JPH076252U - 粘着テープ - Google Patents
粘着テープInfo
- Publication number
- JPH076252U JPH076252U JP3461493U JP3461493U JPH076252U JP H076252 U JPH076252 U JP H076252U JP 3461493 U JP3461493 U JP 3461493U JP 3461493 U JP3461493 U JP 3461493U JP H076252 U JPH076252 U JP H076252U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive tape
- plastic film
- core
- pressure
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロール巻プラスチックフィルムのロール巻芯
部の跡型を大幅に減少させ、外観等の品質を向上させ
る。 【構成】 プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻
回する際、プラスチックフィルムの始端を巻芯に固定す
るのに使用される粘着テープにおいて、この粘着テープ
3の総厚みが10μm以下とされている。
部の跡型を大幅に減少させ、外観等の品質を向上させ
る。 【構成】 プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻
回する際、プラスチックフィルムの始端を巻芯に固定す
るのに使用される粘着テープにおいて、この粘着テープ
3の総厚みが10μm以下とされている。
Description
【0001】
本考案は、プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻回する際、プラスチッ クフィルムの始端を巻芯に固定するのに使用される粘着テープに関する。
【0002】
一般に、プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻回する際、プラスチック フィルムの始端を巻芯に固定する手段としては、予め、巻芯の表面に糊又は接着 剤を塗布する手段、又は、片面粘着テープ、両面粘着テープ等の粘着テープを使 用する手段等が用いられている。 そして、糊又は接着剤を塗布する手段においては、ハケ、スプレーを用いる方 法、巻芯の全面に塗布する方法、巻芯の一部に塗布する方法等があり、例えば、 巻芯の全面に塗布する方法では、紙管と、紙管表面全体に形成された粘着剤層と からなり、粘着剤層により紙管表面全体に粘着性が付与された巻芯用紙管(実開 平3−107464号公報参照)が知られている。 又、粘着テープとしては総厚みが50μm前後の粘着テープが主として用いら れ、薄肉の粘着テープとしては20μm程度までの粘着テープがこれまでは用い られていた。
【0003】
ところで、巻芯の表面に糊又は接着剤を塗布する手段においては、巻芯にプラ スチックフィルムを巻回する寸前に、人が巻芯表面に糊又は接着剤を塗布する場 合には、糊又は接着剤の塗布厚さが一定せず、プラスチックフィルムの貼り直し 等の微調整も困難で、巻きズレが生じ易かった。 又、予め、紙管に均一に粘着剤層が設けられた巻芯用紙管においては、保管時 等においてゴミ等が粘着剤層に付き易いという問題があった。
【0004】 粘着テープを使用する手段においては、プラスチックフィルムの始端を巻芯に 固定した粘着テープの跡型が、粘着テープの総厚みが厚い等のためにプラスチッ クフィルムのロール巻芯部に跡型として残り、特に薄物で且つ光学用途の需要の 多いポリエチレンテレフタレートフィルム(以下「PETフィルム」と略す)等 においては、数十〜数百mまで跡型が残り、外観不良ひいては品質不良になると いう問題があった。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、ロール巻プラスチックフィルム のロール巻芯部の跡型を大幅に減少させ、外観等の品質を向上させることができ る粘着テープを提供することを目的とする。
【0006】
本考案粘着テープは、プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻回する際、 プラスチックフィルムの始端を巻芯に固定するのに使用される粘着テープにおい て、この粘着テープの総厚みが10μm以下とされていることを特徴とするもの である。
【0007】 本考案粘着テープにおいて、粘着テープとしては、基材としてはPETフィル ム等のプラスチックフィルム、粘着剤としては、ゴム系、アクリル系等の全ての 粘着剤を使用することができる。特に基材としてはフィルムコンデンサ用として 近年市販されているPETフィルムを用いるのが、厚みが1.8μm、2μmと 薄いので望ましい。
【0008】
本考案粘着テープにおいては、プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻回 する際、プラスチックフィルムの始端を巻芯に固定するのに使用される粘着テー プにおいて、この粘着テープの総厚みが10μm以下とされているので、粘着テ ープの総厚みが従来の総厚みと比較して大幅に薄くなり、ロール巻プラスチック フィルムのロール巻芯部の跡型が大幅に減少され、外観等の品質が改善される。
【0009】
本考案粘着テープの実施例を次に記す。 図1は本考案粘着テープの一例を示した断面図、図2は本考案粘着テープの他 の例を示した断面図である。 図1において、1は基材フィルムの2μm厚のPETフィルム、2はPETフ ィルム1の片面に積層された4μm厚の粘着剤層、3はPETフィルム1と粘着 剤層2とからなる総厚み6μmのプラスチックフィルムの巻芯固定に使用される 片面粘着テープである。片面粘着テープ3の総厚みは10μm以下にされる。
【0010】 図2において、4は基材フィルムの2μm厚のPETフィルム、5、6はPE Tフィルム4の両面にそれぞれ積層された2μm厚の粘着剤層、7はPETフィ ルム4と粘着剤層5、6とからなる総厚み6μmのプラスチックフィルムの巻芯 固定に使用される両面粘着テープである。両面粘着テープ7の総厚みは10μm 以下にされる。
【0011】 次に本考案粘着テープを用いてプラスチックフィルムの始端を巻芯に固定した ときのロール巻芯部の跡型不良と、従来の粘着テープを用いてプラスチックフィ ルムの始端を巻芯に固定したときのロール巻芯部の跡型不良の比較結果を記す。 実施例1および2は本考案粘着テープを用いた場合、比較例は従来の粘着テープ を用いた場合を示している。
【0012】 実施例1で用いた粘着テープは、2μm厚のPETフィルムの片面に4μm厚 の粘着剤層を設けた総厚み6μmの片面粘着テープ、実施例2で用いた粘着テー プは2μm厚のPETフィルムの両面に2μm厚の粘着剤層を設けた総厚み6μ mの両面粘着テープである。 又、比較例1で用いた粘着テープは総厚み50μmの片面粘着オリエンテープ 、比較例2で用いた粘着テープは総厚み110μmの汎用不織布入り両面粘着テ ープである。 尚、上記いずれの粘着テープも総厚みはセパレーターを除いた厚みであり、実 施例、比較例、及び、片面粘着テープ、両面粘着テープのいずれの場合も粘着テ ープは巻回するプラスチックフィルムの幅方向に沿って貼着し、巻回するプラス チックフィルムの始端を巻芯に固定した。
【0013】 次に、上記の粘着テープを用いて25μm厚のPETフィルムの始端を外径約 90mmの巻芯に固定してPETフィルムをロール巻きし、これを1週間経過後 に巻き戻し、始端から何mの地点まで跡型が付いているか目視により観察した結 果を記す。
【0014】
【表1】
【0015】 この結果、従来の粘着テープを用いた場合には、跡型不良長さが70m、10 0mと長いのに対し、本考案粘着テープを用いた場合には、跡型不良長さが10 m、15mと大幅に改善された。
【0016】
本考案粘着テープにおいては、プラスチックフィルムを巻芯にロール状に巻回 する際、プラスチックフィルムの始端を巻芯に固定するのに使用される粘着テー プにおいて、この粘着テープの総厚みが10μm以下とされているので、粘着テ ープの総厚みが従来の粘着テープの総厚みと比較して大幅に薄くなり、ロール巻 プラスチックフィルムのロール巻芯部の跡型を大幅に減少することができる。こ れにより、ロール巻プラスチックフィルムの外観を大幅に改善することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案粘着テープの一例を示した断面図。
【図2】本考案粘着テープの他の例を示した断面図。
1、4 PETフィルム 2、5、6 粘着剤層 3、7 粘着テープ
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムを巻芯にロール状
に巻回する際、プラスチックフィルムの始端を巻芯に固
定するのに使用される粘着テープにおいて、この粘着テ
ープの総厚みが10μm以下とされていることを特徴と
する粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3461493U JPH076252U (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3461493U JPH076252U (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076252U true JPH076252U (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=12419259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3461493U Pending JPH076252U (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076252U (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005105212A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-04-21 | Nitto Denko Corp | 両面接着テープ又はシートおよびその製造方法 |
WO2008018504A1 (fr) | 2006-08-11 | 2008-02-14 | Nitto Denko Corporation | Feuille ou ruban adhésif à double face sensible à la pression et rouleau de bande continue |
JP2009299069A (ja) * | 2009-08-11 | 2009-12-24 | Nitto Denko Corp | 両面接着テープ又はシート |
JP2011201634A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Maxell Sliontec Ltd | ロール状物の段差痕低減構造及びロール状物の製造方法 |
JP2012052099A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-03-15 | Nitto Denko Corp | 接着テープ |
JP2012135951A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 両面粘着テープ用ポリエステルフィルム |
JP2012136634A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 両面粘着テープ |
JP2012224730A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Mitsubishi Plastics Inc | 両面粘着テープ |
JP2013040344A (ja) * | 2012-10-25 | 2013-02-28 | Nitto Denko Corp | 両面接着テープ又はシート |
EP2564823A2 (en) | 2011-08-01 | 2013-03-06 | Nitto Denko Corporation | Rolled adhesive bandage having a release liner and finger-grip areas |
JP2016029615A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | Jnc株式会社 | 電池セパレータ用微多孔フィルム捲回物とその製造方法 |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP3461493U patent/JPH076252U/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4646508B2 (ja) * | 2003-10-01 | 2011-03-09 | 日東電工株式会社 | 両面接着テープ又はシートおよびその製造方法 |
