JP2792026B2 - 光源装置 - Google Patents
光源装置Info
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- JP2792026B2 JP2792026B2 JP63015965A JP1596588A JP2792026B2 JP 2792026 B2 JP2792026 B2 JP 2792026B2 JP 63015965 A JP63015965 A JP 63015965A JP 1596588 A JP1596588 A JP 1596588A JP 2792026 B2 JP2792026 B2 JP 2792026B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、走査光学装置の構成要素である光源装置に
関し、特に、光源が固定される光源保持体とレンズが固
定されるレンズ保持体とを一体的に組立ててなる光源装
置に関する。
関し、特に、光源が固定される光源保持体とレンズが固
定されるレンズ保持体とを一体的に組立ててなる光源装
置に関する。
従来の技術 第8図は、例えばレーザビームプリンタにおける従来
の一般的な走査光学装置の説明図である。光源装置1か
ら出射された光ビーム2は、回転多面鏡等の偏向装置3
にて反射して走査され、fθレンズ4により感光体5上
にスポットとして集光されると共に、感光体5の表面を
一定速度で走査して潜像を形成する。
の一般的な走査光学装置の説明図である。光源装置1か
ら出射された光ビーム2は、回転多面鏡等の偏向装置3
にて反射して走査され、fθレンズ4により感光体5上
にスポットとして集光されると共に、感光体5の表面を
一定速度で走査して潜像を形成する。
上記光源装置1は、時系列の記録画像信号情報に応じ
て明暗に強度変調がなされる半導体レーザ等の光源と、
この光源から放射される出射光を所定のビーム形状(例
えば概略平行ビーム)にするためのレンズとから構成さ
れている。これら光源及びレンズの相対的な位置関係は
直接的にビーム形状、方向を決定するので、通常、これ
らはそれぞれ保持体に固定され、保持体同士を一体的に
組立てて光源装置1を構成するようにしている。
て明暗に強度変調がなされる半導体レーザ等の光源と、
この光源から放射される出射光を所定のビーム形状(例
えば概略平行ビーム)にするためのレンズとから構成さ
れている。これら光源及びレンズの相対的な位置関係は
直接的にビーム形状、方向を決定するので、通常、これ
らはそれぞれ保持体に固定され、保持体同士を一体的に
組立てて光源装置1を構成するようにしている。
第9図は従来の光源装置の断面図である。この光源装
置は、光源6が光源固定ねじ7により固定される光源保
持体8と、レンズ9を備えたレンズ鏡筒10が図中左右方
向に移動可能に螺合されるレンズ鏡筒保持体11とを、ボ
ルト12により一体的に結合して組立てられている。組立
て際しては、まず、ボルト12をゆるめた状態で光源保持
体8をレンズ鏡筒保持体11に対して摺動させることによ
って光源6のレンズ9に対するアライメント調整を行な
ってボルト12を締付け、その後、レンズ鏡筒10を回動さ
せてフォーカス調整を行なって鏡筒固定ねじ13によりレ
ンズ鏡筒10をレンズ鏡筒保持体11に固定するようにして
いる。
置は、光源6が光源固定ねじ7により固定される光源保
持体8と、レンズ9を備えたレンズ鏡筒10が図中左右方
向に移動可能に螺合されるレンズ鏡筒保持体11とを、ボ
ルト12により一体的に結合して組立てられている。組立
て際しては、まず、ボルト12をゆるめた状態で光源保持
体8をレンズ鏡筒保持体11に対して摺動させることによ
って光源6のレンズ9に対するアライメント調整を行な
ってボルト12を締付け、その後、レンズ鏡筒10を回動さ
せてフォーカス調整を行なって鏡筒固定ねじ13によりレ
ンズ鏡筒10をレンズ鏡筒保持体11に固定するようにして
いる。
第10図は他の従来例を示す光源装置の断面図である。
なお、本願明細書中、異なる図面において共通して用い
られる同一の符号は同一の部材を示すものとし、いずれ
かの図面において当該対象物についての説明がなされて
いる場合には他の図面ではその説明を省略することにす
る。この従来の例では、レンズ鏡筒14をレンズ鏡筒保持
体15の挿入孔16に挿入してフォーカス調整を行ない、最
良の位置にて鏡筒固定ねじ17によりレンズ鏡筒14をレン
