JPH05319720A - エレベータの強風管制運転方式 - Google Patents

エレベータの強風管制運転方式

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JPH05319720A
JPH05319720A JP12577992A JP12577992A JPH05319720A JP H05319720 A JPH05319720 A JP H05319720A JP 12577992 A JP12577992 A JP 12577992A JP 12577992 A JP12577992 A JP 12577992A JP H05319720 A JPH05319720 A JP H05319720A
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JP
Japan
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strong wind
elevator
control operation
wind control
predetermined operation
Prior art date
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Application number
JP12577992A
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English (en)
Inventor
Toshio Fukuda
敏夫 福田
Masaaki Tamada
正昭 玉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05319720A publication Critical patent/JPH05319720A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】実際のビルの揺れに応じた合理的な管制運転を
行うことのできるエレベータの強風管制運転方式を提供
する。 【構成】波動エネルギ感知器1とエレベータの号機制御
装置2とからなり、波動エネルギ感知器からは強風を検
知したことを示す強風信号と、そのレベルを示す複数の
信号が号機制御装置2に対して出力される。号機制御装
置2はそれらの信号をもとに各強風レベルに応じて減速
運転,中間階待機又は休止等の管制運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高層ビルのエレベー
タの運転制御方式に係り、特に、強風時の管制運転方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、風速計をビルの屋上に設置し、
その感知レベルに応じて減速運転や休止を行うなどのエ
レベータの強風管制運転があった。また、特開昭62−89
86号公報に記載のように、波動エネルギ感知器により複
数の振動感知レベルを検出しそのレベルに応じて所定の
管制運転を行うものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、風速計を使う
方式では、実際のビルの揺れを感知することはできず、
実際のビルの揺れに応じた合理的な管制運転を行うこと
はできなかった。また、波動エネルギ感知器を使用する
方式においては各感知レベルにおけるエレベータの運転
方式が各階停止運転であり、使い勝手の面で、実際に応
用するには不十分なものであった。
【0004】本発明の目的は、実際のビルの揺れに応じ
た合理的な管制運転を行うことのできるエレベータの強
風管制運転方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】複数の強風レベルを感知
可能な波動エネルギ感知器を備え、感知レベルに相当す
る所定の運転を行う。尚、所定の運転としては次のよう
なものがある。
【0006】(1)かご呼び又はホール呼びの無いとき
は中間の階に待機する。
【0007】(2)減速徐行運転を行う。
【0008】(3)エレベータを中間の階に休止させ
る。
【0009】(4)昇降路を共用し隣接するエレベータ
は、その内の1台を中間の階に休止させる。
【0010】(5)感知レベルが下位に変化してもその
上位レベルに相当する運転を所定時間あるいは所定の操
作を行うまで継続する。
【0011】(6)(5)において保守点検をおこなう
まで運転を継続する。
【0012】
【作用】
(1)エレベータを中間の階に待機させたり休止させる
ことによって、エレベータ昇降路内の長尺物(メインロ
ープ,コンペンロープ等)の振動を最小限に抑えること
ができる。
【0013】(2)減速徐行運転を行うことによって、
振動に対する影響を和らげる。
【0014】(3)昇降路を共用し隣接するエレベータ
は、その内の1台を中間の階に休止させることによって
稼働している方のエレベータがもし故障しても、休止中
のエレベータが自動救出運転によりかご内の乗客を救出
することができる。
【0015】(4)ビルの振動が納まってからも、昇降
路内の長尺物は振動し続ける。従って、感知レベルが下
位に変化してもその上位レベルに相当する運転を所定時
間あるいは所定の操作を行うまで継続することで、その
影響を抑えることができる。
【0016】(5)保守点検をおこなうまで管制運転を
継続することによって、確実に昇降路内の状態を確認で
きるので運転復旧後の災害を防ぐことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2を用い
