JP2593959B2 - 紙幣処理機の金種別一時貯留装置 - Google Patents

紙幣処理機の金種別一時貯留装置

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JP2593959B2
JP2593959B2 JP2334099A JP33409990A JP2593959B2 JP 2593959 B2 JP2593959 B2 JP 2593959B2 JP 2334099 A JP2334099 A JP 2334099A JP 33409990 A JP33409990 A JP 33409990A JP 2593959 B2 JP2593959 B2 JP 2593959B2
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
循環式紙幣入出金機や紙幣分類収納機等のように、紙
幣を金種別に分類して一時的に貯留した後、収納もしく
は返却を行うことのできる紙幣処理機の金種別一時貯留
装置に関する。
【従来の技術】
このような金種別一時貯留装置としては、特開昭63−
143692号公報に示されるように、機体の中段部分で且つ
機体の前後方向に紙幣を金種別に一時貯留する金種別一
時貯留部を所定の間隔を有して設けるとともに、これら
金種別一時貯留部を機体の前後方向に移動自在の第1の
支持枠体に支持させ、この第1の支持枠体を機体内に押
し込んでセットすることにより紙幣の一時貯留・収納操
作を行わせたり、あるいは機体の前面側に引き出して金
種別一時貯留部に貯留された紙幣を取り出す返却操作を
行ったりすることができるように構成されている。 また、この公報に示される装置においては、紙幣を金
種別に該当する金種別一時貯留部に振り分ける振り分け
搬送部が第2の支持枠体に支持されるとともに、前記第
1の支持枠体が機体の前面側に引き出された状態で、且
つその引き出された範囲内で、更に水平移動自在に支持
されている。 更に、この第2の支持枠体には、前記金種別一時貯留
部に一時貯留されている紙幣を下方の対応する金種別収
納箱に押し込む押圧板が設けられている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金種別一時貯留部に一時貯留されてい
る紙幣を返却する場合には、前記第1の支持枠体のみを
機体の前面側に引き出す必要があり、この第1の支持枠
体を引き出す際に第2の支持枠体が一体となって引き出
させる場合には、この第2の支持枠体を押戻す必要があ
る。 従って、第1の支持枠体のみが引き出される際、ある
いは第2の支持枠体が押戻される際、金種別一時貯留部
に一時貯留されている返却すべき紙幣はただ単に集積さ
れているに過ぎず、例えば集積枚数が多く、または集積
紙幣が流通券で集積高さが高くなってしまった場合に
は、最上部の紙幣が第2の支持枠体に支持される部材に
接触して機体内の予期せぬ場所に入り込んで取り残され
たり、あるいは破れたりする恐れがある。 本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、(1)支持枠体の引き出しに際して、上部の貯留紙
幣が機体内に接触して残留させたり、あるいは破損した
りすることを防止し、かつ引き出された支持枠体から紙
幣を取り出す際、紙幣の押さえ動作を行っているビルプ
レス部材を持ち上げるようにするだけで紙幣が簡単に取
り出すことができる、(2)紙幣の取り出しに際して、
前記ビルプレス部材が上方へ退避動作を行なった状態で
保持されることを防止できる、(3)金種別一時貯留部
に一時貯留された紙幣の集積高さが高い場合でも、支持
枠体の引き出しに際して、上部の貯留紙幣あるいはビル
プレス部材が機体内に接触して残留したり、あるいは破
損したりすることを防止できる金種別一時貯留装置を提
供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、 第1の発明では、機体の中段部分で且つ機体の前後方
向に紙幣を金種別に一時貯留する複数の金種別一時貯留
部を所定の間隔を有して設けるとともに、これら金種別
一時貯留部を機体の前後方向に移動自在の支持枠体に支
持させ、この支持枠体を機体内に押し込んでセットする
ことにより紙幣を金種別に振り分けて一時貯留動作を行
い、その後、金種別一時貯留部の紙幣を下方の金種別収
納箱へ収納したり、もしくは支持枠体を機体の前面側に
引き出して金種別一時貯留部の紙幣を取り出したりする
ようになした紙幣処理機において、 前記支持枠体に、 前記金種別一時貯留部に対応して配置され、上下方向
への回動によって前記金種別一時貯留部内の紙幣を上方
から押さえるビルプレス部材と、 前記金種別一時貯留部内の紙幣を上方から押さえる方
向に前記ビルプレス部材を回動付勢させ、前記ビルプレ
ス部材に紙幣の紙幣の押さえ動作を行わせる付勢手段
