JPH09204867A - 有極リレー - Google Patents

有極リレー

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JPH09204867A
JPH09204867A JP1218196A JP1218196A JPH09204867A JP H09204867 A JPH09204867 A JP H09204867A JP 1218196 A JP1218196 A JP 1218196A JP 1218196 A JP1218196 A JP 1218196A JP H09204867 A JPH09204867 A JP H09204867A
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JP
Japan
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armature
piece
base
coil
block
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Withdrawn
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JP1218196A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Okumura
重行 奥村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/02Bases; Casings; Covers
    • H01H2050/028Means to improve the overall withstanding voltage, e.g. creepage distances

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  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐電圧性能を向上させた有極リレーを提供す
る。 【解決手段】コイルブロック3,永久磁石4,及び,接
極子ブロック5がベース11内に収納されている。コイ
ルブロック3は、鉄芯31にコイル32が巻装されて形
成されている。接極子ブロック5は、磁性体からなる接
極子51と、接極子51の両側方に配設された可動接触
ばね片52と、接極子51及び可動接触ばね片52とと
もに一体に形成された合成樹脂のような絶縁性材料の成
形品であるばね支持体53とから構成されている。ここ
で、コイルブロック3の上面及び側周面は絶縁性を有す
るシール剤7で覆われており、コイルブロック3と可動
接触ばね片52とが高耐圧で絶縁されている。永久磁石
4の下面側中央の角には、テーパー43が形成されてお
り、コイルブロック3の上面に成膜されたシール剤7が
永久磁石4の側面をはい上がるのを抑制している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有極リレーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すように、鉄芯31
にコイル32が巻装されたコイルブロック3と、コイル
32に接続されたコイル端子34と、鉄芯31に装着さ
れ鉄芯31の両磁極を同極に磁化する磁石片たる永久磁
石4と、平板状に形成された磁性体製の接極子51と,
接極子51の両側方に配設され固定接点23と接触され
る可動接触ばね片52と,接極子51及び可動接触ばね
片52とともに一体に形成された合成樹脂等の絶縁性材
料から成るばね支持板53から構成される接極子ブロッ
ク5とを備え、ベース11内にコイルブロック3,永久
磁石4,接極子ブロック5が順に組み込まれた有極リレ
ーがある。この有極リレーにおいて、コイルブロック3
及び永久磁石4に電気的絶縁性を有するポリイミドコー
ティングをそれぞれ実施して、コイル端子34と可動接
触ばね片52とを離して配置することによって、コイル
端子34と可動接触ばね片52との間の耐電圧を向上さ
せた有極リレーがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の有極リレー
では、コイル32の投影面上に可動接触ばね片52が配
設されているので、可動接触ばね片52をプレス加工等
の方法で加工する際に発生した抜きバリによって、コイ
ル32と可動接触ばね片52との間の絶縁が低下すると
いう問題点があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項1乃至5の発明は、コイル32と可動接
触ばね片52との間の絶縁を高めた有極リレーを提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、ベ
