JP2924240B2 - 直流高圧電源回路 - Google Patents

直流高圧電源回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機やプ
リンタ等の電子写真応用装置に使用される放電器などに
直流の高電圧を印加するための直流高圧電源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真応用装置の放電器な
どに用いられる直流高圧電源装置としては、次に示すよ
うなものがある。これは、図10に示すように、昇圧ト
ランスTの一次側にスイッチング素子Qを設け、このス
イッチング素子Qによって昇圧トランスTの一次側に印
加される電圧をオンオフすることにより、昇圧トランス
Tの二次側に高電圧を発生させる。そして、この昇圧ト
ランスTの二次側に発生した高電圧を、ダイオードDA
1、DA2及びコンデンサC1、C2からなる多倍圧整
流回路によって整流した後、制限抵抗R02を介して電
子写真応用装置の放電器などに直流の高電圧を出力する
ように構成されている。
【0003】また、上記直流高圧電源装置においては、
定電圧且つ定電流の出力を可能とするため、昇圧トラン
スTの二次側に出力電圧検出回路A及び出力電流検出回
路Bを備えており、これらの出力電圧検出回路A及び出
力電流検出回路Bによって出力電圧及び出力電流を検出
することにより、出力制御回路Cによってスイッチング
素子Qのオンオフを制御し、出力電圧及び出力電流を一
定に保持するようになっている。
【0004】図11は上記直流高圧電源装置の出力電圧
検出回路及び出力電流検出回路の構成を更に具体的に示
したものである。
【0005】図において、100は電流検出用の差動増
幅器であり、この差動増幅器100の一方の入力端子
は、多倍圧整流回路のダイオードDA2とコンデンサC
2との接続点101が抵抗102を介して接続されてい
るとともに、この差動増幅器100の同じ入力端子に
は、一端が接地された電流検出用の抵抗103が接続さ
れている。また、上記電流検出用の差動増幅器100の
他方の入力端子には、参照用の定電圧電源104が接続
されており、この差動増幅器100の出力によって出力
制御回路105を介してスイッチング素子のオンオフを
制御することにより、定電流制御を行っている。
【0006】また、106は電圧検出用の差動増幅器で
あり、この差動増幅器106の一方の入力端子は、多倍
圧整流回路のダイオードDA1とコンデンサC1との接
続点107が抵抗R01を介して、電圧検出用の抵抗1
08と抵抗109との接続点110に接続されている。
これらの電圧検出用の抵抗108及び抵抗109のうち
抵抗109の他端は、定電圧電源104を介してアース
に接続されている。また、上記電圧検出用の差動増幅器
106の他方の入力端子は、参照用の可変定電圧電源1
11を介してアースに接続されており、この差動増幅器
106の出力によって出力制御回路105を介してスイ
ッチング素子Qのオンオフを制御することにより、定電
圧制御を行っている。その際、上記参照用の可変定電圧
電源111の電圧を変化させることによって、出力電圧
を調節可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記直流高圧電源装置の場合は、図11に示すよう
に、出力電圧検出回路Aが電圧検出用の抵抗109及び
定電圧電源104を介してアースに接続されているた
め、出力電圧検出用の電流Iaが多倍圧整流回路のダイ
オードDA2とコンデンサC2との接続点101から抵
抗102と抵抗103とを介してアースに流れ、アース
を介して参照用の定電圧電源104と、抵抗109と、
抵抗108とを通って、出力電流検出回路Bを流れる。
そのため、出力電流検出回路Bで検出すべき出力電流に
出力電圧検出用の電流Iaが畳重された状態となり、出
力電流検出回路Bで本来検出すべき出力電流に誤差が生
じる。しかも、上記出力電流検出回路Bに流れ込む出力
電圧検出用の電流Iaの値は、出力電圧が可変である場
