JPH01297616A

JPH01297616A - 回転多面鏡装置

Info

Publication number: JPH01297616A
Application number: JP12892088A
Authority: JP
Inventors: Takao Urakawa; 浦川　隆男
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-05-26
Filing date: 1988-05-26
Publication date: 1989-11-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、レーザビームプリンタ等の光偏向に用いられ
る回転多面鏡装置に関するもので、特に、回転多面鏡の
取付は構造に関するものである。

従来の技術最近プリンタとして高速印字、高印字品質、低騒音の特
徴を有するレーザビームプリンタの需要が増加してきて
おり、低コスト化が望まれている。

このため、レーザビームプリンタに用いられる光偏向用
の回転多面鏡装置についても低コスト化が要求されてい
る。

レーザビームプリンタの特長である高印字品質は、回転
多面鏡の各面と入射レーザビームとの角度ばらつきの影
響を大きく受ける。

このことを第６図を参照して説明すると、回転多面鏡５
１の回転軸に対する角度ずれ（面倒れ）φが発生すると
、反射光として２φの角度の軸方向振れが発生する。こ
れは同図（ｂ）に示すように、印字文字の一方向に濃淡
を発生させる原因となり、印字品質を低下させてしまう
。このため、回転多面鏡装置における回転多面鏡の取付
は構造が高印字品質に対して重要である。

このような回転多面鏡装置、特に回転多面鏡の取付は構
造について図面を参照し、以下に説明する。

第７図において、５１は多角面に鏡面を形成した回転多
面鏡で、この回転多面鏡５１はその両端面が押えバネ５
２を介して押え板５３と取付はボス５４とで挟持されて
おり、押え板５３と取付はボス５４とはネジ等で固着し
ている。５５はロータヨークで、このロータヨーク５５
は取付はボス５４に固定されており、又、マグネット５
６を取付けている。５７は巻線を設けたステー多部で、
該巻線部分をマグネット５６と対向するように配置して
いる。５８はシャフトで、取付はボス５４と固定されて
おり、軸受５９によって回転自在に軸支されている。こ
れらの押えバネ５２．押え板５３、取付はボス５４．ロ
ータヨーク５５．マグネット５６．シャフト５８とでロ
ータ６０を構成している。

このように構成された回転多面鏡装置は、ステータ部５
７に設けた巻線に通電制御することによって駆動磁束を
発生させ、マグネット５６を介してロータ６０を回転駆
動させるようにしている。

なお、押えバネ５２は、押え板５３と取付はボス５４と
で回転多面鏡５１を挟持する際に、回転多面鏡５１の鏡
面が歪まないように圧力を調整するものであるが、この
押えバネを使用せずに、押え板と取付はボスで挟持した
ものもある。

発明が解決しようとする課題しかし、従来のような回転多面鏡の取付は構造のもので
は、回転多面鏡５１を押えバネ５２．押え板５３．取付
はボス５４で取付けているため、部品点数が多く、組立
作業性が悪いので、コストが高（なるという問題点があ
った。又、回転多面鏡５１の面倒れを防止するために回
転多面鏡５１の両端面と取付はボス５４の取付は面５４
ａを精密加工する必要があり、押えバネを用いないもの
では押え板の取付は面も精密加工する必要がある。

そのため、製造コストがさらに高（なるという欠点もあ
った。

本発明は、このような問題点を解決するもので、回転多
面鏡を簡単な構成で面倒れを低減するように取付けるこ
とができ、かつコストを低減できる回転多面鏡装置を提
供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記目的を達成するために本発明は、多角面を鏡面加工
した回転多面鏡を取り付けたロータと、該ロータを回転
自在に軸支するステータとからなり、回転多面鏡に回転
多面鏡の鏡面と軸方向平行に設けた基準面となる第１の
孔と、前記第１の孔に対して回転多面鏡の端面に同心状
に設けた第１の溝とを備え、前記第１の孔を前記ロータ
の一部に嵌入するようにしたものである。また、回転多
面鏡に設けたボス用の孔に嵌合されたボスを備え、この
ボスに上述した第１の孔と第１の溝を設けたものである
。そして、更に第１の孔の内部に、第１の孔径よりも大
きな環状の第２の溝を設け、環状の第２の溝とロータの
一部の嵌入部分との間に接着剤を配置したものである。

作用本発明は上記構成により、回転多面鏡の鏡面と軸方向平
行に形成された基準面となる第１の孔をロータの一部と
嵌入するようｌこしたことにより、回転多面鏡を直接、
あるいはボス部を介して簡単な構成で取付けることがで
きるとともに面倒れを防止できる。尚、この回転多面鏡
の取付けは、例えば、圧入、焼きはめ、温ばめ等によっ
て行われ、第１の孔にロータの一部を嵌入する際、軸ラ
ジアル方向の歪みが発生するが、この歪みは、第１の孔
に対して同心状の第１の溝を回転多面鏡端面に設けるこ
とにより吸収することができ、鏡面の面倒れや平面度の
悪化を防止できる。更に、第１の孔の内部に第１の孔径
よりも大きな環状の第２の溝を設け、環状の第２の溝と
ロータの一部の嵌入部分との間に接着剤を配置し、温ば
め接着することによって、回転多面鏡とロータの一部と
の固定力を保ちながら、回転多面鏡に与える歪みをさら
に減少させることができ、鏡面の面倒れや平面度の悪化
を防止することができる。

実施例以下、本発明の実施例を第１図〜第４図にもとづいて説
明する。

第１図は第１の実施例を示すもので図において、１は回
転軸で、軸受２によって回転自在に支持されている。３
はロータヨークで回転軸１に取付けられており、内周に
マグネット４を配設している。

５は巻線を設けたステータ部で、巻線部分をマグネット
４と対向するように配置している。６は多角面６ａを鏡
面加工した回転多面鏡で、本発明の特徴とするものであ
る。この回転多面鏡６の中心には、シャフト１を嵌入さ
せる第１の孔７を設けており、この第１の孔７のシャフ
ト１と当接する部分（孔内面部分）７ａを基準面とする
ことができるようにこの部分を多角面６ａに対して軸方
向平行に形成している。

更に、第１の孔７に対して同心状の第１の溝８を回転多
面鏡６の両端面６ｂに設けている。

尚、回転多面鏡６とシャフト１との固定は圧入、１５０
℃程度の焼きはめ、６０℃程度の温ばめ等で直接行う。

このように回転多面鏡６を直接シャフト１に固定するこ
とによって、部品点数を削減でき、コストを下げること
ができる。また、軸ラジアル方向く図中矢印Ａ方向）の
歪みを第１の溝８の部分で吸収することができ、多角面
６ａの面倒れや平面度の増加を防止することができる。

次に第２の実施例を第２図にもとづいて説明する。

この第２の実施例と上述した第１の実施例との相違点は
、第１の孔７の内部にシャフト１の径よりも概略５μｍ
〜３００μｍ程度径が大きな環状の第２の溝９を設は第
１の孔７とシャフト１のしめじろを小さ（したことであ
る。

この為、回転多面鏡６に歪を与えない低温度（約６０〜
８０℃程度）での温はめ固定を行うことができ、回転多
面鏡６とシャフト１の固定精度をあげれると共に、第１
の孔７の内部の環状の第２の溝９とシャフト１との間に
接着剤１０を配置することによって十分な固定強度を得
れるようにすることができるので、第１の実施例に増し
て回転多角面６ａの軸方向歪みによる面倒れや平面度の
悪化を防止することができる。

なお、第１の実施例と同様に第１の孔７に対して同心状
の第１の溝８を回転多面鏡６の両端面６ｂに設けてもよ
いことは勿論であり、この場合には、さらに第一の実施
例と同じ効果も得ることができる。

第３図は第３の実施例を示すもので、第１の実施例との
相違点は、回転多面鏡６にボス用の穴１１を設け、この
穴１１にボス１２を固定するとともに、ボス部１２に第
１の孔７と第１の孔７に対して同心状の第１の溝８をボ
ス部１２の両端面１２ａに設けていることである。この
ため、回転多面鏡６のボス部１２ａの第１の孔７をシャ
フト１への取付時の正大性向上及び軸ラジアル方向（図
中矢印へ方向）への歪を吸収することができると共に、
シャフト１とボス１２の圧入部分の経時変化をおさえる
ことができ、回転多面鏡６の多角面６ａの面倒れや平面
度の増加や変化を防止できる。なお、本実施例では、ボ
ス部１２の端面１２ａに第１の溝８を設けているが、回
転多面鏡６の端面６ｂに第１の溝を設けでもよく、又、
端面１２ａ、６ｂにそれぞれ第１の溝を設けてもよい。

第４図は、第４の実施例を示すもので、第３の実施例と
の相違点は、ボス部１２の第１の孔７の内部に環状の第
２の溝９を設け、第１の孔７とシャフト１のしめじろを
小さくしたことである。この為、回転多面鏡６に歪みを
与えない低温度（６０〜ｓｏ’ｃｓ度）での温ばめ固定
を行うことができ、回転多面鏡６とシャフト１の固定精
度をあげれると共に、第１の孔７の内部の環状の第２の
溝９とシャフト１との間に接着剤１０を配置することに
よって十分な固定強度を得れるようにすることができる
ので、回転多面鏡６の多角面６ａの面倒れや平面度の悪
化を第３の実施例よりさらに防止することができるとと
もに、回転多面鏡６の孔１１に固定されたボス１２の第
１の孔をシャフトに温ばめ固定することで、圧入性の向
上や、圧入後の経時変化をも向上させることができるの
で、回転多面鏡６の多角面６ａの面倒れや平面度の増加
を更に低減できるとともに面倒れの経時変化を防止する
ことができる。

尚、本実施例においても第３の実施例と同様に第１の孔
７に対して同心状の第１の溝８をボス部１２の端面１２
ａ又は、回転多面鏡６の多角面６ｂに第１の溝８を設け
てもよいことは勿論であり、第３の実施例と同じ効果を
さらに得ることができる。

なお、上述した各実施例ではアウターロータ型のモータ
を用いた回転多面鏡装置について説明したが、本発明は
この型のモータに限定されるものではな（、例えば、第
５図に示すようなインナーロータ型のモータにおいても
用いることができる。

第５図において、１はシャフト、２は軸受で、回転多面
鏡６はロータハウジング１３に嵌入している。

また、第１．第２．第３．第４の実施例においては回転
多面鏡をシャフトに嵌入しているが、偏平化を要求され
る場合にはロータヨークに嵌入してもよい。

発明の効果以上の説明から明らかなように本発明は、ロータの一部
を嵌入する第１の孔と、該第１の孔に対して同心状の第
１の溝を回転多面鏡又は、ボスの端面に設けているため
、嵌入の際の軸ラジアル方向の歪みを第１の溝で吸収す
ることができ、精度の必要な鏡面へ影響を与えることが
なく、回転多面鏡の多角面の面倒れや平面度の悪化を防
止できる。

又、ボス部に黄銅等を使用することによって回転多面鏡
又はボスへのロータの一部の正大性向上や圧入後の経時
変化をおさえることができるので回転多面鏡の多角面の
面倒れや平面度悪化の防止は勿論、平面度の経時変化を
も防止できる。

又、ロータの一部を嵌入する第１孔の内部に位置し、ロ
ータの一部の嵌入部分の径よりも径が大きな環状の第２
の溝とを設けることによって回転多面鏡にロータの一部
を嵌入の際、回転多面鏡に歪を与えない低温度での温ば
め固定を行うことができ、固定精度をあげれると同時に
第２の溝とシャフトとの間に接着剤を配設することによ
って十分な固定強度も得れるので、回転多面鏡の多角面
の面倒れや、平面度の悪化をさらに防止できる効果が有
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す図で、（ａ）は回
転多面鏡の断面図、（ｂ）は同回転多面鏡を取付けた回
転多面鏡装置の要部を破断した側面図、（Ｃ）は同回転
多面鏡の斜視図、第２図は本発明の第２の実施例におけ
る回転多面鏡を示し、（ａ）は断面図、（ｂ）は斜視図
、第３図は同第３の実施例における回転多面鏡を示し、
（ａ）は断面図、（ｂ）は斜視図、第４図は同第４の実
施例における回転多面鏡を示し、（ａ）は断面図、（ｂ
）は斜視図、第５図は本発明の他の実施例の回転多面鏡
装置の要部を破断した側面図、第６図（ａ）　、　（ｂ
）は回転多面鏡の面倒れを説明する説明図、第７図は従
来の回転多面鏡の要部を破断した側面図である。１・・・・・・シャフト、４・・・・・・ステータ部、
６・・・・・・回転多面鏡、６ａ・・・・・・多角面、
６ｂ・・・・・・端面、７・・・・・・第１の孔、７ａ
・・・・・・基準面、８・・・・・・第１の溝、９・・
・・・・第２の溝、１０・・・・・・接着剤、１１・・
・・・・ボス用の穴、１２・・・ボス部、１２ａ・・・
・・・端面。代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名１−−−シ
ャフト４−一−ス子−タ部７ａ　　　　　　６−ｂＡ　□ ６−回転力＆７銑６ａ−一一力角シ１２−一一嬶面Ａ　　−一一一一第５図第６図（ａ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）多角面を鏡面加工した回転多面鏡を取り付けたロ
ータと、前記ロータを回転自在に軸支するステータとか
らなり、前記回転多面鏡に、回転多面鏡の鏡面と軸方向
平行に設けた基準面となる第１の孔と、前記第１の孔に
対して、回転多面鏡の端面に同心状に設けた第一の溝と
を備え、前記第一の孔を前記ロータの一部に嵌入する構
成とした回転多面鏡装置。
（２）多角面を鏡面加工した回転多面鏡を取り付けたロ
ータと、前記ロータを回転自在に軸支するステータとか
らなり、前記回転多面鏡に回転多面鏡の鏡面と軸方向平
行に設けた基準面となる第１の孔と、前記第１の孔の内
部に設けた第１の孔の径よりも大きな環状の第２の溝と
を備え、前記第１の孔を前記ロータの一部に嵌入する構
成とした回転多面鏡装置。
（３）環状の第２の溝とロータの一部の嵌入部分との間
に接着剤を配置した特許請求の範囲第２項記載の回転多
面鏡装置。
（４）第１の孔に対して同心状の第１の溝を回転多面鏡
の端面に設けた特許請求の範囲第２項又は第３項に記載
の回転多面鏡装置。
（５）多角面を鏡面加工した回転多面鏡を取り付けたロ
ータと、前記ロータを回転自在に軸支するステータとか
らなり、前記回転多面鏡に設けたボス用の孔に嵌合固定
されたボスと、前記ボスに回転多面鏡の鏡面と軸方向平
行に設けた基準面となる第１の孔と、前記第１の孔に対
して回転多面鏡の端面あるいはボス部の端面に同心状に
設けた第１の溝とを備え、前記第１の孔を前記ロータの
一部に嵌入する構成とした回転多面鏡装置。
（６）多角面を鏡面加工した回転多面鏡を取り付けたロ
ータと、前記ロータを回転自在に軸支するステータとか
らなり、前記回転多面鏡に設けたボス用の孔に嵌合固定
されたボスと、前記ボスに回転多面鏡の鏡面と軸方向平
行に設けた基準面となる第１の孔と、前記第１の孔の内
部に設けた第１の孔の径よりも大きな環状の第２の溝と
を備え、前記第１の孔を前記ロータの一部に嵌入する構
成とした回転多面鏡装置。
（７）環状の第２の溝とロータの一部の嵌入部分との間
に接着剤を配置した特許請求の範囲第６項記載の回転多
面鏡装置。
（８）第１の孔に対して同心状の第１の溝を回転多面鏡
の端面あるいはボス部の端面に設けた特許請求の範囲第
６項又は第７項に記載の回転多面鏡装置。