JPH0862234A - 電磁発電式回転センサ - Google Patents

電磁発電式回転センサ

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JPH0862234A
JPH0862234A JP19673694A JP19673694A JPH0862234A JP H0862234 A JPH0862234 A JP H0862234A JP 19673694 A JP19673694 A JP 19673694A JP 19673694 A JP19673694 A JP 19673694A JP H0862234 A JPH0862234 A JP H0862234A
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JP
Japan
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bracket
housing
resin
detection coil
internal detection
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Application number
JP19673694A
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English (en)
Inventor
Hiromi Yabutani
博美 藪谷
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量産化に適した電磁発電式回転センサを提供
する。 【構成】 内部検出コイル3を挿入したハウジング2
に、貫通孔8に切欠溝10を形成したブラケット5を嵌
入し、樹脂成型を行なう。前記ブラケット5は貫通孔8
の周囲に4箇所の切欠溝10が等間隔で設けられ、その
各溝10は、貫通孔8の軸方向に形成されている。その
ため、この溝10を介して樹脂成型の際圧入される樹脂
を、ブラケット5の取り付け面5’側へ流し出し、流れ
出た樹脂によってブラケット5を、ハウジング2に取り
付ける。そして、樹脂による封止と同時にブラケット5
の取り付けを行なうことにより、生産性の向上を図り量
産化に適した電磁発電式センサを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばアンチロック
ブレーキシステムにおける車輪やクランクシャフトなど
の回転体の回転速度を検出する電磁発電式回転センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】アンチロックブレーキシステムにおける
車輪速センサあるいはクランクシャフトの回転速センサ
として例えば、図6に示す車軸に取り付けたロータをピ
ックアップコイル1で検出し、回転速度を検出する電磁
発電式回転センサがある。
【0003】この回転センサは、筒状をした金属製のハ
ウジング2とそのハウジング2に収容される内部検出コ
イル3とで構成され、ハウジング2には、その先端に集
磁用のポールピース4が設けられると共に、板状で金属
製のブラケット5が取り付けられる。
【0004】また、内部検出コイル3は、一端面にマグ
ネット13を配置した鉄心6と出力ケーブル接続用の端
子7とを樹脂により一体に成型し、その一体に成型され
た前記鉄心6に線材を巻回してピックアップコイル1を
形成し、そのピックアップコイル1と端子7とを接続し
た構造となっている。
【0005】ところで、このような回転センサには、ブ
ラケット5の取り付け角に応じて内部検出コイル3の挿
入方向を考慮しなければならないタイプ例えば、図6に
示すように鉄心6の先端がハウジング2を貫通するポー
ルピース4に形成され、そのポールピース4の形状を工
夫(例えば断面を非対称にする)することにより、内部
検出コイル3の発生する磁界の向きを変えるようにした
ものと、内部検出コイル3の挿入方向を考慮しなくても
よいもの、例えば図1の実施例に示すもののように鉄心
6の先端をハウジング2に設けたポールピース4に突き
当てるようにした突き当てタイプとがあり、従来、両タ
イプのセンサとも以下に示す同じ組立方法により組立て
られている。
【0006】即ち、まず、ブラケット5の貫通孔8にハ
ウジング2を嵌入し、ブラケット5とハウジング2とを
銅ろう付けまたは溶接にて取り付ける。次に、そのブラ
ケット5が取り付けられたハウジング2に、内部検出コ
イル3をピックアップコイル1を先頭にして挿入する。
そして、その際、内部検出コイル3の挿入方向を考慮し
なければならないタイプのセンサの場合には、内部検出
コイル3の方向を、ブラケット5の取り付け角度に応じ
て変えることにより、ブラケット5に対する挿入方向を
