JPS6261924B2 - - Google Patents

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JPS6261924B2
JPS6261924B2 JP61107292A JP10729286A JPS6261924B2 JP S6261924 B2 JPS6261924 B2 JP S6261924B2 JP 61107292 A JP61107292 A JP 61107292A JP 10729286 A JP10729286 A JP 10729286A JP S6261924 B2 JPS6261924 B2 JP S6261924B2
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JP
Japan
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lens
optical member
holding
holding frame
ring
Prior art date
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Expired
Application number
JP61107292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61275709A (ja
Inventor
Akihiko Hashimoto
Hitoshi Shirai
Kazutoshi Shiratori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10729286A priority Critical patent/JPS61275709A/ja
Publication of JPS61275709A publication Critical patent/JPS61275709A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光学部材の保持装置、詳しくは光
学部材をその保持枠に歪み等が発生しないように
支持する光学部材の保持装置に関する。
[従来の技術] 周知のように、レンズ等の光学部材をその保持
枠に支持するには、第6図に示すようにレンズ鏡
筒1の先端部に固定されたレンズ保持枠2に対し
て、後方よりそのレンズ受部2aに嵌入されたレ
ンズ3をねじ込み式のレンズ押え環4で押え付け
るようにして固定していた。
しかし、このような押え環4で押え付ける方法
においては、レンズ押え環4のレンズ押え部4a
と、上記レンズ保持枠2のレンズ受部2aとでレ
ンズ全周縁を均等な圧力で平行に締めつけること
は機構的に殆んど不可能であつて、レンズに不均
等な押圧力が加わり、レンズが回動し、その結果
レンズは変形し、第9図Aに示すようにニユート
ンリング5は歪められた円形状を呈するか、第9
図Bに示すように歪められた三角形状を呈するも
の等となつて正規の曲面とはならず、解像力が低
下する欠点があつた。
そのため、上記押え環4によるレンズ3の押え
付けによる歪みを避ける方法として、第7図に示
すように、レンズ保持枠2のレンズ受部2aにゴ
ムリング6等を介在させて、その弾性によりレン
ズ3への不均等な押圧力を吸収するようにしたも
の等が採用されているが、これもゴムリング6の
全体外径の公差のばらつきや、部分的な外径のば
らつき等によつて、レンズ3の周縁に与える圧力
は一定せず、レンズ3に歪みを生じさせるので同
様な欠点は避けられなかつた。また、第8図に示
すように、レンズ保持枠2にレンズ3をその周面
に接着剤7を塗布した後挿入して、同枠2に固定
した後、押え環4によつて同枠2に鏡筒1に押え
付けるようにしたものも用いられているが、この
場合は押え環4の押え付けによるレンズ3の歪み
は直接生じないが、接着剤の硬化の際の歪み等に
よる間接的な歪みによつてレンズ3に歪みを生じ
させるので、上記欠点を解消することはできず、
レンズを歪みのない状態でレンズ保持枠に支持す
ることは強く要望されながらこれを実現すること
はできず、光学機器における光学的性能を向上さ
せる一つの障害となつていた。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、保持枠に光学部材を歪みの全く生じないよう
に固定する光学部材の保持装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段および作用] この発明では、光学部材と保持枠間に空隙を設
け、この空隙の少なくとも一部に、硬化後も弾力
性を有する樹脂材からなる充填剤を充填し、光学
部材を充填剤を介して弾性的に保持枠に固定する
ようにしたので、光学部材を歪みの全く生じない
ような状態で保持枠に固定することが極めて容易
に達成することができる。
[実施例] 以下、この発明を図示の実施例に基いて説明す
る。
第1図Aは、この発明の一実施例を示すレンズ
の保持装置10の断面図であり、第1図Bは、上
記第1図A中の−線に沿う断面図である。両
図において、符号11はレンズ保持枠、12はレ
ンズ、13はレンズ押え環、14は空隙部を夫夫
示している。
上記レンズ保持枠11は、先端部(第1図Aに
おいて右方)に内向鍔からなるレンズ保持部11
aが形成されており、同保持部11aの内側面に
はレンズ12の嵌合部11b,レンズ受部11c
の二つ段部が形成されており、レンズ12は上記
嵌合部11bに嵌合して、上記レンズ受部11c
で受止めされるようになつている。上記レンズ保
持枠11の内径は、レンズ12の外径より大き
く、前部外周面か上記嵌合部11bに嵌合したレ
ンズ12の後部の外周面とレンズ保持枠11の内
周面との間には空隙が形成されるようになつてお
り、この空隙の後端部は、上記レンズ保持枠11
の内周面にねじ込まれ、そのレンズ押え部13a
によつてレンズ12の内周縁を押え付けるレンズ
押え環13の前端面によつて覆われ、後述する充
填剤15が充填される空隙部14が形成されるよ
うになつている。そして、上記リング状に形成さ
れた空隙部14に対して、第1図Bに示すよう
に、保持枠11にはその外周面より等間隔に複数
個の貫通孔16が穿設されている。上記貫通孔1
6が複数個設けられているのは、接着剤の充填口
としての貫通孔16と空気の逃げ孔としての貫通
孔16が交互に配置されるようにしたためであ
る。
次に、このように形成されたこの発明の光学部
材の保持装置10の作用について説明する。
先ず、レンズ12をレンズ保持枠11の嵌合部
11bに嵌入した後、レンズ押え環13を同保持
枠11にねじ込んで、そのレンズ押え部13aで
同レンズ12がレンズ保持枠11のレンズ受部1
1cに軽く当接する程度に押える。このように軽
く押え付けるのは、押え付けによるレンズの歪み
を生じさせないためのものである。この軽く押え
つける程度は、通常の押え付ける力が10Kg/cm2
あるのに対して、その1/10程度にすれば歪みは殆
んど生じないことが実証されている。
次いで、上記空隙部14内に、第1図Bに示す
ように、硬化後も適宜の弾力を有する樹脂材、例
えばシリコン系樹脂材等からなる充填剤15を上
記貫通孔16からほぼ空隙部14を満す程度に充
填する。この際、注入孔間の空気の逃げ孔となる
貫通孔16が好適に空気の逃げ道となることによ
つて充填剤15は空隙部14内に部分的に均等に
充填される。そして、空隙部14内に部分的に均
等に充填された充填剤15はレンズ12に部分的
に均等に、しかも軽く弾力をもつて押え付けた状
態で接触したのち硬化するので、レンズ12には
圧力による歪みは殆んど生ずることなく、第5図
に示すように、完全な円形状のニユートンリング
5Aが形成された状態で固定される。このように
無歪み状態でレンズ保持枠11に支持されたレン
ズ12によれば、同レンズ12の光学的性能は最
高のものとなることは勿論である。なお上記実施
例では、空隙部14内に部分的に均等に充填剤1
5を充填したが、これは空隙部14内の全部に充
填してもよいこと勿論である。
このように、この発明によれば長年殆んど不可
能視されていた無歪状態でのレンズの保持枠への
支持を見事に実現することが出来る。
第2図は、この発明の他の実施例を示すレンズ
の保持装置の上半部の断面図である。この保持装
置20は、上記第1図の保持装置10と殆んど同
様に構成されているが、ただ保持されるレンズ1
2の周面に、同周面に沿つて浅い周溝17が設け
られている点においてのみ異なつている。このよ
うに周溝17を設けることによつて同レンズ12
の光軸方向への移動を更に少なくするよう保持で
きる効果が得られる。
第3図は、この発明の更に他の実施例を示すレ
ンズの保持装置の上半部の断面図であつて、この
装置30は上記第2図の保持装置20における空
隙部14を上記周溝17で形成して、直接貫通孔
16よりこの周溝17内に充填剤15を充填する
ようにしたもので、その作用効果に変る所がな
い。
第4図は、この発明の別の実施例を示すレンズ
の保持装置の上半部の断面図であつて、この保持
装置40は、レンズ12の後半部を大径部12a
に形成し、前半部の小径部12bがレンズ保持枠
11の嵌合部11bに緩く嵌入し、後半部の大径
部12aがレンズ保持枠11の内面に対して若干
の空隙部14を有するように、保持枠11を形成
したもので、上記第1図の保持装置10における
空隙部14をレンズ12の全外周と保持枠11間
に形成するようにしたものである。また、貫通孔
はなく、上記レンズ保持枠11の嵌合部11bの
先端部から内向鍔部11aを貫通する多数の空気
逃げ孔18を設けてある。このように構成された
レンズ保持装置40においては、先ず、支持され
るレンズ12の外周面とこれが嵌入するレンズ保
持枠11の内周面11d及びレンズ嵌合部11b
の内周面に、上述した充填剤15を塗布した後、
レンズ12をレンズ保持枠11内に嵌入し、これ
を押え環13によつて軽く押え付けて固定する。
このようにしても、レンズ12は無理な力が加
わることなく、無歪状態で充填剤の硬化によつて
保持枠11に固定される。従つて、このような保
持装置40によつてレンズを支持するようにして
も上述した各実施例の場合と全く同様な作用効果
が得られることは勿論である。
上記各実施例は何れも光学部材としてレンズの
保持装置について説明したが、ミラーやプリズム
等の他の光学部材についても全く同様に適用でき
ることは勿論である。
[発明の効果] この発明によれば、長年の懸案であつた無歪で
光学設計値に近い光学的性能を維持しながら光学
部材をその保持枠に支持することができ、しかも
構造も簡単で安価であり、また大型化することも
なく極めて効果的な光学部材の保持装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、本発明の一実施例を示すレンズの
保持装置の要部断面図、第1図Bは、上記第1図
A中の−線に沿う断面図、第2図〜第4図
は、本発明の他の実施例をそれぞれ示すレンズ保
持装置の上半部の要部断面図、第5図は本発明の
レンズ保持装置に支持されたレンズのニユートン
リングの形態の一例を示す平面図、第6図〜第8
図は、従来の保持装置の例をそれぞれ示すレンズ
保持装置の上半部の要部断面図、第9図A,B
は、上記第6図〜第8図のレンズ保持装置によつ
て支持されたレンズのニユートンリングの形態例
をそれぞれ示す平面図である。 11……保持枠、12……レンズ(光学部
材)、14……空隙部、15……充填剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光学部材を押え環により光軸方向に押圧し、
    保持枠内の押当面との間で保持するようにした光
    学部材の保持装置において、 上記押え環の光学部材への当接部の径を、該光
    学部材の外径よりも小さく形成し、上記当接部の
    外径方向であつて、上記押え環と光学部材との間
    に空隙を設け、少なくともこの空隙部内に硬化後
    も弾力性を有する樹脂材からなる充填材を充填
    し、上記光学部材を上記押え環で直接および上記
    充填材を介して間接的に上記保持枠の押当面に押
    圧保持することを特徴とする光学部材の保持装
    置。
JP10729286A 1986-05-10 1986-05-10 光学部材の保持装置 Granted JPS61275709A (ja)

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JP10729286A JPS61275709A (ja) 1986-05-10 1986-05-10 光学部材の保持装置

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JPS61275709A JPS61275709A (ja) 1986-12-05
JPS6261924B2 true JPS6261924B2 (ja) 1987-12-24

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