JP7246019B2 - 電磁リレー - Google Patents

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Description

本開示は、電磁リレーに関する。
特許文献1には、電磁石を用いて固定接点に対して可動接点を接触・離間させる電磁継電器(電磁リレー)が記載されている。
この電磁リレーは、固定接点、可動接点及び電磁石を有する本体部と、この本体部を内部に収容するケースと、を備えている。
ケースは、本体部と同程度の大きさの収容空間を有しており、ケースの大きさは、本体部の大きさよりも僅かに大きい程度である。
特開2011-18465号公報
ところで、特許文献1に記載の電磁リレーでは、組み付け先に対して組み付けしやすくすることまでは考慮されていない。
本開示は、組み付けしやすい電磁リレーを提供することを、目的とする。
本開示に係る一態様の電磁リレーは、リレー本体と、前記リレー本体を収容する収容空間を有するケースと、前記リレー本体に設けられ、前記ケースから外部に突出する接続端子と、を備える。前記リレー本体は、固定接点、可動接点、及び前記可動接点を前記固定接点に対して接離させる電磁石装置を有する。前記ケースは、前記収容空間を囲むケース本体と、前記ケース本体から延長された延長部と、を有する。前記ケース本体は、前記接続端子が貫通する底壁と、前記底壁に対向する上壁と、前記底壁と前記上壁とで前記収容空間を囲む周壁と、を含む。前記延長部は、前記上壁から前記底壁とは反対側に突出している。
本開示によれば、組み付けしやすい電磁リレーを提供することができる。
図1は、一実施形態の電磁リレーを示す斜視図である。 図2は、同上の電磁リレーを示す断面図である。 図3は、同上の電磁リレーのケースを分解した状態を示す斜視図である。 図4は、同上の電磁リレーが備えるケースを示す平面図である。 図5Aは、図4のA-A線における断面図であり、図5Bは、図4のB-B線における断面図である。 図6は、同上のケースの平断面図である。 図7Aは、同上のケースの変形例1を示す平面図であり、図7Bは、同上のケースの変形例2を示す平面図である。図7Cは、同上のケースの変形例3を示す平面図であり、図7Dは、同上のケースの変形例4を示す平面図である。図7Eは、同上のケースの変形例5を示す平面図である。
1.概要
図1及び図2に示す一実施形態の電磁リレー1は、リレー本体2と、リレー本体2を収容する収容空間S1を有するケース3と、リレー本体2に設けられ、ケース3から外部に突出する接続端子4と、を備える。リレー本体2は、固定接点5、可動接点6、及び可動接点6を固定接点5に対して接離させる電磁石装置7を有する。ケース3は、収容空間S1を囲むケース本体8と、ケース本体8から延長された延長部9と、を有する。ケース本体8は、接続端子4が貫通する底壁10と、底壁10に対向する上壁11と、底壁10と上壁11とで収容空間S1を囲む周壁12と、を含む。延長部9は、上壁11から底壁10とは反対側に突出している。
上記構成を備えることで、本実施形態の電磁リレー1では、収容空間S1を囲むケース本体8から突出する延長部9を持って、相手先に接続端子4を接続することができて、延長部9を有さないものと比べて、組み付けしやすい。また、本実施形態の電磁リレー1では、ケース本体8の収容空間S1の大きさは、従来と同様にリレー本体2と同程度とすることができるため、ケース本体8の内面やリレー本体2に結露や氷結が発生することを抑えることができる。
2.詳細
続いて、本実施形態の電磁リレー1について、更に詳しく説明する。
本実施形態の電磁リレー1は、ヒンジ形電磁リレーであり、例えば自動車や二輪自動車などの電動車両に用いられる。なお、電磁リレー1の用途は、電動車両に限定されない。
図1に示すように、ケース3は、直方体状である。本明細書中では、ケース3から外部に突出する接続端子4の突出方向を下方とし、その反対方向を上方とし、ケース3を上方から見たときに、ケース3の長手方向を左右方向とし、ケース3の短手方向を前後方向として、各構成について説明する。
まず、リレー本体2及び接続端子4について説明する。
図2及び図3に示すように、リレー本体2は、電磁石装置7と、接点ブロック13とを備える。接続端子4は、固定接点接続端子40と、可動接点接続端子41と、一対のコイル接続端子42とを備える。
固定接点接続端子40と、可動接点接続端子41と、一対のコイル接続端子42のそれぞれは、金属製の端子であり、銅などの導電性材料により形成されている。接続端子40,41,42のそれぞれは、外部の電気接続部品としての刃受け部品(図示せず)に接続される。可動接点接続端子41は、可動接点6が取り付けられるコモン端子(COM端子)である。接続端子40,41,42のそれぞれは、一部(上部)がケース3の収容空間S1内に収容され、残りの部分がケース3の底壁10を貫通して、底壁10から下方に突出する。
電磁石装置7は、コイル70と、ボビン71と、鉄心72と、継鉄73と、接極子74とを備えている。
ボビン71は、筒部710と、一対の鍔部711,712とを備えている。筒部710は、中空円筒状である。一対の鍔部711,712は、例えば略矩形板状に形成されており、筒部710の軸方向の両端(上端と下端)に形成されている。筒部710及び一対の鍔部711,712は、樹脂などの絶縁材料により一体に形成されている。筒部710のうち、鍔部711と鍔部712との間の部分にコイル70が巻回されている。コイル70の先端部分は、一対のコイル接続端子42のそれぞれに巻回されて、半田などによって接続されている。
鉄心72は、ボビン71の筒部710に通されており、鉄心72の下端面が接極子74に対向している。鉄心72は、軸部720と、鍔部721とを備えている。軸部720は、柱状に形成されており、より詳細には長尺円柱状に形成されている。鍔部721は、軸部720の一端(下端)に設けられている。軸部720及び鍔部721は、磁性材料により一体に形成されている。
継鉄73は、第1の片730と、第2の片731とを備えており、略L字状に形成されている。第1の片730及び第2の片731は、磁性材料により一体に形成されている。第1の片730は、ボビン71の鍔部711に形成された凹部713に配置されている。第1の片730は、貫通孔732を有している。貫通孔732には、鉄心72が通されている。第2の片731は、第1の片730の一端(左端)より第1の片730に対して直角に延びている。第2の片731は、ボビン71の筒部710の軸方向(上下方向)に沿っている。
接極子74は、後述の可動ばね14の可動部140に取り付けられており、可動部140と一体に変位する。より詳細には、接極子74は、可動部140に取り付けられて鉄心72の鍔部721に対向して配置されている。接極子74は、磁性材料によって長尺平板状に形成されている。接極子74の一端(左端)は、継鉄73の第2の片731に当たっている。
接点ブロック13は、固定接点5と、可動接点6と、可動ばね14とを備えている。
固定接点5は、固定接点接続端子40に取り付けられている。可動接点6は、可動ばね14に取り付けられている。可動接点6は、固定接点5と対向する位置に設けられている。可動部140は、銅などの導電性材料により形成されている。
可動ばね14は、コイル70への通電の入り切りに応じて可動接点6が固定接点5に接離(接触又は離間)するように構成されている。
上述したリレー本体2は、下記のように動作する。
まず、コイル70が通電される前では、接極子74が鉄心72から離れ、可動接点6が固定接点5から離れている。
その後、コイル70が通電されると、鉄心72が磁化され、鉄心72の鍔部721に接極子74が引き寄せられていく。これに伴い、接極子74と一体の可動ばね14の可動部140の先端(右端)が変位する。その後、可動接点6が固定接点5に接触する。その結果、可動接点6と固定接点5との間は導通される。
一方、コイル70への通電が遮断されると、鉄心72は消磁され、可動ばね14の弾性作用によって接極子74が鉄心72の鍔部721から離れるとともに、可動ばね14の可動部140が変位する。これに伴い、可動接点6が固定接点5から離れる。その結果、可動接点6と固定接点5との間は、電気的に遮断される。
続いて、ケース3について説明する。
図3に示すように、ケース3は、収容空間S1を囲むケース本体8と、ケース本体8から延長された延長部9と、を備える。ケース本体8は、底壁10と、上壁11と、上壁11と一体の周壁12と、を備える。ケース3は、上壁11と周壁12と延長部9とで構成される第一パーツと、底壁10のみで構成される第二パーツとを組み合わせて形成される。
図5A及び図5Bに示すように、上壁11及び周壁12は、下面が開口した矩形の箱型をなしている。上壁11は、矩形板状であり、周壁12は、矩形枠状である。
周壁12は、互いに対向する一対の側壁120,121と、互いに対向する一対の側壁122,123とで構成されている。言い換えると、周壁12は、互いに対向する一対の側壁120,121を含み、周壁12は、互いに対向する一対の側壁122,123を含む。一対の側壁120,121は、上壁11の短手方向(前後方向)に対向している。一対の側壁122,123は、上壁11の長手方向(左右方向)に対向している。以下、一対の側壁120,121を、一対の第一側壁120,121と記載し、一対の側壁122,123を、一対の第二側壁122,123と記載する。
一対の第一側壁120,121は、上壁11の短手方向の両端部(前後の端部)から下方に突出している。一対の第二側壁122,123は、上壁11の長手方向の両端部(左右の端部)から下方に突出している。一対の第一側壁120,121と一対の第二側壁122,123は、平面視矩形枠状につながっている。
上壁11の前後の端面と、一対の第一側壁120,121の外面(前後方向の外側の面)は、面一に並んでいる。上壁11の左右の端面と、一対の第二側壁122,123の外面(左右方向の外側の面)は、面一に並んでいる。上壁11、一対の第一側壁120,121、及び一対の第二側壁122,123は、厚み(壁厚)が互いに略同じである。
本実施形態では、一対の第一側壁120,121の互いに対向する面の下端部には、底壁10の取り付けに用いられる爪124が設けられている。
図2及び図3に示すように、底壁10は、本実施形態では、矩形板状である。底壁10は、周壁12の下端部に嵌まり込む形状である。底壁10の外周面のうち、一対の爪124(図5A参照)のそれぞれに対向する部分には、対応する爪124が収まる凹み100が設けられている。
底壁10には、固定接点接続端子40が通される貫通孔101と、可動接点接続端子41が通される貫通孔102と、一対のコイル接続端子42のそれぞれが通される一対の貫通孔103と、が設けられている。底壁10は、貫通孔101,102,103のそれぞれに接続端子40,41,42を貫通させることで、リレー本体2に取り付けられる。
図4から図6に示すように、延長部9は、互いに対向する一対の延長壁15を含む。延長部9は、一対の延長壁15を連結する連結部16を更に含む。連結部16は、上壁11から突出し、一対の延長壁15の互いに対向する面150をつなぐ連結壁17を含む。連結部16は、上壁11に対向し、一対の延長壁15の上端部をつなぐ連結上壁18を含む。延長部9は、上壁11から突出し、一対の延長壁15の間に位置する中間壁19を更に含む。
一対の延長壁15は、上壁11の短手方向(前後方向)の両端部から上方に突出している。一対の延長壁15は、上壁11の左右方向の全長にわたるように設けられている。つまり、一対の延長壁15のそれぞれの左右方向の長さは、上壁11の左右方向の長さと同じである。一対の延長壁15は、互いに平行である。一対の延長壁15のそれぞれは、上壁11の長手方向(左右方向)を長手方向とする壁である。
一対の延長壁15は、一対の第一側壁120,121からそれぞれ延長されている。言い換えると、一対の延長壁15と一対の第一側壁120,121は、上下方向に並んでいる。一対の延長壁15の外面(前後方向の外側を向く面)は、上壁11の前後の面に対して面一である。
中間壁19は、一対の延長壁15に沿う壁であり、一対の延長壁15のそれぞれに対して平行である。中間壁19は、一対の延長壁15の間の中間部分に位置している。つまり、一対の延長壁15のそれぞれから中間壁19までの距離は、同じである。
中間壁19は、上壁11の短手方向の中間部から上方に突出している。中間壁19は、上壁11の左右方向の全長にわたるように設けられている。中間壁19の左右方向の長さは、上壁11及び一対の延長壁15の左右方向の長さと同じである。
連結壁17は、前後方向を長手方向とする壁である。連結壁17は、上壁11の左右方の中間部から上方に突出している。連結壁17は、一対の延長壁15の互いに対向する面150(つまり前後方向の内側を向く面)のうち、左右方向の中間部につながっている。連結壁17は、一対の延長壁15のそれぞれに対して直交するようにつながっている。連結壁17は、前後方向の中間部において、中間壁19と交差している。連結壁17と中間壁19とは直交している。
連結上壁18は、上壁11に対して平行な壁である。連結上壁18は、矩形板状である。連結上壁18は、平面視における外形が上壁11の外形と同じである。連結上壁18は、一対の延長壁15、中間壁19、及び連結壁17のそれぞれの上端部につながっている。詳しくは、連結上壁18の前後の両端部が、一対の延長壁15の上端部につながっている。連結上壁18の前後方向の中間部が、中間壁19の上端部につながっている。連結上壁18の左右方向の中間部が、連結壁17の上端部につながっている。