ズ鏡筒保持体15に固定するようにしている。
なお、本願明細書中、異なる図面において共通して用い
られる同一の符号は同一の部材を示すものとし、いずれ
かの図面において当該対象物についての説明がなされて
いる場合には他の図面ではその説明を省略することにす
る。この従来の例では、レンズ鏡筒14をレンズ鏡筒保持
体15の挿入孔16に挿入してフォーカス調整を行ない、最
良の位置にて鏡筒固定ねじ17によりレンズ鏡筒14をレン
ズ鏡筒保持体15に固定するようにしている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の光源装置のうち第9図に示した例
にあっては、鏡筒固定ねじ13にてレンズ鏡筒10を締付け
る際に、レンズ鏡筒10の鏡筒保持体11に対するバックラ
ッシュによりレンズ9と光源6の離間距離が変化し、フ
ォーカス調整に狂いが生じるという問題があった。ま
た、第10図に示した例にあっては、第11図に示すよう
に、鏡筒固定ねじ17を締付ける際に、その締付け力の増
大に伴って増大する鏡筒固定ねじ17とレンズ鏡筒14の摩
擦力の作用により、レンズ鏡筒14が図中矢印方向に回転
して、アライメント調整に狂いが生じるという問題があ
った。フォーカス調整に狂いが生じると、出射光ビーム
形状が変化して感光体に所要径のスポットを得ることが
できず解像性が劣化する等し、また、アライメント調整
に狂いが生じると、出射光ビームの方向が変化して感光
体の所要の位置でビーム走査がなされず、これも画像劣
化等の原因となる。
にあっては、鏡筒固定ねじ13にてレンズ鏡筒10を締付け
る際に、レンズ鏡筒10の鏡筒保持体11に対するバックラ
ッシュによりレンズ9と光源6の離間距離が変化し、フ
ォーカス調整に狂いが生じるという問題があった。ま
た、第10図に示した例にあっては、第11図に示すよう
に、鏡筒固定ねじ17を締付ける際に、その締付け力の増
大に伴って増大する鏡筒固定ねじ17とレンズ鏡筒14の摩
擦力の作用により、レンズ鏡筒14が図中矢印方向に回転
して、アライメント調整に狂いが生じるという問題があ
った。フォーカス調整に狂いが生じると、出射光ビーム
形状が変化して感光体に所要径のスポットを得ることが
できず解像性が劣化する等し、また、アライメント調整
に狂いが生じると、出射光ビームの方向が変化して感光
体の所要の位置でビーム走査がなされず、これも画像劣
化等の原因となる。
更に、第11図におけるレンズ鏡筒14の回転力又はその
反力は固定後にレンズ鏡筒14又は鏡筒固定ねじ17に残留
応力として残留するから、この光源装置の使用中に、上
記残留応力によりレンズ鏡筒14が更に回転したり、使用
環境の温度変化による各部材の膨脹又は収縮に起因して
上記残留応力が解除されたりして、アライメントが当初
と異なるものになることもあった。
反力は固定後にレンズ鏡筒14又は鏡筒固定ねじ17に残留
応力として残留するから、この光源装置の使用中に、上
記残留応力によりレンズ鏡筒14が更に回転したり、使用
環境の温度変化による各部材の膨脹又は収縮に起因して
上記残留応力が解除されたりして、アライメントが当初
と異なるものになることもあった。
本発明はこのような事情に鑑みて創作されたものであ
って、固定に際してフォーカス又はアライメント調整に
狂いが生じることがなく、且つ、使用中にアライメント
調整に狂いが生じることのない光源装置の提供を目的と
している。
って、固定に際してフォーカス又はアライメント調整に
狂いが生じることがなく、且つ、使用中にアライメント
調整に狂いが生じることのない光源装置の提供を目的と
している。
課題を解決するための手段 上述した従来技術の問題点を解決するために、光源が
固定される光源保持体と、この光源の出射光を所定のビ
ーム形状にするためのレンズが固定されるレンズ保持体
とを一体的に組立ててなる光源装置であって、以下に示
す特徴を有する第1の光源装置が提供される。上記保持
体には可動部が形成されている。この可動部には光源又
はレンズが固定されている。そして、上記保持体に螺合
する調整ねじによって上記可動部を移動させて、光源と
レンズの相対位置関係を調整するようにしている。
固定される光源保持体と、この光源の出射光を所定のビ
ーム形状にするためのレンズが固定されるレンズ保持体
とを一体的に組立ててなる光源装置であって、以下に示
す特徴を有する第1の光源装置が提供される。上記保持
