JP2565482Y2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2565482Y2
JP2565482Y2 JP1991003609U JP360991U JP2565482Y2 JP 2565482 Y2 JP2565482 Y2 JP 2565482Y2 JP 1991003609 U JP1991003609 U JP 1991003609U JP 360991 U JP360991 U JP 360991U JP 2565482 Y2 JP2565482 Y2 JP 2565482Y2
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voltage
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正明 井佐
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ネミック・ラムダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は大容量のスイッチング電
源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に大容量の電源装置においては、出
力端子から負荷の間に接続された線材の電圧降下によっ
て生じる電圧変動を防止するため、出力電圧ライン間の
電圧を検知するためのリモートセンシング端子を設け、
このリモートセンシング端子をリモートセンシング線で
負荷に接続することにより、前記電圧降下を補正できる
ようにしている。図2はリモートセンシング端子を有す
る従来のスイッチング電源装置の回路図を示し、直流入
力電圧Viは一次側と二次側とを絶縁するトランス1の
一次巻線に印加され、一次巻線にはトランジスタからな
るスイッチング素子2が直列に接続されてインバータを
形成している。トランス1の一次巻線に誘起された電圧
はダイオード等からなる整流回路3及び平滑コンデンサ
4により整流平滑されて出力端子+V,−V間に接続さ
れた負荷5に所定の直流出力電圧Voを供給する。出力
電圧検出回路6は出力電圧ライン間の電圧を検知するた
めのリモートセンシング端子+S,−Sを有し、各リモ
ートセンシング端子+S,−Sをリモートセンシング線
により負荷5に接続することにより、出力端子+V,−
Vと負荷5との間の配線による電圧降下を補正してい
る。つまり、リモートセンシング端子+S,−S間に分
圧用の抵抗7,8を直列接続し、このリモートセンシン
グ端子+S,−S間の電圧を抵抗7,8により分圧し
て、この電圧を検出電圧として演算増幅器9に印加して
基準電源10の基準電圧と比較することにより、直流出力
電圧Voの上昇に伴い検出電圧が基準電圧よりも高くな
ると演算増幅器9の出力はHレベルになり、この信号に
基づいてパルス幅制御回路11はスイッチング素子2のオ
ン時間を短くし、直流出力電圧Voの低下に伴い検出電
圧が基準電圧よりも低くなると演算増幅器9の出力はL
レベルになり、この信号に基づいてパルス幅制御回路11
はスイッチング素子2のオン時間を長くして、負荷5両
端の電圧を一定に保つようにスイッチング素子2の制御
を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、出力端子+V,−Vと負荷5との間は大電流が流れ
ることを考慮して径大な線材が用いられるのに対し、リ
モートセンシング端子+S,−Sと負荷5のと間に流れ
る電流は小さいため径小な線材が用いられる。このた
め、電源装置からは太い線材と細い線材とを共に負荷5
まで引き廻さなければならず、特に大容量の電源装置に
おいては線材どうしの太さに大きな差があるためリモー
トセンシング線が度々断線してしまい、リモートセンシ
ング線を用いた制御を行うことができなくなるという問
題を有していた。
【0004】そこで本考案はリモートセンシング線を用
いることなく負荷両端の電圧を所定電圧に保つ制御を行
うことが可能であるとともに、装置の内部損失を減らし
て、あらゆる線材に対しても線材の電圧降下を簡単に補
正できるスイッチング電源装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は直流入力電圧を
スイッチング素子のスイッチングによりトランスの一次
巻線に印加し、このトランスの二次巻線に誘起した電圧
を整流平滑して出力端子間に接続された負荷に所定の直
流出力電圧を供給するとともに、前記直流出力電圧を分
圧した検出電圧を演算増幅器により基準電圧と比較し、
この比較結果に基づいて前記スイッチング素子のスイッ
チング動作を制御するスイッチング電源装置において、
前記入力電圧ラインまたは前記出力電圧ラインに電流検
出器を挿入接続し、この電流検出器からの電流検出信号
を増幅器により前記出力端子と前記負荷との間の線材の
抵抗値に基づく増幅度で増幅し、この増幅された信号を
加算器を介して前記基準電圧に加算するか、あるいは前
記増幅された信号を減算器を介して前記検出電圧から減
算して、前記出力端子と前記負荷との間の電圧降下を補
正するように構成されるものである。
【0006】
【作用】上記構成によって、増幅器は電流検出器からの
電流検出信号を増幅し、この増幅された信号を加・減算
器によって基準電圧または検出電圧に重畳することによ
り、スイッチング素子は出力端子と負荷との間の電圧降
下を補正するように制御される。また、増幅器の増幅度
は出力端子と負荷との間の線材の抵抗値に基づいて定め
られるものであるため、この増幅器の増幅度を任意に調
整することにより、あらゆる線材に対してもその電圧降
下を簡単に補正することが可能になる。さらに、線材の
電圧降下を補正するに十分な電流検出信号が増幅器によ
って得られるため、抵抗は抵抗値の小さなものを選定す
ればよく、装置の内部損失を小さくできる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本考案の一実施例を示し、図2と同
一部分には同一符号を付し同一箇所の説明を省略して説
明すると、図1に示すように、出力電圧検出回路6Aは
出力端子+V,−V間に分圧用の抵抗7,8を接続し、
この抵抗7,8の接続点を演算増幅器9の非反転入力端
子に接続する。一方、整流回路3と出力端子−Vとの間
の出力電圧ラインには電流検出器たる抵抗12が挿入接続
され、この抵抗12と抵抗8との接続点を増幅器13の入力
側に接続し、この増幅器13の出力側を加算器14の一方の
入力側に接続する。加算器14の他方の入力側には基準電
源10が接続されており、この加算器14の出力側を演算増
幅器9の反転入力端子に接続し、演算増幅器9の出力端
子をパルス幅制御回路11に接続して構成される点以外は
図2と同一の構成である。
【0009】次に上記構成につき、その作用を説明す
る。出力端子+V,−V間の直流出力電圧Voは抵抗
7,8により分圧され検出電圧として演算増幅器9の非
反転入力端子に印加されるとともに、出力電圧ラインを
流れる電流は抵抗12により検出され電流検出信号として
増幅器13に印加される。この場合、抵抗12を流れる電流
は出力端子+V,−Vと負荷5との間の配線による電圧
降下に応じて変化し、出力端子+V,−Vと負荷5との
間の電圧降下が大きいほど抵抗12を流れる電流は多くな
り電流検出信号の電圧レベルは上昇する。そして、増幅
器13は出力端子+V,−Vと負荷5との間の線材の抵抗
値に基づいて予め定められた増幅度で電流検出信号を増
幅し、この増幅された信号を加算器14に供給することに
より、加算器14は出力端子+V,−Vから負荷5の間の
電圧降下を補正するように基準電源10の基準電圧レベル
に増幅器13からの電圧レベルを重畳させ、演算増幅器9
の反転入力端子に供給する。このため演算増幅器9にお
いては、検出電圧が基準電源10の基準電圧と増幅器13か
らの電圧とを加えた電圧レベルと比較され、この比較結
果に基づいてパルス幅制御回路11は負荷5両端の電圧を
一定に保つようにしてスイッチング素子2の制御を行う
ことができる。
【0010】このように上記実施例においては、出力端
子+V,−Vと負荷5との間に発生する配線による電圧
降下は電流検出器たる抵抗12により検出され、この電流
検出信号に基づいて増幅器13および加算器14を介して基
準電圧を補正することにより、スイッチング素子2は負
荷5両端の電圧を一定に保つように制御されるため、従
来のようにリモートセンシング線を用いることなく出力
端子+V,−Vと負荷5との間の電圧降下を補正して、
安定した制御を行うことが可能となる。また、増幅器13
の増幅度は出力端子+V,−Vと負荷5との間の線材の
抵抗値に基づいて定められるものであるため、この増幅
器13の増幅度を任意に調整することにより、あらゆる線
材に対してもその電圧降下を簡単に補正することが可能
になる。さらに、線材の電圧降下を補正するに十分な電
流検出信号が増幅器13によって得られるため、抵抗12は
抵抗値の小さなものを選定すればよく、装置の内部損失
を小さくできる。
【0011】なお本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば電流検出器はトランスの一次側
に接続してもよく、また抵抗の代わりにカレントトラン
スを用いてもよい。さらに、実施例においては増幅器か
らの出力信号を加算器により基準電圧に加算するものを
示したが、増幅器からの出力信号を減算器を用いて検出
電圧から減算させることも可能であり、この場合には増
幅器の出力側を減算器の一方の入力側に接続し、減算器
の他方の入力側に検出電圧を供給し、減算器の出力を演
算増幅器9の非反転入力端子に供給することにより図1
と同様な効果が得られる。
【0012】
【考案の効果】本考案は直流入力電圧をスイッチング素
子のスイッチングによりトランスの一次巻線に印加し、
このトランスの二次巻線に誘起した電圧を整流平滑して
出力端子間に接続された負荷に所定の直流出力電圧を供
給するとともに、前記直流出力電圧を分圧した検出電圧
を演算増幅器により基準電圧と比較し、この比較結果に
基づいて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制
御するスイッチング電源装置において、前記入力電圧ラ
インまたは前記出力電圧ラインに電流検出器を挿入接続
し、この電流検出器からの電流検出信号を増幅器により
前記出力端子と前記負荷との間の線材の抵抗値に基づく
増幅度で増幅し、この増幅された信号を加算器を介して
前記基準電圧に加算するか、あるいは前記増幅された信
号を減算器を介して前記検出電圧から減算して、前記出
力端子と前記負荷との間の電圧降下を補正するように構
成されることにより、リモートセンシング線を用いるこ
となく負荷両端の電圧を所定電圧に保つ制御を行うこと
が可能であるとともに、装置の内部損失を減らして、あ
らゆる線材に対しても線材の電圧降下を簡単に補正でき
スイッチング電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すスイッチング電源装置
の回路構成図である。
【図2】従来のスイッチング電源装置の回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1 トランス 2 トランジスタ(スイッチング素子) 5 負荷 7,8 分圧用の抵抗 9 演算増幅器 12 抵抗 13 増幅器 14 加算器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力電圧をスイッチング素子のスイ
    ッチングによりトランスの一次巻線に印加し、このトラ
    ンスの二次巻線に誘起した電圧を整流平滑して出力端子
    間に接続された負荷に所定の直流出力電圧を供給すると
    ともに、前記直流出力電圧を分圧した検出電圧を演算増
    幅器により基準電圧と比較し、この比較結果に基づいて
    前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御するス
    イッチング電源装置において、前記入力電圧ラインまた
    は前記出力電圧ラインに電流検出器を挿入接続し、この
    電流検出器からの電流検出信号を増幅器により前記出力
    端子と前記負荷との間の線材の抵抗値に基づく増幅度で
    増幅し、この増幅された信号を加算器を介して前記基準
    電圧に加算するか、あるいは前記増幅された信号を減算
    器を介して前記検出電圧から減算して、前記出力端子と
    前記負荷との間の電圧降下を補正するように構成された
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
JP1991003609U 1991-02-04 1991-02-04 スイッチング電源装置 Expired - Lifetime JP2565482Y2 (ja)

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JPH0498887U JPH0498887U (ja) 1992-08-26
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