JP3414945B2 - 建設機械の制御回路 - Google Patents

建設機械の制御回路

Info

Publication number
JP3414945B2
JP3414945B2 JP25239796A JP25239796A JP3414945B2 JP 3414945 B2 JP3414945 B2 JP 3414945B2 JP 25239796 A JP25239796 A JP 25239796A JP 25239796 A JP25239796 A JP 25239796A JP 3414945 B2 JP3414945 B2 JP 3414945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
valve
turning
traveling
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25239796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1077661A (ja
Inventor
浩 田路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd, Kobe Steel Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP25239796A priority Critical patent/JP3414945B2/ja
Publication of JPH1077661A publication Critical patent/JPH1077661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414945B2 publication Critical patent/JP3414945B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として上部旋回
式建設機械,作業車両などの制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、特公平1−28174号公報に
記載されている油圧回路図である。この図8に示す油圧
回路においては、左右走行切換弁14,18を操作した
状態で旋回切換弁16を操作すると、連通弁23が開と
なるので、油圧ポンプ12の圧油の一部が旋回モータ8
に供給されて、油圧ポンプ12から左走行モータ6に供
給される圧油の量が減少したとしても、油圧ポンプ13
の圧油の一部が連通弁23を介して左走行モータ6に供
給されるため、左走行モータ6の速度減少が小さくなる
とともに、油圧ポンプ13から右走行モータ7に供給さ
れる圧油量が減少して、右走行モータ7の速度も減少す
る。したがって、左右走行モータ6,7の速度は等しく
なり、走行の曲進が生ずることはない。
【0003】また図9は、実開平1−119457号公
報に記載されている油圧回路図である。この図9に示す
油圧回路では左右の走行弁14’,15’を同時操作し
ている状態のときにグループA’,B’内の切換弁1
8’,19’,20’のうち少くとも一つを切換操作す
ると、走行直進弁31’のニ位置に切換わる。第1ポン
プ12’からの吐出油は、油路46’を通り、一方は油
路47’、走行弁14’を経て、走行モータ2’に供給
され、他方は油路46’で分岐して、油路48’、走行
直進弁31’のニ位置、油路49’,50’、走行弁1
5’を経て、走行モータ3’に供給される。それにより
第1ポンプ12’からの吐出圧油が左右の走行モータ
2’,3’にパラレルに供給され、小型ショベルは走行
直進を行うことができる。また旋回モータ5’とドーザ
シリンダ11’とをグループC’として分離し、第3ポ
ンプ33’をそなえた独立回路を形成したので、小型シ
ョベルが走行を行っているとき旋回モータ5’や他の油
圧アクチュエータを作動させても小型ショベルが蛇行す
るのを防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上部旋回式建設機械の
うち例えば小型ショベルではバケットに荷(土砂,石礫
等)を入れて走行しながら旋回を行うと、図8及び図9
に示す油圧回路のように左右の走行モータに均等にメイ
ン圧油を配分供給していても、上部旋回体の旋回慣性が
大きい為に旋回加速、ブレーキ操作時には下部走行体が
回されて進行方向を変えられてしまう。そのために小型
ショベルの走行時における旋回起動やブレーキ作動、あ
るいはまた旋回時における走行発進は作業上不都合な
上、特に狭隘な現場では問題である。本発明は、走行操
作を感知して『走行操作中旋回操作すると、旋回の応答
性と速度がダウンする』ように、ポンプ流量、旋回用方
向切換弁をコントロールするようにした制御回路を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例制御
回路では、建設機械に装備した複数個のアクチュエータ
制御用方向切換弁を2つのグループA,Bに分け、その
グループA,Bにそれぞれ別個の第1,第2ポンプから
の圧油を供給するようにし、また走行モータの回転時に
その走行モータ以外の他アクチュエータを操作せしめた
信号により、第1,第2ポンプのうち一方のメインポン
プからの圧油を左右の走行モータに、かつ他方のメイン
ポンプからの圧油を上記他アクチュエータに供給せしめ
るように切換可能な走行直進弁を、第1,第2ポンプと
左右の走行用方向切換弁との間に介設している制御回路
において、左右の走行用方向切換弁の作動を検出する走
行操作検出手段と、旋回モータ制御用パイロット切換弁
の作動を検出する旋回操作検出手段を設け、上記走行操
作検出手段及び旋回操作検出手段からの信号をコントロ
ーラに入力するようにし、また旋回用油圧リモコン弁
と、旋回モータ制御用パイロット切換弁の左右のパイロ
ットポートとを連通する一対のパイロット管路間に、遮
断油路位置より絞り部付油路位置に切換可能な旋回パイ
ロット圧減圧用弁として電磁切換弁を設け、また上記旋
回用油圧リモコン弁から導出されるパイロット二次圧
を、絞り部を介して、上記旋回パイロット圧減圧用弁
