JPH04363322A - 芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造法 - Google Patents

芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造法

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JPH04363322A
JPH04363322A JP3226242A JP22624291A JPH04363322A JP H04363322 A JPH04363322 A JP H04363322A JP 3226242 A JP3226242 A JP 3226242A JP 22624291 A JP22624291 A JP 22624291A JP H04363322 A JPH04363322 A JP H04363322A
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JP
Japan
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thio
formula
fluoride
boron trifluoride
aromatic
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Application number
JP3226242A
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English (en)
Inventor
Yukio Takahashi
行雄 高橋
Norihiko Yoneda
米田 徳彦
Seiichi Nozawa
清一 野沢
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高重合度の直鎖状結晶性
熱可塑性芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】下記一般式[II]
【0003】
【化3】
【0004】([II]式中、R1〜R12は水素原子
、ハロゲン原子、炭化水素基、又はアルコキシ基を示し
、Xは酸素原子又は硫黄原子であり、Xの一部は直接結
合であってもよく、nは0〜2の整数を示す。)の構造
を持つ芳香族ポリ(チオ)エーテルケトン、特に下記構
造式[III]及び[IV]の構造をもつ芳香族ポリ(
チオ)エーテルケトンは高融点([III]、Tm=3
65℃;[IV]、Tm=334℃)且つガラス転位点
([III]、Tg=154℃;[IV]、Tg=14
4℃)を有し、耐熱性、機械的性質、電機的性質及び寸
法安定性に優れ、且つ吸水率が低く、物理的に非常に優
れたポリマーであることが知られている。また、濃硫酸
以外の溶剤には不溶であり、耐薬品性も非常に優れたポ
リマーである。
【0005】
【化4】
【0006】従来、これらのポリマーの製造方法として
は、4,4’−ジフルオロベンゾフェノンと4,4’−
ジヒドロキシベンゾフェノン又はジヒドロキノンのアル
カリ金属塩をジフェニルスルホン中で反応させる方法(
特開昭54−90296、同昭55−89334等)、
あるいは、4−フルオロ−4’−ヒドロキシベンゾフェ
ノンのアルカリ金属塩の自己縮合をジフェニルスルホン
中で行なわせる方法(特開昭60−16946)が知ら
れているが、反応温度を300℃以上にする必要がある
ことや、4,4’−ジフルオロベンゾフェノンや4−フ
ルオロ−4’−ヒドロキシベンゾフェノンが高価なこと
等、その製造方法には欠点が多い。
【0007】上記以外の製造方法としては、4−フェノ
キシベンゾイルクロリドをフッ化水素溶媒中、三フッ化
ホウ素の存在下で反応させる方法(特公昭56−451
)、また三フッ化ホウ素の存在下、フッ化水素溶媒中で
ジフェニルエーテルとS−アルキル−チオクロロホーメ
イトとを反応させる方法(特開昭58−17118)が
知られている。しかしいずれの方法に於ても、フッ化水
素の如き非常に腐食性の強い溶媒を用いる等、その製造
方法には欠点が多い。
【0008】[III]式で表わされる芳香族ポリエー
テルケトンのその他の製造方法としては、4−フェノキ
シベンゾイルクロライド又は4,4’−ジフェニルエー
テルジカルボン酸ジクロリドとジフェニルエーテルとを
1,2−ジクロルエタン中で無水三塩化アルミニウムの
存在下で重合する方法も知られている(M,I,Lit
ter  and  C.S.Marvell,J.P
olym.Sci;Polychen  Ed.23,
2205〜2223(1985))。しかしこの方法で
は当量以上の大量の塩化アルミニウムを必要とすること
及び使用した塩化アルミニウムを回収することが困難な
ことから、後処理の際大量のアルミニウム化合物を廃棄
しなければならず工業化プロセスとして問題を生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのようなことから、本
発明者らが鋭意検討を行なった結果、フッ化水素のよう
な腐食性溶媒を用いず腐食性のない非プロトン性有機溶
媒の存在下で塩化アルミニウムの代りにリサイクル可能
な三フッ化ホウ素を用いて加圧下で後記一般式[I]で
示される酸フッ化物を重合させたところ、高重合体を得
ることに成功し、本発明に至った。即ち本発明は、非プ
ロトン性有機溶媒中、三フッ化ホウ素の存在下、下記一
般式[I]
【0010】
【化5】
【0011】([I]式中、R1〜R12は水素原子、
ハロゲン原子、炭化水素基、又はアルコキシ基を示し、
Xは酸素原子又は硫黄原子であり、Xの一部は直接結合
であってもよく、nは0〜2の整数である)で表わされ
る芳香族(チオ)エーテルカルボン酸フルオライドを加
圧下で反応させることを特徴とする上記一般式[II]
で表わされる繰返し単位からなる芳香族ポリ(チオ)エ
ーテルケトンの製造方法である。
【0012】本発明を更に詳細に説明するに、本発明に
用いられる前示一般式[I]で表わされる芳香族(チオ
)エーテルカルボン酸フルオライドの具体例としては、
4−フェノキシベンゾイルフルオライド、4−フェノキ
シ−4’−フルオロホルミルジフェニルエーテル、3−
フェノキシベンゾイルフルオライド、4−フェノキシベ
ンゾイルフルオライド、4−フェニル−4’−フルオロ
ホルミルジフェノニルチオエーテル、3−メチル−4−
フェノキシベンゾイルフルオライド、3−メトキシ−4
−フェノキシベンゾイルフルオライド、4−フェニルメ
ルカプトベンゾイルフルオライドなどが挙げられるが、
一般式[I]で表わされるものはいずれも使用可能であ
り、必ずしもこれらに限定されるものではない。 又、これらの芳香族(チオ)エーテルカルボン酸フルオ
ライドは単独もしくは混合して使用してもよい。これら
の中で4−フェノキシベンゾイルフルオライドが特に好
ましい。
【0013】本発明に於て溶媒として用いられる非プロ
トン性有機溶媒としては、例えば炭化水素、ハロゲン化
炭化水素、脂肪族エーテル、ケトン、ニトロ基を有する
化合物、その他の化合物が挙げられ具体的には、塩化メ
チレン、ジクロルエタン、1,1,2,2−テトラクロ
ルエタン、クロロホルム、四塩化炭素、ニトロベンゼン
、ニトロメタン、二硫化炭素、オルトジブロモベンゼン
、オルトジクロルベンゼン、メタジクロルベンゼン、ジ
フェニルスルホン、ジフェニルケトン、クロルベンゼン
、ベンゼン、トルエン、アセトフェノン、テトラリン、
デカリン、ヘキサン、ジブチルエーテル、ヘプタン、ペ
ンタン等が挙げられるが、必ずしもこれらに限定される
ものではない。これらの溶媒の中でハロゲン化炭化水素
が好ましく、更にハロゲン化芳香族炭化水素が好ましく
、オルトジクロロベンゼンが特に好ましい。これらの非
プロトン性有機溶媒は単独もしくは混合して使用しても
よい。溶媒の使用量は原料である一般式[I]で表わさ
れる芳香族(チオ)エーテルカルボン酸フルオライドに
対して1〜100倍量(重量比)、好ましくは5〜10
0倍量である。
【0014】また本発明に用いられる三フッ化ホウ素の
使用量は一般式[I]で示される芳香族(チオ)エーテ
ルカルボン酸フルオライドに対して0.5〜100倍量
(重量比)、好ましくは0.9〜50倍量である。
【0015】本発明に於て反応温度は特に限定しないが
、−10〜200℃好ましくは30〜150℃で実施さ
れる。反応圧は特に制限はないが加圧で実施される。 好ましくは5気圧以上である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、高重合度の直鎖状ポリ
(チオ)エーテルケトンを高収率で得ることができる。 本発明で得た芳香族ポリケトンは多くの利点を有してい
る。即ち引張り強度、曲げ強度、引張り弾性率などの機
械的性質、耐熱性、熱分解開始温度、電気的性質、寸法
安定性に優れ、吸湿吸水率が低い。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り実施例に限
定されるものではない。 実施例1 100mlのハステロイC(商品名)で作られたオート
クレーブに4−フェノキシベンゾイルフルオライド2.