決められるようにしている。
【0007】こうしてハウジング2に挿入された内部検
出コイル3の出力ケーブル接続端子7に外部信号伝達用
ケーブル9を接続したのち、内部検出コイル3が挿入さ
れたハウジング2を、例えば周知のトランスファ成型機
の金型にセッティングし、樹脂を圧入して、一定時間加
圧硬化させることにより、外部信号伝達用ケーブル9を
含む内部検出コイル3とそのコイル3が挿入されたハウ
ジング2の後部とを樹脂による一体成型によって封止
し、外部信号伝達ケーブル9の固定とセンサの保護及び
シールとを行なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電磁発電式回転センサでは、ブラケットをあらかじめ取
り付けたハウジングに内部検出コイルを挿入したのち樹
脂成型による封止を行なうため、下記のような問題があ
る。
【0009】上記のように、3工程によりセンサを組
立てているので、生産性が低く量産に適さないという問
題がある。特に、接合に時間がかかり繁雑な作業である
銅ろう付けや溶接によってブラケットをハウジングに取
り付けるという量産に適さない方法を用いて組み立てて
いるので生産性が低いという問題がある。
【0010】ブラケットの銅ろう付けあるいは溶接に
よるハウジングへの取り付けの際、ブラケットの嵌入位
置を正確に決めるのが難しく、取り付け位置を一定に保
つのが難しい問題がある。
【0011】特に、鉄心の先端がハウジンクを貫通す
るポールピースに形成された内部検出コイルの挿入方向
を考慮しなければならないタイプのセンサでは、樹脂成
型時に、内部検出コイルが成型圧力により、図5の矢印
に示すように押され、ハウジング2からのポールピース
4の突出量がバラツキ(大きくなり)、ブラケット5の
取り付け面5’とハウジング2先端の検出端部との距離
が大きくなって寸法誤差を生じ、車体に取り付けた際、
ロータとの干渉などを発生する問題がある。
【0012】樹脂成型時に、銅ろう付けや溶接により
取り付けられたブラケット5とハウジング2との固定部
11に成型圧力が加わり、破断を引き起こす危険性のあ
る問題がある。
【0013】そこで、この発明の課題は、生産性の向上
を図り、ブラケットの取り付け誤差を防ぎ、ブラケット
とハウジングの先端の検出端部との寸法誤差を防いで、
ロータとの干渉などの発生を防止し、かつ、成型圧力に
よる破断の発生を防止することのできる電磁発電式回転
センサを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第一の発明では、ブラケットの貫通孔に筒状のハウ
ジングを嵌入し、ブラケットをあらかじめ取り付けたハ
ウジングに、ピックアップコイルを巻回した鉄心と励磁
用マグネットとからなる内部検出コイルを挿入し、その
検出コイルを挿入したハウジングの後部を樹脂による一
体成型によって封止した従来の電磁発電式回転センサに
おいて、上記ブラケットの貫通孔の周縁に、軸方向に形
成した樹脂流通用の溝を設け、その溝を介して上記樹脂
成型の際に樹脂を流すことにより、ブラケットの固定を
行なうという構成を採用したのである。
【0015】また、第二の発明では、上記ブラケットの
取り付け角度を樹脂成型の際に設定するという構成を採
用したのである。
【0016】さらに、第三の発明では、上記ブラケット
とハウジング端との位置を樹脂成型の際に設定するとい
う構成を採用したのである。
【0017】
【作用】このように構成される第一の発明では、ブラケ
ットの貫通孔にハウジングを嵌入すると、ブラケットの
貫通孔の周縁に設けた軸方向の樹脂流通用の溝により、
ブラケットを貫通する樹脂の流路が形成される。このた
め、この溝を介して樹脂成型の際に圧入される樹脂をブ
ラケットの反対側へ流れ出すことができるので、その流
れ出た樹脂によってブラケットを挟持し、ハウジングに
取り付けることができる。したがって、ブラケットのハ
ウジングへの取り付けを銅ろう付けあるいは溶接に依ら
ずに樹脂成型と同時に行なうことができる。
【0018】このため、内部検出コイルの挿入方向を考
慮しなくてもよい突き当てタイプのものでは、内部検出
コイルをハウジングに挿入し、ハウジングにブラケット
を嵌入して樹脂成型を行なうだけで、ブラケットの取り
付けと封止及び外部信号接続ケーブルの固定とを同時に
行なうことができる。
【0019】また、内部検出コイルの挿入方向を考慮す
る必要のあるタイプのものの場合には、内部検出コイル
をハウジングに挿入し、その挿入したハウジングをブラ
ケットに嵌入して樹脂成型を行い、その際、ブラケット
に対する内部検出コイルの向きの調整を、ブラケットの
向きに合わせてハウジングを回転させることにより行な
うようにすれば、内部検出コイルのハウジングへの挿入
は方向に規制されることはなく、しかも、ブラケットを
あらかじめ銅ろう付けや溶接によるハウジングへの取り
付けを行なわずに、ブラケットの固定と封止及び外部信
号接続ケーブルの固定とを樹脂成型によって同時に行な
える。
【0020】このとき、成型中のブラケットは、成型前
にハウジングと固定されていないため、成型中に上下方
向に自由に動いて過剰な成型圧力を逃がすことができる
ので、ハウジングの破断を防ぐことができる。
【0021】また、ブラケットを樹脂成型によって取り
付けるため、ハウジングへの取り付け位置は、金型によ
って決めることができる。そのため、ブラケットからハ
ウジング先端の検出端までの距離は金型の精度によって
決めることができるので、寸法精度の向上を図ることが
できる。その際、特に鉄心の先端がハウジングを貫通し
てポールピースに形成されたものでは、内部検出コイル
が樹脂成型時に成型圧力により押され、先端のポールピ
ースのハウジングからの突出量が大きくなるような場合
でも、それと同時に、ハウジングに固定されていないブ
ラケットも成型圧力により押されて内部検出コイルと同
一方向へ移動することができるので、ブラケットとハウ
ジング先端の距離を一定に保持し、高い寸法精度を維持
することができる。
【0022】第二の発明では、ブラケットの取り付けを
樹脂成型時に行なうことから、その際、ブラケットの取
り付け角を例えば、金型により樹脂成型時に調整するよ
うにすれば、ブラケットの取り付け角の異なった多品種
のセンサの製造を可能とすることができる。
【0023】第三の発明では、ブラケットの固定を樹脂
成型時に行なうことから、その際、ブラケットのハウジ
ングへの取り付け位置を任意に決めてブラケットからハ
ウジングの先端までの距離を調整するようにすれば、ハ
ウジングの先端からブラケットまでの寸法が異なった多
品種のセンサの製造を可能とすることができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0025】なお、その際、従来例で述べた部材につい
ては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0026】図1に第一実施例として第一の発明に係る
電磁発電式回転センサを示す。
【0027】この電磁発電式回転センサは、ハウジング
2の先端に取り付けられたポールピース4に内部検出コ
イル3の鉄心6が突き当てられることにより、内部検出
コイル3のハウジング2への挿入方向を考慮しなくてよ
い突き当てタイプのセンサで、内部検出コイル3を挿入
したハウジング2に、図2に示す貫通孔8に切欠溝10
を形成したブラケット5を嵌入し、樹脂成型により取り
付けている。
【0028】前記ブラケット5は、貫通孔8の周囲に4
箇所の切欠溝10が等間隔で設けられ、その各溝10
は、貫通孔8の軸方向に形成されている。
【0029】このため、ブラケット5は、この溝10を
介して樹脂成型の際に圧入される樹脂を、ブラケット5
の取り付け面5’側(図1では下方)へ流し出すことが
できる。なお、ブラケット5の符号12は車体への取り
付け用の孔である。
【0030】この実施例は以上のように構成されてお
り、次にその組立て方法を述べることにより、ブラケッ
ト5のハウジング2への固定方法を説明することとす
る。
【0031】この電磁発電式回転センサの組立では従来
と異なり、まずハウジング2に内部検出コイル3を挿入
する。次に、ハウジング2に挿入された内部検出コイル
3の出力ケーブル端子7に外部信号伝達ケーブル9を接
続し、そのケーブル9を接続したハウジング2にブラケ
ット5を嵌入して例えば、周知のトランスファ成型機に
取り付けられた金型にセッティングし、樹脂を圧入して
一定時間加圧し、硬化させる。このとき、圧入された樹
脂は切欠溝10によってブラケット5の取り付け面5’
側へ流れ出てハウジング2の周囲を被うため、樹脂によ
ってブラケット5の上下が挟持され、取り付けられる。
このとき、ブラケット5は、ハウジング2とあらかじめ
固定されておらず、上下方向に自由に動くことができる
ので、過剰な成型圧力を逃がしてハウジング2の破断や
ブラケット5の曲がりを防ぐことができる。しかも、こ
のとき、ブラケット5の取り付け位置は、金型によって
決められ、ブラケット5からハウジング2先端の検出端
までの距離は、金型の精度によって決められるので、高
い寸法精度を保持することができる。
【0032】このように、第一実施例の電磁発電式セン
サでは、ブラケット5の取り付け位置を精度よく一定に
保ち、成型圧力に対して寸法誤差を生じず、かつ、破断
を防ぐことができる。しかも、樹脂による封止と同時に
ブラケットの取り付けもできるので、生産性の向上を大
幅に図ることができる。
【0033】次に、第二実施例として鉄心6の先端がハ