体には可動部が形成されている。この可動部には光源又
はレンズが固定されている。そして、上記保持体に螺合
する調整ねじによって上記可動部を移動させて、光源と
レンズの相対位置関係を調整するようにしている。
また、上記第1の光源装置と産業上の利用分野及び解
決しようとする課題が同一である光源装置として、光源
が固定される光源保持体と、この光源の出射光を所定の
ビーム形状にするためのレンズが固定されるレンズ保持
体とを一体的に組立ててなる光源装置であって、以下に
示す特徴を有する第2の光源装置が提供される。上記保
持体には、光源又はレンズを光軸方向に挿入する挿入孔
が形成されている。そして、上記保持体に螺合する固定
ねじによって上記挿入孔の内壁を変形させて、光源又は
レンズを上記保持体に固定するようにしている。
決しようとする課題が同一である光源装置として、光源
が固定される光源保持体と、この光源の出射光を所定の
ビーム形状にするためのレンズが固定されるレンズ保持
体とを一体的に組立ててなる光源装置であって、以下に
示す特徴を有する第2の光源装置が提供される。上記保
持体には、光源又はレンズを光軸方向に挿入する挿入孔
が形成されている。そして、上記保持体に螺合する固定
ねじによって上記挿入孔の内壁を変形させて、光源又は
レンズを上記保持体に固定するようにしている。
作用 第1の光源装置にあっては、保持体に形成された可動
部に光源又はレンズを固定し、この可動部を調整ねじに
よって移動させてフォーカス調整を行なうことができる
から、固定に際してねじのバックラッシュ等によりフォ
ーカス調整が狂う恐れが無くなる。
部に光源又はレンズを固定し、この可動部を調整ねじに
よって移動させてフォーカス調整を行なうことができる
から、固定に際してねじのバックラッシュ等によりフォ
ーカス調整が狂う恐れが無くなる。
また、第2の光源装置にあっては、固定ねじにより挿
入孔の内壁を介して光源又はレンズを保持体に固定する
ようにしているので、固定ねじを締付ける際にアライメ
ント調整が狂う恐れがなくなり、更に、固定ねじ等の回
転力又はその反力の残留応力は上記挿入孔の内壁により
吸収されるから、光源装置使用中におけるアライメント
の狂いが防止される。
入孔の内壁を介して光源又はレンズを保持体に固定する
ようにしているので、固定ねじを締付ける際にアライメ
ント調整が狂う恐れがなくなり、更に、固定ねじ等の回
転力又はその反力の残留応力は上記挿入孔の内壁により
吸収されるから、光源装置使用中におけるアライメント
の狂いが防止される。
実 施 例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は第1の光源装置の実施例を説明するための光
源装置の分解斜視図、第2図はその断面溝成図、第3図
は第2図におけるIII−III線に沿った断面図である。20
はレンズ鏡筒保持体であり、このレンズ鏡筒保持体20の
本体の内部には、変形可能な支持部22を介して可動部24
が上記本体部と一体的に形成されている。可動部24には
挿入孔25が形成されており、レンズ鏡筒26をこの挿入孔
25に挿入すると共に可動部24に螺合する鏡筒固定ねじ28
を締付けることによって、レンズ鏡筒26を可動部24に固
定することができるようにたっている。30はその先端が
可動部24に当接するようにレンズ鏡筒保持体20に螺合す
る調整ねじであり、この調整ねじ30を締付けて支持部22
を変形させることにより、レンズ鏡筒26を可動部24と共
に光軸方向に移動することができる。
源装置の分解斜視図、第2図はその断面溝成図、第3図
は第2図におけるIII−III線に沿った断面図である。20
はレンズ鏡筒保持体であり、このレンズ鏡筒保持体20の
本体の内部には、変形可能な支持部22を介して可動部24
が上記本体部と一体的に形成されている。可動部24には
挿入孔25が形成されており、レンズ鏡筒26をこの挿入孔
25に挿入すると共に可動部24に螺合する鏡筒固定ねじ28
を締付けることによって、レンズ鏡筒26を可動部24に固
定することができるようにたっている。30はその先端が
可動部24に当接するようにレンズ鏡筒保持体20に螺合す
る調整ねじであり、この調整ねじ30を締付けて支持部22
を変形させることにより、レンズ鏡筒26を可動部24と共
に光軸方向に移動することができる。
32は光源保持体であり、この光源保持体32には、半導
体レーザ等の光源34が光源固定バネ36を介して光源固定
