JP4952626B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル装置に関する。
従来、ボビンに巻き線を巻装したものの周囲に外装体を二次成形してなるコイル装置が知られており、その一例が下記特許文献1に記載されている。このものは、巻き線の引き出し端に接続された端子金具をボビンに固着した状態で、ボビンの周りに外装体を二次成形しており、外装体には、外部に開口するコネクタ部が一体に備えられ、そのコネクタ部内に端子金具の一部が突出している。そして、コネクタ部に対して給電用の外部コネクタが嵌合されて内部の端子金具に対して接続されるようになっている。
特開2002−270420公報
ところが、上記した特許文献1記載に記載されたコイル装置では、コネクタ部を備える外装体を二次成形する必要があったため、コスト高になり勝ちであった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、低コスト化を図ることを目的とする。
本発明のコイル装置は、巻き線と、前記巻き線が巻回されるボビンと、前記巻き線に接続される端子金具とを備え、前記ボビンには、前記端子金具が装着されるとともにこの端子金具を外部回路に接続するためのコネクタ部が一体に設けられ、かつ前記ボビンは略環状をなすボビン本体を備え、前記コネクタ部は、前記ボビン本体からその径方向の外側に突出する突出部と、前記突出部に連なるとともに外部コネクタが嵌合可能な嵌合部とから構成され、さらに前記突出部には幅狭部が設けられることにより幅方向の両側面に外方に開口した凹状の空間が形成され、前記端子金具における前記巻き線との接続部分が、前記突出部の幅内に収まった形態で前記凹状の空間内に突出して配されている。
このように、巻き線が巻回されるボビンにコネクタ部を一体に設けるようにしたから、従来のようにボビンに外装体を二次成形することでコネクタ部を設けたものと比べると、製造コストを低減することができる。
また、ボビン本体からその径方向の外側に外れた位置にて、端子金具と巻き線の接続作業を行うことができるので、巻き線を端子金具に接続する際の作業性が良好なものとなる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記巻き線と前記端子金具との接続部分の周りには、接続部分保護材が被覆形成されている構成とする。このようにすれば、接続部分保護材により巻き線と端子金具との接続部分を保護することができる。
(2)前記巻き線の周りには、巻き線保護材が被覆形成されている構成とする。このようにすれば、巻き線保護材によりボビンに巻回された巻き線を保護することができる。
(3)前記突出部には、前記端子金具における接続部分へ前記巻き線を導くガイド溝部が設けられている構成とする。このようにすれば、巻き線をガイド溝部に沿わせることで、端子金具における接続部分に対して巻き線を容易に位置決めすることができるから、作業性がさらに良好なものとなる。
(4)前記端子金具は、前記ボビン内にインサートされている構成とする。このようにすれば、耐熱性及び耐振動性に優れる。
本発明によれば、低コスト化を図ることができる。
<一実施形態>
本発明の一実施形態を図1から図13によって説明する。本実施形態に係るコイル装置10は、例えば自動車の駆動系などに用いられるソレノイド装置の一部を構成するものである。
コイル装置10は、図1から図4に示すように、大まかには、巻き線11と、巻き線11が巻装されるボビン12と、巻き線11に接続される一対の端子金具13とから構成され、且つ外部回路の端末である外部コネクタ(図示せず)に対する接続構造をなすコネクタ部15を備えている。なお、以下では前後方向について図4に示す右側を前側、同図左側を後側として説明するものとする。
巻き線11は、導電性に優れた金属製(例えば銅製)の細線からなり、図4に示すように、ボビン12に対して多数回巻回されることで、円環状のコイルを構成している。ボビン12は、絶縁性を有する合成樹脂製とされ、全体として円環状に形成されたボビン本体14を備えている。このボビン本体14は、図6に示すように、巻き線11が巻き付けられる円筒部14aと、円筒部14aの両端部から径方向の外側に張り出す一対のフランジ部14bとから構成される。円筒部14a及び両フランジ部14bに囲まれた空間は、径方向の外向きに開口しており、ここに巻き線11が配される。円筒部14aの外周面に巻回された巻き線11は、図4に示すように、両フランジ部14b間に挟まれた状態で保持されることになる。端子金具13は、導電性を有する金属製とされ、その一端側が巻き線11に、他端側が外部コネクタに備えられた外部端子(図示せず)にそれぞれ接続可能とされている。
