JP2000286973A - インターホンシステム - Google Patents

インターホンシステム

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JP2000286973A
JP2000286973A JP11090362A JP9036299A JP2000286973A JP 2000286973 A JP2000286973 A JP 2000286973A JP 11090362 A JP11090362 A JP 11090362A JP 9036299 A JP9036299 A JP 9036299A JP 2000286973 A JP2000286973 A JP 2000286973A
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Takatoshi Yamagishi
貴俊 山岸
Takaharu Ouchi
隆治 大内
Takashi Tsuda
崇 都田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、各装置間で送受信される信号
へのノイズの影響を確実に抑え、伝送品質を確保するこ
とのできるインターホンシステムを提供する。 【解決手段】 各住戸にそれぞれ設置された住戸インタ
ーホン1と、集合住宅の共同玄関に設置された集合玄関
インターホンと、集合住宅に設けられ住戸インターホン
1および集合玄関インターホンの通信信号および音声信
号の送受信を制御する通話制御装置4とを備えてなり、
各住戸インターホン1および通話制御装置4は、電気的
に絶縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラ9
を有する通信信号を送受信するための入出力回路A1,
A2を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の住戸からな
る集合住宅に設けられたインターホンシステムに係り、
さらに詳しくは、インターホンシステムを構成する各装
置間で送受信される信号、特にアナログ信号に対するノ
イズを防ぐことができるインターホンシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、例えばマンションおよびアパート
の如き集合住宅においては、その集合住宅の例えば1階
に設けられた共同玄関のドアの近傍に設置されたカメラ
付き集合玄関インターホン(集合玄関機)と、各住戸に
それぞれ設置されたモニタ付き住戸インターホンと、集
合住宅の例えば管理室に設置された通話制御装置および
映像制御装置とを有するインターホンシステムが備えら
れている。
【0003】そして、例えば来訪者が共同玄関先に設置
された集合玄関インターホンで訪問先の住戸番号を入力
して呼び出し操作を行うと、呼出信号が通話制御装置を
介して呼び出された住戸の住戸インターホンに送られ、
同時に集合玄関インターホンのカメラが来訪者を撮像
し、映像信号が映像制御装置を介して呼び出された住戸
の住戸インターホンのモニタに送られ、来訪者が映し出
される。ついで、居住者が住戸インターホンの送受話器
をあげると、通話制御装置を介して来訪者および居住者
の間での通話が可能となる。また、居住者による住戸イ
ンターホンでの共同玄関のドアの解錠操作を行うと、集
合玄関インターホンを介して共同玄関のドアが開放さ
れ、来訪者が集合住宅内に入館可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のイ
ンターホンシステムは、通信線、通話線または映像線で
ある制御線によって、カメラ付き集合玄関インターホ
ン、モニタ付き住戸インターホン、通話制御装置および
映像制御装置の各装置が接続されており、この制御線を
介して各装置間での信号(通信信号、音声信号、映像信
号)の送受信が行われている。なお、通信線を介して送
受信される呼出信号等の通信信号はディジタル信号であ
り、通話線を介して送受信される音声信号および映像線
を介して送受信される映像信号はアナログ信号である。
【0005】ここで、図5に従来のインターホンシステ
ムに係る住戸インターホンおよび通話制御装置の通信信
号の入出力回路図を示す。図において、住戸インターホ
ン1の入出力端子t1,t2は、住戸インターホン1の
入出力回路1Aを介してその入出力回路1Aの接続端子
t3,t4に接続され、通話制御装置4の入出力端子t
