JP2599759Y2 - 建築物の接合金具 - Google Patents

建築物の接合金具

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JP2599759Y2 JP1993064224U JP6422493U JP2599759Y2 JP 2599759 Y2 JP2599759 Y2 JP 2599759Y2 JP 1993064224 U JP1993064224 U JP 1993064224U JP 6422493 U JP6422493 U JP 6422493U JP 2599759 Y2 JP2599759 Y2 JP 2599759Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木造建築物における柱
と梁,桁等の木部材間の接合に用いる金具に関し、特に
化粧受け木の取付けを容易にした建築物の接合金具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造軸組建築は、仕口と継ぎ手に
種々の工作法があり、しかもこれらは施工現場において
加工していたので、工期が長期化するといった欠点があ
った。そこで、近年、木部材及びその接合構造を規格化
し、仕口,継ぎ手等の加工を工場内で集中的に行ない、
施工現場においてはこれら加工された木部材を接合金具
を用いて接合する木造軸組工法が採用されるに至った。
【0003】本考案者は、この接合金具による木造軸組
工法の施工現場における作業効率の向上を図るべく種々
改良を行ない、例えば特開昭59−217850号、あ
るいは実開平1−177303号等において、新たな接
合金具を提案している。
【0004】しかしながら、接合金具による木造軸組工
法にあっては、どうしても木部材どうしの接合部分に隙
間が露出し、特に、天井を設けない建築物においては、
接合部分の隙間が目立ち、美観を大きく損なうという問
題があった。
【0005】このような問題を解決するため、本考案者
は実開平4−11811号公報において、接合部分を化
粧受け木で覆えるようにした建築物の接合金具を提案し
ている。この接合金具は、木部材の接合部における隙間
を化粧受け木によって簡単に覆うことができ、従来の接
合金具に比べるとはるかに優れている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、本考案
者の提案した実開平4−11811号公報に記載の接合
金具は、化粧受け木を支持するためのボルトを螺合する
ナットを、主部材の幅狭の貫入部間に溶接等によって固
着しなければならなかった。このため、固着作業の効率
の低下,煩雑化は避けられないものであった。そこで、
これらを改良するために本考案者はさらに研究を重ね
た。
【0007】本考案は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、施工現場における簡単な作業のみで木部材の
接合を行なえ、かつ木部材の接合部分を容易に覆うこと
ができ、しかも接合部分を覆うために必要となる支持部
材を接合金具本体から取り外せるようにして、施工を簡
易に行なえるようにした接合金具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本考案の建築物の接合金具は、木造
建築物における柱と梁,桁等の木部材間の接合に用いる
金具であって、柱等の木部材に固定する背部を形成し、
この背部の両側に、背部に対して直角方向に突出する一
対の貫入部を平行に形成するとともに、この一対の貫入
部の両側部分にあご掛け溝又は貫通孔のうちの少なくと
も一方を設けた主部材と、化粧受け木を支持するための
支持部材と、この支持部材と前記主部材とを固定する固
定手段とを備え、前記主部材の貫入部の両側部分にピン
孔を穿設し、前記支持部材が、一端側にナット部を形成
し他端側にピン孔が穿設された支持本体と、前記化粧受
け木を支持し前記支持本体のナット部と螺合するボルト
とで構成され、かつ、前記固定手段を、前記主部材及び
支持部材のピン孔に貫通するインサートピンとした構成
としてある。また、請求項2記載の本考案の建築物の接
合金具は、前記主部材の背部にボルト孔を穿設し、前記
支持部材が、ナット部及びこのナット部側部に固着され
た締結孔を有する締結部材とからなる支持本体と、前記
化粧受け木を支持し前記ナット部と螺合するボルトとで
構成され、かつ、前記固定手段を、木部材のボルト孔を
介して前記主部材のボルト孔に貫入し、さらに前記締結
孔で締結されるボルトとした構成としてある。
【0009】
【実施例】以下、本考案にかかる接合金具の実施例を図
面にもとづいて詳細に説明する。図1,図2,図3及び
図4は、本考案の第一実施例を示す。図1は第一実施例
接合金具の分解斜視図、図2は図1の接合金具を用いて
木部材を接合する前の状態の分解斜視図、図3は図1の
接合金具を用いて木部材を接合した状態の要部縦断面
図、図4は同じく横断面図を示す。
