JP2546129Y2 - コイル巻線端部とターミナルの結合部保護構造 - Google Patents

コイル巻線端部とターミナルの結合部保護構造

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JP2546129Y2 JP1990107227U JP10722790U JP2546129Y2 JP 2546129 Y2 JP2546129 Y2 JP 2546129Y2 JP 1990107227 U JP1990107227 U JP 1990107227U JP 10722790 U JP10722790 U JP 10722790U JP 2546129 Y2 JP2546129 Y2 JP 2546129Y2
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徹 渡辺
康也 岩田
敏宏 勝田
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、各種の電気装置(例えば、電磁ピックアッ
プ型回転センサ,ソレノイド,電磁弁,トランス,モー
タ等)において採用されている結合構造、特に、コイル
巻線の端部がターミナルに結合されて電気的に接続され
るようにした結合構造において、コイル巻線端部とター
ミナルの結合部を保護するためになされる結合部保護構
造に関する。
【従来の技術】
この種の結合部保護構造は、例えば、実開昭62−1173
号公報にて提案されている。しかして、同公報にて提案
されている結合部保護構造は、コイル巻線端部とターミ
ナルの結合部を外方から圧力保護部材にて覆うことによ
り、樹脂材を用いた成形加工時、すなわち一般的な樹脂
の射出成形によるモールド時に成形圧力から前記コイル
巻線端部とターミナルの結合部を保護するようにしたも
のである。
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の結合部保護構造においては、樹脂の射
出成形によるモールド時には圧力保護部材によりコイル
巻線端部とターミナルの結合部への樹脂の侵入を防ぐこ
とができて、同結合部を成形圧力から保護することがで
きるものの、モールド成形後においては、圧力保護部材
により前記結合部の周囲に空間が形成されるため、外部
から加わる衝撃や振動によりコイル巻線端部とターミナ
ル間に何等緩衝されない相対的な動きが生じて短期間に
切断するおそれがある。 本考案は、上記した問題に対処すべくなされたもので
あり、樹脂の射出成形によるモールド時は勿論のこと、
モールド成形後における使用時においても、コイル巻線
端部とターミナルの結合部を的確に保護し得る結合部保
護構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案においては、
コイル巻線の端部がターミナルに結合されて電気的に接
続されるようにした結合構造において、前記コイル巻線
端部とターミナルの結合部がカバーにて包囲され、同カ
バーによって前記結合部の外周に形成される空洞部に前
記カバーに設けた注入口を通して所定量の低硬度樹脂が
充填され、また前記カバーの外周が樹脂の射出成形によ
りモールドされる構成とした。
【考案の作用・効果】
本考案によるコイル巻線端部とターミナルの結合部保
護構造においては、コイル巻線端部とターミナルの結合
部の外周にカバーによって形成される空洞部に所定量の
低硬度樹脂をカバーに設けた注入口を通して充填すると
いう簡単で極めて作業性の良い樹脂充填作業にて、コイ
ル巻線端部とターミナルの結合部を低硬度樹脂内に確実
に埋めて的確に保護することができる。したがって、カ
バーの外周が樹脂の射出成形によりモールドされる時に
は、低硬度樹脂に直接成形圧力が負荷されないため、コ
イル巻線端部とターミナルの結合部が切断することがな
い。また、カバーの注入口を通して侵入するモールド樹
脂から前記結合部に加わる力は低硬度樹脂により緩和さ
れ、前記結合部での断線が防止される。 また、モールド成形後においては、前記結合部の周囲
に低硬度樹脂による保護層とモールド樹脂による保護層
が形成されて、前記結合部が二重の保護層とカバーによ
り保護されるため、しかも前記結合部が弾力性のある低
硬度樹脂に接触して保護されるため、使用時において外
部から加わる衝撃や振動或いは温度サイクルによる繰り
返し応力は低硬度樹脂の弾性変形により緩和されて前記
結合部に伝わる。したがって、コイル巻線端部とターミ
ナル間にはこれらを分断させるような大きな力は作用せ
ず、前記結合部での切断が長期間的確に防止される。
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図及び第2図は本考案を電磁ピックアップ型回転
センサSに実施した例を示していて、このセンサSにお
いてはセンサ本体AとブッシュBが外周を樹脂(66ナイ
ロン)Cの射出成形にてモールドされて一体化されてい
る。 センサ本体Aは、第3図〜第6図にて示したように、
コイル組立体10と、このコイル組立体10の内孔部に嵌合
固定したマグネット21及びバックコア22と、コイル組立
体10の第3図右端に嵌合固定したカバー23によって構成
されていて、コイル組立体10のボビン11に巻き付けたコ
イル巻線12の外周とコイル巻線12の各ターミナル13,14
に至る中間部分がそれぞれテープ19によって被覆保護さ
れている。 コイル組立体10は、ボビン11,コイル巻線12,各ターミ
ナル13,14及び鉄芯15等によって構成されていて、ボビ
ン11,各ターミナル13,14及び鉄芯15は第7図〜第11図に
て示したようにボビン11を形成する樹脂(6ナイロン)
により一体的にモールドされている。また、コイル巻線
12の各端部12a,12bはボビン11の一端に形成した各切り
込み11a,11bと各ガイド11c,11dを通して各ターミナル1
3,14の突起部13a・13b,14a・14bに巻き付けられかつ各
一部12a1,12b1を各ターミナル13,14の舌片部13c,14cに
挟み込まれて公知のヒュージング加工されている。 次に、第12図〜第18図に基づいてカバー23について説
明する。カバー23は、第7図〜第11図で説明したコイル
組立体10と一体結合することによって第1図に示した電
磁ピックアップ型回転センサSを構成する。以下のカバ
ー23の説明では、第7図〜第11図で説明したコイル組立
体10との関連に基づいて説明する。 カバー23は、樹脂(6ナイロン)により一体的に形成
されていて、第12図〜第18図にて示したように、各ター
ミナル13,14の先端部13d,14dが貫通する壁23a1及び略矩
形の孔23a2を有してボビン11が形成する樹脂の各突起部
11e,11f,11gとによりコイル巻線端部12a,12bと各ターミ
ナル13,14の結合部Dを包囲する筒部23aと、ボビン11が
形成する樹脂の各ガイド11c,11dに係合して各ガイド11
c,11dとによりコイル巻線12の各端部12a,12bを挟んで保
護する各爪部23b,23cと、ボビン11を形成する樹脂に形
成したフック11hが嵌合して弾撥的に係合する凸部23d1
を有するホルダ部23dによって構成されており、筒部23a
にはコイル巻線端部12a,12bと各ターミナル13,14の結合
部Dの外周に形成される空洞部Eに低硬度樹脂(JIS A
形硬度27以下、より好ましくはA形硬度24程度のシリコ
ーン樹脂)24を注入するための注入口23a3,23a4が形成
されている(第3図及び第5図参照)。 しかして、本実施例においては、ボビン11にコイル巻
線12を装着するとともに、テープ19を装着し、これにカ
バー23を嵌合固定した後にカバー23における筒部23aの
両注入口23a3,23a4からコイル巻線端部12a,12bと各タ
ーミナル13,14の結合部Dの外周に形成される空洞部E
に所定量の低硬度樹脂24(第3図,第5図及び第6図の
斜線部分参照)を注入することによりコイル組立体10が
構成されている(第3図〜第6図参照)。 上記のように構成した本実施例においては、コイル巻
線端部12a,12bと各ターミナル13,14の結合部Dの外周に
カバー23によって形成される空洞部Eに所定量の低硬度
樹脂24をカバー23に設けた各注入口23a3,23a4を通して
充填するという簡単で極めて作業性の良い樹脂充填作業
にて、第3図,第5図及び第6図に示したように、各コ
イル巻線端部12a,12bと各ターミナル13,14の結合部Dを
斜線を施して示した低硬度樹脂24内に確実に埋めて的確
に保護することができる。したがって、カバー23の外周
が第1図にて示したように樹脂Cの射出成形によりモー
ルドされる時には、低硬度樹脂24に直接成形圧力が負荷
されないため、前記結合部Dが切断することがない。ま
た、カバー23の注入口23a3,23a4を通して侵入するモー
ルド樹脂C1から前記結合部Dに加わる力が低硬度樹脂24
により緩和され、前記結合部Dでの断線が防止される。 また、モールド成形後においては、前記結合部Dの周
囲に低硬度樹脂24による保護層とモールド樹脂Cによる
保護層が形成されて、前記結合部Dが二重の保護層とカ
バー23により保護されるため、しかも前記結合部Dが弾
力性のある低硬度樹脂24に接触して保護されるため、使
用時において外部から加わる衝撃や振動或いは温度サイ
クルによる繰り返し応力は低硬度樹脂24の弾性変形によ
り緩和されて前記結合部Dに伝わる。したがって、コイ
ル巻線端部12a,12bと各ターミナル13,14間にはこれらを
分断させるような大きな力は作用せず、前記結合部Dで
の切断が長期間的確に防止される。 上記実施例においては、電磁ピックアップ型回転セン
サのコイル巻線12とターミナル13,14の結合部Dに本考
案を実施したが、本考案はコイル巻線の端部がターミナ
ルに結合されて電気的に接続されるようにした結合構造
であれば、例えばソレノイド,電磁弁,トランス,モー
タ等において採用されている結合構造にも同様に実施で
きるものであり、その場合においてはコイル巻線とター
ミナルの結合部がハンダ付けされる構造でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施してなる電磁ピックアップ型回転
センサの部分破断側面図、第2図は同正面図、第3図は
第1図に示した回転センサにおけるセンサ本体の部分破
断側面図、第4図は同正面図、第5図は同部分破断平面
図、第6図は第3図の6−6線に沿った断面図、第7図
は第1図に示したボビン,各ターミナル及び鉄芯からな
る組立体の中央縦断側面図、第8図は同正面図、第9図
は同側面図、第10図は同平面図、第11図は同底面図、第
12図は第1図に示したカバーの正面図、第13図は同側面
図、第14図は同平面図、第15図は第12図の15−15線に沿
った断面図、第16図は第12図の16−16線に沿った断面
図、第17図は第12図の17−17線に沿った断面図、第18図
は第13図の18−18線に沿った断面図である。 符号の説明 12……コイル巻線、12a,12b……コイル巻線端部、13,14
……ターミナル、23……カバー、23a3,23a4……注入
口、24……低硬度樹脂、C……モールドする樹脂、D…
…結合部、E……空洞部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩田 康也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 勝田 敏宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−114670(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル巻線の端部がターミナルに結合され
    て電気的に接続されるようにした結合構造において、前
    記コイル巻線端部とターミナルの結合部がカバーにて包
    囲され、同カバーによって前記結合部の外周に形成され
    る空洞部に前記カバーに設けた注入口を通して所定量の
    低硬度樹脂が充填され、また前記カバーの外周が樹脂の
    射出成形によりモールドされてなるコイル巻線端部とタ
    ーミナルの結合部保護構造。
JP1990107227U 1990-10-11 1990-10-11 コイル巻線端部とターミナルの結合部保護構造 Expired - Fee Related JP2546129Y2 (ja)

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JPS50100652U (ja) * 1974-01-23 1975-08-20
JPS5841739U (ja) * 1981-09-14 1983-03-19 株式会社リコー 記録装置用シ−ト反転装置

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