JPH026241Y2 - - Google Patents

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JPH026241Y2
JPH026241Y2 JP2643779U JP2643779U JPH026241Y2 JP H026241 Y2 JPH026241 Y2 JP H026241Y2 JP 2643779 U JP2643779 U JP 2643779U JP 2643779 U JP2643779 U JP 2643779U JP H026241 Y2 JPH026241 Y2 JP H026241Y2
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JP
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oil passage
valve
pressure
oil
swing
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JP2643779U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、クレーンの旋回制御装置に関する
ものである。
(従来の技術) クレーンの各種作業に対処するためにクレーン
の旋回油圧モータは、旋回油圧モータの旋回方向
を制御する方向切換弁が作動位置から中立位置へ
と切換られたとき、直ちにその旋回駆動を停止す
る停止と、減速回転した後停止する停止の両方が
出来ることが望まれていた。
しかしながら、従前公知のものは、第1図に示
したように、旋回油圧モータが減速回転した後停
止する停止機能と、直ちに旋回動を停止すること
が出来ず僅かではあるが旋回した後停止する機能
を備えたものであつた。
次に前記した旋回制御装置を第1図について詳
細に述べる。
このものは、オープンセンタ型の方向切換弁1
とクレーン旋回駆動用の油圧モータ2の間の第1
油路3と第2油路4に夫々第1、第2カウンタバ
ランス弁5,6を設けると共に、第1カウンタバ
ランス弁5と旋回油圧モータ2の間の第1油路3
から第2カウンタバランス弁6と旋回油圧モータ
2の間の第2油路4へ至るバイパス油路7と、第
2カウンタバランス弁6と旋回油圧モータ2の間
の第2油路4から第1カウンタバランス弁5と旋
回油圧モータ2の間の第1油路3へ至るバイパス
油路8を夫々設け、当該バイパス油路7,8へ
夫々外部パイロツト圧によつてリリーフ設定圧を
可変可能な第1、第2リリーフ弁9,10を配設
し、これら第1、第2リリーフ弁9,10のリリ
ーフ設定圧を後述する切換弁11,12によつて
切換るものである。すなわちこの第1リリーフ弁
9への外部パイロツト圧を、切換弁11が()
位置に位置するときには、カウンタバランス弁5
の前段の第1油路3から取り出し、切換弁11が
()位置に位置するときには、カウンタバラン
ス弁5の後段の第1油路3から取り出すように
し、前記第2リリーフ弁10への外部パイロツト
圧を、切換弁12が()位置に位置するときに
は、カウンタバランス弁6の前段の第2油路4か
ら取り出し、切換弁12が()位置に位置する
ときには、カウンタバランス弁6の後段の第2油
路4から取り出すようにして第1、第2リリーフ
弁9,10のリリーフ設定圧を変えるよう構成し
たものである。
このものは、例えば方向切換弁1を作動位置A
にして旋回モータ2を旋回駆動しているときに、
前記方向切換弁1を中立位置にすると、切換弁1
1の作動位置が作動位置,のいずれであるか
によつて次の2様の停止の仕方をするものであつ
た。
(1) 切換弁11を作動位置に位置させたとき。
このときは第1リリーフ弁9への外部パイロツ
ト圧は、カウンタバランス弁5の前段が方向切換
弁1を介してタンク13に連通しているためタン
ク圧となり、第1リリーフ弁9はそのリリーフ設
定圧が低圧となる。このため旋回油圧モータ2が
慣性回転するクレーン旋回体から受ける回転力に
よつて旋回油圧モータ2とカウンタバランス弁5
間の第1油路3に発生する油圧力により第1リリ
ーフ弁9が開弁し、第1油路3内の高圧油を第2
油路4へ解放する。これにより旋回油圧モータ2
は減速回転した後停止する。
(2) 切換弁11を作動位置に位置させたとき。
このときは、第1リリーフ弁9への外部パイロ
ツト圧は、旋回油圧モータ2が慣性回転するクレ
ーン旋回体から受ける回転力によつて旋回油圧モ
ータ2とカウンタバランス弁5間の第1油路3に
発生する油圧力と同圧となつており、第1リリー
フ弁9のリリーフ設定圧は高圧となつている。
一方、カウンタバランス弁5は、パイロツト油
路の排油抵抗のため方向切換弁1がその作動位置
Aから中立位置へ切換られたとき直ちに閉弁する
ものではなく、少し遅れて閉弁する。このカウン
タバランス弁5が閉弁するまでに時間を要する所
