JP2597437Y2 - 集合住宅用インターホン装置 - Google Patents

集合住宅用インターホン装置

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JP2597437Y2
JP2597437Y2 JP1993070667U JP7066793U JP2597437Y2 JP 2597437 Y2 JP2597437 Y2 JP 2597437Y2 JP 1993070667 U JP1993070667 U JP 1993070667U JP 7066793 U JP7066793 U JP 7066793U JP 2597437 Y2 JP2597437 Y2 JP 2597437Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は集合住宅用インターホン
装置に係わり、特に、機械接点を使用せず、信頼性が高
く、かつ施工時における勘違いによる誤操作が惹起する
のを防止した集合住宅用インターホン装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、集合住宅用インターホン装置
は、図3に示すように、集合玄関映像信号f2及び集合
玄関呼出データf3を出力するカメラ付き集合玄関機3
1、制御機32、集合玄関の映像・呼出データ分岐器3
3・・・・・・が備えられ、居室機Rm1にはカメラ付き居室
玄関子機22、呼出データ受信器21、映像信号切換回
路23、テレビモニター25、第1の居室親機27が設
けられている。
【0003】また、居室機Rm2にはカメラ付き居室玄
関子機22、映像信号切換回路23、テレビモニター2
5、呼出データ受信器21を内蔵した第2の居室親機2
8が設けられている。映像信号切換回路23は、居室玄
関の映像・呼出データ分岐器23c、映像信号切換クロ
スポイントスイッチ23b、データバッフアー23a、
切換接点が電源+Bに接続された第1、第2居室親機切
換スイッチ24、居室CPU30で構成されている。
【0004】居室玄関の映像・呼出データ分岐器23c
の入力側は居室玄関映像信号f1及び居室玄関呼出デー
タf4を出力するカメラ付き居室玄関子機22が接続さ
れ、呼出データ・音声側は端子TD1に接続され、映像
信号出力側は映像信号切換クロスポイントスイッチ23
bの一方の入力側に接続される。映像信号切換クロスポ
イントスイッチ23bの他方の入力側には映像・呼出デ
ータ分岐器33のそれぞれの映像信号出力側が接続さ
れ、映像信号切換クロスポイントスイッチ23bの出力
側はテレビモニター25に接続されている。
【0005】呼出データ受信器21からの集合玄関呼出
データが入力されるデータバッフアー23aは居室CP
U30の制御入力側に接続されている。居室機Rm1に
設けられた第1の居室親機27は、通話回路26、リン
ガ26a、送受器26bで構成されている。映像・呼出
データ分岐器33の呼出データ・音声側は呼出データ受
信器21を介して通話回路26及び映像信号切換回路2
3のデータバッフアー23aと接続され、通話回路26
はリンガ26a及び送受器26bと接続されている。通
話回路26は、映像信号切換回路23の端子TD1に接
続されている。
【0006】居室機Rm2に設けられた第2の居室親機
28は、通話回路26、リンガ26a、送受器26b及
び呼出データ受信器21で構成され、映像・呼出データ
分岐器33の呼出データ・音声側はが呼出データ受信器
21を介して通話回路26及び映像信号切換回路23の
データバッフアー23aと接続され、通話回路26はリ
ンガ26a及び送受器26bと接続されている。
【0007】また通話回路26は映像信号切換回路23
の端子TD1に接続されている。カメラ付き集合玄関機
31は制御機32と接続され、制御機32は映像・呼出
データ分岐器33・・・・・・と接続され、カメラ付き集合玄
関機31で生成された集合玄関映像信号f2及び集合玄
関呼出データf3は映像・呼出データ分岐器33・・・・・・
を経由して居室機Rm1及び居室機Rm2へ送出される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】このような集合住宅用
インターホン装置では、居室機Rm1及び居室機Rm2に
設けられた第1、第2の居室親機27、28は相互に回
路構成が異なるため、この両者を判別するため映像信号
切換回路23に機械接点で構成された第1、第2居室親
機切換スイッチ24を設けなければならないという難点
がある。
【0009】更に、機械接点を使用すると、機械接点そ
のものの信頼性が低く、かつ施工時における勘違いによ
る誤操作を惹起するという難点がある。
【0010】
【目的】本考案は上述した難点に鑑みなされたもので、
機械接点を使用せず、信頼性が高く、かつ施工時におけ
る勘違いによる誤操作を惹起しない集合住宅用インター
ホン装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案の集合住宅用インターホン装置は、集合玄関映
像信号及び集合玄関呼出データを出力するカメラ付き集
合玄関機と、カメラ付き集合玄関機に接続され集合玄関
映像信号及び集合玄関呼出データを複数の映像・呼出デ
ータ分岐器へ出力する制御機と、映像・呼出データ分岐
器にそれぞれ接続された第1、第2の居室機とを設け、
第1、第2の居室機は、居室玄関映像信号及び居室玄関
呼出データを出力するカメラ付き居室玄関子機、居室玄
関映像信号と集合玄関映像信号とを切換える映像信号切
換回路、切換えられた映像信号をモニターするテレビモ
ニターをそれぞれ備え、第1の居室機は、映像・呼出デ
ータ分岐器から分岐された集合玄関呼出データを受信す
る呼出データ受信器と第1の居室親機とを備え、第2の
居室機は、映像・呼出データ分岐器から分岐された集合
玄関呼出データを受信する呼出データ受信器を内蔵する
第2の居室親機を備え、第1、第2の居室親機は、集合
玄関呼出データ及び居室玄関呼出データにより動作する
リンガ及び送受器をそれぞれ有し、映像信号切換回路
は、それぞれ第1の居室親機及び第2の居室親機を判別
する判別手段を有するものである。
【0012】
【作用】カメラ付き集合玄関機から集合玄関映像信号及
び集合玄関呼出データが制御機を経由して映像・呼出デ
ータ分岐器へ送出され、映像側から送出される集合玄関
映像信号とカメラ付き居室玄関子機から出力される居室
玄関映像信号とは映像信号切換回路で切換えられてテレ
ビモニターへ送出される。
【0013】映像・呼出データ分岐器の呼出データ側か
ら送出される集合玄関呼出データは第1の居室親機では
外部に設けられた呼出データ受信器を介してリンガ及び
送受器へ送出される。更に集合玄関呼出データは映像信
号切換回路に設けられた判別手段で第1の居室親機が接
続されていることを判別させる。
【0014】呼出データ受信器を内蔵した第2の居室親
機では集合玄関呼出データは呼出データ受信器を経由し
て判別手段へ送出され、判別手段で第2の居室親機とし
て判別される。この判別手段において、第1の居室親
機、第2の居室親機の何れが判別入力回路に接続されて
いるかによって居室親機の種別が居室CPUで判別され
る。
【0015】
【実施例】以下、本考案による集合住宅用インターホン
装置の一実施例を図1に従って詳述する。本考案による
集合住宅用インターホン装置は、図1に示すように、集
合玄関映像信号f2及び集合玄関呼出データf3を出力す
るカメラ付き集合玄関機11と、カメラ付き集合玄関機
に接続され集合玄関映像信号及び集合玄関呼出データを
映像・呼出データ分岐器13・・・へ出力する制御機12
とを有している。
【0016】第1の居室機Rm1は、映像・呼出データ
分岐器から分岐された集合玄関呼出データを受信する呼
出データ受信器1、居室玄関映像信号f1及び居室玄関
呼出データf4を出力するカメラ付き居室玄関子機2、
居室玄関映像信号と集合玄関映像信号とを切換える映像
信号切換回路3、切換えられた映像信号をモニターする
テレビモニター5、集合玄関呼出データ及び居室玄関呼
出データにより動作するリンガ6a及び送受器6bを有
する第1の居室親機7を備えている。
【0017】第2の居室機Rm2は、居室玄関映像信号
f1及び居室玄関呼出データf4を出力するカメラ付き居
室玄関子機2、居室玄関映像信号と集合玄関映像信号と
を切換える映像信号切換回路3、切換えられた映像信号
をモニターするテレビモニター5、映像・呼出データ分
岐器から分岐された集合玄関呼出データを受信する呼出
データ受信器1を内蔵し、集合玄関呼出データ及び居室
玄関呼出データにより動作するリンガ6a及び送受器6
bを有する第2の居室親機8を備えている。
【0018】映像信号切換回路3は第1の居室親機及び
第2の居室親機を判別する判別手段として判別入力回路
4、居室CPU10を有する。映像信号切換回路3は、
上記の判別入力回路4、居室CPU10に加え、居室玄
関の映像・呼出データ分岐器3c、映像信号切換クロス