と、旋回モータ制御用パイロット切換弁のパイロットポ
ートに通じるようにし、上記走行操作検出手段からの信
号に基づきコントローラが判断し、そのコントローラよ
り上記電磁切換弁に対して切換指令信号を出力するよう
にした。そしてまた上記第1,第2ポンプの各レギュレ
ータと、コントローラとをそれぞれ電磁比例減圧弁を介
して連通し、上記走行操作検出手段及び旋回操作検出手
段からの信号に基づきコントローラが判断し、そのコン
トローラより上記電磁比例減圧弁に対して作動指令信号
を出力するようにした。
【0006】本発明の第1実施例制御回路では、走行操
作を行っていない状態であれば旋回パイロット圧減圧用
弁である電磁切換弁に対してコントローラから切換指令
信号が出力されないので、上記電磁切換弁は遮断油路位
置のままである。この状態のときに旋回用油圧リモコン
弁を操作すると、その旋回用油圧リモコン弁より導出さ
れるパイロット二次圧が、旋回モータ制御用パイロット
切換弁の一方のパイロットポートに作用する。この場合
の旋回は上記電磁切換弁が遮断油路位置のままであるの
で、従来技術の場合の旋回と同様の状態で行われる。次
に建設機械の走行中に旋回用油圧リモコン弁を操作する
と、走行直進弁が単数油路位置より走行直進用油路位置
に切換わって、一方のメインポンプからの圧油が旋回モ
ータ制御用パイロット切換弁へ向けて流通可能となる。
そしてコントローラは走行操作検出手段及び旋回操作検
出手段からの信号に基づき判断し、そのコントローラよ
り上記電磁切換弁に対して切換指令信号を、また上記メ
インポンプのレギュレータに通じる電磁比例減圧弁に対
して作動指令信号をそれぞれ出力する。上記電磁切換弁
が遮断油路位置より絞り部付油路位置に切換わるので、
旋回モータ制御用パイロット切換弁の左右のパイロット
ポート間が上記絞り部付油路位置を介して連通する。旋
回用油圧リモコン弁より導出されるパイロット二次圧は
上記絞り部付油路位置の開通によって中間パイロット圧
に減圧された旋回用パイロット圧PSとなり、その旋回
用パイロット圧PS が旋回モータ制御用パイロット切換
弁の一方のパイロットポートに作用する。それと同時
に、旋回モータに圧油を供給するメインポンプ側の電磁
比例減圧弁が作動してパイロット圧をそのメインポンプ
のレギュレータに対して作用させるので、旋回モータ制
御用パイロット切換弁のメインスプールが緩やかに切換
作動し、上部旋回体を緩やかに旋回起動させることがで
きる。すなわち上記メインポンプの吐出流量制御と、旋
回モータ制御用パイロット切換弁のメインスプール制御
両方のゲインを落とすことができるので、旋回起動力で
下部走行体の進行方向が回されるのを防止することがで
きる。また旋回速度そのものもダウンするので、旋回ブ
レーキ時の慣性力も小さくなりブレーキ時に上部旋回体
の旋回が持続して回されることはない。なお旋回操作中
に走行操作を行った場合でも、上記と同様の作用が行わ
れる。
【0007】また本発明の第2実施例制御回路は、第1
実施例制御回路の場合と同様に電磁切換弁21、走行操
作検出手段及び旋回操作検出手段をそなえているが、グ
ループA,B内の複数個のアクチュエータ制御用パイロ
ット切換弁を貫通するそれぞれセンタバイパス油路出口
側に各々フートリリーフ弁と絞り部とを並列に接続して
その下流側を油タンクに連通せしめ、すべての上記パイ
ロット切換弁の中立位置状態時に上記絞り部の上流側に
発生するネガコン圧が第1,第2ポンプの各レギュレー
タに通じるようにしたネガチブコントロール方式(いわ
ゆるネガコン方式)の油圧回路を構成している。したが
って油圧ショベルの走行時に旋回用油圧リモコン弁を操
作すると、旋回用パイロット切換弁のメインスプール制
御のゲイン低下にともなって自動的に、旋回モータ駆動
側のメインポンプの吐出流量制御のゲインも減小させる
ことができる。
【0008】また本発明の第3実施例制御回路では、旋
回用油圧リモコン弁と、旋回モータ制御用パイロット切
換弁の左右のパイロットポートとを連通する一対のパイ
ロット管路間に、走行操作信号によって遮断油路位置よ
り絞り部付油路位置に切換可能な旋回パイロット圧減圧
用弁を設け、また上記旋回用油圧リモコン弁から導出さ
れるパイロット二次圧を、上記旋回パイロット圧減圧用
弁と、旋回モータ制御用パイロット切換弁のパイロット
ポートに通じるようにし、また旋回モータ制御用パイロ
ット切換弁の左右のパイロットポートをシャトル弁を介
して連通し、かつそのシャトル弁と、旋回モータに圧油
を供給するメインポンプのレギュレータとを連通し、ま
た走行用油圧リモコン弁のパイロット二次圧導出ポート
を上記旋回パイロット圧減圧用弁のパイロットポートに
連通せしめた。
【0009】上記第3実施例制御回路において走行用油
圧リモコン弁を操作していないときには、旋回パイロッ
ト圧減圧用弁のパイロットポートには走行用パイロット
圧が作用しない。したがって走行操作を行っていない状
態で旋回用油圧リモコン弁を操作した場合には、前記第
1,第2実施例の場合と同様である。次に油圧ショベル
の走行中に旋回用油圧リモコン弁を操作すると、走行用
油圧リモコン弁から導出されるパイロット二次圧が旋回
パイロット圧減圧用弁のパイロットポートに作用する。
旋回パイロット圧減圧用弁が遮断油路位置より絞り部付
油路位置に切換わるので、旋回モータ制御用パイロット
切換弁の左右のパイロットポート間が上記絞り部付油路
位置を介して連通する。旋回用油圧リモコン弁より導出
されるパイロット二次圧は上記絞り部付油路位置の開通
によって中間パイロット圧に減圧された旋回用パイロッ
ト圧PS となり、その旋回用パイロット圧PS が旋回モ
ータ制御用パイロット切換弁の一方のパイロットポート
に作用する。それと同時に上記旋回用パイロット圧PS
の一部が、旋回モータに圧油を供給するメインポンプの
レギュレータに作用する。したがって前記実施例制御回
路の場合と同様に、メインポンプの吐出流量制御と、旋
回モータ制御用パイロット切換弁のメインスプール制御
両方のゲインを落すことができる。
【0010】また本発明の第4実施例制御回路では、前
記第3実施例制御回路の場合と同様に旋回用油圧リモコ
ン弁より旋回モータ制御用パイロット切換弁の左右のパ
イロットポートに通じる一対のパイロット管路間に、走
