JP3091391U - 製本用熱溶解帯 - Google Patents

製本用熱溶解帯

Info

Publication number
JP3091391U
JP3091391U JP2002004308U JP2002004308U JP3091391U JP 3091391 U JP3091391 U JP 3091391U JP 2002004308 U JP2002004308 U JP 2002004308U JP 2002004308 U JP2002004308 U JP 2002004308U JP 3091391 U JP3091391 U JP 3091391U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
heat
melting zone
bookbinding
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002004308U
Other languages
English (en)
Inventor
嘉雄 巫
Original Assignee
嘉雄 巫
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 嘉雄 巫 filed Critical 嘉雄 巫
Priority to JP2002004308U priority Critical patent/JP3091391U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3091391U publication Critical patent/JP3091391U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本考案は、常温で紙束の端を一時的に固定
し、製本過程において紙束から紙が抜け落ちることな
く、どのような材質の紙束の端の固定にも利用でき、し
かも巻いた状態にして保存することができる製本用熱溶
解帯を提供するものである。 【解決手段】 本考案は、熱により溶ける材質から成る
熱溶解帯本体30の表裏両面に常温で粘着効果のある糊
層シート32,33を形成して熱溶解帯3とするととも
に、該熱溶解帯の一側面に形成した糊層シート面に、隔
離紙31を配して成り、且つ、熱溶解帯面に好みの形に
孔を形成することができる製本用熱溶解帯。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は紙束を装丁する製本用熱溶解帯を提供する。
【0002】
【従来の技術】
折り重なった各種紙束を製本装丁する方式は、初期においては、折り重なる紙 束の側面に糊を塗り、最後に表紙を直接貼り合わせ製本する方式であった。この 方式は一般図書を製本する工場において使用されていた。
【0003】 近年上方の発達及び資料収集の要求により、文具工場によるくるみ方式が、一 般会社の収集した資料製本に利用された。この用紙は長い帯状の製本工場の規格 により、一般的にA4の用紙が使用された。 従来の製本方法を図1、図2、図3に示す。図1に示すように、紙束1の側 面11は長い短冊状で中央に平行な背中14に合わせた2本の折り目12を設け 、表面にのり13を塗った紙質型材10に合わせ置く。 図2に示すように、紙束1を紙質型材10に合わせて置き、紙質型材10を容 易に逆U字に折り曲げられるように形成した折り目12に合わせ紙質型材10を 折り曲げ紙束1の背中14にのり13が位置する。紙束1を挟み、図3に示すよ うに、上部に電熱効果を備えた熱アイロン22を設けた台座21と、下に押さえ 24を設けた取っ手23から構成した専用の熱溶解機2に紙束1を置き、熱アイ ロン22と押さえ24を連動する取っ手23を操作し紙束1の片側を押さえ24 により圧力をかけ、熱アイロン22が産み出す熱によりのり13を溶かし、溶け たのり13が紙束1側面間に入り込み装丁し、上述の押さえ24の作用により紙 束11は一時的に固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、紙質型材10は、出版社が通常A4規格をもとに生産しているた め紙質型材10の長さは制限され、その他規格の紙或いはサイズの場合、紙質型 材10を要求する異なる長さの規格に切断しなければならないためサイズに制限 を受け、また背中14の幅も、3−15ミリ間に13種類以上のことなる厚さの 規格のように出版社の規格による制限をうけ、使用者は多様なサイズの材料を揃 えなければならず非常に煩雑であった。また、特定の紙質型材10の色も出版社 の規格により弾性のある選択ができず、価格も高く、材質も出版社により制限さ れ好みの材質を選択することができず、のりは一時的な粘着固定効果がなく専用 の熱溶解機を使用しなければならず、過程において紙が抜け落ちることがあった 。 その他、紙質型材10の折り目は何本も設けられ、厚さにより余分な部分がで きる可能性があり美観に影響し、一般に紙型といわれる紙質型材は、長い短冊状 のものが主体なため、本の表紙にさらに大幅な面積の紙を必要とするなどの欠点 があった。
