JPH0547324Y2 - - Google Patents

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JPH0547324Y2
JPH0547324Y2 JP1987191941U JP19194187U JPH0547324Y2 JP H0547324 Y2 JPH0547324 Y2 JP H0547324Y2 JP 1987191941 U JP1987191941 U JP 1987191941U JP 19194187 U JP19194187 U JP 19194187U JP H0547324 Y2 JPH0547324 Y2 JP H0547324Y2
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valve
negative pressure
diaphragm
throttle valve
sliding throttle
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JP1987191941U
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はダイヤフラムを2つの樹脂製部材間に
挾持して固定するための構造に関する。
〈従来の技術〉 負圧室を郭成するダイヤフラムに結合された摺
動絞り弁によりベンチユリ面積を可変制御し、更
に負圧室を大気及び摺動絞り弁下流側の負圧に選
択的に連通させる切替弁を操作することにより負
圧室内の圧力を制御するような摺動絞り弁を用い
る気化器が、例えば実公昭57−7800号公報或いは
実公昭58−4896号公報に開示されている。これら
の気化器の製造に際して、ダイヤフラムを固定す
るために、かしめや、接着が一般的に行われてい
る。しかしながら、前記した大気圧及び負圧を選
択的に負圧室に導入する切替弁を内設した摺動絞
り弁の場合、摺動絞り弁自体の構造が複雑なた
め、従来の方法によつては、作業性、機械的強度
及びシール特性のすべてを満足させることが困難
であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の
主な目的は、作業性、機械的強度及びシール性能
をすべて満足することのできるダイヤフラムの固
定構造を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、気化器の
吸気道に対して出没自在に支持された摺動絞り弁
と、該摺動絞り弁をその下流側の負圧に応動させ
るべく絶縁摺動絞り弁に結合されて負圧室を郭成
するダイヤフラム手段と、大気圧及び前記負圧を
選択的に前記負圧室に導入するべく前記摺動絞り
弁に内設された切替弁と、該切替弁を操作するた
めの操作手段とを有する負圧応動式気化器に於け
る前記ダイヤフラムの前記摺動絞り弁に対する固
定構造であつて、前記切替弁が、前記摺動絞り弁
の少なくとも一部を形成する2つの樹脂製部材間
に形成された負圧導入通路を開閉するべく一方の
樹脂製部材に形成された第1の弁座と、同じく2
つの樹脂製部材間に形成された大気圧導入通路を
開閉するべく他方の樹脂製部材に形成された第2
の弁座との間を変位可能にかつ前記第2の弁座に
向けて圧縮ばねで常時弾発付勢された弁体を有
し、前記ダイヤフラムの内周縁が、互いに摺接す
る内外周面間及び互いに軸線方向に衝当する環状
テーパ面と環状隅部との間をそれぞれ互いに溶着
して結合される前記2つの樹脂製部材間に挾持さ
れることを特徴とするダイヤフラムの固定構造を
提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにして、2つの樹脂製部材の互いに摺
接する内外周面間の溶着部分により所要の接合強
度が確保され、互いに衝当する肩面と端面との間
の溶着部分により所要のシール性能を確保するこ
とができる。
従つて、内部に弁体を装着したうえでダイヤフ
ラムの内周縁に対して摺動絞り弁を確実に結合す
ることができる。
〈実施例〉 以下、本考案の好適実施例を添付の図面につい
て詳しく説明する。
第1図は本考案が適用された摺動絞り弁式気化
器を示す。この気化器は、左右方向に延在する吸
気道2を郭成する気化器ボデイ1と、その上端開
口を閉じる気化器カバー3とを有する。吸気道2
の中間部には、概ね円筒形をなす摺動絞り弁4が
出没自在に支持されており、この絞り弁4の先端
から突出するジエツトニードル5がニードルジエ
ツト6内に突入し、これら両部分が互いに共働す
ることにより、摺動絞り弁4が郭成する可変ベン
チユリを流れる吸気の流量に応じて吸気道2内に
適量の燃料を供給する。
この摺動絞り弁4は、吸気道2に対して直交す
るようにボデイに内設されたスリーブ7により軸
線方向に摺動自在に支持されていると共に、その
吸気流下流側の側面には吸気負圧導入用の孔8が
設けられ、摺動絞り弁4の内部に郭成された第1
の弁室9内に常時吸気負圧が導入される。摺動絞
り弁4の基端には、切替弁保持体10が、摺動絞
り弁4の内周に設けられた凸部16により抜け止
め保持されている。また、これら両部分間にはO
リング16aが介設され、第1の弁室9の気密性
を確保している。また切替弁保持体10の下端と
ジエツトニードル5の拡径頭部5aとの間には圧
縮コイルばね15が介装され、この圧縮コイルば
ねがジエツトニードル5を所定位置に弾発的に保
持している。切替弁保持体10の上端には、挾持
部材11が嵌着されており、その中央に設けられ
た孔25から、切替弁保持体10内に受容された
弁体14の上端24が突出している。また、挾持
部材11と切替弁保持体10との間には、ダイヤ
フラム12の内周縁のビード12aが挾持されて
おり、一方、このダイヤフラム12の外周縁のビ
ードはボデイ1とカバー3との間に挾持されてい
る。
かくして、ダイヤフラム12とカバー3との間
には負圧室3aが郭成され、ボデイ1とダイヤフ
ラム12との間には、通路1bを介して大気と連
通する大気室1aが郭成されている。尚、弁体1
4の突出する上端24には、例えば自動2輪車の
スロツトルグリツプに連動して傾動するアーム1
3の遊端が当接している。特に第2図に良く示さ
れたように、弁体14は、その中央部にフランジ
20を有し、このフランジと切替弁保持体10の
内周の上向き肩面10aとの間に挾設された円錐
形圧縮コイルばね21により常時上向きに付勢さ
れている。
切替弁保持体10の内部に郭成された第2の弁
室26は、挾持部材11に設けられた連通路27
を介して常時負圧室3aと連通している。また、
弁体14が第2図に示された上側位置にある場合
には、弁体14の下端部が切替弁保持体10の底
部内周面に設けられた軸線方向リブ19によりガ
イドされていることにより、第2の弁室26は、
切替弁保持体10の下端に設けられた軸線方向通
路17を介して第1の弁室9にも連通している。
しかしながら、弁体14が、圧縮コイルばね21
のばね力に抗してレバー13により下向きに押し
下げられた場合、弁体14の下端に設けられた円
錐形部分18が通路17の開口端に設けられた弁
座17aと共働することにより通路17による連
通が遮断される。更に、挾持部材11の中央孔2
5の内側開口端には円錐面をなす弁座23が形成
されており、該弁座には、弁体14のフランジ2
0に隣接して設けられた円錐形部分22が、圧縮
コイルばね21の付勢力を受けて密接している。
この弁座23をなす円錐面には、切替弁保持体1
0及び挾持部材11を経て横向きに穿設された通
路29,30の開口端が開設されている。従つ
て、弁体14が図示された上側位置にある場合、
円錐形部分22が通路30の開口端を閉じている
が、前記したように弁体14の上端24が押し下
げられた場合には、第2の弁室26が通路29,
30を介して大気室1aに連通するようになる。
連通路27の第2の弁室26の側の端部は、弁座
23に設けられた切欠部28にて開口している。
次に本実施例の作動の要領を説明する。
第1図に示されたように、アーム13により弁
体14が圧縮コイルばね21のばね力に抗して下
側位置に押し下げられている場合に、通路29,
30、第2の弁室26及び通路27を介して負圧
室3aと大気室1aとが互いに連通していること
から、摺動絞り弁4は、何等上向き力を受けず、
図示されたベンチユリ全閉位置に保持される。次
に、アーム13が上向きに傾動し、圧縮コイルば
ね21のばね力により弁体14が上昇すると、弁
体14の円錐形部分22が弁座23に当接するこ
とにより通路30を遮断すると共に弁体14の下
端の円錐形部分18が弁座17aから離れること
により、通路27、第2の弁室26、通路17、
第1の弁室9及び孔8を介して絞り弁4の下流側
の吸気負圧が負圧室3aに導入され、ダイヤフラ
ム12の作用により摺動絞り弁4が上向きに駆動
される。この上向きの運動は、弁体14の上端2
4がアーム13に押し下げられ、ばね21のばね
力に抗して円錐形部分22が弁座23から離反し
て、大気が負圧室3a内に導入されるようになる
まで続けられる。
このようにして、摺動絞り弁4は、アーム13
の傾動位置に従つて上下運動することとなる。こ
の場合、切替弁の弁体14の運動が比較的抵抗を
受けることなく軽快に行われ、吸気及び大気の流
通する通路が直線的で短く、かつ単純であること
から、摺動絞り弁4が応答性良く運動することと
なる。
次に、切替弁保持体10と挾持部材11との間
にダイヤフラム12の内周縁のビード12aを挾
持する要領について説明する。
第3図及び第4図に併せて示されているよう
に、挾持部材11と切替弁保持体10とは、円筒
形の内外周面32,33を介して互いに摺接して
いると共に、挾持部材11の通路30の上下に形
成された環状テーパ面34,39がそれぞれ弁保
持体10の側に設けられて環状隅部35,40に
溶着されている。このように、内外周面32,3
3が比較的広い軸線方向長さに亘つて溶着されて
いることにより両部材間の倒れ方向の結合強度を
十分に確保することができ、また本実施例の場合
テーパ面34,39と隅部35,40との間の衝
当部分に形成された溶着結合により所要のシール
特性が確保される。更に、通路30が開口する挾
持部材11の外周面36には、一定間隔をおいて
軸線方向リブ38が突設されており、これらリブ
38の陵線が、対応する切替弁保持体10の内周
