    • D21F5/182Drying webs by hot air through perforated cylinders
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B23/00Component parts, details, or accessories of apparatus or machines, specially adapted for the treating of textile materials, not restricted to a particular kind of apparatus, provided for in groups D06B1/00 - D06B21/00
    • D06B23/02Rollers
    • D06B23/025Perforated rollers

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、繊維材料、フリース又は紙を、装置内で循
環するガス状又は液状の処理媒体によって処理するため
の装置であって、端面側で2つの底部を備えた搬送部材
としてのドラムが設けられており、該ドラムが、吸込み
圧下にさらされていて前記処理媒体を貫流させるように
なっていて、該ドラムの外周がライニング状のフィルタ
によっておおわれており、ドラムの前記両底部間に、互
いに接触し合い、その接触箇所で互いに接続されたハニ
カム状の薄板が配置されていて、該薄板の幅がドラムの
ほぼ半径方向に延びている形式のものに関する。
従来の技術 このような形式の装置は、ドラム連邦共和国特許第14
60525号明細書により公知である。この公知の装置は、
多数の孔の空けられた薄板を有する従来のフィルタドラ
ム構造とは異なり、高い貫流性を有することを特徴とし
ているが、製造コストが高価である。つまり、この公知
の装置においてはハニカム状(はちの巣状)の格子構造
が設けられており、この格子構造では薄板を無数の接触
箇所で互いに固く結合しなければならない。一般にこの
結合は溶接によって行われる(ドイツ連邦共和国特許出
願公開第1946376号明細書参照)。アメリカ合衆国特許
第4050131号明細書にも、溶接によって結合されたハニ
カム構造が開示されているが、この公知例では、軸方向
に延びる真すぐな薄板だけが一体的な部材より成ってい
て、これらの真すぐな薄板間に配置されたハニカム状の
格子は短い薄板片より成っている。薄板を溶接する場合
には、この時に生じる熱によって材料の結合部がずれて
材料応力を生ぜしめ、これが直ちに又はしばらく経って
からドラムの真円回転性に不都合に作用するという欠点
がある。
高価な溶接工程及び結合部のずれを避けるために、ド
イツ連邦共和国特許第1294178号明細書によれば、ハニ
カム状の格子構造の交差箇所を、この交差箇所間に配置
されたエポキシ樹脂層によって結合するようになってい
るが、この場合も、隣接する金属面を互いに接着するた
めにはエポキシ樹脂層を加熱する必要がある。しかも、
このような接着剤による結合は、長期にわたっては十分
なものでなく、特に、常温で供給され次いで熱処理され
る繊維材料においては変化する温度に耐えられない。こ
れは、例えば、ハニカム状の交差箇所に半径方向外側で
載せられ、加熱時に直接隣接し合う薄板の面間に流入す
る銀ろうを用いて、ハニカム状に交差し合う薄板を結合
する場合にもあてはまる。この場合にも長期間にわたる
剛性は不十分である。
また、アメリカ合衆国特許第3590453号明細書に開示
された溶接接続によれば、接続継ぎ目は直接隣接し合う
脚の全長にわたって延びているのではなく、ジグザグ状
に曲げられた薄板の、互いに軸方向に向けられた部分
に、半径方向外側及び内側で円形の切欠きが形成されて
いて、この切欠きで、それもハニカム状に曲げられた薄
板と軸方向に向けられた薄板との間に溶接継目が延びて
いる。このアメリカ合衆国特許第3590453号明細書の図
面より分かるように、ジグザグ状に曲げられた薄板は細
い薄板より成っており、これによってドラムの外周部
で、軸方向に延びる薄板の横断面が2重若しくは3重に
重なってひいてはドラムの貫流性が損なわれることが避
けられる。しかしながらこの利点は、軸方向に延びる真
すぐな薄板に付加的な格子部材を半径方向外側からかぶ
せはめることによって補償しなければならない。
またドイツ連邦共和国特許第1946376号明細書によれ
ば、薄板が、各薄板に配属されたU字形の間隔保持体を
接続しており、この間隔保持体は裏側で薄板に溶接され
ている。各薄板の2つのアームは、互いに隣接し合う2
つの薄板間の中央範囲で重なり合って、ここで所望の間
隔若しくはそのつどのドラム直径に応じて互いに溶接さ
れている。このような形式のドラムは、例えば前記ドイ
ツ連邦共和国特許第1294178号明細書又はアメリカ合衆
国特許第3590453号明細書に開示されたドラム構造、つ
まりドラム本体が、軸方向にジグザグ状に延びていて溶
接によって互いに接続された金属ストリップから形成さ
れており、ライニング状のフィルタがハニカム状の構造
を有しているものよりも著しく容易に製造することがで
きる。各間隔保持体も容易に製造することができ、ドラ
ム周壁も容易に組み立てることができる。しかしながら
この公知構造においても、間隔保持体を相互に及び間隔
保持体と薄板とを溶接する必要があり、ひいては材料応
力が生ぜしめられ、これがドラムの必要な真円回転性に
不都合に作用するという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 そこで本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を改
良して、ハニカム状のフィルタドラムの製造コストが著
しく安価になり、しかもドラムの形状安定性が損なわれ
ず、特にハニカム構造の結合部を製造する際に金属の継
ぎ目ずれが避けられるようにすることである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決した本発明によれば、薄板が、これら
の薄板の接触箇所を横切って延び、かつ、これらの薄板
に緊締された固定部材によって互いに接続されている。
最良のハニカム構造は前記アメリカ合衆国特許第3590
453号明細書に開示された構造である。この最良のハニ
カム構造によれば、まず薄板がドラムの一方の底部から
他方の底部へ真すぐに延びており、この真すぐな薄板の
両側に鏡像対象的なジグザグ状に曲げられた薄板が配置
されていて、軸方向に延びる薄板に固く結合されてい
る。これらの薄板は交差箇所で例えばリベットによって
互いに結合されている。また、ドラムの両底部にリベッ
ト結合しても有利である。つまり、軸方向に延びる薄板
が、そのドラム底部側の端部で直角に曲げられていて、
ドラムの両底部にリベット又はこれと類似のものによっ
て結合しても有利である。また、ハニカム構造の弾性を
少なくとも部分的に得るために、軸方向に延びる薄板
が、ドラム周方向で見て交互に、ドラムの左側の底部と
右側の底部に固定されていれば有利である。この弾性
は、例えばドラムの360゜回転時に、常温の(冷たい)
材料をドラムに載せることによって、ドラム周壁の供給
側で少なくとも100゜−150゜の冷却が生じるドラム装置
において有利である。
公知のように、ハニカム構造体は、薄板の交差箇所で
材料横断面が2重又は3重に重なるのを避けなければな
らない。これは従来技術によれば、種々異なる幅の薄板
を用いてハニカム構造体を製造することによって、つま
り、ジグザグ状に曲げられた薄板が軸方向に延びる真す
ぐな薄板よりも薄く構成されていることによって得られ
る。しかしながら、軸方向に延びる薄板の外周に取りつ
けられる目の詰まったフィルタが薄板に載せられる載設
面は非常に小さいので、前記アメリカ合衆国特許第3590
453号明細書には、特に細く形成された薄板より成る付
加的な格子部材が、軸方向に延びる薄板のスリット内に
挿入されている。しかしながらこのような格子部材の構
造は非常に高価であって、製造コストも高い。従って本
発明によれば、さらに、薄板の、互いに平行に延びてい
てしかも互いに直接的に接続された脚の全長にわたっ
て、この脚の半径方向外側に存在する縁部がU字形に打
ち抜かれて切欠きが形成されており、これによって、薄
板の斜めに延びる脚に対して外径が減少されている。こ
れによって、ドラムの外径範囲において、ハニカム構造
体の接続箇所で材料横断面が2重若しくは3重に重なる
ことは避けられる。しかしながら、薄板は斜めに延びる
脚が、軸方向に延びる真すぐな薄板と同じ外径を有して
いるので、薄板の外側縁に載せられる、織物より成るフ
ィルタは、一様に円形に載せるための十分な支持面を有
している。
前記装置は、外周面の構成部としてハニカム構造を有
しており、このハニカム構造においては、薄板の一部を
組み立てる前に相互に曲げなければならない。この場
合、この薄板は有利には、溶接せずに接続される。この
ような基本的考え方において、公知のハニカム構造とは
異なる別のドラム構造、つまり、前記形式で薄板の間に
容易に組み込まれる間隔保持部材を有するドラム構造が
考えられる。この間隔保持部材は付加的に、溶接結合が
避けられ、しかも貫流する流体のために90%までの最適
な貫流性が得られるように構成されなければならない。
この課題を解決した本発明の別の特徴によれば、固定
部材が、(イ)接続部材としてそれぞれ一体に形成され
ていて、(ロ)直接隣接し合う薄板の目標間隔に応じて
幅広く形成されていて、(ハ)両側が、隣接する薄板に
固く結合されている。
この固い結合は、接続部材に固定された、雄ねじを有
するピンによって又は有利には、接続部材に貫通挿入さ
れたねじ又はリベットによって行われる。このねじ又は
リベットは、隣接し合う少なくとも2つの薄板を貫通し
て挿入され、外側からこの薄板に緊締されている。
本発明による間隔保持体は特別な横断面を有してお
り、この横断面は、ドラム全体の構造の剛性、及びドラ
ムの良好な空気貫流性、及びさらに十分なシール性が得
られるように、ドラムの内側から特別に構成されてい
る。このような構造は、後述の図面に関連して詳しく説
明されている。
本発明の別の特徴によれば、互いに隣接し合う薄板間
に配置されたねじヘッドとこれに隣接するナットとが一
つの部材より成っている。これによって、ねじは一般的
なねじヘッドを有しておらず、ねじヘッドは、周方向に
連続する所属のねじのナットにねじ込まれている。従っ
てドラムはその外周全部にわたって、各接続部材に一様
な形状安定性を有しており、それにも拘らず溶接構造は
必要とされず、むしろドラムは個別のねじ部材より成っ
ている。
ナットが接続部材の内側に配置されていて、ねじ箇所
に、織物より成るフィルタを保持するウェブが設けられ
ていれば、本発明による結合はさらに有利である。
実施例 第1図に示したフィルタドラム装置は方形のケーシン
グ1より成っており、この方形のケーシング1は、中間
壁2によって処理室3と換気室3とに仕切られている。
処理室3内には、それぞれ1つのフィルタドラム5が回
転可能に配置されていて、換気室4内には前記フィルタ
ドラム5と同心的に配置された送風器6が回転可能に軸
受けされている。換気室4はもちろん、この換気室4と
は別個の送風器ケーシング内に配置してもよい。いずれ
にしても送風器はドラム5の内部に吸込み空気を供給す
る。液体を吸い取るためだけにも用いられる湿気処理装
置におけるドラム構造も本発明の対象となっているが、
この場合は構造全体もそれ相応に構成しなければならな
い。
第1図によれば送風器6の上側及び下側には、加熱媒
体が流れる管より成る加熱装置6がそれぞれ配置されて
いる。ドラムは、この実施例では、非常に大きい直径を
有する、薄板構造体より構成されていて、その外周面全
体にわたって、処理しようとする繊維材料でおおわれて
いる。繊維材料を載せて再び取り出す範囲ではドラム
は、内側から吸込み引張り力にさらされており、このた
めに内側カバー8(第1図参照)が設けられている。こ
の内側カバー8はこの実施例ではドラム軸線の高さ位置
に定置に配置してもよい。ドラムの薄板構造体の外側に
は目の詰んだフィルタ9が巻かれており、このフィルタ
9はドラムの端面側で両底部11,12に固定されている。
第2図では、ハニカム構造(はちの巣構造)を成すフ
ィルタドラム5の平面図が示されている。このハニカム
構造は、軸方向に延びる薄板10,13より成っており、そ
の幅はドラムのほぼ半径方向に延びている。薄板10はそ
れぞれドラムの一方の底部11から他方の底部12まで曲げ
られずに真っすぐ延びている。この真っすぐに延びる薄
板の両側に、ハニカム状にジグザグに曲げられた薄板13
が配置されていて、これらの薄板13は、前記軸方向に延
びる薄板10に固く結合されている。結合はリベット14,1
4′,14″,16によって行われている。リベットは良好に
熱間プレスされるので、薄板が互いにずれることのない
100%の結合が得られる。リベットを打ち込むために薄
板には孔15が設けられており、この孔15は、有利には、
ジグザグ状の薄板13の曲げ工程中に同時に打ち抜かれ
る。第3図によれば2つのリベット14,16が並べて配置
されているので、いずれにしても、長年にわたる使用に
も耐える結合が得られる。
このハニカム構造をリベットによってドラムの両端部
側の底部11,12に固定すると有利である。このために真
っすぐに延びる薄板10はそのそれぞれの底部側の端部17
で直角に曲げられていて、所属の底部11,12にリベット1
8によって固定されている。この場合、ドラムの周方向
で見て、軸方向に延びる薄板10が交互に、左側の底部12
及び右側の底部11に固定されていれば、ハニカム構造の
弾性に基づいて有利である。特に形状が安定していて、
しかも弾性的であるドラム構造を得るために、ドラムの
左側の底部12には、この底部12のすぐ隣にリベット14′
が配置されている薄板10が固定されていて、ハニカム形
状に応じてやや離れた位置に配置されたリベット14″を
有する薄板10は、右側(反対側)の底部11に固定されて
いるか、あるいはその逆である。
図示のリベット14,14′の代わりにねじ21,21′を設け
てもよい。
前述のように、ハニカム構造の外側面には目の詰まっ
たフィルタ9が載せられている。ハニカム構造の外側面