ねじ38により固定されている。
体レーザ等の光源34が光源固定バネ36を介して光源固定
ねじ38により固定されている。
この光源装置を組立てるに際しては、まず、光源34が
固定された光源保持体32とレンズ鏡筒26が固定されたレ
ンズ鏡筒保持体20とをボルト40により仮固定した状態
で、光源保持体32をレンズ鏡筒保持体20に対して光軸に
垂直な方向に移動してアライメント調整を行なった後、
ボルト40を締付けて本固定を行ない、次に、調整ねじ30
を締付けるかあるいはゆるめることによりレンズ鏡筒26
を光軸方向に移動させてフォーカス調整を行なうように
すればよい。この場合に、支持部22が変形した状態であ
れば、その変形に伴う弾性力は常に可動部24を調整ねじ
30の方向に押付けるように作用するから、バックラッシ
ュによる調整ねじ30のゆるみが防止される。従って、組
立作業時にフォーカス調整又はアラメント調整を狂うこ
とが防止される。また、調整ねじ30の可動部24に対する
当接端面を平面形状としておくことにより当接力を均一
なものとすることができるから、光源装置使用中にアラ
イメントが狂う恐れは無い。このように第1の光源装置
は、支持部の変形を巧みに利用して、フォーカス調整と
レンズ鏡筒の位置固定とを同時に行なうようにしたもの
である。
固定された光源保持体32とレンズ鏡筒26が固定されたレ
ンズ鏡筒保持体20とをボルト40により仮固定した状態
で、光源保持体32をレンズ鏡筒保持体20に対して光軸に
垂直な方向に移動してアライメント調整を行なった後、
ボルト40を締付けて本固定を行ない、次に、調整ねじ30
を締付けるかあるいはゆるめることによりレンズ鏡筒26
を光軸方向に移動させてフォーカス調整を行なうように
すればよい。この場合に、支持部22が変形した状態であ
れば、その変形に伴う弾性力は常に可動部24を調整ねじ
30の方向に押付けるように作用するから、バックラッシ
ュによる調整ねじ30のゆるみが防止される。従って、組
立作業時にフォーカス調整又はアラメント調整を狂うこ
とが防止される。また、調整ねじ30の可動部24に対する
当接端面を平面形状としておくことにより当接力を均一
なものとすることができるから、光源装置使用中にアラ
イメントが狂う恐れは無い。このように第1の光源装置
は、支持部の変形を巧みに利用して、フォーカス調整と
レンズ鏡筒の位置固定とを同時に行なうようにしたもの
である。
第4図は第1の光源装置の他の実施例を説明するため
の光源装置の断面図である。この実施例では、レンズ鏡
筒保持体42の本体部の内部に変形可能な支持部44を介し
て可動部46を上記本体部と一体的に形成し、可動部46に
直接レンズ48を取付けるようにしている。この構成によ
れば、レンズ鏡筒を別述必要としないので、使用部品点
数を減少することができる。
の光源装置の断面図である。この実施例では、レンズ鏡
筒保持体42の本体部の内部に変形可能な支持部44を介し
て可動部46を上記本体部と一体的に形成し、可動部46に
直接レンズ48を取付けるようにしている。この構成によ
れば、レンズ鏡筒を別述必要としないので、使用部品点
数を減少することができる。
第5図は第2の光源装置の実施例を説明するための光
源装置の分解斜視図、第6図はその断面図、第7図は第
6図におけるVII−VII線に沿った断面図である。この実
施例では、レンズ鏡筒保持体50にレンズ鏡筒26の挿入孔
52を形成し、挿入孔52に沿って溝54を形成し、挿入孔52
と平行に溝54の反対側に補助孔56を形成している。58は
レンズ鏡筒保持体50に螺合する鏡筒固定ねじであり、こ
の鏡筒固定ねじ58を締付けることにより挿入孔52の内壁
60を変形させて、内壁60と溝54のエッジとでレンズ鏡筒
26を挟持して固定するものである。
源装置の分解斜視図、第6図はその断面図、第7図は第
6図におけるVII−VII線に沿った断面図である。この実
施例では、レンズ鏡筒保持体50にレンズ鏡筒26の挿入孔
52を形成し、挿入孔52に沿って溝54を形成し、挿入孔52
と平行に溝54の反対側に補助孔56を形成している。58は
レンズ鏡筒保持体50に螺合する鏡筒固定ねじであり、こ
の鏡筒固定ねじ58を締付けることにより挿入孔52の内壁
60を変形させて、内壁60と溝54のエッジとでレンズ鏡筒
26を挟持して固定するものである。
このような構成によれば、レンズ鏡筒26を挿入孔52内
で光軸方向に移動させてフォーカス調整を行なった後に
位置決め固定する際に、固定ねじ58の回転力が直接的に
レンズ鏡筒26に作用することが防止されるから、第10図
に示される従来例のようにアライメント調整が狂う恐れ
が無い。また、上記回転力によりレンズ鏡筒26が光軸に
対して傾いて固定されることが無いので、光源装置使用
中における温度変化による各部材の熱膨脹又は熱収縮に
起因するアライメントの変化が生じる恐れがなくなる。
更に固定ねじ58の締付け力は内壁60に分散されるから、
内壁60がない場合と比較して、レンズ鏡筒26の不所望な
変形又は破損が防止される。
で光軸方向に移動させてフォーカス調整を行なった後に
位置決め固定する際に、固定ねじ58の回転力が直接的に
レンズ鏡筒26に作用することが防止されるから、第10図
に示される従来例のようにアライメント調整が狂う恐れ
が無い。また、上記回転力によりレンズ鏡筒26が光軸に
対して傾いて固定されることが無いので、光源装置使用
中における温度変化による各部材の熱膨脹又は熱収縮に
起因するアライメントの変化が生じる恐れがなくなる。
更に固定ねじ58の締付け力は内壁60に分散されるから、
内壁60がない場合と比較して、レンズ鏡筒26の不所望な
変形又は破損が防止される。
本実施例において、挿入孔52に溝54を形成しているの
は、レンズ鏡筒26の外径と挿入孔52の内径とが不所望に
異なる場合に、レンズ鏡筒26が固定ねじ58の締付け方向
及び光軸方向に垂直な方向に片寄ることを防止するため
である。また、補助孔56を設けているのは、固定ねじ58
の螺合孔62の高精度な深さ調整を不要とするためであ
る。即ち、補助孔56を設けることなく、固定ねじ58の螺
合孔62の深さを調整することによって挿入孔52の内壁60
を変形可能とすることもできるが、この深さ調整には極
めて精密な加工精度が要求されるため、上記構成とした
ものである。
は、レンズ鏡筒26の外径と挿入孔52の内径とが不所望に
異なる場合に、レンズ鏡筒26が固定ねじ58の締付け方向
及び光軸方向に垂直な方向に片寄ることを防止するため
である。また、補助孔56を設けているのは、固定ねじ58
の螺合孔62の高精度な深さ調整を不要とするためであ
る。即ち、補助孔56を設けることなく、固定ねじ58の螺
合孔62の深さを調整することによって挿入孔52の内壁60
を変形可能とすることもできるが、この深さ調整には極
めて精密な加工精度が要求されるため、上記構成とした
ものである。
以上の実施例においては、レンズの固定について本発
明を説明したが、本発明はこれに限定されず、光源の固
定にも適用可能であることは勿論である。
明を説明したが、本発明はこれに限定されず、光源の固
定にも適用可能であることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、固定時におけ
るフォーカス又はアライメント調整の狂いが防止され、
また、光源装置使用中におけるアライメントの狂いが防
止されるという効果を奏する。
るフォーカス又はアライメント調整の狂いが防止され、
また、光源装置使用中におけるアライメントの狂いが防
止されるという効果を奏する。
第1図は本発明の第1の光源装置の実施例を説明するた
めの光源装置の分解斜視図、 第2図はその断面図、 第3図は第2図におけるIII−III線に沿った断面図、 第4図は同第1の光源装置の他の実施例を説明するため
の光源装置の断面図、 第5図は本発明の第2の光源装置の実施例を説明するた
めの光源装置の分解斜視図、 第6図はその断面図、 第7図は第6図におけるVII−VII線に沿った部分断面
図、 第8図は一般的な走査光学装置の説明図、 第9図は従来光源装置の断面図、 第10図は従来の他の光源装置の断面図、 第11図は従来の技術の問題点説明図である。 20,42,50……レンズ鏡筒保持体、 24,46……可動部、 26……レンズ鏡筒、 32……光源保持体。
めの光源装置の分解斜視図、 第2図はその断面図、 第3図は第2図におけるIII−III線に沿った断面図、 第4図は同第1の光源装置の他の実施例を説明するため
の光源装置の断面図、 第5図は本発明の第2の光源装置の実施例を説明するた
めの光源装置の分解斜視図、 第6図はその断面図、 第7図は第6図におけるVII−VII線に沿った部分断面
