JP2603907Y2 - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JP2603907Y2
JP2603907Y2 JP1993018007U JP1800793U JP2603907Y2 JP 2603907 Y2 JP2603907 Y2 JP 2603907Y2 JP 1993018007 U JP1993018007 U JP 1993018007U JP 1800793 U JP1800793 U JP 1800793U JP 2603907 Y2 JP2603907 Y2 JP 2603907Y2
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JP
Japan
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bobbin
terminals
rotation sensor
pair
resin
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Inventor
加藤武司
雅 沢口
功 堀越
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株式会社カンセイ
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車の車輪回
転速度を検出するために使用される電磁誘導式の回転セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転センサ構造として図
1乃至図3に示す如き構造のものがある。すなわち、1
は例えば66ナイロン樹脂で形成されたケースであっ
て、このケース1の中央部には、2枚の板状ヨーク2,
2と、これらの2枚の板状ヨーク2,2によって挟持さ
れる板状磁石3(以下これを単に磁石と称す)を収納す
る軸筒部4が形成され、さらにこの軸筒部4の外周部に
は、コイル5を巻回保持するボビン6が嵌合保持されて
いる。
【0003】7は、前記のコイルに接続されるターミナ
ルであって、このターミナル7には、ワイヤハーネス8
のリード線9が接続される。10は、上記のワイヤハー
ネス8、リード線9及びターミナル7をモールドする樹
脂成形部であって、この樹脂成形部10をモールド成形
するに際しては、前記ボビン6を嵌入せしめたケース1
及びターミナル7に接続されるワイヤハーネス、Oリン
グ11等を所定のモールド成形型(図示せず)内にセッ
トした後、このモールド成形型内に、樹脂成形部10を
成形すべき樹脂を射出して、前記ケース1、ボビン6、
ワイヤハーネス8等と一体構造の樹脂成形部10をモー
ルド成形しているものである。
【0004】ところが、かかる樹脂成形部10のモール
ド成形時に、すなわち、樹脂の射出時にボビン6の端面
に、予め突設されている一対のターミナル7が、それら
ターミナル7の外側部から、その樹脂の射出圧力を受け
るために、その圧力で突設される双方のターミナル7,
7が互に内方向に折れ曲って、双方ターミナルの絡が
生じて製品不良を起すという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、ボビンの端面に突設さ
れている一対のターミナル間に、それらターミナル同志
の接触を防止せしめるためのピンを突設せしめて、樹脂
成形部のモールド成形時の樹脂射出圧力で一対のターミ
ナルが互に接近する方向への圧力を受けたとしても、そ
のピンにより、双方ターミナルの接触を有効に防止する
ことができるようにした回転センサを提供することにあ
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図4乃至図7に示す実施例に
基いて詳細に説明するが、本実施例の構造と、従来例で
説明した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を
付してその同一構造部分の構造説明は省略する。
【0007】すなわち、本実施例にあっては、ボビン6
の端部(モールド側端部)に突設されている一対のター
ミナル7,7相互間に、そのボビン6と一体のピン12
を突設して、該突設ピン12により双方ターミナル7,
7の接触を阻止せしめているものである。
【0008】13は非磁性材料で形成された可撓弾性部
材であって、この可撓弾性部材13はコ字状に折曲形成
された一対の挟持片13a,13aと、この挟持片13
a,13aの背後方向斜めに延びる一対の弾性片13
b,13bとからなっている。
【0009】その他の構造は従来例で述べた構造と変り
ない。
【0010】次にその作用について述べると、本実施例
の回転センサを組立てるには、先ずケース1の軸筒部4
内に、2枚のヨーク2とこれらヨーク2により挟まれる
磁石3を挿入し、さらにそのヨーク2及び磁石3の尾端
