JP2593667Y2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2593667Y2
JP2593667Y2 JP1993031345U JP3134593U JP2593667Y2 JP 2593667 Y2 JP2593667 Y2 JP 2593667Y2 JP 1993031345 U JP1993031345 U JP 1993031345U JP 3134593 U JP3134593 U JP 3134593U JP 2593667 Y2 JP2593667 Y2 JP 2593667Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電源装置に係り、特
にアダプタのように負荷本体とは分離されて負荷に接続
するためのケーブルが設けられる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置においては、電源本体
の出力電圧の定電圧制御がなされても、ケーブルの抵抗
による電圧降下があるため、実際には負荷の入力端電圧
が規定値に保たれないことがある。この種の電源装置で
ケーブルの出力端電圧,即ち負荷の入力端電圧を一定に
保つためには、図3に示すように、負荷の入力端電圧を
リモートセンシングする信号線を電源供給線とは別に配
設して、負荷の入力端電圧が一定になるよう交流電圧源
に対して帰還をかけることが行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来方式では、信号線が余分に増えるため、扱いにくくな
り、またコストアップにつながるという問題があった。
この考案は、余分な信号線を増やすことなく、負荷の入
力端電圧を定電圧制御できるようにした電源装置を提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、可変交流電
圧源から直流出力を得てその出力端がケーブルを介して
負荷に接続される主整流平滑手段と、この主整流平滑手
段の出力電圧と基準電圧とを比較して、その比較結果に
より直流出力を定電圧制御すべく前記可変交流電圧源を
制御する帰還手段とを有する電源装置において、前記主
整流平滑手段に併設されて前記可変交流電圧源の出力か
ら負荷につながらない直流出力を得る補助整流平滑手段
と、前記主整流平滑手段の出力と補助整流平滑手段の出
力の差電圧を検知して負荷電流に比例した出力電圧を得
る差電圧検知手段と、この差電圧検知手段の出力に応じ
て、前記ケーブルでの電圧降下分を補償して前記負荷の
入力端電圧が規定値になるように前記基準電圧を可変制
御する利得調整手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】この考案においては、負荷電流に影響されない
補助整流平滑手段の出力電圧と、負荷電流により変動す
る主整流平滑手段の出力電圧の差を検出することによ
り、負荷電流に比例した出力を得て、この出力を利用し
て定電圧制御のための帰還回路を構成する基準電圧の可
変制御が行われる。このとき基準電圧の制御として例え
ば、電源ケーブルの長さ、太さ等より決まる抵抗分を考
慮して、ケーブルでの電圧降下分を基準電圧に加算する
という調整が行われる。これによりケーブルの電圧降下
分を補償するように負荷電流を増大させる電流正帰還が
かけられることがになり、従って負荷電流の大きさによ
らず、負荷の入力端電圧を所定の電圧値に保つという制
御がなされる。従ってこの考案によれば、電力供給線と
別に負荷入力端につながる信号線を設けることなく、そ
のような信号線を設ける従来方式と同様の定電圧制御が
電源本体内で行われることになる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の実施例を
説明する。図1は、この考案の一実施例の電源装置のブ
ロック構成であり、図2はその具体構成例である。電源
本体1内には、可変交流電圧源11を構成する例えばス
イッチング・インバータ回路と、その出力を整流平滑す
る主整流平滑回路12と共に、主整流平滑回路12に併
設された負荷にはつながらない補助整流平滑回路13を
有する。主整流平滑回路12は、図2に示すように、整
流用ダイオードD1と平滑用コンデンサC1 により構成
され、補助整流平滑回路13は同様に、整流用ダイオー
ドD2 と平滑用コンデンサC2 により構成されている。
主整流平滑回路12の出力がケーブル2を介して負荷3
に接続される。
【0007】基準電圧源16と、その基準電圧と主整流
平滑回路12の出力電圧の比較を行って交流電圧源11
を制御する比較器17の部分は、直流出力を定電圧制御
するための帰還回路を構成している。この実施例では、
基準電圧源16が事実上固定の基準電圧分VR1 と可変
の基準電圧分VR2との加算として表される可変基準電
圧源となっている。主整流平滑回路12の出力と補助整
流平滑回路13の出力にはそれらの出力電圧の差を検知
する差電圧検知回路14が設けられ、この差電圧検知回
路14の出力にはこれに所定係数をかけて可変基準電圧
源14を制御する利得調整回路15とが設けられてい
る。利得調整回路15は、後に具体的に説明するよう
に、出力直流電圧の定電圧制御に対して負荷電流の大き
さに対応して補正を加え、ケーブル2の出力端即ち負荷
3の入力端電圧を規定の電圧値にするための利得調整を
行うものである。
【0008】差電圧検知回路14は具体的には、図2に
示す例では、pnpトランジスタQと、ダイオードD3
と抵抗RB によるベースバイアス回路により構成されて
いる。トランジスタQは、ベースがダイオードD3を介
して主整流平滑回路12の出力端子N1 に接続され、エ
ミッタが抵抗Reを介して補助整流平滑回路13の出力
端子N2 に接続されているから、これら出力端子N1 ,
N2 の電圧差に応じて導通度が制御されることになる。
基準電圧源16は、ツェナーダイオードZDと抵抗Rs
により構成され、その基準電圧と主整流平滑回路12の
出力電圧を比較する比較器17はフォトカプラーPCに
より構成されている。つまり基準電圧と主整流平滑回路
12の出力電圧の差によりフォトカプラーPCのオンオ
フが制御される。具体的に出力電圧が基準電圧値を超え
るとフォトカプラーPCがオンして、出力電圧を下げる
べく交流電圧源11のスイッチング制御がなされる。
【0009】利得調整回路15は、トランジスタQのエ
ミッタに挿入された抵抗Reと、基準電圧源の一部であ
る抵抗Rsとにより構成されている。ここで抵抗Reと
Rsとは、主整流平滑回路12のダイオードD1 の順方
向抵抗をrd 、ケーブル2の抵抗をrc として、 Rs/Re=rc /rd を満たすように設定されている。抵抗rd ,rc はそれ
ぞれどのような素子及びケーブルを用いるかにより予め
求められるから、これに応じて上式に従って、抵抗R
s,Reが一定の定数として設定される。
【0010】このように構成された電源装置の動作を次
に説明する。無負荷のときは、主整流平滑回路12の出
力端子N1の電圧V1と、補助整流平滑回路13の出力端
子N2 の電圧V2 とはほぼ等しい。このときトランジス
タQはオフであって、帰還回路を構成する基準電圧は固
定であり、通常通りの定電圧制御がなされる。負荷3が
接続されると、負荷電流iL が流れ、主整流平滑回路1
2側ではダイオードD1 の順方向抵抗rd による電圧降
下が生じる。一方、補助整流平滑回路13側は負荷につ
ながっていないので無負荷時と条件は同じである。従っ
てこのとき、電圧V1 とV2 の間に、 V2 −V1 =iL ・rd なる差が生じる。つまり、負荷電流iL に比例した差電
圧が得られる。
【0011】こうして得られた差電圧に応じてトランジ
スタQが導通し、且つ差電圧の抵抗Re,Rsの比で決
まる成分が利得調整分として基準電圧に加算される。即
ち抵抗Re,Rsの比は前述のように、ケーブル2の抵
抗分を考慮して設定されていて、事実上ケーブル2での
負荷電流による電圧降下分が基準電圧に加算される結果
となる。そうすると、主整流平滑回路12の出力電圧
が、ケーブル下2での電圧降下を考慮しない場合の通常
の規定値より高くなったときにこれを抑えるように交流
電圧源11のスイッチング制御がなされる。言い換えれ
ば、負荷電流に応じてケーブル2での電圧降下分を補償
する方向に電流正帰還がかけられたことになり、これに
よりケーブル2の出力端即ち負荷3の入力端電圧を規定
電圧値に保つという制御がなされることになる。
【0012】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば、余
分な信号線を用いることなく、出力ケーブルでの電圧降
下分を補償して負荷の入力端電圧を一定値に保つことを
可能とした電源装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例の電源装置のブロック構
成を示す。
【図2】 同実施例の装置の具体構成を示す。
【図3】 従来の電源装置の構成を示す。
【符号の説明】
1…電源本体、2…ケーブル、3…負荷、11…可変交
流電圧源、12…主整流平滑回路、13…補助整流平滑
回路、14…差電圧検知回路、15…利得調整回路、1
6…可変基準電圧源、17…比較器。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変交流電圧源から直流出力を得てその
    出力端がケーブルを介して負荷に接続される主整流平滑
    手段と、 この主整流平滑手段の出力電圧と基準電圧とを比較し
    て、その比較結果により直流出力を定電圧制御すべく前
    記可変交流電圧源を制御する帰還手段と、 前記主整流平滑手段に併設されて前記可変交流電圧源の
    出力から負荷につながらない直流出力を得る補助整流平
    滑手段と、 前記主整流平滑手段の出力と補助整流平滑手段の出力の
    差電圧を検知して負荷電流に比例した出力電圧を得る差
    電圧検知手段と、 この差電圧検知手段の出力に応じて、前記ケーブルでの
    電圧降下分を補償して前記負荷の入力端電圧が規定値に
    なるように前記基準電圧を可変制御する利得調整手段
    と、 を有することを特徴とする電源装置。
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