と、 前記ビルプレス部材を前記金種別一時貯留部内の紙幣
から離れる方向に回動させ、前記ビルプレス部材に退避
動作を行わせる駆動源と、 該駆動源と前記ビルプレス部材との間に設けられて、
紙幣を金種毎に振り分けて一時貯留させる際に、前記駆
動源により発生した駆動力を前記ビルプレス部材に伝達
して、前記ビルプレス部材を前記付勢手段の付勢力に抗
して退避動作を行わせ、また、前記一時貯留動作が終了
した際に、前記駆動源からビルプレス部材への駆動力伝
達を断として、前記付勢手段により前記ビルプレス部材
に紙幣の押さえ動作を行わせる駆動伝達機構機構とを具
備するようにしており、 更に、前記支持枠体には、 前記ビルプレス部材にその一端が連結され、前記ビル
プレス部材を紙幣の押さえ動作を行う方向へ強制的に動
作させることが可能な押さえリンク部材が設けられ、 他方、前記機体側には、 前記押さえリンク部材の他端に係合し、前記支持枠体
が機体内から機体前面側に引き出される際に、紙幣の押
さえ動作を行う方向に前記ビルプレス部材を強制的に動
作させる方向へ、前記リンク部材を強制的に動作させる
押さえカム部材が設けられていることを特徴としてい
る。 第2の発明では、前記支持枠体に、前記駆動伝達機構
に係合する設定防止位置と前記駆動伝達機構から退避す
る退避位置との間を移動自在に設けられ、前記設定防止
位置において、前記ビルプレス部材が外部からの該ビル
プレス部材の退避動作と同一方向の力を受けた際、前記
駆動源が前記退避動作と同一の方向へ受動的に設定され
ることを防止する受動設定防止部材と、 前記支持枠体が機体の前面側に引き出された際、前記
受動設定防止部材が設定防止位置に設定されるよう付勢
する第2の付勢手段とを具備し、 他方、前記機体側に、 前記支持枠体が機体内にセットされた際、前記受動設
定防止部材を前記第2の付勢手段に抗して前記設定防止
位置から退避位置に退避させる解除部材を設けるように
している。
【作用】
第1の発明によれば、紙幣を金種別に振り分けて一時
貯留動作を行う場合に、駆動伝達機構により、駆動源に
おいて発生した駆動力をビルプレス部材に伝達して、該
ビルプレス部材を付勢手段の付勢力に抗して退避動作さ
せ、上方に回動設定させることができる。 また、一時貯留動作が終了した場合に、前記駆動伝達
機構により、駆動源からビルプレス部材へのとの駆動力
伝達を断として、付勢手段によりビルプレス部材に紙幣
の押さえ動作を行わせることができる。 そして、この紙幣の押さえ動作の際、前記ビルプレス
部材は付勢手段の付勢力による押圧力を紙幣に働らかせ
ることができ、金種別一時貯留部に振り分けられた紙幣
量にしたがった位置にビルプレス部材を設定させること
ができる。 更に、前記一時貯留動作が終了した場合には、一時貯
留された紙幣についての収納指示、もしくは返却指示が
なされることになる。 そして、このとき特に、返却指示がなされた場合に
は、支持枠体とともに金種別一時貯留部が、機体の前面
側に引き出されることになるが、金種別一時貯留部に貯
留されている紙幣はビルプレス部材によって上方から押
さえられているため、支持枠体の引き出しに際して、上
部の貯留紙幣が機体内に接触して残留したり、あるいは
破損したりすることがない。 更に、このようにして引き出された支持枠体から紙幣
を取り出す際、付勢手段の付勢力によって紙幣の押さえ
動作を行っているビルプレス部材を持ち上げるようにす
るだけで紙幣が簡単に取り出せる。 すなわち、第1の発明によれば、一時貯留動作が終了
して、支持枠体とともに金種別一時貯留部が、機体の前
面側に引き出される返却動作がなされた場合に、前記支
持枠体とともにビルプレス部材も同じ方向に移動するこ
とから、金種別一時貯留部に貯留されている紙幣がビル
プレス部材によって常時上方から押さえられ、これによ
って支持枠体の引き出しに際して、上部の貯留紙幣が機
体内に接触して残留させたり、あるいは破損したりする
ことがない。 しかも、支持枠体の機体の前面側への引き出しに際
し、ビルプレス部材による紙幣の押さえ動作にも拘ら
ず、金種別一時貯留部に一時貯留された紙幣の集積高さ
が高い場合でも、押さえカム部材が支持枠体の引き出し
操作に応じて押さえリンク部材を作動させてビルプレス
部材を紙幣の押さえ動作を行う方向へ強制的に動作させ
るため、貯留紙幣が確実にビルプレス部材によって所定
高さ以下に抑えられ、支持枠体の引き出しに際して、上
部の貯留紙幣あるいはビルプレス部材が機体内に接触し
て残留したり、あるいは破損したりすることがない。 第2の発明によれば、支持枠体とともに金種別一時貯
留部が、機体の前面側に引き出される返却動作がなされ
た状態において、紙幣の押さえ動作を行っているビルプ
レス部材を持ち上げて紙幣を取り出した場合に、駆動伝
達機構の構成によっては、駆動源までがビルプレス部材
を退避動作させた時と同じ状態に設定されることも起こ
り得る。 しかしながら、この第2の発明では、支持枠体ととも
に金種別一時貯留部が機体の前面側に引き出された際、
第2の付勢手段によって、受動設定防止部材を、駆動源
がビルプレス部材を退避させる方向に受動的に動作させ
られることを防止した設定防止位置に配置させるように
したで、紙幣の取り出しに際してビルプレス部材が上方
へ退避動作を行なった状態で保持されることはなくな
り、紙幣の取り出しを終了した後、直ちに支持枠体を機
体内に押し戻して、返却処理を終了させることができ
る。 また、支持枠体とともに金種別一時貯留部が機体内に
セットされた場合には、解除部材により、前記受動設定
防止部材を、第2の付勢手段に抗して、設定防止位置か
ら退避位置にまで退避させるようにしたので、この状態
において、駆動源において発生した駆動力をビルプレス
部材に伝達し、これによって、金種別一時貯留部に紙幣
を金種別に振り分ける一時貯留動作を行わせることがで
きる。
【実施例】
この発明が適用される紙幣入出金機の全体概略構成を
第1図を参照して説明する。 この紙幣入出金機は、紙幣を金種別収納箱100に対し
て入金する際に、最終的な受け入れが確認されるまでの
間に、二点鎖線で示される金種別一時貯留装置101内の
金種別一時貯留部11(後述する)に該紙幣を一時貯留さ
せるようにしたものである。 この金種別一時貯留装置101は、機体102内から機体10
2の前面側(図面左方)に引き出し可能に支持された支
持枠体103に支持されるものであり、支持枠体103ととも
に、機体102から引き出された状態において、一時貯留
された紙幣が操作者に返却可能とされている。 また、同じく二点鎖線で示されるように、金種別収納
箱100は、機体102内から前面側に引き出し可能に支持さ
れ、金種別収納箱100の機体102からの装填、取り出し、
交換が行えるように構成されている。 なお、前記金種別一時貯留装置101は、紙幣を金種別
収納箱100に投入する場合の一時貯留部として使用され
る外、紙幣を金種毎に単に計数して分類する計数分類処
理にも使用される。 次に、符号1で示す機体102の前面側には、テラーに
よって紙幣の入金、出金がなされる入金投入部2、出金
投出部3がそれぞれ設けられ、この機体102の内部に
は、前者の入金投入部2を起点とする入金ルート4、後
者の出金投出部3を終点とする出金ルート5が設けられ
ている。 前記入金ルート4は、入金投入部2から投入された紙
幣を金種別収納箱100に入金するための搬送経路であっ
て、その搬送経路に沿うように、入金投入部2に投入さ
れた紙幣を一枚ずつ繰り出す繰出機構8と、この繰出機
構8により繰り出された紙幣の金種、正券損券、偽券等
を鑑別しかつ計数する入金鑑別部9と、この入金鑑別部
9を経由した紙幣を、該入金鑑別部9の鑑別結果に基づ
き金種毎に振り分ける3つの振分部10が順次設けられて
いる。 これら振分部10は、前記入金鑑別部9の鑑別結果に基
づいて、例えば正券の万券、正券の千券、それ以外の新
券を3つの各金種別一時貯留部11に振り分けるととも
に、これら各金種別一時貯留部11に振り分けられなかっ
た紙幣、すなわち偽券、判別不能券(二重送り券)等を
リジェクト口12に返却するものである。 前記金種別一時貯留部11は、開閉自在に設けられたシ
ャッタ13(後述するシャッタ部材41により構成される)
が閉鎖状態にあるときに、前記紙幣を一時貯留できるも
のであって、入金鑑別部9の鑑別結果(図示しない金額
表示部に表示される)を操作者が参照して、金種別一時
貯留部11に一時貯留された紙幣を受け入れると判断した
場合に、前記シャッタ13が解放されて該紙幣が金種別収
納箱100に収納されるようになっている。また、入金鑑
別部9の鑑別結果を操作者が参照して、金種別一時貯留
部11に一時貯留された紙幣を受け入れることができない
と判断した場合に、金種別一時貯留装置101が機体102か
ら引き出され、その金種別一時貯留部11に一時貯留され
た紙幣が操作者に返却されるようになっている。 前記金種別一時貯留部11の下方に位置する金種別収納
箱100は、金種別一時貯留部11に一時貯留される金種に
対応して設けられたものであって、その内部に落下して
収納された紙幣は、出金ルート5を通じて出金投出口3
から払出されるようになっている。 次に、第2図を参照して、金種別一時貯留部11がその
内部に設けられる金種別一時貯留装置101の構成につい
て説明する。 第2図は、金種別一時貯留装置101の一部の側面図を
示し、支持枠体103に回動自在に支持されたビルプレス
部材15を駆動する駆動源としてのソレノイド16と、該ソ
レノイド16の駆動力をビルプレス部材15に伝達する駆動
伝達機構17とを示している。 第2図に示す状態は、金種別一時貯留装置101が機体1
02内の所定位置にセットされ、かつ前述した振分部10に
より振ら分けられた紙幣を金種別一時貯留装置101へ一
時貯留するために、ソレノイド16(図示実施例では双方
向安定型のラッチングソレノイドが使用される)が図示
右方に駆動され、これにより駆動伝達機構17を介してビ
ルプレス部材15が上方へ退避されているところを示すも
のである。 以下に、第2図を参照して駆動伝達機構17の構成につ
いて詳細に説明する。 ソレノイド16のプランジャー18には、支持枠体103に
水平方向移動自在に設けられたリンク部材19がピン20に
より連結され、このリンク部材19には揺動カム21の一端
がピン22により結合されている。 この揺動カム21は、支持枠体103に固定された軸23を
中心に揺動し、その他端には軸23からの距離が異なる2
つのカム面21A・21Bが形成されている。 また、この揺動カム21の他端にはアーム部材24がピン
25により結合されている。前記アーム部材24は、図中右
端部が、揺動カム21との間に設けられた引張バネ26によ
り該揺動カム21のカム面21A・21B側に揺動付勢されると
ともに、アーム部材24の図中右端部と揺動カム21のカム
面21A・21Bとの間に一定幅のガイド溝27が形成されるよ
うに、揺動カム21に固定されたピン28により揺動規制が
行なわれている。 他方、揺動カム21のカム面21A・21Bの近傍位置には、
支持枠体103に支持された軸29を中心に回動可能な大歯
車30が設けられ、この大歯車30の側面にはガイドローラ
31が支持され、後述する第3図(a)に示すコイルバネ
(39)により、大歯車30のガイドローラ31が揺動カム21
のカム面21A・21Bに係合するように回転付勢されてい
る。 そして、この大歯車30には小歯車32が噛み合わされ、
この小歯車32の回転中心である取付軸33には取付板34を
介してビルプレス部材15が支持されている。なお、前記
取付軸33は支持枠体103に支持されるものであり、また
前記取付板34と小歯車32とはこの取付軸33を介して一体
に回転動作するものである。 また、ソレノイド16とリンク部材19の間には、リンク
部材19に係脱されて、係となっている状態において該リ
ンク部材19の移動(第2図においてリンク部材19の右方
向への移動)を規制するロックアーム35(受動設定防止
部材)が、支持枠体103に設けられた垂直軸36を中心と
して回動自在に支持されている。 また、前記支持枠体103には、第3図(a)に示すよ
うに、前記ロックアーム35をリンク部材19に係合する側
(設定防止位置)に回動付勢する棒状バネ37が設けら
れ、また、前記機体102側には、前記ロックアーム35を
押圧して動作させるための解除部材38が設けられてい
る。 なお、前記解除部材38は、金種別一時貯留装置101が
機体102内にありかつ機体内102の所定位置にセットされ
ているときには、ロックアーム35を押圧して、該ロック
アーム35をリンク部材19と係合する位置(設定防止位
置)から退避位置に退避され(該ロックアーム35のリン
ク部材19に対する係合状態を解除させ)、これによって
ソレノイド16によるリンク部材19の移動を可能とし、ビ
ルプレス部材15を上昇させることができるものである。 また、この解除部材38は、第3図(a)に示すよう
に、金種別一時貯留装置101が機体102の所定位置から少
しでも引き出されているときには、ロックアーム35に対
する押圧が解除され、これによって棒状バネ37に付勢さ
れたロックアーム35が、リンク部材19と係合する位置
(設定防止位置)に戻って該リンク部材19の移動を規制
するものである(すなわち、ソレノイド16によるリンク
部材19の移動を規制し、ビルプレス部材15を下方に位置
させた状態で保持させるものである)。 なお、第3図(a)において、符号39で示すものは支
持枠体103と、大歯車30との間に設けられたコイルバネ
であって、該コイルバネ39により、前記大歯車30ととも
にガイドローラ31を、第2図反時計方向に付勢するよう
になっている。 以上のように構成された紙幣処理機の動作について詳
細に説明する。 ◎「金種別一時貯留装置101が機体102内にセットされて
いる際の動作」 第2図に示したように、金種別一時貯留装置101が機
体102内にセットされている状態においては、ソレノイ
ド16が右方へ一定時間ON状態となってプランジャー18が
右方へ引かれることにより(すなわち、この状態では解
除部材38が、ロックアーム35をリンク部材19と係合する
位置(設定防止位置)から退避させているので、該ロッ
クアーム35によりリンク部材19の動きは規制されていな
い)、リンク部材19も右方に引かれ、このリンク部材19
とピン結合される揺動カム21が軸23を中心に時計方向に
回転し、この揺動カム21の回転により、揺動カム21のカ
ム面21A・21Bが大歯車30の側面のガイドローラ31を右方
に押圧する、すなわち、大歯車30においては反時計方向
に回転し(ガイドローラ31との当接位置がカム面の21A
