JP3877546B2 - 回転センサ用中継端子の取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用エンジンや車輪の回転速度を検出するために用いる回転センサ、特に、各種の取付け形態に対応してなるべく多くの部分を共通化して、部品の標準化を図るようにした回転センサ用中継端子の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される回転センサには、回転する検知片と対向する回転検出部として、永久磁石と電磁コイルを組合わせた方式のものや、永久磁石と磁気感応素子を組合わせたものなど、様々の形式のものが実用化されている。
回転検出部からの検出信号は、別に設置されたコントローラに供給されるものであるが、この間を接続するワイヤハーネスは、その一端が回転検出部に対して、直接半田接続され、他端に脱着式コネクタを備えたハーネス一体型のものと、回転検出部本体に脱着式コネクタが設けられ、コントローラ側から延長したワイヤハーネスと接続されるコネクタ内蔵型とがある。
また、ワイヤハーネスの引出し方向としては、回転検出部の軸線方向に対して、同一の直線方向に引出すものや、略直角に曲がった曲線方向に引出すものなどがある。
【0003】
ハーネス一体型で直線引出しされた電磁コイル方式の従来装置の一例が、特開平8−201409により開示されており、また、ハーネス一体型で直角方向に引出された電磁コイル方式の従来装置の一例が、実開平6−78868により開示されている。
また、ハーネス一体型で直角方向に引出された磁気感応素子方式の従来装置の一例が、実開平6−65863により開示されており、コネクタ内蔵型で直角方向に引出された電磁コイル方式の従来装置の一例が、特開平6−102054により開示されている。
そして、これらはいずれの場合も、回転検出部からの口出線とワイヤハーネスとの接続部(ハーネス一体型の場合)や回転検出部からの口出線と脱着端子部(コネクタ内蔵型)との電気接続に当たっては、中継端子が介在するように構成されており、しかも、上記中継端子は、回転検出部を構成する樹脂成形部材の中に一体成形されていて、回転検出部の標準化に適さない構造となっている。
【0004】
これに対し、特開平7−120488に示す電磁式回転センサでは、一次・二次・三次成形を経て完成する回転センサにおいて、三次成形の段階でワイヤハーネスの接続形式や引出し方向の変化に対応ができ、二次成形までの部品段階での標準化を可能にする技術が開示されている。
しかし、これでは、二次成形部材に装着されるターミナルロッドと三次成形部材で一体成形される出力ターミナルの2つのターミナル部材が必要であって、成形の回数も多いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置は以上のように構成されており、中継端子が回転検出部と一体成形されているため、ハーネス一体型・コネクタ内蔵型・直線引出し・直角引出し等の変形対応に自由度がなく、回転検出部の標準化ができなかったり、また回転検出部を標準化したものでも、中継端子の部品点数が増えたり、成形回数が多くなる等の問題点があった。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、一次成形部材を含む回転検出部本体を標準化し、二次成形部材によって各種仕様に対応した完成品に仕上げることを目的とし、さらにまた、二次成形を行う前段階での中間工程における粗雑な取扱いに対処するために、中継端子とその取付け強度を改善することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る回転センサ用中継端子の取付け構造は、磁石、鉄心、電磁コイルで構成される回転検出部を収納した一次成形部材としての樹脂製円筒状ケース、この円筒状ケースの外周面に固定され、その一端に上記回転検出部から延長する一対の口出線が夫々接続される一対の中継端子、この中継端子の他端に設けた引出しワイヤハーネス用接続端子、上記円筒状ケースと中継端子部全体を収納成形し取付部を有する二次成形部材としての樹脂製のカバーを備え、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部を加熱押圧して上記一対の中継端子を溶着固定し、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部は、上記一対の中継端子の両側面位置に設け中継端子の長手方向に長い長方形であって内側に倒れて中継端子を筒状ケースの外周面に圧定する第一の突起部と、上記一対の中継端子に嵌入する第二の突起部とを有しているものである。
