JPS6252724A - 光学式ピツクアツプの傾き調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コンパクトディスクなどの記録媒体の記録面
に記録された情報を読取り、あるいはこの記録面に情報
を占込む光学式ピックアップに係り、特にピックアップ
本体に設置プられた対物レンズの光軸を記録媒体の記録
面に対し直角に指向するように位置合ゼすることのでき
る光学式ピックアップの傾き調整装置に関する。

［従来の技術と発明が解決しようとする問題点コ従来か
ら、コンパクトディスク、ビデオディスク、あるいはデ
ータディスクなどの光ディスクのような記録媒体に記録
されている情報を読取りあるいは、この記録媒体に情報
を宙込む光学式ピックアップが種々提案されている。

第４図はこの種の光学式ピックアップの動作原理を示す
模式図である。

半導体レーザなどの光源１から出射された光束はコリメ
ータレンズ２により平行光束にされた後、ハーフプリズ
ム３を透過して、反射プリズム４に至る。そして、この
反射プリズム４の反射面で直角方向へ全反射された平行
光束は対物レンズ５により集光され、コンパクトディス
クなどの記録媒体１０の記録面１０ａに直径約１用の光
スポットを結像する。

上記対物レンズ５はマグネット、ヨーク、コイルなどを
備えるアクチュエータ７内に、光軸および光軸と直交づ
る記録媒体１０の半径方向へ二次元的に移動自在に支持
されている。このアクチュエータ７は上記光スポットが
記録媒体１０のトラックの中央にフォーカス状態で追従
するようにフＡ・−カスサーボおよびトラッキングサー
ボを行うものである。

そして、上記記録媒体１０に照射された光スボッ１〜の
反射光は対物レンズ５に入射され、上記ハーフプリズム
３の反射膜３ａにより、図の下方へ直角に反射され光検
出器６に受光される。

この光検出器６には上記記録媒体１０のラジアル方向（
トラックに直交する方向）およびタンジエンシャル方向
（トラックの接線方向）にそれぞれ四分割された受光面
を有し、この受光面の出力からデータ信号、フォーカス
エラー信号およびトラッキングエラー信すを得るように
なっている。

なＪ３、上記半導体レーザなどの光源１．光検出器６．
光学系レンズ２〜５およびアクチュエータ７はピックア
ップ本体に収納され、このピックアップ本体がキャリッ
ジに載置され、このキャリッジがガイドシャフトに支持
されて上記記録媒体１０の記録面１０ａに沿い、且つこ
の記録面１０ａのトラックを横切る方向へ往復動作する
ようになっている。

ところで、上記対物レンズ５から出射された光束が記録
媒体１０の記録面１０ａに直角に照射されないと、光ス
ポットが記録面１０ａ上に正円を結像しなくなり、また
記録面１０ａからの反射光が対物レンズ５に再び入射さ
れなくなり、その結果、正確な情報の読取り、あるいは
書き込みに支障が生じる。

これに対処するに、例えば実開昭５８−１０９８３５＠
、同１０９８３６号、同１２２２４１号、あるいは特開
昭５９−２２３９５２号公報では、ピックアップ本体と
キャリッジとの間に調整部材を介在させ、この調整部材
によって上記ピックアップ本体を傾斜させ、このピック
アップ本体に内臓されている対物レンズ５の光軸を記録
媒体１０の記録面１０ａに直交させる調整手段が開示さ
れている。

しかし、上記各公報に開示されている傾き調整装置では
、キャリッジとピックアップ本体どの間に介在された調
整部材の構成が複雑で、部品点数が多く、製造や組立て
が煩雑になり、製品コストがアップしてしまう。

また、部品点数が多いので、装置全体が大型化し、最近
の小型軽埴化に対応することが困難である。

［発明の目的］ 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、部品
点数が少なく筒車な構造で、製造組立てが容易になり、
製品の低コスト化が実現でき、しかも小型軽■化を実現
することのできる光学式ピックアップの傾き調整装置を
提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明による傾ぎ調整装置は、記録媒体の記録面に沿っ
てトラックを横切る方向へ往復動作するピックアップ本
体に、光源からの光束を上記記録面に集光させる対物レ
ンズと、上記記録面からの反射光を受光する光検出器と
、上記対物レンズを保持しＩ」つこの対物レンズを上記
記録面に対し二次元的に補正動作させるアクチュエータ
とが設けられている光学式ピックアップにおいて、前記
ピックアップ本体が樹脂を素材として成型され、またこ
のピックアップ本体の前記アクチュエータを支持する部
分が薄肉厚で形成されており、さらに上記ピックアップ
本体に上記薄肉厚部分を撓まぜる操作部材が設けられて
いるものであり、上記薄肉厚部分を撓ませることで、こ
の薄肉厚部分にアクチュエータを介して支持されている
対物レンズを傾斜させ、上記記録媒体の記録面に対し対
物レンズから出射される光束を直交するようにしたもの
である。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図、第２図は本発明の第一実施例に係り、第１図は
光学式ピックアップの側面断面図、第２図は同斜視図で
ある。

