JP2598765Y2 - 回転装置へのミラー取り付け構造 - Google Patents
回転装置へのミラー取り付け構造Info
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- JP2598765Y2 JP2598765Y2 JP1992091830U JP9183092U JP2598765Y2 JP 2598765 Y2 JP2598765 Y2 JP 2598765Y2 JP 1992091830 U JP1992091830 U JP 1992091830U JP 9183092 U JP9183092 U JP 9183092U JP 2598765 Y2 JP2598765 Y2 JP 2598765Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- rotating device
- mounting structure
- leaf spring
- mirror mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転装置へのミラー取
り付け構造に係るもので、特にポリゴンミラーの取り付
けに好適なミラー取り付け構造の改良に関する。
り付け構造に係るもので、特にポリゴンミラーの取り付
けに好適なミラー取り付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図2〜図4に、動圧軸受を有する回転装
置にポリゴンミラーを取り付けた従来のポリゴンミラー
取り付け構造の一例を示す。同図において、1はロー
タ、2はロータ受体であり、前記ロータ1の上端側に形
成された小径のフランジ部1aにポリゴンミラー3を嵌
め込み、ロータ1の上端肩面部1bで支承し、前記フラ
ンジ部1aにバランスプレート4をネジ5で固定すると
ともに、バランスプレート4とポリゴンミラー3との間
に環状の波形板バネ6を介装し、この波形板バネ6によ
りポリゴンミラー3をロータ側に弾力的に押圧するよう
にした構造である。なお、図3〜図4に示した波形板バ
ネ6において、A1〜A3,B1〜B3は板バネを形成して
いる屈曲片6aの端部である。
置にポリゴンミラーを取り付けた従来のポリゴンミラー
取り付け構造の一例を示す。同図において、1はロー
タ、2はロータ受体であり、前記ロータ1の上端側に形
成された小径のフランジ部1aにポリゴンミラー3を嵌
め込み、ロータ1の上端肩面部1bで支承し、前記フラ
ンジ部1aにバランスプレート4をネジ5で固定すると
ともに、バランスプレート4とポリゴンミラー3との間
に環状の波形板バネ6を介装し、この波形板バネ6によ
りポリゴンミラー3をロータ側に弾力的に押圧するよう
にした構造である。なお、図3〜図4に示した波形板バ
ネ6において、A1〜A3,B1〜B3は板バネを形成して
いる屈曲片6aの端部である。
【0003】上記のように波形板バネ6を用いてポリゴ
ンミラーを弾圧状態に固定しているのは、他の手段、例
えばネジ止め手段ではミラーに歪が生じてしまい、光走
査装置に適用した場合、レーザ光の焦点がぼやける等の
問題があり、接着による手段も応力を生じてしまう欠点
を有するためである。
ンミラーを弾圧状態に固定しているのは、他の手段、例
えばネジ止め手段ではミラーに歪が生じてしまい、光走
査装置に適用した場合、レーザ光の焦点がぼやける等の
問題があり、接着による手段も応力を生じてしまう欠点
を有するためである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記に例示したポリゴ
ンミラー取り付け構造にあっては、波形板バネ6はその
径を大きくしながら押しつぶされる状態で装着されるた
め、波形板バネ6を形成している屈曲片6aの端部A1
〜A3がポリゴンミラー3の当接面に食い込み、低温雰
囲気中での使用時にミラーが中心軸の方向に縮んだと
き、大きな応力が発生し、ミラーが歪む。この歪発生
は、ミラー面の平面度を悪化させ、レーザ光の焦点がぼ
やけたり、レーザ光の走査精度を悪くする。
ンミラー取り付け構造にあっては、波形板バネ6はその
径を大きくしながら押しつぶされる状態で装着されるた
め、波形板バネ6を形成している屈曲片6aの端部A1
〜A3がポリゴンミラー3の当接面に食い込み、低温雰
囲気中での使用時にミラーが中心軸の方向に縮んだと
き、大きな応力が発生し、ミラーが歪む。この歪発生
は、ミラー面の平面度を悪化させ、レーザ光の焦点がぼ
やけたり、レーザ光の走査精度を悪くする。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記問題を解消するためにな
されたものであって、波形板バネをミラーの当接面に食
い込まないようにした回転装置へのミラー取り付け構造
を提供することを主たる目的としている。
されたものであって、波形板バネをミラーの当接面に食
い込まないようにした回転装置へのミラー取り付け構造
を提供することを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、回転装置へ屈
曲片を有するバネ部材を介してロータと一体回転自在に
取り付けた回転装置へのミラー取り付け構造において、
ミラーに屈曲片の逃がし部を設け、この逃がし部に前記
ミラーに当接するバネ部材の屈曲片端部が位置するよう
に前記ミラーを取り付けた構造を要旨としている。
曲片を有するバネ部材を介してロータと一体回転自在に
取り付けた回転装置へのミラー取り付け構造において、
ミラーに屈曲片の逃がし部を設け、この逃がし部に前記
ミラーに当接するバネ部材の屈曲片端部が位置するよう
に前記ミラーを取り付けた構造を要旨としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、低温雰囲気での使用時、ミ
ラーの中心軸方向への縮みは逃がし部で吸収されるた
め、バネ部材の屈曲片端部がミラーに食い込まなくな
る。
ラーの中心軸方向への縮みは逃がし部で吸収されるた
め、バネ部材の屈曲片端部がミラーに食い込まなくな
る。
【0008】
【実施例】図1に、本考案の一実施例を示す。なお、図
2〜図4と同一または類似する部材には同じ符号が付さ
