JPH0614171Y2 - 光学系部材の固定構造 - Google Patents

光学系部材の固定構造

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JPH0614171Y2
JPH0614171Y2 JP1986069486U JP6948686U JPH0614171Y2 JP H0614171 Y2 JPH0614171 Y2 JP H0614171Y2 JP 1986069486 U JP1986069486 U JP 1986069486U JP 6948686 U JP6948686 U JP 6948686U JP H0614171 Y2 JPH0614171 Y2 JP H0614171Y2
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JP
Japan
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optical system
frame
system member
fresnel lens
peripheral edge
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JP1986069486U
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和人 樋口
恒隆 橋本
順一 穂積
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、対向式光電スイッチ及び空間を伝播する光線
により情報を伝送する装置におけるフレネルレンズ、反
射鏡その他の集光光学系のレンズ等の固定構造に関する
ものである。
(従来の技術) 従来よりフレネルレンズ、反射鏡、その他の集光光学系
部材(以下「光学系部材」という。)を取付用のフレー
ムに固定する構造としては、該光学部材の外周縁部をリ
ングで挟んだり、金具で固定するなどの構造が提案され
ている。特に、平板状の合成樹脂製のフレネルレンズ
は、フレネルレンズの周囲を直接フレームにビスやボル
トで取付け固定していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記取付け構造によれば熱膨張係数の大きな光
学系部材を使用する場合には、温度変化により光学系部
材の各部に歪が生じ光学精度に狂いが生じたり、極端な
場合にはその破損に到ることもあった。例えば、メタク
リル樹脂製のフレネルレンズ等は、歪が生じ易いのでフ
レームの数箇所にビスやボルトで直接締付けると、フレ
ネルレンズ自体の熱膨張又は収縮による無理な力が掛か
り、レンズのひび割れ等の破損を生ずる欠点があった。
また、フレネルレンズの外周縁部の1所だけを固定す
ると熱膨張又は収縮により中心位置が移動し、光軸ずれ
の原因となり、逆に、外周縁部全体に遊びを持たせる
と、装置の振動により中心位置がずれ易くなるので、光
学精度が劣化し、特に光軸精度が要求される光学系の装
置にはフレネルレンズを使用することができなかった。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、光
学系部材の中心部を強固に固定すると共に、その周端縁
の歪を吸収することができる光学系部材の固定構造を提
供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る光学系部材の
固定構造は、フレネルレンズ、反射鏡等の光学系部材の
外周縁部を所定間隔を置いて囲撓保持するフレームにお
いて、該フレームの内周縁部に弾性体で形成された複数
の押圧体をフレームの内側に向けて付勢配設すると共
に、該フレームの略中央部において取付台を支持する台
枠の端部を同フレームに接合固定し、かつ上記取付台に
光学系部材の中心部を固定支持すると共に、該光学系部
材の外周縁部を上記押圧体により押圧挟持することを要
旨とするものである。
(作用) 即ち、本考案は、光学系部材の外周縁部を常に均一な押
圧力で弾力的に囲繞保持することにより、該光学系部材
が熱膨張してもその面精度を保持し、逆に光学系部材が
収縮しても該光学系部材とフレームとの固定構造部に隙
間を生じさせない。また、光学系部材板の中心部を台枠
の取付台に固定し、かつフレーム内に弾力的に支持する
ことにより、温度変化により光学系部材が熱膨張は収縮
しても、その中心位置の移動を防止することができる。
(実施例) 以下、光学系部材としてフレネルレンズを用いた好適な
実施例を図面に従って説明する。
図面において、1は、フレネルレンズ2の外周縁部を囲
繞保持するフレームである。このフレーム1は、対向式
光電スイッチ及び空間を伝播する光線により情報を伝達
する集光光学系のレンズ装置に組み込まれるものであ
る。
このフレーム1内の各辺内周縁部適宜位置に、先端に当
て板3を具備し、板バネ4で成る押圧体5をフレーム1
の内側に向けて付勢配設する。この押圧体5は、フレネ
ルレンズ2が熱膨張又は収縮した場合に、フレネルレン
ズ2を弾力的に支持するものであり、フレネルレンズ2
が熱膨張した時には、熱による変形応力を吸収してフレ
ネルレンズ2の面精度を維持し、逆に収縮した時には、
フレネルレンズ2の外周縁部と当て板3との間の隙間の
発生を防止して、フレネルレンズ2自体の捻じれを防止
するものである。当て板3は、フレネルレンズ2の外周
縁部に対する滑り防止効果を有する合成樹脂又はゴム等
から成るものであり、また板バネ4は、弾力性を有し、
かつその弾性力が均一であればコイルバネ、軟性の合成
樹脂等により設計変更することも可能である。しかし、
大型のレンズに用い、各辺の一部にその荷重が掛かる構
造のものにおいては、荷重を受ける側の板バネ4の強度
を他より十分大きくすることが必要である。
またフレーム1の内側には交叉状に組み合わされた十字
形状になる台枠6を配設し、その端部をフレーム1の各
辺に接合する。この接合手段は、螺合又は溶接等任意の
方法を用いることができると共に、台枠6自体の形状
も、フレネルレンズ2の中心位置を強固に固定支持し得
るものであれば、十字形状以外にY字形状、X字形状等
任意に構成することができる。この例えば十字形状に構
成された台枠6の交叉位置に取付台7を形成する。この
取付台7は、フレネルレンズ2の中心部に透設された透
孔8を介して固定螺子9等を螺入緊締させることによ
り、フレネルレンズ2をその中心位置において取付台7
上に強固に固定するものである。
本実施例においては、フレネルレンズ2を、その中心部
で取付台7に強固に固定して台枠6に支持すると共に、
該フレネルレンズ2の外周縁部を当て板3により押圧保
持しているので、フレネルレンズ2の取付け又は交換を
確実かつ迅速に行うことができる。
本考案は、上記実施例に詳述したフレネルレンズ以外に
高度な取付精度が要求される反射鏡やフィルター、その
他の光学系部材にも応用できる。
(考案の効果) 本考案に係る光学系部材の固定構造は、以上のように構
成したから、温度変化により膨張又は収縮してもレンズ
等の光軸のずれを防止することができ、また反射鏡等の
高度な取付精度を維持することができる。しかも、短時
間で正確にレンズ、反射鏡その他の光学系部材の取付け
又は交換が可能である。さらに、温度変化の影響を受け
易いフレネルレンズや反射鏡等を特に光軸精度が要求さ
れる光学系にも使用できるようになり、従来のガラスレ
ンズ、ガラス反射鏡に比べて著しく軽量化を図ることが
できる等、本考案実施後の実用後効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る透光板の固定構造の実施例を示す
正面図、第2図は縦断側面図である。 1……フレーム、2……フレネルレンズ 5……押圧体、6……台枠 7……取付台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレネルレンズ、反射鏡等の光学系部材の
    外周縁部を所定間隔を置いて囲撓保持するフレームにお
    いて、 該フレームの内周縁部に弾性体で形成された複数の押圧
    体をフレームの内側に向けて付勢配設すると共に、 該フレームの略中央部において取付台を支持する台枠の
    端部を同フレームに接合固定し、かつ上記取付台に光学
    系部材の中心部を固定支持すると共に、該光学系部材の
    外周縁部を上記押圧体により押圧挟持することを特徴と
    する光学系部材の固定構造。
JP1986069486U 1986-05-09 1986-05-09 光学系部材の固定構造 Expired - Lifetime JPH0614171Y2 (ja)

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JPS62181909U JPS62181909U (ja) 1987-11-18
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WO1998027453A1 (fr) * 1996-12-18 1998-06-25 Seiko Epson Corporation Affichage par projection
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JPS5127344A (ja) * 1974-08-30 1976-03-06 Hitachi Ltd Kyokumenkyo

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JPS58118406U (ja) * 1982-02-08 1983-08-12 キヤノン株式会社 光学部品保持装置

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