5,t6は、通話制御装置4の入出力回路4Aを介して
その入出力回路4Aの接続端子t7,t8に接続されて
いる。また、住戸インターホン1の接続端子t3,t4
と通話制御装置4の接続端子t7,t8とは通信線Lを
介して接続され、これにより、住戸インターホン1のグ
ランドG1と通話制御装置4のグランドG2とは、通信
線Lを介して接続されている。そして、通信線Lにおい
て、通信信号の送受信が行われていないとき(電流が流
れていないとき)は、住戸インターホン1のグランドG
1の電位VG1と通話制御装置4のグランドG2の電位
VG2とは同じ(VG1=VG2)となる。
【0006】しかしながら、通話制御装置4から住戸イ
ンターホン1に、あるいは、住戸インターホン1から通
話制御装置4に、通信信号(ディジタル信号)が送出さ
れると、図6に示すように、住戸インターホン1のグラ
ンドG1の電位VG1および通話制御装置4のグランド
G2の電位VG2は、互いの空間電位を揺らし合ってし
まい変動する。この時、図7に示すように、ディジタル
信号である通信信号は、空間電位の揺れに対してほとん
ど影響を受けないが、アナログ信号である映像信号およ
び音声信号は、アナログ波形にノイズが入り、空間電位
の揺れに対して影響を受けてしまう。これにより、住戸
インターホン1のモニタに映る映像が乱れたり、住戸イ
ンターホン1に届けられる音声が聞こえにくくなるなど
の問題があった。
【0007】そこで、このような問題を解決するため
に、アナログ信号に影響を与える空間電位の揺れ、つま
りアナログ波形に入るノイズをカットするノイズフィル
タを、各装置の信号が入出力される端子の出入口にそれ
ぞれ設けることが考えられるが、各装置の全ての端子の
出入口にノイズフィルタを設けると、部品点数が増えて
しまい装置全体がコストアップになってしまうという問
題があった。また、ディジタル信号(制御パルス信号)
に対してノイズフィルタをかけてしまうと、今まで影響
を受けていなかったディジタル信号の波形が削られて歪
んでしまい、逆に信号の伝送品質を低下させてしまうと
いう問題もあった。
【0008】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、簡単な構造で、各装置間で送受信
される信号に対するコモンモードでのノイズの影響を確
実に抑えて、伝送品質を確保することのできるインター
ホンシステムを提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインターホ
ンシステムは、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置された
住戸インターホンと、集合住宅の共同玄関に設置された
集合玄関インターホンと、集合住宅に設けられ住戸イン
ターホンおよび集合玄関インターホンの通信信号および
音声信号の送受信を制御する通話制御装置とを備えてな
り、各住戸インターホンおよび通話制御装置は、電気的
に絶縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを
有する通信信号を送受信するための入出力回路を備えた
ものである。
【0010】本発明に係るインターホンシステムは、集
合住宅の各住戸にそれぞれ設置されモニタを有する住戸
インターホンと、集合住宅の共同玄関に設置されカメラ
を有する集合玄関インターホンと、集合住宅に設けら
れ、カメラからの映像信号をモニタへ送信する映像制御
装置を有し、住戸インターホンおよび集合玄関インター
ホンの通信信号および音声信号の送受信を制御する通話
制御装置とを備えてなり、各住戸インターホンおよび通
話制御装置は、電気的に絶縁されかつ信号の授受を行う
ためのフォトカプラを有する通信信号を送受信するため
の第1の入出力回路を備えるとともに、各住戸インター
ホンおよびモニタは、電気的に絶縁されかつ信号の授受
を行うためのフォトカプラを有する住戸インターホンか
らモニタに通信信号を出力するための第1の出力回路を
備え、通話制御装置および映像制御装置は、電気的に絶
縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを有す
る通話制御装置から映像制御装置に通信信号を出力する
ための第2の出力回路を備えたものである。
【0011】また、本発明に係るインターホンシステム
は、集合住宅に設けられた管理室に設置され、映像制御
装置を介してカメラからの映像信号を受信するモニタを
