JP2603381Y2 - 簡易上製本用素材セット - Google Patents
簡易上製本用素材セットInfo
- Publication number
- JP2603381Y2 JP2603381Y2 JP1992084738U JP8473892U JP2603381Y2 JP 2603381 Y2 JP2603381 Y2 JP 2603381Y2 JP 1992084738 U JP1992084738 U JP 1992084738U JP 8473892 U JP8473892 U JP 8473892U JP 2603381 Y2 JP2603381 Y2 JP 2603381Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- spine
- bookbinding
- fold
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Sheet Holders (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は種々の書類や小冊子等を
簡単に製本して上製本を作るための、簡易上製本用の素
材セットに関する。
簡単に製本して上製本を作るための、簡易上製本用の素
材セットに関する。
【０００２】
【従来の技術】上製本を作る時には、通常は製本機と製
本材を用意して、工業的に大規模に製造するか、さもな
ければ趣味的に手間暇をかけた手作りの作業が必要であ
った。
本材を用意して、工業的に大規模に製造するか、さもな
ければ趣味的に手間暇をかけた手作りの作業が必要であ
った。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、本文となる
書類例えば枚葉紙や小冊子などをホットメルト樹脂で無
線綴した後、大掛かりな道具や治具などを使用せずに簡
易的に上製本にするための製本材セットを提供するもの
である。
書類例えば枚葉紙や小冊子などをホットメルト樹脂で無
線綴した後、大掛かりな道具や治具などを使用せずに簡
易的に上製本にするための製本材セットを提供するもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案を図面をもとに詳
述すると、図１ないし図２に示す如く、上製本用の表紙
素材１は、表表紙、背表紙、裏表紙からなり、背表紙と
表表紙、背表紙と裏表紙のそれぞれ境目に内側への折り
返し部と、表表紙、裏表紙のそれぞれに、背表紙との境
目に近いところに、外側への折り返し部を設け、上製本
用の表紙素材１の内側に、表表紙の一部と背表紙全部及
び裏表紙の一部にそれぞれまたがり、表表紙の外側への
折返し部から裏表紙の外側への折り返し部までの間の略
全面にわたるテープ状に接着剤層２を設けて、該接着剤
層２を剥離紙３で覆った上製本用の表紙素材１と、見返
し用表紙シートが、上製本用の表紙素材１の表表紙、背
表紙、裏表紙に該当する部分及び、折り返し部からな
り、その内側への折返し部からもう一方の内側折り返し
部までの間の内側背部の略全面に、テープ状にホットメ
ルト接着剤層９を設けてなる見返し用表紙シート７とか
らなる簡易上製本用素材セットを提供することにより、
この課題を解決できる。
述すると、図１ないし図２に示す如く、上製本用の表紙
素材１は、表表紙、背表紙、裏表紙からなり、背表紙と
表表紙、背表紙と裏表紙のそれぞれ境目に内側への折り
返し部と、表表紙、裏表紙のそれぞれに、背表紙との境
目に近いところに、外側への折り返し部を設け、上製本
用の表紙素材１の内側に、表表紙の一部と背表紙全部及
び裏表紙の一部にそれぞれまたがり、表表紙の外側への
折返し部から裏表紙の外側への折り返し部までの間の略
全面にわたるテープ状に接着剤層２を設けて、該接着剤
層２を剥離紙３で覆った上製本用の表紙素材１と、見返
し用表紙シートが、上製本用の表紙素材１の表表紙、背
表紙、裏表紙に該当する部分及び、折り返し部からな
り、その内側への折返し部からもう一方の内側折り返し
部までの間の内側背部の略全面に、テープ状にホットメ
ルト接着剤層９を設けてなる見返し用表紙シート７とか
らなる簡易上製本用素材セットを提供することにより、
この課題を解決できる。
【０００５】接着剤層（２）及び接着剤層を覆う剥離紙
（３）は、両面接着テープを表表紙の一部と背表紙全部
及び裏表紙の一部にそれぞれ跨る程度の巾にして表紙素