【0010】これらの図に示すように、本実施例の接合
金具は、木部材を保持,固定する主部材10と、この主
部材10に固定される支持部材20と、この支持部材2
0を主部材10に固定するための固定手段としてのイン
サートピン30とで構成してある。
【0011】主部材10は、背部11と、一対の貫入部
13とからなり、背部11は主部材10を固定する柱等
の木部材100の幅より幅狭に形成してある。この背部
11の長手方向には、複数個のボルト孔12が設けてあ
る。一対の貫入部13は、背部11の両側を、背部11
に対して直角方向に折り曲げ、平行に形成してある。1
4はあご掛け溝で、貫入部13の前縁側上部にJ字状に
設けられている。このあご掛け溝14には、あご掛けだ
ぼ40が嵌合される。あご掛けだぼ40は、通常、鋼鉄
製で円筒形状のものが用いられる。15は貫通孔で、貫
入部13の前縁側縦方向に複数個設けられている。この
貫通孔15には、だぼ50が貫通する。だぼ50は、通
常、鋼鉄製で円筒状をなし、貫通孔15への貫入を容易
にするため先端をテーパ状にしてある。16は、前記イ
ンサートピン30が貫通するピン孔であり、貫入部13
の側部中央よりやや下側に設けられている。なお、ボル
ト孔12,あご掛け溝14,及び貫通孔15の数は、梁
200等の木部材の背(高さ),大きさ等に対応させて
任意の数とすることができる。
【0012】支持部材20は、円筒状の支持本体21と
ボルト24からなり、支持本体21の一端側径方向には
前記インサートピン30の貫通するピン孔22が貫設し
てあり、他端側には化粧受け木300を固定するための
前記ボルト24と螺合するナット部23が溶接等により
固着されている。この支持部材20に固定される化粧受
け木300は、木部材の接合部分の隙間を覆う寸法に加
工され、ほぼ中央には前記ボルト24が貫通するボルト
孔301が設けてある。この化粧受け木300は、接合
部分の隙間を覆う化粧部材として機能するとともに、火
災時に接合部分の隙間に入り込もうとする炎をストップ
させる火止め部材(fire stoper )としても機能する。
【0013】インサートピン30は、前述したように支
持部材20を主部材10に固定するための手段であり、
通常、鋼鉄製ピンが用いられ、前記ピン孔16への貫入
を容易にするため、先端がテーパ状のものが好ましい。
【0014】このような構成からなる接合金具は、次の
ようにして用いる。すなわち、柱100に梁200を接
合する場合には、図2及び図3に示すように、まず柱1
00のボルト孔101にボルト102を貫通させ、柱1
00を貫通して突出したボルト102の先端部分に主部
材背部11のボルト孔12を嵌め込み、その後ボルト先
端にナット103を締め付けることにより主部材10を
柱100に固定する。この主部材10の柱100への固
定は、柱100の片側だけ、あるいは、図示するよう
に、左右両側に行なうこともできる。左右両側に行なう
場合には、まず、ボルト102を、一方の主部材10の
ボルト孔12に貫通させてから、柱100に貫通し、そ
の後突出したボルト102の先端部分に他方の主部材1
0のボルト孔12を嵌め込んで固定すればよい。次に、
梁200に設けた貫通孔201にあご掛けだぼ40を打
ち込み貫通させる。なお、通常ここまでの作業は工場等
で行なっておく。
【0015】施工現場においては、柱100と梁200
等の接合に際し、まず、だぼ40を貫通させてある梁2
00を、主部材10の貫入部13に上方から嵌め込ん
で、あご掛け溝14にあご掛けだぼ40を嵌合させ、主
部材10すなわち柱100に梁200を仮り支持させ
る。その後、だぼ50を梁200に設けた貫通孔202
から打ち込み、貫通孔202及び主部材10の貫通孔1
5に貫通させて、梁200を主部材10にしっかりと固
定する。この作業は、梁200が柱100に支持された
状態で行なうので、作業環境の悪い施工現場においても
安全かつ容易に行なえる。なお、あご掛け溝14及び貫
通孔15は、どちらか一方だけを主部材10に設けるこ
とも可能であり、例えば、全てをあご掛け溝14にした
場合、梁200の主部材10への取付け作業がより簡単
となり、一方、すべてを貫通孔15にした場合には、梁
200の主部材10への固定がより堅固となる。したが
って、あご掛け溝14と貫通孔15の両方を有する本実
施例の場合が、梁200の取付け作業が簡単なうえ、主
部材10への固定も堅固となるので、最も好ましい態様
である。また、梁200の大きさ,重量等に応じ、固定
をさらに強固に行なう必要がある場合には、主部材10
及び梁200に補強ピン孔17及び204を設け、これ
に補強ピン60を打ち込んで貫通させることにより補
う。
【0016】次に、貫入部13の下側から、支持部材2
0の支持本体21を、ピン孔22を設けた側から二枚の
貫入部13の間に挿入し、かつ、梁200のピン貫通孔
203からインサートピン30を打ち込み、ピン貫通孔
203,主部材10のピン孔16及び支持本体21のピ
ン孔22に貫通させる。
【0017】その後、支持本体21のナット部23に、
化粧受け木300のボルト孔301に挿し込んだボルト
24の先端を螺合して締め付け、化粧受け木300を梁
200の接合部分下側に固定する。なお、梁200の、
主部材10の貫入部13との接合部分の加工,貫通孔2
01,202,ピン貫通孔203及び補強孔204の穿
設,及び化粧受け木300の加工など、木部材に必要な
加工については、通常作業環境の良い工場等によりあら
かじめ行なっておく。
【0018】上記のように、本実施例の接合金具を用い
れば、柱100と梁200の接合が施工現場において、
ボルト(ナット)の締付け作業を一切行なうことなく簡
単かつ堅固に行なうことができるとともに、木部材にお
ける接合部の隙間も化粧受け木によって簡単に覆うこと
ができる。
【0019】なお、図4に示すように、400は化粧カ
バーで、少なくとも貫通孔201,202より大きい面
積のカバー部401と、一本の棒状のばね部材402と
からなり、この棒状ばね部材402は、その中心部がカ
バー部401の中心に固着され、その両側は開口した形
状となっており、さらにその両端は内側方向に折り曲げ
られている。ここで、ばねの最大幅の部分は、あご掛け
だぼ40,だぼ50の内径より広くなっており、また、
両先端部は狭くなっている。この化粧カバー400を、
あご掛けだぼ40及びだぼ50の貫入後に、梁200の
貫通孔201,202から嵌め込んで、あご掛けだぼ4
0及びだぼ50の中空部に装着することにより、梁20
0側面の貫通孔201,202を覆い美観をより向上さ
せることができる。
【0020】次に、図5にもとづいて、本考案の第二実
施例について説明する。図5は第二実施例接合金具の分
解斜視図を示す。同図において、18は主部材10の貫
通孔15の間に設けられたスリーブである。このスリー
ブ18は、貫通孔15の間に筒状部材を溶接等により固
着することにより設けられている。このスリーブ18を
設けることにより、梁200の貫入部13との接合部分
は、貫入部13の入り込む細溝200aを設けることな
く単に凹部を深めに形成するだけでよいので、第一実施
例と比較して構造が単純となり、接合部分の加工作業に
おける労力が軽減されることになる。また、この場合ス
リーブ18を設けることにより、だぼ50の主部材10
への貫入が容易となるため、だぼ50の先端のテーパ状
加工を省くこともできる。さらに、スリーブ18により
貫通孔15の強度が保たれるため、だぼ50を木製とす
ることも可能となる。だぼ50に木製のものを用いるこ
とは、梁200の側面に露出するだぼ50の部分が、梁
200と同質の木材となることから、化粧カバー400
を装着する必要がなく、鋼管製等のだぼを用いる場合と
比較して、美観の点からも好ましい。
【0021】次に、図6及び図7にもとづいて、本考案
の第三実施例について説明する。図6は第三実施例接合
金具の分解斜視図、図7は図6の接合金具を用いて木部
材を接合した状態の要部縦断面図を示す。これらの図に
示すように、本実施例においては、支持部材20を、ボ
ルト24と、このボルト24と螺合するナット部23
と、このナット部23側部に固着された締結部材25及
び座金27とで構成してある。なお、ナット部23と締
結部材25は、両方で支持本体21を形成している。締
結部材25には、主部材10を柱100に固定するボル
ト102の締結する締結孔26が設けてある。この締結
孔26は、本実施例においては、貫通孔となっている
が、これに限らず、例えば、ねじを切ったナットとして
機能する孔等でもよい。この場合にはナット103が不
要となる。なお、ナット部23と締結部材25は、本実
施例においては、別体となっているが、ナットと締結孔
を有するものであれば、例えば第一実施例の支持本体2
1のような一体形状のものでもよい。したがって、締結
部材25は、図示するような板状のものに限定されな
い。
【0022】座金27は、化粧受け木300を保持する
ための円盤状部材で、柱100と密着配設できるように
一部が直線状に形成されている。また、この座金27の
水平面には、中央部分にボルト24の貫通するボルト孔
28が、また、任意の位置には化粧受け木300が横方
向に抜けないように固定するための釘孔29がそれぞれ
設けてある。なお、本実施例においては、図7に示すよ
うに、支持本体21の固定手段をボルト102が兼ねて
いる。また、化粧受け木300には、第一実施例のよう
なボルト孔301を設けず、柱100側部分に支持本体
21を収納できる大きさの凹部302が設けてある。
【0023】このような構成からなる本実施例の接合金
具は、次のようにして用いる。まず上述した第一実施例
と同様、主部材10と柱100との固定、梁200への
あご掛けだぼ40の貫通等の作業を工場において行な
う。上述したように、本実施例においては、ボルト10
2が支持本体21の固定手段を兼ねているので、主部材
10を柱100に固定するときに、同時に支持本体21
も主部材10に固定しておくことができる。すなわち、
柱100のボルト孔101にボルト102を貫通させ、
突出したボルト102の先端部分に主部材背部11のボ
ルト孔12を嵌め込むとともに、さらにそれに重ねて支
持本体21の締結部材25の締結孔26を嵌め込み、そ
の後ナット103をボルト102の先端に締め付ける。
これにより、主部材10及び支持本体21が柱100に
固定される。
【0024】施工現場においては、第一実施例と同様の
手順で、柱100と梁200の接合作業を行う。その
後、支持本体21に化粧受け木300の凹部302を嵌
め込み、化粧受け木300の下方から座金27を直線部
分を柱100側にして配設した後、ボルト24を座金2
7のボルト孔28を介してナット23に螺合させて締め
付ける。さらに、座金27の釘孔29から化粧受け木3
00に釘を打ち込む。これにより、化粧受け木300は
梁200の下部に固定される。
【0025】なお、本考案は、上記実施例に限定される
のもではなく、要旨の範囲内における種々変形例を含む
ものである。例えば、第一実施例の支持本体21は、そ
の断面が円形でなく角形であってもよい。また、支持本
体21のナット部23をボルトとし、ボルト24をナッ
ト部とすることもできる。また、あご掛けだぼ40ある
いはだぼ50の断面も円形だけでなく角形であってもよ
い。このような本考案の接合金具は、柱と梁からなる木
部材どうし以外の木部材どうしの接合にも適用できる。
さらに、使用する木部材の材質が集成部材等であっても
適用できる。
【0026】
【考案の効果】以上のように、本考案の接合金具によれ
ば、各木部材の接合を簡単かつ堅固に行なうことができ
るとともに、木部材の接合部分の隙間を簡易に覆うこと
ができ美観の向上を図ることができる。また、そのため
に必要な接合金具への加工作業を非常に簡単にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の接合金具の分解斜視図で
ある。
【図2】本考案の第一実施例の接合金具を用いて木部材
を接合する前の分解斜視図である。
【図3】本考案の第一実施例の接合金具を用いて木部材
を接合した状態の要部縦断面図である。
【図4】本考案の第一実施例の接合金具を用いて木部材
を接合した状態の要部横断面図である。
【図5】本考案の第二実施例の接合金具の分解斜視図で
ある。
【図6】本考案の第三実施例の接合金具の分解斜視図で
ある。
【図7】本考案の第三実施例の接合金具を用いて木部材
を接合した状態の要部縦断面図である。
【符号の説明】
10…主部材 11…背部 12…ボルト孔 13…貫入部 14…あご掛け溝 15…貫通孔 16…ピン孔 17…補強ピン孔 18…スリーブ 20…支持部材 21…支持本体 22…ピン孔 23…ナット部 24…ボルト 25…締結部材 26…締結孔 27…座金 28…ボルト孔 29…釘孔 30…インサートピン 40…あご掛けだぼ 50…だぼ 60…補強ピン 100…柱 101…ボルト孔 102…ボルト 103…ナット 200…梁 200a…細溝 201,202…貫通孔 203…ピン貫通孔 204…補強ピン孔 300…化粧受け木 301…ボルト孔 302…凹部 400…化粧カバー 401…カバー部 402…ばね部材

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造建築物における柱と梁,桁等の木部
    材間の接合に用いる金具であって、 柱等の木部材に固定する背部を形成し、この背部の両側
    に、背部に対して直角方向に突出する一対の貫入部を平
    行に形成するとともに、この一対の貫入部の両側部分に
    あご掛け溝又は貫通孔のうちの少なくとも一方を設けた
    主部材と、 化粧受け木を支持するための支持部材と、 この支持部材と前記主部材とを固定する固定手段とを備
    え、 前記主部材の貫入部の両側部分にピン孔を穿設し、 前記支持部材が、一端側にナット部を形成し他端側にピ
    ン孔が穿設された支持本体と、前記化粧受け木を支持し
    前記支持本体のナット部と螺合するボルトとで構成さ
    れ、 かつ、前記固定手段を、前記主部材及び支持部材のピン
    孔に貫通するインサートピンとした ことを特徴とする建
    築物の接合金具。
  2. 【請求項2】 前記主部材の背部にボルト孔を穿設し、 前記支持部材が、ナット部及びこのナット部側部に固着
    された締結孔を有する締結部材とからなる支持本体と、
    前記化粧受け木を支持し前記ナット部と螺合するボルト
    とで構成され、 かつ、前記固定手段を、木部材のボルト孔を介して前記
    主部材のボルト孔に貫入し、さらに前記締結孔で締結さ
    れるボルトとした請求項1記載の建築物の接合金具。
  3. 【請求項3】 前記締結孔とボルトの締結を、ナットに
    より行なう請求項2記載の建築物の接合金具。
  4. 【請求項4】 前記締結孔を前記ボルトが螺合するナッ
    トとした請求項2記載の建築物の接合金具。
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