JP2596956B2 - 8−置換2−アミノテトラリン類 - Google Patents

8−置換2−アミノテトラリン類

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JP2596956B2
JP2596956B2 JP62319089A JP31908987A JP2596956B2 JP 2596956 B2 JP2596956 B2 JP 2596956B2 JP 62319089 A JP62319089 A JP 62319089A JP 31908987 A JP31908987 A JP 31908987A JP 2596956 B2 JP2596956 B2 JP 2596956B2
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イエルク・トラバー
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バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、8−置換2−アミノテトラリン類、それら
の製造方法、および薬物におけるそれらの使用に関す
る。
欧州特許出願(EP−A)1 41,844号から、8−ヒド
ロキシ−2−アルキルアミノテトラリン類または8−ア
ミノ−2−ジアルキルアミノテトラリン類が中枢神経系
に対して作用することは知られている。
一般式 式中、 R1はハロゲン、シアノを表わすか、あるいは式−NR4R
5、−COR6、−(CH2)a−X、−O−(CH2)a−Xま
たは−CH=CH−(CH2)b−Xの基を表わし、ここで R4およびR5は、同一であるかあるいは相なり、そして
水素または式−COR7または−SO2R8の基を表わし、ここ
で R7は水素を表わすか、あるいは−NHR9基を表わすか、
あるいはアルコキシを表わすか、あるいはアリール、ア
リールオキシ、アラルキル、アラルコキシまたはヘテロ
アリールを表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメ
チルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルア
ミノで三置換まで置換されており、 R8はシクロアルキルを表わすか、あるいはアルキル
(前記アルキルは置換されていないか、あるいはシア
ノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシまたはアルキルオキシカルボニルで置換されてい
る)を表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたは
ヘテロアリールを表わし、これらの基は置換されていな
いか、あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで三置換まで置換されており、あるいはR8
−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、そして R9は水素を表わすか、あるいはシクロアルキルを表わ
すか、あるいはアルキル(前記アルキルは置換されてい
ないか、あるいはシアノ、ハロゲン、トリフルオロメチ
ルまたはトリフルオロメトキシで置換されている)を表
わすか、あるいはアリール、アラルキルまたはヘテロア
リールを表わし、これらの基は置換されていないか、あ
るいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、ア
ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフル
オロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチ
ルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミ
ノで三置換まで置換されており、 R6は水素、ヒドロキシル、アミノ、アルコキシ、アリ
ールオキシまたはアラルコキシを表わし、 aは1〜10の数であり、 bは0〜8の数であり、そして Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2R15または−OR16
基を表わし、 ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、前記アリール基は置換されていないか、あるいはハ
ロゲン、シアノ、アルキル、アルコキシまたはトリフル
オロメチルで置換されており、あるいはR12およびR13
式−COR14、−SO2R13または−(CH2)c−NR12R13の基
を表わし、 R14は水素を表わすか、あるいは−NHR17基を表わす
か、あるいはアルキルまたはアルコキシを表わすか、あ
るいはアリール、アリールオキシ、アラルキル、アラル
コキシまたはヘテロアリールを表わすし、これらの基は
置換されていないか、あるいは、同一であるかあるいは
相異なる、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロ
ゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、アルキルアミ
ノまたはジアルキルアミノで三置換まで置換されてお
り、 R15はシクロアルキルを表わすか、あるいはアルキル
(前記アルキルは置換されていないか、あるいはシア
ノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシまたはアルキルオキシカルボニルで置換されてい
る)を表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたは
ヘテロアリールを表わし、これらの基は置換されていな
いか、あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで三置換まで置換されており、あるいはR15
は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は前述の意味を有し、 R16は水素、アルキル、アリール、アラルキル、また
は式−COR10R11の基を表わし、 R17は水素を表わすか、あるいはシクロアルキルを表
わすか、あるいはアルキル(前記アルキルは置換されて
いないか、あるいはシアノ、ハロゲン、トリフルオロメ
チルまたはトリフルオロメトキシで置換されている)を
表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたはヘテロ
アリールを表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメ
チルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルア
ミノで三置換まで置換されており、そして cは1〜8の数を表わし、あるいは R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、 からなる系列からの環を形成し、ここで nは1または2であり、そして Aは水素またはシクロアルキルを表わすか、あるいは
アルキル(前記アルキルは置換されていないか、あるい
はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ、カルバモイルまたはスルファモイル
で置換されている)を表わすか、あるいはアリール、ヘ
テロアリール、アラルキル、アルコキシカルボニル、ア
ルキルスルホニル、フェニルスルホニル、トリルスルホ
ニル、ベンジルスルホニル、ホルミル、カルバモイルま
たはスルファモイルを表わし、 R2は水素またはアルキルを表わし、そしてはアルキル
を表わし、 しかしここで、 R2およびR3がプロピルを表わすとき、R1はNH2を表わ
さない、 の新規な8−置換2−アミノテトラリン類およびそれら
の塩類が、今回発見された。
驚くべきことには、本発明による物質は、中枢神経系
に対してよりすぐれた作用を示し、そしてヒトおよび動
物の治療学的処置のために使用できる。
本発明による物質は、いくつかの不斉炭素原子を有
し、こうして種々の立体的形態で存在することができ
る。
本発明は、個々の異性体およびそれらの混合物に関す
る。置換した基本的2−アミノテトラリン類の次の異性
体の形態は、例として述べることができる: 本発明による置換した基本的2−アミノテトラリン類
は、また、それらの塩類の形態で存在することができ
る。一般に、無機酸類または有機酸類との塩類をここで
述べることができる。
本発明の文脈において、生理学的に許容されうる塩類
は好ましい。置換した基本的2−アミノテトラリン類の
生理学的に許容されうる塩類は、本発明による物質と無
機酸、カルボン酸類またはスルホン酸類との塩類である
ことができる。とくに好ましい塩類は、例えば、塩酸、
臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタン
スルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、乳
酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマ
ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエンン酸または安息香酸と
の塩類である。
本発明の文脈において、置換基は一般に次の意味を有
する: 一般に、アルキルは1〜12個の炭素原子を有する分枝
鎖状の炭化水素基を表わす。1〜約6個の炭素原子を有
する低級アルキルは好ましい。述べのことのできる例
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、
イソヘキシル、ヘプチル、イソヘプチル、オクチルおよ
びイソオクチルである。
一般に、アルケニルは、2〜12個の炭素原子および1
または2以上、好ましくは1または2つの二重結合を有
する直鎖状または分枝鎖状の炭化水素基を表わす。2〜
約6個の炭素原子および1つの二重結合を有する低級ア
ルケニル基は好ましい。2〜4個の炭素原子および1つ
の二重結合を有する低級アルケニル基はとくに好まし
い。述べることのできる例は、アリル、プロペニル、イ
ソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、
イソペンテニル、ヘキセニル、イソヘキエニル、ヘプテ
ニル、イソヘプテニル、オクテニルおよびイソオクテニ
ルである。
一般に、シクラロアルキルは、5〜8個の炭素原子を
有する環状炭化水素基を表わす。シクロペンタンおよび
シクロヘキサンの環は好ましい。述べることのできる例
は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
およびシクロオクチルである。
一般に、アリールは、6〜約12の炭素原子を有する芳
香族の基を表わす。好ましいアリール基はフェニル、ナ
フチルまたはビフェニルである。
一般に、アラルキルは、アルキレン鎖を介して結合す
る、7〜14個の炭素原子を有するアリール基である。脂
肪族部分に1〜6個の炭素原子を有しそして芳香族部分
に6〜12個の炭素原子を有するアラルキル基は好まし
い。述べることのできる例は、次のアラルキル基であ
る:ベンジル、ナフチルメチル、フェネチルおよびフェ
ニルプロピル。
一般に、アルコキシは、酸素を介して結合する、1〜
12個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分枝鎖状の炭化
水素基を表わす。1〜約6個の炭素原子を有する低級ア
ルコキシ基は好ましい。1〜4個の炭素原子を有するア
ルコキシ基はとくに好ましい。述べることのできる例
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、ペントキシ、イソペント
キシ、ヘキソキシ、イソヘキソキシ、ヘプトキシ、イソ
ヘプトキシ、オクトキシまたはイソオクトキシである。
一般に、アリールオキシは、酸素原子を介して結合す
る、6〜約12個の炭素原子を有する芳香族基を表わす。
好ましいアリールオキシ基はフェノキシまたはナフチル
オキシである。
一般に、アラルコキシは、酸素原子を介して結合す
る、7〜14個の炭素原子を有するアラルキル基を表わ
す。脂肪族部分に1〜6個の炭素原子を有しそして芳香
族部分に6〜12個の炭素原子を有する、アラルコキシ基
は好ましい。述べることのできる例は、次の通りであ
る:ベンジリオキシ、ナフチルメトキシ、フェネトキシ
およびフェニルプロポキシ。
一般に、アルキルチオは、イオウ原子を介して結合す
る、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状もしくは分枝
鎖状の炭化水素基を表わす。1〜約6個の炭素原子を有
する低級アルキルチオは好ましい。
1〜4個の炭素原子を有するアルキルチオはとくに好
ましい。述べることのできる例は、メチルチオ、エチル
チオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
イソブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ヘ
キシルチオ、イソヘキシルチオ、ヘプチルチオ、イソヘ
プチルチオ、オクチルチオまたはイソオクチルチオであ
る。
一般に、アシルは、カルボニル基を介して結合する、
フェニルまたは1〜約6個の炭素原子を有する、直鎖状
もしくは分枝鎖状の低級アルキルを表わす。フェニル、
および4個までの炭素原子を有するアルキルは好まし
い。述べることのできる例は、次の通りである:ベンゾ
イル、アセチル、エチルカルボニル、プロピルカルボニ
ル、イソプロピルカルボニル、ブチルカルボニルおよび
イソブチルカルボニル。
アルコキシカルボニルは、例えば、式 によって表わすことができる。この式において、アルキ
ルは1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状もしくは分枝
鎖状の炭化水素基を表わす。アルキル部分中に1〜約6
個の炭素原子を有する低級アルコキシカルボニルは好ま
しい。アルキル部分中に1〜4個の炭素原子を有する低
級アルコキシカルボニルはとくに好ましい。述べること
のできる例は、次の通りである:メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロ
コキシカルボニル、ブトキシカルボニルまたはイソブト
キシカルボニル。
アリールオキシカルボニルは、例えば、式−COO−ア
リールで表わすことができる。この式において、アリー
ルは、一般に、6〜12個の炭素原子を有するアリールを
表わす。述べることのできる例は、次の通りである:フ
ェノキシカルボニルおよびナフチルオキシカルボニル。
アラルコキシカルボニルは、例えば、式−COO−アカ
ルキルで表わすことができる。この式において、アリー
ル基は、一般に、アルキレン鎖を介して結合する、7〜
14個の炭素原子を有するアリール基を表わし、脂肪族部
分中に1〜6個の炭素原子を有しそして芳香族部分中に
6〜12個の炭素原子を有するアラルコキシカルボニル基
は好ましい。述べることのできる例は、次の通りであ
る:ベンジルオキシカルボニルおよびナフチルメチルオ
キシカルボニル。
前述の定義の文脈において、ヘトロアリールは、異種
原子として、酸素、イオウおよび/または窒素を含有す
ることができ、そしてそれ以上の芳香族環がそれに対し
て融合することのできる、一般に、5〜6員の芳香族環
を表わす。1個の酸素、1個のイオウおよび/または窒
素の原子を含有し、そしてベニジル基に融合していても
よい、5〜6員の芳香族環は好ましい。とくに好ましい
ヘテロアリール基として述べることのできる例は、次の
通りである:チエニル、フリル、ピリジル、ピリミジ
ル、ピラジニル、ピリダジニル、キノリル、イソキノリ
ル、キサゾリニル、キノキサニル、チアゾリル、ベンゾ
チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキ
ザゾリル、イソキサゾリル、イミダゾリル、ベンズイミ
ダゾイル、ピラゾリルおよびインドリル。
一般に、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素またはヨウ
素、とくにフッ素、塩素または臭素を表わす。ハロゲン
は、とくに好ましくはフッ素または塩素を表わす。
一般式(I)の好ましいこのようは化合物は、各記号
が次の意味を有するものおよびそれらの塩類である: 式中、 R1はフッ素、塩素、臭素またはシアノを表わすか、あ
るいは式−NR4R5、−COR6、−(CH2)a−X、−O−
(CH2)a−Xまたは−CH=CH−(CH2)b−Xの基を表
わし、ここで R4およびR5は、同一であるかあるいは相異なり、そし
て水素または式−COR7または−SO2R8の基を表わし、こ
こで R7は水素を表わすか、あるいは−NHR9基を表わすか、
あるいは低級アルコキシを表わすか、あるいはフェニ
ル、ベンジル、ベンジルオキシ、チエニル、フリル、ピ
リジル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾ
チアゾリル、ベンゾキサゾリル、チアゾリル、オキサゾ
リル、イソキサゾリルまたはイソチアゾリルを表わし、
これらの基は置換されていないか、あるいは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、ジメチルアミノまたはジエチルアミノで置換
されており、 R8はシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘ
キシルを表わすか、あるいは低級アルキル(前記アルキ
ルは置換されていないか、あるいはシアノ、フッ素、塩
素、臭素、トリフルオロメチルまたは低級アルコキシカ
ルボニルで置換されている)を表わすか、あるいはフェ
ニル、ベンジル、チエニル、フリル、ピリミジル、ピリ
ジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベ
ンゾキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソキサ
ゾリルまたはイソチアゾリルを表わし、これらの基は置
換されていないか、あるいは低級アルキル、低級アルコ
キシ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、ジメ
チルアミノまたはジエチルアミノで置換されており、あ
るいはR8は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、低級アルキルまたはフェニルを表わし、そし
て R9は水素を表わすか、あるいは低級アルキル(前記ア
ルキルは置換されていないか、あるいはシアノ、フッ
素、塩素または臭素で置換されている)を表わすか、あ
るいはフェニル、ベンジル、チエニル、フリル、ピリミ
ジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチアゾリル、ベ
ンゾキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソキサ
ゾリルまたはイソチアゾリルを表わし、これらの基は置
換されていないか、あるいは低級アルキル、低級アルコ
キシ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、ジメ
チルアミノまたはジエチルアミノで置換されており、 R6は水素、ヒドロキシル、アミノ、低級アルコキシま
たはベンジルオキシを表わし、 aは1〜8の数であり、 bは0〜8の数であり、そして Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2R15または−OR16
基を表わし、ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、低級アルキル、フェニルまたはベンジルを表
わし、前記基は置換されていないか、あるいはフッ素、
塩素、臭素、低級アルキル、低級アルコキシまたはトリ
フルオロメチルで置換されており、あるいはR12およびR
13は式−COR14、−SO2R13または−(CH2)c−NR12R13
の基を表わし、 R14は−NHR17基を表わすか、あるいは低級アルキルま
たは低級アルコキシを表わすか、あるいはフェニル、ベ
ンジル、ベンジルオキシ、チエニル、フリル、ピリジ
ル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチア
ゾリル、ベンゾキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イソキサゾリルまたはイソチアゾリルを表わし、こ
れらの基は置換されていないか、あるいは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、ジメチルアミノまたはジエチルアミノで置換
されており、 R15はシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロ
ヘキシルを表わすか、あるいは低級アルキル(前記アル
キルは置換されていないか、あるいはシアノ、フッ素、
塩素、臭素、トリフルオロメチルまたは低級アルコキシ
カルボニルで置換されている)を表わすか、あるいはフ
ェニル、ナフチル、ベンジル、チエニル、フリル、ピリ
ミジル、ピリジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチ
アゾリル、ベンゾキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イソキサゾリルまたはイソチアゾリルを表わし、こ
れらの基は置換されていないか、あるいは同一であるか
あるいは相異なる、低級アルキル、低級アルコキシ、フ
ッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、ジメチルアミ
ノまたはジエチルアミノで一置換または多置換されてお
り、あるいはR15は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は前述の意味を有し、 R16は水素、低級アルキル、フェニルまたはベンジル
を表わし、 R17は水素を表わすか、あるいは低級アルキル(前記
アルキルは置換されていないか、あるいはシアノ、フッ
素、塩素または臭素で置換されている)を表わすか、あ
るいはフェニル、ベンジル、チエニル、フリル、ピリジ
ル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾチア
ゾリル、ベンゾキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリ
ル、イソキサゾリルまたはイソチアゾリルを表わし、こ
れらの基は置換されていないか、あるいは低級アルキ
ル、低級アルコキシ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、ジメチルアミノまたはジエチルアミノで置換
されており、そして cは1〜6の数を表わし、あるいはここで R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、 からなる系列からの環を形成し、ここで nは1または2であり、 R2は水素または低級アルキルを表わし、そして R3は低級アルキルを表わし、 しかしここで R2およびR3がプロピルを表わすとき、R1はNH2を表わ
さない。
一般式(I)のとくに好ましいこのような化合物は、
各記号が次の意味を有するものおよびそれらの塩類であ
る: 式中、 R1は塩素、臭素またはシアノを表わすか、あるいは式
−NR4R5、−COR6、−(CH2)a−X、−O−(CH2)a
−Xまたは−CH=CH−(CH2)b−Xの基を表わし、こ
こで R4およびR5は、同一であるかあるいは相異なり、そし
て水素または式−COR7または−SO2R8の基を表わし、こ
こで R7は水素を表わすか、あるいは−NHR9基を表わすか、
あるいはメトキシ、エトキシ、プロポキシまたはイソプ
ロポキシを表わすか、あるいはフェニル、ベンジル、ベ
ンジルオキシ、チエニル、フリル、ピリジル、ピリミジ
ル、キノリルまたはイソキノリルを表わし、これらの基
は置換されていないか、あるいはメチル、メトキシ、フ
ッ素または塩素で置換されており、 R8はエチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたは
イソブチル(前記アルキルは置換されていないか、ある
いはフッ素、塩素、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボ
ニル、ブトキシカルボニルまたはイソブトキシカルボニ
ルで置換されている)を表わすか、あるいはフェニル、
チエニル、フリル、ピリジル、ピリミジル、キノリルま
たはイソキノリルを表わし、これらの基は置換されてい
ないか、あるいはメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはイソプロ
ポキシ、フッ素または塩素で置換されており、あるいは
R8は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチルまたはイソブチルを表わし、そして R9は水素を表わすか、あるいはメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、
イソペンチル、ヘキシルまたはイソヘキシル(前記アル
キルは置換されていないか、あるいはフッ素または塩素
で置換されている)を表わすか、あるいはフェニル(前
記フェニルは置換されていないか、あるいはフッ素、塩
素、メチルまたはメトキシで置換されている)を表わ
し、 R6は水素、ヒドロキシル、アミノ、メトキシ、エトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、イソプロポキシ
またはイソブトキシを表わし、 aは1〜6の数であり、 bは0〜4の数であり、そして Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2R15または−OR16
基を表わし、ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチルまたはイソブチルを表わし、前記基は置換されて
いないか、あるいはフッ素、塩素、臭素、メチルまたは
メトキシで置換されており、あるいはR12およびR13は式
−COR14、−SO2R15または の基を表わし、 R14は水素を表わすか、あるいは−NHR17基を表わす
か、あるいはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはイソプロポ
キシを表わすか、あるいはフェニル、ベンジル、ベンジ
ルオキシ、チエニル、フリル、ピリジル、ピリミジル、
キノリルまたはイソキノリルを表わし、これらの基は置
換されていないか、あるいはメチル、メトキシ、フッ素
または塩素で置換されており、 R15はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チルまたはイソブチル(前記アルキルは置換されていな
いか、あるいはフッ素、塩素、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル、ブトキシカルボニルまたはイソブトキ
シカルボニルで置換されている)を表わすか、あるいは
フェニル、ナフチル、チエニル、フリル、ピリジル、ピ
リミジル、キノリルまたはイソキノリルを表わし、これ
らの基は置換されていないか、あるいは、同一であるか
あるいは相異なる、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、メトキシ、フッ素または塩素で一置換または多
置換されており、あるいはここで R10およびR11は前述の意味を有し、 R16は水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、フェニルまたはベンジルを表わし、 R17は水素を表わすか、あるいはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチ
ル、イソペンチル、ヘキシルまたはイソヘキシル(前記
アルキルは置換されていないか、あるいはフッ素または
塩素で置換されている)を表わすか、あるいはフェニル
(前記フェニルは置換されていないか、あるいはフッ
素、塩素、メチルまたはメトキシで置換されている)を
表わし、そして cは1〜4の数であり、 R2は水素、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロ
ピルを表わし、そして R3はメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルを
表わし、 しかしここで R2およびR3がプロピルを表わすとき、R1はNH2を表わ
さない。
一般式(I)の非常にとくに好ましいこのような化合
物は、各記号が次の意味を有するものおよびそれらの塩
類である: 式中、 R1は塩素、臭素またはシアノを表わすか、あるいは式
−NR4R5、−COR6、−(CH2)a−X、−O−(CH2)a
−Xまたは−CH=CH−(CH2)b−Xの基を表わし、こ
こで R4は水素を表わし、 R5は式−COR7または−SO2R8の基を表わし、ここで R7は水素を表わすか、あるいは−NHR9基を表わすか、
あるいはメトキシまたはエトキシを表わし、 R8はトリフルオロメチル、フェニルまたはトリルを表
わすか、あるいは−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、メチルまたはエチルを表わし、そして R9は水素を表わすか、あるいはメチル、エチル、プロ
ピルまたはイソプロピルを表わし、 R6は水素、ヒドロキシル、アミノ、メトキシまたはエ
トキシを表わし、 aは1〜4の数であり、 bは0〜2の数であり、そして Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2R15または−OR16
基を表わし、ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、メチル、エチルまたはプロピルを表わすか、
あるいは−COR14、−SO2R15または の基を表わし、 R14は水素を表わすか、あるいは−NHR17基を表わす
か、あるいはメチル、エチル、プロピル、メトキシまた
はエトキシを表わし、 R15はトリフルオロメチル、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチルまたはイソブチルを表わす
か、あるいはフェニルまたはナフチルを表わし、これら
の基は置換されていないか、あるいはメチルまたは塩素
で一置換またた多置換されており、あるいは−NR10R11
基を表わし、ここで R10およびR11は前述の意味を有し、 R16は水素、メチル、エチルまたはプロピルを表わ
し、 R17は水素を表わすか、あるいはメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチルまたはイソブチルを表わ
すか、あるいはフェニルを表わし、そして cは2〜4の数であり、そして R2およびR3はプロピルを表わす。
次の8−置換2−アミノテトラリン類を例として述べ
ることができる: 2−ジプロピルアミノ−8−クロロ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ブロモ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−シアノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(3−ブチル−ウレイ
ド)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ホルムアミド−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−カルバモイル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレン−8−カルボン酸、 2−ジプロピルアミノ−8−エトキシカルボニル−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ホルミル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ヒドロキシメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−アミノメチル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−アミノメチル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン塩酸塩、 2−ジプロピルアミノ−8−メチルスルホンアミドメ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ブチルスルホンアミドメ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−エトキシカルボニルアミ
ドメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−エトキシカルボニルアミ
ドメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン塩酸塩、 2−ジプロピルアミノ−8−(3,3−ジエチルウレイ
ド)メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ウレイドメチル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(3−メチルウレイド)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−ホルムアミドエチル−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン塩酸塩、 2−ジプロピルアミノ−8−カルバモイルエトキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−アミノエトキシ)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−メタンスルホンア
ミド−メトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ブチルスルホンア
ミド−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−プロピルスルホン
アミド−メトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−エトキシカルボニ
ルアミド−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3,3−ジエチル
ウレイド)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン、 2−ジプロピルアミノ−8−ウレイドエチル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3−メチルウレ
イド)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3−ブチルウレ
イド)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ホルミルアミド−
エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(N,N−ジエチル
アミノスルホニル)エテニル]−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(N,N−ジメチル
アミノスルホニル)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ニトロ−エテニ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−アミノ−エチル)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−メタンスルホンア
ミド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン塩
酸塩、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ブタンスルホンア
ミド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(p−クロロベン
ゼンスルホンアミド)エチル]−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−エトキシカルボニ
ルアミド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ベンジルオキシカ
ルボニルアミド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ウレイド−エチ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3−メチルウレ
イド)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ホルミルアミド−
エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン。
本発明の文脈において、8−ハロゲン−アミノテトラ
リン類は、一般式 式中、 R2およびR3は特定した意味を有し、 Yはハロゲンまたはシアノを表わす、 に相当する。
本発明の文脈において、ジアミノテトラリン(I b)
は、一般式 式中、 Zは式−NR4R5の基を表わし、ここで R4およびR5は、同一であるかあるいは相異なり、そし
て水素を表わすか、あるいは式−COR7′または−SO2R8
の基を表わし、 ここで R7′は水素を表わすか、あるいはアルコキシを表わす
か、あるいはアリール、アリールオキシ、アラルキル、
アラルキルオキシまたはヘテロアリールを表わし、ここ
で前記基は置換されていないか、あるいは、同一である
かあるいは相異なる、アルキル、アルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、ア
ルキルアミノまたはジアルキルアミノで三置換まで置換
されており、そして R8は特定した意味を有し、そして R2およびR3は特定した意味を有する、 に相当する。
本発明の文脈において、8−ウレイド−アミノテトラ
リン類(I c)は、一般式 式中、 R2、R3およびR9は特定した意味を有する、 に相当する。
本発明の文脈において、8−アシル−アミノテトラリ
ン類(I c)は、一般式 式中、 R6′はヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、アリールオ
キシまたはアラルコキシを表わし、そして R2およびR3は特定した意味を有する、 に相当する。
本発明の文脈において、8−ハロゲノ−アミノテトラ
リン類(I e)は、一般式 式中、 R2およびR3は特定した意味を有する、 に相当する。
本発明の文脈において、8−メチレン−アミノテトラ
リン類(I f)は、一般式 式中、 R2、R3およびXは特定した意味を有する、 に相当する。
本発明の文脈において、8−アルキレン−アミノテト
ラリン類(I g)は、一般式 式中、 Wは式−(CH2)a′−Xまたは−CH=CH−(CH2)b
−xの基を表わし、 R2、R3、Xおよびbは前述の意味を有し、そして a′は2〜10の数である、 に相当する。
本発明の文脈において、8−エチレン−アミノテトラ
リン類(I h)は、一般式 式中、 R2、R3およびXは特定した意味を有する、 に相当する。
本発明によれば、一般式(I a) 式中、 Yはハロゲンまたはシアノを表わし、 R2は水素またはアルキルを表わし、そして R3はアルキルを表わす、 の8−ハロゲン−アミノテトラリン類およびそれらの塩
類を製造する方法であって、 [A]一般式(II) 式中、 R2およびR3は特定した意味を有する、 の8−アミノテトラリン類をニトリル類と不活性溶媒中
で酸類の存在下に反応させ、次いで得られるジアゾニウ
ム塩類を一般式(III) CuY (III) 式中、 Yは特定した意味を有する、 の銅塩類と、適当ならば補助物質の存在下に、反応さ
せ、そして、塩類を調製する場合、生成物を適当な酸類
と反応させるか、あるいは [B]一般式 式中、 R18は塩素または臭素を表わす、 のテトラロン類を、最初に、一般式 式中、 R2およびR3は特定した意味を有する、 のアミン類と、不活性溶媒中で、適当ならば補助物質の
存在下に、反応させ、次いで中間体を不活性溶媒中で還
元し、次いで、適当ならば、ハロゲンをシアノと交換
し、次いで、塩類を調製する場合、生成物を適当な酸類
と反応させる類と反応させる、 ことを特徴とする方法が、発見された。
本発明による方法は、次の反応式で例示することがで
きる: 変法A: 変法B: 変法A 本発明による変法Aを実施するとき、ジアゾニウム塩
は、一般に、単離可能な中間体として生成される。しか
しながら、中間体を単離しないで、この変法を実施する
ことが便利であることが明らかにされた。
ここにおける適当な不活性溶媒は水またはアルコー
ル、例えば、メタノール、エタノール、プロパノールま
たはイソプロパノール、またはアミド、例えば、ホルミ
アミドまたはジメチルホルムアミド、または酸、例え
ば、鉱酸またはカルボン酸である。水および/または
酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸または酢
酸は好ましい。前述の溶媒の混合物を使用できることが
できるように思われる。
一般に、鉱酸は酸として使用する。塩酸、臭化水素
酸、硫酸またはリン酸、または前述の酸の混合物はここ
で好ましい。
一般に、アルカリ金属亜硝酸塩、例えば、亜硝酸ナト
リウムまたは亜硝酸カリウムを亜硝酸塩として使用す
る。亜硝酸ナトリウムは使用に好ましい。
一般に、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロ
ゲン化物またはシアン化物を補助剤として使用する。塩
化ナトリウム、臭化ナトリウムまたはシアン化ナトリウ
ムは好ましい。
この反応は、一般に、−10℃〜+150℃、好ましくは
0℃〜+100℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、一般に、大気圧で実施する。この反応を
増大した圧力または減少した圧力(例えば、0.5〜5バ
ール)において実施できるように思われる。
本発明による方法は、一般に、水中の亜硝酸塩の溶媒
を最初に濃水性酸溶液中の8−アミノテトラールに添加
されるように実施し、そしてこの反応溶液を引続いて、
適当ならば水中に溶解した、ハロゲン化銅(I)または
シアン化銅(I)で処理する。一般に、ジアゾニウム塩
は単離しない。塩酸および塩化銅(I)を塩素原子(Y
=Cl)の導入に、臭化水素酸および臭化銅(I)を臭素
原子(Y=Br)の導入に、そして硫酸およびシアン可動
(I)をニトリル官能(Y=CN)の導入に、適当ならば
シアン化ナトリウムの存在下に、使用することが好まし
い。
一般に、仕上げは、アルカリ金属の水酸化物または炭
酸塩を使用する中和、およびまた、抽出、このようにし
て得られた遊離塩基の結晶化および/またはクロマトグ
ラフィーによって実施し、これからそれらの塩類は適当
な酸類との反応によって得られる。
出発化合物として使用する8−アミノテトラリン類は
知られている[欧州特許出願EP−A141,488号]。
次の8−アミノテトラリン類を例として述べることが
できる: 8−アミノ−2−ジメチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−アミノ−2−ジエチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−アミノ−2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 8−アミノ−2−(N−エチル−N−メチル)アミノ
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−アミノ−2−(N−メチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−アミノ−2−(N−エチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン。
変法B 中間体は、テトラロン類(IV)をアミン(V)と不活
性有機溶媒中で、適当ならば触媒の存在化にそして適当
ならば脱水剤の存在下に反応させることによって調製さ
れる。
第一アミオンとの反応の場合において、中間体はシッ
フ塩基であり、そして第二アミンの場合において、中間
体はエナミンまたはインモニウム塩である。
本発明による方法は2工程で、すなわち、中間体を単
離して、実施することができる。同様に、本発明による
方法をワン−ショット法で実施することが可能である。
ここにおける適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化
しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましくは、
アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノールまたはイソプロパノール、またはエーテル、例え
ば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエーテル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテ
ルまたはジエチレングリコールジメチルエーテル、また
はハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレン、クロロ
ホルムまたは四塩化炭素、または炭化水素、例えば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンまたは石油留分、またはア
ミド、例えば、ジメチルホルムアミドまたはヘキサメチ
ルリン酸トリアミド、または酢酸を包含する。
さらに、前述の溶媒の混合物を使用することが可能で
ある。
一般に、プロトン酸を触媒として使用する。これら
は、好ましくは、無機酸、例えば、塩酸または硫酸、ま
たは1〜6C原子を有し、フッ素、塩素および/または臭
素で置換されていてもよい有機カルボン酸、例えば、酢
酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸またはプロピオ
ン酸、またはC1−C4−アルキル基を有するか、あるいは
アリール基を有するスルホン酸、例えば、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはト
ルエンスルホン酸を包含する。
反応中に生成する水は、適当ならば、反応の間または
後に、使用する溶媒の混合物として、例えば、蒸留また
は脱水剤、例えば、五酸化リンの添加によって、好まし
くはモレキュラーシーブによって除去することができ
る。
この反応は、一般に、0℃〜+200℃、好ましくは+2
0℃〜+150℃の範囲の温度において実施する。
反応中に生成した水を使用する溶媒との共沸蒸留によ
って除去する場合、この反応は好ましくは共沸混合物の
沸騰温度において実施する。
この反応は、大気圧、増大した圧力または減少した圧
力(例えば、0.5〜5バール)において実施できる。一
般に、この反応は大気圧において実施する。
この反応を実施するとき、出発物質は、一般に、0.5:
1〜1:2のテトラロン類(IV):アミン(V)のモル比で
使用する。反応成分のモル量を使用することが好まし
い。
エナミンは、水または不活性有機溶媒、例えば、アル
コール、エーテルまたはハロゲン化炭化水素、またはそ
れらの混合物中で、触媒、例えば、ラネーニッケル、動
物性チャコール(charcal)上に担持されたパラジウ
ム、白金、または白金を使用して、あるいは不活性溶媒
中で水素化物を使用して、適当ならば触媒の存在下に、
水素化することによって還元される。
この反応は、好ましくは、水素化物、例えば、複雑な
ホウ水素化物またはアルミニウム水素化物を使用して実
施する。ホウ水素化ナトリウム、水素化リチウムアルミ
ニウムまたはシアノホウ水素化ナトリウムを使用するこ
とが好ましい。
この反応において適当な不活性溶媒は、反応条件下に
変化しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましく
は、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノールまたはイソプロパノール、またはエーテル、
例えば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエ
ーテルまたはジエチレングリコールジメチルエーテル、
またはアミド、例えば、ジメチルホルムアミドまたはヘ
キサメチルリン酸トリアミド、または酢酸を包含する。
同様に、溶媒の混合物を使用することが可能である。
一般に、プロトン酸を触媒として使用する。これら
は、好ましくは、無機酸、例えば、塩酸または硫酸、ま
たは1〜6C原子を有し、フッ素、塩素および/または臭
素で置換されていてもよい有機カルボン酸、例えば、酢
酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸またはプロピオ
ン酸、またはC1−C4−アルキル基を有するか、あるいは
アリール基を有するスルホン酸、例えば、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはト
ルエンスルホン酸を包含する。
本発明による方法を実施するとき、テトラロン類(I
V)とアミン(V)との反応はワン−ショット法とし
て、不活性溶媒中で、好ましくは酢酸エチルまたはアル
コール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ルまたはイソプロパノール、またはそれらの混合物中
で、無機酸または有機酸、例えば、塩酸または酢酸の存
在下に、そして還元剤、好ましくは複雑な水素化物、例
えば、ホウ水素化ナトリウムまたはシアノホウ水素化ナ
トリウムの存在下に、適当ならば脱水剤、好ましくはモ
レキュラーシーブの存在下に実施することが好ましいこ
とが明らかにされた。
この場合、この反応は0℃〜+150℃、好ましくは0
℃〜+100℃の範囲の温度において、大気圧で実施す
る。この反応は、減少した圧力または増大した圧力(例
えば、カリウム管中で)同様に実施できる。
本発明による方法をワン−ショット反応として実施す
る場合、テトラロン比較して、10倍まで、好ましくは5
倍まで過剰のアミンを使用することが有利であることが
明らかにされた。
シアノのハロゲン、とくに臭素との置換は、一般に、
シアン化銅(I)を使用して、不活性溶媒、例えば、ア
ミド、例えば、ジメチルホルムアミドまたはヘキサメチ
ルリン酸トリアミド中で、+20〜+200℃、好ましくは
+50〜+150℃の温度において大気圧で実施する。
出発物質として使用するアミンは、既知であるか、あ
るいは既知の方法[ハウベン−ベイル(Houben−Weyl)
の「有機化学の方法(Methoden der organishen Che
mic)」XI/1およびXI/2)]に従って調製できる。
次のアミンを例として述べることができる:メチルア
ミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、メチル−プロ
ピルアミン、エチル−メチルアミンおよびエチル−プロ
ピルアミン。
出発物質として使用するテトラロン類のあるものは新
規であり、そして、それ自体知られた方法である2−ハ
ロゲノ−フェニルアセチルクロライドまたはブロミド、
塩化アルミニウムおよびエーテルからのフリーデル−ク
ラフツアシル化[ハウベン−ベイル(Houben−Weyl)の
「有機化学の方法(Methoden der organishen Chemi
c)」XII/2a、141;G.P.ジョンソン(Johnson)、Org.
Synth.,Coo. Vol.IV、900(1953)]によって調製でき
る。
次のテトラロン類を例として述べることができる: 8−クロロ−2−テトラロンおよび8−ブロモ−2−
テトラロン。
さらに、本発明によれば、一般式(I b) 式中、 Zは式−NR4R5の基を表わし、ここで R4およびR5は、同一であるかあるいは相異なり、そし
て水素を表わすか、あるいは式−COR7′または−SO2R
の基を表わし、ここで R7′は水素を表わすか、あるいはアルコキシを表わす
か、あるいはアリール、アリールオキシ、アラルキル、
アラルキルオキシまたはヘテロアリールを表わし、ここ
で前記基は置換されていないか、あるいは、同一である
かあるいは相異なる、アルキル、アルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、ア
ルキルアミノまたはジアルキルアミノで三置換まで置換
されており、そして R8はシクロアルキルを表わすか、あるいはアルキル
(前記アルキルは置換されていないか、あるいはシア
ノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシまたはアルキルオキシカルボニルで置換されてい
る)を表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたは
ヘテロアリールを表わし、これらの基は置換されていな
いか、あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで三置換まで置換されており、あるいはR8
−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、そして R2は水素またはアルキルを表わし、そして R3はアルキルを表わし、 しかしここで R2およびR3がプロピルを表わすとき、R1はNH2を表わ
さない、 のジアミノテトラリン類およびそれらの塩類を製造する
方法であって、一般式(II) 式中、 R2およびR3は前述の意味を有する、 の8−アミノテトラリン類を、一般式 V−R19 (VI) 式中、 R19は式−COR7または−SO2R8の基を表わし、そして Vはハロゲンを表わすか、あるいは−OR20基を表わ
し、ここで R20はR19と同一の意味を有し、そして後者と同一であ
るかあるいは相異なる、 のアシル化剤またはスルホン化剤と、不活性溶媒中で、
適当ならば塩基類の存在下に、反応させ、次いで、塩類
を調製する場合、生成物を適当な酸類と反応させる類と
反応させることを特徴とする方法が、発見された。
本発明による方法は、次の反応式で例示することがで
きる: ここにおける適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化
しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましくは、
エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコール
ジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジメチル
エーテル、またはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、
ジクロロエチレンまたはトリクロロエチレン、または炭
化水素、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンまたは
石油留分、またはアルコール、例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノールまたはイソプロパノール、また
はカルボン酸、例えば、ギ酸、酢酸またはプロピオン
酸、またはカルボン酸無水物、例えば、プロピオン酸無
水物または酢酸無水物、またはアセトン、酢酸エチルま
たはアセトニトリルを包含する。同様に、前述の溶媒の
混合物を使用することが可能である。
普通の塩基性化合物を塩基の反応のための塩基として
使用することができる。これらは、好ましくは、アルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、例
えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、または水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムまたは重炭酸ナトリウム、アルカリ金属のアルコ
ラート、例えば、ナトリウムメタノラート、ナトリウム
エタノラート、カリウムメタノラートまたはカリウムエ
タノラート、またはアルカリ金属のアミド、例えば、ナ
トリウムアミドまたはリチウムジイソプロピルアニド、
または有機アミン、例えば、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、ピリジン、ピペリジンまたはN,N−ジメ
チルアミノピリジンを包含する。
この反応は、一般に、−30℃〜+100℃、好ましくは
0℃〜+80℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、一般に、大気圧で実施する。この反応を
増大した圧力または減少した圧力(例えば、0.5〜5バ
ール)において実施できるように思われる。
一般に、カルボン酸のハロゲン化物または無水物、好
ましくはカルボン酸の塩化物または臭化物、または対称
または非対称のカルボン酸無水物をアシル化剤として使
用し(R19=COR7である一般式VI)、ギ酸、酢酸または
プロピオン酸との混合無水物は非対称無水物の場合にお
いて使用することが好ましい。
一般に、ハロゲン化スルホニルまたはスルホン酸無水
物、好ましくは塩化スルホニルまたは臭化スルホニル、
または対称または非対称のスルホン酸無水物をスルホニ
ル化剤として使用し(R19=SO2R8の一般式VI)、メタン
スルホン酸またはトルエンスルホン酸との混合無水物を
非対称無水物の場合に使用することが好ましい。
本発明の方法を実施するとき、アシル化剤またはスル
ホン化剤は、8−アミノテトラリンの1モルに関して、
一般に、1〜10モル、好ましくは1〜5モルの量で使用
する。塩基は、アシル化剤またはスルホン化剤の1モル
に関して、一般に、1〜5モル、好ましくは1〜2モル
の量で使用する。
さらに、本発明によれば、一般式(I c) 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、 R3はアルキルを表わし、そして R9は水素を表わすか、あるいはシクロアルキルを表わ
すか、あるいはアルキル(前記アルキルは置換されてい
ないか、あるいはシアノ、ハロゲン、トリフルオロメチ
ルまたはトリフルオロメトキシで置換されている)を表
わすか、あるいはアリール、アラルキルまたはヘテロア
リールを表わし、これらの基は置換されていないか、あ
るいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、ア
ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフル
オロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチ
ルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミ
ノで三置換まで置換されている、 8−ウレイド−アミノテトラリン類(I c)をを製造す
る方法であって、一般式(II) 式中、 R2およびR3は特定した意味を有する、 の8−アミノテトラリン類を、一般式(VII) R9N=C=O (VII) 式中、 R9は特定した意味を有する、 のイソシアネートと、不活性溶媒中で、適当ならば塩酸
類の存在下に、反応させ、次いで、塩類を調製する場
合、生成物を適当な酸類と反応させる類と反応させるこ
とを特徴とする方法が、発見された。
本発明による方法は、次の反応式で例示することでき
る: 適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化しない普通の
有機溶媒である。これらは、好ましくは、エーテル、例
えば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエー
テルまたはジエチレングリコールジメチルエーテル、ま
たはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ジクロロエチ
レンまたはトリクロロエチレン、または炭化水素、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレンまたは石油留分、ま
たはアミド、例えば、ジメチルホルムアミドまたはヘキ
サメチルリン酸トリアミド、または酢酸、アセトニトリ
ルまたはピリジンを包含する。同様に、前述の溶媒の混
合物を使用することが可能である。
ここにおいて適当な塩基は普通の有機アミンである。
これらは、好ましくは、トリアルキルアミン、例えば、
トリエチルアミンまたはトリプロピルアミン、または第
三有機塩基、例えば、ピリジン、N,N−ジメチルアミノ
ピリジン、ピコリン、ピペリジン、モルホリンまたは1,
5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノン−5−エンまたは1,5
−ジアザビシクロ[4,3,0]ウンデク−5−エンを包含
する。
この反応は、一般に、−30℃〜+100℃、好ましくは
0℃〜+80℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、一般に、大気圧で実施する。この反応
は、同様に、増大した圧力または減少した圧力(例え
ば、0.5〜5バール)において実施できる。
本発明による方法を実施するとき、イソシアネート
は、8−アミノテトラリンの1モルに関して、一般に1
〜3モル、好ましくは1〜2モルの量で使用する。塩基
は、イソシアネートの1モルに関して、一般に0.001〜
1モル、好ましくは0.1〜0.5モルの量で使用する。
この方法は、例えば、8−アミノテトラリンをイソシ
アネートおよび塩基ト不活性溶媒中で、適当ならば加温
しながら、実施することができる。仕上げは抽出、クロ
マトグラフィーおよび/または結晶化によって実施す
る。
置換されない8−ウレイド−アミノテトラリン類(R9
=H)を調製する場合、アルカリ金属のシアン酸塩、好
ましくはナトリウムシアネートまたはカリウムシアネー
トを水および/または酸、例えば、塩酸、臭化水素酸ま
たは硫酸中で使用する。
さらに、本発明によれば、一般式(I d) 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、 R3はアルキルを表わし、そして R6′はヒドロキシ、アミノ、アルコキシまたはアラル
コキシを表わす、 の8−アシル−アミノテトラリン類およびそれらの塩類
を製造する方法であって、一般式(VIII) 式中、 R2およびR3は前述の意味を有する、 の8−シアノテトラリン類を、加水分解し、そして、カ
ルボキシレートを製造する場合、得られる前記カルボン
酸をエステル化し、そして、塩類を調製する場合、生成
物を適当な酸類と反応させる類と反応させることを特徴
とする方法が、発見された。
本発明による方法は、次の反応式で例示することがで
きる: 本発明による方法を実施するとき、加水分解の間、ア
ミドは一般に最初に生成し、次いでカルボン酸が生成す
る。カルボン酸は、また、アミドを単離しないで調製す
ることができる。本発明によるエステルはカルボン酸の
エステル化によって得られる。この反応は、また、アミ
ドまたはカルボン酸を単離しないで実施することができ
る。カルボン酸は好ましくは1工程で、アミドを単離し
ないで、調製されるが、これと対照的に、カルボキシレ
ートは単離されたカルボン酸から調製される。
本発明によるカルボン酸のアミドを生成するための加
水分解は、一般に、不活性溶媒中で塩基の存在下に実施
する。
ここにおける適当な不活性溶媒は水またはアルコー
ル、例えば、メタノール、エタノール、プロパノールま
たはイソプロパノール、またはアミド、例えば、ジメチ
ルホルムアミドまたはヘキサメチルリン酸トリアミド、
またはエーテル、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、グリコールモノメチルエーテル、グリコールジメ
チルエーテルまたはジエチレングリコールジメチルエー
テルを包含する。同様に、前述の溶媒の混合物を使用で
きることができる。
加水分解のために適当な塩基は普通の塩基性化合物で
ある。これらは、好ましくは、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属の水酸化物、例えば、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムまたは水酸化バリウム、またはアルカリ
金属の炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリ
ウムまたは炭酸カリウム、またはアルカリ金属のアルコ
ラート、例えば、ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
タノレート、カリウムメタノラート、カリウムエタノラ
ートまたはカリウムtert−ブタノラートを包含する。
加水分解は、一般に、0℃〜+200℃、好ましくは20
℃〜+150℃の範囲の温度において実施する。
加水分解は、一般に、大気圧で実施する。この反応
は、同様に、増大した圧力または減少した圧力(例え
ば、0.5〜5バール)において実施できる。
本発明による加水分解を実施するとき、塩基は、8−
シアノ−アミノテトラリン類の1モルに関して、一般に
1〜10モル、好ましくは1〜5モルの量で使用する。
本発明によるカルボキシレートを生成するための本発
明によるカルボン酸のエステル化は、一般に、適当なア
ルコールを酸の存在下に不活性溶媒中で実施する。
この反応において適当な不活性溶媒は、反応条件下に
変化しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましく
は、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、イソプロパノールまたはブタノール、また
はエーテル、例えば、ジエチルエーテル、ジオキサンま
たはテトラヒドロフラン、またはハロゲン化炭化水素、
例えば、塩化メチレン、クロロホルムまたは四塩化炭素
を包含する。同様に、溶媒の混合物を使用することが可
能である。
エステル化に適当な酸は、普通の無機酸である。これ
らは、好ましくは、塩酸、臭化水素酸、硫酸またはリン
酸を包含する。
エステル化は、一般に、+10℃〜+150℃、好ましく
は+20℃〜+100℃の範囲の温度において実施する。
エステル化は、一般に、大気圧で実施する。この反応
は、同様に、増大した圧力または減少した圧力(例え
ば、0.5〜5バール)において実施できる。
本発明によるエステル化を実施するとき、酸は、カル
ボン酸の1モルに関して、一般に1〜50モル、好ましく
は1〜20モルの量で使用する。アルコールは、一般に、
過剰量で使用する。ここでエステル化に使用するアルコ
ールを溶媒として同時に使用することが有利であること
が明らかにされた。
エーテル性またはアルコール性のハロゲン化水素溶液
を酸として使用することが好ましく、カルボン酸とエス
テル化するアルコールをアルコールとして使用する。
本発明による方法は、例えば、次のようにして実施で
きる:8−シアノ−アミノテトラリンを不活性溶媒中で塩
基と一緒に加温し、反応および温度レベルはカルボン酸
アミドまたはカルボン酸のいずれを調製するかに依存す
る。エステル化のため、適当なカルボン酸を不活性溶媒
中で酸の存在下に加温し、その間反応で生成する水を、
適当ならば、蒸留により、溶媒と一緒に除去することが
できる。
出発物質として使用する8−シアノ−アミノテトラリ
ンは、新規であり、そして前述の方法によって調製する
ことができる。
8−シアノ−アミノテトラリンとして、本発明に従
い、例えば、次のものを使用することができる: 8−シアノ−2−ジメチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−シアノ−2−ジエチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−シアノ−2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 8−シアノ−2−(N−エチル−N−メチル)アミノ
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−シアノ−2−(N−エチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−シアノ−2−(N−メチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン。
さらに、本発明によれば、一般式 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、そして R3はアルキルを表わす、 の8−ホルミル−アミノテトラリン類およびそれらの塩
類を製造する方法であって、一般式 式中、 R2およびR3は前述の意味を有し、そして Halはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、好ましくは塩素
または臭素を表わす、 の8−ハロゲン置換アミノテトラリン類を、マグネシウ
ムおよび一般式(X) 式中、 R21およびR22は、同一であるかあるいは相異なり、そ
してメチル、エチル、プロピル、フェニルまたはピリジ
ルを表わすか、あるいはR21およびR22は、窒素原子と一
緒になって、ピペリジン環を形成する、 のホルムアミド類と、不活性溶媒中で、適当ならば補助
物質の存在下に、反応させ、次いで、塩類を製造する場
合、生成物を適当な酸類と反応させることを特徴とする
方法が、発見された。
本発明による方法は、次の反応式で例示することがで
きる: ここにおける適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化
しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましくは、
エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエ
ーテル、ジオキサンまたはテトラヒドロフラン、または
炭化水素、例えば、ベンゼン、トルエンまたはキシレ
ン、またはアミド、例えば、ジメチルホルムアミドまた
はヘキサメチルリン酸トリアミドを包含する。同様に、
前述の溶媒の混合物を使用することが可能である。
一般に、グリニヤール試薬の活性化に普通に使用され
る物質を補助物質として使用する。これらは、好ましく
は、ヨウ素または有機ヨウ素化合物お、またはアントラ
セン、好ましくはヨウ素またはヨウドエタンを包含す
る。
この反応は、一般に、−30℃〜+100℃、好ましくは
0℃〜+50℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、一般に、大気圧で実施する。この反応
は、同様に、増大した圧力または減少した圧力(例え
ば、0.5〜5バール)において実施できる。
本発明による方法を実施するとき、ホルムアミドは、
出発物質の1モルに関して、一般に1〜5モル、好まし
くは1〜2モルの量で使用する。
本発明による方法は、例えば、次のように実施でき
る:マグネシウム粉末またはマグネシウム削り屑を最初
に適当な溶媒中に導入し、適当な溶媒中の8−ハロゲン
置換アミノテトラリンの溶液を滴々添加し、そして、適
当ならば不活性溶媒中に溶解した、適当なホルムアミド
を引続いて反応混合物に添加する。反応混合物の加水分
解後、仕上げは抽出、クロマトグラフィーおよび/また
は結晶化によって実施する。
出発物質として使用する8−ハロゲン−アミノテトラ
リン類は、新規であり、そして既に上に述べた方法によ
って調製できる。
次のものを、例えば、8−ハロゲノ−アミノテトラリ
ン類として、本発明に従い、使用できる: 8−ブロモ−2−ジメチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−ブロモ−2−ジエチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−ブロモ−2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 8−クロロ−2−5ジメチルアミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 8−クロロ−2−ジエチルアミノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、 8−クロロ−2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン、 8−ブロモ−2−(N−エチル−N−メチル)アミノ
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−ブロモ−2−(N−エチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−ブロモ−2−(N−メチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−クロロ−2−(N−エチル−N−メチル)アミノ
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−クロロ−2−(N−エチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、 8−クロロ−2−(N−メチル−N−プロピル)アミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン。
さらに、本発明によれば、一般式(I f) 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、 R3はアルキルを表わし、そして Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2 15または−OR16
基を表わし、 ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、前記アリール基は置換されていないか、あるいはハ
ロゲン、シアノ、アルキル、アルコキシまたはトリフル
オロメチルで置換されており、あるいはR12およびR13
式−COR14、−SO2 15または−(CH2)c−NR12R13の基を
表わし、 R14は水素を表わすか、あるいは−NR17基を表わす
か、あるいはアルキルまたはアルコキシを表わすか、あ
るいはアリール、アリールオキシ、アラルキル、アラル
コキシまたはヘテロアリールを表わし、これらの基は置
換されていないか、あるいは、同一であるかあるいは相
異なる、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲ
ン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキ
シ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノ
またはジアルキルアミノで三置換まで置換されており、 R15はシクロアルキルを表わすか、あるいはアルキル
(前記アルキルは置換されていないか、あるいはシア
ノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシまたはアルキルオキシカルボニルで置換されてい
る)を表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたは
ヘテロアリールを表わし、これらの基は置換されていな
いか、あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで三置換まで置換されており、あるいはR15
は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、 R16は水素、アルキル、アリール、アラルキル、また
は式−COR10R11の基を表わし、 R17は水素を表わすか、あるいはシクロアルキルを表
わすか、あるいはアルキル(前記アルキルは置換されて
いないか、あるいはシアノ、ハロゲン、トリフルオロメ
チルまたはトリフルオロメトキシで置換されている)を
表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたはヘテロ
アリールを表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメ
チルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルア
ミノで三置換まで置換されており、そして、 cは1〜8の数を表わし、あるいは R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、 からなる系列からの環を形成し、ここで nは1または2であり、そして Aは水素またはシクロアルキルを表わすか、あるいは
アルキル(前記アルキルは置換されていないか、あるい
はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ、カルバモイルまたアスルファモイル
で置換されている)を表わすか、あるいはアリール、ヘ
テロアリール、アラルキル、アルコキシカルボニル、ア
ルキルスルホニル、フェニルスルホニル、トリルスルホ
ニル、ベンジルスルホニル、ホルミル、カルバモイルま
たはスルファモイルを表わし、 R2は水素またはアルキルを表わし、そして R3はアルキルを表わし、 しかしここで R2およびR3がプロピルを表わすとき、R1はNH2を表わ
さない、 8−ホルミル−アミノテトラリン類およびそれらの塩類
を製造する方法であって、一般式(XI) 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、 R3はアルキルを表わし、そして R23は式−COR24または−CNの基を表わし、ここで R24は水素、ヒドロキシル、アルコキシまたはアミノ
を表わす、 のテトラリン類を不活性溶媒中で還元し、次いで、適当
ならば、官能基を他の官能基に還元、加水分解、酸化ま
たは親電子試薬との反応によって転化し、次いで、塩類
を製造する場合、生成物を適当な酸類と反応させること
を特徴とする方法が、発見された。
本発明による方法は、次の反応式で例示することでき
る: 還元は、水素により、水または不活性有機溶媒、例え
ば、アルコール、エーテルまたはハロゲン化炭化水素、
またはそれらの混合物中で、触媒、例えば、金属または
貴金属またはそれらの塩類、例えば、ラネーニッケル、
パラジウム、動物チャコール上に担持されたパラジウ
ム、白金または白金酸化物を使用して、あるいは不活性
溶媒中で水素化物を使用して、適当ならば触媒に存在下
に実施する。
還元は、好ましくは、金属水素化物または複雑な金属
水素化物、例えば、アルミニウム水素化物または複雑な
ホウ水素化物またはアルミニウム水素化物を使用して実
施する。ホウ水素化ナトリウム、ホウ水素化リチウム、
水素化ナトリウムアルミニウム、水素化アルミニウム、
シアノ水素化ナトリウムまたはトリメトキシ−ヒドロ−
アルミン酸ナトリウムを、適当ならば塩化アルミニウム
の存在下に、とくにここで使用することが好ましい。
ここにおける適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化
しないすべての普通の有機溶媒である。これらは、好ま
しくは、アルコール、例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノールまたはイソプロパノール、またはエー
テル、例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルまたはジエ
チレングリコールジメチルエーテル、またはアミド、例
えば、ジメチルホルムアミドまたはヘキサメチルリン酸
トリアミド、または酢酸、トリクロロ酢酸またはトリフ
ルオロ酢酸、またはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化
メチレン、クロロホルムまたは四塩化炭素を包含する。
同様に、前述の溶媒の混合物を使用することが可能であ
る。
一般に、酸をこの還元において触媒として使用する。
これらは、好ましくは、無機酸、例えば、塩酸または硫
酸、または1〜4C原子を有する有機カルボン酸、または
1〜4C原子を有するスルホン酸、例えば、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、メ
タンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸またはトルエンスルホン酸を包含する。
還元は、とくに好ましくは、不活性溶媒中で、好まし
くは酢酸エチル中で、あるいはアルコール、例えば、メ
タノール、エタノール、プロパノールまたはイソプロパ
ノール、またはそれらの混合物中で、無機または有機の
酸、例えば、塩酸または酢酸の存在下に、そして還元
剤、好ましくは複雑な水素化物、例えば、ホウ水素化ナ
トリウム、水素化リチウムアルミニウムまたはシアノ水
素化ナトリウムの存在下に実施する。
この反応は、一般に、−20℃〜+100℃、好ましくは
0℃〜+80℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、一般に、大気圧で実施する。この反応
は、同様に、増大した圧力または減少した圧力(例え
ば、0.5〜5バール)において実施できる。
この還元を実施するとき、還元剤は、出発物質の1モ
ルに関して、一般に1〜6モル、好ましくは1〜3モル
の量で使用する。
本発明による方法は、例えば、テトラリン類を、適当
ならば不活性溶媒中に溶解して、不活性溶媒中の還元剤
に添加し、そして、適当ならば、加温することによって
実施する。仕上げは抽出、クロマトグラフィーおよび/
または結晶化によって実施する。
さらに、本発明によれば、一般式(I g) 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、 R3はアルキルを表わし、そして Wは−(CH2)a′−Xまたは−CH=CH−(CH2)b−
Xの基を表わし、ここで Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2 15または−OR16
基を表わし、 ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、前記アリール基は置換されていないか、あるいはハ
ロゲン、シアノ、アルキル、アルコキシまたはトリフル
オロメチルで置換されており、あるいはR12およびR13
式−COR14、−SO2 15または−(CH2)c−NR12R13の基を
表わし、 R14は水素を表わすか、あるいは−NR17基を表わす
か、あるいはアルキルまたはアルコキシを表わすか、あ
るいはアリール、アリールオキシ、アラルキル、アラル
コキシまたはヘテロアリールを表わし、これらの基は置
換されていないか、あるいは、同一であるかあるいは相
異なる、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲ
ン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキ
シ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノ
またはジアルキルアミノで三置換まで置換されており、 R15はシクロアルキルを表わすか、あるいはアルキル
(前記アルキルは置換されていないか、あるいはシア
ノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシまたはアルキルオキシカルボニルで置換されてい
る)を表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたは
ヘテロアリールを表わし、これらの基は置換されていな
いか、あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで三置換まで置換されており、あるいはR15
は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は前述の意味を有し、 R16は水素、アルキル、アリール、アラルキル、また
は式−COR10R11の基を表わし、 R17は水素を表わすか、あるいはシクロアルキルを表
わすか、あるいはアルキル(前記アルキルは置換されて
いないか、あるいはシアノ、ハロゲン、トリフルオロメ
チルまたはトリフルオロメトキシで置換されている)を
表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたはヘテロ
アリールを表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメ
チルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルア
ミノで三置換まで置換されており、そして、 cは1〜8の数を表わし、あるいは R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、 からなる系列からの環を形成し、ここで nは1または2であり、そして Aは水素またはシクロアルキルを表わすか、あるいは
アルキル(前記アルキルは置換されていないか、あるい
はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ、カルバモイルまたアスルファモイル
で置換されている)を表わすか、あるいはアリール、ヘ
テロアリール、アラルキル、アルコキシカルボニル、ア
ルキルスルホニル、フェニルスルホニル、トリルスルホ
ニル、ベンジルスルホニル、ホルミル、カルバモイルま
たはスルファモイルを表わし、そして a′は2〜10の数であり、そして bは0〜8の数である、 の8−アルキレン−アミノテトラリン類およびそれらの
塩類を製造する方法であって、一般式(I e) 式中、 R2およびR3は特定した意味を有する、 の8−ホルミル−アミノテトラリン類を、一般式(XI
I) U−(CH2)a′−−X′ (XII) 式中、 X′はXについて与えた意味を有するか、あるいはニ
トロを表わし、 a′は前述の意味を有し、そして Uは式 の基であり、ここで R25およびR26は、同一であるかあるいは相異なり、そ
してアルキルまたはフェニルを表わし、そして Tはハロゲンの陰イオン、好ましく塩素イオン、臭素
イオンまたはヨウ素イオンを表わす、 のリン化合物と、不活性合成中で塩基類の存在下に反応
させ、次いで、適当ならば、官能基を他の官能基に還
元、加水分解、酸化または親電子試薬との反応によって
転化し、次いで、塩類を製造する場合、生成物を適当な
酸類と反応させることを特徴とする方法が、発見され
た。
本発明による方法は、次の反応式で例示することがで
きる: ここにおける適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化
しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましくは、
エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドラフラン、グリコール
ジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジメチル
エーテル、または炭化水素、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンまたは石油留分、またはアミド、例えば、
ジメチルホルムアミドまたはヘキサメチルリン酸トリア
ミド、またはアルコール、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノールまたはイソプロパノール、またはジ
メチルスルホキシドを包含する。同様に、溶媒の混合物
を使用することが可能である。
適当な塩基は塩基の反応に普通の塩基性化合物であ
る。これらは、好ましくは、アルカリ金属またはアルカ
リ土類金属の水酸化物、例えば、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムまたは水酸化バリウム、またはアルカリ金
属の炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ムまたは炭酸カリウム、またはアルカリ金属のアルコラ
ート、例えば、ナトリウムメタノラート、ナトリウムエ
タノラート、カリウムメタノラート、カリウムエタノラ
ートまたはカリウムtert−ブタノラート、またはアミ
ド、例えば、ナトリウムアミドまたはリチウムジイソプ
ロピルアミド、有機リチウム化合物、例えば、フェニル
リチウムまたはブチルリチウムを包含する。
溶媒御塩基の選択は、適当なリン化合物の安定性、加
水分解に対する感受性またはCH酸度に依存する。エーテ
ル、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランま
たはジオキシサン、またはジメチルホルムアミドは溶媒
として使用するのにとくに好ましい。アルカリ金属のア
ルコラート、例えば、ナトリウムメタノラート、ナトリ
ウムエタノラート、カリウムメタノラート、カリウムエ
タノラートまたはカリウムtert−ブタノラート、または
有機リチウム化合物、例えば、フェニルリチウムまたは
ブチルリチウムは塩基として使用するのにとくに好まし
い。
この反応は、一般に、−30℃〜+150℃、好ましくは
0℃〜+100℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、一般に、大気圧で実施する。この反応
は、同様に、増大した圧力または減少した圧力(例え
ば、0.5〜5バール)において実施できる。
この反応を実施するとき、リン化合物は、8−ホルミ
ル−アミノテトラリン類の1モルに関して、一般に1〜
2モル、好ましくはモル量で使用する。塩基は、リン化
合物に関して、一般に1〜5モル、好ましくは1〜2モ
ルの量で使用する。
本発明による方法は、例えば、塩基を添加し、次いで
8−ホルミル−アミノテトラリンを、適当ならば適当な
溶媒中に溶解または懸濁させて添加し、そして、適当な
らば、加温することによって実施する。仕上げは抽出、
クロマトグラフィーおよび/または結晶化によって実施
する。
本発明による方法を実施するとき、ホスホニウム塩
(U=−P(R25+T-)の代りに直接、適当な反応
において適当なホスホニウム塩および塩基から前もって
調製した、適当なホスホラン[(R253P=CH(C2
a′−=X]を使用することが同様に可能である。し
かしながら、リン化合物との反応を塩基の存在下にワン
−ショット法として実施することが有利であることが明
らかにされた。ワン−ショット法の1つの特定の変法と
して、この反応は、また、リン化合物の安定性に依存し
て、転相触媒を使用する反応において実施することがで
き、ここでエーテル、炭化水素およびハロゲン化炭化水
素を溶媒として使用し、そして水性水酸化ナトリウムお
よび水酸化カリウムを塩基として使用できる。
出発物質として使用する一般式(XII)のリン化合物
は、既知であるか、あるいは既知の方法に従って調製で
きる[ハウベン−ベイル(Houben−Weyl)の「有機化学
の方法(Methoden der organishen Chemie)」Vo.XI
I/1、33、167]。
さらに、本発明によれば、一般式(I h) 式中、 R2は水素またはアルキルを表わし、 R3は水素またはアルキルを表わし、そして Xは式−NR12R13、−COR14、−SO2 15または−OR16
基を表わし、 ここで、 R12およびR13は、同一であるかあるいは相異なり、そ
して水素、アルキル、アリールまたはアラルキルを表わ
し、前記アリール基は置換されていないか、あるいはハ
ロゲン、シアノ、アルキル、アルコキシまたはトリフル
オロメチルで置換されており、あるいはR12およびR13
式−COR14、−SO2 15または−(CH2)c−NR12R13の基を
表わし、 R14は水素を表わすか、あるいは−NHR17基を表わす
か、あるいはアルキルまたはアルコキシを表わすか、あ
るいはアリール、アリールオキシ、アラルキル、アラル
コキシまたはヘテロアリールを表わし、これらの基は置
換されていないか、あるいは、同一であるかあるいは相
異なる、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲ
ン、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキ
シ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノ
またはジアルキルアミノで三置換まで置換されており、 R15はシクロアルキルを表わすか、あるいはアルキル
(前記アルキルは置換されていないか、あるいはシア
ノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト
キシまたはアルキルオキシカルボニルで置換されてい
る)を表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたは
ヘテロアリールを表わし、これらの基は置換されていな
いか、あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、
トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフル
オロメチルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアル
キルアミノで三置換まで置換されており、あるいはR15
は−NR10R11基を表わし、ここで R10およびR11は前述の意味を有し、 R16は水素、アルキル、アリール、アラルキル、また
は式−COR10R11の基を表わし、 R17は水素を表わすか、あるいはシクロアルキルを表
わすか、あるいはアルキル(前記アルキルは置換されて
いないか、あるいはシアノ、ハロゲン、トリフルオロメ
チルまたはトリフルオロメトキシで置換されている)を
表わすか、あるいはアリール、アラルキルまたはヘテロ
アリールを表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは、同一であるかあるいは相異なる、アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、トリフ
ルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメ
チルチオ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルア
ミノで三置換まで置換されており、そして cは1〜8の数を表わし、あるいは R12およびR13は、窒素原子と一緒になって、 からなる系列からの環を形成し、ここで nは1または2であり、そして Aは水素またはシクロアルキルを表わすか、あるいは
アルキル(前記アルキルは置換されていないか、あるい
はハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ、カルバモイルまたアスルファモイル
で置換されている)を表わすか、あるいはアリール、ヘ
テロアリール、アラルキル、アルコキシカルボニル、ア
ルキルスルホニル、フェニルスルホニル、トリルスルホ
ニル、ベンジルスルホニル、ホルミル、カルバモイルま
たはスルファモイルを表わす、の8−エチレン−アミノ
テトラリン類およびそれらの塩類を製造する方法であっ
て、一般式(I e) 式中、 R2およびR3は前述の意味を有する、 の8−ホルミル−アミノテトラリン類を、一般式(XII
I) H3C−X′ (XIII) 式中、 X′はXについて与えた意味を有するか、あるいはニ
トロを表わす、 のCH−酸性化合物と、不活性溶媒中で、適当ならば縮合
剤の存在下に、反応させ、次いで、官能基を他の官能基
に還元、加水分解、酸化または親電子試薬との反応によ
って転化し、次いで、塩類を製造する場合、生成物を適
当な酸類と反応させることを特徴とする方法が、発見さ
れた。
本発明による方法は、次の反応式で例示することがで
きる: ここにおける適当な不活性溶媒は、反応条件下に変化
しない普通の有機溶媒である。これらは、好ましくは、
アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノールまたはイソプロパノール、またはエーテル、例え
ば、ジエチルエーテル、ブチルメチルエーテル、ジオキ
サン、テトラヒドロフランまたはグリコールジメチルエ
ーテル、またはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチ
レン、クロロホルムまたは四塩化炭素、または炭化水
素、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンまたは石油
留分、またはアミド、例えば、ジメチルホルムアミドま
たはヘキサメチルリン酸トリアミド、またはジメチルス
ルホキシドまたは酢酸を包含する。同様に、前述の溶媒
の混合物を使用することが可能である。
一般に、塩基を縮合剤として使用する。これらは、好
ましくは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸
化物、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまた
は水酸化バリウム、またはアルカリ金属の炭酸塩、例え
ば、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムまたは炭酸カリ
ウム、またはアルカリ金属のアルコラート、例えば、ナ
トリウムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリ
ウムメタノラート、カリウムエタノラートまたはカリウ
ムtert−ブタノラート、またはアンモニア、または酢酸
アンモニア、または有機アミン、例えば、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリプ
ロピルアミン、ピリジン、ピペリジン、モルホリンまた
はN,N−ジメチルアミノピリジンまたはピコリンを包含
する。
この反応は、一般に、0℃〜+150℃、好ましくは+2
0℃〜+100℃の範囲の温度において実施する。
この反応は、大気圧、増大した圧力または減少した圧
力(例えば、0.5〜5バール)において実施できる。一
般に、この反応は大気藍で実施する。
この反応を実施するとき、CH−酸性化合物は、8−ホ
ルミル−アミノテトラリンの1モルに関して、一般に0.
1〜100モル、好ましくは0.5〜50モルの量で使用する。
本発明の方法は、例えば、適当ならば不活性溶媒中で
かつ適当ならば塩基の存在下に、8−ホルミル−アミノ
テトラリンをCH−酸性化合物と混合し、そして、適当な
らば、加温することによって実施する。仕上げは抽出、
クロマトグラフィーおよび/または結晶化によって実施
する。また、本発明による方法を転相触媒の存在下に実
施することが可能である。
前述の調製方法における官能基の他の官能基への転化
は、官能基のタイプに依存して、酸化、還元、加水分解
により、あるいは親電子試薬との反応によって実施し、
そして下に詳細に説明する。
1、一般に、ニトリル基は、金属水素化物を使用して、
好ましくは水素化リチウムアルミニウム、水素化アルミ
ニウ(例えば、水素化リチウムアルミニウムと100%強
度の硫酸と、あるいは塩化アルミニウムとの反応によっ
て調製した)、またはそれらの混合物を使用して、不活
性溶媒、例えば、エーテルまたは塩素化炭化水素中で、
好ましくはエーテル、例えば、テトラヒドロフラン、ジ
エチルエーテルまたはジオキサン中で、−20℃〜+100
℃、好ましくは0℃〜+50℃の温度において大気圧で、
アミノ基に還元する。
さらに、この還元は、不活性溶媒、例えば、アルコー
ル、例えば、メタノール、エタノール、プロパノールま
たはイソプロパノール中で、貴金属触媒、例えば、白
金、パラジウム、動物性チャコール上に担持されたパラ
ジウム、またはラネーニッケルの存在下に、0℃〜+15
0℃、好ましくは室温ないし+100℃までの温度において
大気圧または加圧下に、ニトリルの還元よって可能であ
る。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: 2、一般に、カルバメートは、水素化物、好ましくは水
素化リチウムアルミニウムを使用し、不活性溶媒、例え
ば、エーテル、炭化水素または塩素化炭化水素中で、好
ましくはエーテル、例えば、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはジオキサン中で、0℃〜+150℃、
好ましくは+20℃〜+100℃の温度において大気圧で、
N−メチルアミンに転化される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: 3、一般に、アルコキシカルボニル基は、水素化物、好
ましくは水素化リチウムアルミニウムを使用し、不活性
溶媒、例えば、エーテル、炭化水素または塩素化炭化水
素、またはそれらの混合物中で、好ましくはエーテル、
例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランまたは
ジオキサン中で、0℃〜+150℃、好ましくは+20℃〜
+100℃の温度において大気圧で、アルコール基に転化
される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: 4、一般に、ニトリル基は、強無機酸、好ましくは塩類
を使用して、不活性溶媒、例えば、水および/またはア
ルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノ
ールまたはイソプロパノール中で、0℃〜+150℃、好
ましくは+20℃〜+100℃の温度において大気圧で、カ
ルボキシアミド基に加水分解される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: 5、多数の本発明によるそれ以上の化合物は、NH−また
はOH−酸性化合物を親電子試薬と反応させることによっ
て得られる: a)一般に、アミンは、不活性溶媒、例えば、エーテル
または炭化水素、またはそれらの混合物中で、好ましく
はエーテル、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フランまたはジオキサン中で、適当ならば塩基、例え
ば、アルカリ金属、アルカリ金属の水素化物、アルカリ
金属のアルコラートまたは有機リチウム化合物の存在下
に、好ましくはアルカリ金属、例えば、ナトリウム、ま
たはアルカリ金属の水素化物、例えば、水素化ナトリウ
ムまたは水素化カリウムの存在下に、+20〜+150℃、
好ましくは使用する溶媒の沸点において大気圧で、カル
ボキシレートと反応させることによってカルボキシアミ
ドに転化される。
さらに、カルボン酸のハライドまたは無水物、好まし
くはカルボン酸のクロライドを使用して、不活性溶媒、
例えば、エーテル、炭化水素またはハロゲン化炭化水
素、またはそれらの混合物中で、好ましくはエーテル、
例えば、ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラン、
またはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレンまた
はクロロホルム中で、適当ならば塩基、例えば、アルカ
リ金属の炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウムまたは炭酸カ
リウム、または有機アミン、例えば、トリエチルアミン
またはピリジンの存在下に、−20℃〜+100℃、好まし
くは0℃〜+60℃の温度において大気圧で、アミドを調
製することが可能である。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: b)一般に、アミンは、カーボネートを使用して、好ま
しくは非対称カーボネートを使用して、好ましくは1つ
のフェニルエステル基を有するカーボネートを使用し
て、不活性溶媒、例えば、エーテル、炭化水素またはハ
ロゲン化炭化水素、またはそれらの混合物中で、好まし
くはエーテル、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフランまたはジオキサン中で、+20〜+150℃、+20
〜+100℃の温度において大気圧で、カルバメートに転
化される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: c)一般に、アミンは、不活性溶媒、例えば、エーテ
ル、炭化水素またはハロゲン化炭化水素またはそれらの
混合物中で、好ましくは好ましくはエーテル、例えば、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサ
ン中で、+20〜+150℃、+20〜+100℃の温度において
大気圧で、イソシアネートとの反応により、尿素類に転
化される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: d)一般に、アミドは、スルホニルハライドまたはアミ
ドスルホニルハライド、好ましくは対応するクロライド
を使用して、不活性溶媒、例えば、エーテル、炭化水素
またはハロゲン化炭化水素またはそれらの混合物中で、
好ましくはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレン
またはクロロホルム中で、適当ならば塩基、例えば、ア
ルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アルカ
リ金属のアルコラートまたは有機アミンの存在下に、好
ましくはアルカリ金属の水酸化物、例えば、水酸化ナト
リウムまたは水酸化カリウム、アルカリ金属の炭酸塩、
例えば、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、または有
機アミン、例えば、トリエチルアミンまたはピリジンを
使用して、−20℃〜+100℃、好ましくは0℃〜+50℃
の温度において大気圧で、スルホンアミドまたはアミノ
スルホニル誘導体に転化される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: e)一般に、ヒドロキシル基は、不活性溶媒、例えば、
エーテル、炭化水素またはハロゲン化炭化水素中で、好
ましくはハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレンま
たはクロロホルム中で、あるいはエーテル、例えば、ジ
エチルエーテルまたはテトラヒドロフラン中で、適当な
らば塩基、例えば、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ
金属の炭酸塩、有機アミンの存在下に、好ましくは有機
アミン、例えば、トリエチルアミン、ピリジンまたはジ
メチルアミノピリジンの存在下に、−20℃〜+100℃、
好ましくは0℃〜+30℃の温度において大気圧で、ハロ
ゲノホルメート、好ましくはクロロホルメートとの反応
によりカーボネートに転化される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: f)一般に、環状スルホンアミドは、不活性二極性非プ
ロトン性溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチルリン酸トリアミドまたはジメチルホルムアミド中
で、適当ならば塩基、例えば、アルカリ金属、アルカリ
金属の水素化物、アルカリ金属のアミド、アルカリ金属
のアルコラートまたは有機リチウム化合物の存在下に、
好ましくはアルカリ金属の水素化物、例えば、水素化ナ
トリウムまたは水素化カリウム、またはアルカリ金属の
アミド、例えば、ナトリウムアミドまたはリチウムジイ
ソプロピルアミドの存在下に、適当ならば触媒量のアル
カリ金属のヨウ化物、例えば、ヨウ化ナトリウムまたは
ヨウ化カリウムの存在下に、−20℃〜+100℃、好まし
くは0℃〜+50℃の温度において大気圧で、分子内親電
子物質の反応によって調製される。
この反応は次の反応式によって例示することができ
る: 6、R1中の官能基に関する本発明による方法のそれ以上
の変法は、R1中の二重結合、アミノ基に同時に還元され
るニトロ基(X′=NO2)の還元によって与えられる。
この還元は、一般に、金属水素化物、好ましくは水素化
リチウムアルミニウム、水素化アルミニウ(例えば、水
素化リチウムアルミニウムと硫酸および塩化アルミニウ
ムとの反応によて調製される)、ホウ水素化ナトリウ
ム、ホウ水素化リチウム、またはそれらの混合物を使用
して、不活性溶媒、例えば、エーテルまたは塩素化炭化
水素中で、好ましくはエーテル、例えば、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンまたはジエチルエーテル中で、−20
℃〜+100℃、好ましくは0℃〜+80℃の温度において
大気圧で実施される。
同様に、この還元は、不活性溶媒、例えば、アルコー
ル、例えば、メタノール、エタノールまたはイソプロパ
ノール中で、触媒、例えば、白金、白金酸化物、パラジ
ウム、動物性チャコール上のパラジウム、またはラネー
ニッケルの存在下に、適当ならば酸、例えば、塩酸、酢
酸、トリクロロ酢酸またはトリフルオロ酢酸の存在下
に、0℃〜+200℃、好ましくは+20℃〜+100℃の温度
において大気圧または加圧下で実施することが可能であ
る。
この反応は次の反応式で表わすことができる: R=O(CH2)aX(式中、aおよびXは特定した意味
を有する)の式(I)の化合物は、対応する8−ヒドロ
キシ−2−アルキルアミノ−テトラリンから得ることが
できる。8−ヒドロキシ−2−アルキルアミノ−テトラ
リンは既知である(欧州特許出願EP−A1 41,488号)
か、あるいは対応する式(I)のハロゲン−化合物から
調製できる。
8−ヒドロキシ−2−アルキルアミノ−テトラリン
は、アルキル化条件(それ自体知られている)下に、式 Y−(CH2)a−X 式中、 YはCl、−Brまたは−OSO2−アルキル(C1−C4)を表
わし、そして Xは上の意味を有する、 の化合物と反応させる。
一般式(I)の物質は、脳の5−HT1型の5−ヒドロ
キシトリプトアミン受容体に対して高い親和性を有す
る。これにはセロトニン受容体への作動的、部分的に作
動的または拮抗的作用が関連しており、それに対して既
知の物質は純粋に作動的な性質を有する。
こうして、本発明において記載する、セロトニン−1
受容体に対して高い親和性の配位子は、とくに5−ヒド
ロキシトリプトアミン(5−HT1型)に対して高い親和
性を有する受容体を包含するとき、セロトニン発生系に
対する混乱によって特徴づけられる病気を防除するため
の、よりすぐれた化合物を表わす。したがって、それら
は中枢神経系の病気、例えば、不安、緊張および抑鬱、
中枢神経系によって引き起こされる性機能障害、および
不眠症の処置に対して適する。さらに、それらは認識欠
陥の排除、学習および記憶の能力の改良およびアルツハ
イメル病の処置のために適する。さらに、これらの化合
物は、また、心臓血管系の変調に適する。それらは、ま
た、脳血管の供給の調節に関係し、こうして片頭痛の防
除に対して有効な薬物を表わす。本発明による化合物
は、同様に、痛みを防除するために使用できる。それら
は、また、セロトニン発生系に対する混乱によって特徴
づけられる腸管の病気の防除に適する。
新規な活性化合物は、既知の方法で、慣用の配合物、
例えば、錠剤、懸濁液および溶液に、不活性の無毒の製
薬学的に適当な賦形剤または溶媒を使用して転化するこ
とができる。治療学的に活性な化合物は、各場合におい
て、合計の混合物の約0.5〜90重量%の濃度で、すなわ
ち、示した投与範囲を達成するために十分な量で存在す
べきである。
配合物は、例えば、活性化合物を、溶媒および/また
は分散剤で、増量することによって調製され、そして、
例えば、希釈剤として水を使用するとき、有機溶媒を必
要に応じて補助溶媒として使用できる。
述べることのできる補助物質の例は、次の通りであ
る:水、無毒の有機溶媒、例えば、パラフィン(例え
ば、石油溜分)、植物性油(例えば、落花性油/ゴマ
油)、アルコール(例えば、エチルアルコールおよびグ
リセロール)、賦形剤、例えば、天然鉱物の粉砕物(例
えば、カオリン、粘土、タルクおよびチョーク)、合成
鉱物の粉砕物(例えば、高度に分散したシリカおよびシ
リケート)および糖類(例えば、スクロース、ラクトー
スおよびグルコース)、乳化剤(例えば、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル)、ポリオキシエチレン脂肪族ア
ルコールエーテル(例えば、リグニン−サルファイト廃
液、メチルセルロース、澱粉およびポリビニルピロリド
ン)および潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウ
ム、タルク、ステアリン酸および硫酸ナトリウム)。
投与は慣用に方法で、好ましくは経口的にまたは非経
口的に、とくに経舌的にまたは静脈内において実施され
る。経口的使用の場合において、錠剤は、もとろん、ま
た、前述の賦形剤に加えて、添加剤、例えば、クエン酸
ナトリウム、炭酸カルシウムおよびリン酸二カルシウム
を、種々の追加の物質、例えば、澱粉、好ましくはジャ
ガイモ澱粉、ゼラチンなどの一緒に含有することができ
る。さらに、潤滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウ
ム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルクを、錠剤を作
るとき、同時に使用できる。水性懸濁液の場合におい
て、活性化合物は、前述の補助物質に加えて、種々の香
味改良剤または着色剤と混合することができる。
非経口的使用の場合において、適当な液状賦形剤を使
用する、活性化合物の溶液を用いることができる。
一般に、静脈内投与の場合において、有効な結果を達
成するために、約0.0001〜1mg/kg体重、好ましくは約0.
01〜0.5mg/kg体重の量を投与することが有利であること
が明らかにされ、そして、経口的投与の場合において、
投与は約0.01〜20mg/kg体重,好ましくは0.1〜10mg/kg
体重である。
それにもかかわらず、ある場合において、前述の量か
ら逸脱すること、および、とくに体重、投与方法の種
類、薬物に対する個体の挙動、配合の種類、および投与
を実施する時間または間隔の関数として、そのように逸
脱することが必要なことがある。こうして、ある場合に
おいて、前述の最少量より少ない量で管理することで十
分であり、これに対して他の場合において前述の上限を
越えなくてはならいことがある。より多い量の投与の場
合において、これらを1日の過程においていくつかの個
々の投与量に分割することが好ましいことがある。
製造例 実施例1(中間体の製造) 2−ジプロピルアミノ−8−クロロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン 700mg(2.8ミリモル)の2−プロピルアミノ−8−ア
ミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、2.5mlの水
および1.14ml(12.7ミリモル)の37%強度の塩酸中に溶
解した。195mgの亜硝酸ナトリウムおよび0.45mlの水の
溶液を、この溶液に0℃の内部温度において滴々添加し
た。この溶液を引続いて15分間0℃において撹拌した。
しばらくして、396mg(4ミリモル)の塩化銅(I)
を1.6mlの水中に溶解し、そしてこの溶液を0℃に冷却
した。上の反応溶液を注意してこの溶液に滴々添加し、
そしてこのバッチを窒素の発生がやむまで+95℃に30分
間加温した。
この反応混合物を水性重炭酸カリウム溶液で中和し、
そしてジクロロメタンで抽出した。有機相を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、そして溶媒を蒸発させた。残留物をシリ
カゲルのカラムクロマトグラフィーによって精製した。
ジクロロメタン/メタノール、20:2、を溶離剤として使
用した。
収率:理論値の74%(油状生成物)。
Rf:0.64 この塩基は、エーテル性塩化水素溶液を使用して石油
エーテルの溶液から塩酸塩として沈殿させた。この塩酸
塩は非常に吸湿性の、無色の結晶質生成物であった。
実施例2(中間体の製造) 変法A 2−ジプロピルアミノ−8−ブロモ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン この反応は2−ジプロピルアミノ−8−クロロ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレンについての反応(実施例
1)と同様に、臭化銅(I)および47%強度の臭化水素
酸を使用して実施できた。
収率:理論値の32%(油状生成物)。
Rf:0.73(ジクロロメタン/メタノール20:2)。
この塩基は、エーテル性塩化水素溶液を使用して石油
エーテルの溶液から塩酸塩として沈殿させた。この塩酸
塩は非常に吸湿性の、無色の結晶質生成物であった。
変法B 1、8−ブロモ−2−テトラリン 85.5g(0.63ミリモル)の塩化アルミニウムを1.8リッ
トルの塩化メチレン中に0〜+5℃において導入した。
105g(0.46モル)の2−ブロモフェニル−アセチルクロ
ライド(200mlの塩化メチレン中に溶解した)を0〜+
5℃において30分かけて滴々添加した。0〜+5℃にお
いて30分間撹拌した後、50gのエチレンを反応温度が+1
0℃を越えないような速度で通入した。この混合物をさ
らに2時間20〜+25℃において撹拌した。アルミニウム
錯塩を50mlの氷水を注意して添加することによって分解
し、相を分離し、そして水相を250mlの塩化メチレンで
抽出した。標題化合物は乾燥した塩化メチレン相から10
9gの収量で黄色油(GC 97%に従う含量)として得ら
れ、そしてそれ以上精製しないで使用した。
2、8−ブロモ−2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフタレン a)エナミン合成:385g(1.71モル)の8−ブロモ−2
−テトラリンおよび165g(2.8モル)のプロピルアミン
を700ml中の水分離器上で2時間、1.5gのアンバーリス
ト(Amberlist)15イオン交換樹脂の存在下に還流撹拌
した。イオン交換樹脂をろ過し、そしてろ液を減圧濃縮
した。残留物(437g)を粗生成物として還元的アルキル
化において使用した。
b)還元的アルキル化:437gno粗製エナミン(a)を、
最初に、3リットルのプロピオン酸中に0〜+5℃にお
いて導入した。310gのホウ水素化ナトリウムを少しずつ
0〜+5℃において添加した。添加が完結したとき、反
応温度をゆっくり+50℃に増加し、そして2時間維持し
た。引続いて、反応温度を+120℃に増大し、そして3
時間維持した。冷却した反応溶液を10リットルの氷水で
希釈し、そして水酸化ナトリウム溶液(45%の強度)の
添加によって弱くアルカリ性とした。320gの最終生成物
(沸点128−135℃;0.07mm)は、クロロホルムによる抽
出および分留(GC 90%の純度)によって得られた。
第2アミンの8−ブロモ−2−プロピルアミン−テト
ラヒドロナフタレンは、この反応を2時間+50℃で撹拌
後中断し、そして前述のように処理すると、得られる。
実施例3 変法A 2−ジイソプロピルアミノ−8−シアノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフタレン 6.0g(24ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ブ
ロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、36g(120
ミリモル)の33%強度の硫酸中に窒素下に溶解した。次
いで、5mlの水中の1.7g(24ミリモル)亜硝酸ナトリウ
ムの溶液を0℃ないし最大+5℃において滴々添加し
た。引続いて反応溶液をさらに30分間同一温度において
撹拌し、次いで50℃に加温した、2.9(32ミリモル)の
シアン化銅(I)、8.7g(177モル)のシアン化ナトリ
ウムおよび30mlの水の溶液に滴々添加した。次いで、こ
のバッチを50℃において、窒素の発生がやむまで、さら
に1時間撹拌した。
引続いて、このバッチを500mlの氷水中で撹拌し、そ
してこの混合物を2Nの水酸化ナトリウム溶液でpH10に調
節した。次いで、この混合物をジクロロメタンで抽出
し、そして有機相を中性になるまで水で洗浄した。この
溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして溶媒を蒸留によ
って除去した。残留物をシリカゲルのカラムクロマトグ
ラフィーによって精製した。トルエン/メタノール、8
5:15、を溶離剤として使用した。
収率:理論値の48%(油)。
Rf:0.63(トルエン/メタノール、85:15)。
変法B 152g(0.49モル)の8−ブロモ−2−ジイソプロピル
アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(実施例
2)および66gのシアン化銅(I)を、150℃において45
0mlのジクロロメタン中で撹拌した。冷却したバッチを1
50mlのエチレンジアミンおよび450mlのH2Oの混合物中に
導入し、そして室温において1時間撹拌した。酢酸エチ
ルによる抽出によって得られた、粗生成物を分留した。
生成物は73g(GC 95%)の収量で無色油(沸点140−15
0℃;0.1mm)として得られた。
実施例4 2−ジプロピルアミノ−8−(3−ブチル−ウレイド)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 0.7g(2.8ミリモル)の2−ジイソプロピルアミノ−
8−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、3ml
のトルエン中に溶解した。0.34g(3.4ミリモル)のブチ
ルイソシアネートをこの溶液に添加し、そしてこの混合
物を17時間室温において撹拌した。
溶媒を引続いて真空蒸留によって除去し、そして残留
物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによって精
製した。酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミン、
20:1:0.1、を溶離剤として使用した。
収率:理論値の51%(油状物質)。
Rf:0.51(酢酸エチル/メタノール/トリエチルアミ
ン、20:1:0.1)。
石油エーテル中に溶解後、この塩基をエーテル性塩化
水素溶液の滴々添加によって塩酸塩に転化することが可
能であった。この塩酸塩は無色の、わずかに吸湿性の結
晶質物質であった。
実施例5 2−ジプロピルアミノ−8−ホルムアミド−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレン 1.06g(10.4ミリモル)の酢酸無水物および0.48g(1
0.4モル)のギ酸を一緒にし、そして50℃で3.5時間加温
した。冷却後、0.85g(3.5ミリモル)の2−ジプロピル
アミノ−8−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
ンおよび5mlのギ酸の溶液を滴々添加し、そしてこのバ
ッチを17時間室温において撹拌した。
引続いて溶媒を真空蒸留によって除去し、そして残留
物をジクロロメタン中に溶解した。次いで、この溶液を
水性重炭酸カリウム溶液で洗浄し、そして硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。引続いて溶媒を蒸留によって除去した。
残留物を酸化アルミニウム90[メルク(Merck)から
の酸化アルミニウム、活性II−III]のカラムクロマト
グラフィーによって精製した。シクロヘキサン/メタノ
ール/トリエチルアミン、20:0.5:0.1、を溶離剤として
使用した。
収率:理論値の42%(結晶質物質)。
Rf:0.62。
ジエチルエーテル中に溶解後、この塩基をエーテル性
塩化水素溶液の滴々添加によって塩酸塩に転化すること
ができた。この塩酸塩は無色の、非常に吸湿性の結晶質
物質であった。
実施例6 2−ジプロピルアミノ−8−カルバモイル1,2,3,4−テ
トラヒドロナフタレン 10mlのtert−ブタノール中の1.0g(4ミリモル)の2
−ジプロピルアミノ−8−シアノ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレンおよび0.5g(8ミリモル)の水酸化カリ
ウムを、6時間窒素下に還流した。冷却後、この反応溶
液を20mlの飽和塩化ナトリウム溶液で希釈し、そしてジ
クロロメタンを抽出した。有機を硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして溶媒を真空蒸留によって除去した。残留物を
10mlのジイソプロピルエーテルから結晶化した。
収率:理論値の56%(ベージュ色粉末)。
沸点:105−106℃。
Rf:0.25(シリカゲル:ジクロロメタン/メタノール、7
5:25)。
実施例7 2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン−8−カルボン酸 1mlのエチエングリコール中の256mg(1ミリモル)の
2−ジプロピルアミノ−8−シアノ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、132mg(2ミリモル)の水酸化カリ
ウム及び36mg(2ミリモル)の水を20時間+150℃で窒
素下に撹拌した。冷却後、反応溶液を6mlの水で希釈
し、そしてジクロロメタンで抽出した。水相をpH1〜2
に2.75mlの1N塩酸で調節し、次いでジクロロメタンで再
び抽出した。水素を引続いてpH5に25%強度のアンモニ
ア溶液で調節した。次いで、水を真空蒸留によって除去
し、そして残留物を+50℃および0.05ミリバールにおい
て、重量が一定になるまで、乾燥した。次いで、残留物
を無水テトラヒドロフラン中に溶解した。不溶性塩類を
ろ過した後、溶液から溶媒を真空除去した。反応生成物
は残留物として、実質的に無色の油として残った。
収率:理論値の44%。
Rf:0.63(シリカゲル;ジクロロメタン/メタノール/25
%アンモニア溶液、67:27:6)。
実施例8 2−ジプロピルアミノ−8−エトキシカルボニル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン 300mg(1.1ミリモル)の2−プロピルアミノ−1,2,3,
4−テトラヒドロナフタレン−8−カルボン酸を、室温
において30mlの無水エタノールおよび3mlのジエチルエ
ーテル中の塩化水素の溶液(190mg/ml)中で、反応が完
結するまで、撹拌した。溶媒を引続いて真空蒸留によっ
て除去し、そして残留物を10mlのジクロロメタン中に溶
解した。この溶液を0.1N水酸化ナトリウム溶液で1回、
そして水で2回洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥し
た。次いで、溶媒を真空蒸留によって除去した。反応生
成物は実質的無色の油として残った。
収率:理論値の64%。
Rf:0.97(シリカゲル;ジクロロメタン/メタノール/25
%アンモニア溶液、67:27:6)。
実施例9 2−ジプロピルアミノ−8−ホルミル−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン 3.75g(154.4ミリモル)のマグネシウム粉末を、最初
に、100mlの乾燥テトラヒドロフラン中にアルゴン下に
導入した。数滴のヨウドエタンを添加し、次いで31.9g
(103ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ブロモ
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの溶液を0℃にお
いて滴々添加した。この混合物を+60℃で3時間撹拌し
た。次いで、室温に冷却し、次いで12.8g(113.3ミリモ
ル)のN−ホルミルピペリジンをこの温度において滴々
添加した。この混合物をさらに30分間室温において撹拌
し、次いで3N塩酸を使用して加水分解した。次いで、こ
の混合物をpH12に調節し、そして酢酸エチルで抽出し
た。シリカゲル60、63〜200μmのカラムクロマトグラ
フィーを実施し、そしてシクロヘキサン/酢酸エチル/
トリエチルアミン、80:19:1、を溶離剤として使用し
た。
収率:理論値の65.5%(油)。
Rf:0.342(ジイソプロピルエーテル/トリエチルアミ
ン、99:1)。
実施例10 2−ジプロピルアミノ−8−ヒドロキシメチル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフタレン 15mg(0.4ミリモル)の水素化リチウムアルミニウム
を、2mlのジエチルエーテル中に窒素下に懸濁した。1ml
のジエチルエーテル中の210mg(0.7ミリモル)の2−ジ
プロピルアミノ−8−エトキシカルボニル−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレンノ溶液を、この懸濁液に注意し
て滴々添加した。引続いて、このバッチをさらに5時間
室温において撹拌した。
まず5mg(0.05ミリモル)の酢酸エチル、次いで15mg
の水、引続いて20mgの15%強度の水酸化ナトリウム溶液
および最後に次いで50mgの水を滴々添加し、そして各場
合0.5時間撹拌した。次いで、このバッチを3mlのジエチ
ルエーテルで希釈した。沈殿をろ過し、ろ液を水で洗浄
し、そして溶媒を除去した。油状残留物を0.05ミリバー
ルおよび50℃の温度において、重量が一定になるまで、
真空乾燥した。
収率:理論値の70%。
Rf:0.28(シリカゲル;トルエン/メタノール、85:1
5)。
実施例11 8−アセチルアミノ−2−ジプロピルアミノ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン 24g(0.094モル)の8−シアノ−2−ジプロピルアミ
ノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、まず、100ml
のテトラヒドロフラン(無水);4.5g(0.12モル)の水
素化リチウムアルミニウムを+20〜+30℃において少し
ずつ添加した。2時間還流撹拌した後、過剰の水素化リ
チウムアルミニウムを水および水酸化ナトリウムを添加
した。沈殿した無機固体を吸引ろ過し、そして50mlのテ
トラヒドロフランで洗浄し、ろ液を乾燥および濃縮した
後残る粗生成物(25g)を200mlの塩化メチレン中に溶解
し、そして10gのトリエチルアミンを添加した。アシル
化触媒として0.2gのジメチルアミノピリジンを添加した
後、1gの酢酸無水物を+20〜+25℃において滴々添加し
た。+20〜+25℃においてさらに撹拌した後、反応溶液
をホウ水素化ナトリウムおよび水で洗浄し、乾燥し、そ
して濃縮した。得られた粗生成物(30g)をヘキサン/
酢酸エチル(10:1)から再結晶化した。生成物は固体と
して理論値の75%の収率で単離された。
融点:99〜100℃。
実施例12 2−ジプロピルアミノ−8−アミノメチル−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレン 10mlのエタノールおよび23.1g(350ミリモル)の水酸
化カリウム中の10.6g(35ミリモル)の2−ジプロピル
アミノ−8−アセチルアミドメチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレンを、おだやかな還流において24時間90
℃で窒素下に加熱した。このバッチを引続いて1リット
ルの氷水中に撹拌しながら入れ、そしてこの混合物をジ
クロロメタンで抽出した。有機相を水で洗浄し、そして
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空蒸留によって除
去した。残留物として残る反応生成物を、シリカゲルの
カラムクロマトグラフィーによって精製した。メタノー
ル/トリエチルアミン、95:5、を溶離剤として使用し
た。
収率:理論値の59%(油)。
Rf:0.62。
実施例13 2−ジプロピルアミノ−8−アミノメチル−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレン塩酸塩 実施例12の化合物をエーテル中に溶解した。エーテル
性塩化水素溶液を滴々添加することによって、塩酸塩は
沈殿し、次いでこれを吸引ろ過し、そして室温において
真空乾燥した。
収量:3.6g。
融点:97−100℃。
実施例14 2−ジプロピルアミノ−8−メチルスルホンアミド−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.6g(6ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ア
ミノメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、16m
lのジクロロメタン中に溶解した。0.7g(6ミリモル)
の塩化メタンスルホニルを、+25℃の最高温度において
滴々添加した。次いで、反応溶液を18時間室温において
撹拌した。次いで、16mlの水を添加した。この混合物を
pH10に1N塩酸溶液で調節した。有機相を分離し、そして
水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を真
空蒸留によって除去した。残留物をシリカゲルのカラム
クロマトグラフィーによって精製した。ジイソプロピル
エーテル/イソプロパノール/トリエチルアミン、67:7
0:5、を溶離剤として使用した。
収率:理論値の76%(油)。
Rf:0.55。
実施例15 2−ジプロピルアミノ−8−ブチルスルホンアミドメチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.6g(6ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ア
ミノメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、16m
lのジクロロメタン中に溶解した。0.9g(6ミリモル)
の塩化ブタンスルホニルを、+25℃の最高温度において
滴々添加した。次いで、反応溶液を18時間室温において
撹拌した。次いで、16mlの水を添加した。この混合物を
pH10に1N塩酸溶液で調節した。有機相を分離し、そして
水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を真
空蒸留によって除去した。残留物をシリカゲルのカラム
クロマトグラフィーによって精製した。ジイソプロピル
エーテル/トリエチルアミン、99.5:0.5、を溶離剤とし
て使用した。この塩基をエーテル中に溶解し、そしてエ
ーテル性塩化水素溶液に滴々添加して塩酸塩に転化する
ことによって、さらに精製を達成した。水を滴々添加
し、そして有機相を分離した後、塩基を水酸化ナトリウ
ム溶液の添加により再び遊離し、そしてエーテルの抽出
によって単離した。
収率:理論値の49%(油)。
Rf:0.10(シリカゲル;ジイソプロピルエーテル/トリ
エチルアミン、99.5:0.5)。
実施例16 2−ジプロピルアミノ−8−エトキシカルボニルアミド
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.6g(6ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ア
ミノメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、16m
lのジエチルエーテル中に溶解した。1.58gのエチルクロ
ロホルメートを、冷却しながら、+25℃の最高温度にお
いて滴々添加した。引続いて、このバッチを+5℃でさ
らに1時間撹拌し、次いで氷水中に撹拌しながら入れ
た。水相をpH10に1N塩酸溶液で調節し、次いでエーテル
抽出した。ここで得られた有機相を水で洗浄し、そして
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を蒸留によって除去
し、残留物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーに
よって精製した。ジイソプロピルエーテル/イソプロパ
ノール/トリエチルアミン、67:70:5、を溶離剤として
使用した。
Rf:0.20。
実施例17 2−ジプロピルアミノ−8−エトキシカルボニルアミド
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン塩酸塩 実施例16の遊離塩基をジイソプロピルエーテル中に溶
解し、エーテル性塩化水素溶液を使用することによっ
て、塩酸塩に転化した。非常に吸湿性の塩酸塩を吸引ろ
過し、そして真空乾燥した。
収率:理論値の18%。
実施例18 2−ジプロピルアミノ−8−(3,3−ジエチルウレイ
ド)メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.6g(6ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ア
ミノメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、16m
lのジクロロメタン中に溶解した。0.81g(6ミリモル)
の塩化ジエチルカルバモイルを、+25℃の最高温度にお
いて滴々添加した。次いで、このバッチを26時間室温に
おいて撹拌した。次いで、このバッチを160mlの氷水中
に撹拌しながら添加した。この混合物をpH9に1N水酸化
ナトリウム溶液で調節し、そしてジクロロメタン抽出し
た。有機相を水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥
した。引続いて溶媒を蒸留によって除去した。残留物を
シリカゲルのカラムクロマトグラフィーによって精製し
た。ジイソプロピルエーテル/イソプロパノール/トリ
エチルアミン、80:19.5:0.5、を溶離剤として使用し
た。最終生成物は石油エーテル35−50から含有すること
ができ、そして+40℃で真空乾燥した。
収率:理論値の64%。
融点:86−87℃。
Rf:0.42。
実施例19 2−ジプロピルアミノ−8−ウレイドメチル−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン 2.6g(10ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ア
ミノメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、22m
lの1N塩酸中に窒素下に溶解した。0.81g(10ミリモル)
のシアン化カリウムおよび6mlの水の溶液を最高+25℃
で滴々添加し、そしてこのバッチを4時間室温において
反応させた。20mlのジエチルエーテルを次いで添加し
た。水相を分離し、そして1N水酸化ナトリウム溶液でpH
9に調節した。沈殿した反応生成物を吸引ろ過し、そし
て+40℃で真空乾燥した。生成物をメタノールから再結
晶化することによって精製した。
収率:理論値の38%。
融点:182.5−183.5℃。
Rf:0.55。
実施例20 2−ジプロピルアミノ−8−(3−メチルウレイド)メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.6g(6ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ア
ミノメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを、16m
lのトルエン中に窒素下に溶解した。0.34g(6ミリモ
ル)のメチルイソシアネートを最高+25℃で滴々添加し
た。引続いてこのバッチを室温において、さらに1.5時
間撹拌した。次いで、結晶化した反応生成物を吸引ろ過
し、そして+40℃で真空乾燥した。
収率:理論値の65%。
Rf:0.45。
実施例21 2−ジプロピルアミノ−8−ホルムアミドメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン 2.04ml(21.5ミリモル)の酢酸無水物および0.86ml
(22.8ミリモル)のギ酸を、+60℃で2時間窒素下に撹
拌した。室温に冷却後、2.6g(10ミリモル)の2−ジプ
ロピルアミノ−8−アミノメチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレンを最高+25℃で滴々添加した。15分間反
応後、5mlのエーテルを添加した。引続いて、このバッ
チを17時間室温でさらに撹拌し、次いで20mlのエーテル
および20mlの水で希釈した。水相を1N水酸化ナトリウム
溶液でpH9に調節し、そしてエーテルで抽出した。ここ
で得られた有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
し、そして溶媒を蒸留によって除去した。残留物を石油
エーテル60−80から再結晶化した。
収率:理論値の46%。
融点:74.5−75.5℃。
実施例22 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン塩酸塩 0.7g(23ミリモル)の水素化ナトリウム(パラフィン
中80%)を、まず、5mlのジエチレングリコールジメチ
ルエーテル中に導入した。次いで、4.9g(20ミリモル)
の2−ジプロピルアミノ−8−ヒドロキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレンおよび20mlノジエチレングリコ
ールジメチルエーテルの溶液を+25℃で添加した。この
混合物を30分間+50℃で撹拌した。+25℃の冷却後、2.
5g(20ミリモル)の2−ブロモエタノールを滴々添加し
た。この混合物を+100℃で2時間撹拌した。冷却した
バッチを水中に注ぎ、そして酢酸エチルで2回抽出し
た。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発し
た。反応しない出発物質を、塩基性酸化アルミニウム、
活性I、のカラムクロマトグラフィーによるクロロホル
ムを使用して除去した。700mgの粘性油を、引続いて、
シリカゲル、40−63μm、のクロマトグラフィーによ
り、ジイソプロピルエーテル/エタノール、3:2、を使
用して得た。この油をエーテル中に溶解し、そして塩酸
塩をエーテル性塩化水素で沈殿させた。生成物を水で抽
出し、そしてもう1回エーテルで洗浄した。塩化メチレ
ンを引続いて添加し、そしてpHをアンモニアで11に調節
した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そし
てろ過した。塩酸塩を再びエーテル性塩化水素で沈殿さ
せた。塩酸塩を蒸発乾固し、そしてガラス状残留物が得
られた。
収率:理論値の60%。
Rf:0.392(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例23 2−ジプロピルアミノ−8−カルバモイルメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン 油中の0.35g(11ミリモル)の水素化ナトリウムの89
%分散液を石油エーテルで洗浄し、次いでジグリム中に
窒素下に懸濁した。2.50g(10ミリモル)の2−ジプロ
ピルアミノ−8−ヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフタレンおよび5.9mlのジグリムを、+20〜+25℃に
おいて30分間おだやかに冷却しながら滴々添加した。こ
のバッチを引続いてさらに30分間撹拌し、次いで+50℃
に15分間加温した。次いで、0.94g(10ミリモル)のク
ロロアセトアミドを+20〜+25℃において少しずつ添加
した。次いで、このバッチを+135℃に1時間加温し、
冷却後、100mlの水中に撹拌しながら入れた。沈殿物を
吸引ろ過し、そして+40℃で真空乾燥した。粗製物質を
イソプロパノールから2回再結晶化した。
収率:理論値の50%。
融点:132−132.5℃。
Rf:0.45(シリカゲル;トルエン/メタノール 70:3
0)。
実施例24 2−ジプロピルアミノ−8−(2−アミノエトキシ)−
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 12.5g(0.328モル)の水素化リチウムアルミニウム
を、まず、200mlの無水エーテル中に窒素下に導入し
た。500mlの無水エーテル中の25g(0.082モル)の2−
ジプロピルアミノ−8−(カルボンアミド−メトキシ)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの懸濁液を、これ
に少しずつ添加した。この混合物を+25℃で4時間撹拌
し、次いで注意して水で分解した。この混合物を吸引ろ
過し、そして残留物を3回水でよく洗浄した。エーテル
相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで蒸発乾固
した。次いで、シリカゲル60、40−63μm、のカラムク
ロマトグラフィーを実施し、イソプロパノール/トリエ
チルアミン、95:5、を使用した。収率:理論値の73.6
%。
Rf:0.208。
実施例25 2−ジプロピルアミノ−8−(2−メタンスルホンアミ
ド−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.38g(10ミリモル)の炭酸カリウムを、
まず、20mlのトルエン中に導入した。次いで、0.63(5.
5ミリモル)の塩化メタンスルホニルを滴々添加し、引
続いてこの混合物を3時間室温で撹拌した。次いで、こ
の混合物をろ過し、そして蒸発した。得られた残留物を
石油エーテルとともに撹拌し、そして吸引ろ過した。シ
リカゲル60、40−63μm、のカラムクロマトグラフィー
を実施し、ジイソプロピルエーテル/エタノール、3:
2、を使用して、得らた生成物を、活性炭を含有する石
油エーテルから再結晶化した。
収率:理論値の30%。
融点:76℃。
実施例26 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ブタンスルホンアミ
ドエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 2.5g(8.6ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび2.4g(17.2ミリモル)の炭酸カリウムを、
まず、40mlのトルエン中に導入した。1.5g(9.5ミリモ
ル)の塩化ブタンスルホニルを滴々添加し、次いでこの
混合物をさらに2時間室温において撹拌した。次いで、
この混合物をろ過し、そして回転蒸発器で蒸発した。シ
リカゲル60、40−63μmのカラムクロマトグラフィーを
実施し、ジイソプロピルエーテル/エタノール、3:2、
を使用した後、生成物を石油エーテルから再結晶化し
た。
収率:理論値の27%。
Rf:0.517。
実施例27 2−ジプロピルアミノ−8−(プロピオニルアミド−
エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.38g(10ミリモル)の炭酸カリウムを、
まず、20mlのトルエン中に導入した。次いで、0.5g(5.
5ミリモル)の塩化プロピオニルを滴々添加し、引続い
てこの混合物を30分間還流撹拌した。次いで、この混合
物をろ過し、そして蒸発した。残留物をN−ヘキサンと
ともに撹拌し、そして生成物を吸引ろ過した。
収率:理論値の75%。
融点:67−68℃。
実施例28 2−ジプロピルアミノ−8−(2−エトキシカルボニル
アミド−エトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレ
1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.38g(10ミリモル)の炭酸カリウムを、
まず、20mlのトルエン中に導入した。次いで、0.53g
(5.5ミリモル)の塩化クロロホルメートを滴々添加
し、そしてこの混合物をさらに20分間+25℃で撹拌し
た。次いで、この混合物をろ過し、そして蒸発した。シ
リカゲル60、40−63μm、のカラムクロマトグラフィー
を実施し、ジイソプロピルエーテル/エタノール、3:
2、を使用して、生成物を得た。
収率:理論値の71.8%。
Rf:0.492。
実施例29 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3,3−ジエチルウ
レイド)−エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン 1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.38g(10ミリモル)の炭酸カリウムを、
まず、20mlのトルエン中に導入した。次いで、0.77g
(5.5ミリモル)の塩化ジエチルカルバモイルを滴々添
加し、そしてこの混合物をさらに2時間+100℃で撹拌
した。次いで、この混合物をろ過し、そして蒸発した。
シリカゲル60、40−63μm、のカラムクロマトグラフィ
ーを実施し、ジイソプロピルエーテル/エタノール、3:
2、を使用して、生成物を得た。
収率:理論値の56.4%。
Rf:0.408。
実施例30 2−ジプロピルアミノ−8−ウレイドエトキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロナフタレン 1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンを、10mlの水および10mlの1N塩酸中に溶解した。
次いで、4.1g(50ミリモル)のシアン化カリウムおよび
20mlの水を、+60℃の温度において滴々添加した。この
混合物を+60℃で3時間撹拌し、反応生成物を沈殿し
た。これを吸引ろ過し、そして残留物を熱石油エーテル
とともに撹拌した。冷却後、生成物を吸引ろ過した。
収率:理論値の83.8%。
融点:107−108℃。
実施例31 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3−メチルウレイ
ド)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンを、まず、20mlのトルエン中に導入した。この反
応を3滴のトルエチルアミンで触媒し、次いで0.325ml
(5.5ミリモル)のメチルイソシアネートを滴々添加し
た。この混合物を1時間+25℃で撹拌した。この混合物
を蒸発させ、そして得られる残留物を熱ジイソプロピル
エーテルとともに撹拌した。この混合物を冷却し、そし
て生成物を吸引ろ過した。
収率:理論値の80.5%。
融点:104−105℃。
実施例32 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3−ブチルウレイ
ド)エトキシ]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.45g(5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエトキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンを、まず、20mlのトルエン中に導入した。この反
応を3滴のトルエチルアミンで触媒し、次いで0.63ml
(5.5ミリモル)ブチルイソシアネートを滴々添加し
た。この混合物を2時間室温で撹拌した。この混合物を
蒸発乾固し、そして残留物を石油エーテル/ジイソプロ
ピルエーテルから結晶化した。
収率:理論値の82%。
融点:90−91℃。
実施例33 1.02ml(10.8ミリモル)の酢酸無水および0.86ml(2
2.8ミリモル)のギ産を、+60℃に4時間加熱した。次
いで、この混合物を室温に冷却し、そして1.45g(5ミ
リモル)の2−ジプロピルアミノ−8−(アミノエトキ
シ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを滴々添加し
た。発熱反応が終了した後、この混合物をさらに2時間
室温で撹拌した。次いで、酢酸エチルを添加し、そして
このバッチをpH11に1モルの水酸化ナトリウム溶液で調
節した。水相を酢酸エチルでさらに2回抽出した。有機
相を一緒にし、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発さ
せた。残留物を活性炭を含む石油エーテルから再結晶化
した。
収率:理論値6の58.4%。
融点:93℃。
実施例34 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(N,N−ジメチルア
ミノスルホニル)エテニル]−1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフタレン 1.23g(10ミリモル)の塩化ジメチル−メタンスルホ
ニルおよび150mg(1ミリモル)の塩化ベンジルトリエ
チルアンモニウムを、20mlの塩化メチレン中の50%強度
の水酸化ナトリウム溶液の20mlとともに、15分間室温に
おいて激しく撹拌した。5mlの塩化メチレン中の7.8g(3
0ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ホルミル−
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの溶液を引続いて室
温において引続いて滴々添加し、そしてこの混合物を一
夜撹拌した。次いで、この混合物を大量の水で希釈し、
そして塩化メチレンで反復して抽出した。有機を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、次いで蒸発させた。シリカゲル60、
63−100μm、のカラムクロマトグラフィーを実施し、
a)シクロヘキサン/酢酸エチル/トリエチルアミン、
80:19:1、およびb)シクロヘキサン/酢酸エチル/ト
リエチルアミン、50:49:1、を使用して、生成物を得
た。
収率:理論値の50、7%。
Rf:0.617(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例35 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(N,N−ジメチルア
ミノスルホニル)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フタレン 320mg(8ミリモル)の水素化リチウムアルミニウム
を、まず、20mlの無水ジエチルエーテル中にアルゴン下
に導入した。次いで、10mlの無水ジエチルエーテル中の
1.46g(4ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
[2−(N,N−ジメチルアミノスルホニル)エテニル]
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの溶液を、滴々添
加した。この混合物を2.5時間還流撹拌した。次いで、
分解を水で注意して実施し、残留物を吸引ろ過しい、そ
して酢酸エチルでよく洗浄した。次いで、相を分離し、
有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで蒸発させた。
生成物をイソプロパノール/水から再結晶下させ、そし
て+50℃で真空乾燥した。
収率:理論値の55.2%。
融点:84℃。
実施例36 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ニトロ−エテニル)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 14g(54ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−ホ
ルミル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン、14mlにニ
トロメタンおよび5.6g(73ミリモル)の酢酸アンモニウ
ムを56mlの氷酢酸中で2時間還流置換基した。冷却後、
この混合物をpH12に5モルの水酸化ナトリウム溶液で適
用し、そして酢酸エチルで3回抽出した。有機相を硫酸
ナトリウムで乾燥し、次いで蒸発させた。シリカゲル6
0、63−200μm、のカラムクロマトグラフィーを実施
し、ジイソプロピルエーテル/トリエチルアミン,99.5:
0.5、を使用して、生成物を得た。
収率:理論値の52.1%。1 H−NMR(300 MHz、CDCl3): ニトロエチレン基のプロトン: δ=7.38ppm;J=15Hz、1H、 δ=8.25ppm;J=15Hz、1H。
実施例37 2−ジプロピルアミノ−8−(2−アミノ−エチル)−
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 820mg(20.4ミリモル)のホウ水素化ナトリウムを、
まず、30mlの無水テトラヒドロフラン中に0℃において
窒化下に導入する。3.24ml(25.8ミリモル)の三フッ化
ホウ素ジエチルエーテル錯体をこの温度において滴々添
加し、そしてこの混合物を引続いて15分間室温において
撹拌した。次いで、1.3g(4.3ミリモル)2−ジプロピ
ルアミノ−8−(2−ニトロ−エテニル)−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレンおよび10mlの無水テトラヒドロ
フランの溶液を滴々添加し、次いでこの混合物を5.5時
間還流撹拌した。室温に冷却後、55mlの氷水を注意して
滴々添加し、次いでこの混合物を55mlの1N塩酸をで酸性
化した。この混合物を引続いて2時間+80〜+85℃で撹
拌した。冷却した水相を2回35mlのエーテルで洗浄し、
次いで5モルの水酸化ナトリウム溶液でpH12に調節し、
そして生成物を塩化メチレンで抽出した。抽出液を硫酸
ナトリウムで乾燥し、そして蒸発させた。シリカゲル6
0、40−63μm、のカラムクロマトグラフィーを実施
し、イソパロパノール/トリエチルアミン、95:5、を使
用して、生成物を得た。
収率:理論値の50.8%。
Rf:0.192。
実施例38 2−ジプロピルアミノ−8−(2−メタンスルノアミド
−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン塩酸塩 1.2g(4.4ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レンおよび1.21g(8.8ミリモル)の炭酸カリウムを、ま
ず、20mlの塩化メチレン中に導入した。次いで、550mg
(4.8ミリモル)の塩化メタンスルホニルを25℃におい
て滴々添加した。この混合物を一夜室温において撹拌し
た。次いで、混合物をろ過し、ろ液を水で1回洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発させた。ジエチル
エーテルを残留物に添加し、塩化メチレンをすべてが溶
解するまで添加し、そしてエーテル性塩化水素で塩酸塩
を沈殿させた。生成物を吸引ろ過し、そして+40℃で真
空乾燥した。
収率:理論値の56.2%。
融点:212(分解)。
実施例39 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ブタンスルホンアミ
ド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.1g(4ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.1g(8ミリモル)の炭酸カリウムを、ま
ず、20mlの塩化メチレン中に導入した。次いで、690mg
(4.4ミリモル)の塩化ブタンスルホニルを25℃におい
て滴々添加し、そしてこの混合物を5.5時間室温で撹拌
した。次いで、20mlの水を添加し、そしてこの混合物を
10分間激しく撹拌した。相を分離し、水相を1回塩化メ
チレンで抽出した。有機相を一緒に、硫酸ナトリウムで
乾燥し、次いで蒸発させた。シリカゲル60、40−63μ
m、のカラムクロマトグラフィーを実施し、酢酸エチル
を使用して、生成物を得た。
収率:理論値の72.9%。
Rf:0.592(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例40 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(p−クロロベンゼ
ンスルホンアミド)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフタレン 1.1g(4ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンを、まず、2mlの50%強度の炭酸カリウム溶液と
一緒にに、15mlの塩化メチレン中に導入した。次いで、
15mlの塩化メチレン中の930mg(4.4ミリモル)の塩化p
−クロロベンゼンスルホニルを、激しく撹拌しながら、
滴々添加した。この混合物を1時間室温で撹拌した。20
mlの水を添加し、そしてこの混合物を激しく撹拌した。
相を分離し、そして水相を1回塩化メチレンで抽出し
た。有機を一緒にし、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして
蒸発させた。シリカゲル60、40−63μm、のカラムクロ
マトグラフィーを実施し、酢酸エチルを使用して、生成
物を得た。
収率:理論値の97.4%。
Rf:0.650(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例41 2−ジプロピルアミノ−8−(2−エトキシカルボニル
アミド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.1g(4ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.1g(8ミリモル)の炭酸カリウムを、ま
ず、20mlの塩化メチレン中に導入した。次いで、0.45ml
(4.4ミリモル)の塩化エチルクロロホルメートを+25
℃において滴々添加し、そしてこの混合物をさらに1時
間室温で撹拌した。次いで、20mlの水を添加し、そして
この混合物を10分間激しく撹拌した。相を分離し、水相
を1回塩化メチレンで抽出した。有機相を一緒に、硫酸
ナトリウムで乾燥し、次いで蒸発させた。次いで、30ml
の3N塩酸中に溶解し、3回ジエチルエーテルで抽出し、
再びpH12に調節し、生成物を酢酸エチルで抽出し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、そして蒸発させた。
収率:理論値の85.8%。
Rf:0.598(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例42 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ベンジルオキシカル
ボニルアミド−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレン 3.5g(12.75ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8
−(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フタレンおよび3.5g(25.5ミリモル)の炭酸カリウム
を、まず、50mlの塩化メチレン中に導入した。次いで、
4.7ml(14ミリモル)ベンジルクロロホルメートを25℃
で滴々添加し、この混合物を室温でさらに2時間撹拌し
た。引続いて50mlの水を添加し、そしてこの混合物を10
分間激しく撹拌した。相を分離し、そして水相を1回塩
化メチレンで抽出した。有機相を一緒にし、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、次いで蒸発させた。シリカゲル60、40−
63μm、のカラムクロマトグラフィーを実施し、酢酸エ
チルを使用して、生成物を得た。
収率:理論値の92.1%。
Rf:0.567(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例43 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ウレイド−エチル)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.1g(4ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レンを、8mlの水および8mlの1N塩酸中に溶解し、そして
+60℃に加熱した。3.24g(40ミリモル)の炭酸カリウ
ムおよび15mlの水の溶液を、この温度において滴々添加
した。この混合物を1時間+60℃で撹拌した。次いで、
この混合物を冷却し、そして吸引ろ過した。生成物を活
性炭を含む石油エーテル/ジイソプロピルエーテルから
再結晶化させた。
収率:理論値の43.4%。
融点:123−124℃。
実施例44 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3−メチルウレイ
ド)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.3g(4.7ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノエチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レンを、まず、20mlのトルエン中に導入した。この反応
を3滴のトリエチルアミンで触媒し、次いで0.31ml(5.
17ミリモル)のメチルイソシアネートを滴々添加した。
この混合を一夜室温で撹拌し、次いで蒸発させた。シリ
カゲル60、40−63μm、のカラムクロマトグラフィーを
実施し、ジイソプロピルエーテル/トリエチルアミンを
使用した後、生成物を石油エーテルおよびわずかの量の
ジイソプロピルエーテルとともに撹拌し、そして吸引ろ
過した。
収率:理論値の21.1%。
融点:70℃。
実施例45 2−ジプロピルアミノ−8−(2−ホルミルアミド−エ
チル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン 1.02ml(10.8ミリモル)の酢酸無水物および0.86ml
(22.8ミリモル)のギ産を、+50〜+55℃に4時間加熱
した。この混合物を室温に冷却し、次いで1.4g(5ミリ
モル)の2−ジプロピルアミノ−8−(2−アミノ−エ
チル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを滴々添加
し、温度をこの添加の間+40℃に維持した。引続いて混
合物を2時間室温において撹拌した。次いで、この混合
物をpH12に5モルの水酸化ナトリウム溶液で調節し、そ
して塩化メチレンで抽出した。抽出液を硫酸ナトリウム
で乾燥し、次いで蒸発させた。シリカゲル60、40−63μ
m、のカラムクロマトグラフィーを実施し、ジイソプロ
ピルエーテル/エタノール、3:2、を使用して、生成物
を得た。
収率:理論値の56.3%。
Rf:0.242。
(すべてのTLFはTLCアルニウム箔、シリカゲル60、F2
54、5×7.5cm、展開高さ6cmで実施した)。
実施例46 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(N−メチルアミノ
スルホニル)エテニル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレン この化合物は実施例34におけるように調製した。N−
メチル−メタンスルホンアミドを出発物質として使用し
た。
収率:理論値の49.6%。
Rf:0.383(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例47 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(N−メチルアミノ
スルホニル)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン この化合物は、実施例35におけるようにして、実施例
47の化合物を水素化リチウムアルミニウムで還元するこ
とによって調製した。
収率:理論値の33%。
Rf:0.492(ジイソプロピルエーテル:エタノール 3:
2)。
実施例48 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(2−ナフチル)ス
ルホンアミド−エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレン 961mg(3.5ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンを、1.75mlの50%強度の炭関カリウム溶液を含有
する15mlの塩化メチレン中に導入した。873mg(3.85ミ
リモル)の塩化ナフタレン−2−スルホニルおよび5ml
の塩化メチレンの溶液を滴々添加し、そしてこの混合物
を室温でさらに20時間撹拌した。次いで、この混合物お
よび塩化メチレンで希釈した。有機相を分離し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、そして濃縮した。残留物を引続いて
シリカゲル60、40−63μm、のカラムクロマトグラフィ
ーにかけ、シクロヘキサン/酢酸エチル、1:1、で溶離
した。
収量:1.32g=理論値の81.2%。
Rf:0.117(シクロヘキサン:酢酸エチル、1:1)。
実施例49 2−ジプロピルアミノ−8−[2−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−スルホンアミド−エチル]=1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン 500mg(1.82ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8
−(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フタレンを、1mlの50%強度の炭酸カリウム溶液を含有
する10mlの塩化メチレン中に導入した。491mg(2.0ミリ
モル)の塩化3,4−ジクロロベンゼンスルホニルおよび5
mlの塩化メチレンの溶液を滴々添加し、そしてこの混合
物を室温でさらに2時間撹拌した。次いで、この混合物
および塩化メチレンで希釈した。有機相を分離し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、そして濃縮した。残留物を引続い
てシリカゲル60、40−63μm、のカラムクロマトグラフ
ィーにかけ、シクロヘキサン/酢酸エチル、1:1、で溶
離した。
収量:3.82g=理論値の43.4%。
Rf:0.121(シクロヘキサン:酢酸エチル、1:1)。
実施例50 2−ジプロピルアミノ−8−[2−N−(4−N−サッ
カリニル)−n−ブチルアミノエチル]−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフタレン塩酸塩 1.3g(4.7ミリモル)の2−ジプロピルアミノ−8−
(2−アミノ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
タレンおよび1.38g(10ミリモル)の炭酸カリウムを、1
0mlのジメチルホルムアミド中に導入した。1.49g(4.7
ミリモル)の臭化N−サッカリニル−n−ブチルおよび
5mlのジメチルホルムアミドの溶液を滴々添加し、そし
てこの混合物を80℃でさらに5時間撹拌した。この混合
物を引続いて水中に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出し
た。抽出液をシリカゲル、40−63μm、のカラムクロマ
トグラフィーにかけ、酢酸エチルで2回、そしてシクロ
ヘキサン:酢酸エチル:トリエチルアミン、50:49:1、
で溶離した。粘性油をエーテル中に溶解し、エーテル性
塩化水素を添加し、この混合物を濃縮し、そして高真空
下に乾燥した。
収量:300mg=理論値の11.6%。
Rf:0.612(メタノール:トリエチルアミン 95+5)。
使用例 実施例51 A)5−HT1受容体に対する親和性 表1において、例として、下位型1の5−ヒドロキシ
トリブトアミン受容体に対する本発明による化合物の高
い親和性を示す。特定した値は、子牛海馬膜の調製物を
使用する受容体結合の研究から決定した。3H−セロトニ
ンは、放射能標識した配位子として、この目的に使用し
た。
表1化合物の実施例番号 Ki(ナノモル/l) 1 20 2 13 6 7 25 13 26 17 28 4 30 30 33 19 42 5 比較 欧州特許出願EP−A1−41 488号中に記載される化合
物(R1=OCH3、R2=R3=nC3H7およびR1=OH、R2=R3=n
C3H7)は、それぞれ、3および2ナノモル/lのKi値を示
した。
B)セロトニン−作働/拮抗作用の研究 この目的のため、イヌの脳底動脈の、セロトニンによ
って引き起こされる、吸縮作用を研究した[参照、ペロ
ウトカ(Reroutka)ら、脳の研究(Brain Reseach)、
259、327(1983)]。
表2化合物の実施例番号 作用、拮抗的 1 − 2 − 25 + 28 − 30 + 33 + 比較 欧州特許出願41 488号(R1=OH、R2=nC3H7、R3=nC3H7) − 発明の詳細な説明および実施例は例示であり、本発明
を限定するものではないこと、そして本発明の精神およ
び範囲内の他の実施態様は当業者にとって自明であるこ
とが理解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 233/18 9547−4H C07C 233/18 233/36 9547−4H 233/36 233/43 9547−4H 233/43 235/06 9547−4H 235/06 237/20 9547−4H 237/20 237/48 9547−4H 237/48 255/58 8927−4H 255/58 271/16 9451−4H 271/16 271/20 9451−4H 271/20 275/10 9451−4H 275/10 275/22 9451−4H 275/22 275/40 9451−4H 275/40 311/04 7419−4H 311/04 311/13 7419−4H 311/13 311/17 7419−4H 311/17 311/18 7419−4H 311/18 311/24 7419−4H 311/24 311/35 7419−4H 311/35 C07D 275/06 C07D 275/06 // A61K 31/135 ACJ A61K 31/135 ACJ 31/165 AEN 31/165 AEN 31/17 AAB 31/17 AAB 31/18 ABN 31/18 ABN 31/195 31/195 31/24 31/24 31/27 31/27 31/275 31/275 31/41 31/41 (72)発明者 イエルク・トラバー ドイツ連邦共和国デー5204ローマル21・ レーベンブルクシユトラーセ 12 (72)発明者 ジヨージ・エス・アレン アメリカ合衆国テネシー州37232ナツシ ユビル(番地なし)・バンダービルトユ ニバーシテイ・デパートメントオブニユ ーロロジカルサージエリイ内 (56)参考文献 特表 昭57−500694(JP,A) 米国特許4510157(US,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 式中、 R1はシアノを表わすか、あるいは式−NR4R5、−COR6
    −(CH2−X、−O−(CH2−Xまたは−CH=CH
    −(CH2−Xの基を表わし、ここで R4は水素を表わし、 R5は式−COR7の基を表わし、ここで R7は水素、低級アルキルまたは低級アルキルアミノを表
    わし、 R6は水素、ヒドロキシル、アミノまたは低級アルコキシ
    を表わし、 aは1〜6の数であり、 bは0〜3の数であり、そして Xはニトロを表わすか、あるいは式−NR12R13、−CO
    R14、−SO2R15または−OR16の基を表わし、ここで、 R12は水素を表わし、 R13は式−SO2Ra、−CORbまたは の基を表わし、 ここで Raは低級アルキル、フエニル、ハロゲノフエニルまたは
    ナフチルを表わし、 Rbは水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ベンジルオ
    キシ、アミノ、低級アルキルアミノまたはジ−低級アル
    キルアミノを表わし、 cは1〜6の数を表わし、 R14はアミノを表わし、 R15は低級アルキルアミノまたはジ−低級アルキルアミ
    ノを表わし、そして R16は水素を表わし、 R2は水素またはアルキルを表わし、そして R3はアルキルを表わす、 で示される8−置換2−アミノテトラリン類およびそれ
    らの塩類。
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