JP2598984Y2 - 蓄電池用ロール状セパレータ - Google Patents
蓄電池用ロール状セパレータInfo
- Publication number
- JP2598984Y2 JP2598984Y2 JP1993031097U JP3109793U JP2598984Y2 JP 2598984 Y2 JP2598984 Y2 JP 2598984Y2 JP 1993031097 U JP1993031097 U JP 1993031097U JP 3109793 U JP3109793 U JP 3109793U JP 2598984 Y2 JP2598984 Y2 JP 2598984Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- storage battery
- double
- core
- adhesive tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、蓄電池用ロール状セパ
レータに関するもので、蓄電池の製造に際して、巻芯に
巻回保持されたセパレータを巻戻しながら極板群の製造
に供される蓄電池用ロール状セパレータに関するもので
ある。
レータに関するもので、蓄電池の製造に際して、巻芯に
巻回保持されたセパレータを巻戻しながら極板群の製造
に供される蓄電池用ロール状セパレータに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来の蓄電池用ロール状セパレータは、
図２に示すように、紙製の筒状巻芯１に両面粘着テープ
２を介してセパレータ３の一端を貼り付け固定して、セ
パレータ３を巻芯１に巻回保持するようにしている。
図２に示すように、紙製の筒状巻芯１に両面粘着テープ
２を介してセパレータ３の一端を貼り付け固定して、セ
パレータ３を巻芯１に巻回保持するようにしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記蓄電池用ロール状
セパレータは電池組立て工程で巻戻しながら使用される
が、セパレータ３の方が巻芯１よりも両面粘着テープ２
との接着性が良好なため、電池組立て作業中に両面粘着
テープ２がセパレータ３に付着した状態で巻芯１から剥
がれてしまい、この両面粘着テープ２が電池組立て装置
に付着する等して電池の組立て作業性を悪化させてい
る。そこで、本考案は前記両面粘着テープ２が巻芯１か
ら剥がれることなく、セパレータ３を両面粘着テープ２
が付着することなく巻戻すことができる蓄電池用ロール
状セパレータを提供することを目的とする。
セパレータは電池組立て工程で巻戻しながら使用される
が、セパレータ３の方が巻芯１よりも両面粘着テープ２
との接着性が良好なため、電池組立て作業中に両面粘着
テープ２がセパレータ３に付着した状態で巻芯１から剥
がれてしまい、この両面粘着テープ２が電池組立て装置
に付着する等して電池の組立て作業性を悪化させてい
る。そこで、本考案は前記両面粘着テープ２が巻芯１か
ら剥がれることなく、セパレータ３を両面粘着テープ２
が付着することなく巻戻すことができる蓄電池用ロール
状セパレータを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の蓄電池用ロール
状セパレータは、かかる目的を達成するべく、巻芯にセ
パレータの一端を両面粘着テープを介して貼り付け固定
すると共に該セパレータを巻回保持してなる蓄電池用ロ
ール状セパレータにおいて、前記両面粘着テープの接着
力をセパレータ側面よりも巻芯側面の方を大きくしたこ
とを特徴とする。この場合、前記両面粘着テープの接着
力をセパレータ側面の接着力を１とした場合に巻芯側面
の接着力を１．５倍以上にするのが好ましい。
状セパレータは、かかる目的を達成するべく、巻芯にセ
パレータの一端を両面粘着テープを介して貼り付け固定
すると共に該セパレータを巻回保持してなる蓄電池用ロ
ール状セパレータにおいて、前記両面粘着テープの接着
力をセパレータ側面よりも巻芯側面の方を大きくしたこ
とを特徴とする。この場合、前記両面粘着テープの接着
力をセパレータ側面の接着力を１とした場合に巻芯側面
の接着力を１．５倍以上にするのが好ましい。
【０００５】前記両面粘着テープとしては不織布、和
紙、布、合成樹脂フィルム、発泡性樹脂等からなる基材
の両面にアクリル系、ゴム系等の粘着材を塗布したもの
等が使用できる。尚、基材を用いない所謂ノンキャリア
タイプの両面粘着テープであっても構わない。尚、両面
が異なる接着力の両面粘着テープを得るには、接着力の
異なる粘着材を用いて接着力に差を設けるようにして
も、或いは同じ接着力の粘着材を用い、例えば片方の粘
着材にコロナ放電処理等の表面活性化処理を施すなどし
て接着力に差を設けるようにしてもよい。
紙、布、合成樹脂フィルム、発泡性樹脂等からなる基材
の両面にアクリル系、ゴム系等の粘着材を塗布したもの
等が使用できる。尚、基材を用いない所謂ノンキャリア
タイプの両面粘着テープであっても構わない。尚、両面
が異なる接着力の両面粘着テープを得るには、接着力の
異なる粘着材を用いて接着力に差を設けるようにして
も、或いは同じ接着力の粘着材を用い、例えば片方の粘
着材にコロナ放電処理等の表面活性化処理を施すなどし
て接着力に差を設けるようにしてもよい。
【０００６】
【作用】本考案の蓄電池用ロール状セパレータにおいて
は、前記両面粘着テープの接着力をセパレータ側面より
も巻芯側面の方を大きくしたので、セパレータの方が巻
芯よりも両面粘着テープとの接着性が良好であるにもか
かわらず、両面粘着テープが巻芯から剥がれてセパレー
タに付着することなくセパレータを巻芯から巻戻せる。
従って、両面粘着テープが電池組立て装置に付着する等
して電池の組立て作業性を悪化させることがない。
は、前記両面粘着テープの接着力をセパレータ側面より
も巻芯側面の方を大きくしたので、セパレータの方が巻
芯よりも両面粘着テープとの接着性が良好であるにもか
かわらず、両面粘着テープが巻芯から剥がれてセパレー
タに付着することなくセパレータを巻芯から巻戻せる。
従って、両面粘着テープが電池組立て装置に付着する等
して電池の組立て作業性を悪化させることがない。
【０００７】
【実施例】次に本考案蓄電池用ロール状セパレータの実
施例を図面に基づき説明する。 （実施例１） 図中１０はラングストン巻の紙管からなる巻芯であり、
表面を樹脂加工して表面平滑性が付与されている。また
図中１１は溶融押し出し法で成形された表面が微多孔性
でリブ付きのポリエチレンフィルム製セパレータであ
り、抄紙式セパレータのように表面が層状に剥離しない
ものを用いた。そして前記巻芯１０にセパレータ１１の
一端を両面粘着テープ１２を介して貼り付け固定すると
共に該セパレータ１１を巻回保持するようにしたが、こ
の両面粘着テープ１２の接着力はセパレータ側面１２ａ
の接着力が５００ｇ／２０ｍｍ巾、巻芯側面１２ｂの接
着力が７５０ｇ／２０ｍｍ巾としたものを用いた。尚、
前記両面粘着テープの接着力はＪＩＳ Ｚ ０２３７に
準拠して、室温２３℃、湿度６０％の状態におけるＳＵ
Ｓ４３０ＢＡ板に対する接着力を剥離速度３００ｍｍ／
分、引き剥がし方向１８０度の条件で測定した値であ
る。このように構成した蓄電池用ロール状セパレータを
用いて、実際に蓄電池の組立てを行なったところ、巻芯
からのセパレータの剥がれは全く見られなかった。
施例を図面に基づき説明する。 （実施例１） 図中１０はラングストン巻の紙管からなる巻芯であり、
表面を樹脂加工して表面平滑性が付与されている。また
図中１１は溶融押し出し法で成形された表面が微多孔性
でリブ付きのポリエチレンフィルム製セパレータであ
り、抄紙式セパレータのように表面が層状に剥離しない
ものを用いた。そして前記巻芯１０にセパレータ１１の
一端を両面粘着テープ１２を介して貼り付け固定すると
共に該セパレータ１１を巻回保持するようにしたが、こ
の両面粘着テープ１２の接着力はセパレータ側面１２ａ
の接着力が５００ｇ／２０ｍｍ巾、巻芯側面１２ｂの接
着力が７５０ｇ／２０ｍｍ巾としたものを用いた。尚、
前記両面粘着テープの接着力はＪＩＳ Ｚ ０２３７に
準拠して、室温２３℃、湿度６０％の状態におけるＳＵ
Ｓ４３０ＢＡ板に対する接着力を剥離速度３００ｍｍ／
分、引き剥がし方向１８０度の条件で測定した値であ
る。このように構成した蓄電池用ロール状セパレータを
用いて、実際に蓄電池の組立てを行なったところ、巻芯
からのセパレータの剥がれは全く見られなかった。
【０００８】（実施例２） セパレータ側面の接着力を５００ｇ／２０ｍｍ巾、巻芯
側面の接着力を８５０ｇ／２０ｍｍ巾とした両面粘着テ
ープを用いた以外は実施例１と同様にして蓄電池用ロー
ル状セパレータを作成した。このように構成した蓄電池
用ロール状セパレータを用いて、実際に蓄電池の組立て
を行なったところ、実施例１と同様に巻芯からのセパレ
ータの剥がれは全く見られなかった。
側面の接着力を８５０ｇ／２０ｍｍ巾とした両面粘着テ
ープを用いた以外は実施例１と同様にして蓄電池用ロー
ル状セパレータを作成した。このように構成した蓄電池
用ロール状セパレータを用いて、実際に蓄電池の組立て
を行なったところ、実施例１と同様に巻芯からのセパレ
ータの剥がれは全く見られなかった。
【０００９】（実施例３） セパレータ側面の接着力を５００ｇ／２０ｍｍ巾、巻芯
側面の接着力を１０００ｇ／２０ｍｍ巾とした両面粘着
テープを用いた以外は実施例１と同様にして蓄電池用ロ
ール状セパレータを作成した。このように構成した蓄電
池用ロール状セパレータを用いて、実際に蓄電池の組立
てを行なったところ、実施例１及び実施例２と同様に巻
芯からのセパレータの剥がれは全く見られなかった。
尚、前記実施例１乃至３においては、セパレータのリブ
付き面を両面粘着テープ側に向けて貼り付けるようにし
たが、リブのないフラット面を両面粘着テープ側に向け
て貼り付けるようにしても同様の結果が得られた。
側面の接着力を１０００ｇ／２０ｍｍ巾とした両面粘着
テープを用いた以外は実施例１と同様にして蓄電池用ロ
ール状セパレータを作成した。このように構成した蓄電
池用ロール状セパレータを用いて、実際に蓄電池の組立
てを行なったところ、実施例１及び実施例２と同様に巻
芯からのセパレータの剥がれは全く見られなかった。
尚、前記実施例１乃至３においては、セパレータのリブ
付き面を両面粘着テープ側に向けて貼り付けるようにし
たが、リブのないフラット面を両面粘着テープ側に向け
て貼り付けるようにしても同様の結果が得られた。
【００１０】（比較例） セパレータ側面の接着力を５００ｇ／２０ｍｍ巾、巻芯
側面の接着力も５００ｇ／２０ｍｍ巾とした両面粘着テ
ープを用いた以外は実施例１と同様にして蓄電池用ロー
ル状セパレータを構成した。このように構成した蓄電池
用ロール状セパレータを用いて、実際に蓄電池の組立て
を行なったところ、巻芯からのセパレータの剥がれが必
ず認められた。
側面の接着力も５００ｇ／２０ｍｍ巾とした両面粘着テ
ープを用いた以外は実施例１と同様にして蓄電池用ロー
ル状セパレータを構成した。このように構成した蓄電池
用ロール状セパレータを用いて、実際に蓄電池の組立て
を行なったところ、巻芯からのセパレータの剥がれが必
ず認められた。
【００１１】
【考案の効果】本考案の蓄電池用ロール状セパレータに
おいては、前記両面粘着テープの接着力をセパレータ側
面よりも巻芯側面の方を大きくしたので、セパレータの
方が巻芯よりも両面粘着テープとの接着性が良好である
にもかかわらず、両面粘着テープが巻芯から剥がれてセ
パレータに付着することなくセパレータを巻芯から巻戻
せる。従って、両面粘着テープが電池組立て装置に付着
する等して電池の組立て作業性を悪化させることがな
く、電池の組立て作業性に優れた蓄電池用ロール状セパ
レータが得られる。
おいては、前記両面粘着テープの接着力をセパレータ側
面よりも巻芯側面の方を大きくしたので、セパレータの
方が巻芯よりも両面粘着テープとの接着性が良好である
にもかかわらず、両面粘着テープが巻芯から剥がれてセ
パレータに付着することなくセパレータを巻芯から巻戻
せる。従って、両面粘着テープが電池組立て装置に付着
する等して電池の組立て作業性を悪化させることがな
く、電池の組立て作業性に優れた蓄電池用ロール状セパ
レータが得られる。
【図１】本考案蓄電池用ロール状セパレータの一実施例
の正面図
の正面図
【図２】従来の蓄電池用ロール状セパレータの正面図
【符号の説明】 １０ 巻芯 １１ セパレータ １２ 両面粘着テープ １２ａ セパレータ側面 １２ｂ 巻芯側面
Claims (2)
- 【請求項１】 巻芯にセパレータの一端を両面粘着テー
プを介して貼り付け固定すると共に該セパレータを巻回
保持してなる蓄電池用ロール状セパレータにおいて、前
記両面粘着テープの接着力をセパレータ側面よりも巻芯
側面の方を大きくしたことを特徴とする蓄電池用ロール
状セパレータ。 - 【請求項２】 前記両面粘着テープの接着力をセパレー
タ側面の接着力を１とした場合に巻芯側面の接着力を
１．５倍以上にしたことを特徴とする請求項１記載の蓄
電池用ロール状セパレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993031097U JP2598984Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 蓄電池用ロール状セパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993031097U JP2598984Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 蓄電池用ロール状セパレータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0684675U JPH0684675U (ja) | 1994-12-02 |
| JP2598984Y2 true JP2598984Y2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=12321903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993031097U Expired - Lifetime JP2598984Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 蓄電池用ロール状セパレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598984Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106920911B (zh) | 2014-10-10 | 2019-04-30 | 住友化学株式会社 | 电池用分离器缠绕体的制造方法及制造装置 |
| JP6574841B2 (ja) * | 2015-09-08 | 2019-09-11 | 富士フイルム株式会社 | 貼り合わせ用フィルムおよび積層体の製造方法 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP1993031097U patent/JP2598984Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0684675U (ja) | 1994-12-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990525 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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