【0008】
この発明の請求項2に係る回転センサ用中継端子の取付け構造は、磁石、鉄心、電磁コイルで構成される回転検出部を収納した一次成形部材としての樹脂製円筒状ケース、この円筒状ケースの外周面に固定され、その一端に上記回転検出部から延長する一対の口出線が夫々接続される一対の中継端子、この中継端子の他端に設けた脱着コネクタ用接触端子、上記円筒状ケースと中継端子部を収納成形し取付部とコネクタハウジング部を有する二次成形部材としての樹脂製のカバーを備え、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部を加熱押圧して上記一対の中継端子を溶着固定し、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部は、上記一対の中継端子の両側面位置に設け中継端子の長手方向に長い長方形であって内側に倒れて中継端子を筒状ケースの外周面に圧定する第一の突起部と、上記一対の中継端子に嵌入する第二の突起部とを有しているものである。
【0009】
この発明の請求項3に係る回転センサ用中継端子の取付け構造は、円筒状ケースの外周側壁には、一対の中継端子の接触を防ぐ仕切壁部が突設されたものである。
【0010】
この発明の請求項4に係る回転センサ用中継端子の取付け構造は、中継端子には、回転検出部の口出線を巻付け半田付されるように、円筒状ケースに対して略直角方向に折り曲げた屈曲部を有するとともに、この屈曲部に近接した位置に小孔を設け、この小孔には円筒状ケースの外周面に設けた第三の突起部が嵌入係止するように構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による回転センサ用中継端子の取付け構造を示す縦断側面図、図2は図1におけるA−A線に沿って見た端面図である。
図において、1は円筒状のケースであり、この円筒状のケース1は、上部の大径部1aと、この大径部1aの下部につづく小径部1bと、この小径部1bの下端に形成したフランジ部1cと、このフランジ部1cの下面に設けた端面突起1dから構成されている。そして、この円筒状ケースは、例えばナイロン66系の合成樹脂材を用いて成形された一次成形部材を構成している。
2は上記円筒状ケース1の外周面の一部に、後述の要領で固定される中継端子であり、この中継端子2の一端(下端)は、略直角の屈曲部2aを有し、かつ他端(上端)はこれも略直角に折れ曲がった接続端子2bを形成している。3は上記円筒状ケース1の小径部1bの外周に巻回された電磁コイルであり、この電磁コイル3は、図5の円筒状ケースと中継端子の取付構造中に示すように、その口出線3a,3bを上記中継端子2の略直角に折れ曲がった屈曲部2aに巻付けて半田接続した後に、ガラスクロス等のテープ3cで外面を被覆している。
4は上記円筒状ケース1の小径部1bの内部に挿入された鉄心であり、その外端(下端)には偏平部4aを形成しており、これは図示しない回転検知体に対向する。また、上記鉄心4の他端(上端)には、上記円筒状ケース1の大径部1aの下端段部の内底面に接する円板部4bを構成している。
5は上記円筒状ケース1の大径部1a内に挿入され、上記鉄心4の上端円板部4bに密着する磁石であり、この磁石は円筒状ケース1の中心線方向に着磁された円柱形状を成している。6は上記円筒状ケース1の大径部1a内において上記磁石5の上方に圧入されたスペーサであり、このスペーサ6の圧入により、上記円筒状ケース1,中継端子2,電磁コイル3,磁石5等を包含した一次組立が完了するように構成されている。
【0012】
次に、7は2本の撚線をよじって外被を施したワイヤハーネスであり、その一端7aは上記中継端子2の接続端子2bに圧着固定して半田接続され、他端には、脱着コネクタ(図示せず)が設けられている。
8は、上記円筒状ケース1内に収納された電磁コイル3,鉄心4,磁石5,スペーサ6等で構成される回転検出部と、該回転検出部に後付け固定され、半田付け処理を施された中継端子2及びワイヤハーネス7を包囲するように、一体成形された二次成形部材としてのカバーであり、例えば、ナイロン66系の合成樹脂が用いられている。8aはカバー8の取付部、8bはこの取付部8aの穴位置に一体成形されたブッシュ、8cはカバー8の一部で、その上端に突出したハーネス固定部である。
9は上記カバー8の上端に設けられ、該カバー8を成形する時にスペーサ6を押圧して抜止めするスライドピン9aの挿入孔であり、成形完了後はスライドピン9aを抜取り、内部にポッティング材9bを充填する。このポッティング材9bは、スペーサ6とカバー8間の空間に充満するように充填されており、これで全体の組立が完了する。
【0013】
図3は一次成形部材である上記図1における円筒状ケースの正面図、図4はその平面図である。
図において、10a,10bは円筒状ケース1の大径部1aの上部の外周面に設けた中継端子取付用の対向する一対の第一の突起部、10cはこれら第一の突起部10a,10b間に配置された第二の突起部であり、10dは第二の突起部10cが嵌入する中継端子側に設けられた穴であって、各突起部10a,10b,10cは一対の中継端子2の一方の中継端子21を固定するためのものである。
なお、中継端子2の他の側の中継端子22を固定するために、上記と同様に、円筒状ケース1の片方に、第一の突起部11a,11b、及び第二の突起部11c並びに穴11dが設けられている。
次に、10e,11eは上記各第二の突起部10c,11cの下部に設けられた第三の突起部であり、それぞれ中継端子21,22の上記屈曲部2aに近接した位置に設けられた小孔2cに嵌入して係止される構造になっている。
次に、12は円筒状ケース1の上端外周面において上記一対の中継端子21,22間に介在する位置に設けた突状の仕切壁部である。
13a,13bは円筒状ケース1の外周面に設けられ、電磁コイル3の口出線3a,3bを中継端子2まで引回すためのガイド突起である。
なお、上記円筒状ケース1のフランジ部1cの端面に設けた複数の端面突起1dは、上記カバー8を成形する時の位置決めを目的として配設されたものである。
【0014】
図5は図1における円筒状ケースと中継端子の取付け構造を示す正面図、図6は図5におけるB−B断面図である。
図において、一対の中継端子21,22は、その両側にそれぞれ対向して位置する第一の突起部10a,10b、並びに11a,11bが加熱押圧されることによって内側に倒れ、それぞれの中継端子21,22を円筒状ケース1の外周面に圧定する。
また、中継端子21,22の穴10d,11dに貫通した第二の突起部10c,11cも加熱押圧によってかしめられ、両中継端子を固定する。
更に、中継端子21,22の小孔2cには、それぞれ第三の突起部10e,11eが嵌入するものであるが、この第三の突起部10e,11eは、上記中継端子の屈曲部2aに近接して配設されており、かつその高さは、口出線3aを巻付け操作する治具(図示せず)の作動を邪魔しないように略中継端子21,22の厚さと同じ程度に設定されていて、この突起部は加熱押圧加工が施されないものである。
なお、図6で示された1eは、円筒状ケース1の内面に突設された複数本のリブであって、これはスペーサ6を円筒状ケース1内に圧入する時に変形し、スペーサ6に適当な圧入力を付与する役目をなすものである。
【0015】
次に、以上説明したような構成を有するこの発明の実施の形態1による回転センサにおいて、その組立や中継端子の取付け固定に関する手順とその過程における作用について説明する。
図5,図6において、一次成形された円筒状ケース1の外周面には一対の中継端子21,22が装着され、先に説明したように、第一の突起部10a,10b、並びに11a,11bや第二の突起部10c,11cの頭部を加熱圧縮して変形させることによって、両中継端子が固定される。
なお、固定される中継端子の形状は、ケーブル一体型、コネクタ内蔵型、直線方向引出し型、曲線方向引出し型など、様々な仕様に対応したものである。
次に、円筒状ケース1の小径部1bに電磁コイル3を巻回し、その口出線3a,3bはガイド用突起13a,13bを経由して、一対の中継端子2の屈曲部2aに巻装して半田付けされ、その後、電磁コイル3や口出線3a,3b部分をテープ3cで被覆する。