さて、ボビン本体14には、端子金具13が装着されるコネクタ部15が一体成形されており、これらコネクタ部15及び端子金具13について以下に詳しく説明する。
コネクタ部15は、図3及び図4に示すように、ボビン本体14の一対のフランジ部14bのうち、後側のフランジ部14bにおける外面(巻き線11側とは反対側の後側を向いた面)から突出する突出部16と、突出部16に連なる嵌合部17とからなる。このうち、突出部16は、全体として途中で屈曲した略L字型をなしており、フランジ部14bから軸方向に沿って後側に突出する第1突出部18と、第1突出部18の突出先端から径方向に沿って外向き(ボビン本体14から離れる向き)に突出する第2突出部19とからなる。突出部16は、図1及び図2に示すように、ボビン本体14における周方向についての寸法が2段階の段付き形状となっており、第1突出部18と第2突出部19における突出基端部とが幅広部20とされるのに対し、第2突出部19における突出先端側部分(突出基端部よりも先端側の部分)が幅狭部21となっている。
嵌合部17は、図3に示すように、第2突出部19の突出先端に連なるとともに第2突出部19から軸方向に沿って前方へ突出している。嵌合部17は、前方へ開口する略筒状に形成されており、軸方向に沿って前方から外部コネクタが嵌合可能とされる。嵌合部17を構成する周壁のうち、図1に示す左側(図2では右側)の壁には、外部コネクタを嵌合状態に保持するためのロック部17aが設けられている。嵌合部17は、図1及び図2に示す左右方向(ボビン本体14における径方向及び軸方向と交差する方向、周方向)についての寸法が、突出部16における幅広部20とほぼ同じに設定されている。従って、嵌合部17と幅広部20との間には、図1及び図2に示す左右方向に沿って両側方へ開口する凹状の空間が一対形成されていることになる。
端子金具13は、ボビン12の一部である上記したコネクタ部15にインサートされている。端子金具13は、巻き線11における両引き出し部11aに対応して一対備えられており、一方側(図1に示す右側)が第1端子金具13A、他方側(図1に示す左側)が第2端子金具13Bとされる。なお以下では両端子金具を区別する場合には、第1端子金具に関する符号に添え字Aを、第2端子金具に関する符号に添え字Bを付し、区別せずに総称する場合には、符号に添え字を付さないものとする。
先に両端子金具13の共通構造について説明する。端子金具13は、図8から図13に示すように、コネクタ部15内に埋設される端子基部22と、端子基部22の一端側に設けられ外部コネクタの外部端子に対して接続されるコネクタ側接続部23と、端子基部22の他端側に設けられ巻き線11に対して接続される巻き線側接続部24とから構成される。端子基部22は、図1及び図2に示すように、コネクタ部15のうち第2突出部19内に埋設されており、第2突出部19の突出方向、つまりボビン本体14の径方向に沿って延びる形態とされる。端子基部22は、図9及び図12に示すように、正面から見て略クランク状をなしており、その2箇所の屈曲部分が湾曲した形状となっている。
コネクタ側接続部23は、図1及び図3に示すように、端子基部22における嵌合部17側(ボビン本体14の径方向の外側)の端部から、ボビン本体14の軸方向に沿って前方へほぼ真っ直ぐに突出し、嵌合部17内の空間に突き出している。このコネクタ側接続部23は、嵌合部17を構成する周壁によって取り囲まれており、嵌合される外部コネクタの外部端子に対して導通接続可能とされている。コネクタ側接続部23は、図8及び図11に示すように、タブ形状をなし、先端が先細り状に形成されている。
巻き線側接続部24は、図1及び図2に示すように、端子基部22におけるボビン本体14側(ボビン本体14の径方向の内側)の端部から、第2突出部19の外部に突出している。詳しくは、巻き線側接続部24は、端子基部22の端部からボビン本体14の軸方向に沿って前方へ突出する基端部24aと、基端部24aから屈曲されて図1及び図2に示す左右方向(軸方向及び径方向と交差する方向、周方向)に沿って側方へ突出する片部24bとから構成される。この巻き線側接続部24のうち、基端部24aと片部24bの突出基端部とが、第2突出部19内に埋設されており、片部24bの突出先端側部分が第2突出部19の外部に露出している(図5)。片部24bは、図8及び図11に示すように、先端部がU字型に折り返されており、この折返部25によって巻き線11の引き出し部11aの先端を挟み込むことが可能とされる。この折返部25が巻き線11に対する端子金具13の接続部分を構成している。巻き線側接続部24は、図9及び図12に示すように、幅寸法が2段階の段付き形状となっており、基端部24aと片部24bのうち折返部25を除いた部分(折返部25よりも基端部24a寄りの部分)とが比較的幅広なのに対し、折返部25が比較的幅狭となっている。