材の背表紙の内側に貼り付けるだけでも良い。及び見返
し用表皮シート（７）の内側背部である折り返し部
（８）、（８）との間に設ける
（３）は、両面接着テープを表表紙の一部と背表紙全部
及び裏表紙の一部にそれぞれ跨る程度の巾にして表紙素
材の背表紙の内側に貼り付けるだけでも良い。及び見返
し用表皮シート（７）の内側背部である折り返し部
（８）、（８）との間に設ける
【０００６】次に見返し用表紙シート７となる簡易製本
用素材は、製本後は見返し部分となるので、その素材は
ブックバインディングクロス等の上等な素材を使用する
必要はなく、通常の上製本の見返しに使用されている様
な用紙を使用すれば良い。アイロン等でこの用紙の裏側
から加熱した時にホットメルト樹脂が溶けて、本文部分
が簡単に無線綴じの状態に接着できる程度に熱が伝達す
る素材を用いる。見返し用表紙シート７の内側背部８に
設けるホットメルト樹脂接着剤層９は、折り目あるいは
緩い切れ目を入れたほうが、本文部分の厚みに容易に対
応できて好ましい。又製本時の加工しやすさ及び、形を
整える為には外側へ折り返し可能な折り返し部１２、１
２を設けておいても良い。
用素材は、製本後は見返し部分となるので、その素材は
ブックバインディングクロス等の上等な素材を使用する
必要はなく、通常の上製本の見返しに使用されている様
な用紙を使用すれば良い。アイロン等でこの用紙の裏側
から加熱した時にホットメルト樹脂が溶けて、本文部分
が簡単に無線綴じの状態に接着できる程度に熱が伝達す
る素材を用いる。見返し用表紙シート７の内側背部８に
設けるホットメルト樹脂接着剤層９は、折り目あるいは
緩い切れ目を入れたほうが、本文部分の厚みに容易に対
応できて好ましい。又製本時の加工しやすさ及び、形を
整える為には外側へ折り返し可能な折り返し部１２、１
２を設けておいても良い。
【０００７】
【作用】本考案の上製本材セットは、先ず見返し用表紙
シート７の背部に設けられたホットメルト樹脂に、突き
揃えた本文用紙１０の背部を当てて本文用紙をくるむ様
に覆った後、ホットメルト樹脂部分にアイロンを当てる
などの方法で加熱して見返し用表紙シートを最外装とす
る書籍形態にしたもの１１を用意する。次に図７に示す
通り、上製本用表紙素材１の折り返し部５、５より中央
部分（背部）内側に設けられた接着剤層３に貼られた剥
離紙４を剥がして、予め用意した見返し用 表紙付きの本
文１１を包み込む様にして接着することで、上製本が簡
単に出来上がる。
シート７の背部に設けられたホットメルト樹脂に、突き
揃えた本文用紙１０の背部を当てて本文用紙をくるむ様
に覆った後、ホットメルト樹脂部分にアイロンを当てる
などの方法で加熱して見返し用表紙シートを最外装とす
る書籍形態にしたもの１１を用意する。次に図７に示す
通り、上製本用表紙素材１の折り返し部５、５より中央
部分（背部）内側に設けられた接着剤層３に貼られた剥
離紙４を剥がして、予め用意した見返し用 表紙付きの本
文１１を包み込む様にして接着することで、上製本が簡
単に出来上がる。
【０００８】
【実施例１】上製本用のクロス（商品名スカーフマチエ
ール＝ダイニック株式会社製）をＡ−４版の書籍用の大
きさにし、中央部分に３ｃｍ巾の接着剤層２を設けて剥
離紙３で覆った製本材を表紙素材１として用意した。折
り返し部４と５は１ｃｍの間隔になるようにした。次に
Ａ−４サイズの書類（厚さ８ｍｍ＝本文用紙）を用意
し、さらに別に用意した背部にホットメルト樹脂層を設
けた見返し用表紙シート７のホットメルト樹脂層９をこ
の本文用紙の背部に当ててくるみ、裏側から家庭用のア
イロンで加熱して見返し用表紙付きの本文１１を作成し
た。ここで、用意した表紙素材１の剥離紙３を剥がして
見返し用表紙付きの本文１１をくるむ様にして背部を接
着した。この時表紙素材１の折り返し部５、５には、外
側（本文が挟み込まれる側とは逆側）に折れる折れ目を
付し、接着剤層部分表面には折り返し部５に平行に２ｍ
ｍ間隔で内側に折り易くする為の折れ目（筋上の切れ
目）を入れておいた。本文紙の厚さを変えて各種の用紙
やカタログを用いて、本実施例で用意した表紙素材１と
見返し用表紙シート７とを使って製本を繰り返し試みた
処、何れも美観に優れた上製本が簡単に得られた。
ール＝ダイニック株式会社製）をＡ−４版の書籍用の大
きさにし、中央部分に３ｃｍ巾の接着剤層２を設けて剥
離紙３で覆った製本材を表紙素材１として用意した。折
