JPH0421437Y2 - - Google Patents

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JPH0421437Y2
JPH0421437Y2 JP13524686U JP13524686U JPH0421437Y2 JP H0421437 Y2 JPH0421437 Y2 JP H0421437Y2 JP 13524686 U JP13524686 U JP 13524686U JP 13524686 U JP13524686 U JP 13524686U JP H0421437 Y2 JPH0421437 Y2 JP H0421437Y2
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JP
Japan
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arm
gatepost
recesses
support rod
gate
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JP13524686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、門柱に腕木を固定支持させる構造に
工夫を加えたユニツト式の和風の門に関する。
(従来の技術) 例えば、屋根付きの和風門には1対の門柱の上
部に、該門柱と直交して腕木を固定支持すると共
に、これらの腕木の両端部間にそれぞれ桁を架け
渡し、該桁上に屋根構造を載設することにより、
両門柱と腕木とでこの屋根構造を支持するように
したものがあるが、この腕木を門柱に固定支持す
る構造として、従来、該門柱にこれの長さ方向と
直交する方向に抜き孔を穿設し、この抜き孔に1
本の腕木を挿し通して、該腕木の中央部を抜き孔
に固定支持させるようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、通常、前記腕木は屋根構造の支持に
十分耐えるだけの径大の丸太又は角材で構成され
ているが、前記従来の支持構造では、このように
太い腕木を通すだけの断面を有する抜き孔を形成
しなければならず、この抜き孔の周りの門柱部分
の強度は必然的に弱くなり、耐久性が低いといつ
た問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる従来の問題点を解決するため
になされたものであつて、その特徴とするところ
は、門柱と、この門柱の両側に固定支持される1
対の腕木部材とを備え、前記門柱に各腕木部材を
嵌合支持する1対の凹部を互いに対向して形成
し、これら凹部間の門柱部分に該門柱の長さ方向
と直交する第1貫通孔を形成すると共に、前記各
腕木部材の長さ方向に亙つてそれぞれ第2貫通孔
を形成する一方、前記各凹部にそれぞれ腕木部材
の基端部を嵌合し、この嵌合状態において連通す
る第1,第2貫通孔に亙つて金属製の支持棒を挿
通すると共に、両第2貫通孔の先端側開口端部か
ら突出する前記支持棒に対しねじ締めによる締着
手段を装着し、この締着手段の締め込みをして、
前記各腕木部材の基端面を前記各凹部の端面に圧
接して固定支持した点にある。
(作用) 上記構成によると、前記締着手段を締め込む
と、両腕木部材はそれぞれ各凹部に嵌合した状態
で該凹部の基端面に押し付けられ、強固に固定支
持されるのであり、これらの腕木部材に加わる屋
根構造の重量は両腕木部材に亙つて挿通された支
持棒の存在により十分な強度で受け支えられるこ
とになる。また、門柱には抜き孔が形成されてお
らず、腕木部材の支持部位の上下部分が該支持部
位の太い門柱部分を介して連続しているので、屋
根の重量による座屈荷重に対抗する十分な強度と
耐久性を備えているのである。更に、両腕木部材
はそれぞれ凹部に嵌合されているため、外見上は
1本の腕木を門柱に挿し通したものと見分けがつ
かず、意匠上の美観も損なわないのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。第1図乃至第5図はこの実施例に係る木
製の門を示しており、第1図及び第2図に示すよ
うに、この門は地中に埋設した基礎部分(図示せ
ず)上に、1対の門柱1を立設し、これらの門柱
1間に引違い式の透かし戸2を設ける一方、両門
柱1上に屋根3を載設した構造を有する、所謂透
かし門であつて、前記両門柱1の上部に、腕木4
を該門柱1の両側から水平に張り出すと共に、こ
れらの腕木4の両端部間にそれぞれ桁5を架け渡
して、両桁5及び前記門柱1上に前記屋根2を支
持してある。尚、図中、符号6は門柱1の背後に
設けられた控え柱、7は必要に応じて組込まれる
角材製の肘木である。
第3図乃至第5図において、前記門柱1は丸柱
からなり、その上部には後述する腕木部材8を嵌
合する1対の凹部9を互いに対向して形成すると
共に、両凹部9間に亙つて門柱1の長さ方向と直
交する方向に第1貫通孔10を穿設する一方、各
凹部9の直下に肘木7の挿通支持する角孔11を
門柱1の長さ方向と直交する方向に貫通形成して
ある。前記腕木部材8は1対用意され、これらの
腕木部材8が門柱1両側の凹部9に嵌合支持され
て前記腕木4を構成するのである。これらの腕木
部材8はそれぞれ門柱1より細い丸太からなり、
該丸太の先端側に桁5の下面側を受ける断面円弧
状の窪み12を形成すると共に、径方向の中心に
長さ方向に亙る第2貫通孔13を形成し、更に該
第2貫通孔13の先端側開口に径大の凹入部14
を刳貫いたものである。また、前記各桁5は該腕
木部材8とほぼ同径の丸太からなり、周面に留金
15を嵌め込む環状の浅溝16を設けたものであ
る。図中、符号17は金属製の支持棒であつて、
この支持棒17は両端部に雄ねじ18が螺刻され
ている。19は該雄ねじ18に螺着するナツト、
20はワツシヤであり、この雄ねじ18、ナツト
19及びワツシヤ20により前記両腕木部材8を
門柱1に固定支持する締着手段21を構成するの
である。22は腕木部材8の先端に被着されるほ
ぞ鼻金物である。
次に、各腕木部材8を門柱1に組付ける要領に
ついて説明すると、両腕木部材8の基端部をそれ
ぞれ凹部9に嵌合する。この場合に、各凹部9は
腕木部材8を嵌合した状態において、該腕木部材
8の先端が隠れる程度の深さに設定してあり、恰
かも1本の腕木を門柱1に挿し通したような外観
を呈するのである。次に、この嵌合状態で連通し
ている第1、第2貫通孔10,13に亙つて支持
棒17を挿通した後、この支持棒17の両第2貫
通孔13の先端側開口端部から突出する雄ねじ1
8にワツシヤ20を介してナツト19を螺合し
て、該ナツト19を締め込み、この締め込みによ
り、各腕木部材8の平坦な基端面8aをそれぞれ
凹部9の平坦な奥端面9aに圧接させて、両腕木
部材8を門柱1に固定支持するのである。この場
合に、締着手段22はそれぞれ凹入部14に臨ん
でおり、これを外部から隠蔽するために、腕木部
材8の先端部にそれぞれほぞ鼻金物22を被着す
るのである。尚、肘木7は腕木部材8の取付前或
いは後に門柱1の角孔11に嵌め込むものであ
る。
このようにして、門柱1に組付けられた両腕木
部材8は支持棒17により強固に支持されるので
あり、また門柱1は両凹部9間の太い門柱部分1
aの存在により、その強度が損なわれないのであ
る。
次いで、両門柱1に組付けた腕木4間には1対
の桁5を架け渡すのであるが、この場合に各腕木
部材8の窪み12に桁5の端寄り部下面側を嵌め
込んだ後、該桁5の浅溝16に留金15を沿わせ
ると共に、該留金15の両端部を屈曲させて釘2
3を用いて腕木部材8に固定するのである。
この実施例では、上記のように門柱1、腕木部
材8及び桁5のそれぞれに凹部9、窪み12、浅
溝16からなる位置決め固定構造を形成してある
ので、作業現場における組付けを効率よく確実に
行えるだけでなく、優れた組付け強度が得られる
のである。
尚、屋根3の支持構造を構成する各部材は丸太
の他、角材を用いたものでもよい。また、本考案
は前記実施例で示した透かし門以外の和風門にも
適用でき、また、ユニツト式以外の現場加工を行
うものにも適用できることは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、門柱の凹
部に腕木部材を嵌合して、各貫通孔に亙つて支持
棒を挿通し、しかる後、締着手段を締め込んで該
腕木部材を門柱に固定支持するものとしたので、
門柱には従来のような横方向の抜き孔が形成され
ておらず、腕木部材の支持部位の上下部分が該支
持部位の太い門柱部分を会して連続している。従
つて、屋根の重量による座屈荷重や外力に対抗す
る十分な強度と耐久性を備えるに至つた。また、
腕木部材はそれぞれ各凹部に嵌合した状態で、該
凹部の基端面に押し付けられて強固に固定支持さ
れ、これらの腕木部材に加わる屋根構造の重量は
主として支持棒により十分な強度で受け支えられ
る。従つて、一本の腕木を挿し通した従前のもの
と同等またはそれ以上の強度を得ることができる
のである。更に、両腕木部材はそれぞれ凹部に嵌
合されているため、外見上は1本の腕木を門柱に
挿し通したものと見分けがつかず、外観上も何等
の支障も及ぼさないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示してお
り、第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は
要部縦断面図、第4図は要部分解斜視図、第5図
は第3図における切断線−に沿う断面図であ
る。 1……門柱、1a……門柱部分、8……腕木部
材、8a……腕木部材の基端面、9……凹部、9
a……凹部の端面、10……第1貫通孔、13…
…第2貫通孔、17……支持棒、21……締着手
段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 門柱と、この門柱の両側に固定支持される1対
    の腕木部材とを備え、前記門柱に各腕木部材を嵌
    合支持する1対の凹部を互いに対向して形成し、
    これら凹部間の門柱部分に該門柱の長さ方向と直
    交する第1貫通孔を形成すると共に、前記各腕木
    部材の長さ方向に亙つてそれぞれ第2貫通孔を形
    成する一方、前記各凹部にそれぞれ腕木部材の基
    端部を嵌合し、この嵌合状態において連通する第
    1、第2貫通孔に亙つて金属製の支持棒を挿通す
    ると共に、両第2貫通孔の先端側開口端部から突
    出する前記支持棒に対しねじ締めによる締着手段
    を装着し、この締着手段の締め込みをして、前記
    各腕木部材の基端面を前記各凹部の端面に圧接し
    て固定支持したことを特徴とする門。
JP13524686U 1986-09-02 1986-09-02 Expired JPH0421437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13524686U JPH0421437Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

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JP13524686U JPH0421437Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

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JPS6340495U JPS6340495U (ja) 1988-03-16
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JP13524686U Expired JPH0421437Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

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