て説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例の全体の構成を示
すブロック図で、1は波動エネルギ感知器、2はエレベ
ータの号機制御装置である。波動エネルギ感知器1から
は強風を検知したことを示す強風信号と、そのレベルを
示す10,30,100Kine−cmの各々の信号が号機制御
装置2に対し出力される。
【0019】次に、前述したように構成される本発明の
一実施例におけるエレベータの号機制御装置2の動作を
図2の強風管制運転フローチャートにより説明する。
【0020】(1)まずステップS10で強風信号が動
作しているかどうかチェックし、もし動作していなけれ
ば平常運転を続行し(ステップS20)、動作していれ
ばステップS30で監視盤に強風を検出した旨の表示を
行う。
【0021】(2)次にステップS40で、10Kine−
cmが動作したかチェックし、動作していれば次のステッ
プへ、動作していなければ、ステップS50で、150
m/min以上及び非常用エレベータは手動で待機階を中間
階に変更し、かつ240m/min以上のエレベータは手動
で210m/min程度に減速徐行運転を行う(手動の指令
は監視盤設置のキースイッチによる)。
【0022】(3)ステップS60では、30Kine−cm
が動作したかチェックし、動作していれば次のステップ
へ、動作していなければ、ステップS70で、150m
/min以上及び非常用エレベータは自動で待機階を中間
階に変更し、かつ240m/min以上のエレベータは21
0m/min程度に減速徐行運転を行う。
【0023】(4)ステップS80では、100Kine−
cmが動作したかチェックし、動作していれば次のステッ
プへ、動作していなければ、ステップS90で、150
m/min以上及び非常用エレベータは自動で待機階を中間
階に変更する。また、隣接するエレベータの片方を中間
階に休止させる。さらに、240m/min以上のエレベー
タは自動的に210m/min程度に減速徐行運転を行う。
【0024】(5)最後にステップS100では(10
0Kine−cm動作時)、制御下にあるエレベータ全台を中
間階に休止させる。尚、解除の際は保守運転により昇降
路内を点検後、手動リセットを行う。
【0025】本発明の実施例によれば、波動エネルギ感
知器を使用し各強風感知レベルに応じてきめ細かな制御
を行うので、エレベータの休止を最小限に抑えた管制運
転を行うことができる。また、100Kine−cm動作時は
昇降路内を点検後、手動リセットを行い平常運転復旧時
の災害を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】
(1)エレベータを中間の階に待機させたり休止させる
ことによって、エレベータ昇降路内の長尺物(メインロ
ープ,コンペンロープ等)の振動を最小限に抑えること
ができる。
【0027】(2)減速徐行運転を行うことによって、
振動に対する影響を和らげる。
【0028】(3)昇降路を共用し隣接するエレベータ
は、その内の1台を中間の階に休止させることによって
稼働している方のエレベータがもし故障しても、休止中
のエレベータが自動救出運転によりかご内の乗客を救出
することができる。
【0029】(4)ビルの振動が納まってからも、昇降
路内の長尺物は振動し続ける。従って、感知レベルが下
位に変化してもその上位レベルに相当する運転を所定時
間あるいは所定の操作を行うまで継続することで、その
影響を抑えることができる。
【0030】(5)保守点検をおこなうまで管制運転を
継続することによって、確実に昇降路内の状態を確認で
きるので運転復旧後の災害を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図。
【図2】本発明の一実施例の強風管制運転のフローチャ
ート。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の強風レベルを感知可能な波動エネル
    ギ感知器を備え、該感知レベルに相当する所定の運転を
    行うエレベータにおいて、前記所定の運転として、かご
    呼び又はホール呼びの無いときは中間の階に待機するこ
    とを特徴とするエレベータの強風管制運転方式。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記所定の運転とし
    て、減速徐行運転を行うエレベータの強風管制運転方
    式。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記所定の運
    転として、エレベータを中間の階に休止させるエレベー
    タの強風管制運転方式。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記所定の運
    転として、昇降路を共用し隣接するエレベータは、その
    内の1台を中間の階に休止させるエレベータの強風管制
    運転方式。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
    所定の運転として、感知レベルが下位に変化してもその
    上位レベルに相当する運転を所定時間あるいは所定の操
    作を行うまで継続するエレベータの強風管制運転方式。
  6. 【請求項6】請求項6において、前記所定の操作とは保
    守点検であるエレベータの強風管制運転方式。
JP12577992A 1992-05-19 1992-05-19 エレベータの強風管制運転方式 Pending JPH05319720A (ja)

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