面37に接していることから、両面間の周方向に
沿う空気の漏洩を抑制することができる。
また、このような溶着を実現するためには、第
2図に於て想像線により示されたような環状の端
面を有する超音波ホーン50を用いると良く、特
にダイヤフラム12のビード12a近傍の部分が
挾持部材11や切替弁保持体10に溶着すること
によりダイヤフラム12が引きつつたり、ダイヤ
フラム12の可撓性が損われることのないよう
に、ホーン50の外径を、ビード12aの中心の
直径よりも小さく定めると良い。また、このよう
な溶着過程に際して、弁体14が挾持部材11や
切替弁保持体10に溶着してしまうことのないよ
うに、ホーン50に中央窪み51を設けると共に
この中央窪み内に発泡ウレタン材等軟性の弾性樹
脂材52を配設しておくと良い。更に、弁体14
の溶着を確実に防止するために、孔25の出口端
のやや拡径された部分25aと弁体14の上端2
4の外周との間に、想像線により示されるような
金属製のリング53を介装することにより、弁体
14を中心位置決め保持しておけば、溶着防止の
ために万全を期すことができる。
尚、上記実施例に於ては、挾持部材11の側に
設けられた環状テーパ面34,39に、切替弁保
持体10の側に設けられた隅部35,40を衝当
させ溶着させることによりシール性に優れた溶着
部分を形成したが、テーパ面を切替弁保持体の側
に設け、対応する隅部を挾持部材11の側に設け
ることもできる。更に、テーパ面を用いる代わり
に、軸線方向を向く端面或いは肩面同士を衝当さ
せ、同部分に溶着部を形成することもできる。
〈考案の効果〉 このようにすれば、内部に切替弁を装着するた
めに複数の部材にて形成せねばならない摺動絞り
弁に対するダイヤフラムの結合を、良好な作業性
と、高い強度およびシール性をもつて実現するこ
とができ、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された摺動絞り弁式気化
器を一部省略して示す縦断面図である。第2図は
第1図の要部を拡大して示す縦断面図である。第
3図は第1図及び第2図に示された挾持部材の拡
大底面図である。第4図は第3図の−線につ
いて見た拡大断面図である。 10……切替弁保持体、11……挾持部材、1
2……ダイヤフラム、12a……ビード、32,
33……周面、34,39……テーパ面、35,
40……隅部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 気化器の吸気道に対して出没自在に支持された
    摺動絞り弁と、該摺動絞り弁をその下流側の負圧
    に応動させるべく前記摺動絞り弁に結合されて負
    圧室を郭成するダイヤフラム手段と、大気圧及び
    前記負圧を選択的に前記負圧室に導入するべく前
    記摺動絞り弁に内設された切替弁と、該切替弁を
    操作するための操作手段とを有する負圧応動式気
    化器に於ける前記ダイヤフラムの前記摺動絞り弁
    に対する固定構造であつて、 前記切替弁が、前記摺動絞り弁の少なくとも一
    部を形成する2つの樹脂製部材10,11間に形
    成された負圧導入通路17を開閉するべく一方の
    樹脂製部材10に形成された第1の弁座17a
    と、同じく2つの樹脂製部材間に形成された大気
    圧導入通路29,30を開閉するべく他方の樹脂
    製部材11に形成された第2の弁座23との間を
    変位可能にかつ前記第2の弁座に向けて圧縮ばね
    21で常時弾発付勢された弁体14を有し、 前記ダイヤフラムの内周縁が、互いに摺接する
    内外周面32,33間及び互いに軸線方向に衝当
    する環状テーパ面34,39と環状隅部35,4
    0との間をそれぞれ互いに溶着して結合される前
    記2つの樹脂製部材間に挾持されることを特徴と
    するダイヤフラムの固定構造。
JP1987191941U 1987-12-17 1987-12-17 Expired - Lifetime JPH0547324Y2 (ja)

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JPH0196572U JPH0196572U (ja) 1989-06-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58214063A (ja) * 1982-06-07 1983-12-13 Kiyousan Denki Kk ダイヤフラム装置におけるロツドの取付方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58214063A (ja) * 1982-06-07 1983-12-13 Kiyousan Denki Kk ダイヤフラム装置におけるロツドの取付方法

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JPH0196572U (ja) 1989-06-27

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