はもちろん、フィルタ9が長期間にわたって湾曲するこ
とがない程度に十分な敷設面を有していなければならな
い。これを実現するために、ハニカム構造の薄板10、13
は、第3図に示されているようにすべて同じ幅で構成さ
れている。しかしながら、ハニカム状に曲げられた薄板
13の互いに平行に向けられた脚13′(真っすぐに延びる
薄板10に直接当接している)は、有利にはU字形に打ち
抜かれた切欠き19によって半径方向外側に、斜めに延び
る脚13″に対して外径が減少されている。これによっ
て、並んで配置された3つの薄板の全横断面は交差箇所
で減少されているので、すべての薄板の幅が同じに構成
されている場合に前記交差箇所においても一様な空気貫
流が可能である。外側が正確に円形に延びるように、ハ
ニカム構造体を形成してから、このハニカム構造体の外
側を加工する必要がある。これは有利には研削によって
行われる。このことはもちろん、ハニカム構造の内径
(この実施例でも同一の内径を有している)にもあては
まるので、内側カバー8は外周面の大きい面部分にわた
って当接している。
第4図及び第7図には、第2図の実施例とは異なり、
真っすぐに延びるストリップ状の薄板だけを備えた薄板
構造が示されている。この薄板構造は、同一軸方向に延
びる薄板10より成っている。この薄板10の幅部分は第5
図に示されているが、やはり前記実施例のものと同様に
ほぼ半径方向に延びている。これによって、ライニング
状のフィルタ9は薄板10の半径方向外側縁だけに載って
いる。薄板10は所定の間隔を保って並んで両底部11,12
にねじ又はリベットによって固定されている。処理しよ
うとする繊維材料、紙又はこれと類似のものを載せる場
合に、薄板10の前記所定の間隔が、ドラム5の幅全体に
わたって維持されるようにするために、間隔保持部材と
して用いられる接続部材20が設けられている。この接続
部材20はねじ21,21′によって薄板10に接続されてい
る。
接続部材20は、第4図の左側では、それぞれ互い違い
に配置されている。しかしながらこの構造は、ドラム全
体に多数の短いねじ及びナットを設けなければならない
か若しくは取り付けなければならないという欠点があ
る。これに対して第4図の右側には、それぞれ2つの接
続部材が同一列に相前後して並べられていて、これら2
つの接続部材を貫通する1つのねじ21だけによって薄板
10に接続されている構造が示されている。この実施例で
もやはり互い違いに配置された接続部材は互いに大きい
間隔を保って配置されているので、ドラムの全面にわた
って良好な空気貫流性が得られる。使用されているねじ
は少なく、これは、ねじのヘッド及び必要なナットに関
連して分かるようになっている。もちろん第4図の中央
部に図示されているように、3つ又はそれ以上の接続部
材を連続して取り付けることも可能であるが、この場
合、ドラムの強度が得られるように注意する必要があ
る。
接続部材20は第4図又は第6図によればほぼ2重T字
形の横断面をしている。この横断面は、接続部材20を薄
板10にしっかりと当てつけるのに必要な当接面を提供す
る。また、この2重T字形の横断面は、ねじりに対して
強く形状の安定したドラムの構造を可能にする。接続部
材20は、その高さ全体にわたってフランジ22,23を備え
ているのではなく、第5図又は第6図に示されているよ
うに、フランジ22,23は、貫通するねじ21の範囲にだけ
設けられている。接続部材の半径方向外側に存在する範
囲は細いウエブ24から成っており、このウエブ24に付加
的に(薄板10に隣接して)ライニング状のフィルタ9が
載せられる。これによって非常に小さい載設面、つまり
ドラムの外周面全体の10%の載設面が得られる。従って
ドラム周面の90%は空気を貫流させることができる。接
続部材20の横断面も半径方向で一方側が拡張されていれ
ば、ドラム構造体を形成する部材間のスペースにおける
空気貫流性だけが高められる。しかしながらこれは、ド
ラムの空気貫流性に影響を与えることはなく、空気貫流
作用、つまりそのつど載設される材料を処理する作用に
影響はない。
第5図には接続部材20の半径方向横断面が示されてい
る。第4図又は第6図に示した2重T字形横断面は、こ
の第5図では方形のフランジ22によって示されている。
このフランジ22は、薄板10の半径方向外側及び半径方向
内側の縁までには延びていない。接続部材20は全体が非
常に薄く形成されている。つまり、必要な剛性が得ら
れ、接続部材20を貫通するねじ21,21′が十分に保持さ
れる程度に薄く構成されている。ライニング状のフィル
タ9の範囲における接続部材20の材料厚はウエブ24によ
って非常に薄く構成されている。このウエブ24には、第
1のねじ21を受容するための管状部分25が続いている。
さらに次のねじ21′まで半径方向に壁部26が続いてお
り、この壁部26は重量の理由により横断面が狭く構成さ
れている。さらに、ねじ21′のための管状部分27が続い
ており、この管状部分27に続いて、薄板10の半径方向内
側の縁まで接続部材20の足部28が延びている。この足部
28はやや幅広く構成されており、これによって、内側カ
バー8による、空気貫流及び空気非貫流部分の十分なシ
ールが得られる。
第7図及び第8図の実施例では、第4図及び第5図の
実施例におけるのと同様に、薄板10が互いに所定の間隔
を保って並んで両底部11,12にねじ又はリベットによっ
て固定されている。処理しようとする繊維材料、紙又は
これと類似のものを載せる時にドラムの幅全体にわたっ
て薄板10の所定間隔が維持されるようにするために、や
はり間隔保持部材として用いられる接続部材20が設けら
れている。この接続部材20は別の形状のねじ(ロッド2
9,30)によって薄板10に固定されている。この接続部材
20は、前記第6図に示されたものと同じである。ねじは
一般に、一体成形されたねじヘッドと、このねじヘッド
の反対側のねじナットとから成っているが、このような
ねじを使用した場合、第4図及び第5図に図示したドラ
ム構造においては、ねじヘッド若しくはねじナットの隣
接範囲でドラム構造の弱さ及び薄板保持力の弱さが生じ
ることになる。しかも、ねじヘッド及びねじナットで別
の遠心力が形成される。これらの欠点を避けるために、
両端部でねじ山を有する「ロッド」29,29′;30,30′
と、一列に配置されたこれら2つの「ロッド」を結合す
るナット31とが使用されている。このナット31は、薄板
10の所定間隔を完全に維持することができるように、接
続部材20と同じ長さである。ねじ端部がそれぞれのナッ
ト31に接触していれば有利である。必要であればスペー
サチップをナットに介在させる。
ナット31が接続部材20′によって取り囲まれていれば
特に有利である。組み立て時には、ナットがねじ端部に
ねじはめられ、緊締される。次いで特別な接続部材20′
がナット31に押しつけられ、別の「ロッド」29,29′;3
0,30′がナット31に止まるまでねじ込まれ、次いで別の
薄板10が接続部材20と共に並べられる。ドラムの最終状
態は第7図の右側に示されている。このようにして接続
部材は、ドラムの周囲で外部から見えなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ハニカム状又はストリップ状の薄板構造を有
する一般的なフィルタドラム装置の概略的な部分縦断面
図、第2図は、本発明の一実施例によるハニカム状の薄
板構造の部分的な平面図、第3図は第2図のIII−III線
に沿った断面図、第4図は、別の実施例によるストリッ
プ状の薄板構造の拡大した部分的な平面図、第5図は、
第4図のV−V線に沿った拡大断面図、第6図は、第4
図及び第5図に示した間隔保持部材の斜視図、第7図
は、別の配置の間隔保持部材を有するドラム周壁の薄板
構造体の部分的な平面図、第8図は第7図のVIII−VIII
線に沿った断面図である。 1……ケーシング、2……中間壁、3……処理室、4…
…換気室、5……フィルタドラム、6……送風器、7…
…加熱装置、8……内側カバー、9……フィルタ、10,1
3……薄板、11,12……底部、13′,13″……脚、14,1
4′,14″……リベット、15……孔、16……リベット、17
……端部、18……リベット、19……切欠、20……接続部
材、21,21′……ねじ、22,23……フランジ、24……ウエ
ブ、25……管状部分、26……壁部、27……管状部分、28
……足部、29,30……ねじ、29′,29″;30′,30″……ロ
ッド、31……ナット

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維材料、フリース又は紙を、装置内で循
    環するガス状又は液状の処理媒体によって処理するため
    の装置であって、端面側で2つの底部(11,12)を備え
    たは搬送部材としてのドラムが設けられており、該ドラ
    ムが、吸込み圧下にさらされていて前記処理媒体を貫流
    させるようになっていて、該ドラムの外周がライニング
    状のフィルタ(9)によっておおわれており、ドラムの
    前記両底部(11,12)間に、互いに接触し合い、その接
    触箇所で互いに接続されたハニカム状の薄板(10,13)
    が配置されていて、該薄板の幅がドラムのほぼ半径方向
    に延びている形式のものにおいて、前記薄板(10,13)
    が、これらの薄板(10,13)の接触箇所を横切って延
    び、かつ、これらの薄板(10,13)に緊締された固定部
    材によって互いに接続されていることを特徴とする、繊
    維材料又はこれと類似のものをガス状又は液状の処理媒
    体によって処理するための装置。
  2. 【請求項2】前記固定部材がねじ(21;29,30)として構
    成されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】薄板の接触箇所にそれぞれ2つのリベット
    (14,16)又はねじ(21,21′;29,29′;30,30′)が互い
    に上下に配置されている、請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】薄板を曲げることによってハニカム形状が
    形成されており、このようにして形成されたハニカム状
    の薄板を横方向で結合するための孔(15)が、薄板の曲
    げ工程時に打ち抜き成形されている、請求項1から3ま
    でのいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】薄板を曲げることによってハニカム形状が
    形成されており、このようにしてハニカム状に曲げられ
    た薄板(13)において、この薄板(13)の互いに平行に
    延びていてしかも互いに直接的に接続された脚(13′)
    の全長にわたって、この脚の半径方向外側に存在する縁
    部がU字形に打ち抜かれて切欠き(19)が形成されてお
    り、これによって、薄板(13)の斜めに延びる脚(1
    3″)に対して外径が減少されている、請求項1記載の
    装置。
  6. 【請求項6】軸方向に延びる真すぐな薄板(10)がその
    全長にわたって、ハニカム状に曲げられた薄板(13)の
    互いに斜めに延びる脚(13″)と同じ外径を有してい
    る、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】軸方向に延びる真すぐな薄板(10)がその
    全長にわたって、ハニカム状に曲げられた薄板の脚(1
    3′,13″)と同じ内径を有している、請求項5又は6記
    載の装置。
  8. 【請求項8】固定部材が、 (イ)接続部材としてそれぞれ一体に形成されていて、 (ロ)直接隣接し合う薄板(10)の目標間隔に応じて幅
    広く形成されていて、 (ハ)両側が、隣接する薄板(10)に固く結合されてい
    る、 請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】接続部材が、ドラムの周方向で見てその全
    長にわたって横孔を備えており、該横孔を貫通してリベ
    ット又はねじ(21,21′;29,29′;30,30′)が挿入され
    て、互いに隣接し合う2つの薄板(10)に接続されてい
    る、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】リベット又はねじ(21,21′;29,29′;3
    0,30′)が、相前後して配置された隣接する少なくとも
    3つの薄板(10)を接続し、少なくとも2つの接続部材
    (20)を貫通して延びている、請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】接続部材(20)が、薄板(10)の高さ
    (幅)にわたって延びている、請求項1から10までのい
    ずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】接続部材(20)が、半径方向外側のウェ
    ブ(24)で、せいぜい薄板(10)の厚さと同じ程度に薄
    く構成されている、請求項8から11までのいずれか1項
    記載の装置。
  13. 【請求項13】互いに隣接し合う薄板(10)間に配置さ
    れたねじヘッドとこれに隣接するナットとが一つの部材
    より成っている、請求項9記載の装置。
  14. 【請求項14】同一線上に相前後して配置された2つの
    ねじ(29,30)が1つのナット(31)によって互いに連
    結されている、請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】接続部材(20)を薄板(10)に接続する
    多数のねじ(29,30)がドラム(5)を取り囲んで中断
    することなく円形に配置されている、請求項13又は14記
    載の装置。
  16. 【請求項16】ナット(31)が接続部材(20′)の内側
    に配置されている、請求項13から15までのいずれか1項
    記載の装置。
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