JP2594221Y2 - 旋回制御装置 - Google Patents

旋回制御装置

Info

Publication number
JP2594221Y2
JP2594221Y2 JP1993069398U JP6939893U JP2594221Y2 JP 2594221 Y2 JP2594221 Y2 JP 2594221Y2 JP 1993069398 U JP1993069398 U JP 1993069398U JP 6939893 U JP6939893 U JP 6939893U JP 2594221 Y2 JP2594221 Y2 JP 2594221Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
turning
control valve
pressure
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993069398U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0741002U (ja
Inventor
登 伊藤
紀元 ▲吉▼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP1993069398U priority Critical patent/JP2594221Y2/ja
Publication of JPH0741002U publication Critical patent/JPH0741002U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2594221Y2 publication Critical patent/JP2594221Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばクローラクレ
ーンの旋回動作を制御するために好適に実施することが
できる旋回制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、典型的な先行技術の旋回制御装
置を示す油圧回路図である。クローラクレーンなどの建
設機械の旋回体1は、油圧モータ3によって旋回駆動さ
れ、加速旋回時には、旋回制御手段4内に設けられる旋
回制御弁5のスプールを第1オフセット位置M1または
第2オフセット位置M2の方向にパイロット圧Pia,
Pibの大きさに応じて変位させて、ポンプ6から前記
油圧モータ3へ供給される作動油の供給方向および供給
量を制御し、前記作動油の供給方向に対応する旋回方向
へ旋回体1を加速旋回させている。
【0003】また前記旋回制御弁5のスプールを中立位
置M3に復帰させたときには、ポンプ6からの作動油は
油通路7を介してタンク16へバイパスさせて回収し、
そのためポンプ6は無負荷となる。油圧モータ3の出入
口ポート3a,3bに接続する管路14,15は相互に
連通し、油圧モータ3に連結された旋回体1は慣性によ
り旋回する。旋回体1のフリー旋回時において、油圧モ
ータ3の吸入側管路の油量が不足した場合、油通路8お
よびチェック弁17を介してタンク16から作動油が補
給される。
【0004】このようにしてフリー旋回する旋回体1を
制動するときには、その旋回方向とは逆方向に油圧モー
タ3が旋回する方向に、旋回制御弁5へのパイロット圧
Pia,Pibを作用させてスプールを変位させ、油圧
モータ3の吐出側となっている一方のポートに作動油を
導いて逆向きに加圧し、前記旋回体1の慣性旋回を制動
している。
【0005】このような先行技術では、旋回制御弁5の
スプールを中立位置M3にしても、旋回体1に制動力が
作用しないため、旋回体1を徐々に減速させることがで
きず、旋回体1の旋回動作を微調整することができない
という問題がある。また旋回制御弁5が中立のときで
も、風などの外力によって旋回体1が流されて、不所望
に変位してしまうという問題がある。
【0006】このような問題を解決するために他の先行
技術では、図4に示されるように、油圧モータ3と旋回
制御弁5との間にリリーフ弁9,10を設け、旋回制御
弁5を中立にして切換弁11を切換えると、パイロット
弁13の設定圧力に応じた制動圧が油圧モータ3に作用
するようにしているが、この制動力を作用させる必要が
ないフリー旋回時に各リリーフ弁9,10の設定圧力を
下げても、圧力損失が大きいために、完全なフリー旋回
を行うことができないという問題がある。
【0007】これらの図3および図4に示される先行技
術に類似の他の先行技術は、たとえば特公平2−480
1(特開昭55−145802)に示されているけれど
も、この先行技術においても、上述の図4に示される先
行技術と同様に、フリー旋回時の圧力損失によって完全
なフリー旋回を行うことができないという問題を有する
とともに、中間圧力設定用として旋回制御弁と油圧モー
タとの間に並列に設けられる2つのリリーフ弁、これら
のリリーフ弁の各設定圧力を切換えるための2つのパイ
ロット弁、各パイロット弁のいずれかを選択するための
切換弁、および背圧設定用の制御弁などが設けられてお
り、構成が複雑であるという問題を有する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、簡単な構成で、選択的に旋回体の旋回動作を解放
/拘束し、高精度で旋回動作を制御することができる操
作性の向上された旋回制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、圧力源と、2
つのポートを有し、これらの2つのポートのうちいずれ
か一方のポートに前記圧力源から作動流体が供給される
ことによって、旋回体を正方向に旋回させ、かつ前記2
つのポートのうちいずれか他方のポートに前記圧力源か
ら作動流体が供給されることによって、前記旋回体を逆
方向に旋回させる流体圧モータと、前記圧力源から供給
される作動流体の供給方向および流量をパイロット圧に
よって変化させて、流体圧モータの旋回動作を加速、制
動および中立の3つの態様に切換え、中立状態では流体
圧モータの両ポートを連通させて慣性による旋回を可能
とする旋回制御弁とを備える旋回制御装置において、前
記旋回制御弁と流体圧モータとの間に、両側のパイロッ
ト管路から供給されるパイロット圧力によって駆動され
る旋回ロック弁を設け、この旋回ロック弁を、(a)非
作動位置では流体圧モータの両ポートが閉塞され、かつ
(b)作動位置では、(b1)両側のパイロット管路に
前記旋回制御弁に供給されるパイロット圧を導いて前記
旋回制御弁に連動させる第1作動状態、および(b2)
片側のパイロット管路に一定のパイロット圧を導いて前
記旋回制御弁に供給されるパイロット圧によらずに旋回
制御弁と流体圧モータの両ポートとが連通する位置に固
定させる第2作動状態のいずれかを選択する手段を設け
ることを特徴とする旋回制御装置である。
【0010】
【作用】本考案に従えば、圧力源から吐出される作動流
体は、旋回制御弁および旋回ロック弁を経て流体圧モー
タに供給され、この流体圧モータへの作動流体の供給方
向および流量に応じて旋回体が正方向または逆方向に旋
回駆動される。前記旋回ロック弁は、非作動位置では流
体圧モータの両ポートを閉塞し、作動位置では旋回制御
弁に連通して、選択手段によって両側のパイロット管路
に前記旋回制御弁に供給されるパイロット圧を導いて前
記旋回制御弁に連動する第1作動状態、および片側のパ
イロット管路に一定のパイロット圧を導いて前記旋回制
御弁に供給されるパイロット圧によらずに旋回制御弁と
流体圧モータの両ポートとが連通する位置に前記旋回ロ
ック弁を固定する第2作動状態のいずれかを選択するこ
とができる。第1作動状態では、旋回制御弁に旋回ロッ
ク弁が連動するため、流体圧モータへの作動流体の流量
が旋回制御弁および旋回ロック弁の両者によって制御さ
れ、旋回体の慣性などによる流量を超える旋回動作が常
に拘束を受けた状態に保たれる。また第2作動状態で
は、旋回ロック弁によって旋回制御弁および流体圧モー
タの両ポート間が連通した状態に保たれるので、流体圧
モータへの作動流体の流量は旋回制御弁だけによって制
御され、旋回体はその旋回動作が拘束されない状態で、
前記旋回制御弁によって制御される作動流体の流量およ
びその方向に応じて制御される。このようにして旋回ロ
ック弁を非作動位置および作動位置のいずれかに切換え
て、旋回体をフリー旋回させるかロックさせるかを選択
することができるとともに、作動状態において旋回ロッ
ク弁を第1作動状態および第2作動状態のいずれかに切
換えることができ、これによって旋回体をフリー旋回さ
せるかロックさせるかを選択することが可能となり、さ
らにフリー旋回時においてはフリー状態で旋回制御弁に
よる作動流体の流量および供給方向に応じた旋回体の旋
回動作の制御と、フリー旋回が拘束された状態において
旋回制御弁による作動流体の流量および供給方向に応じ
た旋回動作の制御とが可能となり、操作者の希望する旋
回体の旋回動作を高精度で実現することが可能となる。
【0011】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の旋回制御装置を
示す油圧回路図である。タンク20内の作動油は圧力源
であるポンプ21によって汲み上げられ、吐出管路23
から分岐して油圧モータ24の2つのポート25,26
に接続される2本の主管路27,28に導かれる。これ
らの主管路27,28には、旋回制御弁29および旋回
ロック弁30が介在される。各主管路27,28の旋回
ロック弁30と油圧モータ24との間には戻り管路3
1,33が接続され、各戻り管路31,33にはリリー
フ弁34,35と逆止弁36,37とが介在され、主管
路27,28内の圧力を設定圧力以下に保つように構成
される。
【0012】前記旋回制御弁29は、スライドスプール
方式のオープンセンタ形7ポート3位置切換弁であっ
て、パイロット管路38,39を介するパイロット圧P
ia,Pibによって第1および第2オフセット位置M
1,M2ならびに中立位置M3間にわたって過渡的に切
換えられる。旋回制御弁29は、中立位置M3において
主管路27と28とを連通する。
【0013】また前記旋回ロック弁30は、スライドス
プール方式のクローズドセンタ形4ポート3位置切換弁
であって、前記パイロット管路38,39にそれぞれ接
続されたパイロット管路40,41を介するパイロット
圧Pia,Pibによって、第1および第2オフセット
位置M1a,M2aならびに非作動位置M3a間にわた
って過渡的に切換えられる。
【0014】各パイロット管路40,41には、3ポー
ト2位置電磁切換弁43,44がそれぞれ接続され、一
方の電磁切換弁43には一定のパイロット圧Pi0がパ
イロット管路45を介して導かれる。電磁切換弁43が
励磁されて第1オフセット位置A1から第2オフセット
位置A2へ切換えられると、旋回ロック弁30のパイロ
ット室30aには、パイロット管路51を介してパイロ
ット圧Piaが導かれるとともに、旋回制御弁29のパ
イロット室29aには、パイロット管路38を介してパ
イロット圧Piaが導かれる。
【0015】また電磁切換弁43が非励磁状態となって
第2オフセット位置A2から第1オフセット位置A1へ
復帰すると、旋回ロック弁30のパイロット室30aに
はパイロット管路51を介してパイロット圧Pi0が導
かれるとともに、旋回制御弁29のパイロット室29a
にはパイロット管路38を介してパイロット圧Piaが
導かれる。
【0016】次に、もう一方の電磁切換弁44について
みると、電磁切換弁44が励磁されて第1オフセット位
置B1から第2オフセット位置B2へ切換えられると、
旋回ロック弁30のパイロット室30bにはパイロット
管路41を介してパイロット圧Pibが導かれるととも
に、旋回制御弁29のパイロット室29bには、パイロ
ット管路39を介してパイロット圧Pibが導かれる。
【0017】また電磁切換弁44が非励磁状態となって
第2オフセット位置B1から第1オフセット位置B2へ
復帰すると、旋回ロック弁30のパイロット室30b
は、パイロット管路47およびドレン管路50への連通
によって圧力が解放されるとともに、旋回制御弁29の
パイロット室29bには、パイロット管路39を介して
パイロット圧Pibが導かれる。なお、吐出管路23の
分岐管路には、吐出側回路の最高圧力を規制するための
リリーフ弁54が設けられている。
【0018】上述のパイロット圧Pia,Pibは、次
に述べるパイロット弁55によって制御され、その構成
について以下に説明する。
【0019】図2はパイロット弁55の油圧回路図であ
る。パイロット弁55は、支軸56に角変位自在に設け
られる操作レバー57と、2つの減圧弁58,59とを
有し、パイロット圧源となるポンプ60からの圧油の圧
力を、操作レバー57の矢符C1,C2方向への角変位
量に応じて過渡的に変化させて出力し、前述の各パイロ
ット圧Pia,Pibを調整することができるように構
成されている。
【0020】次に、以上のような構成を有する旋回制御
装置の動作について表1を参照しながら説明する。ま
ず、旋回体46の旋回動作は、風や慣性によって回転自
在な旋回フリー状態と、操作レバー57の操作に応じて
旋回動作が拘束される旋回拘束状態とに、操作者の操作
によって選択的に切換えられる。すなわち旋回フリー状
態を選択したときには、各電磁切換弁43,44の各電
磁ソレノイドが非励磁状態となって第1オフセット位置
A1,B1にあり、また旋回拘束状態を選択したときに
は、励磁状態となって第2オフセット位置A2,B2に
切換えられる。これらの旋回フリー状態(a)と旋回拘
束状態(b)とにおいて、操作レバー57が、中立位置
にあるとき(a1),(b1)、矢符C1方向へ操作さ
れたとき(a2),(b2)、および矢符C2方向へ操
作されたとき(a3),(b3)について説明する。
【0021】
【表1】
【0022】図1および図2をも参照して、旋回フリー
選択(a)とき、すなわち電磁切換弁43,44は第1
オフセット位置A1,B1にあって、旋回ロック弁30
の一方のパイロット室30aに一定のパイロット圧Pi
0が与えられ、他方のパイロット室30bは戻り管路3
1に連通し、旋回ロック弁30は第2オフセット位置M
2aにセットされている状態で、操作レバー57が中立
(a1)であるときには、パイロット圧Pia,Pib
は略零であることから、旋回制御弁29は中立位置M3
にセットされる。したがって、油圧モータ24の2つの
ポート25,26は、主管路27,28、旋回ロック弁
30および旋回制御弁29を介して連通し、旋回体46
が左右いずれの方向へも回転可能な旋回フリー状態に保
たれる。
【0023】このように旋回ロック弁30が第2オフセ
ット位置M2aにセットされた状態において、操作者が
操作レバー57を矢符C1方向へ操作すると(a2)、
パイロット圧Pibがしだいに高くなり、その操作量
(=矢符C1方向への角変位量)に応じて旋回制御弁2
9は中立位置M3から第1オフセット位置M1側へ切換
えられる。ポンプ21から吐出管路23へ吐出された作
動油は、旋回制御弁29、第2オフセット位置M2aに
ある旋回ロック弁30および、主管路28を介して、油
圧モータ24の一方のポート26へ導かれ、他方のポー
ト25から作動油が吐出されて、旋回体46が矢符D1
方向へ旋回する。また操作レバー57を矢符C2方向へ
操作すると(a3)、パイロット圧Piaがしだいに高
くなり、操作量(=矢符C2方向への角変位量)に応じ
て旋回制御弁29は中立位置M3から第2オフセット位
置M2側へ切換えられる。ポンプ21から吐出管路23
へ吐出された作動油は、旋回制御弁29、第2オフセッ
ト位置M2aにある旋回ロック弁30および主管路27
を介して油圧モータ24の他方のポート25へ導かれ、
一方のポート26から作動油が吐出されて、旋回体46
が矢符D2方向へ旋回する。このような旋回体46の矢
符D1,D2方向への旋回動作は、操作レバー57が中
立位置へ戻されても制動力は働かず、慣性によって旋回
を続ける。
【0024】次に、旋回拘束状態(b)すなわち電磁切
換弁43,44が第1オフセット位置A1,B1から第
2オフセット位置A2,B2に切換えられた状態におい
て操作レバー57が中立(b1)であるときには、各パ
イロット圧Pia,Pibは旋回制御弁29および旋回
ロック弁30の各パイロット室29a,29b;30
a,30bに均一に導かれ、したがって旋回制御弁29
は中立位置M3に配置され、旋回ロック弁30は非作動
位置M3aに配置される。このとき、ポンプ21から吐
出管路23に吐出された作動油は、戻り管路31および
ドレン管路48を介してタンク49内に回収される。ま
た油圧モータ24の各ポート25,26は、各主管路2
7,28が旋回ロック弁30によって閉塞されているた
め、作動油の流れが各リリーフ弁34,35に設定され
た最大圧力以上にならないかぎり拘束され、これによっ
て慣性または風などの外力によって矢符D1またはD2
方向に旋回しようとする旋回体4は制動され、また静止
している場合はロックされる。
【0025】また、旋回拘束状態(b)において操作レ
バー57を中立位置から矢符C1方向へ操作すると(b
2)、パイロット圧Pibがしだいに高くなり、その操
作量に応じて旋回制御弁29および旋回ロック弁30は
中立位置M3および非作動位置M3aから第1オフセッ
ト位置M1,M1a側へ切換えられる。ポンプ21から
吐出管路23へ吐出された作動油は、主管路28から第
1オフセット位置M1aに過渡的に移動している旋回ロ
ック弁30の流路を介して一方のポート26へ導かれ、
他方のポート25から吐出された作動油は、主管路27
から前記旋回ロック弁30および旋回制御弁29の各流