行操作信号によって遮断油路位置より絞り部付油路位置
に切換可能な旋回パイロット圧減圧用弁を設け、また前
記走行操作検出手段及び旋回操作検出手段からの信号を
コントローラに入力するようにし、また上記旋回モータ
制御用パイロット切換弁の左右のパイロットポートにそ
れぞれ電磁比例減圧弁の出力側ポートを接続し、前記旋
回用油圧リモコン弁から導出されるパイロット二次圧
を、前記旋回パイロット圧減圧用弁と、上記電磁比例減
圧弁の入力側ポートに通じるようにし、上記走行操作検
出手段、旋回操作検出手段からの信号に基づきコントロ
ーラが判断し、そのコントローラより上記電磁比例減圧
弁のソレノイドに対して作動指令信号を出力するように
した。そして上記の場合、旋回モータ制御用パイロット
切換弁のパイロットポートに作用させる電磁比例減圧弁
からのパイロット圧を、走行用パイロット切換弁のパイ
ロットポートに作用する走行用パイロット圧値に対して
所定の係数を乗じた圧力値に設定するようにした。
【0011】上記第4実施例制御回路では走行操作を行
っていない状態で旋回用油圧リモコン弁を操作すると、
その操作信号がコントローラに入力される。コントロー
ラでは上記操作信号に基づき判断し、上記電磁比例減圧
弁に対してパイロット二次圧保持指令信号を出力するの
で、電磁比例減圧弁はパイロット二次圧導通状態を維持
する。したがってこの状態のときに旋回用油圧リモコン
弁を操作すると、その旋回用油圧リモコン弁より導出さ
れるパイロット二次圧が上記パイロット二次圧導通状態
の電磁比例減圧弁を通じて、旋回モータ制御用パイロッ
ト切換弁の一方のパイロットポートに作用する。この場
合の旋回は上記電磁比例減圧弁がパイロット二次圧導通
状態を維持しているので、従来技術の場合の旋回と同様
である。次に油圧ショベルの走行中に旋回用油圧リモコ
ン弁を操作すると、その操作信号に基づきコントローラ
では判断し、そのコントローラより上記電磁比例減圧弁
のソレノイドに対して作動指令信号を出力する。電磁比
例減圧弁は減圧作動を行うがその電磁比例減圧弁から導
出される旋回用のパイロット圧は、旋回用油圧リモコン
弁より導出されるパイロット二次圧より低圧となる。す
なわちその旋回用パイロット二次圧が減圧される比率で
ある係数Kは、走行用パイロット切換弁のパイロットポ
ートに作用する走行用パイロット圧が高圧になるにつれ
て小さくなるように設定している。したがって走行用パ
イロット圧を高くして走行速度が速くなるときには、旋
回モータ制御用パイロット切換弁のパイロットポートに
作用させる旋回用のパイロット圧を低圧にして、緩やか
な走行時旋回を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例
制御回路図である。図において、1は左側の走行モータ
2制御用のパイロット切換弁(以下、走行用パイロット
切換弁1という)、4は右側の走行モータ3制御用のパ
イロット切換弁(以下、走行用パイロット切換弁4とい
う)、9は旋回モータ5制御用のパイロット切換弁(以
下、旋回用パイロット切換弁9という)、10,11は
図示していない他の油圧アクチュエータ制御用のそれぞ
れパイロット切換弁、15,17はそれぞれ可変容量型
のメインポンプである第1,第2ポンプ、19,20は
第1ポンプ15,第2ポンプ17のそれぞれレギュレー
タ、31は第1ポンプ15,第2ポンプ17と左右の走
行用パイロット切換弁1,4との間に設けている走行直
進弁、21は旋回パイロット圧減圧用弁である電磁切換
弁、22,24はレギュレータ19,20にそれぞれ連
通せしめている電磁比例減圧弁、25はパイロットポン
プ、26はパイロット油圧源、27は走行用油圧リモコ
ン弁、28は旋回用油圧リモコン弁、29F ,29R
走行用パイロット切換弁1の両端側のパイロットポート
30F ,30R にそれぞれ接続して設けた走行操作検出
手段である圧力センサ、31F ,31R は走行用パイロ
ット切換弁4の両端側のパイロットポート32F ,32
R にそれぞれ接続して設けた走行操作検出手段である圧
力センサ、33は旋回用パイロット切換弁9の左右のパ
イロットポート34又は35に作用する旋回用パイロッ
ト圧をシャトル弁36を介して検出する旋回操作検出手
段である圧力センサ、37はコントローラ、符号イ−
イ,ロ−ロ,ホ−ホ,ヘ−ヘ,ト−トはそれぞれパイロ
ット管路の接続を示す。
【0013】次に、本発明の第1実施例制御回路の構成
を図1について述べる。先ず図1に示す制御回路では油
圧ショベル(図示していない)に装備した複数個のアク
チュエータ制御用方向切換弁(パイロット切換弁)を2
つのグループA(走行用パイロット切換弁1,旋回用パ
イロット切換弁9,パイロット切換弁10のグループ)
とグループB(走行用パイロット切換弁4,パイロット
切換弁11のグループ)に分け、そのグループA,Bに
それぞれ別個の第1ポンプ15,第2ポンプ17からの
圧油を供給するようにし、また一対の走行用パイロット
切換弁1,4を各グループA,Bの最上流側に配置し、
かつこれと下流側の他のパイロット切換弁を並列に連結
し、また第1ポンプ15,第2ポンプ17と左右の走行
用パイロット切換弁1,4との間に走行直進弁31を設
け、走行用油圧リモコン弁27の操作時に他アクチュエ
ータ(走行モータ2,3以外のアクチュエータ)を操作
せしめた信号(図1ではパイロット圧信号)により、第
1ポンプ15,第2ポンプ17のうち第1ポンプ15か
らの圧油を左右の走行モータ2,3に、かつ第2ポンプ
17からの圧油を上記他アクチュエータに供給せしめる
ようにしている。そして本発明では、左右の走行用パイ
ロット切換弁1,4の作動を検出する圧力センサ29F
−29R ,31F −31R を設け、その圧力センサ29
F −29R ,31F −31R からの信号をコントローラ
37に入力するようにし、また旋回用油圧リモコン弁2
8と、旋回用パイロット切換弁9の左右のパイロットポ
ート34,35とを連通する一対のパイロット管路(3
a −38b −38c −38d),(39a ,39b
39c ,39d )間に、遮断油路位置チより絞り部付油
路位置リに切換可能な旋回パイロット圧減圧用弁として
電磁切換弁21を設け、また上記旋回用油圧リモコン弁
28から導出されるパイロット二次圧を、絞り部40又
は41を介して、上記電磁切換弁21と、旋回用パイロ
ット切換弁9のパイロットポート34又は35に通じる
ようにし、上記走行操作検出手段である圧力センサ29
F −29R ,31F −31R からの信号に基づきコント
ローラ37が判断し、そのコントローラ37より電磁切
換弁21に対して切換指令信号を出力するようにした。
そしてまた上記第1ポンプ15,第2ポンプ17の各レ
ギュレータ19,20と、コントローラ37とをそれぞ
れ電磁比例減圧弁22,24を介して連通し、上記圧力
センサ29F −29R ,31F −31R ,及び33から
の信号に基づきコントローラ37が判断し、そのコント
ローラ37より上記電磁比例減圧弁22,24に対して
作動指令信号を出力するようにした。
【0014】次に、本発明の第1実施例制御回路の作用
について述べる。本発明の制御回路では、走行操作を行
っていない状態であれば旋回パイロット圧減圧用弁であ
る電磁切換弁21に対してコントローラ37から切換指
令信号が出力されないので、上記電磁切換弁21は遮断
油路位置チのままである。まず第1の場合として旋回用
油圧リモコン弁28を単独操作すると、その旋回用油圧
リモコン弁28より導出されるパイロット二次圧がその
パイロット管路38a −38b ,39a −39b に設け
た絞り部40又は41を通過し、パイロット管路38c
−38d ,又は39c −39d を経て、旋回用パイロッ
ト切換弁9の一方のパイロットポート34又は35に作
用する。この場合の旋回は上記電磁切換弁21が遮断油
路位置チのままであるので、従来技術の場合の旋回と同
様の状態で行われる。
【0015】次に第2の場合として油圧ショベルの走行
中に旋回用油圧リモコン弁28を操作すると、走行直進
弁31が単数油路位置ヌより走行直進用油路位置ルに切
換わって、第2ポンプ17からの圧油が旋回用パイロッ
ト切換弁9へ向けて流通可能となる。それと同時にコン
トローラ37は圧力センサ29F −29R ,31F −3
R ,及び圧力センサ33からの信号に基づき判断し、
そのコントローラ37より上記第2ポンプ17のレギュ
レータ20に通じる電磁比例減圧弁24に対して作動指
令信号を、また上記電磁切換弁21に対して切換指令信
号をそれぞれ出力する。上記電磁切換弁21が遮断油路
位置チより絞り部付油路位置リに切換わるので、旋回用
パイロット切換弁9の左右のパイロットポート34−3
5間が上記絞り部付油路位置リを介して連通する。旋回
用油圧リモコン弁28より導出されるパイロット二次圧
がそのパイロット管路38a −38b ,39a −39b
に設けた絞り部40又は41を通過し、上記絞り部付油
路位置リの開通によって中間パイロット圧に減圧された
旋回用パイロット圧PS となり、その旋回用パイロット
圧PS が旋回用パイロット切換弁9の一方のパイロット
ポート34又は35に作用する。それと同時に、旋回モ
ータ5に圧油を供給する第2ポンプ17側の電磁比例減
圧弁24が作動してパイロット圧を上記レギュレータ2
0に対して作用させる。それにより上記第2ポンプ17
の吐出流量制御と、旋回用パイロット切換弁9のメイン
スプール制御両方のゲインを落とすことができる。すな
わち旋回用パイロット切換弁9の図示していないメイン
スプールが緩やかに切換作動し、上部旋回体(図示して
いない)を緩やかに旋回起動させることができる。図2
は、上記旋回用油圧リモコン弁28のレバー操作量(角
度θ)と上記旋回用パイロット圧PS との関係を示す図
表である。図3は、旋回用パイロット圧PS とメインポ
ンプ(本実施例では第2ポンプ17)の吐出流量Qとの
関係を示す図表である。本制御回路では旋回起動力で下
部走行体(図示していない)の進行方向が回されるのを
防止することができるし、また旋回速度そのものもダウ
ンするので、旋回ブレーキ時の慣性力も小さくなりブレ
ーキ時に上部旋回体の旋回が持続して回されることはな
い。なお旋回操作中に走行操作を行った場合でも、上記
と同様の作用が行われる。また図1に示す制御回路では
複数個のアクチュエータ制御用パイロット切換弁に対し
てセンタバイパス型の油圧回路にしているが、それに限
らずたとえばクローズドセンタ型の油圧回路に対して適
用することも可能である。
【0016】次に図4は、本発明の第2実施例制御回路
図である。図において、図1に示す制御回路と同一構成
要素を使用しているものに対しては同符号を付す。この
図4に示す制御回路では、第1実施例制御回路の場合と
同様に電磁切換弁21、走行操作検出手段及び旋回操作
検出手段をそなえているが、グループA,B内の複数個
のアクチュエータ制御用パイロット切換弁を貫通するそ
れぞれセンタバイパス油路42,43出口側に各々フー
トリリーフ弁44a ,44b と絞り部45a ,45b
を並列に接続してその下流側を油タンク47に連通せし
め、すべての上記パイロット切換弁の中立位置状態時に
上記絞り部45a ,45b の上流側に発生するネガコン
圧が第1ポンプ15,第2ポンプ17の各レギュレータ
19,20にそれぞれパイロット管路46a ,46b
介し通じるようにしたネガチブコントロール方式(いわ
ゆるネガコン方式)の油圧回路を構成している。したが
って油圧ショベルの走行中に旋回用油圧リモコン弁28
を操作すると、コントローラ37’は圧力センサ29F
−29R ,31F −31R ,及び圧力センサ33からの
信号に基づき判断し、そのコントローラ37’より電磁
切換弁21に対して切換指令信号を出力する。上記電磁
切換弁21が遮断油路位置チより絞り部付油路位置リに
切換わるので、第1実施例制御回路の場合と同様に旋回
用パイロット切換弁9のメインスプール制御のゲインを
落とすことができる。そして上記の場合この第2実施例
制御回路のネガコン方式では、旋回用パイロット切換弁
9のメインスプール制御のゲイン低下にともなって自動
的に第2ポンプ17の吐出流量制御のゲインも減小させ
ることができる。
【0017】次に図5は、本発明の第3実施例制御回路
の要部回路図である。図において、図1に示す制御回路
と同一構成要素を使用しているものに対しては同符号を
付す。この第3実施例制御回路は全油圧ポジコン方式で
あるが、その構成について述べる。本発明では旋回用油
