JPH024109Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH024109Y2 JPH024109Y2 JP1984128165U JP12816584U JPH024109Y2 JP H024109 Y2 JPH024109 Y2 JP H024109Y2 JP 1984128165 U JP1984128165 U JP 1984128165U JP 12816584 U JP12816584 U JP 12816584U JP H024109 Y2 JPH024109 Y2 JP H024109Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- layer
- film
- vinyl chloride
- adhesive tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 20
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 claims description 15
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000003522 acrylic cement Substances 0.000 claims description 6
- 239000002313 adhesive film Substances 0.000 claims description 4
- 238000007788 roughening Methods 0.000 claims description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 8
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 7
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 6
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 4
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 229920001684 low density polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004702 low-density polyethylene Substances 0.000 description 2
- 239000004014 plasticizer Substances 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- 239000004820 Pressure-sensitive adhesive Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 1
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 1
- 239000006082 mold release agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は接着テープもしくはフイルムの改良に
関するものである。
関するものである。
先行技術と問題点
テープまたはフイルム状の支持体の片面に粘着
剤層を設けた接着テープもしくはフイルム(以
下、接着テープという)においては、被着体から
接着テープを剥離するときの粘着剤の転写を防止
するために、支持体には接着性に秀れた塩化ビニ
ルを用いている。而るに、かかる支持体において
は、接着テープを巻回したときの層間接着力が大
であり、その巻きもどしが困難となるので、支持
体の他面にシリコン系剥離剤を塗布している。
剤層を設けた接着テープもしくはフイルム(以
下、接着テープという)においては、被着体から
接着テープを剥離するときの粘着剤の転写を防止
するために、支持体には接着性に秀れた塩化ビニ
ルを用いている。而るに、かかる支持体において
は、接着テープを巻回したときの層間接着力が大
であり、その巻きもどしが困難となるので、支持
体の他面にシリコン系剥離剤を塗布している。
しかしながら、かかる従来の接着テープについ
ての本考案者等の知見によれば、上記粘着剤層が
アクリル系粘着剤層の場合、接着力の著しい低下
が不可避的である。その原因としては、塩化ビニ
ル支持体中の可塑剤がシリコン系剥離剤層に移行
し、剥離剤層と支持体との接着力を低下させ、接
着テープを巻きもどすとき粘着剤層側に剥離剤が
転写されてしまい、粘着剤層表面に剥離剤が付着
することと推定される。
ての本考案者等の知見によれば、上記粘着剤層が
アクリル系粘着剤層の場合、接着力の著しい低下
が不可避的である。その原因としては、塩化ビニ
ル支持体中の可塑剤がシリコン系剥離剤層に移行
し、剥離剤層と支持体との接着力を低下させ、接
着テープを巻きもどすとき粘着剤層側に剥離剤が
転写されてしまい、粘着剤層表面に剥離剤が付着
することと推定される。
考案の目的
本考案の目的は、上記剥離層を改変することに
よつて上記粘着剤層の接着力の低下を防止するこ
とにある。
よつて上記粘着剤層の接着力の低下を防止するこ
とにある。
考案の構成
本考案に係る接着テープは、塩化ビニルフイル
ムの片面に粘着剤層を設け、同フイルムの他面に
ポリオレフイン系フイルム層からなる離型層を設
けたことを特徴とする構成である。
ムの片面に粘着剤層を設け、同フイルムの他面に
ポリオレフイン系フイルム層からなる離型層を設
けたことを特徴とする構成である。
実施例の説明
以下、図面により本考案を説明する。
図において、1は塩化ビニルフイルムであり厚
みは、60〜140μである。2は塩化ビニルフイル
ム1の片面に設けた粘着剤層であり、例えばアク
リル系粘着剤である。
みは、60〜140μである。2は塩化ビニルフイル
ム1の片面に設けた粘着剤層であり、例えばアク
リル系粘着剤である。
3は塩化ビニルフイルム1の他面にアンカーコ
ート4(ウレタン系、アクリル系、エポキシ系)
を介して設けたポリオレフイン系フイルム層であ
り、秀れた離型性を得るために、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等
の極性の弱いものであつて、表面張力35dyn/cm
以下のものを使用している。ポリオレフイン系フ
イルム層3の厚みは、通常、塩化ビニルフイルム
1の厚みの40%以下である。塩化ビニルフイルム
1とポリオレフイン系フイルム層3との接着力を
増大するために、塩化ビニルフイルム1にエンボ
ス加工またはマツト加工(マツトによる表面荒し
加工)を施すこともできる。または、アンカーコ
ートを塗布した塩化ビニルフイルム面に共押出し
法によりポリオレフインを押出して溶融状態でポ
リオレフイン系フイルムを接着させるようにして
もよい。また、接着テープの巻きもどし性を向上
させるため、ポリオレフイン系フイルム層3の表
面にマツト加工またはエンボス加工を施すことも
できる。
ート4(ウレタン系、アクリル系、エポキシ系)
を介して設けたポリオレフイン系フイルム層であ
り、秀れた離型性を得るために、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等
の極性の弱いものであつて、表面張力35dyn/cm
以下のものを使用している。ポリオレフイン系フ
イルム層3の厚みは、通常、塩化ビニルフイルム
1の厚みの40%以下である。塩化ビニルフイルム
1とポリオレフイン系フイルム層3との接着力を
増大するために、塩化ビニルフイルム1にエンボ
ス加工またはマツト加工(マツトによる表面荒し
加工)を施すこともできる。または、アンカーコ
ートを塗布した塩化ビニルフイルム面に共押出し
法によりポリオレフインを押出して溶融状態でポ
リオレフイン系フイルムを接着させるようにして
もよい。また、接着テープの巻きもどし性を向上
させるため、ポリオレフイン系フイルム層3の表
面にマツト加工またはエンボス加工を施すことも
できる。
実施例
可塑剤含有量40重量%、厚み100μの塩化ビニ
ルフイルムの片面にウレタン系アンカーコートを
塗布し、共押出し法によつて低密度ポリエチレン
を20μ厚みにて溶融状態でラミネートした。この
ラミネートテープの塩化ビニル面にアクリル系粘
着剤を塗布した接着テープを巻き取り、70℃のも
とで10日間保存したのち、接着テープの接着力を
測定したところ200g/20mm巾であつた。
ルフイルムの片面にウレタン系アンカーコートを
塗布し、共押出し法によつて低密度ポリエチレン
を20μ厚みにて溶融状態でラミネートした。この
ラミネートテープの塩化ビニル面にアクリル系粘
着剤を塗布した接着テープを巻き取り、70℃のも
とで10日間保存したのち、接着テープの接着力を
測定したところ200g/20mm巾であつた。
上記の低密度ポリエチレンフイルム層に代え、
シリコン系離型剤の塗布層を用いた従来品の接着
力は80g/20mm巾であつた。
シリコン系離型剤の塗布層を用いた従来品の接着
力は80g/20mm巾であつた。
上記実施例品における巻きもどし力は90g/20
mmであり、上記の従来品における巻きもどし力と
ほゞ同等であるが、ポリエチレンフイルム層表面
に深さ1μのマツト加工を施すことにより、30
g/20mm巾に向上できた。
mmであり、上記の従来品における巻きもどし力と
ほゞ同等であるが、ポリエチレンフイルム層表面
に深さ1μのマツト加工を施すことにより、30
g/20mm巾に向上できた。
考案の効果
本考案に係る接着テープは上述した通りの構成
であり、剥離層にシリコン系離型剤を用いた従来
品において特に粘着剤にアクリル系接着剤を使用
する場合の接着力低下を、剥離層としてポリオレ
フイン系フイルム層を使用することによつて確実
に防止できる。従つて、本考案は特に、アクリル
系粘着剤を使用せる接着テープとして有用であ
る。
であり、剥離層にシリコン系離型剤を用いた従来
品において特に粘着剤にアクリル系接着剤を使用
する場合の接着力低下を、剥離層としてポリオレ
フイン系フイルム層を使用することによつて確実
に防止できる。従つて、本考案は特に、アクリル
系粘着剤を使用せる接着テープとして有用であ
る。
図面は本考案に係る接着テープもしくはフイル
ムを示す説明図である。 図において、1は塩化ビニルフイルム、2は粘
着剤層、3はポリオレフイン系フイルム層であ
る。
ムを示す説明図である。 図において、1は塩化ビニルフイルム、2は粘
着剤層、3はポリオレフイン系フイルム層であ
る。
Claims (1)
- 塩化ビニルフイルムの片面にアクリル系粘着剤
層を設け、同フイルムの他面に表面荒し加工又は
アンカーコート塗布加工を施したのち、ポリオレ
フイン系フイルム層からなる離型層を設けたこと
を特徴とする接着テープもしくはフイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12816584U JPS6143234U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 接着テ−プもしくはフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12816584U JPS6143234U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 接着テ−プもしくはフイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143234U JPS6143234U (ja) | 1986-03-20 |