JP2005105212A (ja) * | 2003-10-01 | 2005-04-21 | Nitto Denko Corp | 両面接着テープ又はシートおよびその製造方法 |
EP2050801A4 (en) * | 2006-08-11 | 2014-07-02 | Nitto Denko Corp | DOUBLE-SIDED PRESSURE SENSITIVE SHEET OR TAPE AND CONTINUOUS BAND ROLL |
WO2008018504A1 (fr) | 2006-08-11 | 2008-02-14 | Nitto Denko Corporation | Feuille ou ruban adhésif à double face sensible à la pression et rouleau de bande continue |
JP2008063561A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-03-21 | Nitto Denko Corp | 両面粘着テープ又はシート、および長尺帯状物の巻回体 |
EP2050801A1 (en) * | 2006-08-11 | 2009-04-22 | Nitto Denko Corporation | Double-faced pressure-sensitive adhesive tape or sheet and roll of continuous strip |
JP2009299069A (ja) * | 2009-08-11 | 2009-12-24 | Nitto Denko Corp | 両面接着テープ又はシート |
JP2011201634A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Maxell Sliontec Ltd | ロール状物の段差痕低減構造及びロール状物の製造方法 |
JP2012052099A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-03-15 | Nitto Denko Corp | 接着テープ |
JP2012135951A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 両面粘着テープ用ポリエステルフィルム |
JP2012136634A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 両面粘着テープ |
JP2012224730A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Mitsubishi Plastics Inc | 両面粘着テープ |
EP2564823A2 (en) | 2011-08-01 | 2013-03-06 | Nitto Denko Corporation | Rolled adhesive bandage having a release liner and finger-grip areas |
US8951621B2 (en) | 2011-08-01 | 2015-02-10 | Nitto Denko Corporation | Roll body of band-like patch |
JP2013040344A (ja) * | 2012-10-25 | 2013-02-28 | Nitto Denko Corp | 両面接着テープ又はシート |
JP2016029615A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-03 | Jnc株式会社 | 電池セパレータ用微多孔フィルム捲回物とその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS61223080A (ja) | 二重表面粘着テ−プ及びその製造方法 | |
DE60120196D1 (de) | Band für fliegendes spleissen, verfahren zur verwendung, und verfahren zur herstellung | |
JPH076252U (ja) | 粘着テープ | |
GB2067433A (en) | Splicing web material | |
JP3964892B2 (ja) | 巻芯 | |
US5429850A (en) | Ultra-thin adhesive tape, roll of composite material for obtaining it and method for providing them | |
EP1167050A3 (en) | Roll, roll production apparatus and method for producing roll | |
CN1226374C (zh) | 一种双面双留边胶带制造方法 | |
JP5202273B2 (ja) | 粘着テープロール | |
JP2003054793A (ja) | 識別コードを有するストリップ状又はテープ状の媒体から作製されたロール及びその製造方法 | |
JP2001172584A (ja) | 塗装被覆材用粘着テープ及び粘着テープ付塗装被覆材 | |
JPS5921662U (ja) | スパツタリング装置 | |
JP2008162719A (ja) | フィルム巻取りローラ | |
JPH0413185Y2 (ja) | ||
JP4736154B2 (ja) | 両面接着テープ | |
JPS6041950U (ja) | シ−ルプリント | |
JPH10140097A (ja) | 転写マーキング用フィルムテープ及び転写マーキング用フィルムテープの貼付装置 | |
JPH04375Y2 (ja) | ||
JPH0624395Y2 (ja) | 電子材料搬送体 | |
CA2417294A1 (en) | Producing a roll of a flat web material | |
JPS6345247Y2 (ja) | ||
JP2598984Y2 (ja) | 蓄電池用ロール状セパレータ | |
JPS6132985Y2 (ja) | ||
JPS5851166Y2 (ja) | 粘着テ−プ用ホルダ− | |
KR200254486Y1 (ko) | 판상제진용 점착롤 |