部を、前記可撓弾性部材13の挟持片13a,13aで
挟持させ、さらに、この可撓弾性部材13を軸筒部4の
開口部内に嵌入して軸筒部4内でのヨーク2、磁石3と
共に可撓弾性部材13の位置決めを行なう。
【0011】次いで、一対のターミナル7相互間にピン
12が突設されており、さらにコイル5を巻回保持して
いるボビン6を前記ケース1の内部に挿着する。このボ
ビン6のケース1内挿着によって、可撓弾性部材12に
設けられている弾性片13b,13bがボビン6の凹端
面6aに当接される。
【0012】しかる後、そのボビン6を嵌入したケース
1、さらにはボビン6から支出されるワイヤハーネス8
等をモールド成形型内にセットした後、樹脂成形部10
を、モールド成形することにより目的とする回転センサ
が完成されるものである。
【0013】このようにして構成される本実施例の回転
センサは、樹脂成形部10のモールド成形時において、
ボビン6の端面に突設されている一対のターミナル7,
7は、樹脂の射出圧力を受けて、双方ターミナル7,7
が互に接近する方向へ変形しようとするが、本実施例
は、双方ターミナル7,7相互間に突出ピン12が設け
られていて、双方ターミナル7と7の接触が阻止されて
いるために、樹脂成形部10の射出成形時における樹脂
の射出圧力で双方ターミナルが変形接触(絡)すると
いった事故を未然に防止することができる。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案は、ボビン6の外周
囲に、コイル5を巻回し、該巻回されたコイル5の両端
末部は、前記ボビン6の端面に突出形成せしめた一対の
ターミナル7,7を介してリード線9に接続し、またこ
のボビン6の内部には磁石3及びヨーク2,2を内装し
てなるボビン6を、ケース1の開口端部より挿着し、さ
らに前記ターミナル7,7とリード線9との接続部及び
ケースの開口端部をモールド成形する回転センサにおい
て、上記一対のターミナル相互間に、双方のターミナル
同士の接触を防ぐための柱状の突出ピン12を設けた構
成にあり、この構成、つまり柱形状である突出ピン12
を設けた回転センサであるから、これによれば、双方タ
ーミナル7,7相互間に突出ピン12が設けられてい
て、双方ターミナル7と7の接触が阻止されているため
に、樹脂成形部10の射出成形時における樹脂の射出圧
力で双方ターミナルが変形接触(短絡)するといった事
故を未然に防止することができる。また双方のターミナ
ル相互を隔設するために設けられている突出ピン12は
柱形状であることから、樹脂成形部10のモールド成形
時における一方のターミナル方向から他方のターミナル
方向へ流動する樹脂の流動性が阻害され難く、これによ
って樹脂形成部10のモールド成形が円滑になされると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の回転センサを示した断面構造説明図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1における右側端面図。
【図4】本考案実施例の回転センサを示した断面構造説
明図。
【図5】本考案実施例回転センサの要部斜視図。
【図6】図4におけるB−B線断面図。
【図7】図4における右側端面図。
【符号の説明】
12…突出ピン 13…可撓弾性部材 13a…挟持片 13b…弾性片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−337466(JP,A) 特開 平3−216925(JP,A) 特開 平5−21292(JP,A) 実開 平1−81880(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 3/487 G01P 3/488 G01D 5/245 101

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン(6)の外周囲に、コイル(5)
    を巻回し、該巻回されたコイル(5)の両端末部は、前
    記ボビン(6)の端面に突出形成せしめた一対のターミ
    ナル(7),(7)を介してリード線(9)に接続し、
    またこのボビン(6)の内部には磁石(3)及びヨーク
    (2),(2)を内装してなるボビン(6)を、ケース
    (1)の開口端部より挿着し、さらに前記ターミナル
    (7),(7)とリード線(9)との接続部及びケース
    の開口端部をモールド成形する回転センサにおいて、前
    記一対のターミナル(7),(7)相互間に、双方のタ
    ーミナル同の接触を防ぐための柱状の突出ピン(1
    2)をボビン(6)と一体に設けたことを特徴とする回
    転センサ。
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