圧リモコン弁28と、旋回用パイロット切換弁9の左右
のパイロットポート34,35とを連通する一対のパイ
ロット管路(38a −38b −38c −38d ),(3
a ,39b ,39c ,39d )間に、遮断油路位置チ
より絞り部付油路位置リに切換可能な旋回パイロット圧
減圧用弁48を設け、また上記旋回用油圧リモコン弁2
8から導出されるパイロット二次圧を、上記旋回パイロ
ット圧減圧用弁48と、旋回用パイロット切換弁9のパ
イロットポート34又は35に通じるようにし、また旋
回用パイロット切換弁9の左右のパイロットポート34
と35をシャトル弁36を介して連通し、かつそのシャ
トル弁36と、走行操作時に旋回モータ5に対して圧油
を供給する第2ポンプ17のレギュレータ20を連通
し、また走行用油圧リモコン弁27のパイロット二次圧
導出ポート(図5ではパイロット管路49a ,49b
49c ,49d のいずれかに導出されるパイロット二次
圧を選択する最下流側のシャトル弁50をいう)を上記
旋回パイロット圧減圧用弁48のパイロットポート51
に連通せしめた。
【0018】次に、本発明の第3実施例制御回路の作用
について述べる。本発明の制御回路において走行用油圧
リモコン弁27を操作していないときには、旋回パイロ
ット圧減圧用弁48のパイロットポート51には走行用
パイロット圧が作用しない。したがって走行操作を行っ
ていない状態で旋回用油圧リモコン弁28操作した場合
には、従来技術の場合の旋回と同様の状態で行われる。
次に油圧ショベルの走行中に旋回用油圧リモコン弁28
を操作すると、走行用油圧リモコン弁27から導出され
るパイロット二次圧が旋回パイロット圧減圧用弁48の
パイロットポート51に作用する。旋回パイロット圧減
圧用弁48が遮断油路位置チより絞り部付油路位置リに
切換わるので、旋回用パイロット切換弁9の左右のパイ
ロットポート34−35間が上記絞り部付油路位置リを
介して連通する。旋回用油圧リモコン弁28より導出さ
れるパイロット二次圧がそのパイロット管路38a −3
b ,39a −39b に設けた絞り部40又は41を通
過し、上記絞り部付油路位置リの開通によって中間パイ
ロット圧に減圧された旋回用パイロット圧PS となり、
その旋回用パイロット圧PS が旋回用パイロット切換弁
9の一方のパイロットポート34又は35に作用する。
それと同時に上記減圧された旋回用パイロット圧PS
一部が、シャトル弁36、管路52,53を経て、旋回
モータ5に圧油を供給する第2ポンプ17のレギュレー
タ20に作用する。したがって前記第1,第2実施例制
御回路の場合と同様に、メインポンプの吐出流量制御
と、旋回用パイロット切換弁9のメインスプール制御両
方のゲインを落とすことができる。
【0019】次に図6は、本発明の第4実施例制御回路
の要部回路図である。図において、図5に示す制御回路
と同一構成要素を使用しているものに対しては同符号を
付す。33は旋回用パイロット切換弁9の作動を検出す
る旋回操作検出手段である圧力センサ、29,31は左
右の走行用パイロット切換弁1,4の作動をそれぞれ検
出する走行操作検出手段である各圧力センサ、54は他
の油圧アクチュエータ55制御用パイロット切換弁56
の作動を検出する操作検出手段である圧力センサ、5
7,58はそれぞれ電磁比例減圧弁である。次に、本発
明の第4実施例制御回路の構成を図6について述べる。
本発明では前記第3実施例制御回路の場合と同様に旋回
用油圧リモコン弁28より旋回用パイロット切換弁9の
左右のパイロットポート34,35に通じる一対のパイ
ロット管路(38a −38b −38c −38d ),(3
a ,39b ,39c ,39d )間に、走行操作信号に
よって遮断油路位置チより絞り部付油路位置リに切換可
能な旋回パイロット圧減圧用弁48を設け、また旋回操
作検出手段である圧力センサ33、走行操作検出手段で
ある圧力センサ29,31をそれぞれ設け、上記圧力セ
ンサ33,29,31からの信号をコントローラ37”
に入力するようにし、また上記旋回用パイロット切換弁
9の左右のパイロットポート34,35にそれぞれ電磁
比例減圧弁57,58の各出力側ポート59,60を接
続し、旋回用油圧リモコン弁28から導出されるパイロ
ット二次圧を、旋回パイロット圧減圧用弁48と、上記
電磁比例減圧弁57,58のそれぞれ入力側ポート6
1,62に通じるようにし、上記圧力センサ33,2
9,31からの信号に基づきコントローラ37”が判断
し、そのコントローラ37”より上記電磁比例減圧弁5
7又は58に対して作動指令信号を出力するようにし
た。そして上記の場合、旋回用パイロット切換弁9の各
パイロットポート34,35に作用させる電磁比例減圧
弁57,58からのパイロット圧を、走行用パイロット
切換弁1,4のパイロットポート(30F ,30R,3
F ,32R )に作用する走行用パイロット圧値に対し
て所定の係数Kを乗じた圧力値に設定するようにした。
なお図7は、走行用パイロット切換弁1,4のパイロッ
トポートに作用する走行用パイロット圧Pidと、旋回用
油圧リモコン弁28より導出される旋回用パイロット圧
(詳しくはパイロット二次圧)値に対して乗じられる係
数Kとの関係を表わす図表である。
【0020】次に、本発明の第4実施例制御回路の作用
について述べる。本発明では、走行操作を行っていない
状態で旋回用油圧リモコン弁28を操作すると、その操
作信号が圧力センサ33を介してコントローラ37”に
入力される。コントローラ37”では上記旋回操作信号
に基づき判断し、上記電磁比例減圧弁57,58に対し
てパイロット二次圧保持指令信号を出力するので、電磁
比例減圧弁57,58はパイロット二次圧導通状態を維
持する。したがってこの状態のときに旋回用油圧リモコ
ン弁28を操作すると、その旋回用油圧リモコン弁28
より導出されるパイロット二次圧が上記パイロット二次
圧導通状態の電磁比例減圧弁(57と58のうちいずれ
か一方の電磁比例減圧弁)を通じて、旋回用パイロット
切換弁9の一方のパイロットポート(34又は35であ
る)に作用する。この場合の旋回は上記電磁比例減圧弁
57,58がパイロット二次圧導通状態を維持している
ので、従来技術の場合の旋回と同様である。次に油圧シ
ョベルの走行中に旋回用油圧リモコン弁28を操作する
と、その操作信号(圧力センサ33からの旋回操作信号
と、圧力センサ29,31からの走行操作信号)に基づ
きコントローラ37”では判断し、そのコントローラ3
7”より上記電磁比例減圧弁57,58のソレノイド6
3,64に対して作動指令信号を出力する。電磁比例減
圧弁57,58は減圧作動を行うがその電磁比例減圧弁
57,58から導出される旋回用のパイロット圧P
iSは、旋回用油圧リモコン弁28より導出されるパイロ
ット二次圧より低圧となる。すなわちその旋回用パイロ
ット二次圧が減圧される比率である係数Kは、図7に示
すように走行用パイロット切換弁1,4のパイロットポ
ートに作用する走行用パイロット圧PiDが高圧になるに
つれて小さくなるように設定している。したがって走行
用パイロット圧PiDを高くして走行速度が速くなるとき
には、旋回用パイロット切換弁9のパイロットポート3
4,35に作用させる旋回用のパイロット圧PiSを低圧
にして、緩やかな走行時旋回を行うことができる。なお
上記の場合において、旋回用パイロット切換弁9のパイ
ロットポート34,35に作用させる旋回用のパイロッ
ト圧PiSと、旋回用油圧リモコン弁28より導出される
パイロット二次圧P’S との関係は、下記の数式に基づ
きコントローラ37”にて演算される。
【0021】
【数1】
【0022】
【発明の効果】本発明の制御回路では走行操作検出手段
及び旋回操作検出手段からの信号をコントローラに入力
するようにし、また旋回用油圧リモコン弁と、旋回モー
タ制御用パイロット切換弁の左右のパイロットポートと
を連通する一対のパイロット管路間に、遮断油路位置よ
り絞り部付油路位置に切換可能な旋回パイロット圧減圧
用弁を設けた。それで油圧ショベルが走行操作を行って
いない状態であれば、旋回パイロット圧減圧用弁である
電磁切換弁に対してコントローラから切換指令信号が出
力されないので、上記電磁切換弁は遮断油路位置のまま
である。この状態のときに旋回用油圧リモコン弁を操作
すると、その旋回用油圧リモコン弁より導出されるパイ
ロット二次圧が、旋回モータ制御用パイロット切換弁の
一方のパイロットポートに作用する。この場合の旋回は
上記電磁切換弁が遮断油路位置のままであるので、従来
技術の場合の旋回と同様である。次に建設機械の走行中
に旋回用油圧リモコン弁を操作すると、コントローラよ
り上記電磁切換弁に対して切換指令信号を、また上記メ
インポンプのレギュレータに通じる電磁比例減圧弁に対
して作動指令信号をそれぞれ出力する。上記電磁切換弁
が遮断油路位置より絞り部付油路位置に切換わるので、
旋回モータ制御用パイロット切換弁の左右のパイロット
ポート間が上記絞り部付油路位置を介して連通する。旋
回用油圧リモコン弁より導出されるパイロット二次圧は
上記絞り部付油路位置の開通によって中間パイロット圧
に減圧された旋回用パイロット圧PS となり、その旋回
用パイロット圧PS が旋回モータ制御用パイロット切換
弁の一方のパイロットポートに作用する。それと同時
に、旋回モータに圧油を供給するメインポンプ側の電磁
比例減圧弁が作動してパイロット圧をそのメインポンプ
のレギュレータに対して作用させるので、旋回モータ制
御用パイロット切換弁のメインスプールが緩やかに切換
作動し、上部旋回体を緩やかに旋回起動させることがで
きる。すなわち上記メインポンプの吐出流量制御と、旋
回モータ制御用パイロット切換弁のメインスプール制御
両方のゲインを落とすことができるので、旋回起動力で
下部走行体の進行方向が回されるのを防止することがで
きる。また旋回速度そのものもダウンするので、旋回ブ
レーキ時の慣性力も小さくなりブレーキ時に上部旋回体
の旋回が持続して回されることはない。なおパイロット
圧によって切換可能な旋回パイロット圧減圧用弁をそな
えた制御回路においても、上記と同様の作用効果を発揮
することができる。また旋回用油圧リモコン弁から導出
されるパイロット二次圧を電磁比例減圧弁を介して旋回
モータ制御用パイロット切換弁のパイロットポートに作
用させるようにした制御回路では走行操作を行っていな
い状態で旋回用油圧リモコン弁を操作したときに上記電
磁比例減圧弁がパイロット二次圧導通状態を維持してい
る。したがってこの場合の旋回は、従来技術の場合の旋
回と同様である。次に走行中に旋回用油圧リモコン弁を
操作すると、電磁比例減圧弁は減圧作動を行うがその電
磁比例減圧弁から導出される旋回用のパイロット圧は、
旋回用油圧リモコン弁より導出されるパイロット二次圧
より低圧となる。すなわちその旋回用パイロット二次圧
が減圧される比率である係数Kは、走行用パイロット切
換弁のパイロットポートに作用する走行用パイロット圧
が高圧になるにつれて小さくなるように設定している。
したがって走行用パイロット圧を高くして走行速度が速
くなるときには、旋回モータ制御用パイロット切換弁の
パイロットポートに作用させる旋回用のパイロット圧を
低圧にして、緩やかな走行時旋回を行うことができる。
したがって本発明の制御回路を装備した上部旋回式建設
機械では走行中に旋回操作を行うと、旋回の応答性と速
度を自動的に落として進行方向の変わるのを防止できる
ので、走行時の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例制御回路図である。
【図2】旋回用油圧リモコン弁のレバー操作量と旋回用
パイロット圧PS との関係を示す図表である。
【図3】旋回用パイロット圧PS とメインポンプの吐出
流量との関係を示す図表である。
【図4】本発明の第2実施例制御回路図である。
【図5】本発明の第3実施例制御回路の要部回路図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例制御回路の要部回路図であ
る。
【図7】走行用パイロット切換弁のパイロットポートに
作用する走行用パイロット圧Pidと、旋回用油圧リモコ
ン弁より導出される旋回用パイロット圧値に対して乗じ
られる係数Kとの関係を表わす図表である。
【図8】従来技術の一実施例油圧回路図である。
【図9】従来技術の他実施例油圧回路図である。
【符号の説明】
1,4 走行モータ制御用パイロット切換弁 2,2’,3,3’,6,7 走行モータ 5,8 旋回モータ 9 旋回モータ制御用パイロット切換弁 12’,15 第1ポンプ 13’,17 第2ポンプ 19,20 レギュレータ 21 電磁切換弁(旋回パイロット圧減圧用弁) 22,24,57,58 電磁比例減圧弁 27 走行用油圧リモコン弁 28 旋回用油圧リモコン弁 29,29F ,29R ,31,31F ,31R ,33,
54 圧力センサ 31,31’ 走行直進弁 37,37’,37” コントローラ 40,41 絞り部 48 旋回パイロット圧減圧用弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械に装備した複数個のアクチュエ
    ータ制御用方向切換弁を2つのグループA,Bに分け、
    そのグループA,Bにそれぞれ別個の第1,第2ポンプ
    からの圧油を供給するようにし、また走行モータの回転
    時にその走行モータ以外の他アクチュエータを操作せし
    めた信号により、第1,第2ポンプのうち一方のメイン
    ポンプからの圧油を左右の走行モータに、かつ他方のメ
    インポンプからの圧油を上記他アクチュエータに供給せ
    しめるように切換可能な走行直進弁を、第1,第2ポン
    プと左右の走行用方向切換弁との間に介設している制御
    回路において、左右の走行用方向切換弁の作動を検出す
    る走行操作検出手段と、旋回モータ制御用パイロット切
    換弁の作動を検出する旋回操作検出手段を設け、上記走
    行操作検出手段及び旋回操作検出手段からの信号をコン
    トローラに入力するようにし、また旋回用油圧リモコン
    弁と、旋回モータ制御用パイロット切換弁の左右のパイ
    ロットポートとを連通する一対のパイロット管路間に、
    遮断油路位置より絞り部付油路位置に切換可能な旋回パ
    イロット圧減圧用弁を設けたことを特徴とする建設機械
    の制御回路。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の制御回路において、前記旋回用油圧リモコン弁から導
    出されるパイロット二次圧を、絞り部を介して、前記旋
    回パイロット圧減圧用弁と、旋回モータ制御用パイロッ
    ト切換弁のパイロットポートに通じるようにしたことを
    特徴とする建設機械の制御回路。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1及び請求項2記
    載の建設機械の制御回路において、前記旋回パイロット
    圧減圧用弁を電磁切換弁に設定し、前記走行操作検出手
    段からの信号に基づきコントローラが判断し、そのコン
    トローラより上記電磁切換弁に対して切換指令信号を出
    力するようにしたことを特徴とする建設機械の制御回
    路。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    の制御回路において、前記第1,第2ポンプの各レギュ
    レータと、コントローラとをそれぞれ電磁比例減圧弁を
    介して連通し、前記走行操作検出手段及び旋回操作検出
    手段からの信号に基づきコントローラが判断し、そのコ
    ントローラより上記電磁比例減圧弁に対して作動指令信
    号を出力するようにしたことを特徴とする建設機械の制
    御回路。
  5. 【請求項5】 建設機械に装備した複数個のアクチュエ
    ータ制御用方向切換弁を2つのグループA,Bに分け、
    そのグループA,Bにそれぞれ別個の第1,第2ポンプ
    からの圧油を供給するようにし、また走行モータの回転
    時にその走行モータ以外の他アクチュエータを操作せし
    めた信号により、第1,第2ポンプのうち一方のメイン
    ポンプからの圧油を左右の走行モータに、かつ他方のメ
    インポンプからの圧油を上記他アクチュエータに供給せ
    しめるように切換可能な走行直進弁を、第1,第2ポン
    プと左右の走行用方向切換弁との間に介設している制御
    回路において、旋回用油圧リモコン弁と、旋回モータ制
    御用パイロット切換弁の左右のパイロットポートとを連
    通する一対のパイロット管路間に、遮断油路位置より絞
    り部材油路位置に切換可能な旋回パイロット圧減圧用弁
    を設け、また上記旋回用油圧リモコン弁から導出される
    パイロット二次圧を、絞り部を介して、上記旋回パイロ
    ット圧減圧用弁と、旋回モータ制御用パイロット切換弁
    のパイロットポートに通じるようにし、また旋回モータ
    制御用パイロット切換弁の左右のパイロットポートをシ
    ャトル弁を介して連通し、かつそのシャトル弁と、旋回
    モータに圧油を供給するメインポンプのレギュレータと
    を連通し、また走行用油圧リモコン弁のパイロット二次
    圧導出ポートを上記旋回パイロット圧減圧用弁のパイロ
    ットポートに連通せしめたことを特徴とする建設機械の
    制御回路。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲請求項5記載の建設機械
    の制御回路において、前記走行用方向切換弁の作動を検
    出する走行操作検出手段と、旋回モータ制御用パイロッ
    ト切換弁の作動を検出する旋回操作検出手段を設け、上
    記走行操作検出手段及び旋回操作検出手段からの信号を
    コントローラに入力するようにし、また上記旋回モータ
    制御用パイロット切換弁の左右のパイロットポートにそ
    れぞれ電磁比例減圧弁の出力側ポートを接続し、前記旋
    回用油圧リモコン弁から導出されるパイロット二次圧
    を、前記旋回パイロット圧減圧用弁と、上記電磁比例減
    圧弁の入力側ポートに通じるようにし、上記走行操作検
    出手段、旋回操作検出手段からの信号に基づきコントロ
    ーラが判断し、そのコントローラより上記電磁比例減圧
    弁に対して作動指令信号を出力するようにしたことを特
    徴とする建設機械の制御回路。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲請求項6記載の建設機械
    の制御回路において、前記旋回モータ制御用パイロット
    切換弁のパイロットポートに作用させる前記電磁比例減
    圧弁からのパイロット圧を、走行用パイロット切換弁の
    パイロットポートに作用する走行用パイロット圧値に対
    して所定の係数を乗じた圧力値に設定するようにしたこ
    とを特徴とする建設機械の制御回路。
JP25239796A 1996-09-02 1996-09-02 建設機械の制御回路 Expired - Fee Related JP3414945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25239796A JP3414945B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 建設機械の制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25239796A JP3414945B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 建設機械の制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1077661A JPH1077661A (ja) 1998-03-24
JP3414945B2 true JP3414945B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=17236771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25239796A Expired - Fee Related JP3414945B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 建設機械の制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3414945B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3660501B2 (ja) * 1998-05-28 2005-06-15 日立建機株式会社 建設機械のエンジン回転数制御装置
JP2006329248A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 作業機械の油圧供給装置
WO2011114929A1 (ja) * 2010-03-18 2011-09-22 ヤンマー株式会社 作業車両の油圧回路
JP5406087B2 (ja) * 2010-03-18 2014-02-05 ヤンマー株式会社 作業車両の油圧回路
US9400003B2 (en) 2010-11-30 2016-07-26 Volvo Construction Equipment Ab Hydraulic pump control system for construction machinery
JP6282528B2 (ja) * 2014-05-20 2018-02-21 住友建機株式会社 建設機械
JP6197847B2 (ja) * 2015-10-02 2017-09-20 コベルコ建機株式会社 ハイブリッド建設機械の旋回制御装置
CN108317120A (zh) * 2018-04-10 2018-07-24 中铁工程机械研究设计院有限公司 一种液压振动冲击机器人的液压动力源共享系统
CN111101553B (zh) * 2020-01-14 2022-02-15 徐州徐工矿业机械有限公司 一种液压挖掘机电控回转制动解除系统及使用方法
CN114962372B (zh) * 2022-06-02 2023-03-21 中联重科股份有限公司 泵车液压控制系统及泵车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1077661A (ja) 1998-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3550260B2 (ja) アクチュエータ作動特性制御装置
US5537819A (en) Hydraulic device for working machine
WO1997003292A1 (fr) Dispositif hydraulique de commande
JP3606976B2 (ja) 油圧作業機の油圧制御システム
JP3414945B2 (ja) 建設機械の制御回路
JP2020051583A (ja) 走行式作業機械の油圧駆動装置
JP2003004003A (ja) 油圧ショベルの油圧制御回路
JP2000227104A (ja) 作動油の供給制御方法およびその供給制御装置
JPH06306892A (ja) 建設機械の走行制御装置
JP3344023B2 (ja) 作業機械の油圧制御装置
JP2002265187A (ja) 旋回制御装置
JP2799045B2 (ja) クレーン用油圧回路
JP2000046001A (ja) 油圧制御装置および油圧制御方法
JP2948065B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP2697473B2 (ja) 建設機械の合流装置
JP3961123B2 (ja) 油圧作業機械の油圧回路
JP2001355257A (ja) バックホウの油圧装置
JP3931712B2 (ja) 作業機械の走行制御装置
JPH04285303A (ja) ロ−ドセンシング油圧回路
JP3142640B2 (ja) 油圧作業機の油圧回路
JPH05106606A (ja) 建設機械の油圧回路
JP3666830B2 (ja) 油圧機械の油圧再生回路
JPH0352275Y2 (ja)
JPH11336135A (ja) 建設機械の油圧制御回路
JPH09158903A (ja) 油圧アクチュエータの流量制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees