JP2596930B2 - 芳香族ポリケトンの製造方法 - Google Patents
芳香族ポリケトンの製造方法Info
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G61/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
- C08G61/12—Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、芳香族ポリケトンの製造に関する。
[従来の技術] 芳香族ポリケトンとは、ケトン基がポリマー主鎖の芳
香族基、通常フェニレン基に結合しているポリケトンを
意味する。そのようなポリマー、特にケトン基が芳香族
基にパラ結合しているポリケトンは、多くの市場で望ま
しい特性、例えば高温安定性、機械的強度および耐溶剤
性を有する。
香族基、通常フェニレン基に結合しているポリケトンを
意味する。そのようなポリマー、特にケトン基が芳香族
基にパラ結合しているポリケトンは、多くの市場で望ま
しい特性、例えば高温安定性、機械的強度および耐溶剤
性を有する。
芳香族ポリケトンを製造する1つの方法は、重合触媒
としても作用するフルオロアルカンスルホン酸中で、芳
香族ジアシルハライド、例えばCl−CO−Ar−CO−Cl[前
記式中、Arは芳香族基である。]を一般式H−Ar′−H
[前記式中、Ar′は芳香族基である。]で表される芳香
族化合物と反応させる方法である。別法では、自己重合
性芳香族モノアシルハライド、例えばH−Ar″−CO−Cl
[前記式中、Ar″は芳香族基である。]をフルオロアル
カンスルホン酸溶媒中で使用してよい。そのような方法
は、ヨーロッパ特許出願公開第63,874A号に記載されて
いる。
としても作用するフルオロアルカンスルホン酸中で、芳
香族ジアシルハライド、例えばCl−CO−Ar−CO−Cl[前
記式中、Arは芳香族基である。]を一般式H−Ar′−H
[前記式中、Ar′は芳香族基である。]で表される芳香
族化合物と反応させる方法である。別法では、自己重合
性芳香族モノアシルハライド、例えばH−Ar″−CO−Cl
[前記式中、Ar″は芳香族基である。]をフルオロアル
カンスルホン酸溶媒中で使用してよい。そのような方法
は、ヨーロッパ特許出願公開第63,874A号に記載されて
いる。
類似の方法がヨーロッパ特許出願公開第87,532A号に
記載されており、芳香族アシル基の代わりに芳香族カル
ボキシル基が使用されている。この反応では、反応物質
が、フルオロアルカンスルホン酸溶媒に溶解され、PCl5
のような5価のリンハライドが添加されている。
記載されており、芳香族アシル基の代わりに芳香族カル
ボキシル基が使用されている。この反応では、反応物質
が、フルオロアルカンスルホン酸溶媒に溶解され、PCl5
のような5価のリンハライドが添加されている。
論文:「縮合剤および溶媒としての五酸化リン/メタ
ンスルホン酸を使用したジカルボン酸のジアリール化合
物との直接重縮合によるポリケトンの合成(Synthesis
of polyketones by direct polycondensation o
f dicarboxylic acids with diaryl compounds u
sing phosphorous pentoxide methane sulphonic
acid as condensing agent and solvent)」(エ
ム・ウエダ(M.Ueda)およびティー・カノ(T、Kan
o)、マクロモレクラーレ・ヘミー(Makromol.Che
m.)、ラピッド・コミュン(Rapid Commun.)、第5
巻、833〜836頁、1985年)には、五酸化リンとメタンス
ルホン酸の重量比が1:10である溶媒中で、ジカルボン酸
をジアリール化合物と反応させるポリケトンの合成が記
載されている。溶媒は縮合剤としても作用する。
ンスルホン酸を使用したジカルボン酸のジアリール化合
物との直接重縮合によるポリケトンの合成(Synthesis
of polyketones by direct polycondensation o
f dicarboxylic acids with diaryl compounds u
sing phosphorous pentoxide methane sulphonic
acid as condensing agent and solvent)」(エ
ム・ウエダ(M.Ueda)およびティー・カノ(T、Kan
o)、マクロモレクラーレ・ヘミー(Makromol.Che
m.)、ラピッド・コミュン(Rapid Commun.)、第5
巻、833〜836頁、1985年)には、五酸化リンとメタンス
ルホン酸の重量比が1:10である溶媒中で、ジカルボン酸
をジアリール化合物と反応させるポリケトンの合成が記
載されている。溶媒は縮合剤としても作用する。
上述の方法はすべて、酸を溶媒量で使用するので、高
価なフルオロアルカンスルホン酸またはメタンスルホン
酸(以後、両者を「強酸」なる語に包含する。)が大量
に必要であるという欠点を有する。
価なフルオロアルカンスルホン酸またはメタンスルホン
酸(以後、両者を「強酸」なる語に包含する。)が大量
に必要であるという欠点を有する。
[発明の構成] 先に引用したポリケトンの合成に関する既知の参考文
献では述べられていない溶媒系において触媒量の強酸を
使用して、芳香族ポリケトンが製造できることを発明し
た。
献では述べられていない溶媒系において触媒量の強酸を
使用して、芳香族ポリケトンが製造できることを発明し
た。
従って、本発明は、無水条件下で、下記のいずれか: (I)自己重合性であり、反応して繰り返し単位CO−
B−Arを含むポリマーを生成する一般式: X−CO−B−Ar−H で表される化合物、 (II)(i)一般式: X−COB′−CObX で表される化合物と (ii)一般式: H−Ar−B″−Ar−H で表される化合物 の混合物であって、繰り返し単位: COB′−CObAr−B″−Ar を含むポリマーを生成する化合物の混合物、または (III)(I)および(II)の組み合わせ [前記式中、各Arは独立してアリール基であり、Bおよ
びB′はそれぞれ独立して芳香族、脂肪族、芳香族/脂
肪族、複素環式、脂環式またはアルキルハライド基であ
り、Bは−O−、−S−もしくは直接結合によりArに結
合され、B″は芳香族、脂肪族、芳香族/脂肪族、複素
環式、脂環式もしくはアルキルハライド基、酸素もしく
は硫黄原子、または化学結合であり、Xはハロゲン原
子、−OH基またはMがアルカリ金属である−O-M+基であ
り、Oは酸素原子であり、Hは求電子置換に活性化され
ておりArの芳香族炭素原子に結合している水素原子であ
り、bは0または1である。] を反応させることから成り、 メタンスルホン酸の酸度と等しいかまたはこれよりも
高い酸度を有する強酸の実質的に触媒量の存在下で、
(a)選択した強酸の酸度より小さい酸度を有し、
(b)クロロ酢酸の酸度と等しいかまたはこれよりも高
い酸度を有するリン酸以外の第2酸を含んで成る溶媒系
内で反応を実施し、 Xが−OH基である場合、反応の間に生成する水を除去
するために、溶媒系を構成するか、または溶媒系の成分
であるか、あるいは追加の化合物であってよい脱水剤を
反応混合物が含有する、芳香族ポリケトンの製造方法を
提供する。
B−Arを含むポリマーを生成する一般式: X−CO−B−Ar−H で表される化合物、 (II)(i)一般式: X−COB′−CObX で表される化合物と (ii)一般式: H−Ar−B″−Ar−H で表される化合物 の混合物であって、繰り返し単位: COB′−CObAr−B″−Ar を含むポリマーを生成する化合物の混合物、または (III)(I)および(II)の組み合わせ [前記式中、各Arは独立してアリール基であり、Bおよ
びB′はそれぞれ独立して芳香族、脂肪族、芳香族/脂
肪族、複素環式、脂環式またはアルキルハライド基であ
り、Bは−O−、−S−もしくは直接結合によりArに結
合され、B″は芳香族、脂肪族、芳香族/脂肪族、複素
環式、脂環式もしくはアルキルハライド基、酸素もしく
は硫黄原子、または化学結合であり、Xはハロゲン原
子、−OH基またはMがアルカリ金属である−O-M+基であ
り、Oは酸素原子であり、Hは求電子置換に活性化され
ておりArの芳香族炭素原子に結合している水素原子であ
り、bは0または1である。] を反応させることから成り、 メタンスルホン酸の酸度と等しいかまたはこれよりも
高い酸度を有する強酸の実質的に触媒量の存在下で、
(a)選択した強酸の酸度より小さい酸度を有し、
(b)クロロ酢酸の酸度と等しいかまたはこれよりも高
い酸度を有するリン酸以外の第2酸を含んで成る溶媒系
内で反応を実施し、 Xが−OH基である場合、反応の間に生成する水を除去
するために、溶媒系を構成するか、または溶媒系の成分
であるか、あるいは追加の化合物であってよい脱水剤を
反応混合物が含有する、芳香族ポリケトンの製造方法を
提供する。
溶媒量ではなく触媒量の強酸を使用するので、本発明
は、それほど高価でないポリケトンを製造する方法を提
供する。「触媒量」とは、好ましくは、反応混合物中に
存在する強酸のX−CO−基に対する比が、X−CO−基1
モルに対して強酸が1モル以下であるような量を意味
し、そのようなX−CO−基の1つの基は、単一の自己重
合性化合物(I)の自己重合中に存在し、2つのそのよ
うな基は化合物(II)(i)に存在する。X−CO−基1
モルに対して好ましくは0.5モル以下の強酸、より好ま
しくは0.2モル以下の強酸、特に0.1モル以下の強酸を使
用する。
は、それほど高価でないポリケトンを製造する方法を提
供する。「触媒量」とは、好ましくは、反応混合物中に
存在する強酸のX−CO−基に対する比が、X−CO−基1
モルに対して強酸が1モル以下であるような量を意味
し、そのようなX−CO−基の1つの基は、単一の自己重
合性化合物(I)の自己重合中に存在し、2つのそのよ
うな基は化合物(II)(i)に存在する。X−CO−基1
モルに対して好ましくは0.5モル以下の強酸、より好ま
しくは0.2モル以下の強酸、特に0.1モル以下の強酸を使
用する。
強酸は、メタンスルホン酸の酸度より大きい酸度を有
するのが好ましい。好ましい強酸は、フルオロアルカン
スルホン酸、例えばトリフルオロメタンスルホン酸であ
る。
するのが好ましい。好ましい強酸は、フルオロアルカン
スルホン酸、例えばトリフルオロメタンスルホン酸であ
る。
本明細書で使用している「酸度」は、文献から得られ
るか、または実験により容易に得られるハメットH0値に
よる酸の強度を意味する。
るか、または実験により容易に得られるハメットH0値に
よる酸の強度を意味する。
溶媒系を構成するかまたは溶媒系の成分であり、少な
くともクロロ酢酸と少なくとも同じ酸度である、好まし
くはジクロロ酢酸と少なくとも同じ酸度であるが、好ま
しくはメタンスルホン酸の酸度以下である第2酸の存在
下で、反応を実施するのが好ましい。トリフルオロ酢酸
またはトリクロロ酢酸、あるいはこれらの混合物が特に
好ましい。
くともクロロ酢酸と少なくとも同じ酸度である、好まし
くはジクロロ酢酸と少なくとも同じ酸度であるが、好ま
しくはメタンスルホン酸の酸度以下である第2酸の存在
下で、反応を実施するのが好ましい。トリフルオロ酢酸
またはトリクロロ酢酸、あるいはこれらの混合物が特に
好ましい。
反応混合物中に存在するの第2酸の量は、溶媒量であ
ってよいが、溶媒系本体は第2酸に加えて他の1種また
はそれ以上の成分を含んで成るのが好ましく、この場
合、反応混合物中の第2酸の量は、第2酸のX−CO−基
に対するモル比が、X−CO−基1モルに対して第2酸が
0.5〜5モル、好ましくは1〜3モルである。反応にお
いて第2酸を使用することは、化合物(I)または(I
I)(ii)の末端基を形成する芳香族環のパラ位に結合
している実質的に水素原子のみが原子または基Xと反応
して、ケトン基が芳香族環にパラ結合している芳香族ポ
リケトンを生成するのを促進すると考えられる。本発明
の範囲を制限するものではないが、第2酸が該芳香族環
を不活性化させ、従って、オルト位における反応を抑制
するのので、このことが生じると考えられる。
ってよいが、溶媒系本体は第2酸に加えて他の1種また
はそれ以上の成分を含んで成るのが好ましく、この場
合、反応混合物中の第2酸の量は、第2酸のX−CO−基
に対するモル比が、X−CO−基1モルに対して第2酸が
0.5〜5モル、好ましくは1〜3モルである。反応にお
いて第2酸を使用することは、化合物(I)または(I
I)(ii)の末端基を形成する芳香族環のパラ位に結合
している実質的に水素原子のみが原子または基Xと反応
して、ケトン基が芳香族環にパラ結合している芳香族ポ
リケトンを生成するのを促進すると考えられる。本発明
の範囲を制限するものではないが、第2酸が該芳香族環
を不活性化させ、従って、オルト位における反応を抑制
するのので、このことが生じると考えられる。
別法では、酸または非酸性であってよい溶媒系は、リ
ン酸、例えばポリリン酸または塩素化有機溶媒、例えば
クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、
トリクロロエタンもしくはジクロロベンゼンのような1
種またはそれ以上の他の溶媒から成るか、または溶媒系
の成分として含んでよい。しかしながら、溶媒系は、第
2酸および他の成分を含んで成るのが好ましく、他の成
分またはその中の1種は好ましくはリン酸または塩素化
有機溶媒である。また、溶媒系は、五酸化リンを溶媒系
の全重量基準で一般的には1〜15重量%で含んで成るの
が好ましい。ポリリン酸を溶媒系の成分として使用する
場合、場合によりリン酸を五酸化リンとその場で反応さ
せて形成してよい。
ン酸、例えばポリリン酸または塩素化有機溶媒、例えば
クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、
トリクロロエタンもしくはジクロロベンゼンのような1
種またはそれ以上の他の溶媒から成るか、または溶媒系
の成分として含んでよい。しかしながら、溶媒系は、第
2酸および他の成分を含んで成るのが好ましく、他の成
分またはその中の1種は好ましくはリン酸または塩素化
有機溶媒である。また、溶媒系は、五酸化リンを溶媒系
の全重量基準で一般的には1〜15重量%で含んで成るの
が好ましい。ポリリン酸を溶媒系の成分として使用する
場合、場合によりリン酸を五酸化リンとその場で反応さ
せて形成してよい。
Xは、塩素原子、従って化合物(I)および(II)
(i)は酸クロリドであるか、または−OH基、従って、
化合物(I)および(II)(i)はカルボン酸であるの
が好ましい。
(i)は酸クロリドであるか、または−OH基、従って、
化合物(I)および(II)(i)はカルボン酸であるの
が好ましい。
化合物(I)または(II)(i)はカルボン酸である
場合、反応時に生成する水を除くために、反応混合物は
脱水剤を含む必要がある。1つの適当な脱水剤は、溶媒
系の成分を構成するか、または反応混合物中の追加の成
分であってよい五酸化リンである。溶媒、例えばポリリ
ン酸は、脱水剤としても作用できる。
場合、反応時に生成する水を除くために、反応混合物は
脱水剤を含む必要がある。1つの適当な脱水剤は、溶媒
系の成分を構成するか、または反応混合物中の追加の成
分であってよい五酸化リンである。溶媒、例えばポリリ
ン酸は、脱水剤としても作用できる。
芳香族基Arは、好ましくはフェニレン基、より好まし
くはパラ結合フェニレン基である。
くはパラ結合フェニレン基である。
種々の基のうちの1つをB、B′およびB″に選択し
てよい(更に、酸素もしくは硫黄原子または化学結合を
B″に選択してよい。)。芳香族、脂肪族、芳香族/脂
肪族、複素環式、脂環式またはアルキルハライド基は、
芳香族、脂肪族、芳香族/脂肪族、複素環式、脂環式ま
たはアルキルハライド基の1種またはそれ以上を有する
基をそれぞれ意味する。1つの好ましい基は、全体とし
て芳香族基であり、これは、基の主鎖が少なくとも1つ
の芳香族基を有し、2つの隣接する脂肪族炭素原子を有
さないことを意味する。適当な基の例を、適当な化合物
(I)、(II)(i)および(II)(ii)の以下の例に
おいて示す。これらの例において、Phはフェニル基を表
し、−Ph−はパラ結合フェニレン基を表す。
てよい(更に、酸素もしくは硫黄原子または化学結合を
B″に選択してよい。)。芳香族、脂肪族、芳香族/脂
肪族、複素環式、脂環式またはアルキルハライド基は、
芳香族、脂肪族、芳香族/脂肪族、複素環式、脂環式ま
たはアルキルハライド基の1種またはそれ以上を有する
基をそれぞれ意味する。1つの好ましい基は、全体とし
て芳香族基であり、これは、基の主鎖が少なくとも1つ
の芳香族基を有し、2つの隣接する脂肪族炭素原子を有
さないことを意味する。適当な基の例を、適当な化合物
(I)、(II)(i)および(II)(ii)の以下の例に
おいて示す。これらの例において、Phはフェニル基を表
し、−Ph−はパラ結合フェニレン基を表す。
(I)に適当な化合物の例には以下のものが包含され
る: Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−CH2−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−O−Ph−CO−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−CO−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−CO−Ph−Ph−CO−X、 Ph−(CH2)n−CO−X[前記式中、nは1〜10の整数
である。]、 Ph−(CF2)n−CO−X[前記式中、nは1〜10の整
数である。]、 Ph−(CHCl)n−CO−X[前記式中、nは1〜10の整
数である。]、 Ph−S−Ph−CO−X、 Ph−(Ph)p−Ph−CO−X[前記式中、pは0または
1〜4の整数である。]、 Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 Ph−Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 Ph−Ph−S−Ph−Ph−CO−X、 Ph−S−Ph−S−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−W−Ph−O−Ph−CO−X、 [前記式中、Wは−SO2−、−O−、−S−、 −CO−、−N=N−、−(CF2)q−、 −(CH2)q−、−C(CH3)2−、 −CO−Ph−CO−または−O(CF2)qO−(式中、qは1
〜20の整数である。)である。]、 [前記式中、QおよびQ′はそれぞれ独立に−CH2−、
−O−、−S−または化学結合である。]。
る: Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−CH2−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−O−Ph−CO−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−CO−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−CO−Ph−Ph−CO−X、 Ph−(CH2)n−CO−X[前記式中、nは1〜10の整数
である。]、 Ph−(CF2)n−CO−X[前記式中、nは1〜10の整
数である。]、 Ph−(CHCl)n−CO−X[前記式中、nは1〜10の整
数である。]、 Ph−S−Ph−CO−X、 Ph−(Ph)p−Ph−CO−X[前記式中、pは0または
1〜4の整数である。]、 Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 Ph−Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 Ph−Ph−S−Ph−Ph−CO−X、 Ph−S−Ph−S−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−Ph−O−Ph−CO−X、 Ph−O−Ph−W−Ph−O−Ph−CO−X、 [前記式中、Wは−SO2−、−O−、−S−、 −CO−、−N=N−、−(CF2)q−、 −(CH2)q−、−C(CH3)2−、 −CO−Ph−CO−または−O(CF2)qO−(式中、qは1
〜20の整数である。)である。]、 [前記式中、QおよびQ′はそれぞれ独立に−CH2−、
−O−、−S−または化学結合である。]。
化合物(II)(i)の適当な例には以下のものが包含
される: Cl−CO−Cl、 X−CO−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−O−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−OPh−OpPh−CO−X [前記式中、pは1〜4の整数である。]、 X−CO−Ph−CO−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−PhpCO−X [前記式中、pは1〜4の整数である。]、 X−CO−Ph−O−Ph−Ph−O−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−S−Ph−S−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−Ph−S−Ph−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−O−Ph−W−Ph−O−Ph−CO−X [前記式中、Wは−SO2−、−O−、−S−、 −CO−、−N=N−、−(CF2)q−、 −(CH2)q−、−C(CH3)2−、 −CO−Ph−CO−または−O(CF2)qO−(式中、qは1
〜20の整数である。)である。]、 [前記式中、QおよびQ′はそれぞれ独立に−CH2−、
−O−、−S−または化学結合である。]。
される: Cl−CO−Cl、 X−CO−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−O−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−OPh−OpPh−CO−X [前記式中、pは1〜4の整数である。]、 X−CO−Ph−CO−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−O−Ph−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−PhpCO−X [前記式中、pは1〜4の整数である。]、 X−CO−Ph−O−Ph−Ph−O−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−S−Ph−S−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−Ph−S−Ph−Ph−CO−X、 X−CO−Ph−O−Ph−W−Ph−O−Ph−CO−X [前記式中、Wは−SO2−、−O−、−S−、 −CO−、−N=N−、−(CF2)q−、 −(CH2)q−、−C(CH3)2−、 −CO−Ph−CO−または−O(CF2)qO−(式中、qは1
〜20の整数である。)である。]、 [前記式中、QおよびQ′はそれぞれ独立に−CH2−、
−O−、−S−または化学結合である。]。
化合物(II)(ii)の適当な例には、以下のようなも
のが包含される: Ph−O−Ph、 Ph−(CH2)n−Ph[前記式中、nは1〜10の整数で
ある。]、 Ph−(CF2)n−Ph[前記式中、nは1〜10の整数であ
る。]、 Ph−OPh−OpPh[前記式中、pは1〜4の整数
である。]、 Ph−Ph−O−Ph、 Ph−OCH2CH2O−Ph、 Ph−O−Ph−CO−Ph−O−Ph、 Ph−O−P−SO2−Ph−O−Ph、 Ph−O−Ph−Ph−O−Ph、 Ph−S−Ph、 Ph−SPh−SpPh[前記式中、pは1〜4の整数
である。]、 [前記式中、Qは−O−、−S−または−CH2−であ
る。]。
のが包含される: Ph−O−Ph、 Ph−(CH2)n−Ph[前記式中、nは1〜10の整数で
ある。]、 Ph−(CF2)n−Ph[前記式中、nは1〜10の整数であ
る。]、 Ph−OPh−OpPh[前記式中、pは1〜4の整数
である。]、 Ph−Ph−O−Ph、 Ph−OCH2CH2O−Ph、 Ph−O−Ph−CO−Ph−O−Ph、 Ph−O−P−SO2−Ph−O−Ph、 Ph−O−Ph−Ph−O−Ph、 Ph−S−Ph、 Ph−SPh−SpPh[前記式中、pは1〜4の整数
である。]、 [前記式中、Qは−O−、−S−または−CH2−であ
る。]。
反応が化合物(I)の自己重合である場合、反応は、
一般式(I)で定義される化合物の1種の重合である
か、またはそれぞれが一般式(I)で定義される2種ま
たはそれ以上の化合物の重合であってよい。同様に、反
応が化合物(II)(i)と化合物(II)(ii)との反応
である場合、1種またはそれ以上の異なる種類の化合物
(II)(i)および1種またはそれ以上の異なる種類の
化合物(II)(ii)を反応に使用してよい。反応が
(I)および(II)の組み合わせである場合、1種また
はそれ以上の異なる種類の化合物(I)、(II)(i)
および(II)(ii)を反応に使用してよい。
一般式(I)で定義される化合物の1種の重合である
か、またはそれぞれが一般式(I)で定義される2種ま
たはそれ以上の化合物の重合であってよい。同様に、反
応が化合物(II)(i)と化合物(II)(ii)との反応
である場合、1種またはそれ以上の異なる種類の化合物
(II)(i)および1種またはそれ以上の異なる種類の
化合物(II)(ii)を反応に使用してよい。反応が
(I)および(II)の組み合わせである場合、1種また
はそれ以上の異なる種類の化合物(I)、(II)(i)
および(II)(ii)を反応に使用してよい。
本発明の方法は、無水条件下で実施するのが有利であ
る。温度および圧力のような他の条件は、反応に使用す
る成分に依存し、実験により容易に決定できる。一般
に、温度は室温〜200℃、より通常には70〜100℃であ
り、反応は通常、大気圧下で実施できる。
る。温度および圧力のような他の条件は、反応に使用す
る成分に依存し、実験により容易に決定できる。一般
に、温度は室温〜200℃、より通常には70〜100℃であ
り、反応は通常、大気圧下で実施できる。
反応成分は次の順で反応混合物に加えるのが好まし
い:溶媒、五酸化リン、(使用し、かつ五酸化リンと異
なる場合)脱水剤、第2酸、化合物(I)、もしくは
(II)(i)および(II)(ii)またはそれらの混合
物、ならびに強酸、しかしながら、選択した反応に悪影
響を与えない限り、いずれの順序で加えてもよいことが
考えられる。
い:溶媒、五酸化リン、(使用し、かつ五酸化リンと異
なる場合)脱水剤、第2酸、化合物(I)、もしくは
(II)(i)および(II)(ii)またはそれらの混合
物、ならびに強酸、しかしながら、選択した反応に悪影
響を与えない限り、いずれの順序で加えてもよいことが
考えられる。
適当な第2酸、例えばトリクロロ酢酸またはトリフル
オロ酢酸を選択した場合、第2酸は反応の後に、例えば
真空蒸留により回収できる。
オロ酢酸を選択した場合、第2酸は反応の後に、例えば
真空蒸留により回収できる。
要すれば、強酸も、例えば真空蒸留により回収でき
る。
る。
本発明を以下の実施例により説明する。
実施例1 ポリリン酸200gに五酸化リン40gおよびp−フェノキ
シベンゾイルクロライド25gを加えた。混合物を80℃で
約30分間攪拌して均一にした。この混合物にメタンスル
ホン酸25mlを徐々に加え、次にトリフルオロメタンスル
ホン酸2.5mlを加えた。添加の間、混合物は橙色/赤色
を示した。混合物を90℃で2日半攪拌した。この後、シ
ロップを熱いままで冷水に流し込み固化させた。ワーリ
ング(Warring)・ブレンダーを使用して水中で固体を
粉砕して桃色の繊維状固体を得た。次に、この固体を10
%NaOH溶液に浸漬してポリマー固体を得た。
シベンゾイルクロライド25gを加えた。混合物を80℃で
約30分間攪拌して均一にした。この混合物にメタンスル
ホン酸25mlを徐々に加え、次にトリフルオロメタンスル
ホン酸2.5mlを加えた。添加の間、混合物は橙色/赤色
を示した。混合物を90℃で2日半攪拌した。この後、シ
ロップを熱いままで冷水に流し込み固化させた。ワーリ
ング(Warring)・ブレンダーを使用して水中で固体を
粉砕して桃色の繊維状固体を得た。次に、この固体を10
%NaOH溶液に浸漬してポリマー固体を得た。
ポリマーを濾過して乾燥した後、ポリマーは0.95dl/g
のI.V.を有した。得られたポリマーの繰り返し単位の構
造を13Cn.m.r.および赤外分光測定で確認したところ、
Ph−O−Ph−COであった。
のI.V.を有した。得られたポリマーの繰り返し単位の構
造を13Cn.m.r.および赤外分光測定で確認したところ、
Ph−O−Ph−COであった。
実施例2 メタンスルホン酸をトリフルオロ酢酸に置換した以外
は、実施例1と同様の手順を使用した。
は、実施例1と同様の手順を使用した。
実施例1と同様に処理した後、ポリマーは1.03dl/gの
I.V.を有した。
I.V.を有した。
実施例3 ポリリン酸200gに五酸化リン20gおよびp−フェノキ
シ安息香酸15gを加えた。次に、混合物を60℃に加熱
し、30分間攪拌した。この後、トリフルオロ酢酸20mlを
加え、次に約15分後にトリフルオロメタンスルホン酸5g
を加えた。80℃で2日間攪拌すると、混合物は非常に粘
稠で鮮明な赤色であった。
シ安息香酸15gを加えた。次に、混合物を60℃に加熱
し、30分間攪拌した。この後、トリフルオロ酢酸20mlを
加え、次に約15分後にトリフルオロメタンスルホン酸5g
を加えた。80℃で2日間攪拌すると、混合物は非常に粘
稠で鮮明な赤色であった。
ポリマーを実施例1で説明した方法で処理した。乾燥
後、ポリマーは2.06dl/gのI.V.を有した。得られたポリ
マーの繰り返し単位の構造を13Cn.m.r.および赤外分光
測定で確認したところ、Ph−O−Ph−COであった。
後、ポリマーは2.06dl/gのI.V.を有した。得られたポリ
マーの繰り返し単位の構造を13Cn.m.r.および赤外分光
測定で確認したところ、Ph−O−Ph−COであった。
実施例4 ポリリン酸200gに五酸化リン20g、トリクロロ酢酸20g
およびp−フェノキシベンゾイルクロライド25gを加え
た。混合物を70℃で攪拌して十分に混合した。混合物に
トリフルオロメタンスルホン酸5gを徐々に加えて、次に
85℃で2日間攪拌した。1日経過後、混合物は濃赤色で
相当大きい粘度を有した。
およびp−フェノキシベンゾイルクロライド25gを加え
た。混合物を70℃で攪拌して十分に混合した。混合物に
トリフルオロメタンスルホン酸5gを徐々に加えて、次に
85℃で2日間攪拌した。1日経過後、混合物は濃赤色で
相当大きい粘度を有した。
混合物を実施例1で説明したように処理したところ、
0.45dl/gのI.V.を有するポリマーが得られた。
0.45dl/gのI.V.を有するポリマーが得られた。
実施例5 トリクロロ酢酸50gおよびトリフルオロ酢酸10mlに五
酸化リン5gを加え、得られた混合物を80℃で2時間加熱
した。これにp−フェノキシベンゾイルクロライド5gを
加え、その後トリフルオロメタンスルホン酸2gを加え
た。混合物を100℃のオイルバスで2日半攪拌して赤色
粘稠物を得た。
酸化リン5gを加え、得られた混合物を80℃で2時間加熱
した。これにp−フェノキシベンゾイルクロライド5gを
加え、その後トリフルオロメタンスルホン酸2gを加え
た。混合物を100℃のオイルバスで2日半攪拌して赤色
粘稠物を得た。
実施例1で説明した処理の後、得られたポリマーは0.