図、 第8図は一般的な走査光学装置の説明図、 第9図は従来光源装置の断面図、 第10図は従来の他の光源装置の断面図、 第11図は従来の技術の問題点説明図である。 20,42,50……レンズ鏡筒保持体、 24,46……可動部、 26……レンズ鏡筒、 32……光源保持体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/00,7/18 - 7/24
Claims (1)
- 【請求項1】光源が固定される光源保持体と、この光源
の出射光を所定のビーム形状にするためのレンズが固定
されるレンズ保持体とを一体的に組立ててなる光源装置
において、 上記保持体に、光源又はレンズを光軸方向に挿入する挿
入孔と該挿入孔に平行な補助孔とを形成し、 上記保持体に螺合する固定ねじによって上記補助孔を介
して上記挿入孔の内壁を変形させて、光源又はレンズを
上記保持体に固定することを特徴とする光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63015965A JP2792026B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63015965A JP2792026B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 光源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01191813A JPH01191813A (ja) | 1989-08-01 |
JP2792026B2 true JP2792026B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=11903431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63015965A Expired - Fee Related JP2792026B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792026B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03119811U (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-10 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5656265U (ja) * | 1979-10-05 | 1981-05-15 | ||
JPS5860333U (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-23 | ソニー株式会社 | デイスク・プレ−ヤにおける受光レンズの取付け装置 |
JPS58150915A (ja) * | 1982-03-03 | 1983-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | 発光装置 |
JPS6252724A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-07 | Olympus Optical Co Ltd | 光学式ピツクアツプの傾き調整装置 |
JPS62116909A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-05-28 | Omron Tateisi Electronics Co | 光学装置 |
JPS62183411A (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | レ−ザ光源装置 |
JPH01152406A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | コリメート装置 |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP63015965A patent/JP2792026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01191813A (ja) | 1989-08-01 |
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