これらの図において、符号１１は樹脂を素材として箱型
に形成されたピックアップ本体であり、このピックアッ
プ本体１１の上面の中央やや右側に比較的大きな角形の
孔１１ａが穿設されており、この孔１１ａに可撓性を有
する比較的肉厚の薄い板材１２が装着されている。さら
に、この板材１２に後述づるアクチュエータ７の保持筒
７ａが載置固定されている。

また、上記ピックアップ本体１１の短辺方向両側面の右
寄りにスリット１１ｂが穿設されており、この両スリッ
ト１１ｂが上記ピックアップ本体１１の底面を介して互
いに連続されている。上記ピックアップ本体１１はこの
スリット１１ｂによって光学系収納室１１ｆと可動室１
１９とに分割され、この両室１１ｆ、１１ａが上記スリ
ット１１ｂと上記孔１１ａに挟まれた部分に形成された
リム部１１ｃによって、連結されている。

また、上記ピックアップ本体１１の可動室１１０側の長
手方向側面にねじ孔１１ｄが螺設され、このねじ孔１１
ｄに操作部材の一例であるねじ２０が螺入されている。

さらに、このねじ２０の先端２０ａが上記ピックアップ
本体１１の光学系収納室１１ｆ側に形成された受は面１
１ｅに押圧弛緩自在に対向されている。

また、上記ピックアップ本体１１の光学系収納室１１ｆ
側の側面に半導体レーザなどの光源１が装むされ、さら
にこの光学系収納室１１ｆ内の光源１の出射り向にコリ
メレータレンズ２、ハーフプリズム３、および反射プリ
ズム４が所定Ｆｌ隔を開けて配設されている。さらに、
上記ハーフプリズム３の反射方向、すなわちピックアッ
プ本体１１の底面に光検出器６が固設されている。

また、上記反射プリズム４の反射方向に、アクチュエー
タ７が設けられ、このアクチュエータ７の保持筒７ａが
上記ピックアップ本体１１の孔１１ａに装着された板材
１２に固設されている。さらに、この保持ＩＨ７ａに中
筒部１３が挿通され、この中筒部１３の上下部が、互い
に平行な一対の板ばね１４を介して上記保持１１１７ａ
に支持され、フォーカシング方向１：への微動が許容さ
れている。

また、上記中筒部１３の外周にコイル保持部１３ａが形
成され、このコイル保持部１３ａに巻装されたフォーカ
スコイル１５が、上記保持ｆｍ７ａの内面に装着された
断面り字形のヨーク１６ａと、このヨーク１６ａにマグ
ネット１７を挟んで対向する他のヨーク１６ｂとの間に
形成された聞隙部に介装されている。

さらに、上記中筒部１３に、ラジアル方向（記録媒体１
０の記録面１０ａに設けられたトラックに直交する方向
）×への微動を許容する一対の互いに平行な板ばね１８
が立設され、この板ばね１８の先端に対物レンズ５を保
持する鏡枠１９が固定されている。この鏡枠１９は磁性
体製であり、この鏡枠１９のラジアル方向Ｘに、上記対
物レンズ５を同方向へ補正動作させるマグネット（図示
せず）が対設されている。

なお、上記ピックアップ本体１１は図示しないキャリッ
ジに４！首固定され、このキャリッジが互いに平行な一
対のガイドシャフトに活動自在に支持されて記録媒体１
０の記録面１０ａに沿い、ｎつこの記録面１０ａのトラ
ックを横切る方向へ往復移動自在にされている。

次に、上記構成による実施例の作用について説明する。

まず、光学式ピックアップを構成Ｊる光源１、光検出器
８、およびアクチュエータ７などの各部材をピックアッ
プ本体１１に所定に組付け、このピックアップ本体１１
をキャリッジ（＠示せず）にｇｉ固定し、上記アクチュ
エータ７の鏡枠１９に保持されている対物レンズ５を記
録媒体１０の記録面１０ａに対向させる。このとき、上
記アクチュエータ７を固定する板材１２は、このアクチ
ュエータ７の簡単を受けて凹湾曲されている。

そして、上記対物レンズ５から出射される光束が上記記
録面１０ａに対し、タンジェンシャル方向Ｙに幾分傾斜
している場合、ピックアップ本体１１の可動室１１ｑ側
の側面に螺設されたねじ孔１１ｄに螺入されているねじ
２０を回動させ、このねじ２０の先Ｄａ　２０　ａをピ
ックアップ本体１１の受は面１１ｅに押接させる。