図3及び図4に示すように、連結上壁18の上面180の前後方向及び左右方向の中央部には、ゲート跡181が形成されている。ゲート跡181は、中間壁19と連結壁17とが交差する部分の上方に位置している。
図4から図6に示すように、延長部9には、一対の延長壁15のうちの一方、中間壁19、連結壁17、連結上壁18及び上壁11によって囲まれて形成される四つの中空部20が設けられている。4つの中空部20のそれぞれは、左右方向の外側に向けて開口している。
延長部9を構成する、一対の延長壁15、中間壁19、連結壁17、及び連結上壁18は、厚み(壁厚)が互いに略同じである。一対の延長壁15、中間壁19、連結壁17、及び連結上壁18のそれぞれの壁厚は、上壁11、及び側壁120,121,122,123のそれぞれの壁厚よりも若干大きい。
ケース本体8の上壁11及び周壁12と延長部9は、金型を用いて一体に形成される樹脂成型品である。上壁11と周壁12と延長部9は、金型のうち、延長部9の連結上壁18の上面180の中央部に対向する箇所から樹脂を流し込むことによって形成される。これにより、ゲート跡181が、連結上壁18の上面180の中央部に形成される。底壁10は、上壁11と周壁12と延長部9を成形する金型とは別の金型を用いて形成される樹脂成型品である。
以上説明したケース3の周壁12の下端部に対して、リレー本体2及び接続端子4に取り付けた底壁10を嵌め込むことで、電磁リレー1が形成される。
電磁リレー1では、ケース本体8の収容空間S1にリレー本体2が収容される。収容空間S1は、本実施形態では、直方体状の空間である。収容空間S1は、リレー本体2よりも僅かに大きい。収容空間S1は、本実施形態では、密閉された空間である。つまり、収容空間S1は、電磁リレー1の外部空間とはつながっておらず、内部の水分量(水蒸気の量)の増加を抑制できる。
なお、底壁10と周壁12の間や、底壁10の各貫通孔101,102,103と各接続端子40,41,42の間には、シーリング材を充填することで、隙間を閉塞してもよい。シーリング材により、底壁10と周壁12の下端部とが接着される。
3.作用効果
以上説明した本実施形態の電磁リレー1では、ケース3が収容空間S1を囲むケース本体8とケース本体8の上壁11から底壁10とは反対側(つまり上側)に突出する延長部9とを備えている。
そのため、本実施形態の電磁リレー1では、延長部9の分だけケース3が長くなっているため、この延長部9を手の指や組み付け装置のアーム等で持って支持しやすく、組み付け先に対して組み付けしやすい。
また、本実施形態の電磁リレー1では、ケース本体8の収容空間S1の大きさは、従来例と同様に、リレー本体2と同程度の大きさであるため、ケース3を長く設けることによって、収容空間S1が拡大されることを防ぐことができる。そのため、本実施形態の電磁リレー1では、収容空間S1が拡大して含有する水分量が増えることを防ぐことができ、ケース3の内面やリレー本体2に結露が発生することを防ぐことができる。特に寒冷地で使用される電動車両に、本実施形態の電磁リレー1を用いる場合、結露水の氷結を抑制できて、電磁リレー1の機能の低下を抑えることができる。
また、本実施形態の電磁リレー1では、延長部9を、一対の延長壁15と中間壁19と連結壁17と連結上壁18とで構成したことで、延長部9の強度を確保したうえで、延長部9の軽量化が図れ、電磁リレー1の取り扱いがしやすい。
また、本実施形態の電磁リレー1では、ゲート跡181が、連結上壁18の上面180の中央部に形成されている。そのため、樹脂成型の際に、樹脂を、連結上壁18、中間壁19、連結壁17、一対の延長壁15、上壁11、一対の第一側壁120,121、及び一対の第二側壁122,123に流しやすく、成形しやすい。
また、本実施形態の電磁リレー1では、連結上壁18、中間壁19、連結壁17、及び一対の延長壁15の壁厚が同程度であるため、樹脂を流しやすい。また、本実施形態の電磁リレー1では、ゲート跡181から距離が離れた上壁11、一対の第一側壁120,121、及び一対の第二側壁122,123の壁厚が、連結上壁18、中間壁19、連結壁17、及び一対の延長壁15の壁厚に比べて若干小さい。そのため、上壁11、一対の第一側壁120,121、及び一対の第二側壁122,123まで樹脂を流し込みやすい。
4.変形例
続いて、上述した実施形態の電磁リレー1の変形例について説明する。
