JP2596093Y2 - 気化器のフロートバルブ - Google Patents

気化器のフロートバルブ

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JP2596093Y2
JP2596093Y2 JP1992089559U JP8955992U JP2596093Y2 JP 2596093 Y2 JP2596093 Y2 JP 2596093Y2 JP 1992089559 U JP1992089559 U JP 1992089559U JP 8955992 U JP8955992 U JP 8955992U JP 2596093 Y2 JP2596093 Y2 JP 2596093Y2
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locking
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fuel flow
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仁 坂本
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Keihin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機関へ供給する混合気
の濃度及び量を制御する気化器に関し、そのうち特に浮
子室内へ常に一定なる燃料液面を形成する定液面制御機
構におけるフロートバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気化器のフロートバルブは例えば
実開昭59−43656公報等に示される。これによる
と、バルブシートの弁座孔を開閉する弁部と、弁部に連
なりバルブシートの案内孔内に配置され燃料の通過を許
容する燃料流通部と、下端にある係止鍔部と燃料流通部
とを連結する連結軸部とを備え、気化器本体に回転自在
に支承されたフロートアームに穿設される係合溝内に前
記連結軸部が挿入配置されるとともに係止鍔部の上側面
をフロートアームの下側面に対向配置し、燃料流通部の
下端面とフロートアームの上側面との間にスプリングを
縮設したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来の気化器の
フロートバルブによると、燃料流通部の下端面とフロー
トアームの上側面との間にスプリングの上端を挿入する
作業に熟練を要するとともに多くの作業工数を必要と
し、生産効率の向上の点より問題を有するものであっ
た。本考案になる気化器のフロートバルブは前記課題に
鑑みなされたもので極めて容易にして且つ短時間に前記
組みつけ作業を行なえるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本考案によると、前記課題
は、連結部を、燃料流通部の下端面より下方に、スプリ
ングSの線径に略等しい寸法Hだけ突出し、スプリング
の内径より少し小なる直径Aなるスプリング支持軸部
と、スプリング支持軸部の下端より下方に向けて漸次そ
の直径Bが減少する傾斜軸部と、少なくとも傾斜軸部の
上部外周にあって、上方に向かってその直径Cが漸増す
る幅Dを有する複数の係止突部と、係止突部の上方にあ
って前記直径Aより大なる直径Gを有する係止突部の上
端よりスプリング支持軸部に向かう係止段部とにより形
成し、スプリングを連結部の外周に配置するとともにそ
の上端を、係止突部の上端を介して燃料流通部の下端面
と係止突部の係止段部との間に係合配置することによっ
て達成される。
【0005】
【作用】本考案によれば、係止鍔部側より挿入されるス
プリングの内径部は係止突部に沿って上方へ挿入され、
係止突部の上端を超えた後にスプリング支持軸部の外周
に配置される。又、スプリングは燃料流通部の下端面と
係止突部の係止段部との間に係合配置される。
【0006】
【実施例】以下、本考案になる気化器のフロートバルブ
の一実施例を図により説明する。図1はフロートバルブ
の側面図、図2は図1のP−P線における横断面図であ
る。フロートバルブFは以下により構成される。1は図
において、上端にあってバルブシート20の弁座孔21
を開閉する弁部であり、通常円錐形状に形成される。2
は弁部1より下方に向かって形成される例えば花形の燃
料流通部であり、バルブシート20の案内孔22内に移
動自在に挿入配置されるもので、燃料流路Fが本例にあ
っては4か所形成される。燃料流路Fは図2に示され
る。そして燃料流通部2の下端面2Aより下方に向かっ
てHだけ突出する直径Aなるスプリング支持軸部3が設
けられる。この寸法Hは後述するスプリングの線径に略
等しいもので、直径Aはスプリングの内径より少し小な
ることが望ましい。そして、スプリング支持軸部3の下
端3Aより、フロートバルブFの下端にある係止鍔部7
に向けてその直径Bが漸次減少する傾斜軸部4にて連絡
される。本例にあっては傾斜軸部4と係止鍔部7とは柱
状の軸部を介して連絡された。そして、少なくとも傾斜
軸部4の上部外周には複数の係止突部5を突起して設け
た。(本例にあっては対向して一対の係止突部5を設け
た。)係止突部5をより具体的に述べると、係止突部5
は、傾斜軸部4の外周にあって、上方に向かってその直
径Cが漸次増加するもので、係止突部5の上端5Aは前
記直径Aより大なる直径Gを有し、この係止突部5の上
端5Aは急激にその直径が減少する係止段部5Bをもっ
てスプリング支持軸部3に連なる。尚、この係止突部5
は傾斜軸部4の外周に環状に連続して設けてはならない
もので本例にあっては幅Dなる係止突部5が対向して2
か所形成された。以上の通り、燃料流通部2と係止鍔部
7とは、スプリング支持軸部3、係止突部5を含む傾斜
軸部4とよりなる連結軸部Eによって連結された。
【0007】次にその組みつけについて述べる。23は
気化器本体24のボス24Aにピン25を介して回転自
在に支承されたフロートアームであり、このフロートア
ーム23には外側方よりピン25に向かう係合溝23A
が穿設される。先ず、図1の状態にあるフロートバルブ
FにはスプリングSが取着される。これは、スプリング
Sの内径部を係止鍔部7より上方に向かって挿入するも
ので、スプリングSの内径部は係止鍔部7、傾斜軸部4
を通過し、このとき、スプリングSの上端Saは係止突
部5の外周に沿ってその内径部が当接、拡大しつつ上方
に進み、係止突部5の上端5AをスプリングSの上端S
aの内径部が乗り超えると、スプリングSの上端Saは
スプリング支持軸部3内に配置されるとともに燃料流通
部2の下端面2Aとスプリング支持軸部3の下端3Aと
の間に係止されて配置される。このようにスプリングS
の上端をフロートバルブFに装着する際において、作業
者は単に上方へスプリングSを押圧しつつ移動させれば
よく、又スプリングSの上端Saが係止突部5の上端5
Aを乗り超えてスプリング支持軸部3内へ挿入された
際、その挿入が感触として判断できるもので、以上によ
ってスプリングの組みつけ作業性の向上とその作業に熟
練性を全く必要としない。尚、傾斜軸部4の一部を切欠
いてもよいものでこれは図2の一点鎖線で示される。そ
して、スプリングSを装着されたフロートバルブFの連
結軸部Eをフロートアーム23の係合溝23A内へ挿入
するもので、このとき、係止鍔部7の上側面7Aはフロ
ートアーム23の下側面23Bに対接し、一方スプリン
グSの下端はフロートアーム23の上側面23C上に配
置され、もって気化器本体24へのフロートバルブFの
組みつけは終了する。
【0008】
【考案の効果】以上の如く、本考案になる気化器のフロ
ートバルブによると、連結部Eを、燃料流通部2の下端
面2Aより下方に、スプリングSの線径に略等しい寸法
Hだけ突出し、スプリングSの内径より少し小なる直径
Aなるスプリング支持軸部3と、スプリング支持軸部3
の下端3Aより下方に向けて漸次その直径Bが減少する
傾斜軸部4と、少なくとも傾斜軸部4の上部外周にあっ
て、上方に向かってその直径Cが漸増する幅Dを有する
複数の係止突部5と、係止突部5の上方にあって前記直
径Aより大なる直径Gを有する係止突部5の上端5Aよ
りスプリング支持軸部3に向かう係止段部5Bとにより
形成し、スプリングSを連結部Eの外周に配置するとと
もにその上端Saを、係止突部5の上端5Aを介して燃
料流通部2の下端面2Aと係止突部5の係止段部5Bと
の間に係合配置したので、大きくその作業性を向上でき
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるフロートバルブの一実施例を示す
側面図。
【図2】図1のP−P線における横断面図。
【図3】図1のフロートバルブを気化器に組み込んだ状
態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
E 連結軸部 2 燃料流通部 2A 燃料流通部の下端面 3 スプリング支持軸部 3A スプリング支持軸部の下端 4 傾斜軸部 5 係止突部 5B 係止段部 S スプリング F フロートバルブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端にあってバルブシートの弁座孔を開
    閉する弁部と、弁部に連なりバルブシートの案内孔内に
    配置され燃料の通過を許容する燃料流通部と、下端にあ
    る係止鍔部と燃料流通部とを連結する連結軸部とを備
    え、気化器本体に回転自在に支承されたフロートアーム
    に穿設される係合溝内に前記連結軸部が挿入配置される
    とともに係止鍔部の上側面をフロートアームの下側面に
    対向配置し、燃料流通部の下端面とフロートアームの上
    側面との間にスプリングを縮設した気化器のフロートバ
    ルブにおいて、連結部Eを、燃料流通部2の下端面2A
    より下方に、スプリングSの線径に略等しい寸法Hだけ
    突出し、スプリングSの内径より少し小なる直径Aなる
    スプリング支持軸部3と、スプリング支持軸部3の下端
    3Aより下方に向けて漸次その直径Bが減少する傾斜軸
    部4と、少なくとも傾斜軸部4の上部外周にあって、上
    方に向かってその直径Cが漸増する幅Dを有する複数の
    係止突部5と、係止突部5の上方にあって前記直径Aよ
    り大なる直径Gを有する係止突部5の上端5Aよりスプ
    リング支持軸部3に向かう係止段部5Bとにより形成
    し、スプリングSを連結部Eの外周に配置するとともに
    その上端Saを、係止突部5の上端5Aを介して燃料流
    通部2の下端面2Aと係止突部5の係止段部5Bとの間
    に係合配置してなる気化器のフロートバルブ。
JP1992089559U 1992-12-02 1992-12-02 気化器のフロートバルブ Expired - Lifetime JP2596093Y2 (ja)

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JPH0647648U JPH0647648U (ja) 1994-06-28
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