から21Bに移ることによる)、大歯車30と噛み合う小歯
車32が時計方向に回転し、最終的に、小歯車32の取付軸
33に取付板34を介して支持されるビルプレス部材15も時
計方向に回転して、金種別一時貯留装置101の上方へ退
避されることになる。 なお、この状態では、揺動カム21のアーム部材24は何
等作用を行なわない。 また、ソレノイド16は双方向安定型ラッチングソレノ
イドが使用されることにより、一定時間のON状態が終っ
ても、プランジャー18の作動状態は変わらず、ビルプレ
ス部材15が金種別一時貯留部101の上方へ退避した状態
が保持される。 ◎「金種別一時貯留装置101が機体102内から引き出す際
の動作」 第3図(a)〜第3図(c)は金種別一時貯留装置10
1が機体102の前面側に引き出されたときの状態を示すも
のであり。特に、第3図(a)は平面図を、第3図
(b)、第3図(c)は側面図を示すものである。 そして、第3図(a)においては、金種別一時貯留装
置101が機体102の前面側に引き出されることにより、解
除部材38がロックアーム35を押圧することが解除され、
その結果、ロックアーム35が棒状バネ37により退避位置
からリンク部材19と係合する設定防止位置に戻され、こ
れによって該リンク部材19が図中右側に移動することが
規制される。すなわち、ソレノイド16による、リンク部
材19の右方向への移動が規制されて、第2図に示したよ
うな、ビルプレス部材15が金種別一時貯留装置101の上
方へ退避されることが規制される。 なお、金種別一時貯留装置101を機体102の前面側に引
き出すに際しては、ソレノイド16が左方へ一時状態ON状
態とされ、プランジャー18が左方へ引かれることによ
り、ビルプレス部材15を反時計方向に回動させ金種別一
時貯留装置101内に位置させることが行われる。すなわ
ち、第3図(b)に示すように、ソレノイド16を左方へ
一定時間ON状態とすることにより(プランジャー18は図
中左側に移動される)、揺動カム21を軸23を中心に第2
図の状態から反時計方向に回転させた状態とし、これに
より、この揺動カム21の揺動カム21のカム面21A・21Bが
大歯車30の側面のガイドローラ31が左方、すなわち、大
歯車30においては時計方向に回転し(ガイドローラ31と
の当接位置がカム面の21Bから21Aに移ることによる)、
大歯車30と噛み合う小歯車32が反時計方向に回転し、最
終的に、小歯車32の取付軸33に取付板34を介して支持さ
れるビルプレス部材15も反時計方向、すなわち、金種別
一時貯留装置101内に位置するように設定される。 また、第3図(c)では、金種別一時貯留装置101が
機体102の前面側に引き出された状態において、金種別
一時貯留装置101内の紙幣を取り出す際に、人手によっ
てビルプレス部材15が上方へ退避されたときの状態を示
しており、ビルプレス部材15が図示時計方向へ回転され
ると、小歯車32も時計方向に回転し、大歯車30を反時計
方向に回転させる。 そして、この大歯車30の反時計方向への回転によっ
て、大歯車30の側面のガイドローラ31も反時計方向に移
動し、その結果、ガイドローラ31が、アーム部材24の図
中右端部を引張バネ26に抗してピン25を中心として反時
計方向に回転させる。 アーム部材24の反時計方向の回転力は、引張バネ26を
介して、揺動カム21を軸23を中心として時計方向に回転
させ、さらにはリンク部材19を右方に移動させる力とな
るが、既に該リンク部材19は設定防止位置にあるロック
アーム35によって図中右方へ移動が規制されているた
め、該アーム部材24と揺動カム21との間の前記引張バネ
26が伸びることにより、該アーム部材24の反時計方向の
回転力は揺動カム21の時計方向の回転力にはならず、ア
ーム部材24のみが反時計方向に回転されるだけで済む。 よって、前記人手によってビルプレス部材15が上方へ
持ち上げ、金種別一時貯留装置101内の紙幣の取り出し
が終了した場合に、該ビルプレス部材15を人が離せば、
引張バネ26及びコイルバネ39により、大歯車30、小歯車
32、取付軸33、取付板34を介して該ビルプレス部材15が
下方に移動し、これにより、該ビルプレス部材15が再
度、金種別一時貯留装置101内に配置されることにな
る。 次に、第4図に示す金種別一時貯留装置101の一部の
平面図を参照して、金種別一時貯留装置101を説明す
る。 金種別一時貯留装置101は、上方が開いている箱状体
であって、側面の壁部材40と、下面の開閉自在のシャッ
タ部材41とで全体が構成される。そして、これら側面の
壁部材40とシャッタ部材41とで形成された空間部によ
り、第1図において述べた金種別一時貯留部11が構成さ
れる。 ビルプレス部材15は、前述した通り小歯車32が回転す
ることにより上方へ退避動作し、下方へ回転してシャッ
タ部材41上に集積されている紙幣を押圧動作する。な
お、前記シャッタ部材41上には、前記入金ルート4を通
じて1枚ずつ送られ前記振分部10により振り分けられた
紙幣が集積状態で載置されるものである。 シャッタ部材41は、水平面を有しかつほぼ中央で左右
に2分割されたものであり、図示しないモータで駆動歯
車42が回転されることにより伝達ベルト43を介して2つ
の連結部材44が左右に互い違いに移動し、これと連結さ
れる左右のシャッタ部材41が同じく左右に互い違いに移
動して開閉動作を行なう。 なお、ビルプレス部材15の取付板34を支持する他方の
取付軸33側には、金種別一時貯留装置101を機体102の前
面側に引き出す際、(上方に退避していた)ビルプレス
部材15を強制的に紙幣を押圧する方向へ作動させる押さ
え機構104が設けられている。 この押さえ機構104について以下の第5図(a)及び
第5図(b)を参照して詳しく説明する。 これら第5図(a)及び第5図(b)は、金種別一時
貯留装置101の一部側断面図を示すものであり、時に、
第5図(a)は金種別一時貯留装置101が機体102内の所
定位置にセットされた状態を示し、また、第5図(b)
は金種別一時貯留装置101が機体102の前面側に引き出さ
れる途中の状態を示すものである。 そして、これらの図において、符号50で示すものは、
支持枠体103に支持されたビルプレス部材15の押さえリ
ンク機構であり、また、符号51で示すものは、機体102
側に支持され、金種別一時貯留装置101の移動経路内に
配置された押さえカム部材である。 まず、前者の押さえリンク機構50について説明する。 まず、ビルプレス部材15の揺動中心となる前記取付軸
33には取付部材52が固定され、この取付部材52であり、
かつ前記取付軸33から偏心した位置には連結ピン53が固
定されている。 一方、支持枠体103には軸54が固定され、この軸54に
は、その先端にカムフォロア55を支持する第1の作動リ
ンク56と、この第1の作動リンク56とその回転方向にお
いて係合可能な第2の作動リンク57とがそれぞれ揺動自
在に支持されている。 これら第1の作動リンク56と第2の作動リンク57と
は、その間の図示せぬバネにより互いに係合する方向に
付勢され、また、前記第2の作動リンク57と支持枠体10
3との間には、係合されて一体となった第1の作動リン
ク56と第2の作動リンク57とを共に図示反時計方向に回
転付勢する引張バネ58が設けられている。 また、前記支持枠体103には、第2の作動リンク57の
反時計方向の回転を規制して、該第2の作動リンク57に
係合されている第1の作動リンク56の同方向への回転を
規制し、これによって該第1の作動リンク56の先端に位
置するカムフォロア55を該支持枠体103の上方に突出さ
せるためのピン59が設けられている。 さらに、第2の作動リンク57の他端には連結リンク60
がピン61により結合され、この連結リンク60の他端側に
形成された長孔62には、前記ビルプレス部材15の連結ピ
ン53がはめ込まれている。 他方、支持枠体103の上方に位置する機体102には、支
持枠体103と近接する押さえカム部材51が設けられてい
る。 押さえカム部材51は、前記第1の作動リンク56のカム
フォロア55と係脱可能に構成されて、特に、金種別一時
貯留装置101が機体102内の所定位置にセットされている
ときには、押さえカム部材51と第1の作動リンク56のカ
ムフォロア55とは係合せず(第5図(a)参照)、ま
た、金種別一時貯留装置101が機体102内の所定位置から
移動したときには、押さえカム部材51と第1の作動リン
ク56のカムフォロア55が係合するように構成されている
(第5図(b)参照)。 よって、金種別一時貯留装置101とともに、支持枠体1
03が機体102内から機体102の前面側に引き出される際、
第5図(b)に示されるように、第1の作動リンク56の
カムフォロア55が押さえカム部材51に係合して時計方向
に回動され、第1の作動リンク56、第2の作動リンク5
7、連結リンク60、長孔62、連結ピン53、取付部材52を
介してビルプレス部材15が紙幣を押さえる方向に強制的
に動作させられる。 他方、金種別一時貯留装置101とともに支持枠体103を
機体102の前面側から機体102内に押し込む際には、第1
の作動リンク56のみが図示せぬバネに抗して回転される
だけである。同様に、前記支持枠体103を機体102内に押
し込んだ状態では、引張バネ58により第2の作動リンク
57が軸54を中心として反時計方向に回転され、これによ
りピン61を介して連結リンク60が図中右方向に移動し、
これにより該連結ピン60の右端部の長孔62に沿って、連
結ピン53を相対的に左方向に移動させる。すなわち、ビ
ルプレス部材15が下降している状態で、第1の作動リン
ク56、第2の作動リンク57のみが第5図(a)に示す状
態に復帰する(このときソレノイド16のプランジャー18
は、第3図(b)に示すように図示左方へ一定時間ON状
態となって左方へ引かれた状態にあるものとする)。
【変形実施例1】 第6図(a)及び第6図(b)はソレノイド16とビル
プレス部材15の間の駆動伝達機構17の変形実施例を示し
ている。 先の実施例においては、ソレノイド16が比較的駆動力
の小さい且つ励磁時間が短くて済むラッチングソレノイ
ドである場合を示したが、ここでは、駆動力の大きい且
つ励磁時間を長くして保持することが可能なソレノイド
63を用いた場合を示す。 変更点のみを説明すると、リンク部材19と大歯車30の
側面のガイドローラ31との間に、長孔64を有する連結リ
ンク65を設け、長孔64にはガイドローラ31を挿入し、ガ
イドローラ31とリンク部材19の間にはガイドローラ31を
リンク部材19側に引っ張る引張バネ66を設けている。 よって、第6図(a)に示されるように、ソレノイド
63を励磁した場合には、リンク部材19が図示右方へ引か
れ、同様にして連結リンク65が図示右方へ移動し、ガイ
ドローラ31は長孔64の左側縁部によって大歯車30が反時
計方向に回転するように移動され、小歯車32は時計方向
に回転し、ビルプレス部材15が上方へ退避する。 また、第6図(b)に示されるように、ソレノイド63
の励磁を解いた場合には、リンク部材19が図示左方へ引
かれ、同様にして連結リンク65が図示左方へ移動し、ガ
イドローラ31は、引張バネ66により、長孔64の左側縁部
を追うように大歯車30が時計方向に回転するように移動
され、小歯車32は反時計方向に回転し、ビルプレス部材
15が下方へ紙幣の押圧動作を行なう。 よって、ソレノイド63の励磁が解かれた際、紙幣の量
によっては、ビルプレス部材15が第6図(b)の位置ま
で下方へ揺動しない場合、連結リンク65の図示左方への
移動に際し、ガイドローラ31は長孔64の例えば中間部に
位置することになる。
【変形実施例2】 第7図(a)、第7図(b)はビルプレス部材15と押
さえカム部材67(51)との間の押さえリンク機構50の変
形実施例を示している。 先の実施例においては、押さえカム部材51が支持枠体
103の上方に設けられているのに対し、ここでは、支持
枠体103の下方に設けられている場合を示す。 変更点のみを説明すると、ビルプレス部材15の後方に
延びるアーム68の先端にカムフォロア69を設け、このカ
ムフォロア69の下方に押さえカム部材67を配置する。こ
こで、前記アーム68は前記コイルバネ39により取付軸33
を中心として反時計方向に付勢されている。 よって、第7図(a)に示されるように、ビルプレス
部材15が紙幣の押圧動作を行なってもその下降量が一定
以下にならないとき、支持枠体103が機体102の前面側に
引き出される際には、第7図(b)に示されるように、
押さえカム部材67がアーム68先端のカムフォロア69を押
し上げるため、ビルプレス部材15の先端は所定の高さ以
下に強制的に設定される。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、 第1の発明によれば、一時貯留動作が終了して、支持
枠体とともに金種別一時貯留部が、機体の前面側に引き
出される返却動作がなされた場合に、前記支持枠体とと
もにビルプレス部材も同じ方向に移動することから、金
種別一時貯留部に貯留されている紙幣をビルプレス部材
によって常時上方から押さえることができ、これによっ
て支持枠体の引き出しに際して、上部の貯留紙幣が機体
内に接触して残留させたり、あるいは破損したりするこ
とを防止できる効果が得られる。 しかも、支持枠体の機体の前面側への引き出しに際
し、ビルプレス部材による紙幣の押さえ動作にも拘ら
ず、金種別一時貯留部に一時貯留された紙幣の集積高さ
が高い場合でも、押さえカム部材が支持枠体の引き出し
操作に応じて押さえリンク部材を作動させてビルプレス
部材を紙幣の押さえ動作を行う方向へ強制的に動作させ
るため、貯留紙幣が確実にビルプレス部材によって所定
高さ以下に抑えられ、支持枠体の引き出しに際して、上
部の貯留紙幣あるいはビルプレス部材が機体内に接触し
て残留したり、あるいは破損したりすることが防止され
る効果が得られる。 第2の発明によれば、支持枠体とともに金種別一時貯
留部が機体の前面側に引き出された際、第2の付勢手段
によって、受動設定防止部材を、駆動源がビルプレス部
材が退避する方向に受動的に動作させられることを防止
した設定防止位置に配置させるようにしたので、紙幣の
取り出しに際してビルプレス部材が上方へ退避動作を行
なった状態で保持されることはなくなり、紙幣の取り出
しを終了した後、直ちに支持枠体を機体内に押し戻し
て、返却処理を終了させることができる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図(b)は本発明の一実施例を示す図であ