れている。図1において、1はロータ、2はロータ受
体、3はポリゴンミラー、4はバランスプレート、5は
バランスシートの固定ネジ、6は環状の波形板バネであ
り、前記ポリゴンミラー3の端面で、波形板バネ6を形
成している屈曲片6aの端部が当接する部位に、環状の
逃がし溝部3aが設けられている。
2〜図4と同一または類似する部材には同じ符号が付さ
れている。図1において、1はロータ、2はロータ受
体、3はポリゴンミラー、4はバランスプレート、5は
バランスシートの固定ネジ、6は環状の波形板バネであ
り、前記ポリゴンミラー3の端面で、波形板バネ6を形
成している屈曲片6aの端部が当接する部位に、環状の
逃がし溝部3aが設けられている。
【0009】上記構成では、一般に波形板バネ6はバラ
ンスプレート4より硬質の材料が使用されていることか
ら、板バネの装着時、その屈曲片6aの端部はバランス
プレート4の当接面に食い込まれ、板バネはバランスプ
レートに係止され、移動することはない。
ンスプレート4より硬質の材料が使用されていることか
ら、板バネの装着時、その屈曲片6aの端部はバランス
プレート4の当接面に食い込まれ、板バネはバランスプ
レートに係止され、移動することはない。
【0010】しかして上記構成によれば、使用雰囲気で
の温度変化時におけるミラー4の中心軸方向への伸縮変
形(実際には、ミラーおよび板バネの伸び、または縮み
の差)は、板バネの屈曲片端部に当接しているミラー3
の逃がし溝部3aにて吸収される。したがって、ミラー
4の伸縮変形による応力歪の発生は抑えられる。
の温度変化時におけるミラー4の中心軸方向への伸縮変
形(実際には、ミラーおよび板バネの伸び、または縮み
の差)は、板バネの屈曲片端部に当接しているミラー3
の逃がし溝部3aにて吸収される。したがって、ミラー
4の伸縮変形による応力歪の発生は抑えられる。
【0011】なお、前記凹形逃がし溝3aは環状でな
く、屈曲片端部が当接する部分だけの溝部であってもよ
い。また、エッジ部が逃げていれば、環状の凸部であっ
てもよい。
く、屈曲片端部が当接する部分だけの溝部であってもよ
い。また、エッジ部が逃げていれば、環状の凸部であっ
てもよい。
【0012】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案によれば、
屈曲片を有するバネ部材を介してロータと一体回転自在
に取り付けた回転装置へのミラー取り付け構造におい
て、前記バネ部材を形成している屈曲片端部のミラー当
接面への食い込みを確実になくし、ミラー側の応力歪の
発生を防止することができる。
屈曲片を有するバネ部材を介してロータと一体回転自在
に取り付けた回転装置へのミラー取り付け構造におい
て、前記バネ部材を形成している屈曲片端部のミラー当
接面への食い込みを確実になくし、ミラー側の応力歪の
発生を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す回転装置へのミラー取
り付け構造の断面図である。
り付け構造の断面図である。
【図2】従来のミラー取り付け構造の断面図である。
【図3】波形板バネの平面図である。
【図4】波形板バネの側面図である。
1 ロータ 2 ロータ受体 3 ポリゴンミラー 3a 凹形逃がし溝部 4 バランスプレート 5 ネジ 6 波形板バネ 6a 板バネの屈曲片
Claims (2)
- 【請求項1】 回転装置へ屈曲片を有するバネ部材を介
してロータと一体回転自在に取り付けた回転装置へのミ
ラー取り付け構造において、ミラーに屈曲片の逃がし部
を設け、この逃がし部に前記ミラーに当接するバネ部材
の屈曲片端部が位置するように前記ミラーを取り付けた
ことを特徴とする回転装置へのミラー取り付け構造。 - 【請求項2】 逃がし部はミラー端面に設けられた環状
の溝である請求項1に記載の回転装置へのミラー取り付
け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091830U JP2598765Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 回転装置へのミラー取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091830U JP2598765Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 回転装置へのミラー取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654020U JPH0654020U (ja) | 1994-07-22 |
JP2598765Y2 true JP2598765Y2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=14037526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992091830U Expired - Fee Related JP2598765Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 回転装置へのミラー取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598765Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6432513U (ja) * | 1987-08-21 | 1989-03-01 | ||
JPH01297616A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回転多面鏡装置 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP1992091830U patent/JP2598765Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654020U (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |