JPH09119362A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH09119362A
JPH09119362A JP30206895A JP30206895A JPH09119362A JP H09119362 A JPH09119362 A JP H09119362A JP 30206895 A JP30206895 A JP 30206895A JP 30206895 A JP30206895 A JP 30206895A JP H09119362 A JPH09119362 A JP H09119362A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve body
armature
valve
fuel injection
needle valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP30206895A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Inoue
晃 井上
Yuji Furuya
雄二 古谷
Kenichi Iino
賢一 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁本体とニードル弁およびアーマチュアとの
間の摺動抵抗が増大することなく、それらの間の隙間を
できる限り小さくする。 【解決手段】 アーマチュア3とニードル弁6とを別体
に構成し、ニードル弁6を追従ばね7によってアーマチ
ュア3に突き当てる。ニードル弁6に突き当たるアーマ
チュア3の下端面をその軸線と直交する平面32とす
る。この平面32に突き当たるニードル弁6の上端面を
球面65とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソレノイドによ
りアーマチュアを介して弁体を移動させるようにした燃
料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃料噴射弁としては、特
開昭62ー162768号公報に記載のものがある。こ
の公報に記載の燃料噴射弁は、弁本体の内部に、弁体を
摺動自在に設けるとともに、アーマチュアを弁体の摺動
方向と同方向へ移動可能に設けたものであり、弁体とア
ーマチュアとは一体に連結固定されている。そして、ア
ーマチュアをノズルばねによって弁座側へ付勢する一
方、ソレノイドによって弁座から離間する方向へ磁気吸
引することにより、弁体を弁座に着座させ、また弁座か
らリフトさせるようになっている。
【0003】ところで、上記のような燃料噴射弁におい
ては、弁体の摺動安定性を向上させ、またアーマチュア
に作用するソレノイドの磁力を大きくするために、弁本
体と弁体およびアーマチュアとの各間の隙間をできる限
り小さくすることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の燃料
噴射弁においては、別々に形成した弁体とアーマチュア
とを一体に固定しているため、両者の軸線を一致させる
ことが非常に困難であり、往々にして両者の軸線に僅か
のずれが発生する。軸線がずれた状態において、弁本体
と弁体およびアーマチュアとの各間の隙間を小さくする
と、弁体およびアーマチュアのそれぞれの一部が弁本体
に強く押圧接触するという片当たりが発生する。この結
果、摺動抵抗が増大し、円滑な移動が阻害される。特
に、上記公報に記載の燃料噴射弁のように、弁本体のう
ちの弁体を収容する部分とアーマチュアを収容する部分
とを別体に形成して一体化したような場合には、弁本体
の両部分の軸線がずれるため、摺動抵抗がより一層増大
してしまう。
【0005】このため、従来の燃料噴射弁においては、
弁本体と弁体およびアーマチュアとの各間の隙間の一方
を比較的大きくしなければならず、通常は、弁本体とア
ーマチュアとの間の隙間を大きくしている。ところがそ
のようにすると、上記のように、アーマチュアに作用す
るソレノイドの磁力が小さくなってしまう。そこで、よ
り強力な磁力を発生させる必要があり、そのために大型
のソレノイドを用いなければならないという問題があ
る。なお、弁本体と弁体との間の隙間を大きくすること
は、噴射特性に悪影響を及ぼすため採用されることはな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、請求項1に係る発明
は、噴射孔を有する弁本体と、この弁本体の内部に摺動
自在に設けられ、上記噴射孔を開閉する弁体と、上記弁
本体の内部に上記弁体の摺動方向と同方向へ移動自在に
設けられ、上記弁体にその摺動方向へ一体に移動するよ
うに連結されたアーマチュアと、このアーマチュアを移
動させるソレノイドとを備えた燃料噴射弁において、上
記弁体と上記アーマチュアとを上記弁体の摺動方向と直
交する方向へ相対移動可能に連結したことを特徴として
いる。この場合、上記弁本体のうちの上記弁体が摺動す
る部分と上記アーマチュアが移動する部分とについては
別体に形成してもよい。また、上記弁体を弾性部材によ
って上記アーマチュアに押圧接触させることにより、上
記弁体と上記アーマチュアとを上記弁体の摺動方向へ一
体に移動するように連結するのが望ましい。また、上記
弁体と上記アーマチュアとの押圧接触面の一方を上記弁
体の摺動方向と直交する平面に形成し、他方を一方側へ
向かって突出する凸曲面に形成するのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて添付の図1を参照して説明する。なお、図1はこ
の発明に係る燃料噴射弁の縦断面図である。図1におい
て、符号2は燃料噴射弁1の弁本体2である。弁本体2
は、円筒状をなす燃料導入筒2Aと、この燃料導入筒2
Aの上部に嵌合固定された蓋体2Bと、燃料導入筒2A
の下部に嵌合固定されるとともに、上端開口部が蓋体2
Bによって閉じられた筒状をなすハウジング2Cと、ハ
ウジング2Cの下端部内周に嵌合固定された円筒状をな
す中間筒2Dと、この中間筒2Dの下端部内周に嵌合さ
れ、ノズルナット2Eによって固定されたノズルボディ
2Fとを備えている。
【0008】上記中間筒2Dの内周には、アーマチュア
3が摺動自在に挿入されている。アーマチュア3は、ノ
ズルばね4によって下方へ付勢される一方、ハウジング
2内に設けられたソレノイド5に通電されると、その磁
力によって上方へ磁気吸引されるようになっている。
【0009】上記ノズルボディ2Fには、上端面から下
方に向かって延びる弁摺動孔21と、この弁摺動孔21
に続くテーパ状をなす弁座22と、この弁座22に続
き、ノズルボディ2Fの下端面に開口する噴射孔23と
が形成されている。弁摺動孔21および弁座22は互い
に同芯で、しかも上記中間筒2Dと同芯に形成されてい
る。
【0010】上記弁摺動孔21には、ニードル弁(弁
体)6が挿入されている。このニードル弁6には、上部
案内部61と下部案内部62とが上下方向に離れて配置
形成されており、上下の案内部61,62が弁摺動孔2
1を摺動するようになっている。なお、上部案内部61
には燃料を通過させるための平取部61aが形成され、
下部案内部62にはスワールを形成するためのスリット
62aが形成されている。
【0011】また、ニードル弁6の下端部には弁部63
が形成されており、この弁部63が弁座22に着座する
と噴射孔23が閉じられ、弁部61が弁座22からリフ
トすると噴射孔23が開かれる。噴射孔23が開くと、
燃料導入筒2Aの内部、アーマチュア3の孔31、中間
筒2Dの内部、弁摺動孔21とニードル弁6との間を通
って供給される燃料が噴射孔23から噴射される。
【0012】上記ニードル弁6の上端部は、弁摺動孔2
1から上方に突出しており、そこには鍔部64が設けら
れている。この鍔部64が追従ばね(弾性部材)7によ
って上方へ付勢されることにより、ニードル弁6の上端
面がアーマチュア3の下端面に突き当てられている。こ
れによって、ニードル弁6がアーマチュア3と一体に上
下動するように連結されている。勿論、追従ばね7の付
勢力はノズルばね4の付勢力より弱く設定されており、
アーマチュア3に通電されない状態においてはニードル
弁6が弁座22に着座する。
【0013】また、互いに突き当たるアーマチュア3の
下端面とニードル弁6の上端面との一方はアーマチュア
3およびニードル弁6の軸線と直交する平面に形成さ
れ、他方はは一方側へ向かって突出する凸曲面に形成さ
れている。この燃料噴射弁1においては、アーマチュア
3の下端面が平面32とされ、ニードル弁6の上端面が
凸曲面65とされている。勿論、これとは逆にアーマチ
ュア3の下端面を凸曲面とし、ニードル弁6の上端面を
平面としてもよい。また、凸曲面65として、中心がニ
ードル弁6の軸線上に位置する球面を採用しているが、
楕円面等の他の凸曲面を採用してもよい。
【0014】上記構成の燃料噴射弁1においては、ニー
ドル弁6が追従ばね7によってアーマチュア3に突き当
てられることにより、両者が一体に上下動するように連
結さている。しかも、アーマチュア3とニードル弁6と
は、平面32と凸曲面65とで接触している。したがっ
て、ニードル弁6とアーマチュア3とは、それらの軸線
と直交する方向へ相対移動可能であり、同方向へ互いに
拘束することがない。よって、アーマチュア3の外周面
と中間筒2Cの内周面との間の隙間、およびニードル弁
6の案内部61,62の外周面と弁摺動孔21の内周面
との間の隙間を小さくしたとしても、アーマチュア3の
外周面の一部が中間筒2Cの内周面に強く押圧接触した
り、ニードル弁6の各案内部61,62の一部が弁摺動
孔21の内周面に強く押圧接触することがなく、円滑に
摺動することができる。特に、この実施の形態のよう
に、アーマチュア3とニードル弁6とをそれぞれ収容す
る中間筒2Dとノズルボディ2Fとが別体に形成されて
いる場合には、それらの軸線が互いにずれることがある
ので、上記の効果が顕著である。
【0015】また、アーマチュア3とニードル弁6とを
平面32と凸曲面65とで接触させると、両者の間には
それらの軸線と同一方向を向く力だけが作用し、軸線に
対して傾斜した力が作用することがない。したがって、
アーマチュア3とニードル弁6とをより一層円滑に摺動
させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、弁本体とアーマチュアおよび弁体との間に
片当たりが発生するのをアーマチュアおよび弁体を円滑
に摺動させることができ、しかも弁本体とアーマチュア
および弁体との間の隙間を小さくすることができる。請
求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明によっ
て得られる効果がより顕著になる。請求項3に係る発明
によれば、弾性部材によって弁体をアーマチュアに押し
当てるという簡単な構成で弁体とアーマチュアとを連結
することができる。請求項4に係る発明によれば、アー
マチュアおよび弁体をより一層円滑に摺動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る燃料噴射弁を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁 2 弁本体 3 アーマチュア 5 ソレノイド 6 ニードル弁(弁体) 7 追従ばね(弾性部材) 32 平面 65 凸曲面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射孔を有する弁本体と、この弁本体の
    内部に摺動自在に設けられ、上記噴射孔を開閉する弁体
    と、上記弁本体の内部に上記弁体の摺動方向と同方向へ
    移動自在に設けられ、上記弁体にその摺動方向へ一体に
    移動するように連結されたアーマチュアと、このアーマ
    チュアを移動させるソレノイドとを備えた燃料噴射弁に
    おいて、上記弁体と上記アーマチュアとを上記弁体の摺
    動方向と直交する方向へ相対移動可能に連結したことを
    特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 上記弁本体のうちの上記弁体が摺動する
    部分と上記アーマチュアが移動する部分とを別体に形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 上記弁体を弾性部材によって上記アーマ
    チュアに押圧接触させることにより、上記弁体と上記ア
    ーマチュアとを上記弁体の摺動方向へ一体に移動するよ
    うに連結したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 上記弁体と上記アーマチュアとの押圧接
    触面の一方を上記弁体の摺動方向と直交する平面に形成
    し、他方を一方側へ向かって突出する凸曲面に形成した
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃料
    噴射弁。
JP30206895A 1995-10-26 1995-10-26 燃料噴射弁 Pending JPH09119362A (ja)

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