合それに応じて変化するため、出力電流の検出誤差が出
力電圧の変化に応じて大きくなり、正確な定電流制御が
行えなくなるという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、定電流制御特性を向上させる
ことができ、しかも出力電圧を可変とした場合でも負荷
電流を安定させることが可能な直流高圧電源装置を提供
することにある。
【0009】すなわち、この発明は、昇圧トランスの一
次側巻線に印加される電圧をスイッチング素子によって
オンオフすることによって、昇圧トランスの二次側巻線
に高電圧を発生させ、この高電圧を整流回路を介して整
流することにより直流の高電圧を出力するとともに、昇
圧トランスの二次側巻線に生じる出力電圧及び出力電流
を検出して定電圧及び定電流制御を行う直流高圧電源回
路において、出力電圧検出用の大部分の電流が出力電流
検出回路に流れ込まないように、出力電圧検出用の電流
を出力電流検出回路を迂回させる迂回路を設けるように
構成されている。
【0010】
【作用】この発明においては、出力電圧検出用の電流が
出力電流検出回路に流れ込まないように、出力電圧検出
用の電流を出力電流検出回路を迂回させる迂回路を設け
るように構成されているので、出力電圧検出用の電流が
出力電流検出回路に流れ込んで、出力電流検出回路の出
力電流に検出誤差が生じるのを極力軽減する。
【0011】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0012】図1乃至図3はこの発明に係る直流高圧電
源装置の一実施例をそれぞれ示すものであり、図3は直
流高圧電源装置の一実施例の全体を、図1及び図2は図
3の要部を抜き出して図示したものである。以下、主に
図2に基づいて説明する。図において、Tは昇圧トラン
スであり、この昇圧トランスTの一次側巻線N1には、
その一端に所定の直流電圧(+24V)が印加されてい
るとともに、その他端には、ソースが接地されたスイッ
チング素子としてのFET Q10が接続されている。
また、上記昇圧トランスTの二次側巻線N2には、ダイ
オードDA1、DA2とコンデンサC1、C2とからな
るコッククロフトウオルトン型の多倍圧整流回路1が接
続されている。そして、上記ダイオードDA1とコンデ
ンサC1との接続点2からは、制限抵抗R02を介して
図示外の電子写真応用装置の放電器などに所定の直流高
電圧が出力されるようになっている。
【0013】また、上記直流高圧電源装置は、定電圧且
つ定電流の出力を可能とするため、昇圧トランスTの二
次側に出力電圧検出回路3及び出力電流検出回路4を備
えており、これらの出力電圧検出回路3及び出力電流検
出回路4によって出力電圧及び出力電流を検出すること
により、出力制御回路5によってFET Q10のオン
オフを制御し、出力電圧及び出力電流を一定値に維持す
るようになっている。
【0014】上記多倍圧整流回路1のダイオードDA1
とコンデンサC1との接続点2は、抵抗R01を介して
電圧検出用の並列に接続された可変抵抗VR03C及び
抵抗R05Cに接続されているとともに、これらの可変
抵抗VR03C及び抵抗R05Cは、抵抗R9C及び抵
抗R7Cを介して定電圧制御用の差動増幅器6の一端に
接続されている。また、この定電圧制御用の差動増幅器
6の他端には、抵抗R11Cを介して基準電圧出力用の
ツエナーダイオードD3Cが接続されているとともに、
このツエナーダイオードD3Cの他端は、抵抗R04C
を介して電流検出用の可変抵抗VR01C及び抵抗R0
3Cに接続されており、抵抗R03Cの他端は、接地さ
れている。
【0015】さらに、上記電流検出用の可変抵抗VR0
1Cの可変端子は、定電流制御用の差動増幅器7の一端
に接続されており、この差動増幅器7の他端には、抵抗
を介して参照用の基準電圧Vrefが印加されている。
また、上記ツエナーダイオードD3Cと抵抗R04Cと
の接続点8は、可変抵抗VR03Cの可変端子及び当該
可変抵抗VR03Cと抵抗R05Cの他端を介して、多