16g(10mmol)、オルトジクロルベンゼン20
mlを加え、室温で三フッ化ホウ素を20気圧まで加え
て加圧した。その後、100℃に昇温し、撹拌下、26
.5時間反応させた。反応終了後、0℃まで冷却し、未
反応の三フッ化ホウ素をパージした。ついで、30cc
の無水メタノールを注入した。析出した固体を、メタノ
ール100cc、熱メタノール100ccでそれぞれ1
回洗浄すると、淡い赤色の粉末状のポリマーが得られた
【0018】収率は91%であり、そのポリマーを97
%硫酸中に1g/lの濃度で溶解し、30℃で測定した
ηinhは1.02dl/gであった。又DSC測定の
結果367℃にシャープな融点を示した。またH−NM
R測定をCDCl3−CF3CO2D(1:1)溶媒で
行なったが、7.25ppmにダブレットで下記(a)
が検出され、7.95ppmにダブレットで下記(b)
が検出され目的とする下記(c)のポリマーが出来てい
ることが確認された。
【0019】
【化6】
【0020】実施例2 100mlのハステロイC(商品名)で作られたオート
クレーブに4−フェノキシベンゾイルフルオライド1.
96g(10mmol)、オルトジクロルベンゼン20
mlを加え、室温で三フッ化ホウ素を20気圧まで加え
て加圧した。その後、60℃に昇温し、撹拌下33時間
反応させた。反応終了後、0℃まで冷却し、未反応の三
フッ化ホウ素をパージした。ついで、30ccの無水メ
タノールを注入した。析出した固体を、メタノール10
0cc、熱メタノール100ccでそれぞれ1回洗浄す
ると、淡い赤色の粉末状のポリマーが得られた。
【0021】収率は84%であり、そのポリマーを97
%硫酸中に1g/lの濃度で溶解し、30℃で測定した
ηinhは0.52dl/gであった。又DSC測定の
結果367℃にシャープな融点を示した。またH−NM
R測定により目的ポリマーの生成が確認された。
【0022】比較例1 60℃で1気圧で20l/minでBF3の送入を行な
った以外実施例1と同様の条件下で重合を行なったがη
inhは0.007dl/gであり収率は64%であっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    非プロトン性有機溶媒中、三フッ
    化ホウ素の存在下、下記一般式[I] 【化1】 ([1]式中、R1〜R12は水素原子、ハロゲン原子
    、炭化水素基、又はアルコキシ基を示し、Xは酸素原子
    又は硫黄原子であり、Xの一部は直接結合であってもよ
    く、nは0〜2の整数である)で表わされる芳香族(チ
    オ)エーテルカルボン酸フルオライドを加圧下で反応さ
    せることを特徴とする下記一般式[II]【化2】 ([II]式中、R1〜R12は前記一般式[I]と同
    じ)で表わされる繰返し単位からなる芳香族ポリ(チオ
    )エーテルケトンの製造方法。
JP3226242A 1990-11-05 1991-09-05 芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造法 Pending JPH04363322A (ja)

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DE4136275A DE4136275A1 (de) 1990-11-05 1991-11-04 Verfahren zur herstellung eines aromatischen poly(thio)etherketons
US08/136,731 US5326849A (en) 1990-11-05 1993-10-14 Method for producing an aromatic poly (thio) ether ketone

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JP2-299253 1990-11-05
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