ところで、両端子金具13は、端子基部22及びコネクタ側接続部23がほぼ同一形状であるのに対し、巻き線側接続部24については相違しており、その相違点について説明する。第1端子金具13Aと第2端子金具13Bとでは、図1及び図2に示すように、巻き線側接続部24における片部24bの突出方向が互いに逆向きとなっており、両端子金具13A,13B間の中間位置を中心としてほぼ対称形状をなしている。詳しくは、第1端子金具13Aにおける巻き線側接続部24の片部24bは、図1に示す右側、つまり第2端子金具13B側とは反対側に突出しているのに対し、第2端子金具13Bにおける巻き線側接続部24の片部24bは、図1に示す左側、つまり第1端子金具13A側とは反対側に突出している。従って、巻き線11を接続する前の状態(図6及び図7)では、両片部24bにおける折返部25は、互いの内周面(巻き線11との接触面)が向き合うことになる。また、第1端子金具13Aに係る片部24bについては、図8に示すように、コネクタ側接続部23を横切っている点でも第2端子金具13Bとは相違している。
両端子金具13の巻き線側接続部24は、図1及び図2に示すように、コネクタ部15の第2突出部19のうち幅狭部21の両側面から外部へとほぼ対称をなしつつ突出しており、その突出部分(片部24bの先端側部分)は、幅広部20と嵌合部17との間に挟まれた凹状の空間内に配されている。これら巻き線側接続部24の突出先端面は、幅広部20や嵌合部17における図1及び図2に示す左右方向についての外側面とほぼ面一状をなしている。
そして、幅広部20における両外側面には、巻き線11の各引き出し部11aを、各巻き線側接続部24へと導くためのガイド溝部26が一対形成されている。ガイド溝部26は、図6に示すように、側方から見て略L字型をなしており、ボビン本体14部における軸方向に沿って延びる部分と、同径方向に沿って延びる部分とからなる。このガイド溝部26のうち軸方向に沿って延びる部分は、ボビン本体14における後側のフランジ部14b(コネクタ部15と連なるフランジ部14b)の外周端よりもさらに径方向の外側に位置している。これにより、ボビン本体14に巻回された巻き線11の最外周端から引き出される引き出し部11aを、容易にガイド溝部26内に入れることができる。一方、ガイド溝部26のうち径方向に沿って延びる部分は、軸方向について巻き線側接続部24の折返部25とほぼ整合した位置に形成されている。これにより、巻き線11の引き出し部11aを折返部25に対して容易に位置合わせできるようになっている。
さらには、ボビン本体14のうちコネクタ部15と連なる後側のフランジ部14bの内面(巻き線11との対向面)には、図7に示すように、内周端側から外周端側に延びる補助ガイド溝部27が形成されている。補助ガイド溝部27は、ほぼ直線状に延びる形成され、その外周端が周方向についてガイド溝部26とほぼ整合する位置に配されている。これにより、巻き線11をガイド溝部26へと容易に引き出すことが可能となっている。
ところで、本実施形態では、ボビン12にコネクタ部15を一体成形している都合上、端子金具13と巻き線11との接続部分や、ボビン本体14に巻回される巻き線11が外部に露出することになる。そこで、本実施形態では、これらの露出部分を保護するべく、それぞれに保護材を被覆形成するようにしている。
詳しくは、端子金具13のうちコネクタ部15の外部に突出する巻き線側接続部24と、巻き線11のうちボビン本体14の外部に引き出される引き出し部11aとは、図1から図4に示すように、共に第1保護材28(同図一点鎖線に示す)によってその周りが覆われている。第1保護材28は、熱可塑性を有する合成樹脂製(例えばシリコーン樹脂製)とされている。第1保護材28は、巻き線側接続部24及び引き出し部11aを接続した状態で、それらの周りに溶融状態で塗布され、その後固化されることで、巻き線側接続部24及び引き出し部11aの周りをほぼ全域にわたって被覆できるようになっている。これにより、接続部分のシール性を確保することができる。
一方、ボビン本体14に巻回される巻き線11は、図4に示すように、第2保護材29によってその周りが覆われている。第2保護材29は、合成樹脂製とされ、内面側に接着層(粘着層)を有するテープ材からなる。第2保護材29は、ボビン本体14に巻き線11を巻回した状態で、その巻き線11の外周側に重なるよう巻回されることで、巻き線11の周りをほぼ全域にわたって被覆できるようになっている。これにより、巻き線11のシール性を確保することができる。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。コイル装置10を製造するには、各構成部品を製造しておき、それらの構成部品を組み付けるようにする。特にボビン12の製造にあたっては、ボビン12を樹脂成形する際にその成形金型内に、別途に製造しておいた端子金具13をインサートするようにしている。従って、製造されたボビン12には、図6及び図7に示すように、コネクタ部15が一体成形されるとともにそこに端子金具13が埋設されて一体化されている。
