JP2598259B2 - 小型雪上車 - Google Patents

小型雪上車

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JP2598259B2 JP62049058A JP4905887A JP2598259B2 JP 2598259 B2 JP2598259 B2 JP 2598259B2 JP 62049058 A JP62049058 A JP 62049058A JP 4905887 A JP4905887 A JP 4905887A JP 2598259 B2 JP2598259 B2 JP 2598259B2
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    • B60K13/00Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
    • B60K13/02Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning intake
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    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/021Snow bikes resembling conventional motorcycles

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小型雪上車の車体の構造、エンジンの車体フ
レームへの配置、取り付けに関するものであり、車体の
構造を単純にして軽量化するとともに、車体構造が単純
であるにも関わらず、走行中に巻き上げる雪からエンジ
ンの吸気、燃料系機器を効果的に防護することができる
ものである。
〔従来の技術〕
小型エンジン、変速機等の駆動ユニットを搭載し、前
方の左右一対の操縦用スキー板と後方のクローラによる
駆動車輪とによって走行するものであって、シートを跨
いで搭乗する小型雪上車がある(実公昭55−51615号公
報)。この小型雪上車は凸凹の雪上面を走行するもので
あるため、車体フレームに大きな捩じり、曲げ等の負荷
がかかり、車体の剛性が不足する時は、その操縦性、走
行の安定性に劣る。したがって、走行の安定性を向上さ
せるために車体の十分な剛性を確保することが不可欠で
ある。このため、従来は鋼板を板金加工し、溶接して車
体フレームを構成して、十分な剛性を確保することにし
ている。
この鋼板製の車体フレームは必要な剛性、強度を確保
することができる。しかし、駆動ユニット、スキー板、
駆動車輪、ハンドル等の各種の機器の取り付け強度、全
体としての十分な剛性、強度を確保するためには十分な
板厚の鋼板を用い、多くの部分に多くの補強部材を溶接
して局部的な補強を行うことが必要である。このため
に、車体を可及的に軽量化し、製造コストを低減すると
いう要請からすれば問題が残されている。
他方、車体を跨いで搭乗する乗り物、すなわち鞍乗り
型の車両として自動二輪車がある。この自動二輪車につ
いては上記の要請に応えるものとしてパイプフレームに
よって車体を構成することが従来周知の事項である。し
たがって、パイプフレーム製とすることによって、雪上
車の車体フレームの軽量化、製造コストの低減を図るこ
とができることは容易に想到し得ることである。
しかし、雪上車は走行時に雪に巻き上げ、これがエン
ジンにかかり、エンジンが雪ですっぽりと覆われてしま
うことになり、殊に吸気、燃料系の機器が雪に覆われて
しまうと、吸気効率が低下し、燃料の気化が阻害される
と共に、気化器内にそのアジャストスクリュウ等から雪
や水がエンジンの高温部材に触れて発生した蒸気が浸入
すると気化器に通路閉塞などの機能不全を招きエンジン
性能を大きく阻害することになる。この問題を解消する
ために上記従来の雪上車は鋼板製の車体フレームにエン
ジン室を設け、車体フレームを車体前部のカバーとによ
って、エンジンを上記雪から防護している。
車体フレームの軽量化を図るために車体フレームをパ
イプフレームとするときは、車体による上記雪に対する
防護機能を確保するためにパイプフレームの前面上部と
下面前部にエンジン防護用カバー板を取り付けて、エン
ジンの前面、下面をカバーすればよいが、これでは、車
体フレームをパイプフレームとすることの利点が半滅さ
れてしまう。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、小型雪上車の車体フレームをパイプフレー
ムで構成するについて、特別なカバーを用いることな
く、巻き上げられる雪からエンジンの吸気、燃料系の機
器を効果的に防護できるように、車体フレームへのエン
ジンの配置、取り付け、吸気、燃料系の機器の配置を工
夫することをその課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題解決のために講じた手段は、車体フレームを
中央の縦パイプフレームを有するパイプフレームとし、
車体フレームの前面から後部上方に延びたカバーによっ
て車体フレームの上部を覆った小型雪上車を前提とし、
次の要素(イ)〜(ヘ)によって構成されるものであ
る。
(イ)上記縦パイプフレームを、当該パイプフレームの
上方中間部に設けた操舵軸支持ブラケットから後方へ延
びてシートを支持する後部枠と、操舵軸支持ブラケット
かから前方へ延びかつ下方へ湾曲して後方へ反転伸長し
た前部枠とによって構成したこと、 (ロ)上記縦パイプフレームの前方位置に設けた操舵軸
の前側で、縦パイプフレームの前部枠の上方部と下方部
との間の空間に、シリンダブロックを前方に向けて横型
エンジンを配置したこと、 (ハ)エンジンと変速機により平面視L形の駆動ユニッ
トを構成したこと、 (ニ)エンジン後方に吸気消音ケースを配置して、上記
L形の駆動ユニットの欠損部を吸気消音ケースの底面で
覆ったこと、 (ホ)上記横型エンジンの吸気管に接続された気化器を
斜め上後方に向けてエンジン本体上面に搭載したこと、 (ヘ)上記気化器を上面が開口したケースによって囲
み、ケースの底面を前記エンジン本体の上面に固定し、
前記ケースの上面開口をシール材を介して車体フレーム
に固定したカバーで覆い、前記吸気消音ケースと気化器
とを接続するゴム製の断熱吸気管の外周にフランジを設
け、このフランジを断熱吸気管が貫通した前記ケースの
側壁外面に当接させたこと。
〔作用〕
車体フレームを構成する縦パイプフレームは、従来の
ものと同様にその前面の上半分から後方に延びたカバー
によってその上方部がカバーされている。
車体フレームは、上記縦パイプフレームの上方部の中
間に設けた操舵軸支持ブラケットから後方へ延びてシー
トを支持する後部枠と、操舵軸支持ブラケットから前方
へ延びかつ下方に湾曲して後方へ反転伸長した前部枠と
によって構成したことにより、操舵軸の前方において、
縦パイプフレームの上方部と下方部との間にシリンダブ
ロックを水平にした横型エンジンを収納する足る空間を
確保することができる。この空間にシリンダブロックを
前方に向けて横型エンジンを配置したことによって、上
記カバーとシリンダブロック、クランクケース等のエン
ジン本体とによって囲われた、比較的上下に狭い空間が
形成され、そしてエアクリーナ、気化器等の吸気、燃料
系の機器を斜め上後方に向けてエンジン本体の上面に搭
載したことによって、上記の比較的上下に狭い空間にエ
ンジンを収納することができる。したがって、吸気、燃
料系の機器は上記カバーとエンジン本体とによって囲わ
れ、これによって、巻き上げられた雪から防護される。
さらに、エンジンのシリンダヘッドカバー先端と上記カ
バーとの間の狭い間隙から走行風とともに若干の雪が吸
気、燃料系の機器を収納した上記空間に吹き込まれるこ
とは避けられないが、気化器等の吸気、燃料系の機器を
斜め上後方に向けてエンジン本体上面に搭載したことに
よって、上記走行風は吸気、燃料系機器の上方を吹き抜
け、かつ吸気、燃料系の機器による空気抵抗は小さいの
で、上記雪が吸気、燃料系の機器に付着することは殆ど
ない。
また、エンジンと変速機により平面視L形の駆動ユニ
ットを構成し、エンジン後方に吸気消音ケースを配置し
て、上記L形の駆動ユニットの欠損部を該消音ケースの
底面で覆ったことによって、カバーとエンジン本体とに
よって囲われ、巻き上げられた雪が吸気、燃料系の機器
を設けた空間に浸入することが防止される。
さらに、上記気化器を上面が開口したケースによって
囲み、ケースの底面を前記エンジン本体の上面に固定
し、前記ケースの上面開口をシール材を介して車体フレ
ームに固定したカバーで覆い、前記吸気消音ケースと気
化器とを接続するゴム製の断熱吸気管の外周にフランジ
を設け、このフランジを断熱吸気管が貫通した前記ケー
スの側壁外面に当接させたので、気化器内に、そのアジ
ャストスクリュウ等から雪や水がエンジンの高温部材に
触れて発生した蒸気が浸入し、該気化器に付着すること
はない。したがって、該気化器に通路閉塞などの機能不
全を招くことはない。
また、カバーを車体から取り外すのみで気化器の点検
や整備を直ちに行え、このためその保守が容易化され
る。
以上のとおり、車体フレームの前部下面は解放されて
いるのにも関わらず吸気、燃料系の機器が設けられた空
間への雪の侵入が可及的に防止されるが、若干の雪が吸
気、燃料系の機器に付着することは避けられない。しか
し、吸気、燃料系の機器はシリンダヘットカバーの上面
から斜め上後方に傾斜し、かつ上述したように気化器の
機能不能を回避するよう構成したことにより、エンジン
性能を阻害することはない。
〔実 施 例〕
次いで、図面を参照しつつ実施例を説明する。
車体フレーム10はパイプフレームであり、その縦パイ
プフレーム22は車体中央にあって、左右一対のパイプ材
によって構成されている。操舵軸21の支持ブラケットか
ら後方へ伸長する縦パイプフレーム22の後方部分、すな
わち後部枠の下方にクローラ(無限軌道帯)による駆動
車輪14が設けられている。
操舵軸21の取り付けブラケットにより前方の縦パイプ
フレーム22の前方部分、すなわち前部枠は前記後部枠の
伸長基端から前方へ伸長して下方へ湾曲し、さらに車体
後方へ反転伸長して後部枠に連結している。上記前部枠
の下端に左右のスキー板12の支持ブラケットを設けてい
る。
縦パイプフレーム22の上記前部枠の下方への湾曲部に
おいて水平パイプフレーム22Aの前端が連結され、上記
後部枠に水平パイプフレーム22Aの中間部および後端が
連結されていて、縦パイプフレーム22と水平パイプフレ
ーム22Aとが一体となって車体フレームを構成してい
る。
エンジンは変速機とともに平面視L形の駆動ユニット
18を構成しており、シリンダブロックが前方に向けられ
た水平横型エンジンである。そして駆動ユニット18は車
体の最前部で縦パイプフレーム22の上方部分と下方部分
との間の空間に配置されており、水平パイプフレーム22
Aに吊り下げて固定されており、車体フレーム10はその
前面上半分から上部後方に向かってカバー24によって覆
われ、下側は解放されている。したがって、駆動ユニッ
ト18はカバー24の略凸状をなす湾曲部25でその上方をカ
バーされていることになり、カバー24と駆動ユニット18
との間に上下に比較的狭い空間が形成される。駆動ユニ
ット18の上面に気化器38、エアクリーナ34等の吸気、燃
料系の機器が斜め上後方に傾斜した状態でエンジン本体
の上面に搭載されて、カバー24と駆動ユニット18とによ
って囲まれた上下に比較的狭い空空間に集約的に収納さ
れている。
車体フレーム10の前面に取り付けたバンパー11によっ
て、車体フレームおよび駆動ユニット18は物理的衝撃か
ら防護され、吸気、燃料系の機器はカバー24とエンジン
本体とによって、走行時に巻き上げられる雪から防護さ
れている。
第2図からも明らかな通り、エンジンのシリンダヘッ
ドカバーの先端面18Aとカバー24との間には若干の間隙
が残されるので、若干の走行風がこの間隙を通って駆動
ユニット18とカバー24との間の空間を吹き抜ける。した
がって、気化器38等の吸気、燃料系の機器は、雪混じり
の走行風に若干さらされることは避けられない。しか
し、吸気、燃料系の機器に触れる空気流は斜め後方に傾
斜した吸気、燃料系の上面に沿って流れるので、雪の付
着は少なく、また、前記気化器38を上面が開口したケー
ス40によって囲み、ケース40の底面を前記エンジン本体
の上面に固定し、前記ケース40の上面開口をシール材44
を介して車体フレームに固定したカバー24で覆い、前記
吸気消音ケース36と気化器38とを接続するゴム製の断熱
吸気管46の外周にフランジ50を設け、このフランジ50を
断熱吸気管46が貫通した前記ケース40の側壁外面に当接
させたので、気化器内38に、そのアジャストスクリュウ
等から雪や水がエンジンの高温部材に触れて発生した蒸
気が浸入し、該気化器38に付着することはない。したが
って、該気化器38に通路閉塞などの機能不全を招くこと
はない。
車体フレーム10の後部にはシート26が取り付けられて
おり、シート26の下方の車体側面も、車体前面を覆うカ
バー24の側壁によって覆われている。また、車体フレー
ム10の前寄りの両側には車両前方に向かって立ち上がっ
た斜面となっている足載せ板28があり、さらにこれらの
足載せ板28の後側には略水平な足踏み板30がそれぞれ設
けられており、足載せ板28、足踏み板30およびカバー24
は一体成形の合成樹脂板によって構成されている。この
カバー24は、足載せ板28、足踏み板30を上記水平パイプ
フレーム22Aに載せた状態で車体フレームに取付けられ
ている。そして、その足載せ板28、足踏み板30は車体側
部と地面との間に後方に流れる走行風を押さえ付け、こ
の走行風によって雪が巻き上げられて舞い上がることを
効果的に抑制することができる。
また、カバー24の側壁の部分にエンジンの吸気空気取
入口32が設けられているので、走行風によって巻き上げ
られた雪が吸入空気取入口32に付着することを極力抑制
することができ、仮に雪が吸入空気取入口32に付着して
これを塞いだとしても、搭乗車が走行中に片手で容易に
除去できるので、問題はない。さらに、吸気空気取入口
32に発泡樹脂製のエアクリーナエレメント34がカバー24
と略面一に取り付けられており、カバー24と吸気消音ケ
ース36との間に挾まれている。エアクリーナエレメント
34から取り入れられた空気はゴム製の断熱吸気管46を通
って駆動ユニット18の上方に配置された気化器38に吸入
され、さらに断熱吸気管48を通ってエンジンのシリンダ
内に吸入さることになる。
ところで、上述したように気化器38は上面が開口した
ケース40に囲まれている。このケース40の底面は、エン
ジンと変速機とを単一の平面視L形の駆動ユニット18の
上面にボルト42で固定されている。エンジン後方に吸気
消音ケースを配置して、上記駆動ユニット18のL形ケー
ス内側の欠損部を該消音ケース36の底面で覆っており、
これによって、上記L形の駆動ユニットの欠損部から、
気化器、エアクリーナエレメント等が配置されている空
間に巻き上げられた雪が侵入することが防止される。
また、ケース40の上蓋としてカバー24が利用されてお
り、カバー24は5個所の点Pで車体のパイプフレームに
固定されている。
さらにまた、上述したようにケース40の上縁にはゴム
スポンジ等で形成されたシール材44が接着されており、
これによりカバー24との間がシールされる。フランジ50
は断熱吸気管46の外周に設けられ、ケース40の右側壁外
面に接しており、したがって、その右側壁でも気密性が
確保されている。
また、カバー24を取り外すことによってエンジンの上
方が解放されるので、吸気、燃料系の機器のメンテナン
スが楽に行うことができる。なお、符号16は駆動輪、18
aはキックスタータレバー、20は操向ハンドルである。
〔効果〕
雪上車の車体のパイプフレームへのエンジンの配置、
取り付けに関する本発明の前記課題を解決した発明は公
知ではない。したがって、前記課題を解決して、雪上車
の車体フレームをパイプフレームで構成できたこと自体
が本発明特有の効果である。すなわち、車体フレームを
パイプフレームで構成するに当たって残されていた問題
を解決すべく、特別な防護カバーを用いることなく、巻
き上げられる雪からエンジンの吸気、燃料系の機器を効
果的に防護できるように、エンジンの車体フレームへの
配置、取り付け、吸気、燃料系の機器の配置を工夫でき
たこと自体が本発明特有の効果であり、その詳細は〔作
用〕の項に記載したとおりである。
そして、エンジンの吸気、燃料系の機器に巻き上げら
れた雪が付着して雪に埋もれ、このためにエンジン性能
が阻害される恐れがない状態で、車体フレームをパイプ
フレームで構成してこれを大幅に軽量化し、さらにその
製造コストを大幅に低減できたことが大きな効果であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の車体フレームおよびカバーの斜視図、
第2図は同実施例の破断側面図、第3図はカバーの平面
図、第4図はカバーの吸入空気取入口を示す断面図、第
5図は駆動ユニットの側面図、第6図は駆動ユニットの
平面図、第7図は気化器部分を示す断面図、第8図は断
熱吸気管の側面図である。 10:車体フレーム 12:スキー板 14:クローラによる駆動車輪 18:駆動ユニット 20:操行ハンドル、 21:操舵軸 22:縦パイプフレーム、 22A:水平パイプフレーム、 24:カバー 26:シート 36:吸気消音ケース 38:気化器 40:ケース、 44:シール材 46:断熱吸気管 50:フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−278423(JP,A) 特開 昭60−60031(JP,A) 実開 昭48−42214(JP,U) 実公 昭55−51615(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームを中央の縦パイプフレームを
    有するパイプフレームとし、車体フレームの前面から後
    部上方に延びたカバーによって車体フレームの上部を覆
    い、 上記縦パイプフレームを、当該パイプフレームの上方中
    間部に設けた操舵軸支持ブラケットから後方へ延びてシ
    ートを支持する後部枠と、操舵軸支持ブラケットから前
    方へ延びかつ下方へ湾曲して後方へ反転伸長した前部枠
    とによって構成し、 上記縦パイプフレームの前方位置に設けた操舵軸の前側
    で、縦パイプフレームの前部枠の上方部と下方部との間
    の空間に、シリンダブロックを前方に向けて横型エンジ
    ンを配置し、 エンジンと変速機により平面視L形の駆動ユニットを構
    成し、 エンジン後方に吸気消音ケースを配置して、上記L形の
    駆動ユニットの欠損部を吸気消音ケースの底面で覆い、 上記横型エンジンの吸気管に接続された気化器を斜め上
    後方に向けてエンジン本体上面に搭載し、 上記気化器を上面が開口したケースによって囲み、ケー
    スの底面を前記エンジン本体の上面に固定し、前記ケー
    スの上面開口をシール材を介して車体フレームに固定し
    たカバーで覆い、前記吸気消音ケースと気化器とを接続
    するゴム製の断熱吸気管の外周にフランジを設け、この
    フランジを断熱吸気管が貫通した前記ケースの側壁外面
    に当接させたことを特徴とする小型雪上車。
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