【0005】 本考案は、常温で紙束の端を一時的に固定し、製本過程において紙束から紙が 抜け落ちることなく、どのような材質の紙束の端の固定にも利用でき、しかも巻 いた状態にして保存することができる製本用熱溶解帯を提供するものである。
【0006】 また、どのような表紙も個人の表紙として利用でき、折り目定規によりどのよ うな紙束の厚さにも対応し、支え棒が紙を押さえ、どのような年齢の人でも使用 が便利で、表紙上に明確な折り目を引くことができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上下表裏両面に常温で一時的粘着効果を備えた糊層シートを設け、 上表面が貼りつくことがないよう隔離し置いておく場合に便利な隔離紙を設けた 熱溶解帯から構成する。
【0008】
【考案実施の形態】
図4は、本考案の製本用溶解帯を構成する熱溶解帯3を、隔離紙31により隔 離して巻き取っている状態を示す。
【0009】 図5に示すように、熱溶解帯3は、熱溶解効果により粘着性をもつ熱溶解帯本 体30と、該熱溶解帯本体30の表裏両面に設けた糊層シート32、33と、該 熱溶解帯本体30の上面に設けた糊層32の上表面が貼りつくことがないよう隔 離する隔離紙31から構成する。本考案の製本用熱溶解帯は、使用に際して図6 に示すように、熱溶解帯本体30に設けられた糊層シート32の上面から隔離紙 31を剥がし、熱溶解帯本体30をどのような紙の上にも貼りつけ装丁すること ができるようにする。
【0010】 図7、図8に示すように、熱溶解帯3は、直接、どのような材料の表紙4上に も使用することができる。表紙4の包み貼り合わせる位置に適宜の方法で折り目 41を引き、両折り目41間に背中側42を合わせ、背中側42上表面に直接、 熱溶解帯3を合わせ、隔離紙31を剥がし、熱溶解帯3上表面に一時的な粘着効 果を形成させる。
【0011】 図8に示すように、表紙4に設けた両折り目41の距離は、厚みTが異なる場 合、背中側42の幅の広さも異なり、熱溶解帯3を横向きに設ける方式により異 なる厚みの装丁に弾力的に応用でき、もう一つの平行装丁方式は、幅を広げる目 的を達することができる。
【0012】 図9に示すように、熱溶解帯3を図7に示したように表紙4上に粘着後、紙束 5を折り目41に合わせて置き、紙束5の背51は熱溶解帯3正面に対して平ら に位置する。
【0013】 図10に示すように、紙束5は背中側42が包み粘着し、カバー紙43は完全 に包装し、熱溶解帯3は紙束5の背51に対するところに位置する。
【0014】 図11に示すように、図10のように包装完成後、熱溶解帯3正面は紙束5の 背51に位置し、熱溶解帯3正面に形成した常温糊層シート32により紙束5の 背51は常温で一時的に固定粘着状態になり、粘着後、紙束5の紙は散らばるこ とがなく、熱溶解帯3は、熱溶解により形成した溶解糊301が紙束5の折り重 なる隙間に染み込み背中側42も粘着固定し、装丁の目的を完成する。
【0015】 熱溶解加工応用方式を図12に示す。熱溶解帯3は一時的固定効果を備え、熱 溶解加工に熱アイロン6或いは一般のアイロン61を使用し、表紙4の背中側4 2を熱圧力加工で伸ばし、熱アイロン6による外からの過熱により、内部の熱溶 解糊が熱溶解し溶け、熱アイロン6は上下両面を包む紙を挟み込む圧力をもち、 折り目41が明確になる。
【0016】 図13に示すように、熱溶解帯3は独立した単体で表紙や装丁のため選択した どのような用紙にも貼りつけ使用することができる。折り目の形成は定規以外に 先の尖った線引きナイフなどのようなもので、用紙に凹んだ線を描けば、それが 折り目と成る。
【0017】 折り目を明確で便利に得るため、図13に示すような折り目定規7を利用する ことができる。折り目定規7は、止めボタン75を設けた取っ手74を形成した 平板状の本体71と、滑り定規72を平行に移動する導柱73と、基準側70に 相対し平らにする支え棒76から構成し、止めボタン75は滑り定規72の移動 する位置を固定することができる。