倍圧整流回路1のダイオードDA2とコンデンサC2と
の接続点9に接続されている。
【0016】そして、上記多倍圧整流回路1のダイオー
ドDA2とコンデンサC2との接続点9には、図 に破
線で示すように、抵抗R04Cを介して電流検出用の可
変抵抗VR01C及び抵抗R03Cによって検出される
電流Ibが流れるようになっている。
【0017】図示例では、上記出力電圧検出回路3及び
出力電流検出回路4の定電圧制御用の差動増幅器6及び
定電流制御用の差動増幅器7、更にはこれらの定電圧制
御用の差動増幅器6及び定電流制御用の差動増幅器7の
出力に基づいてFET Q10のオンオフ制御を行なう
出力制御回路5が、1つのレギュレーターIC10とし
て組み込まれている。このレギュレーターIC10とし
ては、例えば、テキサスインスツルメンツ社製のTL4
93、TL494,TL495等が用いられる。
【0018】ところで、この実施例では、出力電圧検出
用の大部分の電流がアースを介して出力電流検出回路4
への流れ込みを極力軽減し、出力電圧検出用の電流を出
力電流検出回路4を迂回させる迂回路を設けるように構
成されている。
【0019】すなわち、上記多倍圧整流回路1のダイオ
ードDA1とコンデンサC1との接続点2は、抵抗R0
1を介して電圧検出用の並列に接続された可変抵抗VR
03C及び抵抗R05Cに接続されているとともに、こ
れらの可変抵抗VR03C及び抵抗R05Cの他端は、
多倍圧整流回路1のダイオードDA2とコンデンサC2
との接続点9に直接接続されている。従って、出力電圧
検出用の電流Iaは、多倍圧整流回路1のダイオードD
A2とコンデンサC2との接続点9から可変抵抗VR0
3C及び抵抗R05Cを介して、直接多倍圧整流回路1
のダイオードDA1とコンデンサC1との接続点2に流
れることにより、出力電圧検出用の大部分の電流Iaが
電流検出用の抵抗には流れ込まないようになっている。
【0020】そして、上記電圧検出用の可変抵抗VR0
3C及び抵抗R05Cによって生じた降下電圧は、抵抗
9C及び抵抗7Cを介して定電圧検出用の差動増幅器6
の一端に、被制御電圧Vaとして印加されている。ま
た、定電圧検出用の差動増幅器6の他端には、図2に示
すように、ツエナーダイオードD3Cと抵抗R04Cと
の接続点8の電圧VbがツエナーダイオードD3Cの電
圧Vz分だけ降下した電圧(Vb−Vz)が基準電圧と
して印加されるようになっている。その結果、出力電圧
は、図2に示すように、定電圧検出用の差動増幅器6の
他端に印加される基準電圧(Vb−Vz)に対応した電
圧に定電圧制御される。その際、定電圧検出用の抵抗R
05Cに流れる電流Iaは、出力電圧Voutを抵抗R
01で割った電流値Ix(=Vout/R01)に等し
くなる。この電流値Ixを計算する上で、バイアス電流
及び制限抵抗R02は無視している。
【0021】以上の構成において、この実施例に係る直
流高圧電源装置においては、次のようにして定電流特性
を向上した状態で直流の高電圧を供給するようになって
いる。すなわち、上記直流高圧電源装置においては、図
2に示すように、昇圧トランスTの一次側巻線N1に流
れる電流を、FET Q10によってオンオフすること
により、昇圧トランスTの二次側巻線N2に高電圧を発
生させ、この高電圧を多倍圧整流回路1によって整流し
た後、制限抵抗R02を介して直流の高電圧を出力する
ようになっている。
【0022】その際、出力電圧が所定の電圧及び電流に
一定となるように、定電圧及び定電流制御を行うように
構成されている。
【0023】ところで、この実施例では、図2に破線で
示すように、出力電圧検出用の電流Iaが多倍圧整流回
路1のダイオードDA2とコンデンサC2との接続点9
から出力電圧検出用の抵抗R05Cを介して、多倍圧制
御回路1の出力端側に抵抗R01を介して流れる。その
ため、出力電流検出回路4で検出すべき出力電流Ibに
出力電圧検出用の大部分の電流Iaが流れ込むことがな
いので、出力電流検出回路4での出力電流Ibの検出に
誤差が生じるのを極力軽減することができ、正確な定電
流制御を行うことが可能となる。
【0024】また、出力電圧を可変とした場合に、それ
に伴って出力電圧検出用の電流Iaが変化した場合で
も、出力電流検出回路4で検出すべき出力電流Ibに出
力電圧検出用の大部分の電流Iaが流れ込むことがない
ので、出力電圧の変化に伴う出力電圧検出用電流Iaの
変動が出力電流検出回路4にあまり影響せず、負荷安定
度の高い直流高圧電源装置を提供することができる。
【0025】第二実施例 図4はこの発明の第二実施例を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、無負荷状態での出力電圧の制御が可能
となるように構成されている。すなわち、この実施例で
は、図4に示すように、定電圧制御用の差動増幅器6に
定電圧を印加するためのツエナーダイオードD3Cのア
ース側に、定電圧印加用のダイオード20と所定の定電
圧源Vrefが接続されている。
【0026】このように、定電圧制御用の差動増幅器6
に定電圧を印加するためのツエナーダイオードD3Cの
一端に定電圧印加用のダイオード20と所定の定電圧源
Vrefが接続されている。そのため、無負荷状態にお
いて、電流検出回路4に電流Ibが流れない場合でも、
定電圧制御用の差動増幅器6には、図5に示すように、
定電圧印加用のダイオード20と所定の定電圧源Vre
fを介して、一定の電圧(Vref−Vf−Vz)が印
加されるので、定電圧制御用の差動増幅器6によって所
定の定電圧制御が行えるように構成されている。
【0027】その他の構成及び作用は前記実施例と同一
であるので、その説明を省略する。
【0028】第三実施例 図6はこの発明の第三実施例を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、出力がリークした時のパワーロスを軽
減するように構成されている。すなわち、この実施例で
は、図6に示すように、定電圧制御用の差動増幅器6に
定電圧を印加するためのツエナーダイオードD3Cのア
ース側に、閾値設定用のツエナーダイオードD4Cと、
ダイオードD5Cとが直列に接続されており、このダイ
オードD5Cは、レギュレータIC10の異常時停止用
の端子4に接続されている。
【0029】このように、定電圧制御用の差動増幅器6
に定電圧を印加するためのツエナーダイオードD3Cの
アース側に、閾値設定用のツエナーダイオードD4C
と、ダイオードD5Cとを直列に接続し、このダイオー
ドD5Cは、レギュレータIC10の異常時停止用の端
子に接続されているので、出力がリークして出力電流が
急激に増加すると、図7に示すように、これに伴って定
電圧制御用の差動増幅器6に印加される定電圧Vbも急
激に増大する。そして、この定電圧制御用の差動増幅器
6に印加される定電圧Vbは、閾値設定用のツエナーダ
イオードD4CとダイオードD5Cとを介してレギュレ
ータIC10の異常時停止用の端子に印加されるため、
このレギュレータIC10の異常時停止用の端子に印加
される電圧が所定値(Vb+Vz3+Vf)を越える
と、レギュレータIC10が停止する。その結果、定電
圧制御用の差動増幅器6に印加される定電圧Vbは、図
7に示すように、急激に低下して瞬間的にゼロまたは、
ゼロ付近となるが、レギュレータIC10の異常時停止
用の端子に印加される電圧が所定値(Vb+Vz3+V
f)以下となると、再度レギュレータIC10が作動し
て出力電圧が立ち上がるが、この状態で出力のリークが
解消されていない場合には、上記と同様の動作を繰り返
して発振状態となり、出力リーク時のパワーロスが軽減
される。
【0030】その他の構成及び作用は前記実施例と同一
であるので、その説明を省略する。
【0031】第四実施例 図8はこの発明の第四実施例を示すものであり、前記実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、
この実施例では、出力がショートした時のパワーロスを
軽減するように構成されている。すなわち、この実施例
では、図8に示すように、定電圧制御用の差動増幅器6
に出力電圧に応じて電圧を印加するための抵抗R05C
の一端には、閾値設定用のツエナーダイオードD6Cと
ダイオードD01Cとが接続されており、このダイオー
ドD01Cの他端は、定電流検出用の差動増幅器7の一
端に接続されている。
【0032】このように、定電圧制御用の差動増幅器6
に出力電圧に応じて電圧を印加するための抵抗R05C
の一端には、閾値設定用のツエナーダイオードD6Cと
ダイオードD01Cとが接続されており、このダイオー
ドD01Cの他端は、定電流検出用の差動増幅器7の一
端に接続されているので、出力がショートして出力電流
が急激に増加すると、図9に示すように、これに伴って
定電圧制御用の差動増幅器6に印加される検出電圧Va
も急激に増大する。そして、この定電圧制御用の差動増
幅器6に印加される検出電圧Vaは、閾値設定用のツエ
ナーダイオードD6CとダイオードD01Cとが接続さ
れており、このダイオードD01Cの他端は、定電流検
出用の差動増幅器7の一端に接続されている。そのた
め、定電圧制御用の差動増幅器6に印加される検出電圧
Vaが、図9に示すように、閾値設定用のツエナーダイ
オードD6CとダイオードD01Cとによる電圧降下
(Vref+Vz2)を越えると、かかる降下電圧(V
ref+Vz2)が定電流検出用の差動増幅器7の一端
に入力され、この降下電圧(Vref+Vz2)が定電
流検出用の差動増幅器7の他端に印加される定電圧Vr
ef以上となると、出力がオフ状態となり、降下電圧
(Vref+Vz2)が定電圧Vref以下となると、
再度オン状態となり振動を繰り返し短絡電流を低減し短
絡時のパワーロスを軽減するようになっている。
【0033】その他の構成及び作用は前記実施例と同一
であるので、その説明を省略する。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、定電流制御特性を向上させることができ、し
かも出力電圧を可変とした場合でも負荷電流を安定させ
ることが可能な直流高圧電源装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る直流高電圧電源装置の一
実施例を示す概略回路図である。
【図2】図2はこの発明に係る直流高電圧電源装置の一
実施例を示す要部回路図である。
【図3】図3はこの発明に係る直流高電圧電源装置の一
実施例を示す回路図である。
【図4】図4はこの発明に係る直流高電圧電源装置の第
二実施例を示す要部回路図である。
【図5】図5は図4の回路の動作を示すグラフである。
【図6】図6はこの発明に係る直流高電圧電源装置の第
三実施例を示す要部回路図である。
【図7】図7は図6の回路の動作を示すグラフである。
【図8】図8はこの発明に係る直流高電圧電源装置の第
四実施例を示す要部回路図である。
【図9】図9は図8の回路の動作を示すグラフである。
【図10】図10は従来の直流高電圧電源装置を示す概
略回路図である。
【図11】図11は図10の直流高電圧電源装置の要部
を示す回路図である。
【符号の説明】
T 昇圧トランス 1 多倍圧整流回路 3 出力電圧検出回路 4 出力電流検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧トランスの一次側巻線に印加される
    電圧をスイッチング素子によってオンオフすることによ
    って、昇圧トランスの二次側巻線に高電圧を発生させ、
    この高電圧を整流回路を介して整流することにより直流
    の高電圧を出力するとともに、昇圧トランスの二次側巻
    線に生じる出力電圧及び出力電流を検出して定電圧及び
    定電流制御を行う直流高圧電源回路において、出力電圧
    検出用の大部分の電流が出力電流検出回路に流れ込まな
    いように、出力電圧検出用の電流を出力電流検出回路を
    迂回させる迂回路を設けることを特徴とする直流高圧電
    源回路。
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