ースと、鉄芯にコイルを巻装しベース内に固定したコイ
ルブロックと、鉄芯に装着され鉄芯の両磁極を同極に磁
化する磁石片と、中間部が磁石片に磁気結合されて磁石
片により鉄芯の両磁極とは異極に磁化され各端部がそれ
ぞれ鉄芯の各端部に対向する平板状の接極子と、接極子
の両側方に配設されるとともに接極子の揺動方向におい
て接極子と重ならないように接極子に結合された可動接
触ばね片と、接極子を揺動自在にベースに取り付けるた
めの支持片とを備え、コイルブロックと可動接触ばね片
との間に絶縁部材を配置しているので、コイルブロック
と可動接触ばね片とを確実に絶縁することができる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、絶縁部材がシール剤からなり、磁石片のコイルブ
ロック側の角部にテーパーを設けているので、不要な部
位へのシール剤の回り込みを低減できる。請求項3の発
明では、請求項2の発明において、ベースの内側壁にシ
ール剤の回り込みを防止する第1の段差を設けているの
で、不要な部位へのシール剤の回り込みを確実に低減で
きる。
【0007】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、第1の段差がベース内側壁のコイルブロックの表
面と略同一の高さに形成されているので、コイルブロッ
ク表面の位置決め精度が向上する。請求項5の発明で
は、請求項1の発明において、絶縁部材が絶縁板から構
成されているので、絶縁作業を容易に行うことができ
る。
【0008】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、ベースの内側壁に絶縁板を保持するための第2の
段差を形成し、支持片の固定用と絶縁板の位置決め用と
を兼用して第2の段差の中央にリブを設けるとともに、
絶縁板に設けた位置決め用の凹部とリブとを係合させて
いるので、絶縁板の位置決め精度を向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の有極リレーの構造を図1乃
至図2を用いて説明する。ケーシング1は箱状のベース
11と、箱状であってベース11を覆う形で被着される
カバー12とから構成される。
【0010】ベース11は合成樹脂のような絶縁性材料
の成形品であり、両側壁にはその長手方向の中央部にお
いて凹所13がそれぞれ形成される。各凹所13にはそ
れぞれ接触片21が設けられ、接触片21はベース11
の巾方向の一方の側壁の外側に露出して水平に突出する
共通端子片22と一体に導電材で形成されている。ベー
ス11の内側の四隅にはリブ14がそれぞれ形成され
る。リブ14には固定接点23を有した固定接点板24
が設けられ、固定接点板24はベース11の巾方向の一
方の側壁の外側に露出して水平に突出する固定端子片2
5と一体に導電材で形成されている。ベース11の長手
方向の両側壁には切欠部15が形成されており、各切欠
部15の底面からはそれぞれ一対のコイル端子結合片2
6が突設されている。コイル端子結合片26はベース1
1の巾方向の一方の側壁の外側に露出して水平に突出す
るコイル端子片27と一体に導電材で形成されている。
このように、接触片21と共通端子片22、固定接点板
24と固定端子片25、およびコイル端子結合片26と
コイル端子片27は、それぞれ導電材で一体に形成さ
れ、ベース11と各導電材とはインサート成形によって
一体化されている。導電材はベース11の側壁内で引き
回され、ベース11の側壁内の略全長に亘って導電材が
内装されるようにしている。したがって、ベース11の
側壁は導電材によって補強されることになり、ベース1
1が箱形であることと相まって強度が大きくなってい
る。
【0011】また、カバー12は合成樹脂のような絶縁
性材料の成形品であり、ベース11とカバー12とから
形成されたケーシング1内にはコイルブロック3と、磁
石片たる永久磁石4と、接極子ブロック5とが配設され
ている。コイルブロック3は、上方に開放された略コ形
をした鉄芯31にコイル32が巻装されるとともに、鉄
芯31の両磁極がそれぞれ絶縁性材料で形成された鍔3
3に覆われ鍔33の周面から両磁極の先端部が露出した
形状に形成されている。各鍔33に対応してそれぞれ一
対設けられたコイル端子34は、一方の鍔33に設けら
れたコイル端子34のみがコイル32に接続されてお
り、水平に突出するとともに上記コイル端子結合片26
に当接するように折曲されている。コイルブロック3が
ベース11内に収納された状態でコイル端子34とコイ
ル端子結合片26とは溶接結合、あるいは半田結合など
の方法で電気的および機械的に結合される。鉄芯31の
両磁極間には上記永久磁石4が磁極を当接させる形で介
装されている。
【0012】永久磁石4は、図3に示すように、板状で
あって、表面中央部にベース11の巾方向に走る断面略
半円形の凹溝41が形成されている。永久磁石4の表面
はベース11の長手方向における中間部でもっとも厚み
が大きく端部に向かって次第に厚みが小さくなるように
傾斜した傾斜面42となっている。また、ベース11の
長手方向における永久磁石4の両端部はそれぞれ同極に
着磁され、中間部が異なる磁極に着磁されている。すな
わち、両端部がN極であれば、中間部はS極となるよう
に着磁されているのである。ただし、中間部の着磁位置
は一方の端部側に偏移させてもよく、その場合には単安
定型の動作をさせることができる。永久磁石4の両端部
の磁極はコイルブロック3の鉄芯31の各磁極の内側面
に当接した形で両脚片間に介装されるのである。ここに
おいて、鉄芯31の磁極と永久磁石4の両端部の磁極と
の間に所要のギャップを介在させてもよく、所要の磁気
特性を得るためには両ギャップに差を与えてもよい。
【0013】接極子ブロック5は平板状に形成された磁
性体製の接極子51と、接極子51の両側方に配設され
た可動接触ばね片52と、接極子51および可動接触ば
ね片52とともに一体に成形された合成樹脂のような絶
縁性材料の成形品であるばね支持体53とから構成され
ている。接極子51の裏面には、接極子51の巾方向に
走る断面略半円形の突条(図示せず)が形成されてい
る。可動接触ばね片52は導電性の板ばねであって、接
極子51の両側方で接極子51の揺動方向においては接
極子51と重ならないように配置される。各可動接触ば
ね片52の長手方向の中央部には巾方向に向かって先端
部が略T形に形成された支持片55が一体に突設されて
いる。また、可動接触ばね片52の長手方向の両端部に
はそれぞれ先端開口するスリット56が形成され、可動
接触ばね片52の先端部がたわみやすくなっている。ば
ね支持体53には接極子51の巾方向における両端縁に
開口する切欠57が形成されている。この切欠57の奥
端付近で可動接触ばね片52から支持片55が突設さ
れ、支持片55の先端部が接極子51の巾方向において
ばね支持体53よりも外方に突出している。すなわち、
可動接触ばね片52は長手方向の中央部においてばね支
持体53によって固定され、支持片55が突出する中央
部と長手方向の両端部とはばね支持体53により分離さ
れるから、可動接触ばね片52の長手方向の両端部と支
持片55とはそれぞれ独立してたわむことができる。こ
の接極子ブロック5は接極子51の裏面に設けた突条を
永久磁石4の凹溝41に収めるとともに、支持片55を
ベース11の側壁に設けた凹所13に嵌合させることに
よってベース11内の定位置に配設されるものであっ
て、接極子ブロック5は支持片55を軸として揺動自在
となるのである。このように、可動接触ばね片52に一
体に形成された支持片55が接極子ブロック5の支持を
行なうものであるから、可動接触ばね片52が導電部と
支持部とを兼ねることになり、構成部品の削減につなが
るものである。また、平板状の支持片55を接極子ブロ
ック5の揺動中心とした構成により、支持片55のねじ
れを利用して接極子ブロック5が揺動自在となるから、
接極子ブロック5と他の部材との間に摩擦を生じる部分
が全くあるいは殆ど存在せず、接極子ブロック5の初動
時において静止摩擦力に打ち勝つための起動力が少なく
なるのであり、高感度な有極リレーを得ることができる
のである。一方、支持片55のたわみによる復帰力が接
極子ブロック5に作用するから、支持片55のたわみに
起因する復帰力で接極子51に作用する吸引力が調節で
き、また可動接触ばね片52の弾性力により固定接点2
3と可動接触ばね片52との間の接点圧が調節できるも
のである。その結果、可動接触ばね片52の長手方向の
両端部の形状や寸法を調節することにより接点圧を調節
でき、また支持片55の形状および寸法の調節により吸
引力を調節できるから、接点圧と吸引力とをそれぞれ別
個に独立して調節することができるのである。さらに、
可動接触ばね片52は長手方向の両端部がそれぞれ独立
した弾性力を作用させるものであるから、可動接触ばね
片52の両端部の形状や寸法を調節することで両固定接
点23に対する接点圧をそれぞれ独立して調節すること
が可能であり、接点圧の調節が容易となっている。
【0014】上述のように、可動接触ばね片52が接極
子51の両側方でかつ接極子51の揺動方向において接
極子51と重ならないように配置されているから、上記
接極子ブロック5を製造するに際しては、接極子51お
よび可動接触ばね片52を接極子51の厚み方向に分離
される上下の金型内で保持しておき、ばね支持体53を
形成する成形材料を金型内に注入すれば、不要箇所への
成形材料の回り込みを生じることなく接極子ブロック5
を同時一体に成形することができる。
【0015】以上のようにして、ベース11内にコイル
ブロック3と永久磁石4と接極子ブロック5とが収納さ
れた状態で、カバー12を図2の状態から90度回転さ
せて、ベース11の各端子片が形成されていない面から
ベース11に被着させている。ところで、コイルブロッ
ク3と永久磁石4との間の絶縁性を高めるために、図7
(a)(b)に示すように、コイルブロック3の上面及
び側周面を接着剤等の絶縁性を有するシール剤7で覆っ
た有極リレーがあるが、この有極リレーでは、表面張力
によってコイルブロック3上面を覆ったシール剤7が永
久磁石4をはい上がり、接触子ブロック3と接触して動
作不良を起こす可能性があった。
【0016】そこで、本実施形態の有極リレーでは、図
1及び図3に示すように、永久磁石4下面の角部の中央
にテーパー43を形成しており、シール剤7の永久磁石
4へのはい上がりを低減している。また、ベース11の
内壁面にシール剤7の上限位置を示す段差16が形成さ
れている。ここで、段差16は永久磁石4の下面よりも
低い位置に形成されており、コイルブロック3をシール
剤7で覆う際に、段差16をシール剤7の上限とするこ
とによって、シール剤7の量を一定にすることができ
る。
【0017】したがって、シール剤7の永久磁石4への
はい上がりを低減するとともに、シール剤7の上限位置
を定めることによって、シール剤7と接極子ブロック3
との隙間を確実に確保することができるので、有極リレ
ーの動作を確実にすることができる。なお、上述の例で
永久磁石4の凹溝41を断面略半円状とした例を示した
が、断面形状を上方に開放された略V形としてもよいも
のである。この場合には接極子51に形成された突条5
4を薄刃状とすればよいものである。さらに上述した形
状以外にも、接極子51が揺動案内されるように永久磁
石4と接極子51とを一方を他方に収めて嵌合させる形
状であれば、どのような形状でもよい。また、永久磁石
4と接極子51とは磁気結合していれば常時接触した状
態で嵌合するか、あるいは外部からの振動や衝撃が作用
したときにのみ嵌合させるかはどちらでもよい。可動接
触ばね片52および支持片55については、接極子51
の両側方に設けておけば、接極子51の厚み方向におい
ては、接極子51に対して上下に離れていても本発明の
目的を達成することができる。
【0018】以上の構成により、コイル32に通電すれ
ば、磁化の向きに応じて接極子51の長手方向の一端部
が鉄芯31の一方の磁極に吸引されて接極子ブロック5
が揺動し、鉄芯31→接極子51→永久磁石4→鉄芯3
1の閉磁路が形成され、可動接触ばね片52の長手方向
の一方の端部が対応する固定接点23に接触するのであ
る。この状態でコイル32への通電を停止すると、永久
磁石4の磁力により上記閉磁路がそのまま維持され、接
極子51が鉄芯31の一方に接触した状態が保たれるの
である。また、コイル32への通電方向を逆向きにすれ
ば、接極子51は鉄芯31の他方の磁極に吸引され、可
動接触ばね片52の長手方向の他方の端部が対応する固
定接点23に接触する。この状態においても通電を停止
した後、そのままの状態が維持されるものであり、いわ
ゆる双安定動作を行なうことができるのである。 (実施形態2)本実施形態の有極リレーでは、絶縁部材
として絶縁性を有する絶縁板6を用いており、図4乃至
図5に示すように、コイルブロック3と永久磁石4との
間に絶縁板6を配設している。ここで、ベース11の内
壁面のコイルブロック3上面と略同一の高さに絶縁板固
定用の段差16を形成されており、絶縁板6の略中央に
はリブ28と係合離脱自在に係合する凹所61が形成さ
れている。
【0019】この有極リレーを組み立てる際には、ま
ず、ベース11にコイルブロック3を組み込み、絶縁板
6を、リブ14と凹所61とを係合させて、段差16の
位置までベース11に組み込んだ後、永久磁石4を組み
込んでいる。したがって、絶縁板6は、ベース11の高
さ方向においては、段差16によって位置決めされてお
り、ベース11の長手方向においてはリブ14及び凹所
61によって位置決めされているので、容易且つ正確に
位置決めをすることができる。
【0020】このように、絶縁板6を用いてコイルブロ
ック3と永久磁石4との間を絶縁しているので、シール
剤7を用いて絶縁する場合と比較して、短時間で容易に
絶縁を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、ベー
スと、鉄芯にコイルを巻装しベース内に固定したコイル
ブロックと、鉄芯に装着され鉄芯の両磁極を同極に磁化
する磁石片と、中間部が磁石片に磁気結合されて磁石片
により鉄芯の両磁極とは異極に磁化され各端部がそれぞ
れ鉄芯の各端部に対向する平板状の接極子と、接極子の
両側方に配設されるとともに接極子の揺動方向において
接極子と重ならないように接極子に結合された可動接触
ばね片と、接極子を揺動自在にベースに取り付けるため
の支持片とを備え、コイルブロックと可動接触ばね片と
の間に絶縁部材を配置しており、コイルブロックと可動
接触ばね片とを確実に絶縁することができるので、絶縁
性の高い有極リレーを実現できるという効果がある。
【0022】請求項2の発明は、絶縁部材がシール剤か
らなり、磁石片のコイルブロック側の角部にテーパーを
設けており、不要な部位へのシール剤の回り込みを低減
できるので、磁石片とコイルブロックとを正確に絶縁で
きるという効果がある。請求項3の発明は、ベースの内
側壁にシール剤の回り込みを防止する第1の段差を設け
ており、不要な部位へのシール剤の回り込みをさらに低
減できるので、磁石片とコイルブロックとを正確に絶縁
できるという効果がある。
【0023】請求項4の発明は、第1の段差がベース内
側壁のコイルブロックの表面と略同一の高さに形成され
ており、コイルブロック表面の位置決め精度が向上する
ので、磁石片とコイルブロックとを正確に絶縁できると
いう効果がある。請求項5の発明は、絶縁部材が絶縁板
から構成されており、絶縁作業を容易に行うことができ
るので、絶縁性の高い有極リレーを容易に実現できると
いう効果がある。
【0024】請求項6の発明は、ベースの内側壁に絶縁
板を保持するための第2の段差を形成し、支持片の固定
用と絶縁板の位置決め用とを兼用して第2の段差の中央
にリブを設けるとともに、絶縁板に設けた位置決め用の
凹部とリブとを係合させており、絶縁板の位置決め精度
を向上できるので、磁石片とコイルブロックとを正確に
絶縁できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の有極リレーを示し、(a)は横断
面図、(b)は平面断面図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の永久磁石の外観斜視図である。
【図4】実施形態2の有極リレーを示し、(a)は横断
面図、(b)は平面断面図である。
【図5】同上の分解斜視図である。
【図6】従来の有極リレーを示し、(a)は横断面図、
(b)は平面断面図である。
【図7】従来の別の有極リレーを示し、(a)は横断面
図、(b)は平面断面図である。
【符号の説明】
3 コイルブロック 4 永久磁石 5 接極子ブロック 7 シール剤 31 鉄芯 32 コイル 43 テーパー 51 接極子 52 可動接触ばね片 53 ばね支持体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、鉄芯にコイルを巻装し前記ベー
    ス内に固定したコイルブロックと、前記鉄芯に装着され
    前記鉄芯の両磁極を同極に磁化する磁石片と、中間部が
    前記磁石片に磁気結合されて前記磁石片により前記鉄芯
    の両磁極とは異極に磁化され各端部がそれぞれ前記鉄芯
    の各端部に対向する平板状の接極子と、前記接極子の両
    側方に配設されるとともに前記接極子の揺動方向におい
    て前記接極子と重ならないように前記接極子に結合され
    た可動接触ばね片と、前記接極子を揺動自在に前記ベー
    スに取り付けるための支持片とを備え、前記コイルブロ
    ックと前記可動接触ばね片との間に絶縁部材を配置して
    成ることを特徴とする有極リレー。
  2. 【請求項2】前記絶縁部材がシール剤からなり、前記磁
    石片の前記コイルブロック側の角部にテーパーを設けて
    成ることを特徴とする請求項1記載の有極リレー。
  3. 【請求項3】前記ベースの内側壁に前記シール剤の回り
    込みを防止する第1の段差を設けて成ることを特徴とす
    る請求項2記載の有極リレー。
  4. 【請求項4】前記第1の段差が前記ベース内側壁の前記
    コイルブロック表面と略同一高さに形成されて成ること
    を特徴とする請求項3記載の有極リレー。
  5. 【請求項5】前記絶縁部材が絶縁板からなることを特徴
    とする請求項1記載の有極リレー。
  6. 【請求項6】前記ベースの内側壁に前記絶縁板を保持す
    るための第2の段差を形成し、前記支持片の固定用と前
    記絶縁板の位置決め用とを兼用して前記第2の段差の中
    央にリブを設けるとともに、前記絶縁板に設けた位置決
    め用の凹部と前記リブとを係合させて成ることを特徴と
    する請求項5記載の有極リレー。
JP1218196A 1996-01-26 1996-01-26 有極リレー Withdrawn JPH09204867A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100301869B1 (ko) * 1998-01-27 2001-09-26 이마이 기요스케 전자계전기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100301869B1 (ko) * 1998-01-27 2001-09-26 이마이 기요스케 전자계전기

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