【0018】 折り目定規7の応用方式を図14、図15、図16に示す。表紙4幅内に両平 行の折り目を引くため、図15に示すように、引きたい折り目の位置に折り目定 規7をあて、線引きナイフ8により、滑り定規72に沿って第一折り目L1を引く 。操作時、必ず取っ手74を握り、折り目定規7で表紙4上表面を押さえ、本体 71を表紙4上に固定させ、線引きナイフ8が第一折り目L1を引いた後、滑り定 規72を外へ向けて引いて移動させ、滑り定規72内側面が本体71の基準側7 0間に合うように設定し、紙束5を差し込み、滑り定規72で紙束5を押し挟み 、基準側70と滑り定規72間に紙束5と同様の厚さをもつ幅W1を形成し、図1 6に示すように再度線引きナイフ8を利用し、定規72に沿って第二折り目L2を 引く。紙束の厚さが非常に明確になり、図14に示すように、得られた折り目は 幅W2に相対し、明確な折り目L1、L2と正確な背中側42の幅を得ることができる 。折り目定規7が折り目を記した後、図7或いは図8に示したような方式で熱溶 解帯3を設け、図7に示すように、隔離紙31を剥がし、図11に示すようにく るみ操作を行い、熱溶解帯3は一時的紙束5の端51に粘着し、糊付けすること ができる。
【0019】 熱溶解帯3の形態は、図4に示すような長いコード状の本体以外に、図6に示 すように熱溶解帯3の帯30は同様単位の材料体積のもと、内部にいずれかの形 状の孔34或いは槽或いは通し孔を形成し、厚さをもたせ、孔34の空間部分を 利用し熱溶解中、糊が遮られることなく流れ込み分布し、広がっていく過程にお いて有効に隙間に染み込み粘着性を増加させる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、1.製本時表紙の長さは制限を受けることなく、自由に決定でき、 どのような規格の用紙でも、どのような長さのものに対しても使用でき便利であ る。2.背中側の厚さに制限はなく、便利である。3.一時的粘着効果を備え、 製本過程中折り重なった紙が散らばることがない。4.用紙の材料に制限はなく 、熱溶解糊は、繊維状の紙類や、ビニール紙、布などどのような材料でも使用す ることができるため、表紙材料は好みの、どのような色彩のものをも選ぶことが でき、装丁の美しさを得ることができる。5.どのような面積の用紙も直接表紙 のカバーとして利用することができ、本考案実施例のように直接大幅の表紙に折 り目を引き、熱溶解帯を設ければ、どのような面積或いはどのような材質の用紙 も使用でき、一般に市場で販売されている色紙でも表紙とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の紙質型材による糊付け応用斜視図であ
る。
【図2】 従来の糊付け過程を示す正面図である。
【図3】 従来の熱溶解機を利用した糊付け加工を示す
正面図である。
【図4】 本考案一実施例による立体斜視図である。
【図5】 本考案一実施例による熱溶解帯の構造斜視図
である。
【図6】 本考案一実施例による熱溶解帯使用前斜視図
である。
【図7】 本考案一実施例による応用実施図である。
【図8】 本考案一実施例による応用方式図である。
【図9】 本考案一実施例による糊付け斜視図である。
【図10】本考案一実施例による糊付け正面図である。
【図11】本考案一実施例による糊付け効果正面図であ
る。
【図12】本考案一実施例による熱溶解加工応用器具斜
視図である。
【図13】本考案一実施例による折り目定規立体斜視図
である。
【図14】本考案一実施例による折り目定規応用斜視図
である。
【図15】本考案一実施例による折り目定規応用正面図
である。
【図16】本考案一実施例による折り目定規応用正面図
である。
【符号の説明】
1 紙束 10 紙質型材 11 側面 12 折り目 13 のり 14 背中 2 熱溶解機 21 台座 22 熱アイロン 23 取っ手 24 押さえ 3 熱溶解帯 30 熱溶解帯本体 31 隔離紙 32 のり層シート 33 のり層シート 34 孔 301 溶解のり 4 表紙 41 折り目 42 背中側 43 カバー紙 5 紙束 51 背 6 熱アイロン 61 アイロン 7 折り目定規 70 基準側 71 本体 72 滑り定規 73 導柱 74 取っ手 75 止めボタン 76 支え棒 8 線引きナイフ T 厚さ L1 第1折り目 L2 第2折り目 W1 幅 W2 幅

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本考案は、熱により溶ける材質から成る
    熱溶解帯本体の表裏両面に常温で粘着効果のある糊層シ
    ートを形成して熱溶解帯とするとともに、該熱溶解帯の
    一側面に形成した糊層シート面に、隔離紙を配して成る
    ことを特徴とする製本用熱溶解帯。
  2. 【請求項2】 熱溶解帯面に好みの形に孔を形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の製本用熱溶解帯。
  3. 【請求項3】 熱溶解帯は隔離紙を介在させて渦巻き状
    に形成することを特徴とする請求項1記載の製本用熱溶
    解帯。
JP2002004308U 2002-07-12 2002-07-12 製本用熱溶解帯 Expired - Lifetime JP3091391U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004308U JP3091391U (ja) 2002-07-12 2002-07-12 製本用熱溶解帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004308U JP3091391U (ja) 2002-07-12 2002-07-12 製本用熱溶解帯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3091391U true JP3091391U (ja) 2003-01-24

Family

ID=43245502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004308U Expired - Lifetime JP3091391U (ja) 2002-07-12 2002-07-12 製本用熱溶解帯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3091391U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4299410A (en) Soft-cover paperback book and a method of manufacturing such a book
KR101924680B1 (ko) 낱장들로 된 번들을 제본하기 위한 방법과, 이 낱장들로 된 번들을 형성하기 위한 낱장들로 된 번들, 방법 및 장치
KR101865823B1 (ko) 제본 방법
JP3602236B2 (ja) 紙片を綴じる部品
US6910842B1 (en) Bookbinding machine and method for individual bookbinding system
JP4422308B2 (ja) アルバム等の表紙およびその表紙による製本方法
JP3091391U (ja) 製本用熱溶解帯
US7780370B2 (en) Environmentally friendly binding of calendars
KR100679635B1 (ko) 책등 분리형 책 및 상기 책의 제조방법
JP2011131392A (ja) 製本システム
US20040076492A1 (en) Method and device for making the covers of a book or equivalent
JPH08501034A (ja) 書類挟みの製造方法および製造装置
US2371566A (en) Bookbinding method and means
JP2603381Y2 (ja) 簡易上製本用素材セット
WO2019077678A1 (ja) 無線綴じ冊子の製本方法
JP4346393B2 (ja) 製本方法
US20090096203A1 (en) Environmentally friendly binding of calendars
JP3608336B2 (ja) しおりを有する並製本の製造方法
US20040202529A1 (en) Method in glue-binding and a band for use in glue-binding
AU2002100656A4 (en) Document binding means and method
JP4346671B1 (ja) 並製本とその製造方法
JPS58160199A (ja) 報告書類または計算書類用ホ−ルダの作製法およびそれに用いるカバ−
JPH0650223Y2 (ja) 袋とじ用テープ
TW201026518A (en) Front cover for binding documents (II)
JP2000118165A (ja) 中綴製本加工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 6