延長部9は、上壁11から底壁10とは反対側(つまり上側)に突出し、指等で支持可能なものであればよく、図4から図6に示す形状に限定されない。
例えば、延長部9は、図7Aに示す変形例1のように、一対の延長壁15のみで構成されてもよい。この場合、ゲート跡181は、例えば上壁11の上面の前後方向及び左右方向の中央部に形成される。
また、延長部9は、図7Bに示す変形例2のように、一対の延長壁15と連結壁17と連結上壁18とで構成されてもよい。また、延長部9は、図7Cに示す変形例3のように、一対の延長壁15と中間壁19と連結上壁18とで構成されてもよい。また、延長部9は、図7Dに示す変形例4のように、一対の延長壁15と中間壁19と連結壁17とで構成されてもよい。この場合、ゲート跡181は、連結壁17と中間壁19が交差する部分の上面に形成される。
また、延長部9は、図7Eに示す変形例5のように、各中空部20の開口する方向が、前後方向外側であってもよい。言い換えると、延長部9は、第二側壁122,123から延長される一対の延長壁15を備えてもよい。変形例5では、一対の延長壁15は、上壁11の左右の端部から前後方向の全長にわたって上方に突出している。中間壁19は、上壁11の左右方向の中間部から前後方向の全長にわたって上方に突出している。連結壁17は、上壁11の前後方向の中間部から左右方向の全長にわたって上方に突出している。連結壁17は、一対の延長壁15の互いに対向する面150の前後方向の中間部につながっている。
また、一対の延長壁15は、互いに対向すればよく、上壁11における突出位置は、左右方向の両端部又は前後方向の両端部に限定されない。また、一対の延長壁15が対向する方向は、左右方向又は前後方向に限らず、左右方向又は前後方向に対して傾いた方向であってもよい。
また、連結部16は、連結壁17と連結上壁18のうちの少なくとも一方に限定されず、例えば、上壁11から離れて位置する棒状の部材であってもよい。
また、一対の延長壁15における連結壁17がつながる部分は、一対の延長壁15の長手方向の中間部に限らず、その他の部分であってもよい。
また、中間壁19は、一対の延長壁15の間に位置すればよく、一対の延長壁15に対して平行でなくてもよく、また、一対の延長壁15のうちどちらか一方に寄った位置に配置されてもよい。
また、連結壁17と中間壁19とは、直交しなくてもよく、90°とは異なる角度で交差してもよい。
また、延長部9は、一対の延長壁15を備える態様に限らず、例えば、指等で支持可能な大きさ及び形状に設けられた一つの突起で構成されてもよい。また、延長部9は、上壁11の厚みを、延長部9の長さの分だけ増やしたものであってもよく、各中空部20を有さなくてもよい。この場合、上壁11のうち、上壁11の下面から周壁12の壁厚と同じ厚みの部分を除いた残りの部分が、延長部9である。
また、収容空間S1は、密閉された空間に限らず、電磁リレー1の外部空間に対してつながった空間であってもよい。
5.まとめ
以上説明した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第一態様の電磁リレー(1)は、下記の構成を備える。
すなわち、第一態様の電磁リレー(1)は、リレー本体(2)と、リレー本体(2)を収容する収容空間(S1)を有するケース(3)と、リレー本体(2)に設けられ、ケース(3)から外部に突出する接続端子(4)と、を備える。リレー本体(2)は、固定接点(5)、可動接点(6)、及び可動接点(6)を固定接点(5)に対して接離させる電磁石装置(7)を有する。ケース(3)は、収容空間(S1)を囲むケース本体(8)と、ケース本体(8)から延長された延長部(9)と、を有する。ケース本体(8)は、接続端子(4)が貫通する底壁(10)と、底壁(10)に対向する上壁(11)と、底壁(10)と上壁(11)とで収容空間(S1)を囲む周壁(12)と、を含む。延長部(9)は、上壁(11)から底壁(10)とは反対側に突出している。
上記構成を備えることで、第一態様の電磁リレー(1)では、収容空間(S1)を囲むケース本体(8)から突出する延長部(9)を持って、相手先に接続端子(4)を接続することができて、延長部(9)を有さないものと比べて、組み付けしやすい。また、第一態様の電磁リレー(1)では、ケース本体(8)の収容空間(S1)の大きさは、従来と同様にリレー本体(2)と同程度とすることができるため、ケース本体(8)の内面やリレー本体(2)に結露や氷結が発生することを抑えることができる。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第二態様の電磁リレー(1)は、第一態様の電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第二態様の電磁リレー(1)では、延長部(9)は、互いに対向する一対の延長壁(15)を含む。
