JP3945014B2 - 定真空式気化器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、絞り弁より上流側の吸気路に生起する負圧によって吸気路内を昇降する負圧作動弁を備えた定真空式気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の定真空式気化器は、本件出願人の出願になる特公平1−35173号に示される。これによると、気化器本体を吸気路が貫通して形成され、吸気路より上方に向かって負圧作動弁案内筒が開口して形成される。
この負圧作動弁案内筒内には、負圧作動弁が昇降自在に配置され、負圧作動弁の上端には、その内周がダイヤフラムプレートにて挟持されるダイヤフラムが配置され、このダイヤフラムの上側面とそれをおおうトップカバーとによって受圧室が形成され、ダイヤフラムの下側面と気化器本体の凹部とにより大気室が形成される。
又、負圧作動弁の内方には、下端に向かって突出するジェットニードルが配置されるもので、このジェットニードルの長手方向の移動は、ジェットニードルの上端に対応して配置されたジェットニードルホルダー(ネジ部材等によって形成される)によって規制される。
一方、受圧室内には負圧作動弁戻しスプリングが縮設されるもので、この負圧作動弁戻しスプリングの下端は負圧作動弁の内方に直接的に係止され、その上端はトップカバーに係止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の定真空式気化器において、負圧作動弁の横断面形状を薄形板状とすることがある。(例えば実公昭43−23922号公報に示される)
これは、吸気路を流れる吸入効率の向上、あるいは気化器本体の小型化を目的として行なわれる。
そして、かかる薄形板状の負圧作動弁を用いた場合、負圧作動弁戻しスプリングを負圧作動弁の内方に直接的に係止させることに問題がある。
これは、負圧作動弁戻しスプリングの径が小径となってバネ定数が大きくなり、受圧室内の負圧力上昇に対する負圧作動弁の微少で且つ円滑なるリフト特性の確保が難しいもので、特に気化器の機関に対する適合テストに多くの時間を必要とする。
又、前記によると負圧作動弁内への負圧作動弁戻しスプリングの装着性が悪化するものである。
更に又、ジェットニードルホルダーを負圧作動弁内に配置することは極めて困難であった。
【0004】
又、負圧作動弁は、それ自体の軽量化及び製造コストの低減を図ることから合成樹脂材料が用いられるもので、具体的には寸法精度の維持、機械的強度の鑑点よりガラス繊維入りの合成樹脂材料が用いられ、又、この負圧作動弁に熱溶着で固定配置されるダイヤフラムプレートもまた同様なガラス繊維入りの合成樹脂材料が用いられる。
これは両者を熱溶着する際に、両部材をともに溶融して接合する必要があるからである。
一方、トップカバーもまた軽量化及び製造コストの低減を目的としてガラス繊維入りの合成樹脂材料が用いられる。
以上の構成よりなる定真空式気化器において、負圧作動弁の全開状態は、負圧作動弁のダイヤフラムプレートがトップカバーに当接して決定されるもので、長期間の使用時にあっては、共にガラス繊維入りの合成樹脂材料を用いたことによって摩耗が生ずる恐れがあった。
【0005】
本発明になる定真空式気化器は、前記不具合に鑑み成されたもので、薄形板状の負圧作動弁を用いた場合にあっても、負圧作動弁の円滑なリフト特性を容易に得ることができるとともにジェットニードルの長手方向の移動を確実に抑止でき、更には負圧作動弁の全開状態を長期間に渡って正確に保持することのできる定真空式気化器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本発明になる定真空式気化器は、前記目的を達成するために、絞り弁より上流側の負圧作動弁案内筒内に負圧作動弁を昇降自在に配置し、該負圧作動弁の上端部に配置せるダイヤフラムにて大気室と受圧室とに区分し、受圧室内に負圧作動弁戻しスプリングを縮設した定真空式気化器において、
負圧作動弁は、その上方に筒部と、筒部から外側方に向かって延出する鍔部を備えるとともにその内方には、上下方向に第1ガイド孔、係止段部、ジェットニードル挿入孔が連設され、
又、ダイヤフラムプレートは、負圧作動弁の筒部の外方に臨む円筒部と、円筒部の上端にあって内方に延出する係止段部と、円筒部の下端にあって外方に延出する鍔部とを備え、
更にスプリングシートは、負圧作動弁の筒部の内方に臨む内筒部と、内筒部の外側方にあって且つダイヤフラムプレートの円筒部の外方に臨む外筒部と、外筒部の下端から外側方に延出するスプリング係止鍔部と、を備え、
前記負圧作動弁の鍔部に、ダイヤフラムプレートの鍔部を臨んで配置するとともにダイヤフラムプレートを負圧作動弁に向けて溶着、固定することによりダイヤフラムの内周部を前記鍔部にて挟持し、
一方、スプリングシートのジェットニードル支持筒部を負圧作動弁の第1ガイド孔内に挿入配置し、内筒部の係止爪部をダイヤフラムプレートの係止段部に着脱自在に係合配置するとともに外筒部をダイヤフラムプレートの内筒部の外周に臨んで配置し、
ジェットニードル挿入孔内に挿入されるジェットニードルの鍔部をジェットニードル係止段部とジェットニードル支持筒部の端部との間に配置し、
受圧室内に縮設される負圧作動弁戻しスプリングの上端をトップカバーに係止し、下端をスプリングシートのスプリング係止鍔部に係止したことを特徴とする。
【0007】
本発明は、前記第1の特徴に加え、前記スプリングシートのジェットニードル支持筒部の上端に全開規制筒部を一体形成し、該全開規制筒部をトップカバーに当接することにより負圧作動弁の全開位置を調整するとともにトップカバー、ダイヤフラムプレート、負圧作動弁を同一のガラス繊維入りの合成樹脂材料によって形成し、スプリングシートを前記材料と異なる合成樹脂材料によって形成したことを第2の特徴とする。
【0008】
【作用】
第1の特徴によれば、ジェットニードルは負圧作動弁のジェットニードル挿通孔内に挿通して配置され、ジェットニードルの長手方向の移動は負圧作動弁のジェットニードル係止段部とスプリングシートのジェットニードル支持筒部の端部とによって抑止される。一方、受圧室内に縮設される負圧作動弁戻しスプリングの下端はスプリングシートのスプリング係止鍔部に係止され、その上端は、トップカバーに係止される。
従ってスプリングシートは、ジェットニードルの長手方向の規制と負圧作動弁戻しスプリングの係止部材としての機能を備える。
又負圧作動弁戻しスプリングの内径は負圧作動弁が薄形板状を成したとしても内径の大なる負圧作動弁戻しスプリングを採用できる。
スプリングシートの係止爪部がダイヤフラムプレートの係止段部に嵌合されることによって負圧作動弁に嵌合され、負圧作動弁のアッセンブリー時において、ジェットニードルを負圧作動弁内に収納配置できる。
又ジェットニードルの交換は係止爪部と係止段部との嵌合を解除することによって行なわれる。
【0009】
又、第2の特徴によると、負圧作動弁の全開位置は、スプリングシートの全開規制筒部がトップカバーに当接することによって規制される。
従って、全開規制筒部の高さを変更することによって負圧作動弁の全開位置を任意に選択できる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の定真空式気化器の一実施例について図1により説明する。
1は内部を側方に吸気路2が貫通する気化器本体であり、吸気路2は絞り弁3にて開閉される。
又、絞り弁3より上流側の吸気路2(図において右方)より上方に向かって負圧作動弁案内筒1Aが連設されて開口し、この負圧作動弁案内筒1Aの外周には上端1Bに向かって開口する気化器本体凹部1Cが凹設される。
4は負圧作動弁案内筒2A内に摺動自在に配置されて吸気路2の開口面積を制御する負圧作動弁である。
この負圧作動弁4は、その上端近傍に、側方に向かって延びる円形状の鍔部4Aと、鍔部4Aより更に上方に向かう結合用の筒部4Bが一体形成される。
又、負圧作動弁4の内方には、上方から下方に向けて、第1ガイド孔4C、ジェットニードル係止段部4D、ジェットニードル挿通孔4Eが連設される。
第1ガイド孔4Cは上方に向かって開口し、ジェットニードル挿通孔4Eは下方に向かって開口し、ジェットニードル係止段部4Dは上方に臨む。
前述した負圧作動弁4の横断面形状は薄形板状をなすとともにガラス繊維入りの合成樹脂材料にて形成される。
【0011】
5は、ゴム材料によって形成される傘状をなすダイヤフラムであり、その内周部は負圧作動弁4の鍔部4A上に配置され、その外周部は気化器本体1の上端1B上に配置される。
【0012】
6はダイヤフラムプレートであり、負圧作動弁4の筒部4Bの外周に配置される円筒部6Aと、円筒部6Aの下端から側方に延びるとともにダイヤフラム5の内周部の上方に配置される鍔部6Bとを備え、更に円筒部6Aの上方部分の内方には係止段部6Cが形成される。
このダイヤフラムプレート6は、負圧作動弁4を形成する材料と同一材料、すなわちガラス繊維入りの合成樹脂材料にて形成される。
【0013】
そして、ダイヤフラム5は以下によって負圧作動弁4に取着される。
ダイヤフラム5の内周部が負圧作動弁4の鍔部4A上に配置され、一方、ダイヤフラムプレート6の鍔部6Bがダイヤフラム5の内周部上に配置されるとともに負圧作動弁4の筒部4Bの外周にダイヤフラムプレート6の円筒部6Aが配置される。
そして、かかる状態において、ダイヤフラムプレート6が負圧作動弁4に熱溶着されて固定される。この溶着は主に図のA部において行なわれる。
以上によると、ダイヤフラム5の内周部は負圧作動弁4の鍔部4Aとダイヤフラムプレート6の鍔部6Bとによって挟持される。
【0014】
7は合成樹脂材料によって形成されるスプリングシートである。
スプリングシート7は、負圧作動弁4の円筒部6Aの内方に配置される内筒部7Aと、内筒部7Aの外方に環状の間隙をもって形成される外筒部7Bを備え、円筒部6Aの中心には負圧作動弁4の第1ガイド孔4C内に挿入配置されるジェットニードル支持筒部7Cが下方に向かって突出して形成される。
又、外筒部7Bの下端には更に外側方に向かって延びるスプリング係止鍔部7Dが形成される。
更に又、内筒部7Aには、ダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係止される係止爪部7Eが形成される。
尚、前記外筒部7B及び内筒部7Aには、外力を加えることによって係止爪部7Eが内方に弾性変形し得るように上下方向の複数の溝が穿設される。(この溝は図示されない)
【0015】
そして、定真空式気化器は以下によって組付けられる。
前述した通り、負圧作動弁4にダイヤフラム5とダイヤフラムプレート6とが取着される。かかる状態において、ジェットニードル8を負圧作動弁4の上方から第1ガイド孔4Cを介してジェットニードル挿通孔4E内へ挿通配置する。
これによると、ジェットニードル8の上端に一体的に取着したジェットニードル鍔部8Aは、ジェットニードル係止段部4D上に位置決め配置され、負圧作動弁4の下端より下方に突出するジェットニードル8は吸気路2内に開口するニードルジェット9内へ挿入配置される。
【0016】
次いで、負圧作動弁4にスプリングシート7が取着される。
すなわち、内筒部7Aはダイヤフラムプレート6の円筒部6A及び負圧作動弁4の筒部4Bの内方へ配置され、スプリングシート7のジェットニードル支持筒部7Cは第1ガイド孔4C内へ挿入配置され、外筒部7Bはダイヤフラムプレート6の円筒部6Aの外周に配置される。
以上によると、ジェットニードル支持筒部7Cの端部7Gはジェットニードル鍔部8Aに臨んで配置されるもので、これによると、ジェットニードル鍔部8Aは負圧作動弁4のジェットニードル係止段部4Dとジェットニードル支持筒部7Cの端部7Gとの間に配置され、これによってジェットニードル8の長手方向の移動が抑止される。
一方、スプリングシート7の係止爪部7Eはダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係止されるもので、これによってスプリングシート7が負圧作動弁4に対して固定的に取着された。
【0017】
そして、前述の如く、ジェットニードル8、ダイヤフラム5、ダイヤフラムプレート6、スプリングシート7、を備えた負圧作動弁4が気化器本体1の一端1Bより、気化器本体凹部1C及び負圧作動弁案内筒1A内へ配置される。
一方、ダイヤフラム5の外周部は気化器本体1の上端1B上に配置される。
【0018】
次いで気化器本体1の上端1B上にトップカバー9が配置され、この状態においてトップカバー9は図示せぬビスによって気化器本体1に螺着される。
以上によると、ダイヤフラム5の外周部は、気化器本体1の上端1Bとトップカバー9とによって挟持され、ダイヤフラム5の下側面と気化器本体1の凹部1Cとにより大気室10が形成され、ダイヤフラム5の上側面とトップカバー9とにより受圧室11が形成される。
【0019】
一方、前記受圧室11内には、負圧作動弁戻しスプリング12が縮設されるもので、その上端12Aはトップカバー9に係止され、下端12Bはスプリングシート7のスプリング係止鍔部7Dに係止される。
【0020】
以上よりなる本発明の定真空式気化器によると、スプリングシート7を設け、該スプリングシート7に、ジェットニードル支持筒部7Cと、スプリング係止鍔部7Dとを設けたことによって次の効果を奏するものである。
スプリングシート7は、係止爪部7Eがダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係止されることによって、負圧作動弁4に取着されるもので、ジェットニードル8は、ジェットニードル鍔部8Aが負圧作動弁4のジェットニードル係止段部4Dとスプリングシート7のジェットニードル支持筒部7Cの端部7Gとの間に配置されることから、ジェットニードル8の長手方向(図において上下方向)の移動が抑止される。
【0021】
又、前記構成は、負圧作動弁4のサブアッセンブリー状態において、負圧作動弁4に装着されるもので、ジェットニードル8が負圧作動弁4より脱落することがなく、組付け性が向上する。
【0022】
又、ジェットニードル8は、気化器のセッティング部品を成すもので交換される場合があり、かかる交換時において、係止爪部7Eを内方へ移動させて係止段部6Cとの係止を解除すれば、スプリングシート7を負圧作動弁4より容易に取外すことができ、これによって極めて容易にジェットニードル8を交換できる。
【0023】
又、負圧作動弁戻しスプリング12の下端12Bをスプリングシート7のスプリング係止鍔部7Dに係止したことによると、前記スプリング12の内径は、負圧作動弁4の横断面形状に何等の影響を受けることなく最適な内径を選定でき、もって受圧室11内の負圧上昇に対する円滑な負圧作動弁のリフト特性を極めて容易に得ることができる。
又、負圧作動弁4の横断面形状を薄形板状とした際にあっても、負圧作動弁戻しスプリング12の下端12Bを負圧作動弁4内へ配置することがないので、負圧作動弁4に対する負圧作動弁戻しスプリング12の装着性を向上できたものである。
【0024】
又、スプリングシート7は、ダイヤフラム5を負圧作動弁4に取着する機能を備える必要のないことから、係止爪部7Eがダイヤフラムプレート6の係止段部6Cに係止されて取着されるもので、負圧作動弁4の材料(ガラス繊維入りの合成樹脂材料)に何等関係することなく最適な合成樹脂材料を選択できる。例えば、ポリアセタール(POM)が用いられる。
以上によれば、スプリングシート7をトップカバー9に当接して負圧作動弁4の全開位置を規制した際にあっても、スプリングシート7の摩耗を抑止できて、長期間に渡って正確な負圧作動弁4の全開位置を維持できる。
【0025】
又、スプリングシート7のジェットニードル支持筒部7Cを上方に向かって延ばし全開規制筒部7Jを形成し、負圧作動弁4の全開位置を、全開規制筒部7Jをトップカバー9に当接して規制したことによると、この全開規制筒部7Jの突出高さを変えることによって負圧作動弁4の全開位置を極めて容易に任意に変更できる。従って機関に対して汎用性の高い定真空式気化器を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上の如く、本発明になる定真空式気化器によると、スプリングシートを用意し、スプリングシートのジェットニードル支持筒部を負圧作動弁の第1ガイド孔内に挿入配置したので、ジェットニードルの長手方向の移動を抑止できた。
又、負圧作動弁戻しスプリングの下端を、受圧室内に臨むスプリングシートのスプリング係止鍔部上に係止させたことによって、負圧作動弁の横断面形状に何等係わることなく最適な負圧作動弁戻しスプリングの内径を選定でき、負圧作動弁のリフト特性を良好に維持しうる。
又、スプリングシートは、ダイヤフラムを負圧作動弁へ取着する機能を何等備える必要のないことから、スプリングシートの材料を任意に選定できるもので、これによると、スプリングシートをトップカバーに当接することによって負圧作動弁の全開位置を規制する際において、スプリングシートの摩耗を抑止できて、長期に渡り安定した負圧作動弁の全開状態を維持できる。
又、スプリングシートのジェットニードル支持筒部に上方に向かう全開規制筒部を一体形成したことによると、この全開規制部の高さを変えることによって負圧作動弁の全開位置を容易に変更できるもので、機関に対する汎用性を向上できたものである。
又、スプリングシートと負圧作動弁とを係止爪部と係止段部とによって脱着自在に嵌合したことによると、負圧作動弁に対するジェットニードルの装着性を高めることができるとともにジェットニードルの交換を極めて容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる定真空式気化器の一実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
4 負圧作動弁
4C 第1ガイド孔
4D 係止段部
4E ジェットニードル挿通孔
6 ダイヤフラムプレート
7 スプリングシート
7C ジェットニードル支持筒部
7D スプリング係止鍔部
7E 係止爪部
7J 全開規制筒部
8 ジェットニードル
12 負圧作動弁戻しスプリング
Claims (2)
- 絞り弁より上流側の負圧作動弁案内筒内に負圧作動弁を昇降自在に配置し、該負圧作動弁の上端部に配置せるダイヤフラムにて大気室と受圧室とに区分し、受圧室内に負圧作動弁戻しスプリングを縮設した定真空式気化器において、
負圧作動弁(4)は、その上方に筒部(4B)と、筒部(4B)から外側方に向かって延出する鍔部(4A)を備えるとともにその内方には、上下方向に第1ガイド孔(4C)、係止段部(4D)、ジェットニードル挿入孔(4E)が連設され、
又、ダイヤフラムプレート(6)は、負圧作動弁(4)の筒部(4B)の外方に臨む円筒部(4B)と、円筒部(4B)の上端にあって内方に延出する係止段部(6C)と、円筒部(4B)の下端にあって外方に延出する鍔部(6B)とを備え、
更にスプリングシート(7)は、負圧作動弁(4)の筒部(4B)の内方に臨む内筒部(7A)と、内筒部(7A)の外側方にあって且つダイヤフラムプレート(6)の円筒部(6A)の外方に臨む外筒部(7B)と、外筒部(7B)の下端から外側方に延出するスプリング係止鍔部(7D)と、を備え、
前記負圧作動弁の鍔部(4A)に、ダイヤフラムプレート(6)の鍔部(6B)を臨んで配置するとともにダイヤフラムプレート(6)を負圧作動弁(4)に向けて溶着、固定することによりダイヤフラム(5)の内周部を前記鍔部(4A)、(6B)にて挟持し、
一方、スプリングシート(7)のジェットニードル支持筒部(7C)を負圧作動弁(4)の第1ガイド孔(4C)内に挿入配置し、内筒部(7A)の係止爪部(7E)をダイヤフラムプレート(6)の係止段部(6C)に着脱自在に係合配置するとともに外筒部(7B)をダイヤフラムプレート(6)の内筒部(6A)の外周に臨んで配置し、
ジェットニードル挿入孔(4E)内に挿入されるジェットニードル(8)の鍔部(8A)をジェットニードル係止段部(4D)とジェットニードル支持筒部(7C)の端部(7G)との間に配置し、
受圧室(11)内に縮設される負圧作動弁戻しスプリング(12)の上端(12A)をトップカバー(9)に係止し、下端(12B)をスプリングシート(7)のスプリング係止鍔部(7D)に係止したこと
を特徴とする定真空式気化器。 - 前記スプリングシートのジェットニードル支持筒部(7C)の上端に全開規制筒部(7J)を一体形成し、該全開規制筒部をトップカバー(9)に当接することにより負圧作動弁(4)の全開位置を調整するとともにトップカバー(9)、ダイヤフラムプレート(6)、負圧作動弁(4)を同一のガラス繊維入りの合成樹脂材料によって形成し、スプリングシート(7)を前記材料と異なる合成樹脂材料によって形成したことを特徴とする請求項1記載の定真空式気化器。
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