JPH11153035A - 小型雪上車の排気時期制御装置 - Google Patents

小型雪上車の排気時期制御装置

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JPH11153035A
JPH11153035A JP9319680A JP31968097A JPH11153035A JP H11153035 A JPH11153035 A JP H11153035A JP 9319680 A JP9319680 A JP 9319680A JP 31968097 A JP31968097 A JP 31968097A JP H11153035 A JPH11153035 A JP H11153035A
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JP
Japan
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drive motor
engine
timing control
control device
cylinder
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JP9319680A
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English (en)
Inventor
Hisashi Ashida
尚志 蘆田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御弁を開閉駆動する駆動モータに対するエ
ンジンからの熱的影響あるいは振動の抑制等を図ること
により安定した信頼性の高い動作が達成される小型雪上
車の排気時期制御装置を提供する。 【解決手段】 エンジンのクランク軸23を車幅方向に
配置し、このエンジンのシリンダ前側から取り出した排
気管14を前方で折返して車体中心線C−Cの一方の側
に配設した小型雪上車の排気時期制御装置であって、前
記排気管のシリンダからの取り出し部に装着された弁体
を有する制御弁20と、この弁体に連結された操作ケー
ブル21と、この操作ケーブル21に連結された駆動モ
ータ22とを具備した小型雪上車の排気時期制御装置に
おいて、前記駆動モータ22を、前記車体中心線に関し
前記折返された排気管14の反対側に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型雪上車の排気時
期制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスノーモービルとも呼ばれる小型
雪上車には、通常構成が簡単で高出力が得られる2サイ
クルエンジンが搭載される。この2サイクルエンジン
に、さらに運転領域全体にわたって安定した高出力が得
られるように排気時期制御装置を備えた小型雪上車が実
用化されている。
【0003】この排気時期制御装置は、排気ポートの上
部を覆うように開閉する弁体を備えた制御弁と、駆動モ
ータと、この駆動モータと前記弁体とを連結する操作ケ
ーブにより構成される。エンジン回転数に応じて駆動モ
ータを作動させ、高回転では弁体を開いて排気タイミン
グを早くし、低回転では弁体を閉じて排気タイミングを
遅くすることにより、低回転域から高回転域まで全域に
わたって高出力が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな排気時期制御装置を車体に搭載する場合、駆動モー
タに対するエンジンからの振動や熱的な影響が大きいと
制御弁の動作が不安定となったり誤動作を起こす等のお
それがある。
【0005】本発明はこの点に対処して、制御弁を開閉
駆動する駆動モータに対するエンジンからの熱的影響あ
るいは振動の抑制等を図ることにより安定した信頼性の
高い動作が達成される小型雪上車の排気時期制御装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、エンジンのクランク軸を車幅方向に配
置し、このエンジンのシリンダ前側から取り出した排気
管を前方で折返して車体中心線の一方の側に配設した小
型雪上車の排気時期制御装置であって、前記排気管のシ
リンダからの取り出し部に装着された弁体と、この弁体
に連結された操作ケーブルと、この操作ケーブルに連結
された駆動モータとを具備した小型雪上車の排気時期制
御装置において、前記駆動モータを、前記車体中心線に
関し前記排気管の反対側に配置したことを特徴とする小
型雪上車の排気時期制御装置を提供する。
【0007】この構成によれば、排気管がエンジンの前
側から取り出されてエンジンの一方の側方に配設されそ
の反対側に駆動モータが設けられるため、駆動モータに
対する排気管からの熱的影響が抑制され、これによりエ
ンジン排気熱からの過熱による故障や誤動作のおそれが
低減して安定した信頼性の高い動作が達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の各
種実施の形態について、各形態の構成とともにその作用
効果について説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態に係る排気時期制御装置を備えた小型雪上車の全体構
成図である。この小型雪上車1は、車体前部の開閉可能
なシュラウド2とその下部の車体腹部カバーを構成する
ベリーパン3と後部カバー4等からなる車体カバーによ
り覆われ、車体前部の車体カバー内にエンジン5が収容
される。運転者はシート6に跨がりハンドル7を操作し
てこれに連動する操舵軸8を回動させスキー9の方向を
操作する。エンジン5は図示しない減速機構を介して駆
動輪10に連結される。この駆動輪10により複数の従
動輪11を介してトラック12を駆動し車体を走行させ
る。
【0009】エンジン5は、シリンダヘッド5a、シリ
ンダ5bおよびクランク室5cからなり、防振マウント
13を介して車体フレーム(図示しない)に固定され
る。シリンダヘッド5aの上面には点火プラグ26が装
着される。このエンジン5のシリンダ5bの前側に排気
管14が接続される。エンジン5の後側には、エンジン
吸気系内への雪の侵入を防止し消音機能を有する樹脂製
の吸気箱15が配設される。この吸気箱15は、気化器
16が装着された吸気通路17を介してエンジン5のク
ランク室5cに接続される。シュラウド2には複数の外
気導入口18が形成され走行中にエンジン5を収容した
車体内部を冷却する。
【0010】エンジン5のシリンダ5b前側の排気管1
4の接続部近傍(排気ポート(図示しない)近傍)に制
御弁20が取付けられる。この制御弁20は、操作ケー
ブル21を介して駆動モータ22に連結される。この駆
動モータ22はステー19を介して吸気箱15の前側に
取付けられる。これらの制御弁20、操作ケーブル21
および駆動モータ22により排気時期制御装置を構成す
る。
【0011】図2および図3は、上記第1実施形態のエ
ンジン部分の詳細を示す平面図および側面図である。
【0012】エンジン5は、図2に示すように、直列3
気筒の2サイクルエンジンであり、共通のクランク軸の
軸心23が車幅方向に配設される。このエンジン5の後
側となる吸気側には吸気箱15が配置される。この吸気
箱15は、その上面に雪等の侵入を防止するエレメント
15aが装着される。吸気箱15は、内部が各気筒共通
空間となる上部材15bと、内部が各気筒ごとに隔壁
(図示にない)を介して分離された下部材15cとによ
り構成される。上部材15bは下部材15cの上端開口
面上に着脱自在に装着される。エレメント15aは上部
材15bに装着される。また、各気筒の吸気通路は、以
下のように、下部材15cに接続され、駆動モータ取付
け用のステー19は下部材15cに固着される。すなわ
ち、吸気箱15の下部材15cの前面側にゴムジョイン
ト29を介して各気筒の気化器16が接続される。各気
化器16は、内部にリード弁(図示しない)が装着され
たエンジン5の後面側の吸気導入口27にゴム製の吸気
マニホルド28を介して接続される。このような吸気通
路17を構成するゴムジョイント29やゴム製吸気マニ
ホルド28を介装することにより、吸気箱15はエンジ
ン5に対し防振的に連結され、エンジン振動の影響が抑
制される。
【0013】駆動モータ22は、このような防振構造の
吸気箱15の下部材15cの前側にステー19を介して
ボルト45により取付けられる。したがって、駆動モー
タ22に対するエンジン振動の影響が有効に抑制され
る。また、エレメント15aの点検等のために上部材1
5bを取外す場合、駆動モータ22は下部材15cに取
付けられているため、駆動モータ22は下部材15cと
ともにそのままの状態で取外す必要はない。したがっ
て、点検作業や着脱作業等が容易にでき作業性を低下さ
せることはなく、駆動モータを吸気箱の上部に取付ける
構造に比べ整備性が大きく向上する。
【0014】エンジン5のシリンダ5bの前側に排気管
14が接続される。この排気管14は、その一部を構成
する排気ジョイント24を介して各シリンダ5bの排気
ポート(図示しない)部分に接続される。排気管14は
さらにその一部を構成するマフラ25を介して共通の排
気サイレンサ(図示しない)に接続され排気ガスが外部
に放出される。このような各気筒からの3本の排気管1
4は、シリンダ5bの前側から取り出され前方で折返さ
れてエンジン5の右側に配設される。
【0015】前記駆動モータ22は、車体中心線C−C
に関し、折返された排気管14と反対側である車体左側
に設けられる。このような配置により、駆動モータ22
に対する排気管14からの熱的影響が小さくなる。この
場合、駆動モータ22は、吸気箱15の前面と、シリン
ダ5bの後面と、吸気箱15とシリンダ5bとを連結す
る吸気通路17の上面とによって囲まれた空間内に配置
される。このように、エンジン背面側の比較的温度の低
い吸気系に囲まれた空間内でしかも排気管14に対しエ
ンジン5で部分的に隠される位置に駆動モータ22を配
置することにより、排気管14からの熱がエンジン5に
より遮られて排気管14からの熱的影響が軽減し、駆動
モータ22の過熱が防止される。
【0016】また、この駆動モータ22は、シュラウド
2に設けた複数の冷却用外気導入口の内の1つの外気導
入口18(図2点線)の近傍に配置されている。これに
より、走行中駆動モータ22が外気により有効に冷却さ
れる。
【0017】図4は、上記本発明の実施形態における排
気時期制御装置の構成図である。エンジン5は、シリン
ダ5bのシリンダボア42に開口する排気ポート30が
前側に配置される。この排気ポート30に連通する排気
通路31の上部の肉厚側壁部32に制御弁20が取付け
られる。この制御弁20は、排気ポート30の上部に臨
んで矢印Bのように開閉動作可能な弁体33を有する。
弁体33はハウジング36内に挿入された弁軸37の先
端に固定される。ハウジング36は、シリンダ5bの側
壁部32に埋設されたカラー34およびガスケット43
を介してこの側壁部32にボルト(図示しない)により
固定される。
【0018】ハウジング36の内周の弁軸37の摺動面
にはオイルシール35が設けられ、ガスケット43とと
もにエンジン内部を密封しオイル漏れを防止する。弁軸
37の端部にはバネ受け40が装着されこの弁軸37に
一体的に固定されるとともにワイヤ38の端部が固定さ
れる。ハウジング36内には圧縮バネ41がその一端を
バネ受け40に当接させて装着される。この圧縮バネ4
1は、バネ受け40を介して弁軸37を常に押出す方向
に付勢し、弁体33が閉動作するように作用する。
【0019】弁軸37の端部に固定されたワイヤ38
は、ハウジング36端部に装着されたスリーブ39内を
通り、外部に取り出されて被覆され操作ケーブル21を
構成する。3気筒エンジン5の各気筒に設けた制御弁2
0からの3本のワイヤ38は、ボルト45により前述の
エンジン吸気箱に取付けられた駆動モータ22に接続さ
れる。各ワイヤ38の端部は、駆動モータ22の駆動軸
44に巻回されて固定される。この駆動モータ22は、
エンジンの運転制御部を構成するECU(図示しない)
によってその駆動が制御される。すなわち、ECUはこ
れに入力されたエンジン回転数に基づき、高回転では弁
体33が開動作して排気タイミングが早くなるように、
低回転では弁体33が閉動作して排気タイミングが遅く
なるように駆動モータ22を駆動制御する。この駆動モ
ータ22を作動させて駆動軸44を矢印D方向に回転さ
せることにより、制御弁20の圧縮バネ41に抗してワ
イヤ38を引張り弁体33を開動作させる。駆動モータ
22の作動を停止すると圧縮バネ41がワイヤを押し戻
すとともに駆動軸44を矢印Dと逆方向に回転させて弁
体33を閉動作させる。このように駆動モータ22は制
御弁20の開動作のみ行い、閉動作は制御弁20に常に
作用する圧縮バネ41により行うことにより、各制御弁
20と駆動モータ22を連結するワイヤ38は開動作用
の(または閉動作用の)ワイヤを各気筒ごとに一本のみ
備えればよく、気筒ごとに開動作および閉動作用に2本
のワイヤを用いる構造に比べ車体内のケーブルレイアウ
トが簡素化するとともに、ワイヤを介する駆動力伝達の
信頼性が高まる。これは特に多気筒エンジンの場合、気
筒ごとのケーブル簡素化の効果が大きく、また、駆動モ
ータ22を、エンジンを挟んで制御弁20と反対側に配
置することによりワイヤ38をエンジンのシリンダヘッ
ドを跨いで配設する場合に、エンジンからの熱的影響を
受ける部分が少なくなって、精度の高い開閉制御ができ
る。
【0020】次に本発明の第2〜第4の実施の形態につ
いて、図5および図6を参照して説明する。これらの実
施形態は、排気時期制御装置の駆動モータの取付け位置
を変えたものであり、その他の車体構造は前述の第1の
実施形態と同じである。図5および図6はそれぞれ前述
の図2および図3と同じ部分の車体内部構造を示す平面
図および側面図である。
【0021】エンジン5の後方の吸気箱15の後側に
は、ハンドル7のステアリング軸46(図6)を支持す
る門型フレーム48が車体フレーム(図示しない)に固
定されて備わる。ステアリング軸46は、その下端でロ
ッド47に連結され、このロッド47を介して操舵軸8
(図1)を駆動し、操舵用のスキー9(図1)を回動さ
せて車体の走行方向を制御する。門型フレーム48の中
央部にステー49が固着される。このステー49を介し
て、保持枠52に回動可能に保持されたステアリング軸
46が2本のボルト51(図5)により取付けられる。
【0022】本発明の第2の実施の形態は、この門型フ
レーム48の車体左側の縦フレーム部分に駆動モータ5
0を取付けたものである。駆動モータ50は、門型フレ
ーム48に固着されたブラケット60にボルト45によ
り固定される。この場合、駆動モータ50は、シュラウ
ド2に設けた複数の冷却用外気導入口(図示しない)に
なるべく近い位置に取付けることがエンジンからの熱的
影響を小さくする上で望ましい。この駆動モータ50
は、第1実施形態と同様に、3本の操作ケーブル21を
介して、3気筒エンジン5の各気筒に設けた制御弁20
に連結され、各制御弁20を開方向(または閉方向)の
一方に駆動する。
【0023】このように駆動モータ50を、エンジン後
方の吸気箱15のさらに後側に設けられたステアリング
軸支持用の門型フレーム48上で、排気管14と反対側
の車体左側に取付けることにより、エンジンおよび排気
管からの熱的影響を充分軽減することができるとともに
エンジン振動の影響も小さくなって、誤動作や故障のお
それが低減し安定した信頼性の高いバルブ駆動制御が達
成される。また、強度の大きい新たな支持フレームを設
けることなく、既設のフレームを利用して簡単に取付け
ることができ構造を複雑にすることはない。
【0024】また、前述の第1実施形態と異なり、気化
器上部スペースが開放されるため、気化器のセッティン
グ作業が駆動モータを取外すことなく容易に行われる。
これは特に寒冷地で使用される小型雪上車においては、
気化器のセッティングの頻度が多いため実用上大きな効
果となる。その他の構成および作用効果は前記第1実施
形態の場合と同様である。
【0025】エンジン5の車体左側の側面に無段変速機
構62が備わる。この無段変速機構62は、エンジン5
のクランク軸に直結した第1クラッチ53と、Vベルト
55を介して第1クラッチ53に連結された第2クラッ
チ54とからなる。この無段変速機構62の上部はアル
ミニウム製のカバー56で覆われる。第2クラッチ54
の出力軸61は車体右側の減速機(図示しない)に連結
され、ここから駆動輪10(図1)に回転力を伝達して
トラック12を駆動する。
【0026】本発明の第3の実施の形態は、排気時期制
御装置の駆動モータ51を、この動力伝達機構を構成す
るエンジン左側面の無断変速機構62のカバー56上に
設けたものである。この駆動モータ51は、ステー57
を介してボルト45によりカバー56の上面に固定され
る。このように既設のカバー56の上面を利用して駆動
モータ51を取付けることにより、構造を複雑にするこ
となくエンジン振動や熱の影響を軽減することができ
る。また、このカバー56はアルミニウム製であり、熱
伝導率が大きく、放熱性が高い。したがって、駆動モー
タの放熱性が向上し駆動モータの熱が効率よく放散され
過熱が防止される。その他の構成および作用効果は前記
第2実施形態と同様である。
【0027】車体前端部のシュラウド内にはフロントバ
ンパー58が備わる。本発明の第4の実施の形態は、排
気時期制御装置の駆動モータ52をこのフロントバンパ
ー58の車体左側部分に設けたものである。駆動モータ
52は、フロントバンパー58に固着されたステー59
を介してボルト45によりフロントバンパー58に取付
けられる。このように既設のフロントバンパー58を利
用して駆動モータ52を取付けることにより、構造を複
雑にすることなくエンジン振動や熱の影響を軽減するこ
とができる。その他の構成および作用効果は前記第2実
施形態と同様である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、排気管がエンジンの前側から取り出されてエンジン
の一方の側方に配設された構成において、排気管の反対
側に排気時期制御装置の駆動モータが設けられるため、
駆動モータに対する排気管からの熱的影響が抑制され、
これによりエンジン排気熱からの過熱による故障や誤動
作のおそれが低減して安定した信頼性の高い動作が達成
される。
【0029】また、エンジンに対し防振構造を介した既
設部材あるいはエンジンから分離した既設部材に駆動モ
ータを取付けることにより、構造を複雑にすることなく
エンジン振動の影響を有効に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される小型雪上車の全体構成
図。
【図2】 図1の小型雪上車の車体前部の内部構造を示
す平面図。
【図3】 図2の側面図。
【図4】 本発明に係る排気時期制御装置の構成図。
【図5】 本発明の別の実施形態の配置を示す図2と同
じ部分の平面図。
【図6】 図5の側面図。
【符号の説明】
1:小型雪上車、2:シュラウド、5:エンジン、7:
ハンドル、14:排気管、15:吸気箱、16:気化
器、17:吸気通路、18:外気導入口、19:ステ
ー、20:制御弁、21:操作ケーブル、22:駆動モ
ータ、23:クランク軸心、24:排気ジョイント、2
5:マフラー、26:点火プラグ、27:吸気導入口、
28:吸気マニホルド、29:ゴムジョイント、30:
排気ポート、31:排気通路、32:側壁部、33:弁
体、34:カラー、35:オイルシール、36:ハウジ
ング、37:弁軸、38:ワイヤ、39:スリーブ、4
0:バネ受け、41:圧縮バネ、42:シリンダボア、
43:ガスケット、44:駆動軸、45:ボルト、4
6:ステアリング軸、48:門型フレーム、50,5
1,52:駆動モータ、56:カバー、57:ステー、
58:フロントバンパー、59:ステー、60:ブラケ
ット。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランク軸を車両幅方向に配置
    し、 このエンジンのシリンダ前側から取り出した排気管を前
    方で折返して車両中心線の一方の側に配設した小型雪上
    車の排気時期制御装置であって、 前記排気管のシリンダからの取り出し部に装着された弁
    体と、 この弁体に連結された操作ケーブルと、 この操作ケーブルに連結された駆動モータとを具備した
    小型雪上車の排気時期制御装置において、 前記駆動モータを、前記車両中心線に関し前記折返され
    た排気管の反対側に配置したことを特徴とする小型雪上
    車の排気時期制御装置。
  2. 【請求項2】前記操作ケーブルは、前記駆動モータの回
    転動作により前記弁体を開方向または閉方向の一方に移
    動させる単一のケーブルからなり、この操作ケーブルを
    戻り動作させるための復帰スプリングを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の小型雪上車の排気時期制御装
    置。
  3. 【請求項3】車体内部に外気を取入れるための外気導入
    口が車体カバーに形成され、この外気導入口に近接した
    位置に前記駆動モータを配置したことを特徴とする請求
    項1または2に記載の小型雪上車の排気時期制御装置。
  4. 【請求項4】前記駆動モータは、エンジン後方に設けた
    吸気箱の前面と、シリンダの後面と、吸気箱とシリンダ
    とを連結する吸気通路の上面とによって囲まれた空間内
    に配置されたことを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の小型雪上車の排気時期制御装置。
  5. 【請求項5】エンジン後方にステアリング軸を支持する
    支持フレームを有し、この支持フレームに前記駆動モー
    タを取付けたことを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の小型雪上車の排気時期制御装置。
  6. 【請求項6】前記エンジンの側方に前記クランク軸に連
    結された動力伝達機構が備わり、この動力伝達機構の上
    側を覆うカバーの上面に前記駆動モータを取付けたこと
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の小型雪上車
    の排気時期制御装置。
  7. 【請求項7】車体カバー内部に設けたフロントバンパー
    に前記駆動モータを取付けたことを特徴とする請求項
    1、2または3に記載の小型雪上車の排気時期制御装
    置。
JP9319680A 1997-11-20 1997-11-20 小型雪上車の排気時期制御装置 Pending JPH11153035A (ja)

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