有し、通話制御装置によって通信信号および音声信号が
制御される管理室インターホンを備え、管理室インター
ホンおよび通話制御装置は、電気的に絶縁されかつ信号
の授受を行うためのフォトカプラを有する通信信号を送
受信するための第2の入出力回路を備えるとともに、管
理室インターホンおよびモニタは、電気的に絶縁されか
つ信号の授受を行うためのフォトカプラを有する管理室
インターホンからモニタに通信信号を出力するための第
3の出力回路を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用されるインタ
ーホンシステムの構成を示す系統図、図2は本発明の実
施の形態の概念を示す模式図、図3は図2のA部分の回
路図である。
【0013】図1において、1は集合住宅の各住戸にそ
れぞれ設置されたモニタ2を有する住戸インターホン
で、集合住宅の共同玄関に設けられたドアを解錠させる
機能と、自住戸の玄関ドアの近傍に設けられたドアホン
および共同玄関との通話機能と、火災、ガス漏れおよび
防犯等の警報機能と、住戸内に設置された火災感知器の
ドアホンを介しての遠隔試験機能等とを備えている。ま
た、モニタ2には、後述する集合玄関インターホンのカ
メラで撮像された映像、例えば集合玄関インターホンを
操作している来訪者の顔付近の映像が映し出される。3
は集合住宅の管理室に設置されたモニタ2を有する管理
室インターホンで、共同玄関のドアを解錠させる機能
と、各住戸および共同玄関との通話機能と、各住戸にお
ける火災、ガス漏れおよび防犯等の警報機能と、各住戸
への個別放送または集合住宅内での一斉放送機能等とを
備えている。
【0014】4は集合住宅の例えば管理室に設置された
映像制御装置5を有する通話制御装置で、各住戸、管理
室および共同玄関における通話および通信制御機能と、
共同玄関のドアの解錠指令制御機能等とを備えている。
また、映像制御装置5は、集合玄関インターホンのカメ
ラが捕らえた映像を、各住戸の住戸インターホン1のモ
ニタ2および管理室インターホン3のモニタ2に映し出
させる映像制御機能を備えている。6は集合住宅の例え
ば1階にある共同玄関先に設置されたカメラ7を有する
集合玄関インターホンで、定常時には鎖錠状態となって
いる共同玄関のドアを解錠させる機能と、各住戸との通
話機能等とを備えている。また、カメラ7は、例えば集
合玄関インターホン6を操作している来訪者の顔付近を
映す。8は各住戸インターホン1および管理室インター
ホン3のそれぞれのモニタ2に対応して設置された映像
アダプタで、スイッチを切り換えることによって対応す
るモニタ2に電源を供給し映像制御装置5からの映像信
号を送信するものである。
【0015】また、通話制御装置4は、通信線L11,
L12,L13および通話線L21,L22,L23を
介して各住戸インターホン1、管理室インターホン3お
よび集合玄関インターホン6に接続され、映像制御装置
5は、映像線L31,L32,L33を介して各住戸、
管理室のモニタ2および集合玄関インターホン6(カメ
ラ7)に接続されており、ディジタル信号である呼出信
号等の通信信号は通信線L11,L12,L13を介し
て送受信され、アナログ信号である音声信号は通話線L
21,L22,L23、同じくアナログ信号である映像
信号は映像線L31,L32,L33を介して送受信さ
れる。
【0016】そして、上述した各住戸インターホン1、
管理室インターホン3、通話制御装置4、映像制御装置
5、集合玄関インターホン6および各映像アダプタ8に
よって、インターホンシステム10が構成される。な
お、管理室インターホン3は通話制御装置4と一体に構
成してもよく、管理室が設けられていない集合住宅では
管理室インターホン3を省略し、通話制御装置4のみを
集合住宅の適宜な場所に設置してもよい。
【0017】ここで、まず、インターホンシステム10
の動作について、図1を参照しながら住戸インターホン
1と集合玄関インターホン6との間の例で説明する。例
えば来訪者が共同玄関に設置されている集合玄関インタ
ーホン6の操作部のテンキー(図示せず)を操作し、訪
問先の住戸番号例えば201を入力して操作部の呼出ボ
タン(図示せず)を押すと、入力された住戸番号201
を含む呼出信号(通信信号)が、集合玄関インターホン
6から通信線L13を介して通話制御装置4に出力さ
れ、来訪者は訪問先からの応答を待つ。
【0018】通話制御装置4は、集合玄関インターホン
6からの呼出信号(通信信号)を受信すると、呼出信号
(通信信号)を、通話線L11を介して訪問先(住戸番
号201)である住戸の住戸インターホン1に送出する
とともに、映像制御装置5に映像線接続信号(通信信
号)を出力する。映像制御装置5は、接続スイッチ5a
を接続して集合玄関インターホン6のカメラ7を起動さ
せ、撮像した来訪者の映像信号を映像線L33から映像
線L31に送る。
【0019】訪問先(住戸番号201)である住戸の住
戸インターホン1は、通話制御装置4からの呼出信号
(通信信号)を受信すると、住戸インターホン1の図示
しないスピーカから呼出音を発する。これと同時に、住
戸インターホン1は、その住戸インターホン1に対応す
る映像アダプタ8の接続スイッチ8aを接続させてモニ
タ2を起動し、モニタ2に映像制御装置5から映像線L
31,L32を介して送られてきた映像信号による映像
を映し出す。ついで、居住者によって住戸インターホン
1に設けられた送受話器1cが取り上げられ、送受話器
1cにより押下されていたフック(図示せず)が開放さ
れると、住戸インターホン1は、接続スイッチ1dを接
続するとともに、通話応答信号(通信信号)を、通信線
L11を介して通話制御装置4に送出する。
【0020】通話制御装置4は、住戸インターホン1か
らの応答信号(通信信号)を受信しると、集合玄関イン
ターホン6に通話指令信号(通信信号)を通信線L13
を介して出力する。
【0021】集合玄関インターホン6は、通話制御装置
4からの通話指令信号(通信信号)を受信すると、接続
スイッチ6aを接続して通話線L23,L21による通
話路を形成し、集合玄関インターホン6のマイクおよび
スピーカ(図示せず)を起動させ、来訪者および居住者
との間の通話を可能にする。また、住戸インターホン1
の図示しない解錠ボタンが押されると、住戸インターホ
ン1から解除指令信号(通信信号)が通信線L11、通
話制御装置4および通信線L13を介して集合玄関イン
ターホン6に出力され、解錠指令信号(通信信号)を受
信した集合玄関インターホン6は、共同玄関のドアを開
放し、来訪者の入館を可能とする。
【0022】そして、通話が終了して住戸インターホン
1の送受話器1cが元に戻されフックが閉塞されると、
住戸インターホン1は、接続スイッチ1dを開放し、通
話終了信号(通信信号)を通信線L11を介して通話制
御装置4に出力する。通話制御装置4は、通話終了信号
(通信信号)を受信すると、集合玄関インターホン6に
通話終了指令信号(通信信号)を通信線L13を介して
出力するとともに、映像制御装置5に映像線解放信号
(通信信号)を出力する。映像制御装置5は、接続スイ
ッチ5aを開放して映像線L31,L33の接続を解放
する。また、通話終了指令信号(通信信号)を受信した
集合玄関インターホン6は、接続スイッチ6aを開放し
て通話線L21,L23の接続を解放し、居住者と来訪
者との通話路を遮断する。
【0023】上記の説明によりインターホンシステム1
0の動作が明らかになったところで、次に図2および図
3について説明する。図2において、A1およびA2は
通信線L11を介して接続されている住戸インターホン
1および通話制御装置4の通信信号を入出力するための
入出力回路、Bは住戸インターホン1からモニタ2に通
信信号を出力するための出力回路、Cは通話制御装置4
から映像制御装置5に通信信号を出力するための出力回
路で、入出力回路A1,A2および出力回路B,Cは、
相互の装置を電気的に絶縁し、かつ信号を授受するため
のフォトカプラ9を備えている。なお、図2の入出力回
路A1,A2および出力回路B,Cは、それぞれの装置
内に内蔵されているものであるが、説明の便宜上外付け
して図示している。
【0024】また、図3において、1aは入出力端子t
1,t2を有する住戸インターホン1のマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンという)、4aは入出力端子t
5,t6を有する通話制御装置4のマイコンである。t
3,t4,t7,t8は住戸インターホン1の入出力回
路A1および通話制御装置4の入出力回路A2の接続端
子で、抵抗R1を有する通信線L11を介してそれぞれ
接続されている。9a〜9dはフォトカプラ、T1〜T
6はトランジスタ、ZDはツェナーダイオード、RGは
レギュレータ、Iは電流制御回路、CPは比較回路、G
1〜G4はグランドである。
【0025】次のこの実施の形態の作用について、図2
および図3を参照しながら説明する。例えば通話制御装
置4から出力される呼出信号(通信信号)を住戸インタ
ーホン1が受信する場合には、通話制御装置4では、デ
ィジタル信号である呼出信号(通信信号)、つまり制御
パルス信号を、通話制御装置4のマイコン4aの出力端
子t5から発信する。この制御パルス信号がLレベルの
信号になると、通話制御装置4の入出力回路A2のフォ
トカプラ9cが動作し、その結果、トランジスタT3,
T5,T6はオフとなり、トランジスタT4がオンとな
るため、通信線L11に制御パルス信号が出力される。
この時、住戸インターホン1の入出力回路A1のフォト
カプラ9bはオン状態となっている。ついで、住戸イン
ターホン1は、通信線L11から入出力回路A1の接続
端子t3に制御パルス信号が入力されると、この制御パ
ルス信号がツェダーダイオードZDで検出され、トラン
ジスタT1がオフになる。そして、フォトカプラ9aが
動作して入力端子t1に制御パルス信号、Hレベルの信
号が取り込まれる。また、通話制御装置4のマイコン4
aの出力端子t5から制御パルス信号のHレベルの信号
が発信されると、入出力回路A2,A1を介して住戸イ
ンターホン1のマイコン1aの入力端子t1に制御パル
ス信号、Lレベルの信号が取り込まれる。
【0026】また、住戸インターホン1から出力される
応答信号(通信信号)を通話制御装置4が受信する場合
には、住戸インターホン1では、応答信号(通信信号)
つまり制御パルス信号を、住戸インターホン1のマイコ
ン1aの出力端子t2から発信する。この制御パルス信
号がHレベルの信号になると、住戸インターホン1の入
出力回路A1のフォトカプラ9bが動作し、その結果、
電流制御回路Iから接続端子t7に電流が送り出されて
通信線L11に制御パルス信号が出力され、さらに、接
続端子t3を介して接続端子t4から通信線L11に制
御パルス信号が出力される。この時、通話制御装置4の
トランジスタT3はオン状態となっている。ついで、通
話制御装置4は、通信線L11から入出力回路A2の接
続端子t7,t8間に制御パルス信号が入力されると、
その電位が比較回路CPで検出される。その検出結果に
基づいてフォトカプラ9dは動作し、入力端子t6に制
御パルス信号、Lレベルの信号が取り込まれる。また、
住戸インターホン1のマイコン1aの出力端子t1から
制御パルス信号のLレベルの信号が発信されると、入出
力回路A1,A2を介して通話制御装置4のマイコン4
aの入力端子t6に制御パルス信号、Hレベルの信号が
取り込まれる。
【0027】このようにして、住戸インターホン1およ
び通話制御装置4の間における通信信号の送受信は行わ
れる。この時、通信線L11には電流が流れるため、住
戸インターホン1および通話制御装置4の入出力回路A
1,A2のグランドG1,G2の電位VG1,VG2
は、図4に示すように、制御パルス信号に応じて変動す
る。しかしながら、入出力回路A1のマイコン1a側の
グランドG3および入出力回路A2のマイコン4a側の
グランドG4は、フォトカプラ9a〜9dによってそれ
ぞれ通信線L11とは電気的に切り離されているため、
グランドG3の電位VG3およびグランドG4の電位V
G4は、図4に示すように、変動しない。
【0028】これにより、住戸インターホン1および通
話制御装置4の間での通信信号の送受信が確実に行われ
る。また、住戸インターホン1および通話制御装置4の
間で送受信される音声信号(アナログ信号)に対して
も、住戸インターホン1のグランドG1の電位VG1お
よび通話制御装置4のグランドG2の電位VG2の変動
の影響を与えず、ノイズを抑えることができ、届けられ
る音声が聞こえにくい等のない伝送品質が確保されたイ
ンターホンシステム10を得ることができる。
【0029】また、住戸インターホン1からモニタ2に
通信信号を出力するための出力回路Bおよび通話制御装
置4から映像制御装置5に通信信号を出力するための出
力回路Cにおいても、相互の装置を電気的に絶縁し、か
つ信号を授受するためのフォトカプラ9を備えているた
め、モニタ2および映像制御装置5の間で送受信される
映像信号(アナログ信号)に対しても同様に、住戸イン
ターホン1のグランドG1の電位VG1および通話制御
装置4のグランドG2の電位VG2の変動の影響を与え
ず、ノイズを確実に抑えることができ、モニタ2に映し
出される映像の乱れなどのない伝送品質が確保されたイ
ンターホンシステム10を得ることができる。
【0030】なお、上述の実施の形態では、フォトカプ
ラ9を住戸インターホン1および通話制御装置4の通信
信号の入出力回路A1,A2、住戸インターホン1から
モニタ2への通信信号の出力回路Bおよび通話制御装置
4から映像制御装置5への制御信号の出力回路Cに備え
た場合を示したが、例えば管理室インターホン3および
通話制御装置4の通信信号の入出力回路、集合玄関イン
ターホン6および通話制御装置4の通信信号の入出力回
路、管理室インターホン3からモニタ2への通信信号の
出力回路および集合玄関インターホン6からカメラ7へ
の通信信号の出力回路にも備えてもよい。これらの場合
も同様の効果を奏する。
【0031】また、上述の実施の形態では通信信号、音
声信号および映像信号の3つの信号を有するインターホ
ンシステム10を例示して説明したが、モニタ2、カメ
ラ7、映像制御装置5および映像線L31,L32,L
33を省略し、通信信号および音声信号の2つの信号を
有するものとしてもよい。この場合も同様の効果を奏す
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係るインターホン
システムは、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置された住
戸インターホンと、集合住宅の共同玄関に設置された集
合玄関インターホンと、集合住宅に設けられ住戸インタ
ーホンおよび集合玄関インターホンの通信信号および音
声信号の送受信を制御する通話制御装置とを備えてな
り、各住戸インターホンおよび通話制御装置は、電気的
に絶縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを
有する通信信号を送受信するための入出力回路を備えた
ので、各住戸インターホンおよび通話制御装置へのノイ
ズの侵入経路を少なくすることができ、通信信号および
音声信号に対するノイズの影響を抑えて、送受信される
信号の伝損品質を確保できるインターホンシステムを得
ることができる。
【0033】本発明に係るインターホンシステムは、集
合住宅の各住戸にそれぞれ設置されモニタを有する住戸
インターホンと、集合住宅の共同玄関に設置されカメラ
を有する集合玄関インターホンと、集合住宅に設けら
れ、カメラからの映像信号をモニタへ送信する映像制御
装置を有し、住戸インターホンおよび集合玄関インター
ホンの通信信号および音声信号の送受信を制御する通話
制御装置とを備えてなり、各住戸インターホンおよび通
話制御装置は、電気的に絶縁されかつ信号の授受を行う
ためのフォトカプラを有する通信信号を送受信するため
の第1の入出力回路を備えるとともに、各住戸インター
ホンおよびモニタは、電気的に絶縁されかつ信号の授受
を行うためのフォトカプラを有する住戸インターホンか
らモニタに通信信号を出力するための第1の出力回路を
備え、通話制御装置および映像制御装置は、電気的に絶
縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを有す
る通話制御装置から映像制御装置に通信信号を出力する
ための第2の出力回路を備えたので、各住戸インターホ
ン、通話制御装置、モニタおよび映像制御装置へのノイ
ズの侵入経路を少なくすることができ、通信信号、音声
信号および映像信号に対するノイズの影響を抑えて、送
受信される信号の伝損品質を確保できるインターホンシ
ステムを得ることができる。
【0034】また、本発明に係るインターホンシステム
は、集合住宅に設けられた管理室に設置され、映像制御
装置を介してカメラからの映像信号を受信するモニタを
有し、通話制御装置によって通信信号および音声信号が
制御される管理室インターホンを備え、管理室インター
ホンおよび通話制御装置は、電気的に絶縁されかつ信号
の授受を行うためのフォトカプラを有する通信信号を送
受信するための第2の入出力回路を備えるとともに、管
理室インターホンおよびモニタは、電気的に絶縁されか
つ信号の授受を行うためのフォトカプラを有する管理室
インターホンからモニタに通信信号を出力するための第
3の出力回路を備えたので、上記のような効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインターホンシステムの構
成を示す系統図である。
【図2】本発明の実施の形態の概念を示す模式図であ
る。
【図3】図2のA部分の回路図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る通話制御装置から住
戸インターホンに送られる通信信号およびその時の電位
の状態を示す説明図である。
【図5】従来のインターホンシステムに係る住戸インタ
ーホンおよび通話制御装置の通信信号の入出力回路図で
ある。
【図6】従来のインターホンシステムに係る住戸インタ
ーホンと通話制御装置との間で送受信される通信信号お
よびその時の電位の状態を示す説明図である。
【図7】従来のインターホンシステムに係る通話制御装
置から住戸インターホンに送られる映像信号、通信信号
および音声信号の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 住戸インターホン 2 モニタ 3 管理室インターホン 4 通話制御装置 5 映像制御装置 6 集合玄関インターホン 7 カメラ 9,9a,9b,9c,9d フォトカプラ 10 インターホンシステム A1,A2 入出力回路 B,C 出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都田 崇 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能 美防災株式会社内 Fターム(参考) 5K038 AA07 CC12 DD15 DD23 FF06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅の各住戸にそれぞれ設置された
    住戸インターホンと、集合住宅の共同玄関に設置された
    集合玄関インターホンと、集合住宅に設けられ前記住戸
    インターホンおよび集合玄関インターホンの通信信号お
    よび音声信号の送受信を制御する通話制御装置とを備え
    てなり、 前記各住戸インターホンおよび通話制御装置は、電気的
    に絶縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを
    有する前記通信信号を送受信するための入出力回路を備
    えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 【請求項2】 集合住宅の各住戸にそれぞれ設置されモ
    ニタを有する住戸インターホンと、集合住宅の共同玄関
    に設置されカメラを有する集合玄関インターホンと、集
    合住宅に設けられ、前記カメラからの映像信号を前記モ
    ニタへ送信する映像制御装置を有し、前記住戸インター
    ホンおよび集合玄関インターホンの通信信号および音声
    信号の送受信を制御する通話制御装置とを備えてなり、 前記各住戸インターホンおよび通話制御装置は、電気的
    に絶縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを
    有する前記通信信号を送受信するための第1の入出力回
    路を備えるとともに、 前記各住戸インターホンおよびモニタは、電気的に絶縁
    されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを有する
    前記住戸インターホンから前記モニタに通信信号を出力
    するための第1の出力回路を備え、また、前記通話制御
    装置および映像制御装置は、電気的に絶縁されかつ信号
    の授受を行うためのフォトカプラを有する前記通話制御
    装置から前記映像制御装置に通信信号を出力するための
    第2の出力回路を備えたことを特徴とするインターホン
    システム。
  3. 【請求項3】 集合住宅に設けられた管理室に設置さ
    れ、前記映像制御装置を介して前記カメラからの映像信
    号を受信するモニタを有し、前記通話制御装置によって
    通信信号および音声信号が制御される管理室インターホ
    ンを備え、 前記管理室インターホンおよび通話制御装置は、電気的
    に絶縁されかつ信号の授受を行うためのフォトカプラを
    有する前記通信信号を送受信するための第2の入出力回
    路を備えるとともに、前記管理室インターホンおよびモ
    ニタは、電気的に絶縁されかつ信号の授受を行うための
    フォトカプラを有する前記管理室インターホンから前記
    モニタに通信信号を出力するための第3の出力回路を備
    えたことを特徴とする請求項2記載のインターホンシス
    テム。
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