【0016】
このようにして巻線作業が終わった円筒状ケース1には、図1に示すとおり、鉄心4が挿入され、続いて磁石5を挿入してからスペーサ6を圧入する。
更に、ワイヤハーネス7の一端7aを中継端子2の接続部2bに圧着し半田付けした後、二次成形加工としてカバー8が成形される。二次成形加工が完了すると、挿入孔9からポッティング材9bを注入して組立が完了する。
なお、円筒状ケース1に設けた第三の突起部10e,11eは、中継端子の小孔2cに嵌入しており、これは口出線3a,3bを屈曲部2aに巻付け操作する時の張力によって、中継端子2の熱圧着部に無理な力が加わらないように作用するものである。
また、ワイヤハーネス7を接続した後で、二次成形によりカバー8を成形するまでの中間移送工程において、粗雑な取扱いを受けることによって、ワイヤハーネス7から中継端子2に無理な外力が加わることがあるが、中継端子2をその板厚方向に曲げようとする方向の外力に対しては、中継端子2の曲げ応力よりも大きな熱圧着力となるように、第一の突起部10a,10b,11a,11b,及び第二の突起部10c,11cの大きさと、中継端子2の板厚の関係に相応の配慮がなされている。
更に、一対の中継端子の接続部2bに対し、これらを接触させようとする方向の外力が作用しても、中継端子2間の仕切壁部12の存在によって変形が防止される。
【0017】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。
図7は、コネクタ内蔵形式の回転センサの縦断側面図であり、2dは中継端子2の端部に構成した脱着コネクタ用の接触端子、8dは二次成形されるカバー8に設けられたコネクタハウジング部であり、その内部は相手側のコネクタ(図示せず)が挿入されるようになっている。
この実施の形態2に示す構成では、実施の形態1に示すものに比べてワイヤハーネス7の接続工程が省略されるだけであり、その他の構成、組立手順は同一である。
従って、円筒状ケース1に対して目的仕様に合致した中継端子2を後付け固定し、これに二次成形加工を施してカバー8を一体成形することによって様々な仕様の用途に対応できるものである。
また、取付部8aはカバー8と一体に成形されているので、様々な取付け位置や取付け寸法のものへの対応も容易となっている。
【0018】
なお、上記の実施形態では、電磁コイル3の口出線3a,3bは中継端子2の屈曲部2aに巻付け半田付けするものとして説明したが、溶接接続など他の手段を用いてもよい。
更に、中継端子2の接続端子2bに対するワイヤハーネス7の接続は圧着・半田付けするものとして説明したが、この部分の接続は単なる圧着であったり、溶接など、他の手段を用いることもできる。
【0019】
【発明の効果】
この発明の請求項1及び2に係る回転センサ用中継端子の取付け構造によれば、磁石や鉄心と電磁コイルで構成される回転検出部を収納した一次成形部材としての樹脂製円筒状ケース、該円筒状ケースの外周面に固定され、その一端に上記回転検出部から延長する一対の口出線が夫々接続される一対の中継端子、該中継端子の他端に設けた引出しワイヤハーネス用接続端子又は脱着コネクタ用接触端子、上記円筒状ケースと中継端子部を収納成形した二次成形部材としての樹脂製のカバー、該カバーに設けた取付部を備え、上記円筒状ケースに設けた突起部を加熱押圧して上記一対の中継端子を溶着固定しているので、回転検出部を収納した円筒状ケースまでを標準化部品とし、各種仕様に対応した中継端子を用いて二次成形を行ない、この二次成形部材に取付部を設けることにより各種仕様に対応することができるとともに、中継端子部が二次成形されるまでの中間処理工程の持ち運び等で発生する外力に対しても、中継端子の接触事故が発生しないという効果がある。
【0020】
この発明の請求項3に係る回転センサ用中継端子の取付け構造によれば、円筒状ケースの外周面の中継端子間に位置する個所に、両中継端子間の接触を防止するための仕切壁部を設けたので、この仕切壁部の介在によって中継端子の変形が防止される効果がある。
【0021】
