JP2596452B2 - エレベ−タの地震管制運転からの復旧方法 - Google Patents
エレベ−タの地震管制運転からの復旧方法Info
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- G—PHYSICS
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- G01V1/01—Measuring or predicting earthquakes
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- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はエレベータ装置の地震発生時の震度レベル
を推定する地震管制運転からの復旧方法に関するもので
ある。
を推定する地震管制運転からの復旧方法に関するもので
ある。
[従来の技術] 地震発生時のエレベータの地震時管制運転方法および
装置については、例えば建築基準法及び同法施工令「昇
降機の技術規準の解説」、付エレベータ耐震設計・施工
指針(P.255〜260)で述べられており、この従来例の第
6図の如く一般エレベータの地震時管制運転のフロー
と、第7図非常用エレベータの地震時管制運転のフロー
で示す。
装置については、例えば建築基準法及び同法施工令「昇
降機の技術規準の解説」、付エレベータ耐震設計・施工
指針(P.255〜260)で述べられており、この従来例の第
6図の如く一般エレベータの地震時管制運転のフロー
と、第7図非常用エレベータの地震時管制運転のフロー
で示す。
一般エレベータでは、例えば30galというような「特
低」及び60galというような「低」の設定値が設定され
ている2種類の地震感知器又は2段設定の地震感知器が
機械室等のエレベータ付近に設けてある。この設定値
(gal)は建築物の高さにより変えられ又古い設定値の
ものがあるなど種々のデータが使用されており、例えば
第8図に示す設定値に応じて、すなわち地震感知器がこ
の各設定値で動作した状況に応じて、エレベータは管制
運転されている。
低」及び60galというような「低」の設定値が設定され
ている2種類の地震感知器又は2段設定の地震感知器が
機械室等のエレベータ付近に設けてある。この設定値
(gal)は建築物の高さにより変えられ又古い設定値の
ものがあるなど種々のデータが使用されており、例えば
第8図に示す設定値に応じて、すなわち地震感知器がこ
の各設定値で動作した状況に応じて、エレベータは管制
運転されている。
第6図において、特低設定値を有する地震感知器のみ
が動作し、その後低の設定値を有する地震感知器が動作
しなかった場合は、走行中のエレベータを一旦最寄階に
運転停止させ、所定時間後平常運転に復帰させる。も
し、低の設定値を有する地震感知器が同時に、又は続け
て動作した場合は、最寄階にエレベータを停止させて戸
開し、乗客を安全に開放した上で運転を休止させる。
が動作し、その後低の設定値を有する地震感知器が動作
しなかった場合は、走行中のエレベータを一旦最寄階に
運転停止させ、所定時間後平常運転に復帰させる。も
し、低の設定値を有する地震感知器が同時に、又は続け
て動作した場合は、最寄階にエレベータを停止させて戸
開し、乗客を安全に開放した上で運転を休止させる。
この場合はエレベータの専門技術者による点検を行な
った後に平常運転に復帰させる必要がある。
った後に平常運転に復帰させる必要がある。
但し、第6図の如く急行ゾーンのある一般エレベータ
の場合は地震感知器を3段階設定とし100galというよう
な「高」の設定値をさらに設けておき、低設定値の感知
器の動作によって急行ゾーン内にエレベータが停止して
乗客をかご内にとじこめたままになることを防止するた
め、一旦停止させた後高い設定値の地震感知器が動作し
ていないかぎり安全回路の正常を確かめた上で低速で最
寄階に着床させ上記と同様に運転を休止させる。
の場合は地震感知器を3段階設定とし100galというよう
な「高」の設定値をさらに設けておき、低設定値の感知
器の動作によって急行ゾーン内にエレベータが停止して
乗客をかご内にとじこめたままになることを防止するた
め、一旦停止させた後高い設定値の地震感知器が動作し
ていないかぎり安全回路の正常を確かめた上で低速で最
寄階に着床させ上記と同様に運転を休止させる。
一方非常エレベータでは第7図に示すように特低、
低、高の3段階設定の地震感知器を備えており特低設定
値を有する地震感知器のみの動作時は第4図と同様な運
転となるが、低の設定値を有する地震感知器の動作等の
状況がさらに発生した場合は早期の運転復旧のために次
のような特定の管制運転を行なう様になっている。
低、高の3段階設定の地震感知器を備えており特低設定
値を有する地震感知器のみの動作時は第4図と同様な運
転となるが、低の設定値を有する地震感知器の動作等の
状況がさらに発生した場合は早期の運転復旧のために次
のような特定の管制運転を行なう様になっている。
すなわち低設定の感知器が動作しても高設定の感知器
が動作していなければ、一旦最寄階に停止したあとで低
速で試運転をおこない消防運転を行なうこと及び点検完
了後平常運転への復旧が認められている。
が動作していなければ、一旦最寄階に停止したあとで低
速で試運転をおこない消防運転を行なうこと及び点検完
了後平常運転への復旧が認められている。
又、エレベータ装置は地震時にエレベータの釣り合い
おもりが万一レールからはずれた場合を検出できる脱レ
ール検出装置を設けている場合があり、この時は地震感
知器と併用して第9図のフローチャートの如くいずれが
動作してもエレベータは運転休止となる。
おもりが万一レールからはずれた場合を検出できる脱レ
ール検出装置を設けている場合があり、この時は地震感
知器と併用して第9図のフローチャートの如くいずれが
動作してもエレベータは運転休止となる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の地震発生時のエレベータの地震管制運転方法は
以上の様なフローで行なわれるため、高設定の地震感知
器が動作する様な非常に強い地震が発生した場合にはエ
レベータの運転休止が求められる。
以上の様なフローで行なわれるため、高設定の地震感知
器が動作する様な非常に強い地震が発生した場合にはエ
レベータの運転休止が求められる。
しかし、低の設定値の感知器が動作する様な少し大きな
地震が発生した場合には、非常用のエレベータは高設定
の感知器が動作していなければ低設定の地震感知器が動
作しても低速で運転を行ない安全上問題がないと判断さ
れた場合は平常への復旧が認められているのに対し、一
般のエレベータでは低の設定の感知器が動作するとエレ
ベータは休止し専門技術者が点検しないと平常運転への
復旧ができないことになっている。
地震が発生した場合には、非常用のエレベータは高設定
の感知器が動作していなければ低設定の地震感知器が動
作しても低速で運転を行ない安全上問題がないと判断さ
れた場合は平常への復旧が認められているのに対し、一
般のエレベータでは低の設定の感知器が動作するとエレ
ベータは休止し専門技術者が点検しないと平常運転への
復旧ができないことになっている。
この様に低設定の地震感知器が動作した場合、相当広
範な地域にわたって数多くのエレベータが運転休止とな
り、これらを1台1台点検するためには多数の技術者を
動員し、かつ非常に長時間かけないと復旧できない状態
となる。
範な地域にわたって数多くのエレベータが運転休止とな
り、これらを1台1台点検するためには多数の技術者を
動員し、かつ非常に長時間かけないと復旧できない状態
となる。
しかも、地震感知器の設定が人命他を配慮して安全度を
高める余裕のある設定をしているため、低設定感知器が
動作してもエレベータの機器が損傷している事態は実際
には極めてまれであり、大半のエレベータでは専門技術
者が点検した結果、特に修理など行なわずそのまま地震
感知器をリセットして平常運転に復旧させるといった徒
労に終わるサービスが多い。
高める余裕のある設定をしているため、低設定感知器が
動作してもエレベータの機器が損傷している事態は実際
には極めてまれであり、大半のエレベータでは専門技術
者が点検した結果、特に修理など行なわずそのまま地震
感知器をリセットして平常運転に復旧させるといった徒
労に終わるサービスが多い。
この様に、エレベータを管理する部門では緊急のサー
ビスが集中するので復旧サービスに時間がかかり公共性
の高いエレベータが長時間停止してしまうという問題点
があった。
ビスが集中するので復旧サービスに時間がかかり公共性
の高いエレベータが長時間停止してしまうという問題点
があった。
この発明は上記の様な問題点を解消するためになされ
たもので地震発生後、運転休止したエレベータに対しい
ち早く運転可否の判断が出来るエレベータの地震管制運
転からの復旧方法を得ることを目的とする。
たもので地震発生後、運転休止したエレベータに対しい
ち早く運転可否の判断が出来るエレベータの地震管制運
転からの復旧方法を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるエレベータの地震管制運転からの復
旧方法は、地震発生時に行われる一般エレベータの地震
管制運転の終了を確認する確認ステップと、エレベータ
の震度レベルを評価するための地震感知器の出力である
評価データを、所定地域内の複数の特定エレベータ装置
からこのエレベータ装置の管理部署へ伝送してこの管理
部署で収集する収集ステップと、収集ステップにより収
集した前記評価データを、前記特定エレベータ装置又は
地震感知器の設置条件に基づいて評価しなおし、前記特
定エレベータ装置が設置された場所毎に震度レベルを前
記管理部署で推定する推定ステップと、推定ステップに
て得られた前記特定エレベータの設置場所毎の震度レベ
ルを基に、震度レベルの地域的変化あるいは同一レベル
の地域を推測して個々の一般エレベータが運転可能レベ
ルと運転できない運転休止レベルに地域分けし、前記所
定地域内に設置された個々の一般エレベータの復旧運転
可否を前記推測された震度レベルで判定する判定ステッ
プと、を備えたものである。
旧方法は、地震発生時に行われる一般エレベータの地震
管制運転の終了を確認する確認ステップと、エレベータ
の震度レベルを評価するための地震感知器の出力である
評価データを、所定地域内の複数の特定エレベータ装置
からこのエレベータ装置の管理部署へ伝送してこの管理
部署で収集する収集ステップと、収集ステップにより収
集した前記評価データを、前記特定エレベータ装置又は
地震感知器の設置条件に基づいて評価しなおし、前記特
定エレベータ装置が設置された場所毎に震度レベルを前
記管理部署で推定する推定ステップと、推定ステップに
て得られた前記特定エレベータの設置場所毎の震度レベ
ルを基に、震度レベルの地域的変化あるいは同一レベル
の地域を推測して個々の一般エレベータが運転可能レベ
ルと運転できない運転休止レベルに地域分けし、前記所
定地域内に設置された個々の一般エレベータの復旧運転
可否を前記推測された震度レベルで判定する判定ステッ
プと、を備えたものである。
また、推定された震度レベルに基づいて所定地域内の
一般エレベータが運転可能と判断された後に、前記一般
エレベータを所定の運転条件で走行させる試運転指令を
出すステップと、試運転走行時に所定の計測を行い、異
常のないことを確認してから当該エレベータに対して運
転指令を発するステップと、を備えたものである。
一般エレベータが運転可能と判断された後に、前記一般
エレベータを所定の運転条件で走行させる試運転指令を
出すステップと、試運転走行時に所定の計測を行い、異
常のないことを確認してから当該エレベータに対して運
転指令を発するステップと、を備えたものである。
[作用] 地震発生時に地震感知器の出力である評価データを特
定エレベータ装置又は地震感知器の設置条件に基づいて
評価しなおし、所定地域内の特定エレベータ装置が設置
された場所毎に震度レベルを推定し、所定地域を一般エ
レベータが運転可能な地域、運転できない地域に地域分
けし、その地域内の一般エレベータの運転可否を判定す
るようにしたので、地震発生後のエレベータの地震管制
運転から運転復旧への判断を早く、かつ確実に行なうこ
とができる。
定エレベータ装置又は地震感知器の設置条件に基づいて
評価しなおし、所定地域内の特定エレベータ装置が設置
された場所毎に震度レベルを推定し、所定地域を一般エ
レベータが運転可能な地域、運転できない地域に地域分
けし、その地域内の一般エレベータの運転可否を判定す
るようにしたので、地震発生後のエレベータの地震管制
運転から運転復旧への判断を早く、かつ確実に行なうこ
とができる。
また、推定された震度レベルにより、所定地域内のエ
レベータ装置が運転可能と判断された時に当該エレベー
タ装置を所定の運転所運で走行させる試運転指令を出
し、試運転走行時に所定の計測を行ない、異常のないこ
とを確認してから当該エレベータ装置の運転指令を発す
るようにしたので、安全を確保しながら、地震発生後の
エレベータの地震管制運転から運転復旧を行なうことが
できる。
レベータ装置が運転可能と判断された時に当該エレベー
タ装置を所定の運転所運で走行させる試運転指令を出
し、試運転走行時に所定の計測を行ない、異常のないこ
とを確認してから当該エレベータ装置の運転指令を発す
るようにしたので、安全を確保しながら、地震発生後の
エレベータの地震管制運転から運転復旧を行なうことが
できる。
[実施例] 以下この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明の一実施例の構成図であり、(1)
はエレベータの乗かごでありロープ(2)により釣合お
もり(3)とつるべ状にシープ(4)に吊下げられてい
る。
はエレベータの乗かごでありロープ(2)により釣合お
もり(3)とつるべ状にシープ(4)に吊下げられてい
る。
(6)はエレベータの制御装置であり、駆動用電動機
(5)を駆動制御し、かご(1)を昇降させる。
(5)を駆動制御し、かご(1)を昇降させる。
(7)は地震感知器であり、その設定値は特低及び低
の2段階設定になっており、この地震感知器(7)が動
作すると制御装置(6)は「エレベータ耐震設計・施工
指針」、すなわち第6図のフローに従って管制運転を行
なうと共に、電話自動通報装置(8)に指令を発し、エ
レベータ管理部署(10)の電話受話器(11)に自動ダイ
ヤリングを行ない、電話回線(9)を通じて地震感知器
(7)が動作したことを通報する。
の2段階設定になっており、この地震感知器(7)が動
作すると制御装置(6)は「エレベータ耐震設計・施工
指針」、すなわち第6図のフローに従って管制運転を行
なうと共に、電話自動通報装置(8)に指令を発し、エ
レベータ管理部署(10)の電話受話器(11)に自動ダイ
ヤリングを行ない、電話回線(9)を通じて地震感知器
(7)が動作したことを通報する。
電話受話器(11)はエレベータ管理部署(10)に置か
れたホストコンピュータ(12)にも接続されており、制
御装置(6)から送信されたディジタル信号(各種デー
タ)を受信し、監視員にわかるようにCRTディスプレイ
上に表示する。
れたホストコンピュータ(12)にも接続されており、制
御装置(6)から送信されたディジタル信号(各種デー
タ)を受信し、監視員にわかるようにCRTディスプレイ
上に表示する。
また、同時に電話回線(13)により乗かご内に設けられ
た受話器(14)によりかご内乗客との通話も可能とな
る。
た受話器(14)によりかご内乗客との通話も可能とな
る。
管理部署(10)は回線を通して多数の特定エレベータ
装置の通報装置(8)と接続されておりこれによりデー
タのやりとりを行なっている。脱レール検出装置の信号
等もエレベータの制御装置(6)、通報装置(8)を通
して管理部署(10)のホストコンピュータ(12)へ伝送
される。
装置の通報装置(8)と接続されておりこれによりデー
タのやりとりを行なっている。脱レール検出装置の信号
等もエレベータの制御装置(6)、通報装置(8)を通
して管理部署(10)のホストコンピュータ(12)へ伝送
される。
ホストコンピュータ(12)は信号を入力すると入力部
と、指令等を出力する出力部と、所定のプログラムによ
り演算や判断を行なう演算部と記憶部が設けられてお
り、さらに監視員も処置や判断が可能な様にキーボード
やCRTディスプレイの様な入出力インターフェースが設
けられている。
と、指令等を出力する出力部と、所定のプログラムによ
り演算や判断を行なう演算部と記憶部が設けられてお
り、さらに監視員も処置や判断が可能な様にキーボード
やCRTディスプレイの様な入出力インターフェースが設
けられている。
次に地震が発生した場合の動作について第2図のフロ
ーチャートにより説明する。
ーチャートにより説明する。
地震は発生すると(ST1)、エレベータの付近に設け
られている地震感知器が動作(ST2)する。
られている地震感知器が動作(ST2)する。
所定地域内に据付けられているエレベータ装置は第6
図、第7図のフローに従いそれぞれ個々の制御装置の指
示により管制運転を行ないこの終了を確認(ST3)す
る。
図、第7図のフローに従いそれぞれ個々の制御装置の指
示により管制運転を行ないこの終了を確認(ST3)す
る。
例えば地震感知器(7)の特低感知器のみが動作した
場合、制御装置(6)は第6図のフローに従ってエレベ
ータが走行中であれば乗かご(1)を最寄階に停止し戸
開した後、所定時間経過後特低感知器を自動リセットし
て平常運転に復帰させる。この時制御装置(6)はエレ
ベータ管理部署(10)に電話自動通報装置(8)を介し
て特低感知器のみが動作したこと及び平常運転に復旧し
たことを自動通報する。
場合、制御装置(6)は第6図のフローに従ってエレベ
ータが走行中であれば乗かご(1)を最寄階に停止し戸
開した後、所定時間経過後特低感知器を自動リセットし
て平常運転に復帰させる。この時制御装置(6)はエレ
ベータ管理部署(10)に電話自動通報装置(8)を介し
て特低感知器のみが動作したこと及び平常運転に復旧し
たことを自動通報する。
管理部署(10)ではこの通報を確認し次回保守時の参考
データとすると共に、万一特定感知器しか動作していな
いにもかかわらず平常運転に復旧しない場合には、管理
部署(10)から自動的にもしくは監視人が電話回線を通
じて特低感知器のリセット信号を送り平常運転に復帰さ
せることも出来る。
データとすると共に、万一特定感知器しか動作していな
いにもかかわらず平常運転に復旧しない場合には、管理
部署(10)から自動的にもしくは監視人が電話回線を通
じて特低感知器のリセット信号を送り平常運転に復帰さ
せることも出来る。
これらの信号のやりとりはデータ伝送手段である回線
(9)を通し通報装置(8)と受話器(11)間で行なわ
れる。
(9)を通し通報装置(8)と受話器(11)間で行なわ
れる。
地震感知器(7)の特定感知器と低感知器の両感知器
が動作した場合には、制御装置(6)は第6図のフロー
に従ってエレベータが走行中であれば乗かご(1)を最
寄階に停止し戸開後運転を休止させると共に、地震感知
器(7)の特低・低の両感知器が動作したという信号及
び管制運転後運転休止中という信号を自動通報装置
(8)に送る。
が動作した場合には、制御装置(6)は第6図のフロー
に従ってエレベータが走行中であれば乗かご(1)を最
寄階に停止し戸開後運転を休止させると共に、地震感知
器(7)の特低・低の両感知器が動作したという信号及
び管制運転後運転休止中という信号を自動通報装置
(8)に送る。
自動通報装置(8)はエレベータ管理部署(10)の受
話器(11)に自動ダイヤリングで通報する。
話器(11)に自動ダイヤリングで通報する。
これを受けたコンピュータ(12)はその他の検出装置の
動作状況も含めて管制運転状況を確認し(ST4)記憶す
る。
動作状況も含めて管制運転状況を確認し(ST4)記憶す
る。
もしこの時脱レール検出装置の様な異常検出器が動作
したり安全回路に異常があるにもかかわらず運転復旧す
る様なエレベータがあれば休止指令(ST5)を発するこ
とが出来る。
したり安全回路に異常があるにもかかわらず運転復旧す
る様なエレベータがあれば休止指令(ST5)を発するこ
とが出来る。
これらの動作の結果、所定地域内の管理すべき多くの
特定エレベータから運転状況が伝送されてコンピュータ
(12)の記憶部に収集される。
特定エレベータから運転状況が伝送されてコンピュータ
(12)の記憶部に収集される。
次に、この収集された情報の中から特定の評価デー
タ、例えば特定エレベータに設けられている特低、低、
高の3段階特定の地震感知器の動作状況が選択され確認
される(ST6)。
タ、例えば特定エレベータに設けられている特低、低、
高の3段階特定の地震感知器の動作状況が選択され確認
される(ST6)。
この3段階特定感知器の動作状況として高の設定値まで
動作している場合と高が不動作で低の設定値まで動作し
ている場合があるが、例えば一つのビルで高の設定値が
不動作であったとしても、近くの他のビルからみれば運
転休止が必要な震度レベルを持つ地震だったかも知れな
い。
動作している場合と高が不動作で低の設定値まで動作し
ている場合があるが、例えば一つのビルで高の設定値が
不動作であったとしても、近くの他のビルからみれば運
転休止が必要な震度レベルを持つ地震だったかも知れな
い。
この原因の一つに地震感知器(7)の設定値の違いがあ
る。
る。
又ビルの高さに差があるだけでなくこの感知器は昇降路
頂部の機械室あるいは中間階に設けることが可能であ
り、さらにビルの剛性等の性状の違いもある。
頂部の機械室あるいは中間階に設けることが可能であ
り、さらにビルの剛性等の性状の違いもある。
これらを配慮して所定地域内の3段階設定感知器を設け
た特定エレベータ動作状況を震度レベルにまとめ直して
評価しなおす必要があるため、この特定エレベータの上
記条件を考慮した換算係数等を設定値に乗じ、この特定
エレベータの地上における震度レベルとする(ST7)(S
T8)。
た特定エレベータ動作状況を震度レベルにまとめ直して
評価しなおす必要があるため、この特定エレベータの上
記条件を考慮した換算係数等を設定値に乗じ、この特定
エレベータの地上における震度レベルとする(ST7)(S
T8)。
所定地域内に存在する運転休止中の一般エレベータ装
置の運転復旧を判定するためには、震度レベルを運転可
能と運転休止の2段階にわけたり又は中間の試運転レベ
ルを追加したりして2〜3段階にわけると良い。
置の運転復旧を判定するためには、震度レベルを運転可
能と運転休止の2段階にわけたり又は中間の試運転レベ
ルを追加したりして2〜3段階にわけると良い。
所定地域内を、運転可否の震度レベルで区分けする方
法として、上述した特定エレベータより求めた震度レベ
ルを使用することができる。
法として、上述した特定エレベータより求めた震度レベ
ルを使用することができる。
例えば特定エレベータの地上における震度レベルが運
転可能である点を結び、この線の範囲内にあるエレベー
タで、地震発生後一旦運転を休止しており、このエレベ
ータのビル性状等を考慮しても運転可能の震度レベルと
推定でき、かつ耐震対策上の問題のないエレベータ装置
は運転可能と判断できる(ST9)(ST10)。
転可能である点を結び、この線の範囲内にあるエレベー
タで、地震発生後一旦運転を休止しており、このエレベ
ータのビル性状等を考慮しても運転可能の震度レベルと
推定でき、かつ耐震対策上の問題のないエレベータ装置
は運転可能と判断できる(ST9)(ST10)。
この結果を管理部署(10)に表示(ST11)したり又は
自動的に判定(ST12)して、データ伝送手段を通して個
々のエレベータ装置に休止指令(ST13)や運転指令(ST
14)を出すことが出来る。
自動的に判定(ST12)して、データ伝送手段を通して個
々のエレベータ装置に休止指令(ST13)や運転指令(ST
14)を出すことが出来る。
第3図は、(ST12)で運転可能と判断された後、試運
転を指令するフローチャートを示す。
転を指令するフローチャートを示す。
先ず管制運転により一旦休止しているエレベータに対
し運転可否が検討され(ST15)、運転可の場合、コンピ
ュータ(12)より回線(9)、通報装置(8)、制御装
置(6)を介してかご内乗客の有無確認(ST16)と、も
し乗客が有れば開放装置(ST17)が行なわれる。
し運転可否が検討され(ST15)、運転可の場合、コンピ
ュータ(12)より回線(9)、通報装置(8)、制御装
置(6)を介してかご内乗客の有無確認(ST16)と、も
し乗客が有れば開放装置(ST17)が行なわれる。
この具体的な方法としては例えばかご内に乗客の有無を
判定するセンサー(例えば、荷重検出器等)を備えその
出力信号を制御装置を介して管理部署に送信し、かご内
に乗客が居るときは管理部署からの指令によりかご内に
備えつけた自動アナウンス装置に「戸開釦を押してかご
の外に出て下さい」という内容のアナウンスを行なうよ
うにする方法がある。
判定するセンサー(例えば、荷重検出器等)を備えその
出力信号を制御装置を介して管理部署に送信し、かご内
に乗客が居るときは管理部署からの指令によりかご内に
備えつけた自動アナウンス装置に「戸開釦を押してかご
の外に出て下さい」という内容のアナウンスを行なうよ
うにする方法がある。
乗客がいないことを確認してから次のステップで試運
転走行指令(ST18)が出され、エレベータのかご(1)
は昇降路内を最上階から最下階まで低速で走行する。
転走行指令(ST18)が出され、エレベータのかご(1)
は昇降路内を最上階から最下階まで低速で走行する。
この時は一定速度が望ましく、また最上階等での停止時
も含めて常に戸を閉めたままとする。
も含めて常に戸を閉めたままとする。
この走行時には後述する所定の計測が行なわれ(ST1
9)、異常の有無が確認され(ST20)、この結果により
運転休止(ST21)の指令や平常運転復旧(ST22)の指令
が出される。
9)、異常の有無が確認され(ST20)、この結果により
運転休止(ST21)の指令や平常運転復旧(ST22)の指令
が出される。
エレベータのかご(1)を試運転指令により昇降させ
る時の計測データとして、かごの速度、停止時のかご位
置を含めた着床状態、かごの振動、位置検出が正常かど
うかの動作状況、かごと制御装置間の信号の伝送状況、
かご走行中の音等があり、いずれも指定された数値や正
常走行時の数値と許容値異常の差があるかどうかで異常
かどうかを判断し、もし異常が確認されれば運転休止指
令を出すとともに異常内容の表示が行なわれる。
る時の計測データとして、かごの速度、停止時のかご位
置を含めた着床状態、かごの振動、位置検出が正常かど
うかの動作状況、かごと制御装置間の信号の伝送状況、
かご走行中の音等があり、いずれも指定された数値や正
常走行時の数値と許容値異常の差があるかどうかで異常
かどうかを判断し、もし異常が確認されれば運転休止指
令を出すとともに異常内容の表示が行なわれる。
さらに、脱レール検出装置、機械室内機器の移動や点
灯の検知、巻上機の網車からのロープの外れ検知、ロー
プやケーブルの昇降路内他機器へのひっかかり検知等各
種検知器を装備しこれらによって試運転走行時に各種デ
ータを集めて運転可否を判断する様にしても良い。
灯の検知、巻上機の網車からのロープの外れ検知、ロー
プやケーブルの昇降路内他機器へのひっかかり検知等各
種検知器を装備しこれらによって試運転走行時に各種デ
ータを集めて運転可否を判断する様にしても良い。
異常を確認する方法として、例えば平常運転への復旧
可否の判定時、かご内又はかご上下に異常音のセンサー
を設けその出力信号を着床精度等の他の信号と合わせて
制御装置(6)を介して管理部署(10)に送信するとと
もに、前記各種信号から平常運転への復旧可否を判定す
るプログラムを管理部署(10)にホストコンピュータ
(12)に搭載しておけば自動的に平常運転への復旧の可
否を判定することが出来る。
可否の判定時、かご内又はかご上下に異常音のセンサー
を設けその出力信号を着床精度等の他の信号と合わせて
制御装置(6)を介して管理部署(10)に送信するとと
もに、前記各種信号から平常運転への復旧可否を判定す
るプログラムを管理部署(10)にホストコンピュータ
(12)に搭載しておけば自動的に平常運転への復旧の可
否を判定することが出来る。
これらの方法を採用することにより従来の如く個々の
技術者が個々のエレベータを点検することにより点検結
果にばらつきが出るという問題もなくなる。
技術者が個々のエレベータを点検することにより点検結
果にばらつきが出るという問題もなくなる。
又、上記実施例では評価データの検知手段として現在
設置されている地震感知器で説明したが、特別の地震計
を利用又は設置しても良いことは当然である。
設置されている地震感知器で説明したが、特別の地震計
を利用又は設置しても良いことは当然である。
又、震度レベルの推定手段としてgalレベルで判断し
たが異常検出器の動作状況を使用しても良い。この例を
第4図のフローチャートに示す。
たが異常検出器の動作状況を使用しても良い。この例を
第4図のフローチャートに示す。
脱レール検出装置の如き異常検出器の検出動作が生じ、
かつ当該エレベータ装置は充分な耐震対策が実施済であ
る場合は、地震感知器の高設定値が動作しようとしまい
とエレベータ休止震度レベルと評価する。
かつ当該エレベータ装置は充分な耐震対策が実施済であ
る場合は、地震感知器の高設定値が動作しようとしまい
とエレベータ休止震度レベルと評価する。
これにより震度だけではとらえられない現象にも対応で
きる。
きる。
また、上記実施例ではデータの伝送を電話回線を使用
したが無線でも可能である。
したが無線でも可能である。
さらに、所定地域内の震度レベルの分布を推定する方
法として、特定エレベータ装置が検出した評価データを
特定エレベータ装置毎の設定条件に基づいて評価しなお
し、その特定エレベータ装置毎に推定した震度レベルに
基づいて、運転可能である点を結ぶ線で分割してエレベ
ータが運転可能地域又は運転休止地域に区分けする方法
を述べたが、もし評価できるポイントすなわち特定エレ
ベータ装置が多ければ、運転可能レベルと運転休止レベ
ルの境界線(2点鎖線)を第5図(a)の如く特定エレ
ベータ装置の運転可能レベルポイントと運転休止レベル
ポイントの中間位置に設定し、運転可能レベルと運転休
止レベルの境界線を求める方法もある。
法として、特定エレベータ装置が検出した評価データを
特定エレベータ装置毎の設定条件に基づいて評価しなお
し、その特定エレベータ装置毎に推定した震度レベルに
基づいて、運転可能である点を結ぶ線で分割してエレベ
ータが運転可能地域又は運転休止地域に区分けする方法
を述べたが、もし評価できるポイントすなわち特定エレ
ベータ装置が多ければ、運転可能レベルと運転休止レベ
ルの境界線(2点鎖線)を第5図(a)の如く特定エレ
ベータ装置の運転可能レベルポイントと運転休止レベル
ポイントの中間位置に設定し、運転可能レベルと運転休
止レベルの境界線を求める方法もある。
又、もし評価ポイント数が少なければ、運転可能レベ
ルと運転休止レベルの境界線が特定できないので、外部
情報、例えば地震発生源の位置や地震発生源の震度レベ
ルをコンピュータに入力し、特定エレベータ装置により
推定した評価ポイントの震度レベルに基づいて推定する
ことにより運転可能レベルと運転休止レベルの境界線
(一点鎖線)を求めることもできる。第5図(b)はこ
の一例であり地震発生源の方向を含めて推定し、地震発
生源からの遠近を考慮して地域を分け運転可能レベルと
運転休止レベルの境界線を設定している。
ルと運転休止レベルの境界線が特定できないので、外部
情報、例えば地震発生源の位置や地震発生源の震度レベ
ルをコンピュータに入力し、特定エレベータ装置により
推定した評価ポイントの震度レベルに基づいて推定する
ことにより運転可能レベルと運転休止レベルの境界線
(一点鎖線)を求めることもできる。第5図(b)はこ
の一例であり地震発生源の方向を含めて推定し、地震発
生源からの遠近を考慮して地域を分け運転可能レベルと
運転休止レベルの境界線を設定している。
これら推定された震度レベル分布はCRTなどの表示装置
に示される。
に示される。
なお、上記実施例はコンピュータ(12)による自動装
置の例で全体の構成を説明したが、一部を監視人の判断
及び操作によっても良いことは当然である。具体例とし
ては、監視人はホストコンピュータ(12)のCRTディス
プレイ装置で地震感知器(7)の動作状況及び1つのエ
レベータの運転状況を確認する。この時、監視人は当該
エレベータと同地域内で上記エレベータと同様監視部署
と電話線で接続されている他のエレベータで高設定感知
器も備えた3段階設定の地震感知器を備えたエレベータ
の地震感知器の動作状況をCRT上で確認し、さらに上記
エレベータの設置場所における震度の大きさをCRT上で
把握し、更に上記エレベータの設置されている建物の性
状及び各機器の耐震対策の状況等も考慮してエレベータ
の運転可否を判定する。
置の例で全体の構成を説明したが、一部を監視人の判断
及び操作によっても良いことは当然である。具体例とし
ては、監視人はホストコンピュータ(12)のCRTディス
プレイ装置で地震感知器(7)の動作状況及び1つのエ
レベータの運転状況を確認する。この時、監視人は当該
エレベータと同地域内で上記エレベータと同様監視部署
と電話線で接続されている他のエレベータで高設定感知
器も備えた3段階設定の地震感知器を備えたエレベータ
の地震感知器の動作状況をCRT上で確認し、さらに上記
エレベータの設置場所における震度の大きさをCRT上で
把握し、更に上記エレベータの設置されている建物の性
状及び各機器の耐震対策の状況等も考慮してエレベータ
の運転可否を判定する。
そして、運転可との判定がされたら監視人は受話器(1
1)を通して乗かご内乗客と通話を試み応答があれば乗
客に戸開ボタンを押して乗かごの外に出てもらう様指示
する。
1)を通して乗かご内乗客と通話を試み応答があれば乗
客に戸開ボタンを押して乗かごの外に出てもらう様指示
する。
受話器(14)を介してかご内に乗客が居なくなったこと
を確認したら、監視人はホストコンピュータの入力端子
から電話回線(9)を介して制御装置(6)に試運転指
令を送り、制御装置(6)は乗かごを低速で最下階から
最上階迄戸を開けずに往復運転させる。この試運転の
間、監視人は受話器(14)を介して異常音の有無を確認
すると共に、制御装置(6)から電話回線(9)を介し
て送られCRT上に表示された運転時の速度や着床精度等
の各種信号を確認して安全上の問題の有無、平常運転へ
の復旧の可否を判定する。
を確認したら、監視人はホストコンピュータの入力端子
から電話回線(9)を介して制御装置(6)に試運転指
令を送り、制御装置(6)は乗かごを低速で最下階から
最上階迄戸を開けずに往復運転させる。この試運転の
間、監視人は受話器(14)を介して異常音の有無を確認
すると共に、制御装置(6)から電話回線(9)を介し
て送られCRT上に表示された運転時の速度や着床精度等
の各種信号を確認して安全上の問題の有無、平常運転へ
の復旧の可否を判定する。
そして平行運転への復旧が可と判定されたら監視人はホ
ストコンピュータ(12)の入力端子から電話回線(9)
を介して制御装置(6)に復旧指令を送り、地震感知器
(7)の低感知器をリセットすることによりエレベータ
は平常運転に復旧する。
ストコンピュータ(12)の入力端子から電話回線(9)
を介して制御装置(6)に復旧指令を送り、地震感知器
(7)の低感知器をリセットすることによりエレベータ
は平常運転に復旧する。
なお、特低感知器は第6図のフローにより所定時間後
自動的にリセットされている。
自動的にリセットされている。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、地震発生時に特定
エレベータ装置から伝送される評価データを特定エレベ
ータ装置又は地震感知器の設置条件に基づいて評価しな
おし、所定地域内の特定エレベータ装置が設置された場
所毎に震度レベルを推定し、所定地域を一般エレベータ
が運転可能な地域、運転できない地域に地域分けし、そ
の地域内の一般エレベータの運転可否を判定するように
したので、地震発しにともない地震管制運転により運転
休止された一般エレベータの中から、運転可能なエレベ
ータに対しては、管理部署からの指令により運転復旧さ
せることができ、より多くのエレベータの復旧を確実か
つ迅速に行なうことができる。
エレベータ装置から伝送される評価データを特定エレベ
ータ装置又は地震感知器の設置条件に基づいて評価しな
おし、所定地域内の特定エレベータ装置が設置された場
所毎に震度レベルを推定し、所定地域を一般エレベータ
が運転可能な地域、運転できない地域に地域分けし、そ
の地域内の一般エレベータの運転可否を判定するように
したので、地震発しにともない地震管制運転により運転
休止された一般エレベータの中から、運転可能なエレベ
ータに対しては、管理部署からの指令により運転復旧さ
せることができ、より多くのエレベータの復旧を確実か
つ迅速に行なうことができる。
また、推定された震度レベルにより、所定地域内の一
般エレベータが運転可能と判断された時に一般エレベー
タ装置を所定の運転条件で走行させる試運転指令を出
し、試運転走行時に所定の計測を行ない、異常のないこ
とを確認してから一般エレベータ装置に対して運転指令
を発するようにしたので、地震発生にともない地震管制
運転により運転休止された一般エレベータの中から、運
転可能なエレベータに対しては、管理部署からの指令に
より運転復旧させることができ、より多くのエレベータ
の復旧を安全を確保しながら確実かつ迅速に行うことが
できる。
般エレベータが運転可能と判断された時に一般エレベー
タ装置を所定の運転条件で走行させる試運転指令を出
し、試運転走行時に所定の計測を行ない、異常のないこ
とを確認してから一般エレベータ装置に対して運転指令
を発するようにしたので、地震発生にともない地震管制
運転により運転休止された一般エレベータの中から、運
転可能なエレベータに対しては、管理部署からの指令に
より運転復旧させることができ、より多くのエレベータ
の復旧を安全を確保しながら確実かつ迅速に行うことが
できる。
第1図は発明の一実施例であるエレベータの運転装置の
構成図、第2〜4図はこの発明の手順を示すフローチャ
ート、第5図はこの発明の説明図、第6図,7図は従来例
の手順を示すフローチャート、第8図は従来の地震感知
器の設定値を示す図、第9図は従来の脱レール検出装置
の動作を示すフローチャートである。 (1)はエレベータのかご、(6)は制御装置、(8)
は電話自動通報装置、(9)は回線、(10)は管理部
署、(11)は電話受話器、(12)はホストコンピュータ
ーを示す。 なお図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
構成図、第2〜4図はこの発明の手順を示すフローチャ
ート、第5図はこの発明の説明図、第6図,7図は従来例
の手順を示すフローチャート、第8図は従来の地震感知
器の設定値を示す図、第9図は従来の脱レール検出装置
の動作を示すフローチャートである。 (1)はエレベータのかご、(6)は制御装置、(8)
は電話自動通報装置、(9)は回線、(10)は管理部
署、(11)は電話受話器、(12)はホストコンピュータ
ーを示す。 なお図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】地震発生時に行われる一般エレベータの地
震管制運転の終了を確認する確認ステップと、 エレベータの震度レベルを評価するための地震感知器の
出力である評価データを、所定地域内の複数の特定エレ
ベータ装置からこのエレベータ装置の管理部署へ伝送し
てこの管理部署で収集する収集ステップと、 収集ステップにより収集した前記評価データを、前記特
定エレベータ装置又は地震感知器の設置条件に基づいて
評価しなおし、前記特定エレベータ装置が設置された場
所毎に震度レベルを前記管理部署で推定する推定ステッ
プと、 推定ステップにて得られた前記特定エレベータの設置場
所毎の震度レベルを基に、震度レベルの地域的変化ある
いは同一レベルの地域を推測して個々の一般エレベータ
が運転可能レベルと運転できない運転休止レベルに地域
分けし、前記所定地域内に設置された個々の一般エレベ
ータの復旧運転可否を前記推測された震度レベルで判定
する判定ステップと、 を備えたことを特徴とするエレベータの地震管制運転か
らの復旧方法。 - 【請求項2】推定された震度レベルに基づいて所定地域
内の一般エレベータが運転可能と判断された後に、前記
一般エレベータを所定の運転条件で走行させる試運転指
令を出すステップと、 試運転走行時に所定の計測を行い、異常のないことを確
認してから当該エレベータに対して運転指令を発するス
テップと、 を備えたことを特徴とする請求項第1項に記載のエレベ
ータの地震管制運転からの復旧方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63170385A JP2596452B2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | エレベ−タの地震管制運転からの復旧方法 |
US07/365,526 US4998601A (en) | 1988-07-08 | 1989-06-13 | Method of and apparatus for controlled operation of an elevator system at the occurrence of an earthquake |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63170385A JP2596452B2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | エレベ−タの地震管制運転からの復旧方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223183A JPH0223183A (ja) | 1990-01-25 |
JP2596452B2 true JP2596452B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=15903953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63170385A Expired - Fee Related JP2596452B2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | エレベ−タの地震管制運転からの復旧方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4998601A (ja) |
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JPS60197576A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-07 | 株式会社日立製作所 | 管制運転制御装置 |
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-
1988
- 1988-07-08 JP JP63170385A patent/JP2596452B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-06-13 US US07/365,526 patent/US4998601A/en not_active Expired - Fee Related
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CN109863106A (zh) * | 2017-01-17 | 2019-06-07 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的自动恢复系统 |
CN109863106B (zh) * | 2017-01-17 | 2020-09-18 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的自动恢复系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223183A (ja) | 1990-01-25 |
US4998601A (en) | 1991-03-12 |
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