謂応答遅れがあるため、第1油路3に発生した高
圧油は、カウンタバランス弁5、方向切換弁1を
経てタンク13へと流出可能であり、旋回油圧モ
ータ2は直ちに旋回動を停止することが出来ず僅
かではあるが旋回した後に停止するものであつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) このように、旋回油圧モータ2が直ちに旋回動
を停止することが出来ず僅かではあるが慣性旋回
した後に停止することは、ボルト穴の位置合せ等
微動旋回を要する作業時に吊荷がオペレータの意
に反して過旋回して、位置合せに時間がかかつた
り、吊荷が構造物に激突し破損するという問題が
あつた。
そこで本考案は、応答遅れのあるカウンタバラ
ンス弁を用いずに、旋回油圧モータの旋回方向を
制御する方向切換弁が作動位置から中立位置へと
切換られたとき、旋回油圧モータが、直ちにその
旋回動を停止する停止と、減速回転した後に停止
する停止の両方が出来る新規なクレーンの旋回制
御装置を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本考案は、従来技術の持つ問題点を解決するた
め次の如く構成する。すなわち、中立位置操作時
ポンプからの吐出油をタンクへ解放すると共にア
クチユエータポートをブロツクした方向切換弁の
アクチユエータポートとクレーン旋回駆動用の油
圧モータ間に第1油路と第2油路を夫々配設する
と共に、第1油路から第2油路へ、第2油路から
第1油路へ連通するバイパス油路を設け、当該バ
イパス油路に外部パイロツト圧によつてリリーフ
設定圧の可変可能なリリーフ弁を配設し、このリ
リーフ弁への外部パイロツト圧を、前記第1油路
と第2油路のうちのいずれか高圧発生側あるい
は、前記方向切換弁の前段から選択弁を介して選
択的に取り出すように構成する。
(作用) この構成により、方向切換弁の中立位置への操
作により、方向切換弁が直接アクチユエータポー
トをブロツクするようにしたので、閉弁作動に応
答遅れがなく方向切換弁の中立位置への操作と同
時に第1油路あるいは第2油路に発生した高圧油
をタンクへ環流させることを阻止できる。このた
め、リリーフ弁の外部パイロツト圧を第1油路あ
るいは第2油路のうちいずれか高圧側を選択する
ように選択弁を選択した場合、リリーフ弁の外部
パイロツト圧は第1油路あるいは第2油路の高圧
側の圧力が作用し、リリーフ弁の設定圧を高圧力
に設定することができ、これにより旋回油圧モー
タを慣性旋回せずに直ちに旋回動を停止させるこ
とができる。
また、リリーフ弁の外部パイロツト圧を中立位
置に操作した時ポンプからの吐出油をタンクへ解
放するようにした方向切換弁の前段から取り出す
ように選択弁を選択した場合、方向切換弁を中立
位置に操作すればポンプからの吐出油はタンクへ
解放されリリーフ弁の外部パイロツト圧はタンク
圧となりリリーフ弁の設定圧力は低圧力に設定さ
れる。これにより旋回油圧モータは減速旋回した
後に旋回停止させることができる。
(実施例) 次に本考案を第2図に基づいて説明する。第2
図において、20は、方向切換弁であり、中立位
置でポンプ21からの吐出油をタンク22へ解放
すると共にアクチユエータポート23、アクチユ
エータポート24がブロツクされ、左右2位置の
作動位置C,Dのうち作動位置Cにあるときに
は、ポンプ21からの吐出油をアクチユエータポ
ート23、第1油路25を介して旋回油圧モータ
26へ供給し、旋回油圧モータ26を経過して、
第2油路27、アクチユエータポート24を経て
タンク22へ環流させる。また作動位置Dにある
ときには、ポンプ21からの吐出油をアクチユエ
ータポート24、第2油路27を介して旋回油圧
モータ26へ供給し、旋回油圧モータ26を経過
して第1油路25、アクチユエータポート23を
経てタンク22へ環流させる。28,29は、
夫々前記第1油路25と第2油路27を接続した
バイパス油路であり、バイパス油路28とバイパ
ス油路29間はバイパス油路30で接続してい
る。31,32は夫々逆止弁であり、これら逆止
弁31,32で第1油路25、第2油路27から
の高圧油をバイパス油路30側へと供給するよう
にしている。また、33,34は、バイパス油路
29に配設した逆止弁であり、これら逆止弁3
3,34でバイパス油路30からの油を第1油路
25あるいは第2油路27へ排出するようにして
いる。35は、バイパス油路30に配設した外部
パイロツト圧によつてリリーフ設定圧の可変可能
なリリーフ弁である。36は、選択弁であり、作
動位置に位置するときには、前記方向切換弁2
0の前段に接続されたパイロツト油路37をパイ
ロツト油路38へ接続して、前記リリーフ弁35
に前記方向切換弁20の前段の油圧力を外部パイ
ロツト圧として作用させるようになつている。ま
た選択弁36が作動位置に位置するときには、
前記リリーフ弁35の前段のバイパス油路30に
接続したパイロツト油路39をパイロツト油路3
8へ接続して、前記リリーフ弁35にリリーフ弁
35の前段の油圧力(この油圧力は、第1油路2
5、第2油路27のうちのいずれか高圧側の油圧
力に相当)を外部パイロツト圧として作用させる
ようになつている。
次にこのものの作用を説明する。
(1) 選択弁36が作動位置にあつて方向切換弁
20を例えば作動位置Cから中立位置へ復帰さ
せた場合。
この場合には、リリーフ弁35の外部パイロツ
ト圧は方向切換弁20を介してタンク22へ解放
されているためタンク圧力に相当し、リリーフ弁
35のリリーフ設定圧は低圧となつている。この
時アクチユエータポート24はブロツクされてお
り、慣性旋回するクレーン旋回体からの回転力に
より第2油路27に油圧力が発生し、この油圧力
が逆止弁32を経て低圧設定されたリリーフ弁3
5に作用してリリーフ弁35を開き、第2油路2
7の油が、バイパス油路30、逆止弁33を経て
第1油路25へ流入可能となり旋回油圧モータ2
6は減速回転しながら停止する。
(2) 選択弁36が作動位置にあつて方向切換弁
20を例えば作動位置Cから中立位置へ復帰さ
せた場合。
この場合には、リリーフ弁35の外部パイロツ
ト圧は、慣性旋回するクレーン旋回体からの回転
力により第2油路27に発生する油圧力に相当す
る圧力となつており、リリーフ弁35のリリーフ
設定圧は高圧となつている。この時、方向切換弁
20のアクチユエータポート24は、ブロツクさ
れており第2油路27に発生した高圧油は解放さ
れず、旋回油圧モータ26は慣性旋回せず直ちに
停止する。
尚、以上の実施例においては、逆止弁31,3
2,33,34、はリリーフ弁35を1個使用し
て第1油路から第2油路、第2油路から第1油路
へと油を流すためのものであつたが、リリーフ弁
35を2個使用するときには、第1油路と第2油
路を接続する2つのバイパス油路を設けてこのバ
イパス油路に夫々リリーフ弁35を設ければよく
前記逆止弁は不要に出来る。
(考案の効果) このように構成した本考案のクレーンの旋回制
御装置は、旋回モータの旋回方向を制御する方向
切換弁を作動位置から中立位置へ切換えたときに
旋回油圧モータを直ちに停止させることが出来る
と共に、減速しつつ円滑に停止させることもでき
るので、実用上の効果大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクレーンの旋回制御装置の説明
図、第2図は本考案の1実施例を示すクレーンの
旋回制御装置の説明図である。 21;ポンプ、22;タンク、20;方向切換
弁、26;旋回油圧モータ、25;第1油路、2
7;第2油路、28,29,30;バイパス油
路、35;リリーフ弁、36;選択弁、23;ア
クチユエータポート、24;アクチユエータポー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中立位置操作時ポンプからの吐出油をタンクへ
    解放すると共にアクチユエータポートをブロツク
    した方向切換弁のアクチユエータポートとクレー
    ン旋回駆動用の油圧モータ間に第1油路と第2油
    路を夫々配設すると共に、第1油路から第2油路
    へ、第2油路から第1油路へ連通するバイパス油
    路を設け、当該バイパス油路に外部パイロツト圧
    によつてリリーフ設定圧の可変可能なリリーフ弁
    を配設し、このリリーフ弁への外部パイロツト圧
    を、前記第1油路と第2油路のうちのいずれか高
    圧発生側あるいは、前記方向切換弁の前段から選
    択弁を介して選択的に取り出すように構成したこ
    とを特徴とするクレーンの旋回制御装置。
JP2643779U 1979-03-01 1979-03-01 Expired JPH026241Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2643779U JPH026241Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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JP2643779U JPH026241Y2 (ja) 1979-03-01 1979-03-01

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JPS55126002U JPS55126002U (ja) 1980-09-06
JPH026241Y2 true JPH026241Y2 (ja) 1990-02-15

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JPS55126002U (ja) 1980-09-06

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