この発明の請求項4に係る回転センサ用中継端子の取付け構造によれば、中継端子には、回転検出部の口出線を巻付け半田付されるように、円筒状ケースに対して略直角方向に折り曲げた屈曲部を有するとともに、この屈曲部に近接した位置に小孔を設け、この小孔には円筒状ケースの外周面に設けた第三の突起部が嵌入係止するように構成されているので、口出線の巻付け用冶具による巻付け冶具の張力管理が容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転センサ用中継端子の取付け構造の縦断側面図である。
【図2】 図1におけるA−A線に沿って見た端面図である。
【図3】 図1における円筒状ケース部分の正面図である。
【図4】 図3の平面図である。
【図5】 図1における円筒状ケースと中継端子の取付け構造を示す正面図である。
【図6】 図5におけるB−B線断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による回転センサ用中継端子の取付け構造の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 円筒状ケース(一次成形部材)、2 中継端子、2a 屈曲部、2b 接続部、
2c 小孔、3 電磁コイル、3a,3b 口出線、4 鉄心、5 磁石、
7 ワイヤハーネス、8 樹脂製カバー(二次成形部材)、8a 取付部、
10a,10b,11a,11b 第一突起部、10c,11c 第二突起部、
10e,11e 第三突起部、12 仕切壁部。
Claims (4)
- 磁石、鉄心、電磁コイルで構成される回転検出部を収納した一次成形部材としての樹脂製円筒状ケース、この円筒状ケースの外周面に固定され、その一端に上記回転検出部から延長する一対の口出線が夫々接続される一対の中継端子、この中継端子の他端に設けた引出しワイヤハーネス用接続端子、上記円筒状ケースと中継端子部全体を収納成形し取付部を有する二次成形部材としての樹脂製のカバーを備え、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部を加熱押圧して上記一対の中継端子を溶着固定し、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部は、上記一対の中継端子の両側面位置に設け中継端子の長手方向に長い長方形であって内側に倒れて中継端子を筒状ケースの外周面に圧定する第一の突起部と、上記一対の中継端子に嵌入する第二の突起部とを有していることを特徴とする回転センサ用中継端子の取付け構造。
- 磁石、鉄心、電磁コイルで構成される回転検出部を収納した一次成形部材としての樹脂製円筒状ケース、この円筒状ケースの外周面に固定され、その一端に上記回転検出部から延長する一対の口出線が夫々接続される一対の中継端子、この中継端子の他端に設けた脱着コネクタ用接触端子、上記円筒状ケースと中継端子部を収納成形し取付部とコネクタハウジング部を有する二次成形部材としての樹脂製のカバーを備え、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部を加熱押圧して上記一対の中継端子を溶着固定し、上記円筒状ケースの外周面に設けた突起部は、上記一対の中継端子の両側面位置に設け中継端子の長手方向に長い長方形であって内側に倒れて中継端子を筒状ケースの外周面に圧定する第一の突起部と、上記一対の中継端子に嵌入する第二の突起部とを有していることを特徴とする回転センサ用中継端子の取付け構造。
- 上記円筒状ケースの外周側壁には、上記一対の中継端子の接触を防ぐ仕切壁部が突設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転センサ用中継端子の取付け構造。
- 上記中継端子には、上記回転検出部の口出線を巻付け半田付されるように、上記円筒状ケースに対して略直角方向に折り曲げた屈曲部を有するとともに、この屈曲部に近接した位置に小孔を設け、この小孔には上記円筒状ケースの外周面に設けた第三の突起部が嵌入係止するように構成した請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転センサ用中継端子の取付け構造。
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