JP2560062B2 - フロート装置 - Google Patents

フロート装置

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JP2560062B2
JP2560062B2 JP63008837A JP883788A JP2560062B2 JP 2560062 B2 JP2560062 B2 JP 2560062B2 JP 63008837 A JP63008837 A JP 63008837A JP 883788 A JP883788 A JP 883788A JP 2560062 B2 JP2560062 B2 JP 2560062B2
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JP
Japan
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float
inflow valve
fuel
valve
pin
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猛 小林
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Walbro Far East Inc
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Walbro Far East Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内燃機関用気化器などのフロート装置に関す
るものである。
[従来の技術] 第5図に示すように、従来のフロート装置は気化器本
体4の下部にカバー2によりフロート室28が形成され、
この内部に収容されるフロート15が、気化器本体4から
フロート室28へ突出する支持部材8に支軸31により支持
したレバー32に固定支持される。レバー32と一体に二股
状の係合片33が形成され、これに流入弁5の下端部5bに
隣接して設けた小径の首部が係合される。
流入弁5は気化器本体4の燃料入口通路6の端部に設
けた円筒部7に摺動可能に収容され、円筒部7と燃料入
口通路6との間に形成した円錐面に沿つて移動し、流入
弁5の円錐部5aが燃料入口通路6の端部弁座7aに係合す
ると燃料入口通路6が閉じられ、これによりフロート室
28に常に所定レベルの燃料が保留される。
通常の機関の運転では、フロート室28から吸気管へ燃
料が吸引されるにつれて燃料レベルが低くなると、フロ
ート15を支持するレバー32が支軸31を中心として反時計
方向に回動し、流入弁5が燃料入口通路6の端部弁座7a
から離れ、燃料の補給を促す。しかし、長期不使用の場
合などフロート室28の燃料が蒸発して極端に燃料レベル
が低くなると、流入弁5の中心軸線bが円筒部7の中心
軸線aに対し大きく傾く。この場合、燃料が補充される
につれてフロート15のレバー32が支軸31を中心として時
計方向に回動し、流入弁5が押し上げられても円筒部7
に引つ掛り、円錐部5aが燃料入口通路6の端部弁座7aに
円滑に係合せず、フロート室28へ燃料が過剰に送られ、
オーバフローを来たすことがある。
換言すれば、レバー32が流入弁5を押し上げる力の方
向は、円筒部7の中心軸線aとは一致しないから、流入
弁5が円筒部7の内部である程度傾き得るように、つま
り流入弁5の下端側首部が二股状の係合片33に対しある
程度傾き得るように長くなつているので、この係合部分
の摩擦抵抗により流入弁5がロックしてしまい、燃料入
口通路6の端部弁座7aに円滑に係合しなくなる。
このような問題を解消するためには、フロート15のス
トロークすなわちレバー32の支軸31を中心とする回動範
囲を狭くし、流入弁5の円筒部7の内部における傾きを
抑えるよりほかにない。何れにしてもレバー32の回転力
を流入弁5に伝達し、流入弁5の中心軸線bが円筒部7
の中心軸線aと一致するように押し上げるには無理があ
る。また、首部の長さを係合片33の板厚よりも十分長く
することにより、流入弁5がレバー32に対し傾き、流入
弁5の中心軸線bが円筒部7の中心軸線aと一致するよ
うにすると、フロート15の振動に伴つて流入弁5の首部
が摩耗し、流入弁5が一層不安定な運動を起す原因にも
なつていた。
[発明が解決しようとする問題点] そこで、本発明の目的は上述の問題に鑑み、フロート
のレバーに対する流入弁の係合部のガタが少なく、かつ
レバーから常に円筒部の中心軸線方向の力が作用し、流
入弁が弁座と同心的に円滑に係合するフロート装置を提
供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成はフロート
室に臨むフロートを平行四辺形リンクを介して昇降可能
に気化器本体に支持し、平行四辺形リンクの一辺をなす
昇降動作部材に流入弁を支持したものである。
[作用] 流入弁5は支持部材8に対して上下1対のリンク10,1
0aに連結した動作部材16の端部に係合されるから、フロ
ート15の上下移動により、動作部材16は常に流入弁5に
上下方向の力を及ぼし、流入弁5を燃料入口通路6の端
部弁座7aに同心的に押し付けるように作用する。
[発明の実施例] 第1図に示すように、気化器本体4の底部に箱型のカ
バー2が結合されて内部にフロート室28が形成される。
気化器本体4からフロート室28へ垂下する支持部材8に
対し、上下1対のリンク10,10aがピン9,9aにより回動可
能に連結される。リンク10,10aの端部は平行に維持さ
れ、ピン13,13aによりフロート15と連結される。好まし
くは、フロート15は重心14が上下1対のリンク10,10aの
間にあるように支持される。リンク10,10aに上下方向の
動作部材16がピン12,12aにより連結される。動作部材16
の上端部に水平に延びる係合片17が設けられる。係合片
17に流入弁5の下端部5bに隣接する小径の首部5c(第3
図参照)が支持される。好ましくは、首部5cは短く動作
部材16に対して傾かないように、しかし水平に移動し得
るように係合される。流入弁5を収容する円筒部7は燃
料入口通路6の端部からフロート室28の上壁面へ開口さ
れる。
第2図に示すように、円柱形の流入弁5は外周面に複
数の軸方向溝29が削設されるとともに、下端部5bに隣接
して小径の首部5cが形成される。
次に、本発明によるフロート装置の作動について説明
する。第1図においてフロート室28の燃料レベル3が低
下すると、フロート15が下降し、リンク10,10aが支持部
材8のピン9,9aを中心として反時計方向へ回動する。支
持部材8、動作部材16、リンク10,10aは平行四辺形リン
ク機構を構成するので、フロート15の下降に伴つて動作
部材16も傾くことなく下降し、同時に僅かに左方へ平行
移動する。この時、流入弁5も下降し、円錐部5aが弁座
7aから離れる。燃料が燃料入口通路6から円筒部7を経
てフロート室28へ補給される。
こうして燃料レベル3が所定の高さになると、再びフ
ロート15により動作部材16が押し上げられ、流入弁5が
弁座7aへ押し付けられ、燃料の補給が停止される。動作
部材16は常に流入弁5にこの上下(中心軸線)方向の力
を及ぼす。流入弁5は係合片17のスリツト17aに沿つて
僅かながら平行移動し、円錐部5aが弁座7aと同心的に係
合する。このような動作は燃料レベル3が極端に低下し
た場合でも同様である。流入弁5の首部5cは短く、した
がつて係合片17に対する傾きか抑えられるので、非常に
安定した開閉動作をする。
第3図はリンク機構が樹脂成形される実施例を示す分
解斜視図である。支持部材8の下端部は二股状になつて
いて1対の脚片8aを備える。各脚片8aにピン穴19,19aが
設けられる。上側のリンク10はU字形に折れ曲つた板状
のものであつて、互いに平行をなす板面にピン穴22と、
このピン穴22を挟んでピン9とピン13が一体に合成樹脂
から成形される。下側のリンク10aも同様であり、互い
に平行をなす壁面の中央にピン穴22aと、これを挟んで
ピン9aとピン13aが一体に成形される。リンク10の互い
に平行をなす壁面を僅かに押し潰すようにして弾性変形
させ、ピン9が支持部材8のピン穴19に係合される。同
様にしてリンク10aも1対のピン9aを支持部材8のピン
穴19aに係合される。
動作部材16は逆U字形に折り曲げた板状のものであ
り、この両側縁に上下各1対のピン12,12aが一体に樹脂
成形される。動作部材16の上端部の水平な係合片17にス
リツト17aが設けられる。流入弁5の下端部5bに隣接し
て設けた小径の首部5cがスリツト17aに係合され、大径
の下端部5bはスリツト17aからの首部5cの脱落を阻止す
るとともに、首部5cが係合片17に対して殆ど傾くことな
く、しかしスリツト17aに沿つて移動可能に案内する。
上下1対のリンク10,10aの両側壁部を互いに押し開き、
動作部材16のピン12がピン穴22に、ピン12aがピン穴22a
に係合される。上述のように、平行四辺形リンク機構を
合成樹脂により成形すれば、部品数が少く、組立も簡単
である。
各リンク10,10aは、水平断面がU字形をなすフロート
15の内部へ挿入され、ピン13,13aをピン穴23に挿通し
て、フロート15と連結される。
第4図に示す実施例では、フロート15は上側のリンク
10に固定される点で第1図の実施例と異なる。フロート
室28の燃料レベル3の変化に伴つて、フロート15と一体
的にリンク10,10aが回動し、フロート15は燃料レベル3
に対して傾くことになるが、動作部材16は上下に平行移
動し、第1図に示す実施例と同様に流入弁5の開閉動作
を助ける。
[発明の効果] 本発明は上述のように、フロート室に臨むフロートを
平行四辺形リンクを介して昇降可能に気化器本体に支持
し、平行四辺形リンクの一辺をなす昇降動作部材に流入
弁を支持したからフロートの上下移動に伴つて動作部材
は流入弁に常にこの中心軸線方向の力を及ぼすので、流
入弁が弁座に片当りすることなく、円滑に係合される。
係合片と流入弁との連結部の隙間(特に軸方向の隙
間)が少なくガタがないので、動作部材に対する流入弁
の追随性がよく、フロート室の燃料レベル(油面)が安
定するとともに、流入弁の動作部材との係合部の耐久性
が向上される。
フロートが複数のリンクで支えられるので、軸受部の
摩耗が少ない。フロートのストロークを大きくしても、
流入弁が安定に動作するので、燃料入口通路からの燃料
流量を多くすることができる。フロートの重心が上下1
対のリンクの間にあるように設定すれば、気化器本体の
傾斜や旋回動作に対しも、フロート室の燃料レベルが安
定に維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るフロート装置の側面
断面図、第2図は流入弁の首部の底面断面図、第3図は
フロート装置の具体的構成を示す分解斜視図、第4図は
本発明の第2実施例に係るフロート装置の側面断面図、
第5図は従来のフロート装置の側面断面図である。 2:カバー、4:気化器本体、5:流入弁、5c:首部、7a:弁
座、8:支持部材、10,10a:リンク、15:フロート、16:動
作部材、17:係合片、17a:スリツト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロート室に臨むフロートを平行四辺形リ
    ンクを介して昇降可能に気化器本体に支持し、平行四辺
    形リンクの一辺をなす昇降動作部材に流入弁を支持した
    ことを特徴とする気化器のフロート装置。
  2. 【請求項2】前記平行四辺形リンクに、互いに組み合わ
    されるピンとピン穴が一体に樹脂成形される特許請求の
    範囲(1)に記載のフロート装置。
JP63008837A 1988-01-19 1988-01-19 フロート装置 Expired - Lifetime JP2560062B2 (ja)

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JPH01187354A JPH01187354A (ja) 1989-07-26
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