路を介して戻り管路31およびドレン管路48へ導か
れ、タンク49へ回収される。このとき、前記旋回ロッ
ク弁30は過渡的に変位するため、その流路断面積はパ
イロット圧Pibの大きさに応じて変化し、各主管路2
7,28を流れる作動油の流量はそれぞれ制限される。
したがって、この制限された流量を超える方向に旋回体
46が風または慣性によってたとえば矢符D1方向に旋
回しようとしても、一方のポート26側では圧力が低く
なりかつ他方のポート25では圧力が高くなって、制動
力が生じる。同様に、操作レバー57を矢符C2方向に
操作したとき(b3)にも、旋回体46が操作者の意図
した旋回速度を超えて旋回しようとすると、制動力を生
じさせて、不所望な旋回動作をなくし、旋回動作を高精
度で制御することができる。
【0026】
【0027】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、旋回ロッ
ク弁が作動位置および非作動位置にいずれかに切換える
ことができるとともに、前記作動位置においては第1作
動状態および第2作動状態のいずれかに切換えることが
できるので、旋回体を非作動位置ではロック状態とし、
作動位置のうち第1作動状態では旋回制御弁に連動して
旋回ロック弁と旋回制御弁とによって旋回体への作動流
体の流量を制御して拘束状態で旋回動作させることがで
き、また第2作動状態では旋回制御弁だけによって作動
流体の流量および供給方向を制御して、フリー旋回状態
で旋回体を旋回動作させることができる。このようにし
て旋回体を、旋回ロック弁が非作動位置ではロックし、
作動位置では拘束旋回およびフリー旋回させることがで
き、このようにして操作者の意図する旋回状態で旋回体
の旋回動作を選択的に切換えて高精度で制御することが
できる。しかも前記先行技術に比べて完全なフリー旋回
を行うことができるとともに、旋回制御弁と流体圧モー
タとの間に並列に設けられる2つのリリーフ弁、これら
のリリーフ弁の各設定圧力を切換えるための2つのパイ
ロット弁、各パイロット弁のいずれかを選択するための
切換弁、および排圧設定用の制御弁などを設ける必要が
なく、構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の旋回制御装置を示す油圧回
路図である。
【図2】パイロット弁55の油圧回路図である。
【図3】典型的な先行技術の油圧回路図である。
【図4】他の先行技術の油圧回路図である。
【符号の説明】
21 ポンプ 23 吐出管路 24 油圧モータ 25,26 ポート 27,28 主管路 29 旋回制御弁 30 旋回ロック弁 31,33 戻り管路 34,35 リリーフ弁 43,44 電磁切換弁 46 旋回体 55 パイロット弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−47430(JP,A) 特開 平2−243834(JP,A) 特開 昭59−65601(JP,A) 特開 平1−156300(JP,A) 実開 昭61−112068(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 11/00 E02F 9/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力源と、 2つのポートを有し、これらの2つのポートのうちいず
    れか一方のポートに前記圧力源から作動流体が供給され
    ることによって、旋回体を正方向に旋回させ、かつ前記
    2つのポートのうちいずれか他方のポートに前記圧力源
    から作動流体が供給されることによって、前記旋回体を
    逆方向に旋回させる流体圧モータと、 前記圧力源から供給される作動流体の供給方向および流
    量をパイロット圧によって変化させて、流体圧モータの
    旋回動作を加速、制動および中立の3つの態様に切換
    え、中立状態では流体圧モータの両ポートを連通させて
    慣性による旋回を可能とする旋回制御弁とを備える旋回
    制御装置において、 前記旋回制御弁と流体圧モータとの間に、両側のパイロ
    ット管路から供給されるパイロット圧力によって駆動さ
    れる旋回ロック弁を設け、 この旋回ロック弁を、(a)非作動位置では流体圧モー
    タの両ポートが閉塞され、かつ(b)作動位置では、
    (b1)両側のパイロット管路に前記旋回制御弁に供給
