JPH058386Y2 - - Google Patents
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- JPH058386Y2 JPH058386Y2 JP1987007778U JP777887U JPH058386Y2 JP H058386 Y2 JPH058386 Y2 JP H058386Y2 JP 1987007778 U JP1987007778 U JP 1987007778U JP 777887 U JP777887 U JP 777887U JP H058386 Y2 JPH058386 Y2 JP H058386Y2
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- valve body
- valve seat
- bottomed hole
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Links
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Landscapes
- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、例えば電子制御式燃料噴射装置等の
燃圧を調整するのに好適に用いられるプレツシヤ
レギユレータに関し、特に、耐久性を向上できる
ようにしたプレツシヤレギユレータに関する。
燃圧を調整するのに好適に用いられるプレツシヤ
レギユレータに関し、特に、耐久性を向上できる
ようにしたプレツシヤレギユレータに関する。
第3図および第4図に従来技術によるプレツシ
ヤレギユレータを示す。
ヤレギユレータを示す。
図において、1はプレツシヤレギユレータの本
体を構成するケーシングを示し、該ケーシング1
は有底円筒状の下ケース2と上ケース3とからな
り、該ケース2,3は開口端側のカシメ部2A,
3Aによつて衝合状態で相互に一体化されてい
る。4は外周側がダイヤフラムホルダ5を介して
カシメ部2A,3Aに挟持され、ケーシング1に
気密に固着されたダイヤフラムを示し、該ダイヤ
フラム4は、例えば天然ゴム等の可撓性材料によ
つて薄肉円板状に形成され、その内周側は後述の
アーマチヤ8に固着されている。そして、該ダイ
ヤフラム4はケーシング1の下ケース2側と上ケ
ース3側とにそれぞれ燃料室Aと制御圧室Bとを
画成している。
体を構成するケーシングを示し、該ケーシング1
は有底円筒状の下ケース2と上ケース3とからな
り、該ケース2,3は開口端側のカシメ部2A,
3Aによつて衝合状態で相互に一体化されてい
る。4は外周側がダイヤフラムホルダ5を介して
カシメ部2A,3Aに挟持され、ケーシング1に
気密に固着されたダイヤフラムを示し、該ダイヤ
フラム4は、例えば天然ゴム等の可撓性材料によ
つて薄肉円板状に形成され、その内周側は後述の
アーマチヤ8に固着されている。そして、該ダイ
ヤフラム4はケーシング1の下ケース2側と上ケ
ース3側とにそれぞれ燃料室Aと制御圧室Bとを
画成している。
6,6は下ケース2の筒部側に設けられた燃料
の導入管を示し、該各導入管6は燃料ポンプから
インジエクタ等に燃料を供給する燃料供給配管
(いずれも図示せず)に、例えば分岐管(図示せ
ず)等を介して接続され、燃料供給配管内の燃料
の一部を燃料室A内に導入するようになつてい
る。また、7は上ケース3の上端側に設けられた
空気圧の導管を示し、該導管7はホース等を介し
てエンジンのインテークマニホールド(いずれも
図示せず)と接続され、このインテークマニホー
ルドに発生する正圧または負圧を制御圧として制
御圧室B内に常時導入するようになつている。
の導入管を示し、該各導入管6は燃料ポンプから
インジエクタ等に燃料を供給する燃料供給配管
(いずれも図示せず)に、例えば分岐管(図示せ
ず)等を介して接続され、燃料供給配管内の燃料
の一部を燃料室A内に導入するようになつてい
る。また、7は上ケース3の上端側に設けられた
空気圧の導管を示し、該導管7はホース等を介し
てエンジンのインテークマニホールド(いずれも
図示せず)と接続され、このインテークマニホー
ルドに発生する正圧または負圧を制御圧として制
御圧室B内に常時導入するようになつている。
8はダイヤフラム4の内周側にばね受9を介し
てカシメ等の手段で気密に固着されたアーマチヤ
を示し、該アーマチヤ8は冷間圧延鋼等の材料か