って、第1図は紙幣処理機の全体概略構成図、第2図は
金種別一時貯留装置に設けられた駆動伝達機構を示す側
面図、第3図(a)は第2図に示す駆動伝達機構の平面
図、第3図(b)及び第3図(c)は駆動伝達機構の動
作を示す側面図、第4図は金種別一時貯留装置の一つの
金種別貯留部を示す平面図、第5図(a)及び第5図
(b)は押さえリンク機構とその動作を示す断面図、第
6図(a)及び第6図(b)は第2図に示す駆動伝達機
構の他の例を示す図、第7図(a)及び第7図(b)
は、第5図(a)及び第5図(b)に示す押さえリンク
機構の他の例を示す図である。 100……金種別収納箱、 101……金種別一時貯留装置、 102……機体、 103……支持枠体、 15……ビルプレス部材、 16……ソレノイド(駆動源)、 17……駆動伝達機構、 35……ロックアーム(受動設定防止部材)、 37……棒状バネ(第2の付勢手段)、 38……解除部材、 39……コイルバネ(付勢手段)、 50……押さえリンク機構、 51……押さえカム部材、 56……第1の作動リンク(押さえリンク部材)、 57……第2の作動リンク(押さえリンク部材)、 63……ソレノイド(駆動源)、 67……押さえカム部材、 68……アーム(押さえリンク部材)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の中段部分で且つ機体の前後方向に紙
    幣を金種別に一時貯留する複数の金種別一時貯留部を所
    定の間隔を有して設けるとともに、これら金種別一時貯
    留部を機体の前後方向に移動自在の支持枠体に支持さ
    せ、この支持枠体を機体内に押し込んでセットすること
    により紙幣を金種別に振り分けて一時貯留動作を行い、
    その後、金種別一時貯留部の紙幣を下方の金種別収納箱
    へ収納したり、もしくは支持枠体を機体の前面側に引き
    出して金種別一時貯留部の紙幣を取り出したりするよう
    になした紙幣処理機において、 前記支持枠体には、 前記金種別一時貯留部に対応して配置され、上下方向へ
    の回動によって前記金種別一時貯留部内の紙幣を上方か
    ら押さえるビルプレス部材と、 前記金種別一時貯留部内の紙幣を上方から押さえる方向
    に前記ビルプレス部材を回動付勢させて、該ビルプレス
    部材に紙幣の紙幣の押さえ動作を行わせる付勢手段と、 前記ビルプレス部材を前記金種別一時貯留部内の紙幣か
    ら離れる方向に回動させ、前記ビルプレス部材に退避動
    作を行わせる駆動源と、 該駆動源と前記ビルプレス部材との間に設けられて、紙
    幣を金種毎に振り分けて一時貯留させる際に、前記駆動
    源により発生した駆動力を前記ビルプレス部材に伝達し
    て、前記ビルプレス部材を前記付勢手段の付勢力に抗し
    て退避動作を行わせ、また、前記一時貯留動作が終了し
    た際に、前記駆動源からビルプレス部材への駆動力伝達
    を断として、前記付勢手段により前記ビルプレス部材に
    紙幣の押さえ動作を行わせる駆動伝達機構とが具備され
    ており、 更に、前記支持枠体には、 前記ビルプレス部材にその一端が連結され、前記ビルプ
    レス部材を紙幣の押さえ動作を行う方向へ強制的に動作
    させることが可能な押さえリンク部材が設けられ、 他方、前記機体側には、 前記押さえリンク部材の他端に係合し、前記支持枠体が
    機体内から機体前面側に引き出される際に、紙幣の押さ
    え動作を行う方向に前記ビルプレス部材を強制的に動作
    させる方向へ、前記リンク部材を強制的に動作させる押
    さえカム部材が設けられていることを特徴とする紙幣処
    理機の金種別一時貯留装置。
  2. 【請求項2】更に、前記支持枠体には、 前記駆動伝達機構に係合する設定防止位置と該駆動伝達
    機構から退避する退避位置との間を移動自在に設けら
    れ、前記設定防止位置において、前記ビルプレス部材が
    外部からの該ビルプレス部材の退避動作と同一方向の力
    を受けた際、前記駆動源が前記退避動作と同一方向へ受
    動的に設定されることを防止する受動設定防止部材と、 前記支持枠体が機体の前面側に引き出された際、前記受
    動設定防止部材が設定防止位置に設定されるよう付勢す
    る第2の付勢手段とが具備され、 他方、前記機体側には、 前記支持枠体が機体内にセットされた際、前記受動設定
    防止部材を前記第2の付勢手段に抗して、前記設定防止
    位置から退避位置に退避させる解除部材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理機の金種別
    一時貯留装置。
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