JPH11315754A - 定真空式気化器 - Google Patents

定真空式気化器

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JPH11315754A
JPH11315754A JP10136109A JP13610998A JPH11315754A JP H11315754 A JPH11315754 A JP H11315754A JP 10136109 A JP10136109 A JP 10136109A JP 13610998 A JP13610998 A JP 13610998A JP H11315754 A JPH11315754 A JP H11315754A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負圧作動弁の横断面形状にかかわらず負圧作
動弁の円滑なリフト特性を得るとともにジェットニード
ルの長手方向の移動を抑止でき、負圧作動弁の全開位置
を長期に渡って正確に維持することのできる定真空式気
化器を提供する。 【構成】 負圧作動弁4は、その内方に第1ガイド孔4
C、ジェットニードル係止段部4D、ジェットニードル
挿通孔4Eが連設される。スプリングシート7はその内
方にジェットニードル支持筒部7Cを備え、外方にスプ
リング係止鍔部7Dを備える。スプリングシート7は、
ダイヤフラムプレート6を介して負圧作動弁4に係止さ
れ、スプリングシート7のジェットニードル支持筒部7
Cは、第1ガイド孔4C内に挿入配置され、ジェットニ
ードル8の長手方向移動を抑止する。又、受圧室11内
に縮設される負圧作動弁戻しスプリング12の下端12
Bはスプリングシート7のスプリング係止鍔部7Dに係
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絞り弁より上流側の吸
気路に生起する負圧によって吸気路内を昇降する負圧作
動弁を備えた定真空式気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定真空式気化器は、本件出願人の
出願になる特公平1−35173号に示される。これに
よると、気化器本体を吸気路が貫通して形成され、吸気
路より上方に向かって負圧作動弁案内筒が開口して形成
される。この負圧作動弁案内筒内には、負圧作動弁が昇
降自在に配置され、負圧作動弁の上端には、その内周が
ダイヤフラムプレートにて挟持されるダイヤフラムが配
置され、このダイヤフラムの上側面とそれをおおうトッ
プカバーとによって受圧室が形成され、ダイヤフラムの
下側面と気化器本体の凹部とにより大気室が形成され
る。又、負圧作動弁の内方には、下端に向かって突出す
るジェットニードルが配置されるもので、このジェット
ニードルの長手方向の移動は、ジェットニードルの上端
に対応して配置されたジェットニードルホルダー(ネジ
部材等によって形成される)によって規制される。一
方、受圧室内には負圧作動弁戻しスプリングが縮設され
るもので、この負圧作動弁戻しスプリングの下端は負圧
作動弁の内方に直接的に係止され、その上端はトップカ
バーに係止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の定真空式
気化器において、負圧作動弁の横断面形状を薄形板状と
することがある。(例えば実公昭43−23922号公
報に示される)これは、吸気路を流れる吸入効率の向
上、あるいは気化器本体の小型化を目的として行なわれ
る。そして、かかる薄形板状の負圧作動弁を用いた場
合、負圧作動弁戻しスプリングを負圧作動弁の内方に直
接的に係止させることに問題がある。これは、負圧作動
弁戻しスプリングの径が小径となってバネ定数が大きく
なり、受圧室内の負圧力上昇に対する負圧作動弁の微少
で且つ円滑なるリフト特性の確保が難しいもので、特に
気化器の機関に対する適合テストに多くの時間を必要と
する。又、前記によると負圧作動弁内への負圧作動弁戻
しスプリングの装着性が悪化するものである。更に又、
ジェットニードルホルダーを負圧作動弁内に配置するこ
とは極めて困難であった。
【0004】又、負圧作動弁は、それ自体の軽量化及び
製造コストの低減を図ることから合成樹脂材料が用いら
れるもので、具体的には寸法精度の維持、機械的強度の
鑑点よりガラス繊維入りの合成樹脂材料が用いられ、
又、この負圧作動弁に熱溶着で固定配置されるダイヤフ