ら段付円板状に形成され、その下面中央には浅い
円形の凹部8Aが設けられている。そして、該凹
部8Aの底部中央には球形凹部8Bが形成され、
該球形凹部8B内には後述のボール10が揺動可
能に装着されている。
てカシメ等の手段で気密に固着されたアーマチヤ
を示し、該アーマチヤ8は冷間圧延鋼等の材料か
ら段付円板状に形成され、その下面中央には浅い
円形の凹部8Aが設けられている。そして、該凹
部8Aの底部中央には球形凹部8Bが形成され、
該球形凹部8B内には後述のボール10が揺動可
能に装着されている。
10はアーマチヤ8の球形凹部8B内に装着さ
れたボール、11は該ボール10の下面側にろう
付け等の手段を用いて固着された円板状の弁体を
示し、該弁体11はボール10を介してアーマチ
ヤ8に揺動可能に取付けられ、該アーマチヤ8が
前、後、左、右等に揺動するときでも、後述の弁
座14cに液密に離着座するようになつている。
そして、該弁体11は弁座14Cに離着座するこ
とによつて、燃料室A内を後述の導出管14内に
対して連通または遮断するようになつている。ま
た、12はボール10を球形凹部8B内に揺動可
能に保持するリテーナを示し、該リテーナ12の
外周端をアーマチヤ8の凹部8A底部側にカシメ
等の手段を用いて固着されている。
れたボール、11は該ボール10の下面側にろう
付け等の手段を用いて固着された円板状の弁体を
示し、該弁体11はボール10を介してアーマチ
ヤ8に揺動可能に取付けられ、該アーマチヤ8が
前、後、左、右等に揺動するときでも、後述の弁
座14cに液密に離着座するようになつている。
そして、該弁体11は弁座14Cに離着座するこ
とによつて、燃料室A内を後述の導出管14内に
対して連通または遮断するようになつている。ま
た、12はボール10を球形凹部8B内に揺動可
能に保持するリテーナを示し、該リテーナ12の
外周端をアーマチヤ8の凹部8A底部側にカシメ
等の手段を用いて固着されている。
次に、13は制御圧室B内に位置して、前記ば
ね受9と上ケース3の上端側との間に配設された
圧力設定ばねを示し、該ばね13は所定のばね荷
重をもつたコイルばねによつて形成され、アーマ
チヤ8等を介して弁体11を常時閉弁方向に付勢
するようになつている。さらに、14は下ケース
2の底部側に設けられ、一端側が燃料室A内に突
出した燃料の導出管を示し、該導出管14の突出
端側には大径部14Aおよび小径部14Bが設け
られ、該小径部14Bの先端面は弁体11が離着
座する弁座14Cとなつている。そして、該導出
管14は弁体11が燃料室A内の燃圧により弁座
14Cから離座して開弁したときに、該燃料室A
内の燃料を燃料タンク内へとホース等(いずれも
図示せず)を介して戻すようになつている。
ね受9と上ケース3の上端側との間に配設された
圧力設定ばねを示し、該ばね13は所定のばね荷
重をもつたコイルばねによつて形成され、アーマ
チヤ8等を介して弁体11を常時閉弁方向に付勢
するようになつている。さらに、14は下ケース
2の底部側に設けられ、一端側が燃料室A内に突
出した燃料の導出管を示し、該導出管14の突出
端側には大径部14Aおよび小径部14Bが設け
られ、該小径部14Bの先端面は弁体11が離着
座する弁座14Cとなつている。そして、該導出
管14は弁体11が燃料室A内の燃圧により弁座
14Cから離座して開弁したときに、該燃料室A
内の燃料を燃料タンク内へとホース等(いずれも
図示せず)を介して戻すようになつている。
従来技術によるプレツシヤレギユレータは上述
の如き構成を有するもので、制御圧室B内にはエ
ンジンのインテークマニホールド内に発生する正
圧または負圧が制御圧として常時導入され、この
制御圧と圧力設定ばね13のばね荷重とによりア
ーマチヤ8および弁体11等は燃料室A側へと、
例えばアイドル時に2.05Kg/cm2、アクセル時に
3.05Kg/cm2、停止時に2.55Kg/cm2程度の圧力をも
つて常時下向きに付勢されている。そして、燃料
室A内には燃料供給配管内の燃料が各導入管6を
介して導入され、この燃料供給配管内の燃圧を制
御圧室B内の圧力に応じて調整するようになつて
いる。即ち、燃料室A内の燃圧が制御圧室B内の
圧力よりも大きくなると、弁体11は圧力設定ば
ね13等に抗して開弁され、燃料室A内の燃料を
導出管14を介して燃料タンクへと戻し、これに
よつて、燃料供給配管内の燃圧をアイドル時では
2.05Kg/cm2、アクセル時では3.05Kg/cm2程度に調
整し、エンジン停止時には燃料供給配管内に2.55
Kg/cm2程度の残圧を保持するようになつている。
の如き構成を有するもので、制御圧室B内にはエ
ンジンのインテークマニホールド内に発生する正
圧または負圧が制御圧として常時導入され、この
制御圧と圧力設定ばね13のばね荷重とによりア
ーマチヤ8および弁体11等は燃料室A側へと、
例えばアイドル時に2.05Kg/cm2、アクセル時に
3.05Kg/cm2、停止時に2.55Kg/cm2程度の圧力をも
つて常時下向きに付勢されている。そして、燃料
室A内には燃料供給配管内の燃料が各導入管6を
介して導入され、この燃料供給配管内の燃圧を制
御圧室B内の圧力に応じて調整するようになつて
いる。即ち、燃料室A内の燃圧が制御圧室B内の
圧力よりも大きくなると、弁体11は圧力設定ば
ね13等に抗して開弁され、燃料室A内の燃料を
導出管14を介して燃料タンクへと戻し、これに
よつて、燃料供給配管内の燃圧をアイドル時では
2.05Kg/cm2、アクセル時では3.05Kg/cm2程度に調
整し、エンジン停止時には燃料供給配管内に2.55
Kg/cm2程度の残圧を保持するようになつている。
然るに、上述した従来技術では、弁座14C上
に離着座する弁体11をボール10を介してアー
マチヤ8に揺動可能に取付けており、該ボール1
0と弁体11とは第4図に示すようにろう付け部
15によつて固着されているに過ぎないから、燃
料ポンプの脈動等に基因して、燃料供給配管から
燃料室A内に導入される燃料に脈動が生じ、弁体
11が弁座14Cに繰返し離着座するようなとき
に、該弁体11とボール10とのろう付け部15
に繰返し荷重等が加えられて、このろう付け部1
5は破損されることがあり、弁体11がボール1
0から脱落し、燃圧の調整が不可能になるという
欠点がある。
に離着座する弁体11をボール10を介してアー
マチヤ8に揺動可能に取付けており、該ボール1
0と弁体11とは第4図に示すようにろう付け部
15によつて固着されているに過ぎないから、燃
料ポンプの脈動等に基因して、燃料供給配管から
燃料室A内に導入される燃料に脈動が生じ、弁体
11が弁座14Cに繰返し離着座するようなとき
に、該弁体11とボール10とのろう付け部15
に繰返し荷重等が加えられて、このろう付け部1
5は破損されることがあり、弁体11がボール1
0から脱落し、燃圧の調整が不可能になるという
欠点がある。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、本考案は燃料供給配管から燃料室内に
導入される燃料に脈動等が生じたような場合で
も、弁体を弁座に確実に離着座させることがで
き、耐久性を向上できるようにしたプレツシヤレ
ギユレータを提供するものである。
たもので、本考案は燃料供給配管から燃料室内に
導入される燃料に脈動等が生じたような場合で
も、弁体を弁座に確実に離着座させることがで
き、耐久性を向上できるようにしたプレツシヤレ
ギユレータを提供するものである。
(問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために本考案はケー
シングと、外周側が該ケーシングに固着され、該
ケーシング内を燃料室と制御圧室とに画成したダ
イヤフラムと、該ダイヤフラムの内周側の設けら
れ、前記制御圧室内に配設された圧力設定ばねに
より燃料室側へと常時付勢された弁体と、該弁体
と対向するように前記燃料室内に突出して前記ケ
ーシングに設けられ、前記燃料室内に流入した燃
料を燃料タンク側に戻す流路が内周側に形成され
た筒状部材と、該筒状部材の突出端側に軸方向に
形成され、該筒状部材の流路に連通した有底穴
と、該有底穴から前記弁体に向けて突出して該弁
体が離着座する弁座となつた筒状の弁座部材とか
らなる構成を採用している。
シングと、外周側が該ケーシングに固着され、該
ケーシング内を燃料室と制御圧室とに画成したダ
イヤフラムと、該ダイヤフラムの内周側の設けら
れ、前記制御圧室内に配設された圧力設定ばねに
より燃料室側へと常時付勢された弁体と、該弁体
と対向するように前記燃料室内に突出して前記ケ
ーシングに設けられ、前記燃料室内に流入した燃
料を燃料タンク側に戻す流路が内周側に形成され
た筒状部材と、該筒状部材の突出端側に軸方向に
形成され、該筒状部材の流路に連通した有底穴
と、該有底穴から前記弁体に向けて突出して該弁
体が離着座する弁座となつた筒状の弁座部材とか
らなる構成を採用している。
有底穴の底部と接触する面が球面状に形成され
た受承部材を介して該有底穴内に弁座部材を揺動
可能に配設したから、弁体がダイヤフラムを介し
て左、右等に揺動するときには、弁座部材も同様
に揺動して、該弁座部材の弁座弁体は良好に離着
座する。
た受承部材を介して該有底穴内に弁座部材を揺動
可能に配設したから、弁体がダイヤフラムを介し
て左、右等に揺動するときには、弁座部材も同様
に揺動して、該弁座部材の弁座弁体は良好に離着
座する。
(実施例)
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した第
3図に示す従来技術と同一の構成要素を同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
基づいて説明する。なお、実施例では前述した第
3図に示す従来技術と同一の構成要素を同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
而して、第1図は本考案の第1の実施例を示し
ている。
ている。
図中、21はダイヤフラム4の内周側にばね受
け9を介してカシメ等の手段で気密に固着された
アーマチヤを示し、該アーマチヤ21は従来技術
で述べたアーマチヤ8とほぼ同様に形成されてい
るものの、該アーマチヤ21の下面中央には弁体
22が下向きに突設されている。ここで、該弁体
22はアーマチヤ21と同一の材料によつて円柱
状または円板状に形成され、圧力設定ばね13に
より後述の弁座26B側へと常時付勢されてい
る。
け9を介してカシメ等の手段で気密に固着された
アーマチヤを示し、該アーマチヤ21は従来技術
で述べたアーマチヤ8とほぼ同様に形成されてい
るものの、該アーマチヤ21の下面中央には弁体
22が下向きに突設されている。ここで、該弁体
22はアーマチヤ21と同一の材料によつて円柱
状または円板状に形成され、圧力設定ばね13に
より後述の弁座26B側へと常時付勢されてい
る。
23は燃料室A内に突出し、該燃料室A内の燃
料を燃料タンク側へと戻す筒状部材としての導出
管を示し、該導出管23は従来技術で述べた導出
管14とほぼ同様に形成されているものの、その
突出端側はアーマチヤ21および弁体22と上下
方向で対向する大径部23Aとなつている。そし
て、該大径部23Aの端面側中央には円形の有底
穴24が軸方向下向きに形成され、該有底穴24
の底部24Aが円形の平坦面となつている。ま
た、大径部23Aの内周側は燃料タンクと連通す
る流路23Bとなつている。
料を燃料タンク側へと戻す筒状部材としての導出
管を示し、該導出管23は従来技術で述べた導出
管14とほぼ同様に形成されているものの、その
突出端側はアーマチヤ21および弁体22と上下
方向で対向する大径部23Aとなつている。そし
て、該大径部23Aの端面側中央には円形の有底
穴24が軸方向下向きに形成され、該有底穴24
の底部24Aが円形の平坦面となつている。ま
た、大径部23Aの内周側は燃料タンクと連通す
る流路23Bとなつている。
25は有底穴24の底部24Aと接触する面が
球面状に形成された受承部材としての皿ばねを示
し、該皿ばね25はばね性を有するステンレス鋼
等の板材から、有底穴24よりも小径の円皿状に
形成され、その開口端側には環状の縁取り部25
Aが設けられている。また、該皿ばね25の底部
側には、例えば直径2mm程度の連通穴25Bが穿
設され、該連通穴25Bは流路23Bと常時連通
するようになつている。そして、該皿ばね25は
有底穴24の底部24A側に前、後、左、右等に
揺動可能に配置されている。
球面状に形成された受承部材としての皿ばねを示
し、該皿ばね25はばね性を有するステンレス鋼
等の板材から、有底穴24よりも小径の円皿状に
形成され、その開口端側には環状の縁取り部25
Aが設けられている。また、該皿ばね25の底部
側には、例えば直径2mm程度の連通穴25Bが穿
設され、該連通穴25Bは流路23Bと常時連通
するようになつている。そして、該皿ばね25は
有底穴24の底部24A側に前、後、左、右等に
揺動可能に配置されている。
26は有底穴24内に皿ばね25を介して揺動
可能に配設された筒状の弁座部材を示し、該弁座
部材26の中間部には環状突起26Aが設けら
れ、その下端側は皿ばね25の縁取り部25A上
に常時押付けられるようになつている。そして、
該弁座部材26の先端側は後述のホルダキヤツプ
27を貫通して、有底穴24から弁体22に向け
て突出し、その先端面は該弁体22が離着座する
弁座26Bとなつている。
可能に配設された筒状の弁座部材を示し、該弁座
部材26の中間部には環状突起26Aが設けら
れ、その下端側は皿ばね25の縁取り部25A上
に常時押付けられるようになつている。そして、
該弁座部材26の先端側は後述のホルダキヤツプ
27を貫通して、有底穴24から弁体22に向け
て突出し、その先端面は該弁体22が離着座する
弁座26Bとなつている。
さらに、27は有底穴24の開口側をパツキン
28を介して施蓋するようになつたホルダキヤツ
プを示し、該ホルダキヤツプ27は弁座部材26
を有底穴24内に保持すべく、導出管23の大径
部23Aの先端外周側に螺着されている。そし
て、該ホルダキヤツプ27は弁座部材26を介し
て皿ばね25にプリセツト荷重を与え、該弁座部
材26の環状突起26Aとホルダキヤツプ27と
の間でパツキン28を挟持させるようになつてい
る。また、該パツキン28は天然ゴム等の可撓性
材料によつて環状の平板状に形成され、弁座部材
26と有底穴24との間から燃料室A内の燃料が
有底穴24や流路23B内に漏洩するのを防止す
るようになつている。
28を介して施蓋するようになつたホルダキヤツ
プを示し、該ホルダキヤツプ27は弁座部材26
を有底穴24内に保持すべく、導出管23の大径
部23Aの先端外周側に螺着されている。そし
て、該ホルダキヤツプ27は弁座部材26を介し
て皿ばね25にプリセツト荷重を与え、該弁座部
材26の環状突起26Aとホルダキヤツプ27と
の間でパツキン28を挟持させるようになつてい
る。また、該パツキン28は天然ゴム等の可撓性
材料によつて環状の平板状に形成され、弁座部材
26と有底穴24との間から燃料室A内の燃料が
有底穴24や流路23B内に漏洩するのを防止す
るようになつている。
本考案によるプレツシヤレギユレータは上述の
如き構成を有するもので、その基本的動作につい
ては従来技術によるものと格別差異はない。
如き構成を有するもので、その基本的動作につい
ては従来技術によるものと格別差異はない。
然るに、本実施例では、導出管23の大径部2
3A突出端側に軸方向の有底穴24を設け、該有
底穴24内に球面状の皿ばね25を介して弁座部
材26を揺動可能に配設し、弁体22をアーマチ
ヤ21と一体に形成したから、該弁体22がダイ
ヤフラム4を介して前、後、左、右等に揺動する
ときには、弁座部材26を有底穴24内で皿ばね
25を介して同様に前、後、左、右等へと揺動さ
せることができ、弁体22を弁座部材26の弁座
26B上に良好に離着座させることができる。
3A突出端側に軸方向の有底穴24を設け、該有
底穴24内に球面状の皿ばね25を介して弁座部
材26を揺動可能に配設し、弁体22をアーマチ
ヤ21と一体に形成したから、該弁体22がダイ
ヤフラム4を介して前、後、左、右等に揺動する
ときには、弁座部材26を有底穴24内で皿ばね
25を介して同様に前、後、左、右等へと揺動さ
せることができ、弁体22を弁座部材26の弁座
26B上に良好に離着座させることができる。
そして、燃料ポンプの脈動等に基因して、燃料
室A内の燃料に脈動が生じ、弁体22が弁座26
Bに繰返して離着座するような場合でも、このと
きの衝撃等を皿ばね25やパツキン28で良好に
吸収でき、弁体22や弁座部材26等の耐久性を
向上させることができ、燃圧の調整を長期に亘つ
て続行できる等、種々の効果を奏する。
室A内の燃料に脈動が生じ、弁体22が弁座26
Bに繰返して離着座するような場合でも、このと
きの衝撃等を皿ばね25やパツキン28で良好に
吸収でき、弁体22や弁座部材26等の耐久性を
向上させることができ、燃圧の調整を長期に亘つ
て続行できる等、種々の効果を奏する。
次に、第2図は本考案の第2の実施例を示し、
本実施例の特徴は受承部材を半球面体状に形成
し、該受承部材と弁座部材との間に圧縮ばねを配
設したことにある。なお、本実施例では第1の実
施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
本実施例の特徴は受承部材を半球面体状に形成
し、該受承部材と弁座部材との間に圧縮ばねを配
設したことにある。なお、本実施例では第1の実
施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
図中、31は導出管23の大径部23Aの端面
側中央に形成された軸方向の有底穴を示し、該有
底穴31は第1の実施例で述べた有底穴24とほ
ぼ同様に形成されるものの、その底部側にテーパ
状の段部31Aを介して球面状の凹部31Bが設
けられている。32は有底穴31の凹部31Bと
接触する面が該凹部31Bと対応して、球面状に
形成された受承部材としての半球体を示し、該半
球体32には軸方向に直径2mm程度の連通穴32
Aが穿設され、該連通穴32Aは流路23Bと常
時連通するようになつている。そして、該半球体
32は有底穴31の凹部31B内に揺動可能に配
置され、弁座部材26を有底穴31内で揺動可能
に支持するようになつている。
側中央に形成された軸方向の有底穴を示し、該有
底穴31は第1の実施例で述べた有底穴24とほ
ぼ同様に形成されるものの、その底部側にテーパ
状の段部31Aを介して球面状の凹部31Bが設
けられている。32は有底穴31の凹部31Bと
接触する面が該凹部31Bと対応して、球面状に
形成された受承部材としての半球体を示し、該半
球体32には軸方向に直径2mm程度の連通穴32
Aが穿設され、該連通穴32Aは流路23Bと常
時連通するようになつている。そして、該半球体
32は有底穴31の凹部31B内に揺動可能に配
置され、弁座部材26を有底穴31内で揺動可能
に支持するようになつている。
33は該半球体32の平坦面側と弁座部材26
の下端面側との間に配設された圧縮ばねを示し、
該圧縮ばね33はホルダキヤツプ27の螺着時に
プリセツト荷重を与えられ、弁座部材33を常時
上向きに付勢するようになつている。そして、該
圧縮ばね33のばね荷重により、パツキン28は
弁座部材26の環状突起26Aとホルダキヤツプ
27との間で挟持され、弁座部材26と有底穴3
1との間を液密にシールするようになつている。
の下端面側との間に配設された圧縮ばねを示し、
該圧縮ばね33はホルダキヤツプ27の螺着時に
プリセツト荷重を与えられ、弁座部材33を常時
上向きに付勢するようになつている。そして、該
圧縮ばね33のばね荷重により、パツキン28は
弁座部材26の環状突起26Aとホルダキヤツプ
27との間で挟持され、弁座部材26と有底穴3
1との間を液密にシールするようになつている。
かくして、このように構成される本実施例で
も、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得
るこができるが、特に本実施例では、有底穴31
の底部側に球面状の凹部31Bを設け、該凹部3
1B内にはこれと対応して球面状に形成された半
球体32を配置し、該半球体32と弁座部材26
との間に圧縮ばね33を配設したから、弁座部材
26を有底穴31内で良好に揺動させることがで
き、弁体22を弁座26B上に確実に離着座させ
ることができる。
も、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得
るこができるが、特に本実施例では、有底穴31
の底部側に球面状の凹部31Bを設け、該凹部3
1B内にはこれと対応して球面状に形成された半
球体32を配置し、該半球体32と弁座部材26
との間に圧縮ばね33を配設したから、弁座部材
26を有底穴31内で良好に揺動させることがで
き、弁体22を弁座26B上に確実に離着座させ
ることができる。
なお、圧縮ばね33は通常のコイルばねでもよ
く、皿ばね等であつてもよい。また、圧縮ばね3
3に替えて、厚肉のゴムリング等を用いてもよ
い。
く、皿ばね等であつてもよい。また、圧縮ばね3
3に替えて、厚肉のゴムリング等を用いてもよ
い。
〔考案の効果)
以上詳述した通り、本考案よれば、筒状部材の
突出端側に有底穴を設け、該有底穴の底部と接触
する面か球面状の受承部材を介して弁座部材を有
底穴内に揺動可能に配設したから、弁体がダイヤ
フラムを介して揺動するときには、弁座部材を有
底穴内で受承部材を介して同様に揺動させること
ができ、弁座上に弁体を確実に離着座させること
ができる。また、従来技術の如くろう付け部等が
不要となり、耐久性を向上でき、燃圧の調整を長
期間に亘つて続行できる。
突出端側に有底穴を設け、該有底穴の底部と接触
する面か球面状の受承部材を介して弁座部材を有
底穴内に揺動可能に配設したから、弁体がダイヤ
フラムを介して揺動するときには、弁座部材を有
底穴内で受承部材を介して同様に揺動させること
ができ、弁座上に弁体を確実に離着座させること
ができる。また、従来技術の如くろう付け部等が
不要となり、耐久性を向上でき、燃圧の調整を長
期間に亘つて続行できる。
第1図は本考案の第1の実施例によるプレツシ
ヤレギユレータの要部を拡大して示す断面図、第
2図は第2の実施例を示し要部拡大断面図、第3
図および第4図は従来技術を示し、第3図はプレ
ツシヤレギユレータの縦断面図、第4図は第3図
中の要部を拡大して示す断面図である。 1……ケーシング、4……ダイヤフラム、6…
…導入管、7……導管、13……圧力設定ばね、
21……アーマチヤ、22……弁体、23……導
出管、24,31……有底穴、25……皿ばね、
26……弁座部材、26B……弁座、27……ホ
ルダキヤツプ、28……パツキン、31B……凹
部、32……半球体、33……圧縮ばね、A……
燃料室、B……制御圧室。
ヤレギユレータの要部を拡大して示す断面図、第
2図は第2の実施例を示し要部拡大断面図、第3
図および第4図は従来技術を示し、第3図はプレ
ツシヤレギユレータの縦断面図、第4図は第3図
中の要部を拡大して示す断面図である。 1……ケーシング、4……ダイヤフラム、6…
…導入管、7……導管、13……圧力設定ばね、
21……アーマチヤ、22……弁体、23……導
出管、24,31……有底穴、25……皿ばね、
26……弁座部材、26B……弁座、27……ホ
ルダキヤツプ、28……パツキン、31B……凹
部、32……半球体、33……圧縮ばね、A……
燃料室、B……制御圧室。
Claims (1)
- ケーシングと、外周側が該ケーシングに固着さ
れ、該ケーシング内を燃料室と制御圧室とに画成
したダイヤフラムと、該ダイヤフラムの内周側に
設けられ、前記制御圧室内に配設された圧力設定
ばねにより燃料室側へと常時付勢された弁体と、
該弁体と対向するように前記燃料室内に突出して
前記ケーシングに設けられ、前記燃料室内に流入
した燃料を燃料タンク側に戻す流路が内周側に形
成された筒状部材と、該筒状部材の突出端側に軸
方向に形成され、該筒状部材の流路に連通した有
底穴と、該有底穴の底部と接触する面が球面状に
形成され、該有底穴の底部側に揺動可能に配置さ
れた受承部材と、該受承部材を介して前記有底穴
内に揺動可能に配設され、先端側が該有底穴から
前記弁体に向けて突出して該弁体が離着座する弁
座となつた筒状の弁座部材とから構成してなるプ
レツシヤレギユレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987007778U JPH058386Y2 (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987007778U JPH058386Y2 (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63115673U JPS63115673U (ja) | 1988-07-26 |
JPH058386Y2 true JPH058386Y2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=30791548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987007778U Expired - Lifetime JPH058386Y2 (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058386Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233129A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-14 | Eaton Corp | Pressure safety valve |
-
1987
- 1987-01-22 JP JP1987007778U patent/JPH058386Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233129A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-14 | Eaton Corp | Pressure safety valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63115673U (ja) | 1988-07-26 |
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