JPH05213838A - フルオキセチンの製法 - Google Patents
フルオキセチンの製法Info
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- JPH05213838A JPH05213838A JP4247124A JP24712492A JPH05213838A JP H05213838 A JPH05213838 A JP H05213838A JP 4247124 A JP4247124 A JP 4247124A JP 24712492 A JP24712492 A JP 24712492A JP H05213838 A JPH05213838 A JP H05213838A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C271/00—Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
- C07C271/06—Esters of carbamic acids
- C07C271/08—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
-
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- C07C271/10—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
- C07C271/16—Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by singly-bound oxygen atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/24—Antidepressants
-
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- A61P25/26—Psychostimulants, e.g. nicotine, cocaine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C213/00—Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C213/06—Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton from hydroxy amines by reactions involving the etherification or esterification of hydroxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C217/00—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C217/02—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having etherified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
- C07C217/48—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having etherified hydroxy groups and amino groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being unsaturated and containing rings
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 抗うつ病薬として有用なフルオキセチンの製
法の提供。 【構成】 3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プ
ロパノールをハロ蟻酸エステルと反応させて置換された
カルバミン酸プロピル(IX)を得て、それを塩基性条件
下で加水分解してメチルアミノ−1−フェニル−1−プ
ロパノールを生成し、このメチルアミノ−1−フェニル
−1−プロパノールを次に4−ハロハロベンゾトリフル
オライドとの反応によりフルオキセチン(I)に変える
方法。 〔Rはアルキル基である。〕
法の提供。 【構成】 3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プ
ロパノールをハロ蟻酸エステルと反応させて置換された
カルバミン酸プロピル(IX)を得て、それを塩基性条件
下で加水分解してメチルアミノ−1−フェニル−1−プ
ロパノールを生成し、このメチルアミノ−1−フェニル
−1−プロパノールを次に4−ハロハロベンゾトリフル
オライドとの反応によりフルオキセチン(I)に変える
方法。 〔Rはアルキル基である。〕
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、慣用名フルオキセチンとして
も知られているN−メチル−3−〔(4−トリフルオロ
−メチル)フェノキシ〕−3−フェニルプロピルアミン
(フルオキセチン)およびそれの薬学的に許容可能な酸
付加塩類の新規な製造方法並びに上記方法で使用される
新規な中間生成物群に関するものである。
も知られているN−メチル−3−〔(4−トリフルオロ
−メチル)フェノキシ〕−3−フェニルプロピルアミン
(フルオキセチン)およびそれの薬学的に許容可能な酸
付加塩類の新規な製造方法並びに上記方法で使用される
新規な中間生成物群に関するものである。
【0002】
【発明の背景および先行技術】 塩酸塩形の下記の式I
【0003】
【化6】
【0004】で示されているフルオキセチンは有効な抗
鬱病薬として使用されている。それの薬学的活性はそれ
が有力で且つ選択的なセロニチン再吸収抑制剤であると
いうそれの能力によるものである。
鬱病薬として使用されている。それの薬学的活性はそれ
が有力で且つ選択的なセロニチン再吸収抑制剤であると
いうそれの能力によるものである。
【0005】フルオキセチン並びにフルオキセチンおよ
びそれの薬学的に許容可能な付加塩類の製造方法はそれ
ぞれ米国特許4,314,081および米国特許4,19
4,004中に記載されており、そして米国特許4,01
8,895は鬱病の治療におけるそれの使用を記載して
いる。全てのこれらの特許では、同じ製造方法が記載さ
れている。
びそれの薬学的に許容可能な付加塩類の製造方法はそれ
ぞれ米国特許4,314,081および米国特許4,19
4,004中に記載されており、そして米国特許4,01
8,895は鬱病の治療におけるそれの使用を記載して
いる。全てのこれらの特許では、同じ製造方法が記載さ
れている。
【0006】その方法では、3−ジメチルアミノプロピ
オフェノン(式II)がそれの塩酸塩から遊離され、そし
てジボランを用いて還元されて、3−ジメチルアミノ−
1−フェニル−1−プロパノール(式III)を生成す
る。
オフェノン(式II)がそれの塩酸塩から遊離され、そし
てジボランを用いて還元されて、3−ジメチルアミノ−
1−フェニル−1−プロパノール(式III)を生成す
る。
【0007】
【化7】
【0008】
【化8】
【0009】式IIIの化合物をHClおよび塩化チオニ
ルで処理して、クロロ誘導体(式IV)
ルで処理して、クロロ誘導体(式IV)
【0010】
【化9】
【0011】を生成し、それを次にアルカリ性条件下で
4−トリフルオロメチルフェノール(式V)
4−トリフルオロメチルフェノール(式V)
【0012】
【化10】
【0013】と共に5日間還流させて、N,N−ジメチ
ル−3−〔4−(トリフルオロメチル)フェノキシ〕−3
−フェニルプロピルアミン(式VI)
ル−3−〔4−(トリフルオロメチル)フェノキシ〕−3
−フェニルプロピルアミン(式VI)
【0014】
【化11】
【0015】を生成する。
【0016】最後に、式VIの化合物を二段階反応で脱メ
チル化する。第一段階で化合物を臭化ジシアンと反応さ
せそして第二段階でKOH/エチレングリコールの混合
物と130℃において20時間反応させる。このように
して得られた粗製フルオキセチンをシュウ酸塩またはマ
レイン酸塩として沈澱させる。
チル化する。第一段階で化合物を臭化ジシアンと反応さ
せそして第二段階でKOH/エチレングリコールの混合
物と130℃において20時間反応させる。このように
して得られた粗製フルオキセチンをシュウ酸塩またはマ
レイン酸塩として沈澱させる。
【0017】この方法は数種の欠点を有しており、それ
らの中で最も重要なものは a)低い全体的収率、化合物IIからシュウ酸フルオキセ
チンへの収率は約32%であり、 b)必須の構成ブロックである置換されたフェノール
(式V)は商業的に入手できず、 c)この方法で使用される臭化ジシアンは高毒性であ
り、 d)式IVの化合物と式Vの化合物との反応並びにフルオ
キセチンを生成するための式VIの化合物の脱メチル化の
両者において長い時間および極端な反応条件が必要であ
ることである。
らの中で最も重要なものは a)低い全体的収率、化合物IIからシュウ酸フルオキセ
チンへの収率は約32%であり、 b)必須の構成ブロックである置換されたフェノール
(式V)は商業的に入手できず、 c)この方法で使用される臭化ジシアンは高毒性であ
り、 d)式IVの化合物と式Vの化合物との反応並びにフルオ
キセチンを生成するための式VIの化合物の脱メチル化の
両者において長い時間および極端な反応条件が必要であ
ることである。
【0018】数年後に、ロバートソン(Robertson)他、
ザ・ジャーナル・オブ・ラベルド・コンパンド・ラディ
オファーマコロジー(J. Labelled Compd. Radiophar
m.)、24、1937(1987)は、上記の欠点の一
部を克服する関連方法を記載している。この方法では、
式IIIの化合物を商業的に入手可能な4−クロロベンゾ
トリフルオライド(式VII)
ザ・ジャーナル・オブ・ラベルド・コンパンド・ラディ
オファーマコロジー(J. Labelled Compd. Radiophar
m.)、24、1937(1987)は、上記の欠点の一
部を克服する関連方法を記載している。この方法では、
式IIIの化合物を商業的に入手可能な4−クロロベンゾ
トリフルオライド(式VII)
【0019】
【化12】
【0020】と直接結合させて、式VIの化合物を生成す
る。別の変更は、臭化ジシアンをそれより毒性の低いク
ロロ蟻酸フェニルにより置換することからなっており、
それはさらに式VIの化合物の脱メチル化の反応時間およ
び温度も低下させる。
る。別の変更は、臭化ジシアンをそれより毒性の低いク
ロロ蟻酸フェニルにより置換することからなっており、
それはさらに式VIの化合物の脱メチル化の反応時間およ
び温度も低下させる。
【0021】しかしながら、この方法は別の欠点を有し
ている: a)このようにして得られるフルオキセチンは不純であ
るため、調整HPLCにより精製しなければならない。
これは非常に費用のかかる技術であり、そして商業的生
産規模では実施することがほとんどできない。
ている: a)このようにして得られるフルオキセチンは不純であ
るため、調整HPLCにより精製しなければならない。
これは非常に費用のかかる技術であり、そして商業的生
産規模では実施することがほとんどできない。
【0022】b)該方法は式VIの化合物の脱メチル化反
応から除去される水性排水中でフェノールを生じ、それ
が主要な形態学的問題となる。
応から除去される水性排水中でフェノールを生じ、それ
が主要な形態学的問題となる。
【0023】数種以上の方法が文献中に記載されている
が、それらの全てが例えばEP391,070中に記載
されている方法中の如く接触還元または接触脱水素化の
必要というようなかなりの欠点を有している。EP38
0,924は、比較的高価であり且つ危険性のある試薬
(LiAlH4)を用いて行われる困難な還元段階を含
んでいる。他の方法はスレブニク(Srebnik)他、ザ・ジ
ャーナル・オブ・ザ・オーガニック・ケミストリイ(J.
Org. Chem.)、53、2916(1987)により記載
されているが、それは高圧反応を必要とするという欠点
を有している。
が、それらの全てが例えばEP391,070中に記載
されている方法中の如く接触還元または接触脱水素化の
必要というようなかなりの欠点を有している。EP38
0,924は、比較的高価であり且つ危険性のある試薬
(LiAlH4)を用いて行われる困難な還元段階を含
んでいる。他の方法はスレブニク(Srebnik)他、ザ・ジ
ャーナル・オブ・ザ・オーガニック・ケミストリイ(J.
Org. Chem.)、53、2916(1987)により記載
されているが、それは高圧反応を必要とするという欠点
を有している。
【0024】
【発明の要旨】本発明に従うと、それ自体は既知である
3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
の製造を含んでいるN−メチル−3−〔(4−トリフル
オロ−メチル)フェノキシ〕−3−フェニルプロピルア
ミン(フルオキセチン)およびそれの酸付加塩類の製造
方法が提唱され、それは3−ジメチルアミノ−1−フェ
ニル−1−プロパノール(III)を適当な溶媒中で式VII
I
3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
の製造を含んでいるN−メチル−3−〔(4−トリフル
オロ−メチル)フェノキシ〕−3−フェニルプロピルア
ミン(フルオキセチン)およびそれの酸付加塩類の製造
方法が提唱され、それは3−ジメチルアミノ−1−フェ
ニル−1−プロパノール(III)を適当な溶媒中で式VII
I
【0025】
【化13】 〔式中、Xはハロゲンであり、そしてRはアルキル基で
ある〕の化合物と反応させて、遊離したHXの中和し
て、式IX
ある〕の化合物と反応させて、遊離したHXの中和し
て、式IX
【0026】
【化14】
【0027】〔式中、Rは上記と同じ意味を有してい
る〕の化合物を生成し、式IXの化合物を塩基性条件下で
加水分解して式X
る〕の化合物を生成し、式IXの化合物を塩基性条件下で
加水分解して式X
【0028】
【化15】
【0029】の化合物を生成し、そして式Xの化合物を
式XI
式XI
【0030】
【化16】
【0031】〔式中、Yは塩素または弗素である〕の化
合物と反応させてフルオキセチンを生成し、その化合物
を希望によりそれ自体は既知である方法により酸付加塩
に転化させることにより特徴づけられている。
合物と反応させてフルオキセチンを生成し、その化合物
を希望によりそれ自体は既知である方法により酸付加塩
に転化させることにより特徴づけられている。
【0032】
【発明の詳細な記載】該新規方法はフルオキセチンの合
成に対する新規方式を使用している。該方法は下記の段
階により特徴づけられている。
成に対する新規方式を使用している。該方法は下記の段
階により特徴づけられている。
【0033】段階A 3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
(前記の化合物III)は容易に入手可能な物質である。
それを3−ジメチルアミノプロピオフェノン塩酸塩から
得るための可能な方法は米国特許4,314,081中に
記載されている。式IIIの化合物を式VIII
(前記の化合物III)は容易に入手可能な物質である。
それを3−ジメチルアミノプロピオフェノン塩酸塩から
得るための可能な方法は米国特許4,314,081中に
記載されている。式IIIの化合物を式VIII
【0034】
【化17】 〔式中、Xはハロゲンであり、そしてRはアルキル基で
ある〕の化合物で処理する。そのような化合物の例は、
クロロ蟻酸エチルである。反応を高温においてそして反
応工程中に生成した酸(HX)を中和させる酸受体化合
物の存在下で実施する時に、式IXの化合物が得られる。
ある〕の化合物で処理する。そのような化合物の例は、
クロロ蟻酸エチルである。反応を高温においてそして反
応工程中に生成した酸(HX)を中和させる酸受体化合
物の存在下で実施する時に、式IXの化合物が得られる。
【0035】
【化18】
【0036】化合物IXの例はN−メチル−N−(3−エ
トキシ−カルボニルオキシ−3−フェニル)プロピルカ
ルバミン酸エチル(式IX、ここでR=C2H5)である。
トキシ−カルボニルオキシ−3−フェニル)プロピルカ
ルバミン酸エチル(式IX、ここでR=C2H5)である。
【0037】化合物IIIと式VIII(XおよびRは前記で
定義されている如くである)との反応は不活性溶媒中で
実施される多段階反応であり、式IXの化合物を生成す
る。反応は最良にはトルエン中で還流下で実施され、そ
れにより、反応工程中に生成した水が連続的に蒸留除去
される。しかしながら、それより低い温度(80℃以
上)も適しており、その場合には水を反応の終了時に例
えば相分離により除去しなければならない。反応を式IX
の化合物を生成するように進行させるには、生成する酸
HXを中和しなければならない。好適な操作形態では、
反応は例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ト
リエチルアミン、水酸化ナトリウムなどの如き酸受体の
存在下で実施される。炭酸水素ナトリウムが使用するの
に最も簡便な酸受体であることが見いだされている。
定義されている如くである)との反応は不活性溶媒中で
実施される多段階反応であり、式IXの化合物を生成す
る。反応は最良にはトルエン中で還流下で実施され、そ
れにより、反応工程中に生成した水が連続的に蒸留除去
される。しかしながら、それより低い温度(80℃以
上)も適しており、その場合には水を反応の終了時に例
えば相分離により除去しなければならない。反応を式IX
の化合物を生成するように進行させるには、生成する酸
HXを中和しなければならない。好適な操作形態では、
反応は例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ト
リエチルアミン、水酸化ナトリウムなどの如き酸受体の
存在下で実施される。炭酸水素ナトリウムが使用するの
に最も簡便な酸受体であることが見いだされている。
【0038】別の操作形態によると、酸受体は式IIIと
化合物VIIIとの反応では使用されず、そして最初に式XI
I
化合物VIIIとの反応では使用されず、そして最初に式XI
I
【0039】
【化19】
【0040】の化合物が生成し、それが酸の中和および
別量の式VIIIの化合物の添加で式IXの化合物に転化され
る。
別量の式VIIIの化合物の添加で式IXの化合物に転化され
る。
【0041】これらの両方の操作形態とも本発明の一部
を構成するものである。
を構成するものである。
【0042】理論的には、2当量の式VIIIの化合物が必
要である。しかしながら、実際の範囲は2.5−3.5当
量の式VIIIの化合物であり、好適な量は約3当量である
ことが見いだされている。
要である。しかしながら、実際の範囲は2.5−3.5当
量の式VIIIの化合物であり、好適な量は約3当量である
ことが見いだされている。
【0043】反応の終了時に、水洗により塩類を除去す
る。痕跡量の未反応の式IIIおよびVIIの化合物類は酸洗
浄により除去され、そして式IXの化合物が溶媒の蒸発に
より得られる。
る。痕跡量の未反応の式IIIおよびVIIの化合物類は酸洗
浄により除去され、そして式IXの化合物が溶媒の蒸発に
より得られる。
【0044】式IXの化合物は新規である。
【0045】段階B このようにして得られた式IXの化合物(段階A参照)を
塩基性条件下で加水分解する。カーボネートおよびカル
バメート基の両者をこの段階で除去し、そして3−メチ
ルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール(式X)が
得られる。
塩基性条件下で加水分解する。カーボネートおよびカル
バメート基の両者をこの段階で除去し、そして3−メチ
ルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール(式X)が
得られる。
【0046】式IXの化合物の加水分解は例えば水酸化ナ
トリウムの如き塩基を用いる処理により実施される。反
応は例えば水性エタノール、イソプロパノールおよびn
−ブタノールの如き水性アルコール類中で容易に実施さ
れる。驚くべきことに加水分解が容易に起こりそして例
えば還流下で水性エタノール(82℃)中で3時間後に
完了することが見いだされ、それが生成物の良好な収率
および純度に寄与している。比較用では、下記の式XIII
(ここでR=Et)の化合物は同様な条件下で130℃
において加水分解に対して安定性である。
トリウムの如き塩基を用いる処理により実施される。反
応は例えば水性エタノール、イソプロパノールおよびn
−ブタノールの如き水性アルコール類中で容易に実施さ
れる。驚くべきことに加水分解が容易に起こりそして例
えば還流下で水性エタノール(82℃)中で3時間後に
完了することが見いだされ、それが生成物の良好な収率
および純度に寄与している。比較用では、下記の式XIII
(ここでR=Et)の化合物は同様な条件下で130℃
において加水分解に対して安定性である。
【0047】
【化20】
【0048】これに対して、本発明に従う方法では、式
IXの化合物は100℃以下の温度において加水分解され
る。
IXの化合物は100℃以下の温度において加水分解され
る。
【0049】一方、式IXの化合物の加水分解は二段階反
応として実施することもできる。第一段階において、カ
ーボネートを穏やかな条件下で部分的に加水分解し、そ
の後にカラムクロマトグラフィーにより精製して、式XI
V(ここでRはアルキル基である)の化合物を生成す
る。
応として実施することもできる。第一段階において、カ
ーボネートを穏やかな条件下で部分的に加水分解し、そ
の後にカラムクロマトグラフィーにより精製して、式XI
V(ここでRはアルキル基である)の化合物を生成す
る。
【0050】
【化21】
【0051】第二段階において、式XIVの化合物をさら
に加水分解にかけて式Xの化合物を生成する。
に加水分解にかけて式Xの化合物を生成する。
【0052】式IXの化合物から式Xの化合物への転化に
関するいずれの加水分解形態も本発明の範囲内である。
関するいずれの加水分解形態も本発明の範囲内である。
【0053】段階C 3−メチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
(式X)を既知の方法を用いてフルオキセチン(式I)
に転化させる。すなわち、一工程によると、N,N−ジ
メチルアセトアミド中で式Xの化合物を水素化ナトリウ
ムと反応させることにより生成したアニオンを4−クロ
ロ−ベンゾトリフルオライドと反応させて、フルオキセ
チンを与える。任意に、それより高価な4−フルオロ−
ベンゾトリフルオライドを比較的穏やかな条件下で使用
することもできる。
(式X)を既知の方法を用いてフルオキセチン(式I)
に転化させる。すなわち、一工程によると、N,N−ジ
メチルアセトアミド中で式Xの化合物を水素化ナトリウ
ムと反応させることにより生成したアニオンを4−クロ
ロ−ベンゾトリフルオライドと反応させて、フルオキセ
チンを与える。任意に、それより高価な4−フルオロ−
ベンゾトリフルオライドを比較的穏やかな条件下で使用
することもできる。
【0054】段階D フルオキセチンの例えばトルエンの如き適当な溶媒中溶
液に気体状HClを反応させることにより、フルオキセ
チン塩酸塩が単離される。生じた生成物は濾過により集
められる。
液に気体状HClを反応させることにより、フルオキセ
チン塩酸塩が単離される。生じた生成物は濾過により集
められる。
【0055】他の付加塩類も既知の方法により製造する
ことができる。
ことができる。
【0056】段階E 粗製フルオキセチン塩酸塩を熱水中で再結晶化させ(任
意に活性炭で処理しそして熱時に濾過し)、そして溶液
を冷却する。純粋なフルオキセチン塩酸塩が沈澱し、そ
してそれは濾過により集められる。
意に活性炭で処理しそして熱時に濾過し)、そして溶液
を冷却する。純粋なフルオキセチン塩酸塩が沈澱し、そ
してそれは濾過により集められる。
【0057】再結晶化によるこの精製方式は例えばエー
テルからの沈澱(英国特許2,060,618)または毒
性アセトニトリルからの再結晶化(シャープレス(Sharp
less)、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オーガニック・ケ
ミストリイ(J. Org. Chem.)、53、9081(198
8))の如き既知の工程より優れている。
テルからの沈澱(英国特許2,060,618)または毒
性アセトニトリルからの再結晶化(シャープレス(Sharp
less)、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・オーガニック・ケ
ミストリイ(J. Org. Chem.)、53、9081(198
8))の如き既知の工程より優れている。
【0058】本発明の方法により得られる利点を以下で
簡単にまとめることができる。
簡単にまとめることができる。
【0059】1.良好な収率が得られ(IIからフルオキ
セチン塩酸塩−化合物IIを基にして66%)、それは既
知の方法により得られる収率より優れている。
セチン塩酸塩−化合物IIを基にして66%)、それは既
知の方法により得られる収率より優れている。
【0060】2.高純度のフルオキセチン塩酸塩が得ら
れる。
れる。
【0061】3.相当低い毒性の試薬が該方法で使用さ
れる。
れる。
【0062】4.実際的に形態学的問題は生じない(特
にRがアルキル基またはハロアルキル基である化合物VI
IIを使用する場合)。
にRがアルキル基またはハロアルキル基である化合物VI
IIを使用する場合)。
【0063】5.該方法では比較的穏やかな反応条件が
使用される。
使用される。
【0064】本発明を下記の実施例によりされに説明す
るが、それらに限定されるものではない。
るが、それらに限定されるものではない。
【0065】
実施例1 3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
(50g)のトルエン(400ml)中溶液を加熱還流
させた。クロロ蟻酸エチル(39g)を90分間で徐々
に加えた。混合物をさらに90分間にわたり沸騰させ、
冷却し、そして濾過した。N,N−ジメチル−3−エト
キシ−カルボニルオキシ−3−フェニルプロピルアミン
塩酸塩(XII)(70.5g)を集めそして乾燥した。収
率85.6%。
(50g)のトルエン(400ml)中溶液を加熱還流
させた。クロロ蟻酸エチル(39g)を90分間で徐々
に加えた。混合物をさらに90分間にわたり沸騰させ、
冷却し、そして濾過した。N,N−ジメチル−3−エト
キシ−カルボニルオキシ−3−フェニルプロピルアミン
塩酸塩(XII)(70.5g)を集めそして乾燥した。収
率85.6%。
【0066】質量スペクトル:m/e=251(構造と
一致) NMR:1.28ppm、t、3H、OCH 2CH3 ;2.
48ppm、m、2H、CH−CH2 ;2.80ppm、
s、6H、N−(CH3)2;3.10ppm、m、2H、
−CH−CH2−CH2 −N;4.15ppm、m、2
H、OCH2 CH3;5.69ppm、dd、1H、Ph
CH−CH2;7.35ppm、m、5H、Ph。
一致) NMR:1.28ppm、t、3H、OCH 2CH3 ;2.
48ppm、m、2H、CH−CH2 ;2.80ppm、
s、6H、N−(CH3)2;3.10ppm、m、2H、
−CH−CH2−CH2 −N;4.15ppm、m、2
H、OCH2 CH3;5.69ppm、dd、1H、Ph
CH−CH2;7.35ppm、m、5H、Ph。
【0067】実施例2 3−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
(37.1g)、炭酸水素ナトリウム(20.8g)およ
びトルエン(150ml)の混合物を還流させた。ディ
ーン・スターク共沸トラップを使用して反応中に生成し
た水を除去した。クロロ蟻酸エチル(67.4g)を3.
25時間にわたりゆっくりと滴々添加した。混合物をさ
らに1.5時間にわたり沸騰させそして室温に冷却し
た。水(100ml)を加え、そして混合物を撹拌して
全ての固体を溶解させた。相を分離した。有機相を水
(80ml)および32%HCl(20ml)の混合物
で洗浄した。相を分離し、そして有機層を再び水(10
0ml)で洗浄した。有機溶液を無水硫酸マグネシウム
上で乾燥し、そして濾過した。トルエンを蒸発させて、
70gの油を与えた。油をHPLCにより検定すると、
80.3%のN−メチル−N−(3−エトキシ−カルボニ
ルオキシ−3−フェニル)−プロピルカルバミン酸エチ
ルを含有していた。(R=Etである化合物IX)。収率
88%。この油は次の段階用に適していた。高真空乾燥
により純粋な試料が得られた。
(37.1g)、炭酸水素ナトリウム(20.8g)およ
びトルエン(150ml)の混合物を還流させた。ディ
ーン・スターク共沸トラップを使用して反応中に生成し
た水を除去した。クロロ蟻酸エチル(67.4g)を3.
25時間にわたりゆっくりと滴々添加した。混合物をさ
らに1.5時間にわたり沸騰させそして室温に冷却し
た。水(100ml)を加え、そして混合物を撹拌して
全ての固体を溶解させた。相を分離した。有機相を水
(80ml)および32%HCl(20ml)の混合物
で洗浄した。相を分離し、そして有機層を再び水(10
0ml)で洗浄した。有機溶液を無水硫酸マグネシウム
上で乾燥し、そして濾過した。トルエンを蒸発させて、
70gの油を与えた。油をHPLCにより検定すると、
80.3%のN−メチル−N−(3−エトキシ−カルボニ
ルオキシ−3−フェニル)−プロピルカルバミン酸エチ
ルを含有していた。(R=Etである化合物IX)。収率
88%。この油は次の段階用に適していた。高真空乾燥
により純粋な試料が得られた。
【0068】質量スペクトル:m/e=309(構造と
一致) NMR:1.25ppm、m、6H、OCH 2CH3 ;2.
18ppm、m、2H、CH−CH2 −CH2;2.86
ppm、s、3H、N−CH3;3.32ppm、m、2
H、CH−CH2−CH2 ;4.14ppm、m、4H、
OCH2 CH3;5.56ppm、dd、1H、PhCH
−CH2;7.35ppm、m、5H、Ph。
一致) NMR:1.25ppm、m、6H、OCH 2CH3 ;2.
18ppm、m、2H、CH−CH2 −CH2;2.86
ppm、s、3H、N−CH3;3.32ppm、m、2
H、CH−CH2−CH2 ;4.14ppm、m、4H、
OCH2 CH3;5.56ppm、dd、1H、PhCH
−CH2;7.35ppm、m、5H、Ph。
【0069】実施例3 実施例2に従いクロロ蟻酸エチルの代わりにクロロ蟻酸
メチルを使用すると、N−メチル−N−(3−メトキシ
カルボニルオキシ−3−フェニル)プロピルカルバミン
酸メチル(R=メチルである化合物IX)が49%の収率
で製造された。
メチルを使用すると、N−メチル−N−(3−メトキシ
カルボニルオキシ−3−フェニル)プロピルカルバミン
酸メチル(R=メチルである化合物IX)が49%の収率
で製造された。
【0070】質量スペクトル:m/e=281(構造と
一致) NMR:2.0−2.2ppm、m、2H、CH−CH2
−CH2;2.90ppm、s(広い)、3H、N−CH
3;3.2−3.4ppm、m、2H、CH−CH2−CH
2 ;3.66ppm、s、3H、NCOOCH3;3.74
ppm、s、3H、OCOOCH3;5.54ppm、
m、1H、PhCH;7.34ppm、m、5H、P
h。
一致) NMR:2.0−2.2ppm、m、2H、CH−CH2
−CH2;2.90ppm、s(広い)、3H、N−CH
3;3.2−3.4ppm、m、2H、CH−CH2−CH
2 ;3.66ppm、s、3H、NCOOCH3;3.74
ppm、s、3H、OCOOCH3;5.54ppm、
m、1H、PhCH;7.34ppm、m、5H、P
h。
【0071】実施例4 実施例2に従いクロロ蟻酸エチルの代わりにクロロ蟻酸
イソブチルを使用すると、N−メチル−N−(3−メト
キシカルボニルオキシ−3−フェニル)プロピルカルバ
ミン酸イソブチル(R=イソブチルである化合物IX)が
72%の収率で製造された。
イソブチルを使用すると、N−メチル−N−(3−メト
キシカルボニルオキシ−3−フェニル)プロピルカルバ
ミン酸イソブチル(R=イソブチルである化合物IX)が
72%の収率で製造された。
【0072】質量スペクトル:m/e=365(構造と
一致) NMR:0.91ppm、d+d、12H、CH2−CH
−(CH3 );1.90ppm、m、2H、CH2−CH−
(CH3)2;2.15ppm、m、2H、CH−CH2 −C
H2;2.89ppm、s、3H、N−CH3;3.32p
pm、m、2H、CH−CH2−CH2 ;3.90pp
m、m、4H、COO−CH2 ;5.41ppm、dd、
1H、Ph−CH;7.3ppm、m、5H、Ph。
一致) NMR:0.91ppm、d+d、12H、CH2−CH
−(CH3 );1.90ppm、m、2H、CH2−CH−
(CH3)2;2.15ppm、m、2H、CH−CH2 −C
H2;2.89ppm、s、3H、N−CH3;3.32p
pm、m、2H、CH−CH2−CH2 ;3.90pp
m、m、4H、COO−CH2 ;5.41ppm、dd、
1H、Ph−CH;7.3ppm、m、5H、Ph。
【0073】実施例5 実施例2に従いクロロ蟻酸エチルの代わりにクロロ蟻酸
イソプロピルを使用すると、N−メチル−N−(3−イ
ソプロポキシカルボニルオキシ−3−フェニル)プロピ
ルカルバミン酸イソプロピル(R=イソプロピルである
化合物IX)が95%の収率で製造された。
イソプロピルを使用すると、N−メチル−N−(3−イ
ソプロポキシカルボニルオキシ−3−フェニル)プロピ
ルカルバミン酸イソプロピル(R=イソプロピルである
化合物IX)が95%の収率で製造された。
【0074】質量スペクトル:m/e=337(構造と
一致) NMR:1.24、1.29ppm、d+d、12H、C
H−(CH3 )2;2.0−2.2ppm、m、2H、CH−
CH2−CH2 ;2.85ppm、s、3H、N−CH3;
3.3ppm、m(広い)、2H、CH−CH2 −C
H2;4.85ppm、m、2H、COOCH(CH3)2;
5.54ppm、dd、1H、Ph−CH;7.45pp
m、m、5H、Ph。
一致) NMR:1.24、1.29ppm、d+d、12H、C
H−(CH3 )2;2.0−2.2ppm、m、2H、CH−
CH2−CH2 ;2.85ppm、s、3H、N−CH3;
3.3ppm、m(広い)、2H、CH−CH2 −C
H2;4.85ppm、m、2H、COOCH(CH3)2;
5.54ppm、dd、1H、Ph−CH;7.45pp
m、m、5H、Ph。
【0075】実施例6 N,N−ジメチル−3−エトキシカルボニルオキシ−3
−フェニルプロピルアミン塩酸塩(XII)(21.3g)
を水(100ml)中に溶解させた。トルエン(100
ml)を加えた。NaOHを用いてpHを13に調節
し、そして遊離塩基をトルエン相に抽出した。相分離後
に、トルエン(50ml)を加え、そして溶液をディー
ン・スターク・トラップを用いる共沸蒸留により乾燥さ
せた。クロロ蟻酸エチル(29g)をゆっくり加えた。
混合物を3時間沸騰させそして冷却した。溶媒を減圧下
で蒸発させて、29.4gの油を与え、それはHPLC
によると82.5%の化合物IX(R=Et)を含有して
いることが示された。
−フェニルプロピルアミン塩酸塩(XII)(21.3g)
を水(100ml)中に溶解させた。トルエン(100
ml)を加えた。NaOHを用いてpHを13に調節
し、そして遊離塩基をトルエン相に抽出した。相分離後
に、トルエン(50ml)を加え、そして溶液をディー
ン・スターク・トラップを用いる共沸蒸留により乾燥さ
せた。クロロ蟻酸エチル(29g)をゆっくり加えた。
混合物を3時間沸騰させそして冷却した。溶媒を減圧下
で蒸発させて、29.4gの油を与え、それはHPLC
によると82.5%の化合物IX(R=Et)を含有して
いることが示された。
【0076】収率92.4%。
【0077】実施例7 化合物IX(R=Et)(310.3g)を水(1500
ml)およびエタノール(500ml)と混合した。固
体の水酸化ナトリウム(340g)を加え、そして混合
物を3時間にわたり沸騰させた(約82℃)。相を分離
し、そしてエタノールを蒸発させて、157gの3−メ
チルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール(X)を
油状で与え、それは放置すると固化した。
ml)およびエタノール(500ml)と混合した。固
体の水酸化ナトリウム(340g)を加え、そして混合
物を3時間にわたり沸騰させた(約82℃)。相を分離
し、そしてエタノールを蒸発させて、157gの3−メ
チルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール(X)を
油状で与え、それは放置すると固化した。
【0078】収率94.8%。
【0079】実施例8 化合物IX(R=Et)(115g)をNaOH(130
g)の水(450ml)およびn−ブタノール(450
ml)中溶液に加えた。混合物を3時間沸騰させそして
冷却した。相を分離した。有機溶媒を充分蒸発させて、
55gの3−メチルアミノ−1−フェニル−1−プロパ
ノール(X)を与えた。
g)の水(450ml)およびn−ブタノール(450
ml)中溶液に加えた。混合物を3時間沸騰させそして
冷却した。相を分離した。有機溶媒を充分蒸発させて、
55gの3−メチルアミノ−1−フェニル−1−プロパ
ノール(X)を与えた。
【0080】収率89.6%。
【0081】実施例9 化合物IX(R=Et)(43.2g、87.4%検定)を
水(195ml)、イソプロパノール(65ml)およ
び水酸化ナトリウム(34.2g)と混合した。混合物
を還流下で6時間沸騰させそして40℃に冷却した。相
を分離すると、上の有機相(120.5g)は16.1%
(すなわち19.4g)の3−メチルアミノ−1−フェ
ニル−1−プロパノール(X)を含有していることが示
され、それは次の段階用に充分に純粋であった。蒸留に
よりイソプロパノールを除去した後に、それを次の段階
用に直接使用することができた。
水(195ml)、イソプロパノール(65ml)およ
び水酸化ナトリウム(34.2g)と混合した。混合物
を還流下で6時間沸騰させそして40℃に冷却した。相
を分離すると、上の有機相(120.5g)は16.1%
(すなわち19.4g)の3−メチルアミノ−1−フェ
ニル−1−プロパノール(X)を含有していることが示
され、それは次の段階用に充分に純粋であった。蒸留に
よりイソプロパノールを除去した後に、それを次の段階
用に直接使用することができた。
【0082】収率96.4%。
【0083】実施例10−12 実施例9に示されているのと同様な条件下で、下記の式
IXの化合物類を加水分解して3−メチルアミノ−1−フ
ェニルプロパノール(X)を与えた。反応時間および収
率は表に示されている。
IXの化合物類を加水分解して3−メチルアミノ−1−フ
ェニルプロパノール(X)を与えた。反応時間および収
率は表に示されている。
【0084】
【表1】IX中のR 時間(時間) 収率(%) i−Pr 28 77 i−Bu 14 65 Me 3 85 実施例13 化合物IX(R=Et)(20.5g)を水(112.5m
l)およびエタノール(37.5ml)と混合した。温
度を25℃以下に保ちながら、固体NaOH(12.1
g)をゆっくり加えた。25℃における24時間の混合
後に、相を分離した。下の層をエタノールから蒸発させ
そしてトルエンで抽出した。一緒にした有機層を水(2
4ml)および32%HCl(6ml)の混合物で洗浄
した。相分離後に、有機溶媒を除去した。油(14.
5)が得られた。油をカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル6:4)により精製した。生成物であ
るN−カルベトキシ−N−メチル−3−フェニル−3−
ヒドロキシプロピルアミン(式XIVの化合物;R=E
t)が油状で得られた(7.6g)。
l)およびエタノール(37.5ml)と混合した。温
度を25℃以下に保ちながら、固体NaOH(12.1
g)をゆっくり加えた。25℃における24時間の混合
後に、相を分離した。下の層をエタノールから蒸発させ
そしてトルエンで抽出した。一緒にした有機層を水(2
4ml)および32%HCl(6ml)の混合物で洗浄
した。相分離後に、有機溶媒を除去した。油(14.
5)が得られた。油をカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル6:4)により精製した。生成物であ
るN−カルベトキシ−N−メチル−3−フェニル−3−
ヒドロキシプロピルアミン(式XIVの化合物;R=E
t)が油状で得られた(7.6g)。
【0085】収率48%。
【0086】質量スペクトル:m/e=237(構造と
一致) 実施例14フルオキセチン塩酸塩の製造 ジメチルアセトアミド(70ml)、トルエン(20m
l)、4−クロロベンゾトリフルオライド(15ml)
および3−メチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノ
ール(15.6ml)の混合物を115℃に加熱した。
水素化ナトリウム(6.2g)のトルエン(20ml)
中懸濁液を徐々に加えた。混合物を1時間にわたり11
5℃に保った。水(160ml)およびトルエン(16
0ml)を加えた。相を分離した。乾燥したトルエン相
を冷却しながら気体状塩化水素で処理した。フルオキセ
チン塩酸塩(27.6g)が沈殿した。それを濾過しそ
して乾燥した。
一致) 実施例14フルオキセチン塩酸塩の製造 ジメチルアセトアミド(70ml)、トルエン(20m
l)、4−クロロベンゾトリフルオライド(15ml)
および3−メチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノ
ール(15.6ml)の混合物を115℃に加熱した。
水素化ナトリウム(6.2g)のトルエン(20ml)
中懸濁液を徐々に加えた。混合物を1時間にわたり11
5℃に保った。水(160ml)およびトルエン(16
0ml)を加えた。相を分離した。乾燥したトルエン相
を冷却しながら気体状塩化水素で処理した。フルオキセ
チン塩酸塩(27.6g)が沈殿した。それを濾過しそ
して乾燥した。
【0087】収率86%。
【0088】実施例15 粗製フルオキセチン塩酸塩(55g、参照実施例中で記
載されている如くして製造された)を水(155ml)
に加えた。混合物を約60℃に加熱すると、均質溶液が
得られた。活性炭(2.75g)を加え、そして混合物
を約60℃において30分間撹拌した。混合物を濾過
し、溶液を10℃に徐々に冷却し、そしてその温度にお
いてさらに1時間撹拌した。生成物を濾過し、水(50
ml)で洗浄し、そして乾燥して、純粋なフルオキセチ
ン塩酸塩(46.8g)を与えた。
載されている如くして製造された)を水(155ml)
に加えた。混合物を約60℃に加熱すると、均質溶液が
得られた。活性炭(2.75g)を加え、そして混合物
を約60℃において30分間撹拌した。混合物を濾過
し、溶液を10℃に徐々に冷却し、そしてその温度にお
いてさらに1時間撹拌した。生成物を濾過し、水(50
ml)で洗浄し、そして乾燥して、純粋なフルオキセチ
ン塩酸塩(46.8g)を与えた。
【0089】収率85.1%、融点156.5−157
℃。
℃。
【0090】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
おりである。
【0091】1.それ自体は既知である3−ジメチルア
ミノ−1−フェニル−1−プロパノールの製造を含んで
いるN−メチル−3−〔(4−トリフルオロ−メチル)フ
ェノキシ〕−3−フェニルプロピルアミン(フルオキセ
チン)およびそれの酸付加塩類の製造方法において、3
−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
(III)を適当な溶媒中で式VIII
ミノ−1−フェニル−1−プロパノールの製造を含んで
いるN−メチル−3−〔(4−トリフルオロ−メチル)フ
ェノキシ〕−3−フェニルプロピルアミン(フルオキセ
チン)およびそれの酸付加塩類の製造方法において、3
−ジメチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール
(III)を適当な溶媒中で式VIII
【0092】
【化22】 〔式中、Xはハロゲンであり、そしてRはアルキル基で
ある〕の化合物と反応させて、遊離したHXを中和し
て、式IX
ある〕の化合物と反応させて、遊離したHXを中和し
て、式IX
【0093】
【化23】
【0094】〔式中、Rは上記と同じ意味を有してい
る〕の化合物を生成し、式IXの化合物を塩基性条件下で
加水分解して式X
る〕の化合物を生成し、式IXの化合物を塩基性条件下で
加水分解して式X
【0095】
【化24】
【0096】の化合物を生成し、そして式Xの化合物を
式XI
式XI
【0097】
【化25】
【0098】〔式中、Yは塩素または弗素である〕の化
合物と反応させてフルオキセチンを生成し、その化合物
を希望によりそれ自体は既知である方法により酸付加塩
に転化させることを特徴とする方法。
合物と反応させてフルオキセチンを生成し、その化合物
を希望によりそれ自体は既知である方法により酸付加塩
に転化させることを特徴とする方法。
【0099】2.式VIIIにおいてXが塩素でありそして
Rがエチルである、上記1の方法。
Rがエチルである、上記1の方法。
【0100】3.式VIIIにおいてXが塩素でありそして
Rがメチル、イソプロピルまたはイソブチルである、上
記1の方法。
Rがメチル、イソプロピルまたはイソブチルである、上
記1の方法。
【0101】4.式IIIおよびVIIIの化合物類の間の反
応がトルエン中で行われる、上記1−3のいずれかの方
法。
応がトルエン中で行われる、上記1−3のいずれかの方
法。
【0102】5.反応が還流下で実施される、上記4の
方法。
方法。
【0103】6.式IIIおよびVIIIの化合物類の間の反
応が酸受体の存在下で行われる、上記1−5のいずれか
の方法。
応が酸受体の存在下で行われる、上記1−5のいずれか
の方法。
【0104】7.酸受体が炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、トリエチルアミンおよび水酸化ナトリウムか
らなる群から選択される、上記6の方法。
トリウム、トリエチルアミンおよび水酸化ナトリウムか
らなる群から選択される、上記6の方法。
【0105】8.式IIIおよびVIIIの化合物類の間の反
応が二段階で実施され、そして酸受体が更なる量の式VI
IIの化合物と一緒に第二段階で加えられる、上記1−5
および7のいずれかの方法。
応が二段階で実施され、そして酸受体が更なる量の式VI
IIの化合物と一緒に第二段階で加えられる、上記1−5
および7のいずれかの方法。
【0106】9.該化合物IXの加水分解が水性イソプロ
パノール中で実施される、上記1−8のいずれかの方
法。
パノール中で実施される、上記1−8のいずれかの方
法。
【0107】10.上記1−9のいずれかの方法により
得られる時の、フルオキセチンおよびそれの酸付加塩
類。
得られる時の、フルオキセチンおよびそれの酸付加塩
類。
【0108】11.式
【0109】
【化26】
【0110】〔式中、Rは上記1中と同じ意味を有す
る〕の置換されたカルバミン酸プロピル。
る〕の置換されたカルバミン酸プロピル。
【0111】12.Rがエチルである、上記11の化合
物。
物。
【0112】13.Rがメチル、イソプロピルまたはイ
ソブチルである、上記11の化合物。
ソブチルである、上記11の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ・カスピ イスラエル・ギバタイム53201・ボロシヨ フストリート13 (72)発明者 ツイノビ・イトフ イスラエル・リシヨン−レジヨン75309・ アバルバネルストリート22 (72)発明者 ギドン・ピラルスキ イスラエル・ホロン58487・アタロツトス トリート12
Claims (3)
- 【請求項1】 それ自体は既知である3−ジメチルアミ
ノ−1−フェニル−1−プロパノールの製造を含んでい
るN−メチル−3−〔(4−トリフルオロ−メチル)フェ
ノキシ〕−3−フェニルプロピルアミン(フルオキセチ
ン)およびそれの酸付加塩の製造方法において、3−ジ
メチルアミノ−1−フェニル−1−プロパノール(II
I)を適当な溶媒中で式VIII 【化1】 〔式中、Xはハロゲンであり、そしてRはアルキル基で
ある〕の化合物と反応させて、遊離したHXを中和し
て、式IX 【化2】 〔式中、Rは上記と同じ意味を有している〕の化合物を
生成し、式IXの化合物を塩基性条件下で加水分解して式
X 【化3】 の化合物を生成し、そして式Xの化合物を式XI 【化4】 〔式中、Yは塩素または弗素である〕の化合物と反応さ
せてフルオキセチンを生成し、その化合物を希望により
それ自体は既知である方法により酸付加塩に変えること
を特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法により得られる時
の、フルオキセチンおよびそれの酸付加塩類。 - 【請求項3】 式 【化5】 〔式中、Rは請求項1中と同じ意味を有する〕の置換さ
れたカルバミン酸プロピル。
Applications Claiming Priority (2)
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