JP2603532B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP2603532B2 JP1031380A JP3138089A JP2603532B2 JP 2603532 B2 JP2603532 B2 JP 2603532B2 JP 1031380 A JP1031380 A JP 1031380A JP 3138089 A JP3138089 A JP 3138089A JP 2603532 B2 JP2603532 B2 JP 2603532B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えば銀塩写真式複写機、自動現像機に適
用される感光材料処理装置、特に、横断面がスリット状
の長尺処理空間にて感光材料を湿式処理する感光材料処
理装置に関する。
<従来の技術> 横断面がスリット状の長尺処理空間を有するスリット
型処理槽を用いて感光材料を現像処理する技術(以下、
スリット現像という)が知られている(特開昭62−8905
2号、特開昭63−131138号)。
このスリット現像は、処理空間の開放部分、即ち大気
との接触部分の面積が小さいため、処理液の蒸発や劣化
(酸化)が少なく、また処理空間の体積が小さいため、
処理液のランニング液量が少なくてよく、設計上小型化
ができ有利である。
さらに、処理液の補充を行う方式において、補充液は
閉鎖空間に貯留されているため劣化がほとんどなく、よ
って、このような新鮮な補充液の存在比率の高い処理が
できるため(新液交換率が大)、安定した写真性能が得
られるという利点もある。
しかるに、このスリット現像では、所定の処理時間に
おいて、感光材料の感度が十分に得られないという問題
がある。この原因は、定かではないが、次のようなこと
と推定される。
スリット状処理空間の幅(スリット幅T)が比較的広
い場合には、処理液の循環がなされ難く、また、スリッ
ト幅が比較的狭い場合には、乱流が生じ、ある程度の撹
拌がなされるが、通常の処理液補充方法では撹拌が不十
分であるため、母液と補充液とが不均一となるからであ
ると考えられる。
従って、感度の向上を図るためには、処理時間を延長
しなければならず、銀塩写真式複写機や自動現像機で要
望されている処理の高速化という課題を達成する上での
障害となっている。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、
感光材料のスリット現像において、より短い処理時間で
感度の向上を図ることができる感光材料処理装置を提供
することにある。
<課題を解決するための手段> このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、横断面がスリット状の長尺処理空間
に、処理液を供給しつつ、感光材料を通過させて処理す
る感光材料処理装置であって、 前記処理液が、現像液、漂白および/または定着機能
を有する液、安定化液および反転液から選ばれたもので
あり、 前記スリット状の処理空間の感光材料が搬入される側
に給液口を設け、また搬出される側に排液口を設け、処
理液の流れを感光材料の搬送方向と同方向にし、 少なくとも給液口近傍に超音波発振器を設置したこと
を特徴とする感光材料処理装置である。
また、本発明は、横断面がスリット状の長尺処理空間
に、処理液を供給しつつ、感光材料を通過させて処理す
る感光材料処理装置であって、 前記処理液が、水洗液であり、 前記スリット状の処理空間の感光材料が搬出される側
に給液口を設け、また搬入される側に排液口を設け、処
理液の流れを感光材料の搬送方向と逆方向にし、 少なくとも給液口近傍に超音波発振器に設置したこと
を特徴とする感光材料処理装置である。
また、前記超音波発振器は、超音波モータであるのが
好ましい。
また、前記超音波発振器を感光材料の処理時にのみ作
動せしめるよう構成した感光材料処理装置であるのが好
ましい。