上記構成を備えることで、第二態様の電磁リレー(1)では、互いに対向する一対の延長壁(15)といった簡単な構成で延長部(9)を形成することができる。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第三態様の電磁リレー(1)は、第二態様の電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第三態様の電磁リレー(1)では、周壁(12)は、互いに対向する一対の側壁(120,121又は122,123)を含む。一対の延長壁(15)は、一対の側壁(120,121又は122,123)からそれぞれ延長されている。
上記構成を備えることで、第三態様の電磁リレー(1)では、一対の延長壁(15)と一対の側壁(120,121又は122,123)とを一体に樹脂成型する際に、この間で樹脂が流れやすくて、成形しやすい。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第四態様の電磁リレー(1)は、第二又は第三態様の電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第四態様の電磁リレー(1)では、延長部(9)は、一対の延長壁(15)を連結する連結部(16)を更に含む。
上記構成を備えることで、第四態様の電磁リレー(1)では、一対の延長壁(15)を連結部(16)によって連結して補強することができ、一対の延長壁(15)が持ちやすい。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第五態様の電磁リレー(1)は、第四態様の電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第五態様の電磁リレー(1)では、連結部(16)は、上壁(11)から突出し、一対の延長壁(15)の互いに対向する面(150)をつなぐ連結壁(17)を含む。
上記構成を備えることで、第五態様の電磁リレー(1)では、上壁(11)から突出した連結壁(17)を介して一対の延長壁(15)を連結することができて、一対の延長壁(15)の補強がしやすい。また、第五態様の電磁リレー(1)では、一対の延長壁(15)と連結壁(17)と上壁(11)とがつながっているため、一体に樹脂成型しやすい。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第六態様の電磁リレー(1)は、第四又は第五態様の電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第六態様の電磁リレー(1)では、連結部(16)は、上壁(11)に対向し、一対の延長壁(15)のそれぞれの上端部をつなぐ連結上壁(18)を含む。
上記構成を備えることで、第六態様の電磁リレー(1)では、一対の延長壁(15)を連結上壁(18)を介して連結することができて、一対の延長壁(15)の補強がしやすい。また、第六態様の電磁リレー(1)では、連結上壁(18)と一対の延長壁(15)と上壁(11)とがつながっているため、一体に樹脂成型しやすい。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第七態様の電磁リレー(1)は、第五態様の電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第七態様の電磁リレー(1)では、延長部(9)は、上壁(11)から突出し、一対の延長壁(15)の間に位置する中間壁(19)を更に含む。中間壁(19)と連結壁(17)とは、交差している。
上記構成を備えることで、第七態様の電磁リレー(1)では、一対の延長壁(15)を、互いに交差する中間壁(19)と連結壁(17)によって補強することができて、一対の延長壁(15)を補強しやすい。また、第七態様の電磁リレー(1)では、中間壁(19)と連結壁(17)の交差する部分に樹脂を注入することで、中間壁(19)と連結壁(17)と一対の延長壁(15)と上壁(11)のそれぞれに樹脂を送ることができて、樹脂成型しやすい。
また、上述した一実施形態及びその変形例の電磁リレー1のように、第八態様の電磁リレー(1)は、第一から第七態様のいずれか一つの電磁リレー(1)の構成に加えて、下記の構成を付加的に備える。
すなわち、第八態様の電磁リレー(1)では、収容空間(S1)は、密閉された空間である。
上記構成を備えることで、第八態様の電磁リレー(1)では、電磁リレー(1)の外部空間の空気が、収容空間(S1)内に入り込んで収容空間(S1)内の水分量が増加することを抑制できる。そのため、第八態様の電磁リレー(1)では、ケース本体(8)の内面やリレー本体(2)に結露や氷結が発生することを抑えることができる。
以上、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 電磁リレー
2 リレー本体
3 ケース
4 接続端子
5 固定接点
6 可動接点
7 電磁石装置
8 ケース本体
9 延長部
10 底壁
11 上壁
12 周壁
120 側壁(第一側壁)
121 側壁(第一側壁)
122 側壁(第二側壁)
123 側壁(第二側壁)
15 延長壁
150 対向する面
16 連結部
17 連結壁
18 連結上壁
19 中間壁
S1 収容空間

Claims (9)

  1. 固定接点、可動接点、及び前記可動接点を前記固定接点に対して接離させる電磁石装置を有するリレー本体と、
    前記リレー本体を収容する収容空間を有するケースと、
    前記リレー本体に設けられ、前記ケースから外部に突出する接続端子と、
    を備え、
    前記電磁石装置は、コイルと、前記コイルが巻回されたボビンと、前記ボビンの筒部に通され、前記コイルの通電により磁化される鉄心と、磁化された前記鉄心に引き寄せられ、かつ消磁された前記鉄心から離れる接極子と、前記鉄心に固定された継鉄と、を有し、
    前記鉄心が磁化された場合と消磁された場合の両方の場合で、前記接極子は、前記ケースと離間しており、
    前記ケースは、
    前記収容空間を囲むケース本体と、前記ケース本体から延長された延長部と、を有し、
    前記ケース本体は、
    前記接続端子が貫通する底壁と、
    前記底壁に対向する上壁と、
    前記底壁と前記上壁とで前記収容空間を囲む周壁と、を含み、
    前記延長部は、
    前記上壁から前記底壁とは反対側に突出している、
    電磁リレー。
  2. 前記延長部は、
    互いに対向する一対の延長壁を含む、
    請求項1に記載の電磁リレー。
  3. 前記周壁は、互いに対向する一対の側壁を含み、
    前記一対の延長壁は、前記一対の側壁からそれぞれ延長されている、
    請求項2に記載の電磁リレー。
  4. 固定接点、可動接点、及び前記可動接点を前記固定接点に対して接離させる電磁石装置を有するリレー本体と、
    前記リレー本体を収容する収容空間を有するケースと、
    前記リレー本体に設けられ、前記ケースから外部に突出する接続端子と、
    を備え、
    前記ケースは、
    前記収容空間を囲むケース本体と、前記ケース本体から延長された延長部と、を有し、
    前記ケース本体は、
    前記接続端子が貫通する底壁と、
    前記底壁に対向する上壁と、
    前記底壁と前記上壁とで前記収容空間を囲む周壁と、を含み、
    前記延長部は、
    前記上壁から前記底壁とは反対側に突出しており、
    前記延長部は、
    互いに対向する一対の延長壁と
    前記一対の延長壁を連結する連結部と、を含む、
    磁リレー。
  5. 前記連結部は、前記上壁から突出し、前記一対の延長壁の互いに対向する面をつなぐ連結壁を含む、
    請求項4に記載の電磁リレー。
  6. 前記連結部は、前記上壁に対向し、前記一対の延長壁のそれぞれの上端部をつなぐ連結上壁を含む、
    請求項4又は5に記載の電磁リレー。
  7. 前記延長部は、
    前記上壁から突出し、前記一対の延長壁の間に位置する中間壁を更に含み、
    前記中間壁と前記連結壁とは、交差している、
    請求項5に記載の電磁リレー。
  8. 前記収容空間は、密閉された空間である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の電磁リレー。
  9. 前記延長部は、
    前記一対の延長壁を連結する連結部を更に含む、
    請求項2又は3に記載の電磁リレー。
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