ウジング2を貫通するポールピース4に形成され、内部
検出コイル3の挿入方向をブラケット5の取り付け角に
応じて考慮しなければならないセンサについて図2のブ
ラケット5を用いた組立て方法について述べる。
【0034】この場合も第一実施例の場合と同様、内部
検出コイル3をハウジング2に挿入し、その挿入したハ
ウジング2を前記ブラケット5に嵌入して金型による樹
脂成型を行なえばよい。その際、ブラケット5に対する
内部検出コイル3の向きの調整は、ブラケット5の向き
に向きに合わせてハウジング2を回転させることにより
行なえる(このとき、内部検出コイル3の位置決めを簡
単に行なえるように内部検出コイル3の向きを例えば、
ハウジング2にマークしておくようにすればよい)。そ
のため、内部検出コイル3のハウジング2への挿入の際
に、挿入方向に規制されることはない。したがって、組
立ての際、樹脂成型の前に、あらかじめ、ブラケット5
を銅ろう付けや溶接によってハウジング2に取り付けて
おく必要がないので生産性の向上が図れる。
【0035】また、この際、内部検出コイル3が成型圧
力により押され、先端のポールピース4のハウジング2
からの突出量が大きくなるような場合でも、ハウジング
2に固定されていないブラケット5は、成型圧力によ
り、内部検出コイル3と同じ方向に移動することができ
るので、突出量の増加を少なくし、ブラケット5とハウ
ジング2先端の距離を一定に保つことができる。そのた
め、寸法誤差を生じ難く、高い寸法精度を維持できる。
【0036】図3に第三実施例として第二の発明に係る
電磁発電式回転センサを示す。この電磁発電式回転セン
サは、ブラケット5の取り付け角度を樹脂成型の際に設
定するようにしたものである。
【0037】この場合、上記のブラケット5を用いるこ
とにより、ブラケット5を樹脂成型によってハウジング
2に取り付けることができるので、ブラケット5の取り
付け角度は樹脂成型に用いる金型で任意に決定すること
ができる。そのため、金型を代えるだけでブラケット5
の取り付け角度の異なった多品種のセンサを容易に製造
することができる。
【0038】因みに、ブラケット5の取り付け角の範囲
は、外部信号用ケーブル9があるため、図3に示すよう
に、0を基点として左右に+120゜,−120゜の範
囲の設定が可能である。
【0039】図4に第四実施例として、第三の発明に係
る電磁発電式回転センサを示す。この電磁発電式回転セ
ンサは、上記ブラケット5とハウジング2端の検出端と
の位置を樹脂成型の際に設定するようにしたものであ
る。
【0040】このものの場合、ブラケット5を樹脂成型
によってハウジング2に取り付けることができるので樹
脂成型の際、金型上でハウジング2の位置を上方にずら
し、樹脂厚を小さくすることによってブラケット5と検
出端との距離を設定することができる。そのため、図4
(a)、(b)に示すようにL1〜L2までの距離を有
するセンサを同じ金型で任意に製造することが可能であ
る。したがって、このようにブラケット5の取り付け面
から検出端までの距離を自由に変えられる大きな自由度
を有するので、検出端までのさまざまな距離を有する多
品種のセンサを製造することが容易にできる。
【0041】なお、実施例では、ポールピースを有する
ものについての例を示したが、これに限定されるもので
はなく、ポールピースの無いものについても同様であ
る。
【0042】
【効果】以上のように、第一の発明では、ブラケットの
貫通孔の周縁に軸方向に沿った樹脂流通用の溝を設けた
ことにより、ブラケットのハウジングへの取り付けと封
止及び外部接続用のケーブルの固定とを樹脂成型によっ
て同時に行なえる。そのため、従来、組立の際行われて
いたブラケットのハウジングへの銅ろう付けや溶接によ
る取り付け作業を省略することができるので、生産性の
向上が図れる。
【0043】特に、内部検出コイルのハウジンクへの挿
入の方向を考慮する必要のない突き当てタイプのセンサ
の場合、組立の際に内部検出コイルの方向を決めること
なく、ハウジングに挿入し、樹脂成型をすれば組立てら
れるので、大幅に生産性の向上が図れる。
【0044】また、成型前にブラケットをハウジングに
固定していないので成型時の成型圧力によるブラケット
の曲げ、ハウジングの変形や破断を防止することができ
る。その際、特に、鉄心の先端がポールピースに形成さ
れた内部検出コイルの挿入方向を考慮しなければならな
いものでは、成型圧力によって内部検出コイルと同時に
ブラケットが移動してブラケットとハウジング先端間の
距離を一定に保つことができるので、寸法精度の向上が
図れ、ロータとの干渉などを起こさない安定した品質の
電磁発電式回転センサを提供できる。
【0045】第二の発明では、ブラケットの取り付け角
度を樹脂成型の際に設定することにより、金型でブラケ
ットの角度を任意に設定することができる。そのため、
ブラケットの取り付け角度の異なった多品種のセンサを
容易に製造することができるので生産性の向上が図れ
る。
【0046】第三の発明では、ブラケットとハウジング
端との位置を樹脂成型の際に設定することにより、例え
ば金型上でハウジングを移動させてブラケットからハウ
ジングの先端迄の距離を変えることにより、ブラケット
の取り付け位置の異なった多種類のセンサをひとつの金
型から製造することができるため、生産性の向上が図れ
る。
【0047】以上のように、これらの発明は、高品質で
量産化に適した回転センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の縦断面図
【図2】ブラケットの平面図
【図3】第3実施例を示す模式図
【図4】第4実施例の作用説明図
【図5】従来例の作用説明図
【図6】従来例の縦断面図
【符号の説明】
1 ピックアップコイル 2 ハウジング 3 内部検出コイル 4 ブラケット 5’ ブラケットの取り付け面 6 鉄心 7 出力ケーブル接続用の端子 8 ブラケットの貫通孔 9 外部信号伝達用ケーブル 10 切欠溝 11 固定部 12 取り付け孔 13 励磁用マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケットの貫通孔に筒状のハウジング
    を嵌入し、ブラケットをあらかじめ取り付けたハウジン
    グに、ピックアップコイルを巻回した鉄心と励磁用マグ
    ネットとからなる内部検出コイルを挿入し、その検出コ
    イルを挿入したハウジングの後部を樹脂による一体成型
    によって封止した電磁発電式回転センサにおいて、 上記ブラケットの貫通孔の周縁に、軸方向に形成された
    樹脂流通用の溝を設け、その溝を介して上記樹脂成型の
    際に樹脂を流すことにより、ブラケットを固定すること
    を特徴とする電磁式回転センサ。
  2. 【請求項2】 上記ブラケットの取り付け角度を樹脂成
    型の際に設定することを特徴とする請求項1記載の電磁
    発電式回転センサ。
  3. 【請求項3】 上記ブラケットとハウジング端との位置
    を樹脂成型の際に設定することを特徴とする請求項1記
    載の電磁発電式センサ。
JP19673694A 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ Pending JPH0862234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19673694A JPH0862234A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ

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JP19673694A JPH0862234A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ

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JPH0862234A true JPH0862234A (ja) 1996-03-08

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ID=16362749

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JP19673694A Pending JPH0862234A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電磁発電式回転センサ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006134898A (ja) * 1999-04-15 2006-05-25 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
US7250755B2 (en) 2003-12-12 2007-07-31 Sumiden Electronics, Ltd. Magnetic variation sensor for detection of variation in magnetic fields
JP2011510310A (ja) * 2008-01-21 2011-03-31 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 磁界センサ

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