<作用> このような構成の感光材料処理装置によれば、感光材
料が通過する経路の途中に設置された超音波発振器によ
り処理液および感光材料に超音波を付与することによ
り、これらが微振動し、また昇温し、それらの相乗作用
によって感光材料の感度が向上する。
さらに、処理液を供給部近傍にて超音波を付与するの
で、処理の初期段階、特に現像初期において、現像主薬
の拡散または反応が促進されるため、感度の向上が顕著
に発現する。
<実施例> 以下、本発明の感光材料処理装置を添付図面に示す好
適実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明の感光材料処理装置の構成例を示す
断面正面図である。同図に示すように、感光材料処理装
置1Aは、ハウジング3と、該ハウジング3内に設置され
た外側槽壁材4と、その内側に設置された内側槽壁材5
とで構成される処理槽2を有している。
ハウジング3は、箱型形状をなし、恒温槽としての役
割を果たすものである。即ち、ハウジング3内には、温
水30が満たされ、外側槽壁材4を介して処理液Qを、例
えば30〜38℃程度に加温するものである。この温水30の
温度は、通常、30〜50℃程度とされ、目的とする処理液
の温度と等しいかまたは若干高めの温度に設定する。
なお、ハウジング3内の温水30の温度を一定に保つた
めに、温水の循環が行われる。即ち、ハウジング3の底
部には、温水30の給水口31および排水口32が形成され、
ヒータ(図示せず)により加温された温水が給水口31か
らハウジング3内へ供給され、供給量とほぼ同量の温水
が、排水口32から排出される。
なお、ハウジング3は、例えば硬質塩化ビニル、ポリ
サルフォンのような断熱性を有する材料で構成するか、
あるいはハウジング3の内壁および/または外壁に石
綿、フェルト、アルミ箔、ガラスウール等の断熱材を接
合するのが好ましい。
ハウジング3の上部には、外側槽壁材4が固定的また
は着脱自在に取付けられている。
この外側槽壁材4は、その底部が円弧状に湾曲したU
字形状をなしており、その最下端は、ハウジング3の底
部より相当距離離間している。これにより外側槽壁材4
の第1図中左方と右方との温水の流通を可能としてい
る。
なお、外側槽壁材4の最下端とハウジング3の底部と
の間に隔壁を設け、外側槽壁材4の第1図中左方と右方
との温水に温度差を設けることもできる。例えば、処理
槽2が現像槽である場合、第1図中左方(現像前半部)
の温水を右方(現像後半部)の温水より0.5〜2℃程度
高温とすることにより、現像特性を向上すること、特に
感度を若干向上することができる。
このような外側槽壁材4は、熱伝導性に優れ、かつ処
理液Qに対する耐薬品性を有する材料で構成されている
のが好ましく、例えば、ステンレス、銅または銅系合
金、ハステロイ、チタン等の金属を挙げることができ
る。
外側槽壁材4の内部中央部には、内側槽壁材5が、好
ましくは着脱可能に挿入設置されている。これにより、
外側槽壁材4の内面と内側槽壁材5の外面との間に、横
断面がスリット状の、即ち、幅狭の長尺処理空間6が形
成される。
この処理空間6のスリット幅Tは、感光材料Sの厚さ
との関係で規定することができ、通常、感光材料Sの厚
さの2〜30倍程度とするのが好ましい。
例えば、感光材料Sが、幅35mm、厚さ0.2mmのネガフ
ィルムの場合には、Tを0.5〜6mm程度とするのがよい。
なお、処理空間6の全域にわたってTを一定とするのが
好ましいが、処理速度の調整等のために、感光材料Sの
搬送方向下流側へ向けてTを漸増または漸減させること
もできる。
なお、内側槽壁材5の下端は、後述する送りローラの
外周面に対応する円弧状の溝50が形成されている。
また、内側槽壁材5の上部には、内側槽壁材5を着脱
するのに用いる把手51が取り付けられている。例えば、
処理槽2の洗浄等のメインテナンスの際には、この把手
51を持って内側槽壁材5を取り外す。
また、内側槽壁材5は、処理液Qの保温性を考慮すれ
ば、例えば、塩化ビニル、ポリサルフォン、ポリエチレ
ン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンのような断熱
性を有する材料構成するか、あるいは石綿、フェルト、
ガラスウール、アルミ箔等の断熱材を接合するのが好ま
しい。ただし、後述する超音波発振器を設置する部分
は、超音波の伝ぱん性が良い材料とするのが好ましい。
外側槽壁材4の底部内側には、感光材料Sを搬送する
ための送りローラ9が、第1図中前後方向に掛け渡され
るように設置されている。処理空間6を下降してきた感
光材料Sは、この送りローラ9の外周面に巻き付いて反
転し、上昇する。なお、送りローラ9の下部において
は、ローラ9の外周面と外側槽壁材4底部の円弧状壁面
との間に処理空間6が形成されている。
また、処理槽2の上方の感光材料入側および出側に
は、それぞれクロスオーバローラ10および11が設置され
ている。クロスオーバローラ10は、前工程からの感光材
料Sを処理空間6へ導入するためのものであり、クロス
オーバーローラ11は、処理空間6から出た感光材料Sを
次工程へ送るためのものである。
なお、前記送りローラ9、クロスオーバローラ10およ
び11は、自由回転するローラ、駆動回転するローラのい
ずれでもよい。
処理空間6には、処理液Qが液面レベルLまで満たさ
れており、感光材料Sの処理時には、新鮮な処理液(以
下、補充液という)が供給される。この補充液の供給
は、処理空間6の感光材料Sの入側から行われるのが好
ましい。
即ち、補充液を吐出する給液口7が処理空間6上部の感
光材料S入側に設置され、一方、感光材料Sの出側には
オーバーフローにより処理液Qを排出する排液口8が処
理空間6上部の液面レベルLの位置に設置され、給液口
7より供給された補充液はU字状の処理空間6内を感光
材料Sの搬送方向と同方向に流れ(パラレルフロー)、
補充量とほぼ同量の劣化した処理液が排液口8から排出
される。
このように、処理液(特に、現像液)をパラレルフロ
ーとすることにより、感光材料Sの感度が向上するとい
う利点がある。
なお、補充液の供給量は、現像する感光材料Sの積類
やサイズ、処理空間6の容積、処理液の組成等の条件に
より異なるが、その一例を挙げれば、カラーネガフィル
ムの場合、通常135サイズ1m当り45ml程度とするのがよ
い。
さて、本発明の感光材料処理装置1Aにおいては、感光
材料Sが通過する経路の途中、即ち、U字状の長尺処理
空間6に対面する部分に超音波発振器が設置される。
この超音波発振器の設置位置は、感光材料Sの通過経
路の途中に設置される。また超音波発振器は、2箇所以
上に設置してもよい。なお、第1図中では、超音波発振
器の構造自体は示されておらず、その設置位置のみが示
されている。
後述の実験例で示されるように、超音波発振器を矢印
Xの位置、即ち処理液の供給側(給液口7)の近傍に設
けた場合には、感度の向上の効果がより顕著に現われる
ので、少なくとも1つの超音波発振器を矢印Xの位置ま
たはその付近に設ける。
超音波発振器は、公知の任意の種類、構成のものが使
用可能であり、その振動子のコーンが内側槽壁材5の内
面52に接触するように設置される。
また、超音波発振器は、広範囲の周波数が使用可能で
あり、特に50kHz〜100MHz程度のものが好適である。
また超音波発振器の出力は比較的小さくてよく、例え
ば10W〜10kW程度でも十分な効果が得られる。
このような超音波発振器により超音波を付与しつつ処
理を行うことにより、感光材料Sの感度が向上する。な
お、その原理は定かではないが、現像においては、現像
主薬の拡散または反応が促進されるからであると考えら
れる。
なお、このような超音波発振器の設置は、処理空間6
がスリット状であるがゆえに可能となる。
即ち、従来の箱型処理槽または皿型処理槽に超音波発
振器を設置した場合には、処理空間の容積が大きいた
め、超音波発振器の出力を大としなければならず、これ
により処理液の温度が上昇し、感度が不安定となるとい
う不都合が生じる。これに対し、スリット状の処理空間
では、感光材料通過経路の単位長さ当りの処理液量が少
なく、かつ処理空間内での処理液の流動が活発ではない
ため、指向性のよい超音波を付与しても処理液の温度上
昇は局部的なものにとどまり、上記のような不都合が生
じることなく、安定した感度が得られる。
このような処理槽2は、例えば現像槽、漂白槽、定着
槽、漂白・定着槽、洗浄槽、安定化槽、反転槽として用
いることができる。
従って、使用される処理液Qは、処理槽2の用途によ
り決定される。処理液の具体例としては、次のようなも
のが挙げられる。
カラー現像液は、一般に、発色現像主薬を含むアルカ
リ性水溶液から構成される。
発色現像主薬は一級芳香族アミン現像剤、例えばフェ
ニレンジアミン類(例えば4−アミノ−N,N−ジエチル
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルア
ニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4
−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミド
エチルアニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル
−N−β−メトキシエチルアニリン等)を用いることが
できる。
発色現像液は、そのほかpH緩衝剤、現像抑制剤ないし
カブリ防止剤等を含むことができる。
また必要に応じて、硬水軟化剤、保恒剤、有機溶剤、
現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラー、かぶら
せ剤、補助現像薬、粘性付与剤、ポリカルボン酸系キレ
ート剤、酸化防止剤、アルカリ剤、溶解助剤、界面活性
剤、消泡剤等を含んでいてもよい。
黒白現像液としては、ジヒドロキシベンゼン類(例え
ばハイドロキノン)、3−ピラゾリドン類(例えば1−
フェニル−3−ピラゾリドン)、アミノフェノール類
(例えばN−メチル−p−アミノフェノール)等の現像
主薬を単独あるいは組合わせて用いることができる。
定着液としては、ハロゲン化銀に対して定着作用のあ
る化合物(定着剤)としてはチオ硫酸アンモニウム、チ
オ硫酸ナトリウム(ハイポ)、ハロゲン化アンモニウ
ム、チオ尿素、チオエーテル等を含むものが挙げられ
る。
漂白液としては、漂白剤として、ポリカルボン酸の鉄
塩、赤血塩、ブロメート化合物、コバルトヘキサミン等
を含むものが挙げられる。これらのうちフェリシアン化
カリ、エチレンジアミン四酢酸鉄(III)ナトリウムお
よびエチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウムは
特に有用である。
また、上記漂白剤および定着剤の双方を含む漂白・定
着液とすることもできる。
定着液(漂白・定着液)には、定着剤の他に、通常、
亜硫酸ナトリウム等の保恒剤、酸剤、緩衝剤、硬膜剤な
どの定着助剤を含有させることできる。
また、漂白液(漂白・定着液)には、米国特許第3,04
2,520号、同第3,241,966号、特公昭45−8506号、特公昭
45−8636号などに記載の漂白促進剤、特開昭53−65732
号に記載のチオール化合物の他、種々の添加剤を加える
こともできる。
洗浄水としては、水(水道水、蒸留水、イオン交換水
等)またはこの水に必要に応じて添加剤を含有させるこ
とができる。
この添加剤は、例えば、無機リン酸、アミノポリカル
ボン酸、有機リン酸等のキレート剤、各種バクテリアや
藻の増殖を防止する殺菌剤、防ばい剤、マグネシウム
塩、アルミニウム塩等の硬膜剤、乾燥負荷、ムラを防止
するための界面活性剤等が挙げられる。または、L.E.We
st,“Water Quality Criteria"Phot.Sci.and Eng.,vol.
9 No.6 P344〜359(1965)等に記載の化合物を用いるこ
ともできる。
安定液としては、色素画像を安定化する処理液が用い
られる。例えば、pH3〜6の緩衝能を有する液、アルデ
ヒド(例えば、ホルマリン)を含有した液などを用いる
ことができる。安定液には、必要に応じて蛍光増白剤、
キレート剤、殺菌剤、防ばい剤、硬膜剤、界面活性剤等
を用いることができる。
第2図は、本発明の感光材料処理装置の他の構成例を
示す断面正面図である。なお、前記第1図に示す構成例
と同様の事項は、その説明を省略する。第2図に示す感
光材料処理装置1Bは、単一の処理槽12に異なる種類の処
理部を有するものである。
箱型形状のハウジング13の上部に取り付けられた外側
槽壁材14は、底部が円弧状に湾曲したU字状の壁材が図
中横方向に4個連結、一体化されたものである。
一方、外側槽壁材14の内部には、外側槽壁材4に対応
する形状(くし型)の内側槽壁材15が挿入、設置されて
いる。
これにより、外側槽壁材14と内側槽壁材15との間に、
横断面がスリット状の連続的または断続的な長尺処理空
間16が形成される。
処理槽12には、第2図中左側から順に現像部14A、漂
白・定着部14Bおよび洗浄部14Cが形成され、各部の処理
空間16には、それぞれ前述したような現像液P1、漂白・
定着液P2および洗浄水Wが液面レベルLまで満たされて
いる。
また、ハウジング13と外側槽壁材14との間には、現像
液P1、漂白・定着液P2および洗浄水Wを加温するため
に、前記と同様の温水30が満たされている。そして、ハ
ウジング13に形成された給水口131および排水口132によ
り温水の供給、排出を行い、温水30の温度、即ち、各処
理液の温度を一定に保っている。
現像部14A、漂白・定着部14Bおよび洗浄部14Cにおけ
る外側槽壁材14の底部内側および処理槽上部の各部14A
〜14Bの境界(外側槽壁材14の頂部)には、それぞれ前
記と同様の送りローラ17a、17b、17c、17d、17e、17fお
よび17gが設置されている。また、処理槽2の上方の感
光材料入側および出側には、それぞれ前記と同様のクロ
スオーバローラ18および19が設置されている。
現像部14Aおよび漂白・定着部14Bにおいては、補充液
の流れはパラレルフロー、洗浄部14Cにおいては、補充
液(洗浄水)の流れはカウンターフロー(感光材料Sの
搬送方向と逆方向の流れ)とするのが好ましい。これに
より、感度の向上および洗浄効果の向上が図れるからで
ある。
従って、現像部14Aおよび漂白・定着部14Bにおける処
理空間16の感光材料入側および洗浄部14Cにおける2つ
のU字状処理空間16の各感光材料出側には、それぞれ給
液口20a、20b、20cおよび20dが設置され、これらの反対
側には、それぞれ排液口21a、21b、21cおよび21dが設置
されている。なお、排液口21dと給液口20cとは管22によ
り連通しており、オーバーフローにより排液口21dより
排出された洗浄水は、管22を通って給液口20cよりその
処理空間16へ供給される。
また、送りローラ17b、17dおよび17fの上部には、処
理空間16と外部とを連通する空気抜き用穴23a、23bおよ
び23cが形成されている。
感光材料Sの通過経路途中には、前記と同様の超音波
発振器が設置される。超音波発振器の設置位置、設置数
等は前記と同様であり、例えば、矢印X1〜X3,Y1〜Y3
Z1〜Z3の位置が可能であるが、現像部14A、漂白・定着
部14Bおよび洗浄部14cのいずれにおいても、超音波発振
器を少なくとも処理液の供給側、即ち、X1、X2、Z3およ
びZ4付近に設ける。
第3図は、本発明の感光材料処理装置の他の構成例を
示す部分断面図である。同図に示す感光材料処理装置1C
は、第1図に示す感光材料処理装置1Aに、感光材料の処
理時、非処理時に応じて超音波発振器24を作動、停止す
るよう制御する制御手段25を設けたものである。この制
御手段25の構成を以下に説明する。
感光材料入側のクロスオーバローラ10の近傍には、感
光材料Sの存在を検出しうるセンサ26が設置されてお
り、該センサ26は、例えばマイクロコンピュータ等で構
成される制御部27に接続されている。また、この制御部
27は、超音波発振器24の電源28に接続されている。
なお、センサ26は、タッチセンサ、光センサ等いかな
る種類のものでもよい。
感光材料Sの先端がセンサ26の部分を通過すると、セ
ンサ26により感光材料Sの存在が検出され、その検出信
号が制御部27に入力される。制御部27においては、この
入力信号に基づいて、各電源28をONの状態にするような
命令信号を出力する。これにより、超音波発振器24が作
動する。
制御部27には、タイマーが内蔵されており、電源28を
ONとした時から一定時間(以下、作動時間という)経過
した後、電源28をOFFの状態にするような命令信号を出
力する。なお、作動時間は、感光材料Sの処理が終了す
るまで、例えば、感光材料Sの後端が処理空間6から出
るまでの時間またはそれより若干長い時間とし、感光材
料Sの長さ、搬送速度、搬送経路長等の諸条件を考慮し
て例えば最長のものを予め設定しておくか、または、前
記諸条件に応じてその都度マニュアル操作によりまたは
自動的に設定することができる。ここで、後者の場合、
制御部27内に、前記諸条件に応じた作動時間をテーブル
化してメモリーし、最適値を選択するような構成として
おけばよい。
なお、電源28をOFFの状態とするタイミングは、上記
タイマーによるものに限らず、例えば、感光材料の出側
後方の所定位置(例えば、クロスオーバローラ11の近
傍)に前記と同様のセンサ(図示せず)を設け、該セン
サにより感光材料Sの処理空間6の通過が終了したこと
を検出し、この検出信号に基づいて制御部27から電源28
をOFFの状態とする命令信号を出力し、これを実行する
ような構成としてもよい。
このような制御手段25を設けることにより、感光材料
Sの処理時にのみ超音波発振器24が作動するので、非処
理時における無用な処理液温度上昇がなく、また消費エ
ネルギの節減を図ることができる。
なお、第1図および第2図に示すように、上記制御手
段25等を設けず、超音波発振器を常時作動しておいたと
しても、上述したようにスリット状の処理空間では処理
液量が少なく、かつその流動が少ないため、処理液全体
の温度上昇はわずかなものであり、感光材料Sの処理性
に悪影響を及ぼすには至らない。
また、本発明において、制御手段の構成は、上述感光
材料Sの存在を検出するものに限らず、例えばクロスオ
ーバローラ10、11の回転を機械的または電気的に検出
し、前記と同様の制御部27により電源28のON、OFF制御
を行うような構成としてもよい。
また、超音波発振器24の作動、停止は、上記2つの例
のごとき自動制御に限らず、感光材料Sの処理を開始す
る際に電源28を入れ、処理が終了した際に電源28を切る
という手動制御によるものでもよい。
第4図および第5図は、それぞれ、超音波発振器とし
て超音波モータを用いた場合の構成を示す部分拡大断面
正面図である。
第4図に示すように、外側槽壁材4(または14)およ
び内側槽壁材5(または15)の所定位置には、それぞれ
対向する溝43および53が形成されており、これらの溝4
3、53内に超音波モータ29Aが挿入されている。
この超音波モータ29Aは、中心部に円柱状の圧電素子2
91を有し、その両端部の周面にフリーローラ292が圧接
され、これらをフリーローラ292の周面同士が接触する
ように左右一対配設置したものである。
この超音波モータ29Aによれば、圧電素子291に設置さ
れた分割電極(図示せず)への交流電圧の印加により圧
電素子に直角な2方向の屈曲振動を励振し、かつそれら
の駆動電圧の位相を90°ずらすことにより圧電素子291
の両端部に楕円軌跡を描く振動を発生させ、これに伴っ
て、その部分に圧接されたフリーローラ292が圧電素子
周面との摩擦力によりそれぞれ第4図中の矢印方向に回
転する。そして、感光材料Sは、回転する一対のフリー
ローラ292間に挟持され、搬送される。
また、同時にフリーローラ292の周面等を通じて、処
理液および感光材料Sに超音波振動を付与することがで
きる。
第5図には、前記のものと構成が異なる超音波モータ
が示されている。同図に示す超音波モータ29Bは、リニ
ア式超音波モータであって、例えば金属製の振動板293
と、この振動板293の裏面に固着された励振用の端部圧
電素子294および中央部圧電素子295と、振動板293の表
面293aに当接するフリーローラ296とで構成されてい
る。
振動板293は、内側槽壁材5(または15)を貫通し
て、処理空間6(または16)内へ突出し、その表面293a
が処理空間のスリット幅の約半分程度に位置している。
また、振動板293の裏面の長手方向両端部には、それ
ぞれ端部圧電素子294が固着され、長手方向中央部付近
には中央部圧電素子295が固着されている。
一方、外側槽壁材4(または14)の所定位置には、溝
44が形成されており、この溝44内にフリーローラ296が
自由回転可能に挿入設置されている。
この超音波モータ29Bによれば、端部圧電素子294に印
加する交流電圧と中央部圧電素子に印加する交流電圧の
周波数を振動板293の固有振動数に一致させ、かつ端部
圧電素子294と中央部圧電素子295とで印加する交流電圧
の位相を90°ずらすことにより、振動板293の表面293a
上の点が楕円軌跡を描いて振動する。
この状態で、感光材料Sは、フリーローラ296の押圧
力により楕円振動する振動板293の表面293aに押圧さ
れ、感光材料Sと表面293aとの摩擦力により第5図中矢
印方向に搬送される。また、振動板293の表面293aを通
じて、処理液および感光材料Sに超音波振動を付与する
ことができる。
このような超音波モータ29Aおよび29Bは、それ自体小
型であり、しかも感光材料を搬送する機能と超音波を付
与する機能とを併有するため、感光材料処理装置の小型
化に貢献する。
なお、超音波モータの構造は、第4図および第5図に
示すものに限定されないことは言うまでもない。
また、超音波モータの設置対象となる処理槽の構成
は、前述した第1図、第2図に示すものまたはその他の
ものが可能である。
また、超音波モータの処理槽に対する設置位置につい
ても前述と同様であるが、超音波モータは感光材料の搬
送を担っているため、他の搬送手段を設置しない場合に
は、超音波モータを処理空間6(または16)の長手方向
に沿ってほぼ等間隔に設置するのが好ましい。
また、このような超音波モータに対しても、第3図に
示す制御手段25のごとき制御手段を設けることができ、
これにより同様の作用、効果が得られる。
本発明の感光材料処理装置により処理される感光材料
Sの種類は特に限定されず、例えば、カラーネガフィル
ム、カラー反転フィルム、カラー印画紙、カラーポジフ
ィルム、カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線
写真感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイク
ロ用感光材料等の各種感光材料等が挙げられる。
また、本発明の感光材料処理装置は、例えば、自動現
像機、湿式のカラーコピー機(AP−5000)、ビデオプリ
ンタープロセッサー、検版用カラーペーパー処理機等に
適用することができる。
以上、いくつかの構成例を挙げて本発明の感光材料処
理装置の構成を説明したが、本発明はこれらに限定され
るものではなく、種々の変形例、応用例が可能であるこ
とは言うまでもない。
<実験例> 以下、本発明の実験例について説明する。
I.第2図に示す構成の感光材料処理装置を用い、感光材
料として多層カラー印画紙(AgCl乳剤使用)に下記に示
す処理処方にて処理を施した。
またこの装置現像部において、第2図中X1、Y1および
Z1の各位置に超音波発振器(ロヴィック社製、出力45W
(60Hz)、発振周波数17KHz)を設置し、手動操作によ
り各発振器毎に作動可能とした。
なお、この装置における処理空間のスリット幅Tは2m
mとし、現像部、漂白・定着部および洗浄部における搬
送経路長は、それぞれ200、200および400cmとした。
[処理処方] 富士写真フイルム社製CP−40 による処理 処理液平均温度:35℃ 作動させた超音波発振器および処理時間を下記表1に
示すように設定し、処理を行ったところ、感光材料の緑
感層の感度(GL)として同表に示す値を得た。
上記表1に示すように、本発明例1〜3は感度が高
く、特にX1の位置の超音波発振器を作動させた本発明例
1および2では、比較例4に比べ感度が格段に向上して
いる。そのため、本発明例3のように、処理時間を短縮
(80%程度)しても、比較例と同等の感度が得られた。
なお、感光材料処理装置の漂白・定着部、洗浄部にお
いても、第2図中X2〜X4、Y2〜Y4、Z2〜Z4の位置に超音