り返し部４と５は１ｃｍの間隔になるようにした。次に
Ａ−４サイズの書類（厚さ８ｍｍ＝本文用紙）を用意
し、さらに別に用意した背部にホットメルト樹脂層を設
けた見返し用表紙シート７のホットメルト樹脂層９をこ
の本文用紙の背部に当ててくるみ、裏側から家庭用のア
イロンで加熱して見返し用表紙付きの本文１１を作成し
た。ここで、用意した表紙素材１の剥離紙３を剥がして
見返し用表紙付きの本文１１をくるむ様にして背部を接
着した。この時表紙素材１の折り返し部５、５には、外
側（本文が挟み込まれる側とは逆側）に折れる折れ目を
付し、接着剤層部分表面には折り返し部５に平行に２ｍ
ｍ間隔で内側に折り易くする為の折れ目（筋上の切れ
目）を入れておいた。本文紙の厚さを変えて各種の用紙
やカタログを用いて、本実施例で用意した表紙素材１と
見返し用表紙シート７とを使って製本を繰り返し試みた
処、何れも美観に優れた上製本が簡単に得られた。
【０００９】
【実施例２】図４に示す如く、表表紙の一部と裏表紙の
一部に、それぞれまたがった区画に接着剤層２を設けて
該接着剤層２を剥離紙３で覆った上製本用の表紙素材１
と、内側背部８にホットメルト接着剤層９を設けてなる
見返し用表紙シート７とからなる簡易上製本用素材セッ
トにおいて、接着剤層２が表表紙部と背部及び裏表紙部
の３個所に区切られて設けられた表紙素材１を用いて、
実施例１と同様に製本をした処、美観に優れた上製本が
簡単に得られた。
一部に、それぞれまたがった区画に接着剤層２を設けて
該接着剤層２を剥離紙３で覆った上製本用の表紙素材１
と、内側背部８にホットメルト接着剤層９を設けてなる
見返し用表紙シート７とからなる簡易上製本用素材セッ
トにおいて、接着剤層２が表表紙部と背部及び裏表紙部
の３個所に区切られて設けられた表紙素材１を用いて、
実施例１と同様に製本をした処、美観に優れた上製本が
簡単に得られた。
【００１０】
【考案の効果】以上述べたように本考案は、簡単且つ手
軽に上製本された書籍を得る為の製本素材のセットに関
するものであり、特別な道具や治具等を使用せずに、簡
易に上製本を作る為の製本材であって、工業的な生産に
よらずに手軽に１冊からごく少数の部数の製本が簡単に
行なえるようにしたものであり、又厚さの異なる本であ
っても同一の素材で適用できる。更に、製本の知識が無
い者であっても、手軽に上製本を得ることを可能にした
ものである。
軽に上製本された書籍を得る為の製本素材のセットに関
するものであり、特別な道具や治具等を使用せずに、簡
易に上製本を作る為の製本材であって、工業的な生産に
よらずに手軽に１冊からごく少数の部数の製本が簡単に
行なえるようにしたものであり、又厚さの異なる本であ
っても同一の素材で適用できる。更に、製本の知識が無
い者であっても、手軽に上製本を得ることを可能にした
ものである。
【図１】は本考案の、一実施例の表紙素材の内側を示す
平面図。
平面図。
【図２】は図１のＡ−Ａ側から見た断面の一部を拡大し
て模式的に表した図。
て模式的に表した図。
【図３】は本考案の上製本材を使用して製本した状態に
折り曲げた状態を示す斜視図。
折り曲げた状態を示す斜視図。
【図４】は本考案の他の一実施例である表紙素材の内側
を示す平面図。
を示す平面図。
【図５】は本考案の見返し用表紙シートを内側から見た
斜視図。
斜視図。
【図６】は本考案の見返し用表紙シートを下側から見た
断面を示す模式図。
断面を示す模式図。
【図７】は本考案の上製本材と本文紙を貼り付けた見返
し用表紙シートのセットを使用して製本する時の状態の
概念を示す斜視図。
し用表紙シートのセットを使用して製本する時の状態の
概念を示す斜視図。
１ 表紙素材 ２ 接着剤層 ３ 剥離紙４、５、８、１２ 折り返し部 ６ 端部 ７ 見返し用表紙シート ９ ホットメルト樹脂接着剤 １０ 本文紙１１ 見返し用表紙付きの本文
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B42C 11/06 B42C 19/08
Claims (2)
- 【請求項１】上製本用の表紙素材１は、表表紙、背表
紙、裏表紙からなり、背表紙と表表紙、背表紙と裏表紙
のそれそれ境目に内側への折り返し部と、表表紙、裏表
紙のそれそれに、背表紙との境目に近いところに、外側
への折り返し部を設け、上製本用の表紙素材１の内側
に、表表紙の一部と背表紙全部及び裏表紙の一部にそれ