    されるパイロット圧を導いて前記旋回制御弁に連動させ
    る第1作動状態、および(b2)片側のパイロット管路
    に一定のパイロット圧を導いて前記旋回制御弁に供給さ
    れるパイロット圧によらずに旋回制御弁と流体圧モータ
    の両ポートとが連通する位置に固定させる第2作動状態
    のいずれかを選択する手段を設けることを特徴とする旋
    回制御装置。
JP1993069398U 1993-12-24 1993-12-24 旋回制御装置 Expired - Fee Related JP2594221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993069398U JP2594221Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 旋回制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993069398U JP2594221Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 旋回制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0741002U JPH0741002U (ja) 1995-07-21
JP2594221Y2 true JP2594221Y2 (ja) 1999-04-26

Family

ID=13401466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993069398U Expired - Fee Related JP2594221Y2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 旋回制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2594221Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3884178B2 (ja) 1998-11-27 2007-02-21 日立建機株式会社 旋回制御装置
JP6717880B2 (ja) * 2018-06-04 2020-07-08 株式会社神戸製鋼所 旋回式作業機械の旋回駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0741002U (ja) 1995-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3884178B2 (ja) 旋回制御装置
KR101155717B1 (ko) 굴삭기의 붐-선회 복합동작 유압제어장치
JP3414945B2 (ja) 建設機械の制御回路
JP2000145711A (ja) 旋回系油圧装置の制御方法及び制御装置
JP2594221Y2 (ja) 旋回制御装置
WO2019093070A1 (ja) 旋回式作業機械
JP2002265187A (ja) 旋回制御装置
JP3989648B2 (ja) 旋回制御装置
JPH08200305A (ja) 慣性体駆動油圧回路
JPH10152866A (ja) 流体圧回路
JP2697473B2 (ja) 建設機械の合流装置
JP2746906B2 (ja) 油圧モータのブレーキ回路
JP3129825B2 (ja) 建設機械の油圧回路
JP2006258237A (ja) 液圧モータユニット
JPH116174A (ja) 建設車両のアクチュエータ作動回路
JPH09165791A (ja) 作業機械の油圧回路
JPH026241Y2 (ja)
JP2538955Y2 (ja) 油圧モータ駆動制御用比例制御バルブ
JP3218299B2 (ja) 建設機械の走行速度制御回路
JPS634132A (ja) 旋回用油圧モ−タのブレ−キ回路装置
JP2001328795A (ja) クレーンの旋回制御装置
JP2749317B2 (ja) 油圧駆動装置
JPH11139276A (ja) 作業車両の駐車ブレーキ制御装置
JP2003232305A (ja) 流体圧回路
JP3781909B2 (ja) 油圧ショベルの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees