JP2604259B2 - 電子楽器のデータ選択装置 - Google Patents

電子楽器のデータ選択装置

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JP2604259B2
JP2604259B2 JP2069486A JP6948690A JP2604259B2 JP 2604259 B2 JP2604259 B2 JP 2604259B2 JP 2069486 A JP2069486 A JP 2069486A JP 6948690 A JP6948690 A JP 6948690A JP 2604259 B2 JP2604259 B2 JP 2604259B2
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば音色、リズム、自動伴奏パターン等
の楽音又は楽曲を制御するための或る制御要素に関して
選択可能な複数のデータを内蔵した電子楽器のデータ選
択装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、特に音色やリズムに関し、選択可能なデータを
多数内蔵した電子楽器が現れている。このような電子楽
器においては、通常、各データに割り付けられた例えば
2桁の番号を入力することにより、そのデータの選択が
行われる。
その場合、例えば、第2図に示すように、1の桁と10
の桁を個別に増減するための4個の押釦2a〜2dが電子楽
器の操作パネル2に設けられ、使用者は、各押釦2a〜2d
を押圧操作することにより、桁毎に数値を連続的に増減
させて、所望のデータに対応する番号を入力する。
入力された番号は、例えば、操作パネル2に設けられ
た表示装置20に表示される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のようにデータを多く有する場
合、常に連続的に数値を増減させて番号を選択しようと
すると、目的のデータの番号を迅速に選択できない場合
があるという問題があった。
特に、使用者によっては、よく使うデータが或る程度
決まってしまう場合がある。しかしながら、その場合で
も、従来の電子楽器では、そのデータを呼び出すときに
常に連続的に番号を変化させてやらなければならないの
で、目的のデータを選択するのに時間と手間がかかると
いう欠点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、使用者がよく使うデータを容易且つ短時間に選択で
きる電子楽器のデータ選択装置を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明の電子楽器のデータ
選択装置は、第1図に示すように、 音色、リズム、自動伴奏パターン等の楽音又は楽曲を
制御するための或る制御要素に関して複数内蔵されたデ
ータの各々に割り付けられた選択コードを選択するため
の1つ又は複数の選択用操作子101と、 上記選択コードを、その選択コードの選択が確定した
回数である使用頻度が多い順に所定数記憶する選択コー
ド記憶手段102と、 その選択コード記憶手段102に記憶された選択コード
の読み出しを指示するための読み出し指示用操作子103
と、 その読み出し指示用操作子103が操作されたときに、
選択コード記憶手段102に記憶された選択コードをその
使用頻度が多い順に所定数読み出す選択コード読み出し
手段104と、 上記選択用操作子101の操作により選択された選択コ
ードの選択が確定したことを判定する選択確定判定手段
105と、 その選択確定判定手段105により選択の確定が判定さ
れた選択コードの使用頻度を更新する頻度更新手段106
と、 選択の確定した選択コードを、その更新された使用頻
度に応じた選択コード記憶手段102の所定のアドレスに
書き込む選択コード書き込み手段107とを有するもので
ある。
なお、読み出し指示用操作子103は、選択用操作子101
の1つと同一の操作子に構成されても良く、その場合に
は、その操作子が操作されたときに、選択コードの通常
の選択動作を行うか、或いは、選択コード記憶手段102
からの読み出し動作を行うかを判断する判断手段が設け
られる。
〔作用〕
本発明の電子楽器のデータ選択装置においては、選択
コード記憶手段102からの読み出しを指示する読み出し
指示用操作子103が操作されると、使用者が過去に使用
したことのあるデータの選択コードがその使用頻度の高
い順に所定数読み出されて、例えば、表示装置に表示さ
れる。そして、使用者は、表示されている選択コードに
対応するデータを使用したければ、そこで、例えば一定
時間放置したり、特定の操作子を操作すること等によ
り、その選択を確定させる。この選択の確定は、選択確
定判定手段105により判定される。
〔実施例〕
以下、本発明をシンセサイザー等の電子楽器における
音色選択装置に適用した一実施例につき第2図〜第18図
を参照して説明する。
第2図に本実施例の電子楽器の構成を概略的に示す。
図示の如く、本実施例の電子楽器は、鍵盤部1、操作
パネル2、CPU3、タイマ4、プログラム及び各種データ
を格納したROM5、データRAM、ワークRAM等のRAM6及び楽
音形成回路7を有している。
鍵盤部1は、楽音を指定する複数の鍵からなる鍵盤を
有しており、各鍵の押鍵情報がCPU3のスキャン処理によ
って検出されるようになっている。
操作パネル2には、楽音及び演奏制御用の各種操作子
と、楽音制御状態及び演奏制御状態を表示するLEDから
なる表示装置20とが設けられている。そして、各操作子
の操作状態がCPU3のスキャン処理によって検出されるよ
うになっている。
CPU3は、プログラム/データROM5に格納されたプログ
ラムに従って、楽音発生、自動伴奏装置の再生、鍵盤の
スキャン処理、操作パネルのスキャン処理等の各種処理
を実行する。
タイマ4は、表示装置20に表示させるパラメータの切
り替えを行うための要求信号、表示桁を選択するための
要求信号等の各種要求信号及びタイミング信号を各装置
に出力する。
プログラム/データROM5は、CPU3のプログラム、楽音
用波形データ、自動伴奏用の演奏データ、LED表示用の
データ等を格納している。
データ/ワークRAM6は、バッテリーバックアップされ
たRAM若しくは不揮発性のRAMで構成されており、第3図
に示すように、鍵盤部1の各鍵のイベントを検出するの
に必要なキーワークレジスタKEY、操作パネル2の各操
作子のイベントを検出するのに必要なパネルワークレジ
スタPNL、表示装置20に表示させる表示内容を記憶する
表示データレジスタLEDREG、表示値を演算するための2
つの演算用レジスタTWORK1及びTWORK2、各種要求信号の
有無を示すステータスレジスタSREG0、各種操作子の状
態を示すステータスレジスタSREG1、実際に発音させる
音色の番号を記憶する音色レジスタSND、後述する音色
アサインメモリTARAMに音色番号を書き込む際に、その
音色アサインメモリTARAMから読み出した音色番号の使
用頻度を一時的に記憶する頻度レジスタTWORK3、その読
み出した音色番号を一時的に記憶する音色番号レジスタ
TWORK4、各種要求信号を出力するタイミングを調整する
ためのカウンタCNT0、後述する各セレクタのON状態の時
間をカウントするためのカウンタCNT1、各セレクタのOF
Fイベントから番号選択確定までの時間をカウントする
ためのカウンタCNT2、後述する音色アサインメモリTARA
M等を有している。
楽音形成回路7は、CPU3の制御に従い楽音信号を形成
して出力する。この楽音形成回路7から出力された楽音
信号は、D/A変換器及び増幅器を経て、スピーカに供給
される。
これらの鍵盤部1、操作パネル2、CPU3、タイマ4、
プログラム/データROM5、データ/ワークRAM6及び楽音
形成回路7は共通のバスライン8に接続されて、相互に
送受信を行うように構成されている。
本実施例においては、操作パネル2に、音色番号を選
択するための4つの押釦(以下、「セレクタ」と呼
ぶ。)2a〜2dが設けられている。
本実施例の電子楽器には、選択可能な例えば100種類
の音色データが内蔵されており、各音色データ毎に異な
る2桁の番号が割り付けられている。そして、使用者
は、セレクタ2a〜2dの操作によって2桁の番号を指定す
ることにより、所定の音色を選択することができる。
増減操作子である4つのセレクタ2a〜2dは、夫々、1
の桁を増大させるためのセレクタ2a、10の桁を増大させ
るためのセレクタ2b、1の桁を減少させるためのセレク
タ2c、10の桁を減少させるためのセレクタ2dとなってい
る。そして、これらのセレクタ2a〜2dの操作によって指
定された番号は表示装置20に表示されるようになってい
る。
操作パネル2には、また、メロディ、ベース、コード
の各パート、即ち、音色の系列を選択するための押釦2e
〜2gが設けられている。
音色番号を指定するためのセレクタ2a〜2dは、周知の
如く、操作パネル2のパネルスキャン処理によって、そ
のONイベント及びOFFイベントが検出され、1つのセレ
クタが連続的に押し続けられた場合には、そのセレクタ
に対応する桁の数値が連続的に増大又は減少するように
構成されている。但し、実際の音色の変更は、各セレク
タ2a〜2dのOFFイベントが検出された時点で行われる。
即ち、各セレクタ2a〜2dを断続的に小刻みに操作した
場合には、その都度音色が変わり、各セレクタ2a〜2dを
連続的に操作した場合、即ち、各セレクタ2a〜2dを押し
続けた場合には、表示番号は変わるが、実際の音色は変
化せず、セレクタ2a〜2dを離した時点で、その時表示さ
れている番号の音色に切り替わる。
本実施例の電子楽器では、1の桁を増大させるための
セレクタ2aに特別の機能を持たせている。即ち、他のセ
レクタ2b〜2dが通常の数値増減機能しか有さないのに対
し、この1の桁を増大させるためのセレクタ2aが或る条
件下で押圧操作された場合には、最初に、今までに使用
したことのある音色の番号がその使用頻度の多い順に所
定数、例えば10個、表示装置20に表示される。そして、
その10個の音色番号を表示した後に、再度セレクタ2aが
押された場合、若しくは、セレクタ2aが押され続けた場
合に、初めて、最後に表示された番号からその1の桁の
数値が増大変化するようになされている。
以上の動作につき、第4図〜第8図を参照して詳細に
説明する。
第4図は、電源投入後の初期状態でセレクタ2aが操作
された場合であり、その第4A図(a)は、セレクタ2aの
ON状態及びOFF状態の時間的変化を示すものである。初
期状態では、表示装置20の表示は“00"であり、この状
態でセレクタ2aを1回押すと、第4A図(b)に示すよう
に、表示は“01"に変わる。更に、セレクタ2aを断続的
に操作すると、セレクタ2aのONイベントを検出して、そ
のONイベント毎に表示が→“02"→“03"と順次変わる。
一方、実際の音色は、セレクタ2aのOFFイベントを検出
して、そのOFFイベント毎に変わる。また、セレクタ2a
を押し続けると、セレクタ2aのON状態を検出して、その
時間をカウントし、所定時間t1が経過する毎に、表示が
→“04"→“05"と順次変わる。但し、実際の音色は、セ
レクタ2aを離した時点で、その時に表示されている番
号、例えば、“05"の音色に直接切り替わる。
第4B図は、第3図に示したデータ/ワークRAM6の記憶
領域の一部である音色アサインメモリTARAMの内容を示
すものである。この音色アサインメモリTARAMには、選
択が確定した音色番号及びその使用頻度(選択回数)
が、使用頻度の多い順に夫々10個まで記憶される。第4B
図(a)の状態は初期状態であり、まだ1つも音色番号
が記憶されていない。
そして、本実施例では、各セレクタ2a〜2dを断続的に
小刻みに操作した時に、番号の選択中であるにもかかわ
らず、表示された全ての番号が音色アサインメモリTARA
Mへ書き込まれてしまうのを防止するために、各セレク
タ2a〜2dのOFFイベントがあってから一定時間tを経過
した後でなければ、その番号選択が確定したと見做され
ないようになっている。
第4A図(c)は、この音色アサインメモリTARAMに音
色番号及びその使用頻度を書き込むアサイン動作を示す
ものである。図示の如く、このアサイン動作は、セレク
タ2aのOFFイベントがあってから一定時間tが経過した
後にONされる。第4A図の例では、番号“05"が選択さ
れ、その選択が確定している。従って、第4B図(b)に
示すように、音色アサインメモリTARAMの最初のアドレ
スに音色番号“05"が書き込まれ、これに対応する「頻
度」の欄に使用頻度“01"が書き込まれる。
第5図は、既にいくつかの音色番号が音色アサインメ
モリTARAMに記憶された状態でセレクタ2aが操作された
場合である。この例では、第5B図(a)に示すように、
音色アサインメモリTARAMには、音色番号“05"(使用頻
度“08")、“16"(使用頻度“02")及び“11"(使用頻
度“01")の3つの音色番号が記憶されている。また、
セレクタ2aを操作する前は、表示装置20に番号“10"が
表示されている。
この状態でセレクタ2aを1回操作すると、第5A図
(b)に示すように、表示は“10"から直接“05"に変わ
る。そして、更に、セレクタ2aを断続的に操作するか、
或いは、連続的に操作し続けると、表示は→“16"→“1
1"と順次変わる。即ち、音色アサインメモリTARAMに音
色番号が記憶された状態でセレクタ2aが操作されると、
まず、音色アサインメモリTARAMに記憶された音色番号
がアドレス順、即ち、使用頻度の高い順に読み出されて
表示装置20に表示される。
使用者がもしこのいずれかの番号の音色を選択したけ
れば、その番号が表示されている状態で一定時間tの間
放置すれば良い。また、これらの番号の中に目的の音色
がない場合には、使用者は、更に、セレクタ2aを押す。
すると、第5A図(b)に示すように、最後に表示された
番号“11"からその1の桁が1つ増大して、表示番号は
“12"となる。セレクタ2aを更に押すか、押し続ける
と、表示番号は→“13"→“14"→と順次変化する。
今、使用者が番号“12"の音色を選択したい場合、第5
A図(b)に示すように、表示装置20に番号“12"が表示
されている状態で一定時間tの間放置する。すると、第
5A図(c)に示すように、アサイン動作がONとなり、そ
の番号の選択が確定して、第5B図(b)に示すように、
音色アサインメモリTARAMにその音色番号が書き込まれ
る。
今の場合、この音色番号“12"の選択は初めてなの
で、その使用頻度は“01"である。そこで、この音色番
号“12"は、第5B図(b)に示す如く、同じ使用頻度“0
1"の音色番号“11"の1つ上のアドレスに書き込まれ
る。即ち、音色番号“11"が1つ下のアドレスに移さ
れ、その音色番号“11"が記憶されていたアドレスに新
しい音色番号“12"が書き込まれる。
このように、本実施例では、同じ使用頻度の音色番号
は、より最近に選択された番号が常に先のアドレスに来
るように記憶される。
また、音色アサインメモリTARAMの最後に記憶されて
いる音色番号の使用頻度が“01"で、この音色アサイン
メモリTARAMにまだ記憶されていない音色番号が新たに
選択された場合には、その新たに選択された音色番号が
その最後のアドレス若しくはそれより前の所定のアドレ
スに書き込まれるとともに、その書き込まれたアドレス
以後に記憶されていた音色番号が1つずつ下にずれて、
最後に記憶されていた音色番号は削除される。
第6図は、音色アサインメモリTARAMの先頭アドレス
に記憶されている音色番号が、その時表示されている番
号と一致した場合である。この場合には、第6A図(b)
に示すように、セレクタ2aが1回操作されると、表示
は、例えば、音色アサインメモリTARAMの先頭アドレス
に記憶されている音色番号と同じ表示番号“05"から、
2番目のアドレスに記憶されている音色番号“16"にす
ぐに変化する。即ち、最初に表示されている音色番号
“05"を繰り返して表示することはない。
第7図は、10の桁を増大させるためのセレクタ2bを操
作した場合の動作を示す。このセレクタ2bは単に数値を
増大させるための操作子であり、このセレクタ2bを断続
的又は連続的に操作すると、第7A図(b)に示すよう
に、表示が、例えば、“03"→“13"→“23"というよう
に変化する。そして、このセレクタ2bを離して一定時間
tが経過すると、第7A図(c)に示すように、アサイン
動作がONし、その番号の選択が確定する。10の桁を減少
させるためのセレクタ2dについても同様である。
第8図は、1の桁を減少させるためのセレクタ2cを操
作した場合である。この場合も同様に、セレクタ2cを断
続的又は連続的に操作すると、第8A図(b)に示すよう
に、表示が、例えば、“04"→“03"→“02"→“01"→
“00"というように変化する。但し、表示が“00"になる
と、それ以後は、このセレクタ2cを操作しても、それ以
上数値は減少しない。
上述したセレクタ2aの操作による音色アサインメモリ
TARAMの読み出し動作は、このセレクタ2aが或る条件下
で操作された時にのみ行われる。即ち、後述するよう
に、或るセレクタが操作されてから一定時間tが経過し
た後、最初にセレクタ2aが操作された時にのみ行われ
る。従って、他のセレクタ2b〜2dを操作した後、一定時
間tが経過する前にセレクタ2aが操作された場合には、
通常の数値増大機能しか行わない。
このように構成しているのは、他のセレクタ2b〜2dに
続いてセレクタ2aを操作するのは、過去に使用した音色
番号を呼び出したいためではなく、通常の番号変更処理
を行いたいため、即ち、番号の数値を“+1"づつ変更し
たいためである場合の方が多いからである。
次に、第9図〜第18図に示すフローチャートに従って
本実施例の電子楽器の動作を説明する。
第9図は、第2図のCPU3により実行されるメイン処理
の処理手順を示すフローチャートである。
まず、この電子楽器の電源が投入されると、CPU3は、
ステップS1において、第10図に示すイニシャル処理を行
う。
次に、ステップS2において、鍵盤部1の全てのキーの
操作状態を調べるキースキャン処理を行う。そして、ス
テップS3において、キーの操作状態に変化があったこと
が検出されると、ステップS4のキー処理に進み、そのキ
ーの操作状態の変化に応じた楽音制御情報を楽音制御回
路7へ送る等の処理を行う。
次いで、ステップS5において、操作パネル2の全ての
操作子の操作状態を調べるパネルスキャン処理を行う。
そして、ステップS6において、操作子の操作状態に変化
があったことが検出されると、ステップS7において、そ
の操作状態の変化に応じたパネル処理(第11図参照)を
行う。次いで、ステップS8において、後述する他のメモ
リ処理(第14図参照)を実行した後、ステップS2に戻
る。
第10図は、第9図のメイン処理におけるイニシャル処
理(ステップS1)のサブルーチンを示すフローチャート
である。
この処理においては、まず、ステップS11において、
図示を省略したトーンジェネレータ(音源)の初期化を
行う。次いで、ステップS12において、第3図に示した
データ/ワークRAM6のキーワークレジスタKEYのクリア
を行い、更に、ステップS13において、パネルワークレ
ジスタPNLのクリアを行う。次いで、ステップS14におい
て、表示データレジスタLEDREGの初期化を行い、更に、
ステップS15において、他のワークレジスタのクリアを
行った後、第9図のメインルーチンにリターンする。
第11図は、第9図のメイン処理におけるパネル処理
(ステップS7)のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
この処理においては、まず、ステップS71において、
セレクタ2a〜2dの操作状態の変化があったかどうかを調
べる。そして、セレクタ2a〜2dの操作状態に変化がなか
った場合には、ステップS72において、他のパネル処理
を実行した後、第9図のメインルーチンにリターンす
る。
上記ステップS71において、セレクタ2a〜2dのいずれ
かの操作状態に変化があった場合には、ステップS73に
進み、その変化がONイベントであるか否かを調べる。そ
して、その変化がONイベントでなかった場合には、それ
はOFFイベントであるので、フローはステップS74に進
み、ここで、後述するセレクタOFF処理(第12図参照)
を実行した後、メインルーチンにリターンする。一方、
セレクタの操作状態の変化がONイベントであった場合に
は、フローはステップS75に進み、ここで、後述するセ
レクタON処理(第13図参照)を実行して、リターンす
る。
第12図は、第11図のパネル処理におけるセレクタOFF
処理(ステップS74)のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
この処理においては、まず、ステップS741において、
第13図のセレクタON処理で立てられたPUSHフラグをクリ
アするとともに、OFFリクエストフラグをセットする
(ステータスレジスタSREG1)。このOFFリクエストフラ
グは、後述するタイマ処理(第18図参照)において、音
色番号の選択を確定させるためのカウンタCNT2を動作さ
せるためのものである。
次いで、ステップS742において、実際の音色を、その
時に表示されている音色番号の音色に切り替える。即
ち、データ/ワークRAM6の演算用レジスタTWORK1の内容
(その時に表示されている音色番号と一致している。)
を音色レジスタSNDに書き込む。
次いで、ステップS743において、音色番号の選択を確
定させるための時間tに対応するカウント値をカウンタ
CNT2にセットした後、第11図のパネル処理のルーチンに
リターンする。
第13図は、第11図のパネル処理におけるセレクタON処
理(ステップS75)のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
この処理においては、まず、ステップS7501におい
て、アサイナモードであるか否かを判定する。
このアサイナモードは、セレクタ2aを操作したとき
に、過去に使用したことのある音色番号を読み出して表
示させるようにするモードであり、或るセレクタのOFF
イベントがあってから一定時間tが経過した後、後述す
る音色アサイン処理(第17図参照)が実行された時にア
サイナONフラグが立てられてこのモードがONされる。そ
して、このモードがONされていないときにセレクタ2aが
操作されても、その場合には、通常の数値増大機能しか
行われない。
即ち、既述したように、或るセレクタが操作されてか
ら一定時間tが経過した後に、最初にセレクタ2aが操作
された場合には、このアサイナモードがONされているの
で、以下に説明するように、音色アサインメモリTARAM
からの読み出しが行われる。一方、他のセレクタ2b〜2d
がON操作された場合には、後述するステップS7503にお
いて、このアサイナモードをONするアサイナONフラグが
クリアされるので、他のセレクタ2b〜2dが操作された
後、一定時間tが経過する前には、このアサイナモード
はONされない。従って、その場合には、既述したよう
に、セレクタ2aが操作されても、音色アサインメモリTA
RAMからの読み出しは行われず、通常の数値増大機能し
か行わない。
そこで、このステップS7501において、アサイナモー
ドでないと判定した場合には、フローは、ステップS750
4に進み、ここで、その時に表示されている音色番号と
一致している音色レジスタSNDの内容を演算用レジスタT
WORK1に書き込む。次に、ステップS7505において、その
時にONされたセレクタ2a〜2dに応じた加算値「+1」、
「−1」、「+10」、「−10」のいずれかを、もう1つ
の演算用レジスタTWORK2に書き込んだ後、ステップS751
3に進む。
一方、上記ステップS7501において、アサイナモード
であると判定した場合には、フローはステップS7502に
進み、ここで、操作されたセレクタがセレクタ2aである
か否かを判定する。そして、操作されたセレクタがセレ
クタ2a以外のセレクタ2b〜2dの場合には、次に、ステッ
プS7503において、上述したアサイナONフラグをクリア
した後、、フローは、上述したステップS7504に進む。
一方、上記ステップS7502において、操作されたセレ
クタがセレクタ2aであると判定した場合には、フロー
は、次に、ステップS7506に進み、ここで、音色アサイ
ンメモリTARAMの読み出しアドレスを1つ進めて、ステ
ップS7507に進む。
このステップS7507においては、音色アサインメモリT
ARAMの読み出しアドレスがリミット、本実施例の場合10
個を越えたか否かを判定する。そして、読み出しアドレ
スがリミットを越えた場合には、フローは、上述したス
テップS7503に進む。
一方、読み出しアドレスがリミット以内の場合には、
フローはステップS7508に進み、音色アサインメモリTAR
AMから、その読み出しアドレスに対応する使用頻度を読
み出す。そして、次のステップS7509において、その使
用頻度が“00"か否かを調べる。上記ステップS7508にお
いて読み出した使用頻度が“00"の場合には、ステップS
7506において1つ進められた読み出しアドレスには、過
去に使用した音色番号が記憶されていないので、フロー
は、やはり、上述したステップS7503に進む。
このステップS7509において、使用頻度が“00"でなけ
れば、フローはステップS7510に進み、ここで、ステッ
プS7506において1つ進められた読み出しアドレスに記
憶されている音色番号を音色アサインメモリTARAMから
読み出す。
次いで、ステップS7511において、読み出した音色番
号が、その時に表示されている音色番号と一致している
かどうかを調べる。この処理は、既述したように、音色
アサインメモリTARAMの先頭アドレスに記憶されている
音色番号が、その時に表示されている音色番号と一致し
た場合に、その音色番号を繰り返して表示するのを防止
するための処理である。このステップS7511において、
読み出した音色番号が、音色レジスタSNDに記憶されて
いる番号(その時に表示されている音色番号と一致して
いる。)と一致した場合には、フローはステップS7506
に戻り、音色アサインメモリTARAMの読み出しアドレス
を更に1つ進めて、処理を繰り返す。
このステップS7511において、読み出した音色番号
が、音色レジスタSNDに記憶されている番号と一致しな
かった場合には、フローはステップS7512に進み、ここ
で、その読み出した音色番号を演算用レジスタTWORK1に
書き込んだ後、ステップS7513に進む。
ステップS7513においては、セレクタがON状態である
ことを示すPUSHフラグをセットする(SREG1)。次い
で、ステップS7514において、セレクタのON状態の時間
をカウントするカウンタCNT1に所定値をセットする。次
いで、ステップS7515において、後述する音色番号変更
処理(第16図参照)を行った後、ステップシ7516におい
て、その時に演算用レジスタTWORK1に記憶されている音
色番号を表示データレジスタLEDREGに書き込んで、その
音色番号を表示させた後、第11図のパネル処理のルーチ
ンにリターンする。
第14図は、第9図のメイン処理における他のメイン処
理(ステップS8)のサブルーチンを示すフローチャート
である。
この処理においては、まず、ステップS81において、
後述するタイマ処理(第18図参照)においてセットされ
る音色番号チェンジリクエストフラグが立っているか否
かを調べる。この音色番号チェンジリクエストフラグ
は、或るセレクタがON状態のまま所定時間t1経過した時
にセットされるもので、この音色番号チェンジリクエス
トフラグが立っていれば、フローはステップS82に進
み、ここで、後述する表示番号変更処理(第15図参照)
を行う。次いで、ステップS83において、上記音色番号
チェンジリクエストフラグをクリアした後、ステップS8
4に進む。
上記ステップS81において、音色番号チェンジリクエ
ストフラグが立っていない場合には、フローは直接ステ
ップS84に進む。
ステップS84においては、アサインリクエストフラグ
が立っているか否かを調べる。このアサインリクエスト
フラグは、やはり後述するタイマ処理においてセットさ
れるもので、或るセレクタのOFFイベントがあってから
一定時間tを経過した時に立てられる。このステップS8
4において、アサインリクエストフラグが立っていれ
ば、次に、ステップS85において、後述する音色アサイ
ン処理(第16図参照)を行った後、ステップS86におい
て、そのアサインリクエストフラグをクリアし、第9図
のメインルーチンにリターンする。
上記ステップS84において、アサインリクエストフラ
グが立っていない場合には、直接、第9図のメインルー
チンにリターンする。
第15図は、第14図の他のメイン処理における表示番号
変更処理(ステップS82)のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
この処理においては、まず、ステップS8201におい
て、ON状態になっているセレクタがセレクタ2aであるか
否かを調べる。そして、ON状態になっているセレクタが
セレク2aである場合には、フローはステップS8202に進
み、ここで、アサイナモードがONされているか否かを判
断する。そして、アサイナモードがONされている場合に
は、フローはステップS8203に進み、このステップS8203
及び以降のステップS8204〜S8208において、前述したセ
レクタON処理(第13図参照)におけるステップS7506〜S
7512と同様の処理を行った後、ステップS8211に進む。
この処理によって、セレクタ2aを連続的に押し続けた場
合に、音色アサインメモリTARAMから次々と音色番号を
読み出して、それを表示することができる。
上記ステップS8204において、音色アサインメモリTAR
AMの読み出しアドレスがリミットを越えた場合及びステ
ップS8206において、読み出した使用頻度が“00"であっ
た場合には、フローはステップS8209に進み、ここで、P
USHフラグをクリアした後、第14図の他のメイン処理の
ルーチンにリターンする。従って、この場合には、音色
アサインメモリTARAMからの読み出しは行われず、ま
た、音色番号の変更処理及び表示も行われない。
一方、上記ステップS8201において、操作されたセレ
クタがセレクタ2aでなかった場合及びステップS8202に
おいて、アサイナモードがONされていなかった場合に
は、フローはステップS8210に進み、ここで、後述する
音色番号変更処理(第16図参照)を行った後、ステップ
S8211に進む。
そして、ステップS8211において、第13図に示したセ
レクタON処理におけるステップS7516の音色番号表示の
処理と同様の処理を行った後、第14図の他のメイン処理
のルーチンにリターンする。
第16図は、第13図のセレクタON処理におけるステップ
S7506及び第15図の表示番号変更処理におけるステップS
828において夫々実行される音色番号変更処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
この処理においては、まず、ステップS91において、
演算用レジスタTWORK1の内容に演算用レジスタTWORK2の
内容を加算して、これを演算用レジスタTWORK1に書き込
む。この更新前には、演算用レジスタTWORK1には、その
時に表示されている音色番号が記憶されており、演算用
レジスタTWORK2には、操作されたセレクタ2a〜2dに応じ
た加算値「+1」、「+10」、「−1」、「−10」のい
ずれかが記憶されている。従って、両者を加算すること
により、新しく設定される音色番号が得られる。
次いで、ステップS92において、その新しく設定され
る音色番号が負の値でないかどうかを調べる。そして、
その新しく設定される音色番号が負の値でない場合に
は、次に、ステップS93において、その新しく設定され
る音色番号が上限、例えば“99"を越えていないかどう
かを調べる。
これらのステップにおいて、新しく設定される音色番
号が負の値であるか又は上限を越えている場合には、フ
ローはステップS94に進み、ここで、第13図に示したセ
レクタON処理で立てられたPUSHフラグをクリアした後、
ステップS95において、その時に演算用レジスタTWORK1
に記憶されている音色番号を音色レジスタSNDの内容に
戻す。しかる後,フローはリターンする。
従って、本実施例の電子楽器の場合、セレクタ2a〜2d
を断続的又は連続的に押し続けることによって、その表
示が“00"〜“99"の範囲を越えてしまうような場合に
は、その表示を、その時に表示されている値で止めるよ
うになっている。
上述したステップS93において、新しく設定される着
色番号が上限を越えていない場合には、フローはリター
ンする。
第17図は、第14図の他のメイン処理における音色アサ
イン処理(ステップS85)のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
この処理は、選択の確定した音色の番号を音色アサイ
ンメモリTARAMの所定のアドレスに書き込む処理であ
る。
この処理においては、まず、音色アサインメモリTARA
Mに書き込みたい音色番号が、既に音色アサインメモリT
ARAMに記憶されているかどうかを調べる処理を行う。即
ち、まず、ステップS8501において、一旦、音色アサイ
ンメモリTARAMの読み出しアドレスをクリアして初期化
する。
そして、次に、ステップS8502において、音色アサイ
ンメモリTARAMに記憶されている音色番号を最初のアド
レスから読み出す。そして、次に、ステップS8503にお
いて、読み出した音色番号が、音色レジスタSNDに記憶
されている音色番号、即ち、今回選択の確定した音色番
号と一致しているか否かを判定する。そして、読み出し
た音色番号が、今回選択の確定した音色番号と一致して
いない場合には、フローはステップS8504に進み、読み
出しアドレスを1つ進める。そして、次に、ステップS8
505において、その読み出しアドレスがリミット、本実
施例の場合10個を越えたかどうかを調べる。そして、越
えていなければ、フローはステップS8502に戻り、次の
読み出しアドレスから音色番号を読み出す。
上記ステップS8505において、読み出しアドレスがリ
ミットを越えた場合には、今回選択の確定した音色番号
は、音色アサインメモリTARAMには記憶されていないの
で、フローはステップS8506に進み、後述するステップS
8508において使用頻度を記憶する頻度レジスタTWORK3を
クリアして初期化するとともに、やはり後述するステッ
プS8509において音色番号を記憶する番号レジスタTWORK
4に、今回書き込みたい音色番号である音色レジスタSND
の内容を書き込んでおく。しかる後、フローはステップ
S8511に進む。
上述したステップS8503において、音色アサインメモ
リTARAMから読み出した音色番号が、音色レジスタSNDに
記憶されている音色番号と一致した場合には、フローは
ステップS8507に進み、その音色番号に対応する使用頻
度を音色アサインメモリTARAMから読み出す。そして、
ステップS8508において、その読み出した使用頻度を頻
度レジスタTWORK3に記憶させた後、ステップS8509にお
いて、読み出した音色番号も番号レジスタTWORK4に記憶
させておく。そして、次に、ステップS8510において、
音色アサインメモリTARAMのその読み出した音色番号の
アドレスの内容を一旦削除し、それより以後のアドレス
の内容を1つずつ上にずらして、音色アサインメモリTA
RAMの記憶内容を整理して並べ直しておく。これによ
り、音色アサインメモリTARAMには、番号レジスタTWORK
4に読み出された音色番号は存在しなくなる。しかる
後、フローはステップS8511に進む。
ステップS8511以下は、音色番号を書き込む音色アサ
インメモリTARAMのアドレスを探し、そのアドレスに音
色番号を書き込む処理である。
まず、ステップS8511において、音色アサインメモリT
ARAMの読み出しアドレスを一旦クリアして初期化する。
次に、ステップS8512において、上述したステップS85
08において頻度レジスタTWORK3に記憶した使用頻度の値
又はステップS8506において初期化した値(即ち、“0
0")に1を加えておく。
次いで、ステップS8513において、音色アサインメモ
リTARAMに記憶されている音色番号の使用頻度を最初の
アドレスから読み出す。
次いで、ステップS8514において読み出した使用頻度
が、頻度レジスタTWORK3に記憶されている値よりも大き
いかどうかを調べる。読み出した使用頻度が、頻度レジ
スタTWORK3に記憶されている値よりも大きい場合には、
今回選択の確定した音色番号の使用頻度が、音色アサイ
ンメモリTARAMのそのアドレスに記憶されている音色番
号の使用頻度よりも少ないことになり、今回選択の確定
した音色番号は、そのアドレスよりも後のアドレスに書
き込まなければならないので、フローはステップS8515
に進み、読み出しアドレスを1つ進める。そして、次
に、ステップS8516において、その読み出しアドレスが
リミットを越えたかどうかを調べ、越えていなければ、
ステップS8513に戻って、次の読み出しアドレスから使
用頻度を読み出す。
上記ステップS8516において、読み出しアドレスがリ
ミットを越えていれば、今回選択の確定した音色番号の
使用頻度が、音色アサインメモリTARAMに記憶されてい
る全ての音色番号の使用頻度よりも少ないことになるの
で、音色アサインメモリTARAMへの書き込みを行わず
に、フローはステップS8518に進み、ここで、前述した
アサインONフラグをセットした後、第14図の他のメイン
処理にリターンする。なお、音色アサインメモリTARAM
の読み出しアドレスは、リミットを越えるとクリアされ
る。
上述したステップS8514において、読み出した選択回
数が、頻度レジスタTWORK3に記憶されている値よりも大
きくない場合には、フローはステップS8517に進み、音
色番号及び使用頻度の書き込み処理を行う。この音色番
号・頻度書き込み処理においては、まず、この時に使用
頻度を読み出したアドレス以後のアドレスの内容を1つ
ずつ後ろのアドレスにずらす。そして、これにより、そ
の読み出しアドレスが空くので、その空いたアドレスに
番号レジスタTWORK4及び頻度レジスタTWORK3の内容を夫
々書き込む。しかる後、フローは、上述したステップS8
518に進む。
第18図は、第9図のメインルーチンに対する割り込み
処理として実行されるタイマ処理のルーチンを示すフロ
ーチャートである。
この処理は、各クロックの開始時に実行され、まず、
ステップS1001において、第13図に示したセレクタON処
理において立てられるPUSHフラグが立っているか否かを
調べる。そして、PUSHフラグが立っていれば、フローは
ステップS1002に進み、ここで、カウンタCNT1の値を1
つ減らした後、ステップS1003において、そのカウンタC
NT1の値が0になったか否かを調べる。カウンタCNT1の
値が0になった場合には、次に、ステップS1004におい
て、音色番号チェンジリクエストフラグをセットした
後、ステップS1005に進む。
上記ステップS1001において、PUSHフラグが立ってい
ない場合、又は、上記ステップS1003において、カウン
タCNT1の値が0になっていない場合には、フローは直接
ステップS1005に進む。
ステップS1005においては、第12図のセレクタOFF処理
において立てられるOFFリクエストフラグが立っている
か否かを調べる。そして、OFFリクエストフラグが立っ
ていれば、フローは、ステップS1006に進み、ここで、
カウンタCNT2の値を1つ減らした後、ステップS1007に
おいて、そのカウンタCNT2の値が0になったか否かを調
べる。カウンタCNT2の値が0になった場合には、次に、
ステップS1008において、アサインリクエストフラグを
セットした後、ステップS1009に進み、ここで、他のタ
イマ処理を行った後、第9図のメインルーチンにリター
ンする。
上記ステップS1005において、OFFリクエストフラグが
立っていない場合、又は、上記ステップS1007におい
て、カウンタCNT2の値が0になっていない場合には、フ
ローは直接ステップS1009に進んだ後、第9図のメイン
ルーチンにリターンする。
以上、電子楽器における音色選択装置に本発明を適用
した一実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定
されるものでは決してなく、上記実施例は本発明の技術
的思想に基づいて様々に変更が可能である。
例えば、上記実施例において、本発明を音色選択装置
に適用したが、本発明は、音色以外の楽音制御要素、例
えば、リズム、自動演奏パターン、自動伴奏パターン、
各種楽器の組み合わせパターン等の種々の楽音制御要素
のデータ選択装置に適用が可能である。また、これらの
複数の楽音制御要素を互いに切り替え可能に構成して、
これらの複数の楽音制御要素に共通に構成したデータ選
択装置にも適用が可能である。
また、上記実施例においては、音色番号を選択するた
めの選択用操作子101であるセレクタ2a〜2dのうちのセ
レクタ2aに、読み出し指示用操作子103としての機能を
持たせたが、選択用操作子101と読み出し指示用操作子1
03とは全く別の操作子であっても良い。
更に、上記実施例においては、選択コード記憶手段10
2である音色アサインメモリTARAMに最大10個の音色番号
を記憶させ、この10個の音色番号を全て読み出すように
構成したが、例えば、音色アサインメモリTARAMにはも
っと多くの音色番号を記憶させ、そのうちの使用頻度の
高い10個だけを読み出すように構成しても良い。
更に、本発明において、各データに割り付ける選択コ
ードは、上記実施例のような番号に限らず、例えばアル
ファベットのような記号でも良い。
更に、選択コードの選択を確定させる手段としては、
上記実施例のように、各セレクタ2a〜2dのOFFイベント
があってから一定時間tが経過したことを検出して行う
方法以外に、例えば、選択コードの選択を確定させるた
めの特定の操作子を設け、この操作子が操作されたこと
を検出することにより行うこともできる。
〔発明の効果〕
本発明の電子楽器のデータ選択装置においては、使用
者が過去に使用した実績のあるデータの選択コードがそ
の使用頻度の高い順に選択コード記憶手段に記憶され、
使用者が読み出し指示用操作子を操作したときに、その
選択コード記憶手段に記憶されている選択コードがその
使用頻度の高い順に所定数読み出されるように構成して
いる。
従って、その場合には、使用者がよく使うデータが優
先的に、例えば表示装置に表示されたり、実際に発音し
たりして、使用者に示されるので、使用者は、そのデー
タの選択を迅速且つ容易に行うことができる。
また、本発明の電子楽器のデータ選択装置によれば、
使用者が或るデータの選択を確定させれば、そのデータ
の選択コードは、そのデータの使用頻度に応じた選択コ
ード記憶手段の所定のアドレスに自動的に書き込まれる
ので、使用者が一々書き込み動作を指示する必要はな
い。従って、操作が非常に簡単で且つ便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例による電子楽器の回路構成を示すブロック
図、第3図は上記実施例におけるデータ/ワークRAMの
内容を示す概念図、第4A図及び第4B図〜第8A図及び第8B
図は上記実施例における各セレクタの動作及び音色アサ
インメモリの内容を夫々説明するための説明図、第9図
〜第18図は上記実施例の電子楽器の動作を説明するため
のフローチャートである。 なお、図面に用いた符号において、 1……鍵盤部 2……操作パネル 2a〜2d……セレクタ 3……CPU 4……タイマ 5……プログラム/データROM 6……データ/ワークRAM 7……楽音形成回路 20……表示装置 101……選択用操作子 102……選択コード記憶手段 103……読み出し指示用操作子 104……選択コード読み出し手段 105……選択確定判定手段 106……頻度更新手段 107……選択コード書き込み手段 である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音又は楽曲を制御するための或る制御要
    素に関して選択可能な複数種類のデータを内蔵した電子
    楽器のデータ選択装置において、 前記データの各々に割り付けられた選択コードを選択す
    るための1つ又は複数の選択用操作子と、 前記選択コードを、その選択コードの選択が確定した回
    数である使用頻度が多い順に所定数記憶する選択コード
    記憶手段と、 前記選択コード記憶手段に記憶された選択コードの読み
    出しを指示するための読み出し指示用操作子と、 前記読み出し指示用操作子が操作されたときに、前記選
    択コード記憶手段に記憶された選択コードを前記使用頻
    度が多い順に所定数読み出す選択コード読み出し手段
    と、 前記選択用操作子の操作により選択された選択コードの
    選択が確定したことを判定する選択確定判定手段と、 前記選択確定判定手段により選択の確定が判定された選
    択コードの使用頻度を更新する頻度更新手段と、 選択の確定した前記選択コードを、その更新された使用
    頻度に応じた前記選択コード記憶手段の所定のアドレス
    に書き込む選択コード書き込み手段とを有することを特
    徴とする電子楽器のデータ選択装置。
  2. 【請求項2】前記読み出し指示用操作子と前記選択用操
    作子の1つとが同一の操作子に構成され、その操作子が
    操作されたときに、前記選択コードの通常の選択動作を
    行うか、或いは、前記選択コード記憶手段からの読み出
    し動作を行うかを判断する判断手段を有する請求項1記
    載の電子楽器のデータ選択装置。
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