ぞれまたがり、表表紙の外側への折返し部から裏表紙の
外側への折り返し部までの間の略全面にわたるテープ状
に接着剤層２を設けて、該接着剤層２を剥離紙３で覆っ
た上製本用の表紙素材１と、見返し用表紙シートが、上
製本用の表紙素材１の表表紙、背表紙、裏表紙に該当す
る部分及び、折り返し部からなり、その内側への折返し
部からもう一方の内側折り返し部までの間の内側背部の
略全面に、テープ状にホットメルト接着剤層９を設けて
なる見返し用表紙シート７とからなる簡易上製本用素材
セット。 - 【請求項２】上製本用の表紙素材１の、表表紙に設けら
れた外側への折り返し部と表表紙と背表紙の境目の内側
折り返し部の間、及び背表紙、及び裏表紙に設けられた
外側への折り返し部と裏表紙と背表紙の境目の内側折り
返し部との間のそれぞれ独立した３区画に、それぞれの
区画内略全面にテープ状に接着剤層２を設け、該各接着
剤層２を剥離紙３で覆った上製本用の表紙素材１と、見
返し用表紙シートが、上製本用の表紙素材１の表表紙、
背表紙、裏表紙に該当する部分及び、折り返し部からな
り、その内側への折返し部からもう一方の内側折り返し
部までの間の内側背部の略全面に、テープ状にホットメ
ルト接着剤層９を設けてなる見返し用表紙シート７とか
らなる簡易上製本用素材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992084738U JP2603381Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 簡易上製本用素材セット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992084738U JP2603381Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 簡易上製本用素材セット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646959U JPH0646959U (ja) | 1994-06-28 |
| JP2603381Y2 true JP2603381Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=13839043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992084738U Expired - Fee Related JP2603381Y2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 簡易上製本用素材セット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2603381Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4618772B2 (ja) * | 2004-04-27 | 2011-01-26 | ラボアットサイト有限会社 | 印刷用紙 |
| JP5786597B2 (ja) * | 2011-09-27 | 2015-09-30 | 大日本印刷株式会社 | 上製本及びその製造方法 |
| JP2015104855A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 大日本印刷株式会社 | 上製本、表紙、ハードカバー |
| RU2747949C1 (ru) * | 2018-04-10 | 2021-05-17 | Юнибайнд Лимитед | Переплетная папка для переплета листов и способ изготовления такой переплетной папки |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP1992084738U patent/JP2603381Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0646959U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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