このねじ２０の先端２０ａが上記受は面１１ｅを押圧す
ると、上記可動室１１Ｑがリム部１１゛Ｃを支点に拡間
され、同時にこのリム部１１Ｇが凹湾曲され、ピックア
ップ本体１１の孔１１ａに装着されている板材１２の一
側が撓まされる。その結果、上記アクチュエータ７が傾
斜し、このアクチュエータ７の鏡枠１９に保持されてい
る対物レンズ５から出射される光束の記録面１０ａに対
する傾斜角が修正される。なお、ねじ２０の回動を停止
させれば上記可動室１１０の位置はリム部１１０などの
弾性力で固定されるので、上記板材１２がピックアップ
動作時に撓むことはない。

また、第３図は本発明の第二実施例による光学式ピック
アップの斜視図である。

この実施例における傾き調整ｖＲ置は、対物レンズ５か
ら出射される光束の記録媒体１０の記録面１０ａに対す
るラジアル方向×の傾斜角を調整するものである。

すなわち、ピックアップ本体１１の上面からラジアル方
向×の側面に可動部１１ｈが一体的に延出され、この可
動部１１［１に螺入されたねじ２０の先端２０ａが上記
ピックアップ本体１１の受は而１１ｅを兼用する側面に
押接されると、上記可動部１１ｈが、板材１２を装着づ
る孔１１ａと、上記可動部１１ｈの両側に形成されたス
リット１１ｂとで挟まれた部分に形成されたリム部１１
Ｃを支点に拡開され、その結果、上記板材１２に固定さ
れているアクブーユニータフが傾斜し、このアクチュエ
ータ７の鏡枠１９に保持されている対物レンズ５から出
射される光束の記録面１０ａに対する傾斜角が修正され
る。

なお、本発明は上記各実施例に限るものではなく、例え
ばねじ２０の先端２０ａをピックアップ本体１１の受は
面１１Ｃに、回動自在に抜は止めさぼれば、可動室１１
ｇあるい可動部１１ｈをリム部１１ｃを支点として狭小
方向へ回動させることができるようになり、対物レンズ
５の傾斜角度をより正確に調整することができる。

さらに、ひとつのピックアップ本体１１に前記第一実施
例と第二実施例を併用さＵ、ラジアル方向×とタンジエ
ンシｔ・層方向Ｙの光束の傾斜角が同時に調整でさるよ
うにしてもよい。また、図の各実施例による板材１２は
ピックアップ本体１１と別体に形成されているが、この
板材１２はピックアップ本体１１と一体に成型されたも
のであってしよい。

［発明の効果］ 以上説明したように木発１１１１によれば、記録媒体の
記録面に沿ってトラックを横切る方向へ往復動作するピ
ックアップ本体に、光源からの光束を上記記録面に集光
ざ（！る対物レンズと、上記記録面からの反射光を受光
する光検出器と、上記対物レンズを保持し且つこの対物
レンズを上記記録面に対し二次元的に補正動作させるア
クチュエータとが設【）られているものにおいて、前記
ピックアップ本体が樹脂を素材として成型されてい・る
ので、小型軽量化を実現覆ることができる。

またこのピックアップ本体の前記アクチュエータを支持
する部分が薄肉厚で形成されており、さらに上記ピック
アップ本体にＦ２薄肉厚部分を撓ませる操作部材が設け
られているので、この操作部材に３」；って上記記録媒
体の記録面に対づる対物レンズからの光束の傾斜角度を
修正することができ、調整作業が簡単になる。

さらに、簡単な構造で部品点数が従来のものに比べて少
なく、製造組立てが容易で、製品の低コスト化を実現す
ることがひきる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の第一実施例に係り、第１図は
光学式ピックアップの側面断面図、第２図は同斜視図、
第３図は本発明の第二実施例による光学式ピックアップ
斜視図、第４図は光学式ピックアップの動作原理を示す
模式図である。 １・・・光源、５・・・対物レンズ、６・・・光検出器
、７・・・アクチュエータ、１０・・・記録媒体、１０
ａ・・・記縁面、１１・・・ピックアップ本体、１２・
・・アクチュエータを支持する部分、２０・・・操作部
材。 第１図 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体の記録面に沿ってトラックを横切る方向へ往復
   動作するピックアップ本体に、光源からの光束を上記記
   録面に集光させる対物レンズと、上記記録面からの反射
   光を受光する光検出器と、上記対物レンズを保持し且つ
   この対物レンズを上記記録面に対し二次元的に補正動作
   させるアクチュエータとが設けられている光学式ピック
   アップにおいて、前記ピックアップ本体が樹脂を素材と
   して成型され、またこのピックアップ本体の前記アクチ
   ュエータを支持する部分が薄肉厚で形成されており、さ
   らに上記ピックアップ本体に上記薄肉厚部分を撓ませる
   操作部材が設けられていることを特徴とする光学式ピッ
   クアップの傾き調整装置。