ラムプレートもまた同様なガラス繊維入りの合成樹脂材
料が用いられる。これは両者を熱溶着する際に、両部材
をともに溶融して接合する必要があるからである。一
方、トップカバーもまた軽量化及び製造コストの低減を
目的としてガラス繊維入りの合成樹脂材料が用いられ
る。以上の構成よりなる定真空式気化器において、負圧
作動弁の全開状態は、負圧作動弁のダイヤフラムプレー
トがトップカバーに当接して決定されるもので、長期間
の使用時にあっては、共にガラス繊維入りの合成樹脂材
料を用いたことによって摩耗が生ずる恐れがあった。
【0005】本発明になる定真空式気化器は、前記不具
合に鑑み成されたもので、薄形板状の負圧作動弁を用い
た場合にあっても、負圧作動弁の円滑なリフト特性を容
易に得ることができるとともにジェットニードルの長手
方向の移動を確実に抑止でき、更には負圧作動弁の全開
状態を長期間に渡って正確に保持することのできる定真
空式気化器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明になる定真空式気化
器は、絞り弁より上流側の負圧作動弁案内筒内に負圧作
動弁を昇降自在に配置し、該負圧作動弁の上端部に配置
せるダイヤフラムにて大気室と受圧室とに区分し、受圧
室内に負圧作動弁戻しスプリングを縮設した定真空式気
化器において、負圧作動弁は、その上端に鍔部とダイヤ
フラムプレートにてその内周部が挟持されるダイヤフラ
ムを備えるとともに、その内方には、上端より下端に向
けて、第1ガイド孔、ジェットニードル係止段部、ジェ
ットニードル挿通孔が連設され、スプリングシートは、
その内方に負圧作動弁の第1ガイド孔内に挿入されるジ
ェットニードル支持筒部を備えるとともにその外方に負
圧作動弁戻しスプリングの下端が係止されるスプリング
係止鍔部と、を備え、前記スプリングシートのジェット
ニードル支持筒部を負圧作動弁の第1ガイド孔内に挿入
配置して、ジェットニードルの長手方向における移動を
ジェットニードル係止段部とジェットニードル支持筒部
の端部にて抑止し、一方受圧室内に臨んで配置されるス
プリングシートのスプリング係止鍔部に負圧作動弁戻し
スプリングの下端を係止したことを第1の特徴とする。
【0007】又、本発明は、前記第1の特徴に加え、前
記スプリングシートのジェットニードル支持筒部に、上
方に向かって突出する全開規制筒部を一体的に形成し、
負圧作動弁の全開位置を、全開規制筒部をトップカバー
に当接して規制したことを第2の特徴とする。
【0008】更に又、本発明は前記第1の特徴に加え、
前記スプリングシートに係止爪部を設け、前記係止爪部
をダイヤフラムプレートに設けた係止段部に脱着自在に
嵌合配置したことを第3の特徴とする。
【0009】
【作用】第1の特徴によれば、ジェットニードルは負圧
作動弁のジェットニードル挿通孔内に挿通して配置さ
れ、ジェットニードルの長手方向の移動は負圧作動弁の
ジェットニードル係止段部とスプリングシートのジェッ
トニードル支持筒部の端部とによって抑止される。一
方、受圧室内に縮設される負圧作動弁戻しスプリングの
下端はスプリングシートのスプリング係止鍔部に係止さ
れ、その上端は、トップカバーに係止される。従ってス
プリングシートは、ジェットニードルの長手方向の規制
と負圧作動弁戻しスプリングの係止部材としての機能を
備える。又負圧作動弁戻しスプリングの内径は負圧作動
弁が薄形板状を成したとしても内径の大なる負圧作動弁
戻しスプリングを採用できる。
【0010】又、第2の特徴によると、負圧作動弁の全
開位置は、スプリングシートの全開規制筒部がトップカ
バーに当接することによって規制される。従って、全開
規制筒部の高さを変更することによって負圧作動弁の全
開位置を任意に選択できる。
【0011】更に第3の特徴によると、スプリングシー
トの係止爪部がダイヤフラムプレートの係止段部に嵌合
されることによって負圧作動弁に嵌合され、負圧作動弁
のアッセンブリー時において、ジェットニードルを負圧
作動弁内に収納配置できる。又ジェットニードルの交換
は係止爪部と係止段部との嵌合を解除することによって
行なわれる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の定真空式気化器の一実施例に
ついて図1により説明する。1は内部を側方に吸気路2
が貫通する気化器本体であり、吸気路2は絞り弁3にて
開閉される。又、絞り弁3より上流側の吸気路2(図に
おいて右方)より上方に向かって負圧作動弁案内筒1A
が連設されて開口し、この負圧作動弁案内筒1Aの外周
には上端1Bに向かって開口する気化器本体凹部1Cが
凹設される。4は負圧作動弁案内筒2A内に摺動自在に
配置されて吸気路2の開口面積を制御する負圧作動弁で
ある。この負圧作動弁4は、その上端近傍に、側方に向
かって延びる円形状の鍔部4Aと、鍔部4Aより更に上
方に向かう結合用の筒部4Bが一体形成される。又、負
圧作動弁4の内方には、上方から下方に向けて、第1ガ
イド孔4C、ジェットニードル係止段部4D、ジェット
ニードル挿通孔4Eが連設される。第1ガイド孔4Cは
上方に向かって開口し、ジェットニードル挿通孔4Eは
下方に向かって開口し、ジェットニードル係止段部4D
は上方に臨む。前述した負圧作動弁4の横断面形状は薄
形板状をなすとともにガラス繊維入りの合成樹脂材料に
て形成される。
【0013】5は、ゴム材料によって形成される傘状を
なすダイヤフラムであり、その内周部は負圧作動弁4の
鍔部4A上に配置され、その外周部は気化器本体1の上
端1B上に配置される。
【0014】6はダイヤフラムプレートであり、負圧作
動弁4の筒部4Bの外周に配置される円筒部6Aと、円
筒部6Aの下端から側方に延びるとともにダイヤフラム
5の内周部の上方に配置される鍔部6Bとを備え、更に
円筒部6Aの上方部分の内方には係止段部6Cが形成さ
れる。このダイヤフラムプレート6は、負圧作動弁4を
形成する材料と同一材料、すなわちガラス繊維入りの合
成樹脂材料にて形成される。
【0015】そして、ダイヤフラム6は以下によって負
圧作動弁4に取着される。ダイヤフラム6の内周部が負
圧作動弁4の鍔部4A上に配置され、一方、ダイヤフラ
ムプレート6の鍔部6Bがダイヤフラム6の内周部上に
配置されるとともに負圧作動弁4の筒部4Bの外周にダ
イヤフラムプレート6の円筒部6Aが配置される。そし
て、かかる状態において、ダイヤフラムプレート6が負
圧作動弁4に熱溶着されて固定される。この溶着は主に
図のA部において行なわれる。以上によると、ダイヤフ
ラム5の内周部は負圧作動弁4の鍔部4Aとダイヤフラ
ムプレート6の鍔部6Bとによって挟持される。
【0016】7は合成樹脂材料によって形成されるスプ
リングシートである。スプリングシート7は、負圧作動
弁4の円筒部6Aの内方に配置される内筒部7Aと、内
筒部7Aの外方に環状の間隙をもって形成される外筒部
7Bを備え、内筒部6Aの中心には負圧作動弁4の第1
ガイド孔4C内に挿入配置されるジェットニードル支持
筒部7Cが下方に向かって突出して形成される。又、外
筒部7Bの下端には更に外側方に向かって延びるスプリ
ング係止鍔部7Dが形成される。更に又、内筒部7Aに
は、ダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係止され
る係止爪部7Eが形成される。尚、前記外筒部7B及び
内筒部7Aには、外力を加えることによって係止爪部7
Eが内方に弾性変形し得るように上下方向の複数の溝が
穿設される。(この溝は図示されない)
【0017】そして、定真空式気化器は以下によって組
付けられる。前述した通り、負圧作動弁4にダイヤフラ
ム5とダイヤフラムプレート6とが取着される。かかる
状態において、ジェットニードル8を負圧作動弁4の上
方から第1ガイド孔4Cを介してジェットニードル挿通
孔4E内へ挿通配置する。これによると、ジェットニー
ドル8の上端に一体的に取着したジェットニードル鍔部
8Aは、ジェットニードル係止段部4D上に位置決め配
置され、負圧作動弁4の下端より下方に突出するジェッ
トニードル8は吸気路2内に開口するニードルジェット
9内へ挿入配置される。
【0018】次いで、負圧作動弁4にスプリングシート
7が取着される。すなわち、内筒部7Aはダイヤフラム
プレート6の円筒部6A及び負圧作動弁4の筒部4Bの
内方へ配置され、スプリングシート7のジェットニード
ル支持筒部7Cは第1ガイド孔4C内へ挿入配置され、
外筒部7Bはダイヤフラムプレート6の円筒部6Aの外
周に配置される。以上によると、ジェットニードル支持
筒部7Cの端部7Gはジェットニードル鍔部8Aに臨ん
で配置されるもので、これによると、ジェットニードル
鍔部8Aは負圧作動弁4のジェットニードル係止段部4
Dとジェットニードル支持筒部7Cの端部7Gとの間に
配置され、これによってジェットニードル8の長手方向
の移動が抑止される。一方、スプリングシート7の係止
爪部7Eはダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係
止されるもので、これによってスプリングシート7が負
圧作動弁4に対して固定的に取着された。
【0019】そして、前述の如く、ジェットニードル
8、ダイヤフラム5、ダイヤフラムプレート6、スプリ
ングシート7、を備えた負圧作動弁4が気化器本体1の
一端1Bより、気化器本体凹部1C及び負圧作動弁案内
筒1A内へ配置される。一方、ダイヤフラム5の外周部
は気化器本体1の上端1B上に配置される。
【0020】次いで気化器本体1の上端1B上にトップ
カバー9が配置され、この状態においてトップカバー9
は図示せぬビスによって気化器本体1に螺着される。以
上によると、ダイヤフラム5の外周部は、気化器本体1
の上端1Bとトップカバー9とによって挟持され、ダイ
ヤフラム5の下側面と気化器本体1の凹部1Cとにより
大気室10が形成され、ダイヤフラム5の上側面とトッ
プカバー9とにより受圧室11が形成される。
【0021】一方、前記受圧室11内には、負圧作動弁
戻しスプリング12が縮設されるもので、その上端12
Aはトップカバー9に係止され、下端12Bはスプリン
グシート7のスプリング係止鍔部7Dに係止される。
【0022】以上よりなる本発明の定真空式気化器によ
ると、格別にスプリングシート7を設け、該スプリング
シート7に、ジェットニードル支持筒部7Cと、スプリ
ング係止鍔部7Dとを設けたことによって次の効果を奏
するものである。スプリングシート7は、係止爪部7E
がダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係止される
ことによって、負圧作動弁4に取着されるもので、ジェ
ットニードル8は、ジェットニードル鍔部8Aが負圧作
動弁4のジェットニードル係止段部4Dとスプリングシ
ート7のジェットニードル支持筒部7Cの端部7Gとの
間に配置されることから、ジェットニードル8の長手方
向(図において上下方向)の移動が抑止される。
【0023】又、前記構成は、負圧作動弁4のカブアッ
センブリー状態において、負圧作動弁4に装着されるも
ので、ジェットニードル8が負圧作動弁4より脱落する
ことがなく、組付け性が向上する。
【0024】又、ジェットニードル8は、気化器のセッ
ティング部品を成すもので交換される場合があり、かか
る交換時において、係止爪部7Eを内方へ移動させて係
止段部6Cとの係止を解除すれば、スプリングシート7
を負圧作動弁4より容易に取外すことができ、これによ
って極めて容易にジェットニードル8を交換できる。
【0025】又、負圧作動弁戻しスプリング12の下端
12Bをスプリングシート7のスプリング係止鍔部7D
に係止したことによると、前記スプリング12の内径
は、負圧作動弁4の横断面形状に何等の影響を受けるこ
となく最適な内径を選定でき、もって受圧室11内の負
圧上昇に対する円滑な負圧作動弁のリフト特性を極めて
容易に得ることができる。又、負圧作動弁4の横断面形
状を薄形板状とした際にあっても、負圧作動弁戻しスプ
リング12の下端12Bを負圧作動弁4内へ配置するこ
とがないので、負圧作動弁4に対する負圧作動弁戻しス
プリング12の装着性を向上できたものである。
【0026】又、スプリングシート7は、ダイヤフラム
5を負圧作動弁4に取着する機能を備える必要のないこ
とから、係止爪部7Eがダイヤフラムプレート6の係止
段部6Cに係止されて取着されるもので、負圧作動弁4
の材料(ガラス繊維入りの合成樹脂材料)に何等関係す
ることなく最適な合成樹脂材料を選択できる。例えば、
ポリアセタール(POM)が用いられる。以上によれ
ば、スプリングシート7をトップカバー9に当接して負
圧作動弁4の全開位置を規制した際にあっても、スプリ
ングシート7の摩耗を抑止できて、長期間に渡って正確
な負圧作動弁4の全開位置を維持できる。
【0027】又、スプリングシート7のジェットニード
ル支持筒部7Cを上方に向かって延ばし全開規制筒部7
Jを形成し、負圧作動弁4の全開位置を、全開規制筒部
7Jをトップカバー9に当接して規制したことによる
と、この全開規制筒部7Jの突出高さを変えることによ
って負圧作動弁4の全開位置を極めて容易に任意に変更
できる。従って機関に対して汎用性の高い定真空式気化
器を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる定真空式気化
器によると、スプリングシートを格別に用意し、スプリ
ングシートのジェットニードル支持筒部を負圧作動弁の
第1ガイド孔内に挿入配置したので、ジェットニードル
の長手方向の移動を抑止できた。又、負圧作動弁戻しス
プリングの下端を、受圧室内に臨むスプリングシートの
スプリング係止鍔部上に係止させたことによって、負圧
作動弁の横断面形状に何等係わることなく最適な負圧作
動弁戻しスプリングの内径を選定でき、負圧作動弁のリ
フト特性を良好に維持しうる。又、スプリングシート
は、ダイヤフラムを負圧作動弁へ取着する機能を何等備
える必要のないことから、スプリングシートの材料を任
意に選定できるもので、これによると、スプリングシー
トをトップカバーに当接することによって負圧作動弁の
全開位置を規制する際において、スプリングシートの摩
耗を抑止できて、長期に渡り安定した負圧作動弁の全開
状態を維持できる。又、スプリングシートのジェットニ
ードル支持筒部に上方に向かう全開規制筒部を一体形成
したことによると、この全開規制筒部の高さを変えるこ
とによって負圧作動弁の全開位置を容易に変更できるも
ので、機関に対する汎用性を向上できたものである。
又、スプリングシートと負圧作動弁とを係止爪部と係止
段部とによって脱着自在に嵌合したことによると、負圧
作動弁に対するジェットニードルの装着性を高めること
ができるとともにジェットニードルの交換を極めて容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる定真空式気化器の一実施例を示す
要部断面図。
【符号の説明】
4 負圧作動弁 4C 第1ガイド孔 4D 係止段部 4E ジェットニードル挿通孔 6 ダイヤフラムプレート 7 スプリングシート 7C ジェットニードル支持筒部 7D スプリング係止鍔部 7E 係止爪部 7J 全開規制筒部 8 ジェットニードル 12 負圧作動弁戻しスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り弁より上流側の負圧作動弁案内筒内
    に負圧作動弁を昇降自在に配置し、該負圧作動弁の上端
    部に配置せるダイヤフラムにて大気室と受圧室とに区分
    し、受圧室内に負圧作動弁戻しスプリングを縮設した定
    真空式気化器において、負圧作動弁4は、その上端に鍔
    部4Aとダイヤフラムプレート6にてその内周部が挟持
    されるダイヤフラム5を備えるとともに、その内方に
    は、上端より下端に向けて、第1ガイド孔4C、ジェッ
    トニードル係止段部4D、ジェットニードル挿通孔4E
    が連設され、スプリングシート7は、その内方に負圧作
    動弁4の第1ガイド孔4C内に挿入されるジェットニー
    ドル支持筒部7Cを備えるとともにその外方に負圧作動
    弁戻しスプリング12の下端12Bが係止されるスプリ
    ング係止鍔部7Dと、を備え、前記スプリングシート7
    のジェットニードル支持筒部7Cを負圧作動弁4の第1
    ガイド孔4C内に挿入配置して、ジェットニードル8の
    長手方向における移動をジェットニードル係止段部4D
    とジェットニードル支持筒部7Cの端部7Fにて抑止
    し、一方受圧室11内に臨んで配置されるスプリングシ
    ート7のスプリング係止鍔部7Dに負圧作動弁戻しスプ
    リング12の下端12Bを係止してなる定真空式気化
    器。
  2. 【請求項2】 前記スプリングシートのジェットニード
    ル支持筒部7Cに、上方に向かって突出する全開規制筒
    部7Jを一体的に形成し、負圧作動弁4の全開位置を、
    全開規制筒部7Jをトップカバー9に当接して規制した
    ことを特徴とする請求項1記載の定真空式気化器。
  3. 【請求項3】 前記スプリングシートに係止爪部7Eを
    設け、前記係止爪部7Eをダイヤフラムプレート6に設
    けた係止段部6Cに脱着自在に嵌合配置したことを特徴
    とする請求項1記載の定真空式気化器。
JP13610998A 1998-04-30 1998-04-30 定真空式気化器 Expired - Fee Related JP3945014B2 (ja)

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