JPH024109Y2 true JPH024109Y2 (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=30686795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12816584U Granted JPS6143234U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 接着テ−プもしくはフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143234U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013776A (ja) * | 2007-08-24 | 2008-01-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着剤層を有する巻重体 |
JP2008111115A (ja) * | 2007-10-05 | 2008-05-15 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着剤層を有する巻重体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6071762B2 (ja) * | 2013-06-04 | 2017-02-01 | 日東電工株式会社 | ポリ塩化ビニル系樹脂フィルムおよびポリ塩化ビニル系粘着テープ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211690A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Method of measuring scattering within eyeball |
JPS5349806U (ja) * | 1976-10-01 | 1978-04-27 | ||
JPS60188487A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-25 | Toppan Printing Co Ltd | 粘着テ−プ |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP12816584U patent/JPS6143234U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211690A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Method of measuring scattering within eyeball |
JPS5349806U (ja) * | 1976-10-01 | 1978-04-27 | ||
JPS60188487A (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-25 | Toppan Printing Co Ltd | 粘着テ−プ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008013776A (ja) * | 2007-08-24 | 2008-01-24 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着剤層を有する巻重体 |
JP2008111115A (ja) * | 2007-10-05 | 2008-05-15 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着剤層を有する巻重体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6143234U (ja) | 1986-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4727811B2 (ja) | ロール安定化剥離ライナー | |
JP3518469B2 (ja) | 感圧転写粘着テープ | |
JPH024109Y2 (ja) | ||
JP3030870B2 (ja) | 両面粘着テープ | |
JP4285625B2 (ja) | コーキング材三面接着防止用粘着テープ及びジョイナー並びにコーキング施工方法 | |
JPS5839066B2 (ja) | 熱接着性を有するプラスチックフィルム | |
JP2647189B2 (ja) | 粘着テープもしくはシート | |
JPS6132985Y2 (ja) | ||
JPS5931376Y2 (ja) | 軟質ポリ塩化ビニル樹脂成形品の貼付け構造 | |
JPS6132984Y2 (ja) | ||
JPH0583591B2 (ja) | ||
JPH0546936U (ja) | 発泡体基材粘着テープ及びテープ用発泡体基材 | |
JPH1192725A (ja) | シートまたはフィルムの接続用粘着テープ | |
JPS60233176A (ja) | スポンジテ−プ | |
JPS6220233B2 (ja) | ||
JPS6132983Y2 (ja) | ||
JPS6148556B2 (ja) | ||
JPS5824905Y2 (ja) | 表面保護用粘着テ−プもしくはシ−ト | |
JPH0978041A (ja) | 両面接着テープ | |
JPS6132982Y2 (ja) | ||
JPH077296Y2 (ja) | 剥離性シ−ト材 | |
JP2519775Y2 (ja) | ダブル粘着シート | |
JPS59174678A (ja) | ロ−ル状両面接着テ−プ | |
JPH0791514B2 (ja) | 両面粘着テープ用剥離フィルム | |
JPS6135535Y2 (ja) |