ポイントスイッチ3b、データバッフアー3aで構成さ
れている。
【0019】居室玄関の映像・呼出データ分岐器3cの
入力側は居室玄関映像信号f1及び居室玄関呼出データ
f4を出力するカメラ付き居室玄関子機2が接続され、
呼出データ・音声側は端子TD1に接続され、映像信号
出力側は映像信号切換クロスポイントスイッチ3bの一
方の入力側に接続される。映像信号切換クロスポイント
スイッチ3bの他方の入力側には映像・呼出データ分岐
器13のそれぞれの映像信号出力側が接続され、映像信
号切換クロスポイントスイッチ3bの出力側はテレビモ
ニター5に接続されている。
【0020】呼出データ受信器1からの集合玄関呼出デ
ータが入力されるデータバッフアー3aは居室CPU1
0の制御入力側に接続されている。第1の居室機Rm1
に設けられた第1の居室親機7は、通話回路6、リンガ
6a、送受器6bで構成され、リンガ6a、送受器6b
が接続された通話回路6は映像信号切換回路3の端子T
D1と映像信号切換回路3に設けられた判別入力回路4
の端子TD2と接続される。また、通話回路6は呼出デ
ータ受信器1を介して映像・呼出データ分岐器13の呼
出データ・音声側と接続される。
【0021】第2の居室機Rm2に設けられた第2の居
室親機8は、呼出データ受信器1を内蔵し、通話回路
6、リンガ6a、送受器6bで構成され、リンガ6a、
送受器6bが接続された通話回路6は映像信号切換回路
3の端子TD1と接続されるが、第1の居室親機7とは
異なり判別入力回路4の端子TD2とは接続されていな
い。また、通話回路6は内蔵した呼出データ受信器1を
介して映像・呼出データ分岐器13の呼出データ・音声
側と接続される。
【0022】カメラ付き集合玄関機11は制御機12と
接続され、制御機12は映像・呼出データ分岐器13・・
・・・・と接続され、カメラ付き集合玄関機11で生成され
た集合玄関映像信号f2及び呼出データf3は映像・呼出
データ分岐器13・・・・・・を経由して第1の居室機Rm1
及び第2の居室機Rm2へ送出される。判別入力回路4
は、図2に示すように、抵抗R1〜R4、コンデンサC
1、トランジスタTR1の電子回路で構成されている。一
端が電源+Bが接続された抵抗R1の他端は、トランジ
スタTR1のコレクタ、エミッタを介して基準電位点と
接続されている。ベースは抵抗R4を介して映像信号切
換回路3に設けられた端子TD2及び一端が基準電位点
と接続されているコンデンサC1と接続されている。
【0023】トランジスタTR1のエミッタとベースの
間には抵抗R3が接続され、コレクタは抵抗R2を介して
映像信号切換回路3のデータバッフアー3aが接続され
た居室CPU10の制御側と接続されている。このよう
に構成された集合住宅用インターホン装置において、第
1の居室機Rm1では、カメラ付き集合玄関機11から
集合玄関映像信号f2及び集合玄関呼出データf3が制御
機12を経由して映像・呼出データ分岐器13へ送出さ
れ、映像側から送出される集合玄関映像信号f2とカメ
ラ付き居室玄関子機2から出力され映像・呼出データ分
岐器3cから入力される居室玄関映像信号f1とは、映
像信号切換回路3の映像信号切換クロスポイントスイッ
チ3bで切換えられてテレビモニター5へ送出される。
【0024】カメラ付き集合玄関機11から制御機12
を経由して映像・呼出データ分岐器13から送出される
集合玄関呼出データf3は外部に設けられた呼出データ
受信器1を介して、またカメラ付き居室玄関子機2から
送出される居室玄関呼出データf4は映像・呼出データ
分岐器3c、端子TD1を介して通話回路6よりリンガ
6a及び送受器6bへ送出される。
【0025】ここで、第1の居室親機7において呼出デ
ータ受信器1からの集合玄関呼出データf3は映像信号
切換回路3の判別入力回路4が接続された端子TD2に
印加されているので、集合玄関呼出データf3が端子T
D2に印加されると、判別入力回路4のトランジスタT
R1のベースに抵抗R4を介してベース電流が流れ、トラ
ンジスタTR1がオンとなる。トランジスタTR1がオン
になると、抵抗R2が接続された居室CPU10の制御
側はHレベルからLレベルに変り、居室CPU10は映
像信号切換回路3の端子TD1、TD2に接続された居室
親機が呼出データ受信器1を外部に設けた第1の居室親
機7であると判別する。このための判別手段として判別
入力回路4、居室CPU10は、判別入力回路4の端子
TD2に接続された居室親機を呼出データ受信器1を外
部に設けた第1の居室親機7として判別し、居室CPU
10は、外部に設けた居室親機のための通信、制御等を
行なう。
【0026】一方、第2の居室機Rm2では、第2の居
室親機8が呼出データ受信器1を内蔵しており、映像・
呼出データ分岐器13の呼出データ側から送出される集
合玄関呼出データf3は、内蔵された呼出データ受信器
1、通話回路6よりを介してリンガ6a及び送受器6b
へ送出される。この場合、集合玄関呼出データf3は判
別入力回路4には印加されないので、居室CPU10の
制御側はHレベルのままであり、居室CPU10は映像
信号切換回路3の端子TD1のみに居室親機を呼出デー
タ受信器1を内蔵した第1の居室親機7であると判別す
る。このため居室CPU10は入力回路4に接続されて
いない居室親機を呼出データ受信器1を内蔵した第2の
居室親機8として通信、制御等を行なう。
【0027】本考案の集合住宅用インターホン装置によ
れば、第1の居室機Rm1及び第2の居室機Rm2に設け
られた第1、第2の居室親機7、8が呼出データ受信器
1を内蔵したか外部に取り付けたかという点で相互に回
路構成が異なっており、この回路構成が異なった居室親
機に対処するにあたり、映像信号切換回路3に設けた第
1、第2居室親機判別手段4、10において両者を判別
することにより、回路構成の相違に応じてそれぞれの通
信、制御等を行なうことができる。
【0028】
【効果】以上の説明からも明らかなように、本考案の集
合住宅用インターホン装置によれば、機械接点を使用せ
ず、信頼性が高く、かつ施工時における勘違いによる誤
操作を惹起しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集合住宅用インターホン装置の一
実施例を示すブロック図。
【図2】本発明による集合住宅用インターホン装置に使
用する判別入力回路の回路図。
【図3】従来の集合住宅用インターホン装置のブロック
図。
【符号の説明】
1・・・・・・呼出データ受信器 2・・・・・・カメラ付き居室玄関子機 3・・・・・・映像信号切換回路 4・・・・・・判別入力回路(判別手段) 5・・・・・・テレビモニター 6a・・・・・・リンガ 6b・・・・・・送受器 7・・・・・・第1の居室親機 8・・・・・・第2の居室親機 10・・・・・・居室CPU(判別手段) 11・・・・・・カメラ付き集合玄関機 12・・・・・・制御機 13・・・・・・映像・呼出データ分岐器 Rm1・・・・・・第1の居室機 Rm2・・・・・・第2の居室機 f1・・・・・・居室玄関映像信号 f2・・・・・・集合玄関映像信号 f3・・・・・・集合玄関呼出データ f4・・・・・・居室玄関呼出データ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合玄関映像信号(f2)及び集合玄関呼
    出データ(f3)を出力するカメラ付き集合玄関機(1
    1)と、前記カメラ付き集合玄関機に接続され前記集合
    玄関映像信号及び前記集合玄関呼出データを複数の映像
    ・呼出データ分岐器(13・・・)へ出力する制御機(1
    2)と、前記映像・呼出データ分岐器にそれぞれ接続さ
    れた第1、第2の居室機(Rm1、Rm2)とを設け、 前記第1、第2の居室機は、居室玄関映像信号(f1)
    及び居室玄関呼出データ(f4)を出力するカメラ付き
    居室玄関子機(2)、前記居室玄関映像信号と前記集合
    玄関映像信号とを切換える映像信号切換回路(3)、切
    換えられた映像信号をモニターするテレビモニター
    (5)をそれぞれ備え、 前記第1の居室機は、前記映像・呼出データ分岐器から
    分岐された集合玄関呼出データを受信する呼出データ受
    信器(1)と第1の居室親機(7)とを備え、前記第2
    の居室機は、前記映像・呼出データ分岐器から分岐され
    た集合玄関呼出データを受信する前記呼出データ受信器
    を内蔵する第2の居室親機(8)を備え、 前記第1、第2の居室親機は、前記集合玄関呼出データ
    及び前記居室玄関呼出データにより動作するリンガ(6
    a)及び送受器(6b)をそれぞれ有し、 前記映像信号切換回路は、それぞれ前記第1の居室親機
    及び前記第2の居室親機を判別する判別手段(4、1
    0) を有することを特徴とする集合住宅用インターホン
    装置。
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