コイル装置10の組み付けにあたっては、まずボビン12のうちボビン本体14に対して巻き線11を巻回する作業を行う。巻き線11を巻回したら、その両端の引き出し部11aをボビン本体14からコネクタ部15側に引き出すようにする。このとき、コネクタ部15に連なる後側のフランジ部14bの内面には、補助ガイド溝部27が設けられ、その外周端がコネクタ部15の側面に設けられたガイド溝部26と整合する位置にあるから、巻き線11の引き出し部11aを補助ガイド溝部27に入れることで、ガイド溝部26へと容易に導くことができる。さらには、巻き線11の引き出し部11aをガイド溝部26に入れることで、その先端を端子金具13における巻き線側接続部24の折返部25に対して容易に位置合わせすることができる。巻き線11の引き出し部11aの先端を折返部25内に配した状態で、熱溶着(フュージング)する。詳しくは、折返部25を外部から加圧して変形させつつ加熱することで、折返部25によって巻き線11の引き出し部11aを挟み込んだ状態に固着する。これにより、図5に示すように、各端子金具13と、巻き線11の各引き出し部11aとが電気的に接続される。
続いて、コイル装置10に各保護材を形成する。端子金具13及び巻き線11のうちコネクタ部15の外部に露出した引き出し部11a及び巻き線側接続部24の周りには、溶融状態とした第1保護材28を塗布する。そして、第1保護材28が固化すると、図1から図4に示すように、引き出し部11a及び巻き線側接続部24の周りに第1保護材28が、全域を覆うよう形成される。これにより、引き出し部11a及び巻き線側接続部24をシールすることができる。一方、ボビン本体14に巻回された巻き線11の周りに、テープ状の第2保護材29を幾重にも巻回し、図4に示すように、全域が覆われるようにする。これにより、巻き線11のシールを図ることができる。
上記のようにして製造されたコイル装置10を外部回路に電気的に接続するには、コネクタ部15に対して外部コネクタを嵌合接続する。外部コネクタをコネクタ部15に嵌合すると、端子金具13におけるコネクタ側接続部23が外部端子に対して接触される。これにより、外部回路に対して巻き線11が端子金具13を介して電気的に接続されるので、巻き線11への給電などが可能となる。また、コネクタ部15のロック部17aによって外部コネクタは、嵌合状態に安定的に保持される。
以上説明したように本実施形態に係るコイル装置10は、巻き線11と、巻き線11が巻回されるボビン12と、巻き線11に接続される端子金具13とを備え、ボビン12には、端子金具13が装着されるとともにこの端子金具13を外部回路に接続するためのコネクタ部15が一体に設けられている。このように、巻き線11が巻回されるボビン12にコネクタ部15を一体に設けるようにしたから、従来のようにボビン12に外装体を二次成形することでコネクタ部15を設けたものと比べると、製造コストを低減することができる。
また、巻き線11と端子金具13との接続部分の周りには、第1保護材28が被覆形成されている。このようにすれば、第1保護材28により巻き線11と端子金具13との接続部分を保護することができる。
また、巻き線11の周りには、第2保護材29が被覆形成されている。このようにすれば、第2保護材29によりボビン12に巻回された巻き線11を保護することができる。
また、ボビン12は、略環状をなすボビン本体14を備え、コネクタ部15は、ボビン本体14からその径方向の外側に突出する突出部16と、突出部16に連なるとともに外部コネクタが嵌合可能な嵌合部17とから構成されており、突出部16からは、端子金具13における巻き線11との接続部分である巻き線側接続部24が外部に突出して設けられている。このようにすれば、ボビン本体14からその径方向の外側に外れた位置にて、端子金具13と巻き線11の接続作業を行うことができるので、巻き線11を端子金具13に接続する際の作業性が良好なものとなる。
また、突出部16には、端子金具13における接続部分である巻き線側接続部24へ巻き線11を導くガイド溝部26及び補助ガイド溝部27が設けられている。このようにすれば、巻き線11をガイド溝部26及び補助ガイド溝部27に沿わせることで、巻き線側接続部24に対して巻き線11を容易に位置決めすることができるから、作業性がさらに良好なものとなる。
また、端子金具13は、ボビン12内にインサートされている。このようにすれば、耐熱性及び耐振動性に優れる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した実施形態では、コネクタ部がボビン本体のうち後側のフランジ部に連なる形態のものを示したが、コネクタ部が前側のフランジ部に連なる形態としたものも本発明に含まれる。
(2)上記した実施形態では、コネクタ部における嵌合部が前方に開口するものを示したが、例えば嵌合部が後方へ開口するものや、嵌合部がボビン本体における径方向の外向きに開口するものも本発明に含まれる。なお、嵌合部の形状変更に応じて端子金具の形状についても適宜に変更可能である。
(3)上記した実施形態では、コネクタ部がL字型の突出部を有するものを示したが、突出部の形状は適宜に変更可能である。例えば、突出部が屈曲箇所のない真っ直ぐな形態としたものも本発明に含まれる。その場合、突出部は、上記実施形態に示した突出部から第1突出部または第2突出部のいずれか一方を省略した形態とすることができる。なお、突出部の形状変更に応じて端子金具の形状についても適宜に変更可能である。
(4)上記した実施形態では、嵌合部が筒状をなすとともに端子金具のコネクタ側接続部がタブ形状をなすもの、つまりコネクタ部がいわゆる雄型のものを示したが、嵌合部が略ブロック状をなし、その内部に収容されるコネクタ側接続部が箱状部内に弾性接触片が配される形態とされたもの、つまりコネクタ部がいわゆる雌型となったものも本発明に含まれる。
(5)上記した実施形態では、巻き線側接続部と巻き線とを熱溶着により接続した場合を示したが、超音波溶着や高周波溶着など他の接続方法を用いてもよい。また、接続方法は、溶着に限らず、例えば単なるかしめ付けによる接続であってもよい。
(6)上記した実施形態では、第1保護材としてシリコン樹脂などの樹脂材料を用いた場合を示したが、第1保護材としてテープ状のものを用い、接続部分に多重に巻回することで保護を図るようにしてもよい。
(7)上記した実施形態では、第2保護材としてテープ状のものを用いた場合を示したが、第2保護材としてシリコン樹脂などの樹脂材料を用い、巻き線の周りに塗布するようにしたものも本発明に含まれる。
(8)上記した実施形態では、端子金具がボビンにインサートされるものを示したが、樹脂成形したボビンに対して端子金具を後から圧入するなどして装着するようにしたものも本発明に含まれる。
(9)上記した実施形態では、ボビンにガイド溝部及び補助ガイド溝部を設けた場合を示したが、ガイド溝部と補助ガイド溝部のいずれか一方または双方ともに省略することもできる。
本発明の一実施形態に係るコイル装置の正面図 コイル装置の背面図 コイル装置の側面図 図1のX−X線断面図 図1のY−Y線断面図 ボビンの側面図 図6のZ−Z線断面図 第1端子金具の平面図 第1端子金具の背面図 第1端子金具の側面図 第2端子金具の平面図 第2端子金具の背面図 第2端子金具の側面図
符号の説明
10…コイル装置
11…巻き線
11a…引き出し部(接続部分)
12…ボビン
13…端子金具
14…ボビン本体
15…コネクタ部
16…突出部
17…嵌合部
24…巻き線側接続部(接続部分)
26…ガイド溝部
27…補助ガイド溝部(ガイド溝部)
28…第1保護材(接続部分保護材)
29…第2保護材(巻き線保護材)

Claims (5)

  1. 巻き線と、前記巻き線が巻回されるボビンと、前記巻き線に接続される端子金具とを備え、前記ボビンには、前記端子金具が装着されるとともにこの端子金具を外部回路に接続するためのコネクタ部が一体に設けられ
    かつ前記ボビンは略環状をなすボビン本体を備え、前記コネクタ部は、前記ボビン本体からその径方向の外側に突出する突出部と、前記突出部に連なるとともに外部コネクタが嵌合可能な嵌合部とから構成され、
    さらに前記突出部には幅狭部が設けられることにより幅方向の両側面に外方に開口した凹状の空間が形成され、前記端子金具における前記巻き線との接続部分が、前記突出部の幅内に収まった形態で前記凹状の空間内に突出して配されているコイル装置。
  2. 前記巻き線と前記端子金具との接続部分の周りには、接続部分保護材が被覆形成されている請求項1記載のコイル装置。
  3. 前記巻き線の周りには、巻き線保護材が被覆形成されている請求項1または請求項2記載のコイル装置。
  4. 前記突出部には、前記端子金具における接続部分へ前記巻き線を導くガイド溝部が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコイル装置。
  5. 前記端子金具は、前記ボビン内にインサートされている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコイル装置。
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