52dl/gのI.V.を有した。
52dl/gのI.V.を有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−135224(JP,A) 特開 昭58−87127(JP,A) 特開 昭58−17118(JP,A) 特開 昭57−182321(JP,A) 特開 昭57−208320(JP,A) 英国特許2099006(GB,A) 欧州特許公開87532(EP,A1)
Claims (14)
- 【請求項1】無水条件下で、下記のいずれか: (I)自己重合性であり、反応して繰り返し単位CO−
B−Arを含むポリマーを生成する一般式: X−CO−B−Ar−H で表される化合物、 (II)(i)一般式: X−COB′−CObX で表される化合物と (ii)一般式: H−Ar−B″−Ar−H で表される化合物 の混合物であって、繰り返し単位: COB′−CObAr−B″−Ar を含むポリマーを生成する化合物の混合物、または (III)(I)および(II)の組み合わせ [前記式中、各Arは独立してアリール基であり、 BおよびB′はそれぞれ独立して芳香族、脂肪族、芳香
族/脂肪族、複素環式、脂環式またはアルキルハライド
基であり、Bは−O−、−S−もしくは直接結合により
Arに結合され、 B″は芳香族、脂肪族、芳香族/脂肪族、複素環式、脂
環式もしくはアルキルハライド基、酸素もしくは硫黄原
子、または化学結合であり、 Xはハロゲン原子、−OH基またはMがアルカリ金属であ
る−O-M+基であり、 Oは酸素原子であり、 Hは求電子置換に対して活性化されておりArの芳香族炭
素原子に結合している水素原子であり、 bは0または1である。] を反応させることから成り、 メタンスルホン酸の酸度と等しいかまたはこれよりも高
い酸度を有する強酸の実質的に触媒量の存在下で、
(a)選択した強酸の酸度以下の酸度を有し、(b)ク
ロロ酢酸の酸度と等しいかまたはこれよりも高い酸度を
有するリン酸以外の第2酸を含んで成る溶媒系内で反応
を実施し、 Xが−OH基である場合、反応の間に生成する水を除去す
るために、溶媒系を構成するか、または溶媒系の成分で
あるか、あるいは追加の化合物であってよい脱水剤を反
応混合物が含有する、芳香族ポリケトンの製造方法。 - 【請求項2】強酸がメタンスルホン酸の酸度以上の酸度
を有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】強酸がフルオロアルカンスルホン酸である
特許請求の範囲第2項記載の方法。 - 【請求項4】強酸がトリフルオロメタンスルホン酸であ
る特許請求の範囲第3項記載の方法。 - 【請求項5】反応において強酸のX−CO−基に対するモ
ル比が、X−CO−基1モルに対して強酸1モル以下であ
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項6】溶媒系がメタンスルホン酸の酸度以下の酸
度を有する特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項7】溶媒系を構成するかまたは溶媒系の成分で
あるリン酸の存在下で、反応を実施する特許請求の範囲
第1項記載の方法。 - 【請求項8】溶媒系を構成するかまたは溶媒系の成分で
ある塩素化有機溶媒の存在下で反応を実施する特許請求
の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項9】反応後に第2酸を回収する特許請求の範囲
第1項記載の方法。 - 【請求項10】反応混合物中に五酸化リンが含まれてい
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項11】X−CO−基がBまたはB′の芳香族炭素
原子に結合している特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項12】Arがフェニレン基である特許請求の範囲
第1項記載の方法。 - 【請求項13】Xが塩素原子である特許請求の範囲第1
項記載の方法。 - 【請求項14】Xが−OH基である特許請求の範囲第1項
記載の方法。
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GB8608870 | 1986-04-11 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=10596052
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP62089648A Expired - Lifetime JP2596930B2 (ja) | 1986-04-11 | 1987-04-11 | 芳香族ポリケトンの製造方法 |
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EP (1) | EP0241306B1 (ja) |
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AT (1) | ATE81517T1 (ja) |
CA (1) | CA1297221C (ja) |
DE (1) | DE3782183T2 (ja) |
GB (1) | GB8608870D0 (ja) |
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DE68912820T2 (de) * | 1988-04-21 | 1994-08-04 | Philips Nv | Verfahren zum Herstellen leitender heterozyklischer Polymere, neuer heterozyklischer leitender Polymere, neuer Zwischenerzeugnisse zur Herstellung der Polymere und Synthese der Zwischenerzeugnisse. |
US4861856A (en) * | 1988-09-06 | 1989-08-29 | Eastman Kodak Company | Process for the preparation of polyketone and poly(ketone-sulfone) polymers |
US5041616A (en) * | 1990-08-29 | 1991-08-20 | Eastman Kodak Company | Preparation of aryl ketones |
GB9023365D0 (en) * | 1990-10-26 | 1990-12-05 | Raychem Ltd | Aryl-ether-sulphone monomers and aryl-ether-ketone-sulphone polymers |
JPH04363322A (ja) * | 1990-11-05 | 1992-12-16 | Mitsubishi Kasei Corp | 芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造法 |
US7034187B2 (en) * | 2004-06-02 | 2006-04-25 | Agency For Science, Technology, And Research | Poly(aralkyl ketone)s and methods of preparing the same |
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GB201415972D0 (en) | 2014-09-10 | 2014-10-22 | Ketonex Ltd | Process |
CN113490659B (zh) | 2019-02-28 | 2024-03-29 | 安西娅芳香剂私人有限公司 | 改进的且经济可行的制备芳基酮的方法 |
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GB1122192A (en) * | 1964-11-04 | 1968-07-31 | Minnesota Mining & Mfg | Improvements in or relating to aryloxysulfone copolymers |
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- 1986-04-11 GB GB868608870A patent/GB8608870D0/en active Pending
-
1987
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- 1987-04-11 JP JP62089648A patent/JP2596930B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP0241306A3 (en) | 1988-03-09 |
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