波発振器を設置し、同様の実験を行ったところ、同様の
結果が得られた。
II.次に、上記本発明例1および従来の皿型処理槽(バ
ット)を並設した感光材料処理装置の皿型現像槽の底部
に前記と同様の超音波発振器を設置し、これを作動させ
た比較例5について、前記と同様の感光材料に富士写真
フイルム社製CP−40処理を行い、感度(GL)および最小
濃度Dmin(GL)を調べた。その結果を表2に示す。
なお、本発明例1の現像部における処理空間の処理液
量は600cm3、比較例5の現像槽内の処理液量は6000cm3
であった。
上記表2に示すように、比較例2では処理液温度が徐
々に高まり、これにより感度および最小濃度Dminが変化
し、不安定となっている。これに対し、本発明例1で
は、処理液温度の上昇はほとんどなく、感度および最小
濃度は安定している。
<発明の効果> 以上述べた通り、本発明の感光材料処理装置によれ
ば、感光材料が通過するスリット状の経路の途中に超音
波発振器を設置したことにより、感光材料の感度を向上
することができる。
その結果、より短い処理時間で従来と同程度の感度を
得ることができ、処理の高速化が図れる。
また、超音波発振器を感光材料の処理時にのみ作動す
る場合には、超音波の付与による処理液の温度上昇を最
小限に抑え、より安定した感度が得られるとともに、消
費エネルギの節減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明の感光材料処理
装置の構成例の概略を示す断面正面図である。 第3図は、制御手段を有する本発明の感光材料処理装置
の構成例の概略を示す部分断面正面図である。 第4図および第5図は、それぞれ、超音波発振器として
超音波モータを用いた場合の構成を示す部分拡大断面正
面図である。 符合の説明 1…感光材料処理装置 2…処理槽 3…ハウジング 30…温水 31…給水口 32…排水口 4…外側槽壁材 43、44…溝 5…内側槽壁材 50、53…溝 51…把手 52…内面 6…処理空間 7…給液口 8…排液口 9…送りローラ 10、11…クロスオーバローラ 12…処理槽 13…ハウジング 131…給水口 132…排水口 14…外側槽壁材 14A…現像部 14B…漂白・定着部 14C…洗浄部 15…内側槽壁材 16…処理空間 17a〜17f…送りローラ 18、19…クロスオーバローラ 20a〜20d…給液口 21a〜21d…排液口 22…管 23a〜23c…空気抜き用穴 24…超音波発振器 25…制御手段 26…センサ 27…制御部 28…電源 29A、29B…超音波モータ 291…圧電素子 292…フリーローラ 293…振動板 293a…表面 294…端部圧電素子 295…中央部圧電素子 296…フリーローラ Q…処理液 P1…現像液 P2…漂白・定着液 W…洗浄水 S…感光材料 X、X1〜X3、Y、Y1〜Y3、Z、Z1〜Z3…超音波発振器設
置位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面がスリット状の長尺処理空間に、処
    理液を供給しつつ、感光材料を通過させて処理する感光
    材料処理装置であって、 前記処理液が、現像液、漂白および/または定着機能を
    有する液、安定化液および反転液から選ばれたものであ
    り、 前記スリット状の処理空間の感光材料が搬入される側に
    給液口を設け、また搬出される側に排液口を設け、処理
    液の流れを感光材料の搬送方向と同方向にし、 少なくとも給液口近傍に超音波発振器を設置したことを
    特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】横断面がスリット状の長尺処理空間に、処
    理液を供給しつつ、感光材料を通過させて処理する感光
    材料処理装置であって、 前記処理液が、水洗液であり、 前記スリット状の処理空間の感光材料が搬出される側に
    給液口を設け、また搬入される側に排液口を設け、処理
    液の流れを感光材料の搬送方向と逆方向にし、 少なくとも給液口近傍に超音波発振器を設置したことを
    特徴とする感光材料処理装置。
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