JPH07180639A - 内燃機関を有する自動車の燃料装置 - Google Patents

内燃機関を有する自動車の燃料装置

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JPH07180639A
JPH07180639A JP6183057A JP18305794A JPH07180639A JP H07180639 A JPH07180639 A JP H07180639A JP 6183057 A JP6183057 A JP 6183057A JP 18305794 A JP18305794 A JP 18305794A JP H07180639 A JPH07180639 A JP H07180639A
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fuel
chamber
tank
inlet chamber
housing
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JP6183057A
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Barry S Robinson
エス ロビンソン バリー
Michael J Hornby
ジェイ ホーンビー マイケル
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Siemens Automotive Corp
Siemens Automotive LP
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Siemens Automotive Corp
Siemens Automotive LP
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D16/04Control of fluid pressure without auxiliary power
    • G05D16/06Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule
    • G05D16/063Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule the sensing element being a membrane
    • G05D16/0644Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule the sensing element being a membrane the membrane acting directly on the obturator
    • G05D16/0655Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a flexible membrane, yielding to pressure, e.g. diaphragm, bellows, capsule the sensing element being a membrane the membrane acting directly on the obturator using one spring-loaded membrane
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • Y10T137/7834Valve seat or external sleeve moves to open valve

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ノンリターン型装置用の燃料圧力調整装置を
改良して、部材数を少なくし、かつ出費を低減させる。 【構成】 燃料圧力調整器のハウジング30がダイヤフ
ラム54によって入口室56と出口室58とに分割され
ている。出口室58内のばね82が、ダイアフラム54
の中央の貫通孔66を閉じる方向でダイアフラム54に
予圧を与えている。入口室56に燃料が供給されると、
貫通孔66を開き、適量の過剰燃料が出口室58へ流入
し、その出口86からタンクへ戻されることで、燃料供
給圧力が調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に動力を与える
内燃機関の燃料噴射装置に用いられる燃料圧力調整器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】共同譲渡された(commonly a
ssigned)特許4,928,729、4,99
1,556、5,002,030、5,076,320
を含む先行特許から、燃料圧力調整器を燃料レール組立
体に取付け、それによって燃料レールに取付けられた燃
料インジェクタへ供給される燃料圧力を調整することが
公知となっている。燃料レールに送られる加圧燃料は、
燃料供給管を介して燃料タンクから吸出され、過剰燃料
は、燃料圧力調整器の戻し口から燃料戻し管を介してタ
ンクへ戻される。この型式の装置は、戻し型装置と呼ば
れることが多い。この装置に用いられる典型的な燃料圧
力調整器は、可動の壁部を有するハウジングを備えてお
り、この壁部によりハウジングが燃料室と、制御室又は
基準室とに分割されている。基準室の内部は、エンジン
の吸気マニホールドの真空度を基準としているので、燃
料インジェクタを通過する調整圧力は、マニホールドの
真空度の変化には実質的に不感である。
【0003】燃料噴射装置の別の型式のものは、燃料戻
し管を備えておらず、ノンリターン型、不還型、デッド
ヘッド型等の呼称も有している。この種の装置の場合、
燃料圧力は、タンクに組付けられた、とりわけ燃料ポン
プを含むポンプ・モジュールの一部をなす燃料圧力調整
器によりタンクのところで調整される。前述の戻し型に
用いられているような燃料圧力調整器を、ノンリターン
型の装置に用いねばならない場合に、同じように真空の
補償を維持するには、エンジンの吸気マニホールドから
の真空導管を基準室に接続する必要があり、そうするこ
とにより燃料圧力調整器が、その戻し口を介してタンク
へ過剰燃料を流入させることも簡単になる。他方、基準
室がタンクの頭部スペースに露出している場合は、吸気
マニホールドの真空補償は、行なわれないか、もしくは
何らかの他の仕方で行なう必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、ノンリターン型の装置用燃料圧力調整器の改良であ
り、他の目的は、その種の燃料圧力調整器の組立ての改
良である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、戻し型装置内
に用いられる先行燃料圧力調整器のいくつかの特徴が、
ノンリターン型装置内に用いられる場合には、不要なる
という認識にもとづいている。この結果、本発明によれ
ば新規性がある独特な、ノンリターン型燃料圧力調整器
の構成が得られることになった。この構成の調整器は、
戻し型の先行調整器より部品数が少なく、したがって、
先行調整器をタンク内へ単に移動させるより、一層出費
が低減される効果がある。本明細書には、本発明による
燃料圧力調整器のいくつかの実施例が開示される。
【0006】
【実施例】本発明の前述の利点及びその他の利点は、本
発明の、現時点での有利な実施例についての以下の詳説
によって明らかとなろう。添付図面には、本発明を実施
するに当って現時点で最良と思われる態様が示されてい
る。
【0007】図1は、内燃機関を有する自動車の燃料噴
射装置の一部を示した図である。ポンプ・モジュール1
0が燃料タンク12と組合わされて配置され、本発明に
とって重要なポンプ部分は、燃料ポンプ14を有してい
る。この燃料ポンプは概して電気操作式である。燃料ポ
ンプ14は吸込み口16を有し、この吸込み口を介し
て、作動時にはタンク12から燃料を吸込む。加圧燃料
は、ポンプ14の加圧口18を経て、供給管20を通り
エンジンに取付けられた燃料レール22へ圧送される。
燃料レール22は、燃料レールの選定個所で燃料インジ
ェクタへ加圧燃料を供給するトンネルを有している。燃
料インジェクタは、個別に選択的にエンジン管理ECU
(図示せず)によって操作され、適宜な持続時間にわた
り個別に燃料噴射を行ない、順次に個別のエンジン・シ
リンダに燃料を充填する。供給管20の一部をなす管2
6はポンプ・モジュール10に含まれ、管26にはT字
形に受容部28が設けられている。この受容部28には
燃料圧力調整器30が組付けられる。図2には、その詳
細図が示されている。
【0008】受容部28は、開放外端部周囲に延びる円
形フランジ32を備えた円形側壁を有し、底壁36から
少し離れたところには、側壁の内側肩34が設けられて
いる。燃料圧力調整器30は円形ハウジング38を有
し、このハウジングの下端部が受容部28に受容されて
いる。ハウジング38は、外側肩40を有し、この外側
肩40は側壁の内側肩34と相補的であり、この結果、
これらの肩は、燃料圧力調整器が、図示のように受容部
に受容されると、双方の肩の間を密封するOリング・シ
ール42が配置されるスペースを形成することになる。
このシール42は、密封区域44の上方境界を形成す
る。この区域44は、受容部28とハウジング38と
の、シール42よりも下方の部分によって形成されてい
る。この区域44は、また、適当な通路46を介して供
給管20と連通している。ハウジング38は、また、円
形フランジ48を有している。燃料圧力調節器30が、
図示のように受容部28に組付けされるさい、フランジ
32に密着せしめられる。双方のフランジを互いに保持
するには、ブラケット又はその他の公知の保持手段(図
示せず)が用いられ、その保持手段によって、受容部内
に調整器が保持される。
【0009】ハウジング38は2つの絞り加工された金
属製のシェル50,52を有している。これらのシェル
は、フランジ48のところで互いに結合され、ダイアフ
ラム54の外縁部を密封締付けし、これによりハウジン
グ内部が、ダイアフラムとシェル50とにより形成され
る燃料入口室56と、ダイアフラムとシェル52とによ
り形成される燃料出口室58とに分割される。ダイアフ
ラム中央部分には円形の穴が設けられ、この穴内には環
状部材60が配置されている。部材60は、その外周か
ら延びる円形フランジ62を有し、このフランジが、中
央の円形穴を取囲むダイアフラム縁部の一方の側に当て
付けられている。部材60には、環状保持部材64が、
ダイアフラム中央円形穴の縁部の反対側にはめ込まれて
いる。これらの部材により組立体が形成され、この組立
体の部材60の外径部はダイアフラムの円形穴に対し密
封されている。部材60自体は中央円形貫通孔66を有
し、この貫通孔66を介して入口室と出口室56,58
とが連通せしめられる。入口室56側の、部材60の端
部には、突出したシールリップ68が設けられ、貫通孔
66を包囲している。
【0010】入口室56は閉鎖部材70を有しており、
この閉鎖部材70が、シールリップ68と協働して、圧
力調整機能を発揮する。閉鎖部材70は半球形よりも大
きい切頭球形であり、切頭部が円形の平らな面72とな
っている。シールリップ68と円形面74とは互いに向
い合っている。閉鎖部材70は、ばね力を受けたスイベ
ル支承部に受容されている。スイベル支承部は柱状部材
74と小さな圧縮コイルばね76を有している。柱状部
材74の基部、つまり近位端部には肩78が設けられ、
この肩により、柱状部材が直立でき、シェル50の底壁
内の円形穴の縁部に座着でき、円形穴周囲の底壁に密封
結合せしめられることができる。柱状部材74の遠位端
部にはソケットが設けられ、球70は、このソケット内
を、余りゆる過ぎることのない状態で旋回することがで
きる。ソケットのリム80は、球がソケット内に受容さ
れた後、僅かに内方へ曲げられ、これによって球がソケ
ット内に保持される一方、依然として自在の旋回が可能
となる。ソケットに球を配置する前に、ばね76を底部
の小さい盲穴に配置し、球の組付け完了時には、このば
ねが、ソケットの内方へ僅かに曲げられたリム80に対
して球を弾性的に押付ける予圧力を発揮することにな
る。
【0011】出口室58内には大きな圧縮コイルばねが
配置されている。ばね82の一端は、シェル端壁52と
一体に形成されたばね座に座着している。ばね84の他
端は、部材60の外側周囲のフランジ62に座着してい
る。ばね82は、ダイアフラム54と部材60の中央区
域と実質的に同心的であり、部材60を含むダイアフラ
ム54の中央区域に弾性的な予圧を与え、燃料入口室5
6の方向へ中央区域を押圧し、これにより、シールリッ
プ68が円形面72に座着するように、予圧が与えられ
る。
【0012】密封区域44からの燃料を燃料入口室56
へ連通させるために、シェル50の壁部を貫通して1個
以上の燃料入口穴84が設けられている。また、燃料を
出口室58から送出するために、シェル52の壁部を貫
通して1個以上の出口穴86が設けられている。タンク
12のところに配置されたポンプ・モジュール10を介
して、出口穴86は出口室58の内部と燃料タンク内部
との連通路を形成する。
【0013】燃料圧力調整器30の操作を次に説明す
る。ポンプ14は、供給管20と密封区域44との内部
へ加圧燃料を供給する。この加圧燃料はまた、入口穴8
4を介して入口室56へ供給される。入口室56内で
は、加圧燃料が、この入口室に露出しているダイアフラ
ム面に作用する。このためダイアフラム54は出口室5
8の方向へ押圧され、その結果、シールリップ68は、
球70から離間し、燃料を入口室56から貫通孔66を
介して出口室58へ、また、穴86を介してタンク12
へと流出させる。球70からのダイアフラムの離間運動
は、ばね82による力の抵抗を受ける。このばね特性
は、ダイアフラム及び燃料供給と相対的に設定されるこ
とにより、圧力調整機能が達成され、燃料供給圧力が一
定の公称圧力に調整される。燃料供給圧力が上昇傾向に
ある場合、ダイアフラム54は、球70から更に離間
し、双方の室56,58間の流量が制限されなくなり、
過剰の燃料をタンクへ戻すことができる。燃料供給圧が
降下傾向にある場合、ダイアフラム54は球70に接近
し、双方の室56,58間の流量が制限され、タンクへ
戻される過剰燃料が少なくなる。したがって、入口室5
6から出口室58への燃料流は、入口室56内の初期燃
料圧力変動と、ばね82の力との関数として選択的に制
限され、燃料供給圧力は公称圧力に調整される。ダイア
フラムが僅かに上ぞりを生じる程度までは、その結果は
有意とはならない。なぜなら、球70は、自在旋回可能
なため、ポンプ14の操作が停止されれば、貫通孔66
を密閉するからである。
【0014】図3及び図4に示された第2実施例は、第
1実施例に用いられた部材と類似したいくつかの部材を
有しており、これらの部材には、第1実施例の場合と等
しい符号が付されている。2つの実施例の対応部材が類
似していることは、容易に分かるので、詳細な説明は省
略した場合もある。第2実施例の弁部材は完全な球を有
しており、この球が円環状の部材60により保持されて
いる。部材60の形状は、第1実施例の対応部材とは、
いくぶん異なっている。第2の実施例の部材60は環状
で、中央に貫通孔66を有している。弁座68は、部材
60の内側肩の半径方向内縁に設けられている。球70
は、燃料入口室56内の弁座68下方に位置する、部材
60の部分により保持器形式で保持されている。球の保
持は、曲げられた短い複数の指状部90により行なわれ
る。これら指状部90は、貫通孔66を取囲む部材60
の下方リムを取囲んで周方向に間隔をおいて設けられて
いる。これらの指状部90は、また、球70の赤道を超
えて僅かに曲げられており、それによって球の半球より
大きい部分が貫通孔66内に保持されることになる。貫
通孔66の外部に位置する球部分は、隆起部92の内側
凸面に当て付けられる。この隆起部92はシェル50の
端壁中央部を形成している。図3に示されているばね8
2は、部材60とダイアフラム54の中央区域とを下方
へ押下げるので、球70は、隆起部材92に当付けられ
ると同時に弁座68にも密着し、それにより貫通孔66
が閉じられ、燃料が入口室56から出口室58へ流れな
くなる。
【0015】貫通孔66を出口室58と連通させる部材
60の端壁は内側肩94を有し、円錐台形のコイルばね
96の、直径の大きいほうの端部が、この内側肩94に
支えられている。ばね96の直径の小さいほうの端部
は、球70に支えられている。ばね96の力は、ばね8
2の力より小さいので、ばね96は、圧力調整器の使用
中に生じる一定の作動状態のもとで球70が弁座68か
ら離れることが許されないかぎり、球70を弁座68か
ら離間させるようには働かない。
【0016】使用中に、加圧燃料が入口室56に満たさ
れて、2つの室56,58を分割している可動壁に対す
る正味の力を生じさせ、可動壁中央区域を入口室56の
容量を増す方向で上昇させて、出口室58の容積の減少
させると、ばね96は、球70を隆起部92に接触した
状態に維持するように働くので、球は弁座68から離間
する。これにより、過剰燃料は、球70と弁座68との
間隙を通り、入口室56から出口室58へ流入し、穴8
6の1つからタンクへ戻される。図示のような円錐台形
のばね96の使用が有利な理由は、球70との接触個所
が、弁座68と球70との間に生じる間隙から間隔を置
いた内方に位置することにある。圧力が解放されると、
可動壁の中央区域が下降し、弁座68を球70に接近さ
せる。
【0017】図5〜図9の第3実施例の場合、弁部材
は、球70ではなく、扁平なディスク70Aである。デ
ィスク70Aは部材60に掴まれている。部材60の構
成も、第1及び第2の実施例の対応部材60の構成と、
いくぶん異なっている。部材60は、円筒形のそう入ス
リーブ98を有するボディを備え、このスリーブ98
が、出口室58へ通じる貫通穴66の一部を形成してい
る。ディスク70Aの、穴の無い中央区域に向い合った
そう入スリーブ98の端部は、図2の弁座68に似た突
出部として構成された弁座68を形成している。ディス
ク70Aは、弁座68の下方で、フランジ101として
構成された部材60の外縁部により、外周縁部が掴まれ
ているが、部材60に対して僅かな軸方向変位が可能で
ある。部材60のボディの肩とディスク70Aの外周縁
部との間には、波形のばねワッシャ102が配置され、
フランジ101の方向へディスク70Aに対し弾性的な
予圧を与えている。
【0018】図5に示されている閉弁位置では、ばね8
2の優勢なばね力により可動壁部中央区域が押下げら
れ、ディスク70Aの中央区域100の下面が隆起部9
2に対して押付けられ、他方、上面には弁座68が押付
けられる。燃料入口室56に導入された燃料が、図5に
示された位置から可動壁部中央区域を僅かだけ押上げる
のに十分な圧力に達すると、ばねワッシャ102が、隆
起部92に対しディスク70A中央区域100に接触し
たままの状態に維持するように働き、他方、部材60
は、そう入スリーブ66を含めて、ディスク70Aの中
央区域100の上面から離れ、弁座68が離間する。こ
のため、燃料が、ディスクの半径方向中間位置に設けら
れた弓形の3個のスロット104を通り、更に、中央区
域100の上面と弁座68との間隙を通って流れること
ができる。この流れは、出口室58へ流入し、ここから
開口86の1つを通り、タンクへ戻ることができる。入
口室56内の圧力レベルが降下して、過剰燃料をタンク
ヘ戻す必要がなくなると、ばね82が、可動壁部の中央
区域を押下げ、弁座68がディスク70Aの中央区域1
00に密着し、閉弁される。
【0019】以上に開示した実施例は、非回帰システム
に用いられる場合、先行特許4,928,729による
燃料圧力調整器よりも部材数が少ないという利点を有し
ている。以上、現時点で有利な図示の実施例につき説明
したが、本発明の原理は、他の実施例に対しても適用可
能であるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関用の代表的な燃料供給装置の部分略示
図。
【図2】図1の一部、すなわち燃料調整器とその取付け
部とを示した拡大断面図。
【図3】第2実施例を示した、図2同様の拡大断面図。
【図4】図3の実施例の一部を、別の操作位置で示した
拡大部分図。
【図5】第3実施例を示した、図2同様の拡大断面図。
【図6】図5の実施例の一部を示した拡大部分図。
【図7】第3実施例の一部材を示した拡大平面図。
【図8】第3実施例の別の部材を示した拡大平面図。
【図9】図8の部材の立面図。
【符号の説明】
1 ポンプ・モジュール 12 燃料タンク 14 燃料タンク 16 吸込口 18 加圧口 20 供給管 22 燃料レール 28 受容部 30 燃料圧力調整器 32,48 円形フランジ 34 内側肩 36 底壁 38 ハウジング 42 Oリング・シ−ル 44 密封区域 46 通路 50,52 金属製のシェル 54 ダイアフラム 65 燃料入口室 58 燃料出口室 60 環状の部材 62 円形フランジ 64 環状保持部材 66 貫通孔 68 シールリップ 70 閉鎖部材 72 円形面 74 柱状部材 78 肩 80 ソケットのリム 82 ばね 86 穴 92 隆起部 96 円錐台形のコイルばね 98 そう入スリーブ 100 中央区域 101 フランジ 102 波形ばねワッシャ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関を有する自動車の燃料装置であ
    って、液体燃料の供給を維持する燃料タンクと、このタ
    ンクに取付けられ、ポンプ出口から圧力下の燃料を供給
    するポンプと、エンジンに燃料を噴射するために、前記
    ポンプ出口から、エンジンに取付けられた燃料噴射装置
    へ燃料を給送する燃料管部材と、前記燃料噴射装置へポ
    ンプにより送られる燃料の圧力を調整する圧力調整装置
    とを有する形式のものにおいて、 前記燃料圧力調整装置が、可動壁部により燃料入口室と
    燃料出口室とに分割されたハウジングと、前記燃料管部
    材内の燃料を前記燃料入口室へ連通させる手段と、前記
    燃料タンクへ燃料出口室を連通させる手段と、前記燃料
    入口室内の燃料により前記可動壁部に及ぼされる圧力に
    抗して前記可動壁部の中央区域を前記燃料入口室のほう
    へ弾性的に予圧を与えるため、前記燃料出口室内に配置
    された弾性的な予圧ばね部材とを有しており、前記可動
    壁部の前記中央区域には、燃料が前記入口室から前記可
    動壁部を通過して前記出口室へ流れ、そこからタンクへ
    戻るための貫通流路手段と、前記ハウジング内に配置さ
    れた弁装置とが備えられ、この弁装置が前記可動壁部と
    協働することによって、前記可動壁部の中央区域が、こ
    の区域に作用する力の正味総和の関数として、前記ハウ
    ジング内に選択的に位置決めされることにより、前記弁
    装置が前記貫流通路手段を選択的に制限し、それによっ
    て、前記入口室から前記出口室への過剰燃料流が選択的
    に制限され、その結果として、前記燃料噴射装置へ送出
    される燃料の所望圧力が得られることを特徴とする、内
    燃機関を有する自動車用の燃料装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングが完全に前記タンク内に
    配置されていることを特徴とする、請求項1記載の燃料
    装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料管部材内の燃料を前記燃料入口
    室へ連通させる前記手段が、前記燃料管にT字形に設け
    られた受容部を有し、かつまた、前記手段内に前記入口
    室を有する前記ハウジングの一部が配置されていること
    を特徴とする、請求項2記載の燃料装置。
  4. 【請求項4】 前記貫通流路手段が環状部材を有し、こ
    の環状部材が、前記可動壁部の中央区域に、弾性的な前
    記予圧ばね装置の中心軸線と事実上同軸的に取付けられ
    ていることを特徴とする、請求項1記載の燃料装置。
  5. 【請求項5】 前記弁装置が前記環状部材に弁座を有
    し、この弁座が、前記環状部材内の中央貫通孔を取囲
    み、かつまた前記環状部材の表面から突出しており、更
    に、前記弁装置が弁閉鎖部材をも有しており、この弁閉
    鎖部材が前記弁座と協働して、前記貫通流路手段を選択
    的に制限することを特徴とする、請求項4記載の燃料装
    置。
  6. 【請求項6】 前記弁閉鎖部材が、弁座との協働のため
    に弁座に向いた切頭面を備えた切頭球を有することを特
    徴とする、請求項5記載の燃料装置。
  7. 【請求項7】 前記切頭球が柱状部材の一端に自在取付
    けされ、前記柱状部材の他端は前記ハウジングに取付け
    られていることを特徴とする、請求項6記載の燃料装
    置。
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